JP2003034912A - 防護柵 - Google Patents

防護柵

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JP2003034912A
JP2003034912A JP2001226069A JP2001226069A JP2003034912A JP 2003034912 A JP2003034912 A JP 2003034912A JP 2001226069 A JP2001226069 A JP 2001226069A JP 2001226069 A JP2001226069 A JP 2001226069A JP 2003034912 A JP2003034912 A JP 2003034912A
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細川  豊
Masao Ito
正男 伊藤
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NAGASAKI FUJI CONCRETE KOGYO KK
SANWA SEKKEI KK
Raiteku KK
Kaihatsu Concrete KK
Wakow Bussan Co Ltd
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NAGASAKI FUJI CONCRETE KOGYO KK
SANWA SEKKEI KK
Raiteku KK
Kaihatsu Concrete KK
Wakow Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃吸収効果に優れた防護柵を提供する。 【解決手段】 間隔を置いて支柱3,3を立設し、これ
ら支柱3,3の間に上下に間隔をおいて索状体たるケー
ブルを架設し、金網を張設する。各支柱3,3の上部に
連結杆6を配置し、この連結杆6の端部を支柱3,3に
枢軸16を中心に前後方向回動可能で且つ枢軸21を中心に
上下方向回動可能に支柱3,3に連結する回動連結機構
14を備える。支柱3,3と連結杆6の連結部分で防護壁
1に加わる落石あるいは雪崩など加わる衝撃を吸収して
支柱の損壊を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山腹の斜面部等に
構築し、積雪や落石等を受け止めて道路等への落下、流
入するのを防止する防護柵に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から山腹の斜面部等に構築して落石
や積雪等を受け止めて道路等への落下、流入を防止する
防護柵が知られており、例えば、特開平7−19742
3号公報には、山腹の斜面部に間隔を置いて縦孔を穿孔
し、この縦孔に建て込んだパイプ支柱を並設すると共
に、これら各パイプ支柱に複数段のケーブルとともに金
網を張設した落石等の防護柵が提案されている。
【0003】この防護柵は、両端部に配置された端末パ
イプ支柱にケーブルを通すための複数のケーブル装着孔
が間隔をおいて形成され、中間部に配置される中間パイ
プ支柱には前記ケーブル装着孔と対応してケーブルを固
定するためのボルトが形成されている。そして、ケーブ
ル装着孔に緊張機能を備えた末端金具を装着し、この末
端金具にケーブルの両端を連結した後、各中間パイプ支
柱に形成するボルトに固定プレートをナット止めし、こ
の固定プレートによって各中間パイプ支柱に架け渡した
ケーブルを固定すると共に、各パイプ支柱に金網を固定
している。
【0004】このような防護柵は、落石や積雪等を各パ
イプ支柱に張り巡らした金網と、これを支持するケーブ
ルで受け止めるものであるが、金網を支えるパイプ支柱
が複数のケーブルで連結されているだけなので、複数の
パイプ支柱相互の連結強度が弱く、一部の中間パイプに
落石や積雪等などの衝撃が加わると、その中間パイプが
損壊する虞れがある。さらに、各中間パイプ支柱に架設
したケーブルについても、その固定部分が中間パイプ支
柱のみであるから、一部のケーブルに強い衝撃を加わっ
た場合、そのケーブルに強い引張力が作用して切断する
虞れもあるから、金網及びケーブルの張設耐力が弱いと
いう課題を有している。また、パイプ支柱に張設したケ
ーブルや金網は部分的に損傷した場合でも張設耐力が著
しく低下するが、前記従来の防護柵は、ケーブル及び金
網が防護柵の全長に渡って連続することから、ケーブル
及び金網を部分的に交換することができず、メンテナン
ス作業が面倒であると共に、コスト的にも不経済であっ
た。
【0005】また、上記特開平7−197423号公報
の図6には、支柱間の中央に間隔保持部材を配置し、こ
の間隔保持部材により複数段のケーブルを連結してい
る。しかし、その間隔保持部材は、結線などによりケー
ブルに連結され、単に上下段のケーブルの間隔を保持す
る機能しか発揮しないものである。さらに、間隔保持部
材自体の荷重がケーブルに加わるため、金網以外にその
間隔保持部材の荷重が負荷としてケーブルの途中に加わ
った状態となる。
【0006】本発明は、連結杆により支柱を一体化して
強度的に優れた防護柵を提供することを目的とし、ま
た、複数の索状体を一体化して衝撃吸収効果に優れた防
護柵を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、間隔
を置いて支柱を立設し、これら支柱の間に上下に間隔を
おいて索状体を架設すると共に防護用網体を張設した防
護柵において、前記各支柱の上部に連結杆を配置し、こ
の連結杆の端部を前記支柱に前後方向回動可能で且つ上
下方向回動可能に連結する回動連結機構を備えるもので
ある。
【0008】この請求項1の構成によれば、構築した防
護柵によって積雪や落石等を効果的に受け止めことで、
雪崩や落石といった自然災害が抑制される。また、各支
柱の上部を連結杆で連結することによって、各支柱の連
結強度を高めることができると共に、各支柱に対して連
結杆が前後方向及び上下方向に回動可能に連結されてい
るので、各支柱と連結杆の連結部分で防護壁に加わる落
石あるいは雪崩など加わる衝撃を吸収して支柱の損壊を
抑制することができる。
【0009】また、請求項2の発明の防護柵は、前記連
結杆が内部に充填材を充填した充填鋼管であり、前記回
動連結機構は、前記連結杆の端部を挿入連結する連結外
筒部を有するものである。
【0010】この請求項2の構成によれば、連結杆に充
填鋼管を用いることにより、優れた変形性能が得られ、
衝撃吸収能力が向上する。また、回動連結機構は連結外
筒部を有するから、この連結外筒部を支柱に回動可能に
連結し、この連結外筒部に連結杆の端部を挿入して連結
したり、連結外筒部に連結杆の端部を挿入配置してから
連結外筒部を支柱に連結すればよく、支柱への連結杆の
連結作業を容易に行うことができる。
【0011】請求項3の発明は、間隔を置いて支柱を立
設し、これら支柱の間に上下に間隔をおいて索状体を架
設すると共に防護用網体を張設した防護柵において、前
記支柱間に縦方向の連結部材を設け、この連結部材を前
記上下の索状体に連結し、前記連結部材を接地したもの
である。
【0012】この請求項3の構成によれば、複数段の索
状体を連結部材により連結することにより、索状体を一
体化して落石の衝撃エネルギーを複数の索状体に分散
し、衝撃吸収効果が高めることができる。また、連結部
材は接地しているから、該連結部材の荷重が索状体に加
わることがない。
【0013】また、請求項4の発明は、前記支柱間に縦
方向の連結部材を複数設け、これら連結部材を前記上下
の索状体に連結し、前記連結部材を接地したものであ
る。
【0014】この請求項4の構成によれば、、複数段の
索状体を連結部材により連結することにより、索状体を
一体化して落石の衝撃エネルギーを複数の索状体に分散
し、衝撃吸収効果が高まる。また、連結部材は接地して
いるから、該連結部材の荷重が索状体に加わることがな
い。
【0015】また、請求項5の発明は、前記索状体を複
数の締め具により前記連結部材に締め付け固定したもの
である。
【0016】この請求項5の構成によれば、複数の締め
具により索状体を締め付けて連結部材に固定することに
より、索状体長さ方向における連結部材の移動を制御
し、落石の衝撃エネルギーを適性に分散し、衝撃吸収効
果を高めることができる。
【0017】
【発明の実施形態】以下、本発明の防護柵の実施例につ
いて図1〜図11を参照して説明する。防護柵1は、両
側に配置する端末パイプ支柱2の間に複数の中間パイプ
支柱3を間隔をおいて並設し、これらパイプ支柱2,3
に上下に間隔おいて索状体としてのケーブル4を多段に
架設すると共に、防護用網体として金属線材で編成した
金網5を張設し、例えば、山腹の斜面部にコンクリート
基礎7を設け、このコンクリート基礎7に構築して積雪
や落石等を受け止めものである。
【0018】前記端末パイプ支柱2と中間パイプ支柱3
は、コンクリートなどの基礎7に建て込まれる。こうし
て建て込んだ端末パイプ支柱2と中間パイプ支柱3は、
連結杆6によって相互に連結される。これら端末パイプ
支柱2と中間パイプ支柱3及び連結杆6は、断面形状が
円形の鋼管によって形成されている。このような中空構
造の端末パイプ支柱2と中間パイプ支柱3は、内設する
補強体8によって補強される。なお、図1に示すよう
に、補強体8は端末パイプ支柱2と中間パイプ支柱3よ
り短く形成され、地中に埋設される部分にほぼ対応して
端末パイプ支柱2と中間パイプ支柱3の下部に嵌挿され
ている。この補強体8は多角形状に形成され、本実施例
においては三枚の補強プレート9から成る断面三角形に
形成され、その各頂点を端末パイプ支柱2と中間パイプ
支柱3の内周面にスポット溶接などによって一体化し、
さらに、それら端末パイプ支柱2と中間パイプ支柱3の
内周面にスポット溶接により複数の鉄筋10を設けてい
る。尚、これら鉄筋10は前記補強体8とほぼ同一長さに
設けられている。そして、前記断面三角形の補強プレー
ト9の2つの頂点及び前記鉄筋10を、前記パイプ支柱
2,3に引張領域側に設けている。さらに、端末パイプ
支柱2と中間パイプ支柱3及び連結杆6は内部に充填材
としてコンクリートやモルタル11を充填することによっ
て中実構造としている。
【0019】本発明では、前記連結杆6は断面円形をな
し、その連結杆6の端部を端末パイプ支柱2及び中間パ
イプ支柱3に回動連結機構14により前後方向及び上下方
向回動可能に連結している。この回動連結機構14は、端
末パイプ支柱2と中間パイプ支柱3の外周上端部に、前
記連結杆6を取り付けるための上下一対の取付プレート
15,15を固定し、この取付プレート15,15の間に、ボル
トなどからなる縦方向の枢軸16を配置すると共に、この
枢軸16に、U字状に折曲した受プレート17を回動可能に
配置する。一方、前記連結杆6の端部を挿入連結する連
結外筒部18を形成し、この連結外筒部18に一側を閉塞端
部19により閉塞し、この閉塞端部19に連結片20を設け、
この連結片20が前記受プレート17の間に挟持配置された
状態でボルトなどからなる横方向の枢軸21により回動可
能に連結される。したがって、連結外筒部18は、枢軸16
を中心に上下方向に回動し、枢軸21を中心に前後方向に
回動可能になっている。尚、この例の連結外筒部18は断
面円形の筒体である。
【0020】前記連結外筒部18の他側は挿入用開口部18
Aとなっており、この挿入用開口部から前記連結杆6の
端部が挿入される。その連結外筒部18には、仮止め用ネ
ジ22を螺合する雌螺子部22Aが円周方向等間隔に設けら
れ、さらに、閉塞端部19側には上側に充填材注入孔23が
されている。そして、図4などに示すように、挿入状態
で連結杆6の端部6Aと閉塞端部19との間には隙間があ
り、この隙間により支柱2,2,3間の間隔に連結杆6
を合わせて調整することができる。そして、連結杆6の
端部6Aを連結外筒部18に挿入すると共に、仮止め用ネ
ジ22の先端を連結杆6に圧接して仮止めし、枢軸16,21
を連結して連結杆6の両側を支柱2,3又は支柱3、3
に連結すると共に、仮止め用ネジ22を緩めて支柱2,3
又は3,3間の寸法に合わせ連結外筒部18における連結
杆6の端部の長さ方向位置を調整した後、すなわち枢軸
16,21などに力が加わらない位置に連結杆6に端部6A
の連結外筒部18内の位置を調整し、仮止め用ネジ22を締
め、前記挿入用開口部18Aと連結杆6との間に防水加工
部24により塞ぎ、前記モルタル注入孔23から充填材たる
モルタル25を充填し、連結外筒部18に挿入した連結杆6
の端部を連結する。
【0021】尚、図7及び図8に示すように、中間パイ
プ支柱3においては、前側に上下一対の取付プレート1
5,15が設けられ、この取付プレート15の左右に前記枢
軸16,16がそれぞれ配置されている。
【0022】さらに、端末パイプ支柱2と中間パイプ支
柱3の外周には、前記連結杆6を取り付けるための取付
プレート15の他にもケーブル4を取り付けるためケーブ
ル取付手段が設けられ、この取付手段の取付プレート31
が、ケーブル4の本数に対応して固定されている。この
取付プレート31は、前記取付プレート15と平行で端末パ
イプ支柱2に対して水平方向に突設されている。これら
連結杆6用の取付プレート15とケーブル4用の取付プレ
ート31は形状的に同一であるが、ケーブル4用の取付プ
レート31にはケーブル4の末端金具32を取り付けるため
の孔33が形成される。また、防護柵1の両端部に配置さ
れる端末パイプ支柱2に固定される各取付プレート15,
31と、この端末パイプ支柱2の間に配置される中間パイ
プ支柱3に固定される各取付プレート15,31とは形状的
に若干異なる。すなわち、中間パイプ支柱3に固定され
る各取付プレート15,31は、左右に隣接する端末パイプ
支柱2あるいは中間パイプ支柱3と連結する必要がある
ので、図7に示すように、両側に左右一対の孔33を有し
て全体として矩形状に形成され、一方、端末パイプ支柱
2に固定される各取付プレート15,31は、その内側に隣
接して配置される中間パイプ支柱3にのみ連結すればよ
いため、図4に示すように、一つの孔33を有して全体と
して三角状に形成されている。
【0023】前記末端金具32はU字状のジョイント金具
34と、このジョイント金具34にナット35によって固定さ
れるプレート36とで構成され、プレート36には前記ジョ
イント金具34の基部に形成するねじ部34Aを挿通する一
対の孔37と、この各孔37,37の間に位置して前記ケーブ
ル4を通す挿通孔38が形成されている。この挿通孔38は
前記ケーブル4の末端に固着されるストッパ39より径小
に形成されており、該ストッパ39を抜け止めするように
している。
【0024】また、前記支柱2,3間及び支柱3,3間
には、ケーブル4に加わる衝撃エネルギーを分散する分
散維持装置41が複数設けられ、この例では、図1に示す
ように、支柱2,3間及び支柱3,3間に5つの分散維
持装置41が設けられている。この分散位置装置41は,図
9〜図11に示すように、縦方向の連結部材42を有し、
この連結部材42はフラットバーなどからなり、各ケーブ
ル4に対応して、二組のUボルト挿通孔43,43が左右に
並んで形成され、上下に並んだ挿通孔43,43に対応して
連結部材42には受座44が設けられている。そして、この
受座44と挿通孔43にUボルト45の端部を挿通し、該端部
にナット46を螺合して受座44とUボルト45との間にケー
ブル4を挟着する。
【0025】また、前記連結部材42は接地脚部47を有
し、この接地脚部47は前記連結部材43の下部に水平部48
を設け、この水平部48の透孔49に雄螺子棒50を挿通する
と共に、水平部48の上下から前記雄螺子棒50にナット5
1,51を螺合し、その雄螺子棒50の下部には球状頭部52
が設けられ、接地座53は前記球状頭部52が揺動可能に係
合する球状受部54を有する。
【0026】したがって、球状頭部52と球状受部54の係
合により雄螺子棒50に対して接地座53が揺動可能とな
り、また、上下のナット51,51を緩めて雄螺子棒50の上
下位置を調整した後、上下のナット51,51を閉めて雄螺
子棒50の位置を調整できる。
【0027】以上にように構成される防護柵1の施工方
法について説明する。防護柵1は、例えば山腹の斜面部
に設置するものであって、コンクリート基礎7を構築す
ると共に、該コンクリート基礎7に各パイプ支柱2,3
を建て込む。こうして建て込まれた各パイプ支柱2,3
の上端を連結杆6によって相互に連結する。この場合、
例えば、連結杆6の端部を連結外筒部18に挿入すると共
に、仮止め用ネジ22の先端を連結杆6に圧接して仮止め
し、枢軸16、21を取り付けて、連結杆6の両側を支柱
2,3又は支柱3,3に連結すると共に、仮止め用ネジ
22を緩めて支柱2,3又は3,3間の寸法に合わせ連結
外筒部18における連結杆6の端部6Aの長さ方向位置を
調整した後、すなわち枢軸16,21などに力が加わらない
位置に、連結杆6の端部6Aの連結外筒部18の位置を調
整し、仮止め用ネジ22を締め、前記挿入用開口部18Aと
連結杆6外周との間を防水加工部24により塞ぎ、モルタ
ル注入孔23から充填材たるモルタル25を充填し、連結外
筒部18に挿入した連結杆6の端部を連結する。このよう
にして連結杆6によって連結される各パイプ支柱2,3
は、図3に示すように、防護柵1の両側に配置される端
末パイプ支柱2と、これら端末パイプ支柱2間の中間支
柱3とが一直線状に配置される。ここで、端末パイプ支
柱2の取付プレート15は、中間パイプ支柱3側に向くよ
うに内側に配置されているが、中間パイプ支柱3の取付
プレート15は山Y側に向けることによって、図3に示す
ように、端末パイプ支柱2と、隣接する中間パイプ支柱
3との間に架設される連結杆6、ケーブル4及び金網5
は山Y側に向かってやや傾斜する。また、各パイプ支柱
2,3は、内部に断面三角状の補強体8及び鉄筋10が一
体的に固定されているが、この補強体8はその一側面が
各パイプ支柱2,3列の中心線Aと平行するように各パ
イプ支柱2,3に内側に固定されている。そして、各パ
イプ支柱2,3の間にケーブル4を架設する。すなわ
ち、各パイプ支柱2,3に固定した取付プレート31に形
成する孔33にジョイント金具34を通すと共に、プレート
36に形成する挿通孔38のケーブル4の両端を通してケー
ブル4の端部にストッパ39を固定する。この後、ジョイ
ント金具34の両ねじ部34Aをプレート36の孔37を通して
ねじ部34にナット35を締め付けることによって各パイプ
支柱2,3の間に配置したケーブル4を緊張させる。こ
うして各パイプ支柱2,3の間にケーブル4を架設した
後、各パイプ支柱2,3と連結杆6及びケーブル4に固
定金具(図示せず)によって金網5を取り付ける。な
お、各パイプ支柱2,3と連結杆6の端部はそれぞれキ
ャップ状の蓋体56によって塞がれている。
【0028】このように本実施例では、請求項1に対応
して、間隔を置いて支柱2,3,3,…2を立設し、こ
れら支柱2,3,3,…2の間に上下に間隔をおいて索
状体たるケーブル4を架設すると共に防護用網体たる金
網5を張設した防護柵1において、前記各支柱2,3,
3,…2の上部に連結杆6を配置し、この連結杆6の端
部を支柱2,3,3,…2に前後方向回動可能で且つ上
下方向回動可能に連結する回動連結機構14を備えるか
ら、構築した防護柵1によって積雪や落石等を効果的に
受け止めことで、雪崩や落石といった自然災害が抑制さ
れる。また、各支柱2,3,3,…2の上部を連結杆6
で連結することによって、各支柱2,3,3,…2の連
結強度を高めることができると共に、各支柱2,3,
3,…2に対して連結杆6が前後方向及び上下方向に回
動可能に連結されているので、各支柱2,3,3,…2
と連結杆6の連結部分で防護壁1に加わる落石あるいは
雪崩など加わる衝撃を吸収して支柱の損壊を抑制するこ
とができる。
【0029】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、連結杆6が内部に充填材たるモルタル11を
充填した充填鋼管であり、回動連結機構14は、連結杆6
の端部を挿入連結する連結外筒部18を有するから、連結
杆6に充填鋼管を用いることにより、優れた変形性能が
得られ、衝撃吸収能力が向上する。また、回動連結機構
14は連結外筒部18を有するから、この連結外筒部18を支
柱に回動可能に連結し、この連結外筒部18に連結杆6の
端部を挿入して連結したり、連結外筒部18に連結杆6の
端部を挿入配置してから連結外筒部18を支柱2,3に連
結すればよく、支柱2,3への連結杆6の連結作業を容
易に行うことができる。
【0030】このように本実施例では、請求項3,4に
対応して、、間隔を置いて支柱2,3,3,…2を立設
し、これら支柱2,3,3,…2の間に上下に間隔をお
いて索状体たるケーブル4を架設すると共に防護用網体
たる金網5を張設した防護柵1において、支柱2,3,
3,…2間に縦方向の連結部材42を設け、この連結部材
42を上下の索状体たるケーブル4,4…に連結し、連結
部材42を接地したから、複数段のケーブル4,4…を連
結部材42により連結することにより、ケーブル4,4…
を一体化して落石の衝撃エネルギーを複数のケーブル
4,4…に分散し、衝撃吸収効果を高めることができ
る。また、連結部材42は接地しているから、該連結部材
42の荷重がケーブル4,4…に加わることがなく、長期
に渡ってケーブル4の引張力を保持することができる。
【0031】また、このように本実施例では、請求項5
に対応して、索状体たるケーブル4を複数の締め具たる
Uボルト72により連結部材42に締め付け固定したから、
ケーブル4の長さ方向における連結部材42の移動を制御
し、落石の衝撃エネルギーを適性に分散し、衝撃吸収効
果を高めることができる。
【0032】また、実施例上の効果として、各パイプ支
柱2,3は、地中に建て込まれる部分が内設する補強体
8及び鉄筋10によって補強され、かつ、各パイプ支柱
2,3の下部にモルタル11を充填することによって、各
パイプ支柱2,3の剛性及び強度も向上する。また、各
パイプ支柱2,3に内設した三角形状の補強体8は、そ
の一側面が各パイプ支柱2,3列の中心線Aと平行する
ようにしてコンクリートなどの基礎7に建て込まれるの
で、防護壁1に落石あるいは雪崩などの衝撃が加わった
際、各パイプ支柱2,3の曲げ応力及び剪断応力を高め
ることができる。この結果、各パイプ支柱2,3の剛性
及び強度が一層、向上する。これと共に、各パイプ支柱
2,3の上端部を連結杆6によって相互に連結すること
によって、各パイプ支柱2,3の連結強度も向上する。
しかも、各パイプ支柱2,3を相互に連結するための連
結杆6の内部にもモルタル11が充填され、防護壁1に衝
撃が加わっても、容易に折れ曲がることもない。また、
各パイプ支柱2,3と、これを連結する連結杆6とは回
動連結機構14によって結合することによって、各パイプ
支柱2,3と連結杆6とは溶接などのよって剛的に固定
されていないので、各パイプ支柱2,3と連結杆6の回
動連結機構14で防護壁1が受ける衝撃を、吸収すること
ができる。
【0033】また、各パイプ支柱2,3に架け渡したケ
ーブル4と金網5は、各パイプ支柱2,3を連結する連
結杆6とほぼ同じ長さに設定されている。すなわち、ケ
ーブル4と金網5は各パイプ支柱2,3の間隔毎に分割
されているので、一部のケーブル4あるいは金網5が損
傷した場合、部分的なケーブル4あるいは金網5の交換
だけでよいため、メンテナンス作業も容易であると共
に、コスト的にも安価である。
【0034】図12〜図16は本発明の第2実施例を示
し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、同図は、他の回動連
結機構61を示し、この回動連結機構61は、前記支柱2,
3の上端に固定する支柱キャップ62と、前記連結杆6の
端部を挿入連結する連結外筒部63と、前記支柱キャップ
62と連結外筒部63とを前後及び左右回動可能に連結する
連結ブラケット64とを備える。前記支柱キャップ62の側
面には平面略32°角度をなす連結溝部621が形成され、
この連結溝部621の内周側下部には抜止め係合溝622が形
成されている。図13に示すように、前記連結ブラケッ
ト64の基端部641は、前記連結溝部65とほぼ同高さH
で、下部には前記抜止め係合溝622に抜止め状態で係合
する係合突起642が下方に突設され、前記連結溝部65に
係合した状態で、支柱キャップ62の周方向に連結ブラケ
ット64が回動可能となっている。また、図12及び図1
4に示すように、前記連結溝部621の円周方向一側端部
は、上方を大きく形成した拡大開口部623を有し、この
拡大開口部623は、前記係止突起642を備えた基端部641
が挿入可能な高さと幅を有し、その拡大開口部623の外
側から、前記連結ブラケット64の基端部641を挿入し、
係合突起642が係合溝622に係合するように連結ブラケッ
ト64を押し下げ、連結溝部621の位置に合わせれば、該
連結溝部621に沿って連結ブラケット64を連結状態で回
動できる。また、連結ブラケット64の先端部643には、
ほぼ前後方向で横方向の透孔644が穿設されている。
【0035】前記連結外筒部63に一側を閉塞端部631に
より閉塞し、この閉塞端部631に連結片632を設け、この
連結片632にほぼ前後方向で横方向の透孔633を穿設し、
この透孔633と連結ブラケット64の透孔644とに、ボルト
などからなる横方向の枢軸65を挿通し、これにより連結
ブラケット64に対して連結外筒部63を上下方向回動可能
に連結する。したがって、連結外筒部63は、枢軸65を中
心に上下方向に回動し、支柱2を中心に前後方向に回動
可能になっている。尚、図15に示すように、この例の
連結外筒部63は断面四角形の筒体である。
【0036】また、図16に示すように、中間パイプ支
柱3の上端に設ける支柱キャップ62は、両側に前記連結
溝部621,621を形成し、これら連結溝部621,621に、前
記連結ブラケット64により連結外筒部63がそれぞれ連結
され、中間パイプ支柱3の両側に連結杆6,6が連結さ
れる。
【0037】前記連結外筒部63の他側は挿入用開口部63
4となっており、この挿入用開口部634から前記連結杆6
の端部6Aが挿入される。その連結外筒部634には、上
記第1実施例と同様に、仮止め用ネジ22を螺合する雌螺
子部23が円周方向等間隔に設けられ、さらに、閉塞端部
631側には上側に充填材注入孔23が形成されている。そ
して、拡大開口部623から連結ブラケット64の基端側を
挿入して連結ブラケット64を支柱キャップ62に連結し、
一方、連結杆6の端部を連結外筒部63に挿入すると共
に、仮止め用ネジ22の先端を連結杆6に圧接して仮止め
し、枢軸65により連結ブラケット64に連結外筒部63を連
結して連結杆6の両側を支柱2,3又は支柱3、3に連
結すると共に、仮止め用ネジ22を緩めて支柱2,3又は
3,3間の寸法に合わせ連結外筒部63における連結杆6
の端部6Aの長さ方向位置を調整した後、すなわち連結
溝部621と連結ブラケット64の係合箇所や枢軸64などに
力が加わらない位置に、連結杆6の端部6Aの連結外筒
部63の位置を調整し、仮止め用ネジ22を締め、前記挿入
用開口部634と連結杆6の外周との間を防水加工部24に
より塞ぎ、前記モルタル注入孔23から充填材たるモルタ
ル25を充填し、連結外筒部63に挿入した連結杆6の端部
6Aを連結する。
【0038】このように本実施例では、回動連結機構61
を採用することにより、請求項1及び2に対応して上記
第1実施例と同様な作用・効果を奏し、また、請求項3
〜5に対応して上記第1実施例と同様な作用・効果を奏
する。
【0039】さらに、この例では、支柱キャップ62の連
結溝部621に挿入用開口部634を設け、この挿入用開口部
634に連結ブラケット64が着脱可能であるから、支柱
2,3への連結杆6の連結作業を容易に行うことができ
る。
【0040】図17〜21は本発明の第3実施例を示
し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳
細な説明を省略して詳述すると、同図は、支柱2,3へ
の他のケーブル取付手段を示し、この例のケーブル取付
手段では、前記取付プレート31に金具本体71を固定手段
たるナット付ボルト72により固定する。前記金具本体71
には締め具たるUボルト73が複数並んだ設けられ、この
例では、複数のUボルト73,73…が蛇行状の締付け路74
を形成している。このように曲がって形成された締付け
路74の基端側にはケーブル4を挟む案内突起741が設け
られると共に、先端側にはケーブル4が挿通するストッ
パ止め742が形成されている。そして、締付け路74にお
いて、ケーブル4をUボルト73により挟み、Uボルト73
の両端部を金具本体71に挿通すると共に、両端部にナッ
ト731を螺合することにより所定の締付力により締め付
けている。また、前記ストッパ止め742に弾性部材743を
設けている。
【0041】また、ケーブル4の端部には、前記ストッ
パ止め742に係止可能なストッパ81が設けられている。
図19〜図21に示すように、そのストッパ81は、本体
82内に先端側に縮小するテーパー孔83を形成し、このテ
ーパー孔83内にテーパー状の楔部材84を設け、この楔部
材84の外周には長さ方向の係止溝85が複数設けられ、こ
の例では係止溝85が3箇所設けられ、前記ケーブル4の
端部を3分割した分割端部4Aを、それら係止溝85に配
置し、締付け固定手段91により楔部材84を先端側に押す
ことによりケーブル4の端部にストッパ86に固定され
る。
【0042】前記締付け固定手段86は、前記本体82の基
端側にキャップ861が着脱可能に設けられ、このキャッ
プ861は本体82の係止突起821に係止する係止爪862を有
し、係止突起821,821の間から係止爪862を挿通し、キ
ャップ861を回すことにより係止突起821に係止爪862が
係止する。前記キャップ861の中央には押圧部材たる押
圧ねじ863が螺着され、該押圧ねじ863を締めてその先端
により楔部材84を先端側に押し付けることができる。
【0043】このように本実施例では、前記支柱2,3
に索状体たるケーブル4の取付手段を設け、この取付手
段は複数の締め具たるUボルト73を並べた締付け路74を
有し、その締付け路74にストッパ止め742を設け、ケー
ブル4の端部にストッパ81を設けたから、落石などによ
りケーブル4に所定以上の張力が加わったら、Uボルト
73の締め付け力に抗してケーブル4がスライドし、衝撃
エネルギーを吸収し、ストッパ81がストッパ止め742に
当接するまで移動可能となる。また、ストッパ742は、
テーパー孔83を有する本体82と、そのテーパー孔83にケ
ーブル4の端部4Aを押し付けて固定する楔部材84と、
この楔部材84をテーパー孔83の先端側に押す押付手段を
備え、この押付手段がキャップ861に螺合した押圧ねじ8
63であるから、押圧ねじ863により楔部材84を先端側に
押し付け、テーパー孔83と楔部材84との間にケーブル4
の端部4Aを圧着してストッパ81を確実に固定すること
ができる。そして、落石などによりケーブル4に所定以
上の張力が加わったら、Uボルト73の締め付け力に抗し
てケーブル4がスライドし、衝撃エネルギーを吸収し、
この場合、ストッパ81がストッパ止め742に当接するま
で移動可能となる。
【0044】図22及び図23は本発明の第4実施例を
示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、同図は他の締付け固
定手段86Aを示し、この例の締付け固定手段86Aは、前
記本体82に雄ねじ部822を形成すると共に、この雄ねじ
部822に螺合する雌ねじ部864を形成し、キャップ861の
内面中央に押圧突起865を設けている。また、キャップ8
61は締付け作業が容易なように外周が角形となってい
る。
【0045】したがって、この例では、キャップ861が
押付手段であり、そのキャップ861を締め付けることに
より押圧突起865が楔部材84を押し付け、ケーブル4の
端部にストッパ81を固定できる。
【0046】図24は本発明の第5実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、同図は更に他の締付け固定手段
86Bを示し、この例の締付け固定手段86Bは、本体82に
キャップ861が螺着され、このキャップ861に前記押圧ね
じ863が螺合されている。
【0047】したがって、この例では、キャップ861と
押圧ねじ863の両者が押付手段であり、そのキャップ861
の締め付けと押圧ねじ863の締め付けとにより、押圧ね
じ863が楔部材84を押し付け、ケーブル4の端部にスト
ッパ81を固定できる。
【0048】以上、本発明の実施例について詳述した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、前記実施例では、各パイプ支柱2,3の内部に
断面三角形状の補強体8を設けた例を示したが、補強体
8の形状は三角形状に限るものではなく、多角形状、あ
るいは単に平板状の補強プレートを複数、各パイプ支柱
2,3の内面に固定するようにしてもよい。さらに、補
強体8を別体で形成し、これを端末パイプ支柱2にスポ
ット溶接などによって一体化した例を示したが、例えば
押し出し成形などによって内部に補強体を有するパイプ
支柱を一体形成してもよい。さらに、各パイプ支柱2,
3と山側とを控えロープにより連結してもよい。また、
支柱や連結杆は断面円形や断面四角形などその形状は適
宜選定可能である。さらに、充填材はモルタル以外にも
各種のものを用いることができるが、そのモルタルやコ
ンクリートなどセメントを混合したセメント系の充填材
を用いることが好ましい。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、この連結杆の端部を
前記支柱に前後方向回動可能で且つ上下方向回動可能に
連結する回動連結機構を備えるものであり、衝撃吸収効
果に優れた防護柵を提供することができる。
【0050】また、請求項2の発明は、前記連結杆が内
部に充填材を充填した充填鋼管であり、前記回動連結機
構は、前記連結杆の端部を挿入連結する連結外筒部を有
するものであり、衝撃吸収効果に優れた防護柵を提供す
ることができる。
【0051】請求項3の発明は、前記支柱間に縦方向の
連結部材を設け、この連結部材を前記上下の索状体に連
結し、前記連結部材を接地したものであり、衝撃吸収効
果に優れた防護柵を提供することができる。
【0052】また、請求項4の発明は、前記支柱間に縦
方向の連結部材を複数設け、これら連結部材を前記上下
の索状体に連結し、前記連結部材を接地したものであ
り、衝撃吸収効果に優れた防護柵を提供することができ
る。
【0053】また、請求項5の発明は、前記索状体を複
数の締め具により前記連結部材に締め付け固定したもの
であり、衝撃吸収効果に優れた防護柵を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す防護柵の正面図であ
る。
【図2】同上縦断面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】同上端末パイプ支柱の回動連結機構の平面図で
ある。
【図5】同上端末パイプ支柱の上部の正面図である。
【図6】同上連結外筒部の側面図である。
【図7】同上中間パイプ支柱の回動連結機構の平面図で
ある。
【図8】同上中間パイプ支柱の回動連結機構の正面図で
ある。
【図9】同上分散維持装置の連結部材の正面図である。
【図10】同上分散維持装置の下部の正面図である。
【図11】同上分散維持装置の下部の断面図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す端末パイプ支柱の
回動連結機構の平面図である。
【図13】同上端末パイプ支柱の回動連結機構の断面図
である。
【図14】同上回動連結機構の支柱キャップの側面図で
ある。
【図15】同上回動連結機構の連結外筒部の側面図であ
る。
【図16】同上中間パイプ支柱の回動連結機構の平面図
である。
【図17】本発明の第3実施例を示すケーブル取付手段
の平面図である。
【図18】同上ケーブル取付手段の正面図である。
【図19】同上ストッパの一部切欠き正面図である。
【図20】同上図19のA−A線矢視図である。
【図21】同上図19のB−B線断面図である。
【図22】本発明の第4実施例を示すストッパの一部切
欠き正面図である。
【図23】同上ストッパの側面図である。
【図24】本発明の第実施例を示すストッパの一部切欠
き正面図である。
【符号の説明】
1 防護柵 2 端末パイプ支柱 3 中間パイプ支柱 4 ケーブル(索状体) 5 金網(防護用網体) 6 連結杆 14,61 回動連結機構 18 連結外筒部 42 連結部材 72 Uボルト(締め具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501047173 有限会社ライテク 富山県富山市根塚町二丁目2番地の1 (71)出願人 501228635 有限会社サンワ設計 福岡県福岡市博多区住吉4丁目5−7 (72)発明者 細川 豊 富山県富山市月岡西緑町91番地 (72)発明者 伊藤 正男 新潟県新潟市関新一丁目2番34号 和光物 産株式会社内 Fターム(参考) 2D001 PA02 PA05 PA06 PB04 PC03 PD06 PD10 PD11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を置いて支柱を立設し、これら支柱
    の間に上下に間隔をおいて索状体を架設すると共に防護
    用網体を張設した防護柵において、前記各支柱の上部に
    連結杆を配置し、この連結杆の端部を前記支柱に前後方
    向回動可能で且つ上下方向回動可能に連結する回動連結
    機構を備えることを特徴とする防護柵。
  2. 【請求項2】 前記連結杆が内部に充填材を充填した充
    填鋼管であり、前記回動連結機構は、前記連結杆の端部
    を挿入連結する連結外筒部を有することを特徴とする請
    求項1記載の防護柵。
  3. 【請求項3】 間隔を置いて支柱を立設し、これら支柱
    の間に上下に間隔をおいて索状体を架設すると共に防護
    用網体を張設した防護柵において、前記支柱間に縦方向
    の連結部材を設け、この連結部材を前記上下の索状体に
    連結し、前記連結部材を接地したことを特徴とする防護
    柵。
  4. 【請求項4】 前記支柱間に縦方向の連結部材を複数設
    け、これら連結部材を前記上下の索状体に連結し、前記
    連結部材を接地したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の防護柵。
  5. 【請求項5】 前記索状体を複数の締め具により前記連
    結部材に締め付け固定したことを特徴とする請求項3又
    は4記載の防護柵。
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