JP3430312B2 - 防風,防砂,防雪等用柵 - Google Patents

防風,防砂,防雪等用柵

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JP3430312B2 JP09545899A JP9545899A JP3430312B2 JP 3430312 B2 JP3430312 B2 JP 3430312B2 JP 09545899 A JP09545899 A JP 09545899A JP 9545899 A JP9545899 A JP 9545899A JP 3430312 B2 JP3430312 B2 JP 3430312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防風,防砂,防雪
等用柵の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】防風,防砂,防雪等用柵としては、既
に、各種各様のタイプのものが提案されているが、いず
れも、所要の支持構造により所定の間隔で列設支持した
複数の支柱、その各支柱間に跨架した複数の梁材、これ
ら支柱および梁材の間に装架した防風,防砂,防雪等用
張架材等から、いわば一重状態にして建造されているも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その一重状態の柵が、
防風,防砂,防雪等の所定の効果をあげ、所期の目的を
達成できるようにするためには、当然のことながら、支
柱や梁材の材質や径、防風,防砂,防雪等用張架材の材
質等に十分に配慮し、所定の強度を有する頑丈な構造の
柵を建造する必要があり、建造コストを増大させるもの
であった。
【0004】本発明は、支柱,梁材および防風,防砂,
防雪等用張架材等を、上記従来の頑丈な一重柵の場合に
比べて、低い強度のものにより、一重の柵2基を所要の
間隔をおいて前後に設立して二重構造の柵とすることに
より、その前後両柵が相俟って、所定の防風,防砂,防
雪等の効果をあげ、所期の目的を達成できるようにし、
これにより、建造作業を簡易化でき、しかも、建造コス
トを低く押さえることができるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防風,防
砂,防雪等用柵の構成は、一直線上に所定の間隔sをお
いて植立した複数本の前方支柱1a……間に、前方上段
梁材2a、前方中段梁材3aおよび前方下段梁材4aを
横架してなる前方垂直柵Aと、同じく、一直線上に所定
の間隔sをおいて植立した複数本の後方支柱1b……間
に、後方上段梁材2b、後方中段梁材3bおよび後方下
段梁材4bを横架してなる上記前方垂直柵Aと同じ構成
の後方垂直柵Bを、所要の間隔Lをおいて前後に垂直に
してかつ互いに平行に設立していること、その前,後方
垂直柵A,Bの前,後方支柱1a……,1b……の基礎
コンクリート7……中に埋設した下端部1a′…… ,
1b′……の各々に、アンカー8a,8bを、前,後方
垂直柵A,Bの長手方向に向けて水平に横架しているこ
と、上記前,後方支柱1a……,1b……の前後に対応
する下端部1a′と1b′とには、前,後方垂直柵A,
Bの長手方向に直交する方向、したがってまた、上記ア
ンカー8a,8bに直交する方向にした基礎ボルト10
を、接続横架したことからなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施形態につ
いて詳しく説明する。AおよびBは、所要の間隔Lをお
いた前後に、垂直にしてかつ互いに平行に設立した同じ
構成の前方垂直柵および後方垂直柵である。前方垂直柵
Aは、一直線上に複数本の前方支柱1a……を所定の間
隔sをおいて植立し、かつ、その複数本の前方支柱1a
……間に、前方上段梁材2a、前方中段梁材3aおよび
前方下段梁材4aを横架するとともに、これらの支柱と
梁材が形成する多数の前方区画5a……に防風,防砂,
防雪等用張架材(図面はネットを示す)6a……を張架
している。
【0007】上記前方支柱1a……は、地中に打設した
基礎コンクリート7……中に、丸鋼アンカー8aを横架
した下端部1a′を埋設することにより植立している。
その丸鋼アンカー8aは、前方垂直柵Aの左右に向けて
水平に横架されているものである。
【0008】上記前方上段梁材2a、前方中段梁材3a
および前方下段梁材4aの前方支柱1a……への横架
は、ボルト・ナット等所要の緊締具を用い緊締すること
により行っている。
【0009】上記防風,防砂,防雪等用張架材6aは、
上記各前方区画5a……毎に1枚を張架するか、所要複
数の前方区画5a……を単位としてその単位区画毎に1
枚を張架するか、あるいは、全前方区画5a……に対し
1枚を張架するかは、適宜決めることができる。そして
いずれにしても、張架材6aの張架は、対応する支柱ま
たは梁材に対し、止め線等の結着材を使って行えばよ
い。
【0010】後方垂直柵Bは、上記した前方垂直柵Aと
同じ構成をなしている。すなわち、後方垂直柵Bは、一
直線上に複数本の後方支柱1b……を所定の間隔sをお
いて植立し、かつ、その複数本の後方支柱1b……間
に、後方上段梁材2b、後方中段梁材3bおよび後方下
段梁材4bを横架するとともに、これらの支柱と梁材が
形成する多数の後方区画5b……に防風,防砂,防雪等
用張架材6b……を張架している。
【0011】後方支柱1b……は、上記前方支柱1a…
…の下端部1a′ を埋設している同じ基礎コンクリー
ト7……中に所定の間隔sをおいて、丸鋼アンカー8b
を横架した下端部1b′を埋設することにより植立して
いる。その丸鋼アンカー8bは、後方垂直柵Bの左右に
向けて水平に横架されているものである。
【0012】後方上段梁材2b、後方中段梁材3bおよ
び後方下段梁材4bの後方支柱1b……への横架を、ボ
ルト・ナット等所要の緊締具を用い緊締することにより
行っていること、また、張架材6bを、各後方区画5b
……毎に1枚を張架するか、所要複数の後方区画5b…
…を単位としてその単位区画毎に1枚を張架するか、あ
るいは、全後方区画5b……に対し1枚を張架するかを
適宜決めること、さらに、張架材6bの張架を、対応す
る支柱または梁材に対し、止め線等の結着材を使って行
えばよいこと等は、前方垂直柵Aの場合と同じである。
【0013】9……は前方支柱1a……と後方支柱1b
……との間に横架した組付け材、10は下端部1a′と
1b′とを接続している基礎ボルトで上記基礎コンクリ
ート7……中に埋設している。基礎ボルト10は、前,
後方支柱1a,1bを接続するとともに、前記丸鋼アン
カー8a,8bに直交する方向に配置されていることに
なる。これら組付け材9……,基礎ボルト10,丸鋼ア
ンカー8a,8b等により、前方垂直柵Aと後方垂直柵
Bは、一つの構造体として強固に結合構築されているも
のである。
【0014】なお、前方垂直柵Aと後方垂直柵Bの結合
構成には、横架する組付け材9のほかに、図4のように
組付け材11を斜めに架設するのが効果的であるととも
に、図5のように斜めの組付け材11を架設することに
よって横架する組付け材9の数を減らすことも可能とな
る。
【0015】前方垂直柵Aと後方垂直柵Bへの張架材6
a,6bの張架は、図6(a)〜(d)に例示するよう
に、両柵A,Bの全面、あるいは上方、中間または下方
といった部分に、同じに対向させて行うとか、さらに
は、前方垂直柵Aと後方垂直柵Bとで張架位置を適宜異
にして行うことができる。いずれの張架方法を採用する
かは、設置の場所、目的、得ようとする効果、時期等を
勘案して決定すればよいことである。
【0016】
【発明の効果】本発明柵は、一直線上に所定の間隔sを
おいて植立した複数本の前方支柱1a……間に、前方上
段梁材2a、前方中段梁材3aおよび前方下段梁材4a
を横架 してなる前方垂直柵Aと、同じく、一直線上に所
定の間隔sをおいて植立した複数本の後方支柱1b……
間に、後方上段梁材2b、後方中段梁材3bおよび後方
下段梁材4bを横架してなる上記前方垂直柵Aと同じ構
成の後方垂直柵Bを、前後に所要の間隔Lをおいて、垂
直にしてかつ互いに平行に設立した二重構造をなし、
柱,梁材および防風,防砂,防雪等用張架材等を、従来
の頑丈な一重柵の場合に比べて低い強度のものを使用し
ても、所定の防風,防砂,防雪等の効果をあげ、建造作
業を簡易に行うことができ、建造コストを低く押さえる
ことができる。
【0017】特に、同じ構成の前方垂直柵Aと後方垂
直柵Bを、所要の間隔Lをおいて前後に垂直にしてかつ
互いに平行に設立していることと、上記前,後方垂直
柵A,Bの前,後方支柱1a……,1b……の基礎コン
クリート7……中に埋設した下端部1a′…… ,1
b′……の各々に、アンカー8a,8bを、前,後方垂
直柵A,Bの長手方向に向けて水平に横架し、上記前,
後方支柱1a……,1b……の前後に対応する下端部1
a′と1b′とには、前,後方垂直柵A,Bの長手方向
に直交する方向、したがってまた、上記アンカー8a,
8bに直交する方向にした基礎ボルト10を接続横架し
ていることが相俟って、全体として、この種の柵として
は従来にないきわめて強固な建造物となる。
【0018】すなわち、前,後方垂直柵A,Bの長手方
向に向けて水平に横架したアンカー8a,8bと、前,
後方垂直柵A,Bの長手方向に直交する方向、したがっ
てまた、上記アンカー8a,8bに直交する向きをなす
基礎ボルト10は、前,後方垂直柵A,Bと基礎コンク
リート7……とをしっかりと連繋結合するのに効果的で
あるとともに、その基礎コンクリート7……自体を相乗
的に補強し、その剛性をより高め、前,後方垂直柵A,
Bの基礎を一層頑丈なものにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の変形例の側面図である。
【図5】同上の他の変形例の側面図である。
【図6】(a)〜(d)は、防風,防砂,防雪等用張架
材の張架パターンを示す正面図である。
【符号の説明】
A 前方垂直柵 B 後方垂直柵 1a 前方支柱 1b 後方支柱 2a 前方上段梁材 2b 後方上段梁材 3a 前方中段梁材 3b 後方中段梁材 4a 前方下段梁材 4b 後方下段梁材 5a 前方区画 5b 後方区画 6a,6b 防風,防砂,防雪等用張架材 7 基礎コンクリート 8a,8b アンカー 9,11 組付け材 10 基礎ボルト

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一直線上に所定の間隔sをおいて植立した
    複数本の前方支柱1a……間に、前方上段梁材2a、前
    方中段梁材3aおよび前方下段梁材4aを横架してなる
    前方垂直柵Aと、同じく、一直線上に所定の間隔sをお
    いて植立した複数本の後方支柱1b……間に、後方上段
    梁材2b、後方中段梁材3bおよび後方下段梁材4bを
    横架してなる上記前方垂直柵Aと同じ構成の後方垂直柵
    Bを、所要の間隔Lをおいて前後に垂直にしてかつ互い
    に平行に設立していること、 上記前,後方垂直柵A,Bの前,後方支柱1a……,1
    b……の基礎コンクリート7……中に埋設した下端部1
    a′…… ,1b′……の各々に、アンカー8a,8b
    を、前,後方垂直柵A,Bの長手方向に向けて水平に横
    架していること、 上記前,後方支柱1a……,1b…
    …の前後に対応する下端部1a′と1b′とには、前,
    後方垂直柵A,Bの長手方向に直交する方向、したがっ
    てまた、上記アンカー8a,8bに直交する方向にした
    基礎ボルト10を、接続横架してなることを特徴とする
    防風,防砂,防雪等用柵。
  2. 【請求項2】前,後方垂直柵A,Bが、支柱1a……,
    1b……と梁材2a,2b、3a,3b、4a,4bが
    形成する多数の前,後方区画5a……,5b……に対
    、防風,防砂,防雪等用張架材6a……,6b……
    を、前,後方区画5a……,5b……毎に1枚を張架す
    るか、所要複数の前,後方区画5a……,5b……を単
    位としてその単位区画毎に1枚を張架するか、あるい
    は、全前,後方区画5a……,5b……に対し1枚を張
    架している請求項1記載の防風,防砂,防雪等用柵。
  3. 【請求項3】前方垂直柵Aと後方垂直柵Bが、前方支柱
    1a……と後方支柱1b……との間に横架した組付け材
    9……、斜めの組付け材11、基礎コンクリート7……
    中に埋設している下端部1a′…… ,1b′……に架
    設したアンカー8a,8b、基礎ボルト10等によっ
    て、一つの構造体となっている請求項1または2記載の
    防風,防砂,防雪等用柵。
  4. 【請求項4】前方垂直柵Aと後方垂直柵Bへの張架材6
    a……,6b……の張架が、両柵A,Bの全面、あるい
    は上方、中間または下方といった部分に、同じに対向さ
    せて行うか、さらには、前方垂直柵Aと後方垂直柵Bと
    で張架位置を適宜異にして行っている請求項1,2また
    は3記載の防風,防砂,防雪等用柵。
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