JPH07197423A - 落石等の防護柵 - Google Patents
落石等の防護柵Info
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- JPH07197423A JPH07197423A JP1137194A JP1137194A JPH07197423A JP H07197423 A JPH07197423 A JP H07197423A JP 1137194 A JP1137194 A JP 1137194A JP 1137194 A JP1137194 A JP 1137194A JP H07197423 A JPH07197423 A JP H07197423A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 ケーブル固定性能を高め、パイプ支柱及びケ
ーブルの施工精度、信頼性とともに強度や固定性能を高
め、支柱形状を簡素化しめつきや塗装を容易にして景観
への対応性及び柵性能を高める。 【構成】 地上に間隔を置き建て込んだ端末パイプ支柱
１及び中間パイプ支柱２に複数段のケーブル３とともに
金網６を張設した落石等の防護柵において、ケーブル装
着孔を複数段に配設しかつケーブル通孔及びボルト孔付
き連結用パイプ１３を斜設したパイプ主柱１１と、ケー
ブル通孔１２ｃを複数段に配設しかつ連結用パイプ１３
に嵌挿してボルト連結１６ａする頭部にボルト孔を設け
たパイプサポート１５とからなる端末パイプ支柱１を具
備し、また、中間パイプ支柱２にケーブル固定装置２０
を具備した。
ーブルの施工精度、信頼性とともに強度や固定性能を高
め、支柱形状を簡素化しめつきや塗装を容易にして景観
への対応性及び柵性能を高める。 【構成】 地上に間隔を置き建て込んだ端末パイプ支柱
１及び中間パイプ支柱２に複数段のケーブル３とともに
金網６を張設した落石等の防護柵において、ケーブル装
着孔を複数段に配設しかつケーブル通孔及びボルト孔付
き連結用パイプ１３を斜設したパイプ主柱１１と、ケー
ブル通孔１２ｃを複数段に配設しかつ連結用パイプ１３
に嵌挿してボルト連結１６ａする頭部にボルト孔を設け
たパイプサポート１５とからなる端末パイプ支柱１を具
備し、また、中間パイプ支柱２にケーブル固定装置２０
を具備した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、山腹の斜面下部等に構
築し、落石や積雪等を受け止めて道路等に落下、流入す
るのを防止する落石等の防護柵に関するものである。
築し、落石や積雪等を受け止めて道路等に落下、流入す
るのを防止する落石等の防護柵に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】前記の落石等の防護柵は、山腹の斜面下
部等に構築し、落石や積雪等を受け止めて道路等に落
下、流入するのを防止する防護柵であり、通常、図６及
び図７に示すように適宜の間隔を置き建て込んだＨ形鋼
の端末支柱ａ１及び中間支柱ａ２と、端末支柱ａ１及び
中間支柱ａ２の山側間に張設した複数段のケーブルｂ及
び全域の金網ｃ等からなり、端末支柱ａ１の両側フラン
ジにＨ形鋼のサポートｄを斜めにボルト連結ｅして補強
し、各ケーブルｂの両端部に連結した張線器付き末端金
具ｆを端末支柱ａ１のウエブに通しナットｇで引き締め
連結して、その中間部を中間支柱ａ２にＵボルト・ナツ
トｈで取り付けて張設し、金網ｃは、ケーブルｂの上、
下縁部にワイヤを挿通して補強し、その端縁部を端末支
柱ａ１のウエブに複数のＵボルト・ナツトｈで取り付け
て張設し構築されている。
部等に構築し、落石や積雪等を受け止めて道路等に落
下、流入するのを防止する防護柵であり、通常、図６及
び図７に示すように適宜の間隔を置き建て込んだＨ形鋼
の端末支柱ａ１及び中間支柱ａ２と、端末支柱ａ１及び
中間支柱ａ２の山側間に張設した複数段のケーブルｂ及
び全域の金網ｃ等からなり、端末支柱ａ１の両側フラン
ジにＨ形鋼のサポートｄを斜めにボルト連結ｅして補強
し、各ケーブルｂの両端部に連結した張線器付き末端金
具ｆを端末支柱ａ１のウエブに通しナットｇで引き締め
連結して、その中間部を中間支柱ａ２にＵボルト・ナツ
トｈで取り付けて張設し、金網ｃは、ケーブルｂの上、
下縁部にワイヤを挿通して補強し、その端縁部を端末支
柱ａ１のウエブに複数のＵボルト・ナツトｈで取り付け
て張設し構築されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】落石等の防護柵は、前
記のように山腹の斜面下部等に構築して道路等の近くに
配設されるため、景観を損わないように支柱等にめつき
や塗装をして美観を整えることが要望されるが、Ｈ形鋼
支柱は重量物であつて取扱いや加工、組立とともに塗装
に手数、手間を要するなどの問題がある。また、Ｈ形鋼
支柱に代えて美観の点で外形的に有利なパイプ支柱にす
るとめつきや塗装が容易になるが、端末パイプ支柱で
は、両側にパイプサポートを連結し難く、パイプサポー
トを溶接すると大型になつてめつきが困難になり、構築
地面の傾斜等に対応させてパイプサポート長さの選択が
できない。中間パイプ支柱では、ケーブル取付用のＵボ
ルトが長くなり、パイプ支柱の道路側に多数のボルト・
ナツトが突出して体裁が悪くなるなどの課題がある。
記のように山腹の斜面下部等に構築して道路等の近くに
配設されるため、景観を損わないように支柱等にめつき
や塗装をして美観を整えることが要望されるが、Ｈ形鋼
支柱は重量物であつて取扱いや加工、組立とともに塗装
に手数、手間を要するなどの問題がある。また、Ｈ形鋼
支柱に代えて美観の点で外形的に有利なパイプ支柱にす
るとめつきや塗装が容易になるが、端末パイプ支柱で
は、両側にパイプサポートを連結し難く、パイプサポー
トを溶接すると大型になつてめつきが困難になり、構築
地面の傾斜等に対応させてパイプサポート長さの選択が
できない。中間パイプ支柱では、ケーブル取付用のＵボ
ルトが長くなり、パイプ支柱の道路側に多数のボルト・
ナツトが突出して体裁が悪くなるなどの課題がある。
【０００４】本発明は、上記のような課題を解決するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、連
結用パイプ付きパイプ主柱とパイプサポートからなる端
末パイプ支柱とし、ケーブル固定性能を高め中間パイプ
支柱として、各パイプ支柱及びケーブルの施工精度、信
頼性とともに強度や固定性能を高め、支柱形状を簡素化
しめつきや塗装を容易にして景観への対応性を高めるな
ど柵性能を向上した落石等の防護柵を提供するにある。
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、連
結用パイプ付きパイプ主柱とパイプサポートからなる端
末パイプ支柱とし、ケーブル固定性能を高め中間パイプ
支柱として、各パイプ支柱及びケーブルの施工精度、信
頼性とともに強度や固定性能を高め、支柱形状を簡素化
しめつきや塗装を容易にして景観への対応性を高めるな
ど柵性能を向上した落石等の防護柵を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、地上に間隔を
置き建て込んだ端末パイプ支柱及び中間パイプ支柱に複
数段のケーブルとともに金網を張設した落石等の防護柵
において、ケーブル装着孔を複数段に配設しかつケーブ
ル通孔及びボルト孔付き連結用パイプを斜設したパイプ
主柱と、ケーブル通孔を複数段に配設しかつ前記の連結
用パイプに嵌挿してボルト連結する頭部にボルト孔を設
けたパイプサポートとからなる端末パイプ支柱を具備し
たことにより、端末パイプ支柱の施工精度とともに強度
を高め、めつきや塗装を容易にして景観との対応性を高
めている。
置き建て込んだ端末パイプ支柱及び中間パイプ支柱に複
数段のケーブルとともに金網を張設した落石等の防護柵
において、ケーブル装着孔を複数段に配設しかつケーブ
ル通孔及びボルト孔付き連結用パイプを斜設したパイプ
主柱と、ケーブル通孔を複数段に配設しかつ前記の連結
用パイプに嵌挿してボルト連結する頭部にボルト孔を設
けたパイプサポートとからなる端末パイプ支柱を具備し
たことにより、端末パイプ支柱の施工精度とともに強度
を高め、めつきや塗装を容易にして景観との対応性を高
めている。
【０００６】また、中間パイプ支柱に上下間隔を置き固
設した複数のナツトと、その各ナツトに螺合してケーブ
ルを固定する固定用ボルトと、長短の柱当接突部及びケ
ーブル係止突部を上下端部に有し前記の各固定用ボルト
に嵌装してケーブルを固定するケーブル止め板とからな
るケーブル固定装置を具備したことにより、中間パイプ
支柱へのケーブル固定性能を高めるとともに、めつきや
塗装を容易にして景観との対応性を高めている。
設した複数のナツトと、その各ナツトに螺合してケーブ
ルを固定する固定用ボルトと、長短の柱当接突部及びケ
ーブル係止突部を上下端部に有し前記の各固定用ボルト
に嵌装してケーブルを固定するケーブル止め板とからな
るケーブル固定装置を具備したことにより、中間パイプ
支柱へのケーブル固定性能を高めるとともに、めつきや
塗装を容易にして景観との対応性を高めている。
【０００７】
【作用】パイプ主柱に斜設した連結用パイプにパイプサ
ポートを嵌着して端末パイプ支柱に組み立て、中間パイ
プ支柱とともに地上に間隔を置き建て込み、各ケーブル
の端部を端末パイプ支柱やパイプサポート等のケーブル
通孔とケーブル装着孔に嵌挿して締め込むことにより、
端末パイプ支柱を精度良くかつ効果的に強力に配設する
とともに、固定用ボルトに長短の柱当接突部及びケーブ
ル係止突部付きケーブル止め板を嵌装して、この固定用
ボルトを中間パイプ支柱に固設した各ナツトに螺合する
ことにより、各ケーブルを各中間パイプ支柱に容易に精
度良く弾支でき、端末パイプ支柱及び中間パイプ支柱は
簡素化されてスマートになり容易にめつきや塗装され、
景観との対応性が効果的に高められる。
ポートを嵌着して端末パイプ支柱に組み立て、中間パイ
プ支柱とともに地上に間隔を置き建て込み、各ケーブル
の端部を端末パイプ支柱やパイプサポート等のケーブル
通孔とケーブル装着孔に嵌挿して締め込むことにより、
端末パイプ支柱を精度良くかつ効果的に強力に配設する
とともに、固定用ボルトに長短の柱当接突部及びケーブ
ル係止突部付きケーブル止め板を嵌装して、この固定用
ボルトを中間パイプ支柱に固設した各ナツトに螺合する
ことにより、各ケーブルを各中間パイプ支柱に容易に精
度良く弾支でき、端末パイプ支柱及び中間パイプ支柱は
簡素化されてスマートになり容易にめつきや塗装され、
景観との対応性が効果的に高められる。
【０００８】
【実施例】図１に本発明の落石等の防護柵の一実施例、
図２にその端末パイプ支柱、図３にケーブル固定装置、
図４に金網上下部のワイヤ取付装置、図５に金網端縁部
の金網取付装置を示す。図中１は連結用パイプ１３付き
パイプ主柱１１とパイプサポート１５等からなる端末パ
イプ支柱、２は中間パイプ支柱、３は端部に張線器付き
末端金具４を連結したケーブル、５は末端金具４のナツ
ト、６は金網、７は金網６に組み込んだ補強用のワイヤ
７、２０はケーブル３を中間パイプ支柱２に固定するケ
ーブル固定装置、３０はワイヤ７を中間パイプ支柱２に
取り付けるワイヤ取付装置、４０は端末パイプ支柱１に
配設される金網６端縁部の金網取付装置であり、図示の
実施例は、地上に間隔を置き建て込んだ端末パイプ支柱
１及び中間パイプ支柱２に複数段のケーブル３とともに
金網６を張設した落石等の防護柵において、ケーブル装
着孔１２ａを複数段に配設しかつケーブル通孔１２ｂ及
びボルト孔１４付き連結用パイプ１３を斜設したパイプ
主柱１１と、ケーブル通孔１２ｃを複数段に配設しかつ
連結用パイプ１３に嵌挿してボルト連結１６ａする頭部
にボルト孔１４を設けたパイプサポート１５とからなる
端末パイプ支柱１を具備した落石等の防護柵になつてい
る（特に図１，図２参照）。
図２にその端末パイプ支柱、図３にケーブル固定装置、
図４に金網上下部のワイヤ取付装置、図５に金網端縁部
の金網取付装置を示す。図中１は連結用パイプ１３付き
パイプ主柱１１とパイプサポート１５等からなる端末パ
イプ支柱、２は中間パイプ支柱、３は端部に張線器付き
末端金具４を連結したケーブル、５は末端金具４のナツ
ト、６は金網、７は金網６に組み込んだ補強用のワイヤ
７、２０はケーブル３を中間パイプ支柱２に固定するケ
ーブル固定装置、３０はワイヤ７を中間パイプ支柱２に
取り付けるワイヤ取付装置、４０は端末パイプ支柱１に
配設される金網６端縁部の金網取付装置であり、図示の
実施例は、地上に間隔を置き建て込んだ端末パイプ支柱
１及び中間パイプ支柱２に複数段のケーブル３とともに
金網６を張設した落石等の防護柵において、ケーブル装
着孔１２ａを複数段に配設しかつケーブル通孔１２ｂ及
びボルト孔１４付き連結用パイプ１３を斜設したパイプ
主柱１１と、ケーブル通孔１２ｃを複数段に配設しかつ
連結用パイプ１３に嵌挿してボルト連結１６ａする頭部
にボルト孔１４を設けたパイプサポート１５とからなる
端末パイプ支柱１を具備した落石等の防護柵になつてい
る（特に図１，図２参照）。
【０００９】また、地上に間隔を置き建て込んだ端末パ
イプ支柱１及び中間パイプ支柱２に複数段のケーブル３
とともに金網６を張設した落石等の防護柵において、中
間パイプ支柱２に上下間隔を置き固設した複数のナツト
２１と、各ナツト２１に螺合してケーブル３を固定する
固定用ボルト２２と、長短の柱当接突部２３ｂ及びケー
ブル係止突部２３ｃを上下端部に有し各固定用ボルト２
２に嵌装してケーブル３を固定するケーブル止め板２３
とからなるケーブル固定装置２０を具備した落石等の防
護柵になつている（特に図１，図３参照）。
イプ支柱１及び中間パイプ支柱２に複数段のケーブル３
とともに金網６を張設した落石等の防護柵において、中
間パイプ支柱２に上下間隔を置き固設した複数のナツト
２１と、各ナツト２１に螺合してケーブル３を固定する
固定用ボルト２２と、長短の柱当接突部２３ｂ及びケー
ブル係止突部２３ｃを上下端部に有し各固定用ボルト２
２に嵌装してケーブル３を固定するケーブル止め板２３
とからなるケーブル固定装置２０を具備した落石等の防
護柵になつている（特に図１，図３参照）。
【００１０】さらに詳述すると、端末パイプ支柱１は、
図２に示すように防護柵の規模に対応した所要の強度を
有する断面円形又は断面多角形の鋼管で製造され、連結
用パイプ１３付きパイプ主柱１１と、この連結用パイプ
（断面円形又は断面多角形の鋼管）１３に嵌挿してボル
ト連結１６ａするパイプサポート１５と、連結用プレー
ト１８さらに複数のボルト・ナツト等からなり、このパ
イプ主柱１１にはケーブル装着孔１２ａを複数段に配設
するとともに、金網取付装置４０のナツト４１やブラケ
ツト１７ａを固着し、連結用パイプ１３はケーブル通孔
１２ｂや複数のボルト孔１４を配設してパイプ主柱１１
の中途に斜めに溶接されている。また、パイプサポート
１５は、パイプ主柱１１と同様な鋼管で製造され、その
頭部に２つ割りのスペーサ１６を溶接して連結用パイプ
１３に密に嵌挿する構造とし、ケーブル通孔１２ｃを複
数段に配設しかつその頭部にボルト孔１４を設け、ブラ
ケツト１７ｂを固着した構造になつており、必要に応じ
連結用パイプ１３付きパイプ主柱１１及びパイプサポー
ト１５をめつき処理する。中間パイプ支柱２もパイプ主
柱１１と同様な鋼管で製造され、ケーブル固定装置２０
やワイヤ取付装置３０のナツト２１，３１を溶接してい
る。
図２に示すように防護柵の規模に対応した所要の強度を
有する断面円形又は断面多角形の鋼管で製造され、連結
用パイプ１３付きパイプ主柱１１と、この連結用パイプ
（断面円形又は断面多角形の鋼管）１３に嵌挿してボル
ト連結１６ａするパイプサポート１５と、連結用プレー
ト１８さらに複数のボルト・ナツト等からなり、このパ
イプ主柱１１にはケーブル装着孔１２ａを複数段に配設
するとともに、金網取付装置４０のナツト４１やブラケ
ツト１７ａを固着し、連結用パイプ１３はケーブル通孔
１２ｂや複数のボルト孔１４を配設してパイプ主柱１１
の中途に斜めに溶接されている。また、パイプサポート
１５は、パイプ主柱１１と同様な鋼管で製造され、その
頭部に２つ割りのスペーサ１６を溶接して連結用パイプ
１３に密に嵌挿する構造とし、ケーブル通孔１２ｃを複
数段に配設しかつその頭部にボルト孔１４を設け、ブラ
ケツト１７ｂを固着した構造になつており、必要に応じ
連結用パイプ１３付きパイプ主柱１１及びパイプサポー
ト１５をめつき処理する。中間パイプ支柱２もパイプ主
柱１１と同様な鋼管で製造され、ケーブル固定装置２０
やワイヤ取付装置３０のナツト２１，３１を溶接してい
る。
【００１１】前記の端末パイプ支柱１は、図１に示すよ
うにそのパイプ主柱１１の連結用パイプ１３に所要長さ
のパイプサポート１５のスペーサー１６付き頭部を嵌挿
して複数のボルト・ナツトでボルト連結１６ａし、その
ブラケツト１７ａと１７ｂの間を連結用プレート１８で
ボルト連結して組み立て地上に建て込まれ、各ケーブル
３の張線器付き末端金具４をパイプ主柱１１の各ケーブ
ル装着孔１２ａに挿入し、又は連結用パイプ１３とパイ
プサポート１５のケーブル通孔１２ｂ，１２ｃに通しケ
ーブル装着孔１２ａに挿入してナツト５で締め込み、各
ケーブル３を複数段に張設するとともに、後述のように
金網６の端縁部をパイプ主柱１１の側部に金網取付装置
４０で取り付けて張設する。
うにそのパイプ主柱１１の連結用パイプ１３に所要長さ
のパイプサポート１５のスペーサー１６付き頭部を嵌挿
して複数のボルト・ナツトでボルト連結１６ａし、その
ブラケツト１７ａと１７ｂの間を連結用プレート１８で
ボルト連結して組み立て地上に建て込まれ、各ケーブル
３の張線器付き末端金具４をパイプ主柱１１の各ケーブ
ル装着孔１２ａに挿入し、又は連結用パイプ１３とパイ
プサポート１５のケーブル通孔１２ｂ，１２ｃに通しケ
ーブル装着孔１２ａに挿入してナツト５で締め込み、各
ケーブル３を複数段に張設するとともに、後述のように
金網６の端縁部をパイプ主柱１１の側部に金網取付装置
４０で取り付けて張設する。
【００１２】この端末パイプ支柱１は、前記のようにパ
イプ主柱１１に斜設した連結用パイプ１３に、構築地面
の傾斜等に対応した所要長さのパイプサポート１５を選
択して容易に嵌挿、連結して強固に組み立てられるとと
もに、その連結用パイプ１３及びパイプサポート１５で
複数本のケーブル３を挿通ガイドしてパイプ主柱１１と
ともに精度良く配設され、ケーブル３及び金網６の支持
力が効果的に高められる。また、１本のパイプ主柱１１
及びパイプサポート１５で柱主体が構成されて簡素化さ
れ、必要に応じ前記のようにめつきしたり、建て込み後
に景観に対応した所望の色彩塗装が容易に施される。
イプ主柱１１に斜設した連結用パイプ１３に、構築地面
の傾斜等に対応した所要長さのパイプサポート１５を選
択して容易に嵌挿、連結して強固に組み立てられるとと
もに、その連結用パイプ１３及びパイプサポート１５で
複数本のケーブル３を挿通ガイドしてパイプ主柱１１と
ともに精度良く配設され、ケーブル３及び金網６の支持
力が効果的に高められる。また、１本のパイプ主柱１１
及びパイプサポート１５で柱主体が構成されて簡素化さ
れ、必要に応じ前記のようにめつきしたり、建て込み後
に景観に対応した所望の色彩塗装が容易に施される。
【００１３】また、ケーブル固定装置２０は、図３に示
すように中間パイプ支柱２に溶接した複数段のナツト２
１と、固定用ボルト２２と、ボルト挿入用の長孔２３ａ
を設け長短の柱当接突部２３ｂ及びケーブル係止突部２
３ｃを上下端部に形成したケーブル止め板２３等からな
り、端末パイプ支柱１とともに地上に間隔を置き建て込
まれている各中間パイプ支柱２において、その固定用ボ
ルト２２にケーブル止め板２３を嵌装して各ナツト２１
に螺合して締め込むと、その用ボルト２２でケーブル３
を所定の高さに支持し、長い柱当接突部２３ｂが中間パ
イプ支柱２に当接して、ケーブル止め板２３の短いケー
ブル係止突部２３ｃ付き上半部でケーブル３を中間パイ
プ支柱２に弾圧して係止せしめ、ケーブル３を容易に中
間パイプ支柱２の所定位置に固定でき、前記の弾支によ
り優れた固定性能、信頼性が得られる。このケーブル固
定装置２０は、図示のように小型の簡単な機構からな
り、中間パイプ支柱２の他面側つまり道路等の側面には
突出しないで、中間パイプ支柱２の外形上の特性が生か
されるとともにめつきや塗装が容易に行われる。
すように中間パイプ支柱２に溶接した複数段のナツト２
１と、固定用ボルト２２と、ボルト挿入用の長孔２３ａ
を設け長短の柱当接突部２３ｂ及びケーブル係止突部２
３ｃを上下端部に形成したケーブル止め板２３等からな
り、端末パイプ支柱１とともに地上に間隔を置き建て込
まれている各中間パイプ支柱２において、その固定用ボ
ルト２２にケーブル止め板２３を嵌装して各ナツト２１
に螺合して締め込むと、その用ボルト２２でケーブル３
を所定の高さに支持し、長い柱当接突部２３ｂが中間パ
イプ支柱２に当接して、ケーブル止め板２３の短いケー
ブル係止突部２３ｃ付き上半部でケーブル３を中間パイ
プ支柱２に弾圧して係止せしめ、ケーブル３を容易に中
間パイプ支柱２の所定位置に固定でき、前記の弾支によ
り優れた固定性能、信頼性が得られる。このケーブル固
定装置２０は、図示のように小型の簡単な機構からな
り、中間パイプ支柱２の他面側つまり道路等の側面には
突出しないで、中間パイプ支柱２の外形上の特性が生か
されるとともにめつきや塗装が容易に行われる。
【００１４】ワイヤ取付装置３０は、図４のように中間
パイプ支柱２の上、下部に溶接したナツト３１と、縦割
溝３３付き固定用ボルト３２と、変形ワツシャー３４か
らなり、この固定用ボルト３２に変形ワツシャー３４を
嵌めてナツト３１を螺合し、固定用ボルト３２の縦割溝
３３の基部にワイヤ７の挿通孔部を確保して、ワイヤ７
を金網６の上、下縁部に組み込みながら縦割溝３３の基
部に挿通することにより、ワイヤ７を中間パイプ支柱２
の上、下部に容易に取り付けることができる。なお、固
定用ボルト３２の頭部を中間パイプ支柱２に固着して、
この固定用ボルト３２の縦割溝３３にワイヤ７を挿入
し、変形ワツシャー３４を嵌めナツト３１を螺合して締
め込み取り付けることも可能であり、前者の場合は緩み
がなく、後者の場合は容易に取り付けられる利点があ
る。
パイプ支柱２の上、下部に溶接したナツト３１と、縦割
溝３３付き固定用ボルト３２と、変形ワツシャー３４か
らなり、この固定用ボルト３２に変形ワツシャー３４を
嵌めてナツト３１を螺合し、固定用ボルト３２の縦割溝
３３の基部にワイヤ７の挿通孔部を確保して、ワイヤ７
を金網６の上、下縁部に組み込みながら縦割溝３３の基
部に挿通することにより、ワイヤ７を中間パイプ支柱２
の上、下部に容易に取り付けることができる。なお、固
定用ボルト３２の頭部を中間パイプ支柱２に固着して、
この固定用ボルト３２の縦割溝３３にワイヤ７を挿入
し、変形ワツシャー３４を嵌めナツト３１を螺合して締
め込み取り付けることも可能であり、前者の場合は緩み
がなく、後者の場合は容易に取り付けられる利点があ
る。
【００１５】さらに、金網取付装置４０は、図５のよう
にパイプ主柱１１の側部に間隔を置き溶接した複数のナ
ツト４１と、金網６の端縁部に挿着される取付プレート
４２と、固着用ボルト４３等からなり、図１，図５に示
すように金網６の端縁部に取付プレート４２を挿着し
て、この取付プレート４２に固着用ボルト４３を挿入し
て各ナツト４１に螺合して締め込み、前記のワイヤ取付
装置３０とともに金網６を柵の全域にわたり容易に精度
良く張設できる。
にパイプ主柱１１の側部に間隔を置き溶接した複数のナ
ツト４１と、金網６の端縁部に挿着される取付プレート
４２と、固着用ボルト４３等からなり、図１，図５に示
すように金網６の端縁部に取付プレート４２を挿着し
て、この取付プレート４２に固着用ボルト４３を挿入し
て各ナツト４１に螺合して締め込み、前記のワイヤ取付
装置３０とともに金網６を柵の全域にわたり容易に精度
良く張設できる。
【００１６】図１のように落石類の防護柵として容易に
精度良く建て込まれるとともに、端末パイプ支柱１や中
間パイプ支柱２に容易にめつき、塗装され、あるいはま
たケーブル３、金網６、ワイヤ７等にも容易に塗装され
て、景観に対応した所望の色彩の柵に構築される。
精度良く建て込まれるとともに、端末パイプ支柱１や中
間パイプ支柱２に容易にめつき、塗装され、あるいはま
たケーブル３、金網６、ワイヤ７等にも容易に塗装され
て、景観に対応した所望の色彩の柵に構築される。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、前述のように構成され、パイ
プ主柱に斜設した連結用パイプにパイプサポートを嵌着
して端末パイプ支柱とし、中間パイプ支柱とともに地上
に間隔を置き建て込み、各ケーブルの端部を端末パイプ
支柱やパイプサポート等のケーブル通孔やケーブル装着
孔に嵌挿して締め込むことにより、端末パイプ支柱を精
度良く効果的に強力に配設でき、また、中間パイプ支柱
に固着したナツトと、固定用ボルト及び長短の柱当接突
部及びケーブル係止突部付きケーブル止め板からなるケ
ーブル固定装置により、各ケーブルが各中間パイプ支柱
に容易に精度良く弾支され、端末パイプ支柱及び中間パ
イプ支柱は簡素化されてスマートになり容易にめつきや
塗装され景観との対応性が効果的に高められるなど、柵
性能が著しく向上されている。
プ主柱に斜設した連結用パイプにパイプサポートを嵌着
して端末パイプ支柱とし、中間パイプ支柱とともに地上
に間隔を置き建て込み、各ケーブルの端部を端末パイプ
支柱やパイプサポート等のケーブル通孔やケーブル装着
孔に嵌挿して締め込むことにより、端末パイプ支柱を精
度良く効果的に強力に配設でき、また、中間パイプ支柱
に固着したナツトと、固定用ボルト及び長短の柱当接突
部及びケーブル係止突部付きケーブル止め板からなるケ
ーブル固定装置により、各ケーブルが各中間パイプ支柱
に容易に精度良く弾支され、端末パイプ支柱及び中間パ
イプ支柱は簡素化されてスマートになり容易にめつきや
塗装され景観との対応性が効果的に高められるなど、柵
性能が著しく向上されている。
【図１】本発明の一実施例を示す落石等防護柵の正面図
（Ａ）とその左側面図（Ｂ）
（Ａ）とその左側面図（Ｂ）
【図２】端末パイプ支柱の分解図（Ａ）〜（Ｅ）
【図３】ケーブル固定装置の側面図（Ａ）とそのケーブ
ル止め板の正面図（Ｂ）
ル止め板の正面図（Ｂ）
【図４】金網補強用のワイヤ取付装置の側面図（Ａ）と
その正面図（Ｂ）
その正面図（Ｂ）
【図５】金網端縁部の金網取付装置の側面図（Ａ）とそ
の正面図（Ｂ）
の正面図（Ｂ）
【図６】従来の落石等の防護柵の正面図
【図７】図６の左側面図（Ａ）とその端末支柱部の平面
図（Ｂ）である。
図（Ｂ）である。
１ 端末パイプ支柱 ２ 中間パイプ支柱 ３ ケーブル ６ 金網 １１ パイプ主柱 １２ａ ケーブル装着孔 １２ｂ，１２ｃ ケーブル通孔 １３ 連結用パイプ １４ ボルト孔 １５ パイプサポート １６ａ ボルト連結 ２０ ケーブル取付装置 ２１ ナツト ２２ 固定用ボルト ２３ ケーブル止め板 ２３ｂ 柱当接突部 ２３ｃ ケーブル係止突部
Claims (2)
- 【請求項１】 地上に間隔を置き建て込んだ端末パイプ
支柱及び中間パイプ支柱に複数段のケーブルとともに金
網を張設した落石等の防護柵において、ケーブル装着孔
を複数段に配設しかつケーブル通孔及びボルト孔付き連
結用パイプを斜設したパイプ主柱と、ケーブル通孔を複
数段に配設しかつ前記の連結用パイプに嵌挿してボルト
連結する頭部にボルト孔を設けたパイプサポートとから
なる端末パイプ支柱を具備したことを特徴とする落石等
の防護柵。 - 【請求項２】 地上に間隔を置き建て込んだ端末パイプ
支柱及び中間パイプ支柱に複数段のケーブルとともに金
網を張設した落石等の防護柵において、中間パイプ支柱
に上下間隔を置き固設した複数のナツトと、同各ナツト
に螺合してケーブルを固定する固定用ボルトと、長短の
柱当接突部及びケーブル係止突部を上下端部に有し前記
の各固定用ボルトに嵌装してケーブルを固定するケーブ
ル止め板とからなるケーブル固定装置を具備したことを
特徴とする落石等の防護柵。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1137194A JP2829819B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | 落石等の防護柵 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1137194A JP2829819B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | 落石等の防護柵 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07197423A true JPH07197423A (ja) | 1995-08-01 |
| JP2829819B2 JP2829819B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=11776164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1137194A Expired - Fee Related JP2829819B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | 落石等の防護柵 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2829819B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010106493A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Teijin Fibers Ltd | 防護体 |
| US8079571B2 (en) | 2008-02-06 | 2011-12-20 | Protec Engineering Inc. | Shock-absorbing fence |
| JP2012052404A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-03-15 | Nihon Samicon Co Ltd | 防護柵 |
| JP2013117107A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 車両走行路用ルーバーパネル |
| JP2021165507A (ja) * | 2020-04-08 | 2021-10-14 | 東京製綱株式会社 | 予防若しくは防護施設及び予防若しくは防護施設の施工方法 |
-
1994
- 1994-01-07 JP JP1137194A patent/JP2829819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8079571B2 (en) | 2008-02-06 | 2011-12-20 | Protec Engineering Inc. | Shock-absorbing fence |
| JP2010106493A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Teijin Fibers Ltd | 防護体 |
| JP2012052404A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-03-15 | Nihon Samicon Co Ltd | 防護柵 |
| JP2013117107A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 車両走行路用ルーバーパネル |
| JP2021165507A (ja) * | 2020-04-08 | 2021-10-14 | 東京製綱株式会社 | 予防若しくは防護施設及び予防若しくは防護施設の施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2829819B2 (ja) | 1998-12-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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