JP3039430U - フェンス - Google Patents

フェンス

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JP3039430U
JP3039430U JP1997000071U JP7197U JP3039430U JP 3039430 U JP3039430 U JP 3039430U JP 1997000071 U JP1997000071 U JP 1997000071U JP 7197 U JP7197 U JP 7197U JP 3039430 U JP3039430 U JP 3039430U
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JP
Japan
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fence
horizontal
lines
predetermined
horizontal lines
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JP1997000071U
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English (en)
Inventor
木 俊 夫 唐
村 勝 好 木
Original Assignee
トーアフェンス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で安価に得られ、野生の鹿であっ
ても確実に侵入を防ぐフェンスを提供する。 【解決手段】 地上に所定の間隔をおいて立設される支
柱間の上部領域Aには所定の上下間隔をおいて複数本の
横線4,4…のみを張設し、前記支柱間の下部域Bには
所定の上下間隔をおいて複数本の横線5,5…を張設す
るとともにこれら下部域Bの横線相互は横線間隔の広が
りを防ぐ縦線6,6…により所定のピッチをおいて結合
したことにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はフェンスに係り、なかでも防鹿用の柵として最適なフェンスに関する 。
【0002】
【従来の技術】
近時、特に北海道地区における「エゾ鹿」の繁殖がすざましく、農地や山林を 荒す被害が増大しており、農家や林業関係者を困惑させている実情にある。そこ でこの鹿害を防禦するため農地や植林地の周囲をフェンスで囲い、鹿が侵入しな いようにしている。
【0003】 ところで従来使用されているフェンスは、一般に使用されているネットフェン ス、あるいはワイヤフェンスに微細な電流を流しておくことにより鹿の侵入を防 ぐような手段がとられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかして上記のネットフェンスによるものでは、ネット自体が高価であるため 、広大な地域を囲うには拠大な経費が掛り、容易に実施することができないうえ 、山林地等では地形の凹凸に倣って傾斜してフェンスを設置しなければならない ため施工自体容易でなく、工事に莫大な経費が掛るという問題がある。
【0005】 またワイヤフェンスに電流を通すフェンスでは、微細とはいえ常時電流を流し 続けなければならず、やはり維持費が嵩むと同時に感電による危険性を伴うとい う問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、施工が容易で安価に得られ、野生の鹿であっても侵入することを確 実に防禦することができるフェンスを提供することを課題とするもので、地上に 所定の間隔をおいて立設される支柱間の上部領域には所定の上下間隔をおいて複 数本の横線のみを張設し、前記支柱間の下部域には所定の上下間隔をおいて複数 本の横線を張設するとともにこれら下部域の横線相互は横線間隔の広がりを防ぐ 縦線により所定のピッチをおいて結合したことにある。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0008】 図1に一部を切欠した正面図を示すように、地上高さが約2m程度の支柱1, 2,3が所定の間隔をおいて立設され、これら支柱1,2,3間の上部域Aには 複数本(図示例では4本)の鋼線の撚り線(断面8mm2 程度)からなる横線4, 4…が約300mm間隔をおいて張装され、支柱1,2,3間の下部域Bには上記 と同様の撚り線からなる複数本(図示例では4本)の横線5,5…が約200mm 間隔をおいて張装されており、この下部域Bの横線5,5…と上部域Aの下段の 横線4は500mm程度のピッチをもって縦線6,6…により結合されてフェンス を構成している。
【0009】 フェンスの端部に位置する支柱1は、一辺が75mm、厚さ6mm程度のアングル 材が用いられ、地中に埋め込まれた基礎支柱1Aと地上の上部支柱1Bがボルト (図示省略)により結合され、また上部支柱1Bの上部とアンカ7とはワイヤ8 により結ばれて前記横線4,5の張力に耐抗する控とされている。
【0010】 次位の支柱2は前記支柱1から約5m程度離間して立てられ、さらに次の支柱 3までのスパンは40m程度とされている。
【0011】 前記支柱2は、図3(A)、(B)および図4に一部を示すように断面略V字 状を有する鋼材が用いられ、その開放端の両側には外方に向け突出するフランジ 9,9があって、このフランジ9,9の外面には切起し爪10,11が左右対を なして設けられ、一方の切起し爪10は下向きに、他方の切起し爪11は上向き に形成されていてこれら切起し爪10,11を経由する横線4,5…が上方、下 方ともに外に落ちないようになっている。
【0012】 また、この支柱2は、図3(A)、(B)に示すように地中に建込まれる基礎 支柱2Aと、この基礎支柱2Aにボルト12,12により結合されて地上に突出 する部分を構成する上部支柱2Bとで構成されており、上記支柱2Bが損傷した ときその上部支柱2Bのみを交換して補修することができるようになされている 。
【0013】 前記端部の支柱1への横線4,4…の取付けは、図2に示すように支柱1のフ ランジ1aにIボルト13が挿通されてナット14で締着され、このIボルト1 3のリング部13aに周知の巻付けグリップ15が通され、この巻付けグリップ 15に横線4または5の端部が撚り込まれて抜止めされ、一体に結合する手段が 採られている。しかしこの取付けは、巻付けグリップ15以外の固定手段を用い ても差支えはない。
【0014】 前記支柱3も前記支柱1と同様な構成を有する基部支柱3Aと上部支柱3Bと で構成されており、この支柱3の部分では、各横線4,5…が次位のスパンの横 線4,5…とターンバックル16,16…を介して連結され、横線4,5…の張 力を最適に調整することができるようになっている。またこの支柱3の上端とア ンカ17,17とがワイヤ18,18により結合されて控とされている。
【0015】 前記下部域Bの横線5,5…と縦線6との結合は、図5に例示するように鉄線 を螺旋状に巻成された結合グリップ19が用いられ、この結合グリップ19を横 線4または5に縦線6を包含してネジ込むことにより横線4または5と縦線6と の交点が結合されるようにしている。したがって現地での施工時に高能率に結合 作業を行うことができる。なお前記フェンスの構成部材はすべて亜鉛メッキが施 され、耐久性を高めている。
【0016】 本考案は上記の構成であるから、防鹿用のフェンスとして設置した場合、鹿が 最も通る高さ(通常地高800mm以下)の範囲(下部域B)は横線5,5…と縦 線6,6…とで格子状となっているので鹿がくぐり抜けることができず、また上 部域Aは横線4,4…が鹿の通れない間隔をおいて張装されているので、これら 横線4,4…のみであっても鹿の通過を防ぐことができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、地上に所定の間隔をおいて立設される支柱間の 上部領域には所定の上下間隔をおいて複数本の横線のみを張設し、前記支柱間の 下部域には所定の上下間隔をおいて複数本の横線を張設するとともにこれら下部 域の横線相互を所定のピッチをおいて縦線により結合した構成であるから、傾斜 地への設置時であってもその傾斜に倣って自由に設置することができ、従来のネ ットフェンスに比べきわめて安価に施工することができる。
【0018】 またフェンスの下部域は横線と縦線とで格子状をなしているので、子鹿であっ ても侵入を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるフェンスの一実施形態を示す一部
切欠正面図。
【図2】図1のX−X矢視拡大図。
【図3】(A),(B)は中間の支柱を示し、(A)は
一部切欠側面図、(B)はAのY−Y線拡大断面図。
【図4】図3の支柱の一部の斜視図。
【図5】結合グリップによる横線と縦線との結合状態を
示す正面図。
【符号の説明】
1,2,3 支柱 4,5 横線 6 縦線 7,17 アンカ 8,18 ワイヤ 9 フランジ 10,11 切起し爪 12 ボルト 13 Iボルト 14 ナット 15 巻付けグリップ 16 ターンバックル 19 結合グリップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上に所定の間隔をおいて立設される支柱
    間の上部領域には所定の上下間隔をおいて複数本の横線
    のみを張設し、前記支柱間の下部域には所定の上下間隔
    をおいて複数本の横線を張設するとともにこれら下部域
    の横線相互は横線間隔の広がりを防ぐ縦線により所定の
    ピッチをおいて結合したことを特徴とするフェンス。
  2. 【請求項2】端部に位置する支柱と横線との結合は、該
    支柱に固定されたIボルトまたはターンバックルのリン
    グ部に挿通された巻付けグリップにより横線の端部が連
    結され、横線の途中の連結部はターンバックルまたはI
    ボルトを介して連結され、横線と縦線との結合は、鉄線
    を螺旋状に巻成した結合グリップにより横線と縦線との
    交点が結合されている請求項1記載のフェンス。
JP1997000071U 1997-01-10 1997-01-10 フェンス Expired - Lifetime JP3039430U (ja)

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JP3039430U true JP3039430U (ja) 1997-07-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102528409B1 (ko) * 2021-11-09 2023-05-02 최주연 반려동물용 울타리

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