JPH0719662U - 自動変速機のコントロールバルブ取付構造 - Google Patents

自動変速機のコントロールバルブ取付構造

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JPH0719662U
JPH0719662U JP1047894U JP1047894U JPH0719662U JP H0719662 U JPH0719662 U JP H0719662U JP 1047894 U JP1047894 U JP 1047894U JP 1047894 U JP1047894 U JP 1047894U JP H0719662 U JPH0719662 U JP H0719662U
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JP
Japan
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automatic transmission
transmission casing
valve body
control valve
casing
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Application number
JP1047894U
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English (en)
Inventor
敏治 山田
Original Assignee
ジャトコ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機ケーシングに取り付けられるコン
トロールバルブをコンパクトで剛性の高いものにする。 【構成】 2以上のバルブボディ(14、16)を積み
重ねて構成されるコントロールバルブ(12)が、自動
変速機ケーシング(10)に取付けられている。自動変
速機ケーシング(10)とコントロールバルブ(12)
との間の油路接続部は、自動変速機ケーシング(10)
と自動変速機ケーシング(10)の中心線に近い側に配
置されるバルブボディ(14)との密着面(20、2
2)によって構成されている。上記密着面(20、2
2)は同一平面上に配置されており、上記自動変速機ケ
ーシング(10)の中心線に近い側に配置されるバルブ
ボディ(14)と、これ以外のバルブボディ(16)と
は、これらを貫通する貫通ボルト(26)によって自動
変速機ケーシング(10)に取り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動変速機のコントロールバルブ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動変速機のコントロールバルブ取付構造として、特開昭61−365 41号公報に示されるものがある。これに示されるコントロールバルブは、アッ パーバルブボディ及びロワーバルブボディの2つのバルブボディから構成されて おり、ロワーバルブボディが自動変速機ケーシング中心線から遠い側に配置され る。ケーシング側とコントロールバルブ側との油路の接続は、ロワーバルブボデ ィ側をケーシングに密着させることにより行われる。この公報に示される技術の 場合、ロワーバルブボディ中央部の油路を効率よくケーシング側に接続するため に、アッパーバルブボディ側に貫通穴を設け、この貫通穴に対応する部分にケー シングの突出部を設け、突出部下面とロワーバルブボディとを密着させることに より、油路の接続を行うように構成されている。これにより、油路の接続を簡略 化することを目的としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術のように、アッパーバルブボディに貫通穴を設け 、ここにケーシングの突出部が入るようにすると、貫通穴を設けた分だけアッパ ーバルブボディの断面積が減少し、バルブスプール及び油路の配置が制約され、 この分だけコントロールバルブを外周側に大型化する必要がある。従って、この 公報に示される技術がコントロールバルブの油路接続の簡略化及び小型化を目的 としているにもかかわらず、実際には所期通りの結果が得られないこととなって いる。 上記公報とは別の従来技術として、「MITSUBISHI 整備解説書 M R80 AUTOMATIC TRANSMISSION 87−1 NO.1 039912」の23−37〜23−38頁に示されるものがある。これに示さ れるものの場合、アッパーバルブボディに貫通穴を設けることに代えてアッパー バルブボディの上面を直接ケーシングに密着させるように構成されている。これ により、アッパーバルブボディの油路とケーシングの油路とが直接接続され、上 記公報に示されるものよりも効率よく油路の接続を行うことができる。しかしな がら、この技術の場合にも、ロワーバルブボディ側の密着面とアッパーバルブボ ディ側の密着面という2つの面を通して油路が接続されることになるため、アッ パーバルブボディ側の接続油路部分にはOリングなどのシール部品が必要となり 価格が上昇し、また加工及び組立て作業も面倒となる。 本考案は、上記のような課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、すべての油路の接続を自動変速機ケーシングの中心線に近い側に配 置されるバルブボディ(上記従来例でいえば、アッパーバルブボディ)によって 行うことにより、上記課題を解決する。すなわち、本考案による自動変速機のコ ントロールバルブ取付構造は、自動変速機ケーシング(10)とコントロールバ ルブ(12)との間の油路接続部が、自動変速機ケーシング(10)と、自動変 速機ケーシング(10)の中心線に近い側に配置されるバルブボディ(14)と の密着面(取付面20、バルブ取付面22)によって構成されており、しかも上 記密着面(20、22)が同一平面上に配置されており、上記自動変速機ケーシ ング(10)の中心線に近い側に配置されるバルブボディ(14)と、これ以外 のバルブボディ(16)とが、これらを貫通する貫通ボルト(26)によって自 動変速機ケーシング(10)に取付けられていることを特徴としている。なお、 かっこ内の符号は実施例の対応する部材などを示す。
【0005】
【作用】
コントロールバルブは、自動変速機ケーシングの中心線に近い側に配置される バルブボディをこの自動変速機ケーシングに同一平面上にて密着させることによ り取付けられる。 そして、コントロールバルブ側と自動変速機ケーシング側との間の油の受渡し は、前記同一平面上の密着面によって構成された油路接続部を介して行われる。 すべてのバルブボディを、これらを貫通する貫通ボルトによって自動変速機ケ ーシングに取付けるようにしたから、1つのバルブボディのみを自動変速機ケー シングに取付け、このバルブボディに他のバルブボディを取付けるものに比べて 、コントロールバルブ全体の剛性を向上させることができる。また、この際、自 動変速機ケーシングの中心線に近いバルブボディを同一平面上にて自動変速機ケ ーシングに密着させているため、どこに貫通ボルトを設けても油圧のシール性を 損なうようなことがない。
【0006】
【実施例】
図1及び2に本考案の実施例を示す。自動変速機ケーシング10の下部側にコ ントロールバルブ12が配置されている。コントロールバルブ12はアッパーバ ルブボディ14、ロワーバルブボディ16及び両者間に介装されるセパレートプ レート18から構成されている。コントロールバルブ12はアッパーバルブボデ ィ14の上面に形成された取付面(密着面)20を、自動変速機ケーシング10 に形成されたバルブ取付面(密着面)22に密着させた状態で取付けられている 。なお、アッパーバルブボディ14とロワーバルブボディ16とは図2に示すボ ルト24によって互いに結合されているが、更に両者を貫通する貫通ボルト26 によって自動変速機ケーシング10に共締めされている。ロワーバルブボディ1 6の下面側にはストレーナ28が取付けられる。コントロールバルブ12は自動 変速機ケーシング10に取付けられるオイルパン30内に収容される。なお、ア ッパーバルブボディ14には仮想線によって示すソレノイド32及び34が取付 けられる。 コントロールバルブ12と自動変速機ケーシング10との間の油の受け渡しは 、アッパーバルブボディ14の取付面20及び自動変速機ケーシング10のバル ブ取付面22の密着面を介して行われる。すなわち、取付面20及びバルブ取付 面22のそれぞれ対応する位置にオイルポンプの吸入通路、吐出通路、クラッチ ・ブレーキなどへの油圧供給油路が設けられている。取付面20及びバルブ取付 面22は同一平面としてあるので加工誤差が少なく、シール部材を設けなくても 油圧のシールが可能である。しかも、この油路の接続は、すべてアッパーバルブ ボディ14の上面側の取付面20によって行われるので、アッパーバルブボディ 14及びロワーバルブボディ16の合わせ面側、すなわちセパレートプレート1 8に面する側、は全面にわたって油路を設けることができ、限られたスペース内 に多数のバルブ、油路などの配置が可能となる。また、コントロールバルブ12 を自動変速機ケーシング10に取付ける貫通ボルト26は、図2に示すように、 コントロールバルブ12の外周部だけでなく中央部にも配置されているので、自 動変速機ケーシング10の開口部側が橋渡しされた状態となり、自動変速機ケー シング10の剛性が向上する。 なお、この実施例ではコントロールバルブ12は自動変速機ケーシング10の 下部側に配置するようにしたが、逆に自動変速機ケーシング10の上部側に配置 する場合及び自動変速機ケーシング10の側部に配置する場合にも同様に本考案 を適用することができる。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、自動変速機ケーシングの中心線に近い 側に配置されるバルブボディを自動変速機ケーシングに密着させて油路を接続さ せたから、前記中心線に遠い側に配置されるロワーバルブボディを密着させて油 路を接続させた従来のものでは、内部に油路を有する自動変速機ケーシング部分 とこれに隣接するアッパーバルブボディとの間の所定の隙間やこの自動変速機ケ ーシング部分及びアッパーバルブボディそれぞれの壁の厚さ分のスペースを必要 としていたのに対し、これらのスペースを不要としてコントロールバルブを小型 化することができる。 また、アッパーバルブボディに貫通穴を設けてロワーバルブボディと自動変速 機ケーシングの一部とを接続する必要もないので、コントロールバルブが外周方 向に大型化することもない。 また、自動変速機ケーシングの中心線に近い側に配置されるバルブボディと遠 い側に配置されるバルブボディとの密着面が広く取れるので、コントロールバル ブ全体をコンパクトに収めつつバルブや油路の配置の自由度を確保できる。 また、自動変速機ケーシングにこの自動変速機ケーシングの中心線に近い側に 配置されるバルブボディを同一平面上にて密着させたため、これらを段差を持っ て密着させ、各々に油路接続部を設けた場合に比べて、同一平面上の密着面に複 数の油路接続部をどの位置に設けても加工誤差の影響で油圧のシール性を損なう ことがないので、シール部材を設ける必要がないと共に、油路接続部のレイアウ ト自由度も向上させることができる。 すべてのバルブボディを、これらを貫通する貫通ボルトによって自動変速機ケ ーシングに取付けるようにしたから、1つのバルブボディのみを自動変速機ケー シングに取付け、このバルブボディに他のバルブボディを取付けるものに比べて 、コントロールバルブ全体の剛性を向上させることができる。また、この際、自 動変速機ケーシングの中心線に近いバルブボディを同一平面上にて自動変速機ケ ーシングに密着させているため、どこに貫通ボルトを設けても油圧のシール性を 損なうようなことがない。 更に、前記ケーシング開口部の剛性アップのためコントロールバルブ中央部を ボルトにてケーシングに固定する際、従来のロワーバルブボディと自動変速機ケ ーシングとを密着させているものでは、コントロールバルブ中央部にあるアッパ ーバルブボディを単に自動変速機ケーシングに固定してしまうと油路接続部のシ ール性を損なってしまうため、その分高い加工精度が要求されるが、本考案では 自動変速機ケーシングの中心線に近い側に配置されるバルブボディを同一平面上 でケーシングに密着させ、この密着面に油路接続部を設けているため、加工精度 を考慮することなく自動変速機ケーシングの中心線に近い側に配置されるバルブ ボディを密着している部分を固定しても油路接続部のシール性を損なうことがな い。従って、自動変速機ケーシング開口部の剛性アップのためのボルトをコント ロールバルブ中央部に容易に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の自動変速機の縦断面図であ
る。
【図2】図1の下方からコントロールバルブを見た図で
ある。
【符号の説明】
10 自動変速機ケーシング 12 コントロールバルブ 14 アッパーバルブボディ 16 ロワーバルブボディ 20 取付面(密着面) 22 バルブ取付面(密着面) 24 ボルト 26 貫通ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上のバルブボディ(14、16)を
    積み重ねて構成されるコントロールバルブ(12)が、
    自動変速機ケーシング(10)に取付けられている自動
    変速機のコントロールバルブ取付構造において、 自動変速機ケーシング(10)とコントロールバルブ
    (12)との間の油路接続部は、自動変速機ケーシング
    (10)と自動変速機ケーシング(10)の中心線に近
    い側に配置されるバルブボディ(14)との密着面(2
    0、22)によって構成されており、上記密着面(2
    0、22)は同一平面上に配置されており、上記自動変
    速機ケーシング(10)の中心線に近い側に配置される
    バルブボディ(14)と、これ以外のバルブボディ(1
    6)とが、これらを貫通する貫通ボルト(26)によっ
    て自動変速機ケーシング(10)に取付けられているこ
    とを特徴とする自動変速機のコントロールバルブ取付構
    造。
JP1047894U 1994-08-01 1994-08-01 自動変速機のコントロールバルブ取付構造 Pending JPH0719662U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215068A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 日本電産トーソク株式会社 コントロールバルブ装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
AUTOMATIC TRANSMISSIONS=S34 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215068A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 日本電産トーソク株式会社 コントロールバルブ装置

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