JP2008195170A - 車両用ブレーキ液圧制御装置およびシール部材 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置およびシール部材 Download PDF

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Abstract

【課題】組立作業時のモータケースやモータカバーのずれや変形を防いで、電動モータの外部に対する高いシール性や電動モータを取り付けた基体に形成された油路に対する高いシール性を保てる車両用ブレーキ液圧制御装置およびそのためのシール部材を提供すること。
【解決手段】環状溝Dには、シール部材1が収容されている。このシール部材1は、突出部1bと表側当接部1cと裏側当接部1dとを有している。本体部1a、突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dは無端状に形成されている。このシール部材1は、モータケース215の内周面215aに突出部1bを密着させ、モータカバー216の段差面216bに表側当接部1cを密着させ、基体100の後面102に裏側当接部1dを密着させて、モータケース215とモータカバー216と基体100との各突き合わせ面をシールさせている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ブレーキ液圧制御装置、および、この車両用ブレーキ液圧制御装置に使用される電動モータをシールするシール部材に関する。
従来の車両用ブレーキ液圧制御装置としては、ブレーキ液の油路が形成された基体と、有底円筒形状のモータケースの開口内周面に嵌入させたモータカバーから露出させた回転軸を前記基体の一側面に向けて取り付けられる電動モータと、前記基体の他側面に取り付けられるコントロールハウジングとを備えた車両用ブレーキ液圧制御装置であって、モータケースとモータカバーとの接続部分をシールしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−289155号公報(段落0022、図4等)
特許文献1に記載の技術では、モータケースを基体に押さえつけて、Oリングを圧縮変形させる必要があるが、反力が大きく、その組立作業性が悪かった。
そこで、本発明は、組立作業性が良好で、電動モータの外部に対する高いシール性や電動モータを取り付けた基体に形成された流路に対する高いシール性を保てる車両用ブレーキ液圧制御装置およびそのためのシール部材を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、ブレーキ液の流路が形成された基体に、有底円筒形状のモータケースの開口内周面に嵌入させたモータカバーから露出させた回転軸を前記基体の一側面に向けて取り付けられる電動モータを備える車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記電動モータは、前記モータケース、前記モータカバーおよび前記基体に囲まれてなる空間にシール部材を配置させて、前記基体に取り付けられ、前記シール部材は、互いに対向する面からの押圧力で圧縮変形自在な無端状の本体部と、この本体部から外周方向に向けて突出した無端状の突出部とを備え、前記突出部を前記モータケースに密着させ、前記本体部を前記モータカバーおよび前記基体に密着させて、前記モータケースと前記モータカバーと前記基体との各突き合わせ面をシールさせた構造を備えるようにした。
この構成によれば、基体とモータケースとの突き合わせ面、基体とモータカバーとの突き合わせ面、および、モータケースとモータカバーとの突き合わせ面が、シール部材によって、液密にシールされることになるが、シール部材のシール反力がOリングの場合に比べて小さくなるので、組立作業性が良好となる。
また、前記本体部の少なくとも内周を、断面略湾曲形状としたことが好ましい。ここで、略湾曲形状とは、本体部の内周が窪んでいるという程度の意味である。
この構成によれば、本体部がモータカバーと基体との間に挟まれて潰されたときに突出部を外周方向に突出させるように変形することになるため、突出部のモータケースへの接触圧が高くなり、シール性能をより一層向上させることが可能となる。
また、前記電動モータは、前記モータカバーの周縁に設けられた段差面と、前記モータケースの内周面とで形成された環状溝を有し、かつ、当該環状溝に無端状のシール部材を収容した状態で前記基体に取り付けられることが好ましい。
この構成によれば、組立作業時に、環状溝にシール部材を収容してシール部材を位置決めした後に、電動モータを基体に取り付けることで組立作業を行うことができるため、組立作業性が良好となる。
また、少なくとも1個のリブが、前記突出部と前記本体部との間に前記突出部と前記本体部とを接続するように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、突出部の剛性が高くなり、組立作業時に、突出部の先端側の本体側への倒れを抑えることができるため、組立作業性が良好となる。
また、少なくとも1個の第1のリブが、前記モータカバーに密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、かつ、少なくとも1個の第2のリブが、前記基体に密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、前記第1のリブと前記第2のリブとが前記シール部材の長手方向において異なる位置になるように配置されていることが好ましい。
この構成によれば、第1および第2のリブによって突出部の剛性が高くなり、組立作業時に、突出部の先端側の本体側への倒れを抑えることができるため、組立作業性が良好となる。
また、複数の第1のリブが、前記モータカバーに密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、かつ、複数の第2のリブが、前記基体に密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、前記第1のリブと前記第2のリブとが前記シール部材の長手方向において異なる位置に、かつ、それぞれが長手方向に沿って等間隔に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、第1および第2のリブによって突出部の剛性が高くなり、組立作業時に、突出部の先端側の本体側への倒れを抑えることができるため、組立作業性が良好となる。また、複数の第1のリブおよび第2のリブが、それぞれ等間隔に配置されているため、シール部材の組み付け方向が指定されないため、組立作業性が良好となる。
なお、本発明は、三箇所をシールするシール部材であって、互いに対向する面からの押圧力で圧縮変形自在な無端状の本体部と、この本体部から外周方向に向けて突出した無端状の突出部とを備え、前記本体部の少なくとも内周を、断面略湾曲形状とし、前記突出部と前記本体部との間に、少なくとも1個のリブが前記突出部と前記本体部とを接続するように形成されていることを特徴とするシール部材を提供する。
この構成によれば、Oリングよりも小さなシール反力で、三箇所をシールすることができるため、シール部材の組立作業性が良好となる。
したがって、本発明によれば、組立作業性が良好で、電動モータの外部に対する高いシール性や電動モータを取り付けた基体に形成された流路に対する高いシール性を保てる車両用ブレーキ液圧制御装置およびそのためのシール部材を提供できる効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置Uの構成を説明する。車両用ブレーキ液圧制御装置Uは、リザーバを構成するリザーバ構成部品R、往復動ポンプP、電磁弁Vなどの組立部品が組み立てられた基体100と、往復動ポンプPの動力源となる電動モータ(モータ)200と、電磁弁Vの開閉やモータ200の作動を制御する電子制御ユニット300と、この電子制御ユニット300を収容するハウジング(コントロールハウジング)400とを主に備えている。なお、以下の説明における「上下」は図1の状態を基準とする。
基体100は、略直方体に形成される金属部品であり、その内部には流体であるブレーキ液の流路(油路)が形成されている。基体100の表面のうち、前面101には、電磁弁V,V,…や圧力センサSといった組立部品が装着される有底の取付穴151,151,…などが形成されており、上面103には、図示せぬ車輪ブレーキに至る配管が接続される四つの出口ポート152,152などが形成されている。
図2に示すように、基体100の表面のうち、後面102には、図示せぬマスタシリンダに至る配管が接続される入口ポート153,153や図1に示すモータ200の出力軸210が収容される有底のモータ装着穴154などが形成されている。また、下面104には、図1に示すリザーバ構成部品Rが組み立てられるリザーバ穴110や基体100を図示せぬマウントブラケットに固定する際に使用される固定穴156などが形成されている。なお、側面105に形成されるポンプ孔155は、モータ装着穴154に連通している。また、図1に示す取付穴151,151,…、出口ポート152および図2に示す入口ポート153、ポンプ孔155およびリザーバ穴110は、直接に、あるいは基体100の内部に形成された図示せぬ流路を介して互いに連通している。
さらに、基体100には、図示せぬ前面とリザーバ穴110とに開口するリザーバ通気路120と、前面とこれ以外の基体100の表面(本実施形態では下面104)とに開口するハウジング通気路130と、基体100の前面101と後面102(図2参照)とに開口する端子孔140とが形成されている。
図3に示すモータ200は、往復ポンプP(図1参照)の動力源となるものである。このモータ200は、有底円筒形状のモータケース215の開口内周面に嵌入させたモータカバー216から露出させた出力軸(回転軸)210を基体100の一側面に向けて取り付けられている。つまり、モータ200は、基体100の後面102側に一体的に固着されている。なお、モータ200と基体100の後面102との間には、無端状のシール部材1が介設されていて、そのシール部材1によってモータ200と基体100の後面102との突き合わせ面にある空間へ水等の浸入が防止されると共に、往復動ポンプPのモータ200の偏心軸部211側からの微少な掻き出し漏れが発生したとしても、シール部材1がブレーキ液のモータ200へのブレーキ液の浸入(滲入(しんにゅう))を防止する。この構造および作用については、図4〜図7を参照して詳細に後記することとする。
モータ200の出力軸(回転軸)210には、偏心軸部211が設けられていて、この偏心軸部211には、ボールベアリング212が嵌め込まれている。偏心軸部211およびボールベアリング212は、モータ装着穴154に挿入される。
出力軸210の上方には、図示せぬロータに電力を供給するためのモータバスバー220が接続されている。モータバスバー220は、端子孔140に挿通され、ハウジング400に設けられたターミナル415dに接続される。モータバスバー220の基端部は、モータ200のケースから突出する接続端子213に接続される。なお、接続端子213の周囲には、モータ200の内部空間に連通する隙間が形成されており、モータ200の内部空間は、接続端子213の周囲に形成された隙間、モータ200と基体100との間にある空間(シール部材214の内周側にある空間)および端子孔140を介して、基体100とハウジング400とで囲われた空間K3(以下、「収納室K3」と称する。)と連通している。
電子制御ユニット300は、基体100の他側面に取り付けられている。この電子制御ユニット300は、電子回路がプリントされた基板に半導体チップ等が搭載されてなるものであり、圧力センサSや図示せぬ車輪速度センサといった各種センサから得られた情報や予め記憶させておいたプログラム等に基づいて、電磁弁Vの開閉やモータ200の作動を制御する。
ハウジング400は、電磁弁Vや圧力センサS(図1参照)などの組立部品を覆った状態で基体100の前面101に一体的に固着されるものであり、基体100と共に収納室K3を形成する。本実施形態に係るハウジング400は、ハウジング本体410と、このハウジング本体410に覆設されるハウジングカバー420とを備えて構成されている。
それでは、図4〜図7を参照して、シール部材1の構造および作用について説明する。
図3のX部分拡大図である図4に示すように、モータ200(図1参照)には、モータカバー216の周縁に設けられた段差面216a,216bと、モータケース215の内周面215aとで環状溝Dが形成されている。なお、段差面216bは、基体100(図1参照)の後面102に対して略平行に位置し、段差面216aおよび内周面215aは、基体100の後面102に対して略垂直に位置している。なお、以下の説明における「左右」は図3、図4および図5の(b)(以下、「図3等」という)の状態を基準とする。また、ここでは、シール部材1のモータ200側の面を「表面」(図3等の「左面」)とし、基体100側の面を「裏面」(図3等の「右面」)と表すこととする。
そして、この環状溝Dには、シール部材1が収容されている。このシール部材1は、互いに対向する面からの押圧力で圧縮変形自在な無端状の本体部1aと、この本体部1aから外周方向に向けて突出した無端状の突出部1bとを備えている。本体部1aには、突出部1bよりもモータカバー216側に位置する表側当接部1cと、突出部1bよりも基体100側に位置する裏側当接部1dとが形成されている。そして、表側当接部1cおよび裏側当接部1dの間、つまり、本体部1aの内周は、断面略湾曲形状(本実施形態では円弧形状)に形成され、環状に窪んでいる(図5参照)。
このシール部材1は、モータケース215の内周面215aに突出部1bを密着させ、モータカバー216の段差面216bに表側当接部1cを密着させ、基体100の後面102に裏側当接部1dを密着させて、モータケース215とモータカバー216と基体100との各突き合わせ面をシールさせている。
したがって、表側当接部1cと段差面216bとが密着しているため、たとえポンプPのモータ200の偏心軸部211側からの微少な掻き出し漏れが発生したとしても、そのブレーキ液がモータ200の内部に浸入することはない。また、裏側当接部1dと後面102とが密着しているため、たとえ水等の液体が後面102とモータケース215の突き合わせ面を通ってモータケース215内に浸入したとしても水等の液体がモータ装着穴154から基体100の内部へ浸入することはない。また、突出部1bがモータケース215の内周面215aに密着しているため、たとえ後面102とモータケース215の突き合わせ面を通ってモータ200側へ水等の液体が浸入したとしても、その液体がモータ200の内部へ浸入することはない。
そのため、基体100とモータケース215との突き合わせ面、基体100とモータカバー216との突き合わせ面、および、モータケース215とモータカバー216との突き合わせ面が、シール部材1の突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dのそれぞれによって、Oリングに比べて小さな圧力で、液密にシールされることになる。
また、図5や図6に示すように、突出部1bはシール部材1の外周面側に位置し、表側当接部1cおよび裏側当接部1dはシール部材1の内周面側に位置している。そのため、表側当接部1cと裏側当接部1dとは、図4中左右対称に形成されている。また、突出部1bは、表側当接部1cや裏側当接部1dの長さよりも長く、かつ、肉厚が薄く形成されている。そのため、突出部1bは、表側当接部1cや裏側当接部1dよりも圧縮変形しやすくなっている。
また、シール部材1には、図5に示すように、突出部1bと表側当接部1cとの間に本体部1aの表側当接部1cと突出部1bとを接続するように、複数の(ここでは8個の)リブ1e(第1のリブ)が形成されている。また、裏側当接部1dと突出部1bとの間に裏側当接部1dと突出部1bとを接続するように、複数の(ここでは8個の)リブ1f(第2のリブ)が形成されている。なお、これらリブ1e,1fは、突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dの各先端側よりも内側に形成されている。そのため、突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dの先端部分の剛性は低く、モータケース215の内周面215a等に密着しやすくなっている。
また、ここでは、リブ1e,1fは、それぞれ8個ずつ配置されているが、その数はこれに限らない。また、リブ1e,1fは、それぞれの間で周方向に所定間隔ごとに配置されている。なお、ここでは、等間隔にした場合を示している。そして、リブ1e,1fは、シール部材1の長手方向において異なる位置になるように配置されている。つまり、突出部1bと表側当接部1cとの間に突出部1bと表側当接部1cとを接続するように複数のリブ1eが配置され、裏側当接部1dと突出部1bとの間であって、図5の(a)に示すように、平面透視において、隣り合う各リブ1e、1eの中間にリブ1fが配置されている。
また、この実施形態では、リブ1e,1fは、図5の(a)に示すように、平面視矩形状に形成されている。また、シール部材1の周方向に沿って、リブ1e,1fが、それぞれ8個ずつ形成されている。そのため、リブ1e,1fが、図4中左右対称に形成されている。したがって、この実施形態では、組立作業者や図示せぬ組立装置は、表側当接部1cと裏側当接部1dとを区別することなく、つまり、シール部材1の組み付け方向を区別することなく、組立作業を行うことができるため、組立作業性が良好となる。
また、そのリブ1e,1fの個数や形状等の設計上の限定はない。例えば、1個のリブ1e,1fを突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1d間に周方向に環状に形成した構造でもよい。また、この実施形態では、表側当接部1cと裏側当接部1dとの間にはリブ1e,1fを形成させていないが、この間にもリブを形成させてもよい。このように、各本体部1aと突出部1bとの間にリブ1e,1f等を適宜形成することによって、突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dの剛性を高めることができる。そのため、基体100とモータケース215との突き合わせ面、基体100とモータカバー216との突き合わせ面、および、モータケース215とモータカバー216との突き合わせ面のシールの安定化を図ることができる。
次に、図6を参照して、シール部材1の圧縮変形前後の様子について説明する。ここで図6の(a)に示すように、シール部材1の圧縮変形前において、突出部1bの先端と、本体部1aの先端との間の長さをaとする。また、図6の(b)に示すように、シール部材1の圧縮変形後のその長さをbとする。
なお、シール部材1を切断したときに見える断面(図4参照)をなす輪郭線において、本体部1aの内周の輪郭線は、突出部1bと表側当接部1cとの境界部分の輪郭線、および、突出部1bと裏側当接部1dとの境界部分の輪郭線よりも大きな曲率半径になっている。また、突出部1bと表側当接部1cとの境界部分の輪郭線、および、突出部1bと裏側当接部1dとの境界部分の輪郭線の曲率半径は、シール部材1が図4中左右対称なので、同じ大きさである。
したがって、シール部材1はその厚み方向(図4の左右方向)に加えられる力によって、表側当接部1cと裏側当接部1dとが図4の左右方向に圧縮変形するため、表側当接部1cと段差面216bとが密着し、裏側当接部1dと基体100の後面102とが密着する。また、表側当接部1cと裏側当接部1dとが図4の左右方向に互いに近づくように圧縮変形することによって、突出部1bを図4の下方に押す力が生じるため、その突出部1bがモータケース215の内周面215aに密着する。
そのため、図6の(b)に示すように、突出部1bの突出方向(図6の(b)の下方向)に、長さ(b−a)だけ延びるように変形して、シール部材1が組み付けられている。このとき、突出部1bの突出方向には、仮止めの力よりも大きな力が生じるため、突出部1b、表側当接部1c、および、裏側当接部1dの各面215a,216a,216b,102との密着力が適度な大きさになっている。
なお、リブ1e、1fによって支えられている突出部1bは、図4の左右方向に倒れ難いため、突出部1bと内周面215aとの密着性を適度な大きさに保つことができる。そのため、シール部材1は、モータカバー216と基体100との突き合わせ面、基体100とモータケース215との突き合わせ面、および、モータカバー216とモータケース215との突き合わせ面の三箇所を適度な大きさの力でシールすることができる。
次に、組立作業時のシール部材1の状態について説明する。まず、モータ200と基体100との組立前に、組立作業者は、シール部材1を、表側当接部1cがモータカバー216の段差面216bと接触するまで環状溝D内に挿入する。このとき、突出部1bがモータケース215の内周面215aに押しつけられ、表側当接部1cが段差面216aに押しつけられながら、シール部材1が環状溝Dに挿入される。そのため、突出部1bが内周面215aに密着し、表側当接部1cが段差面216a,216bに密着した状態で、シール部材1が仮止めの力で環状溝D内に位置決めされる。
このように、組立作業者は、環状溝D内にシール部材1を挿入した後に、モータケース215を基体100に押しつけ、ねじ止めする。すると、図4に示すように、裏側当接部1dが基体100の後面102に密着し、表側当接部1cと裏側当接部1dとが互いが近づくように圧縮変形する。したがって、シール部材1は、その厚み方向(図4の左右方向)に外力を加えられ、表側当接部1cと裏側当接部1dとを図4の左右方向に圧縮変形して、車両用ブレーキ液圧制御装置Uに組み付けられる。
この場合、この圧縮変形では、表側当接部1cと裏側当接部1dとが互いに近づくように変形するため、図6の(b)に示すように、突出部1bの突出方向(図6の(b)の下方向)に、長さ(b−a)だけ延びるように変形する。そのため、表側当接部1cと裏側当接部1dとが図4の左右方向に圧縮変形することによって、突出部1bを図4の下方に押す力が生じ、その突出部1bがモータケース215の内周面215aに密着する。また、リブ1e、1fによって支えられている突出部1bは、図4の左右方向に倒れ難いため、突出部1bと内周面215aとの密着性が適度な大きさに保たれている。
したがって、突出部1bの突出方向には仮止めの力よりも大きな力が生じ、シール部材1は、モータカバー216と基体100との突き合わせ面、基体100とモータケース215との突き合わせ面、および、モータカバー216とモータケース215との突き合わせ面の三箇所を適度な大きさの力でシールすることになる。
なお、このとき、突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dはそれぞれ放射状に突出しているため、シール部材1が三方向の密着面から受ける力の多くは、突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dごとに圧縮変形として吸収される。そのため、シール部材1は、一般的なOリングに比べて小さな力で密着させたとしても、突出部1b、表側当接部1cおよび裏側当接部1dの圧縮変形の変位量が大きいため、内周面215a,216bおよび後面102との密着面積を広くすることができ、各突き合わせ面をシールすることができる。
また、モータケース215とモータカバー216との圧入箇所やモータケース215と基体100との接触箇所に加わる力をOリングに比べて小さくすることができるため、組立作業時にモータケース215を基体100に押しつける際の押圧荷重が減少することで組立作業性が向上するとともに、圧入箇所や接触箇所のずれを防ぐこともできる。
したがって、この実施形態によれば、シール部材1のシール反力をOリングに比べて低下させつつシール性能を維持させることが可能となるので、組立作業性の向上とシール性能の安定化を同時に図ることが可能となる。
なお、この実施形態では、図6に示すように、突出部1bと表側当接部1cとでなす角、表側当接部1cと裏側当接部1dとでなす角、裏側当接部1dと突出部1bとでなす角は、略120度間隔に形成されているが、適宜角度を設定して形成することができる。
また、この実施形態では、図5等に示すように、リブ1e,1fを形成した構造を説明したが、図7に示すように、リブ1e,1fを形成しないで、本体部2aから外周方向に向けて突出した無端状の突出部2b、および、当接部2c、2cを形成させたシール部材2としてもよい。このシール部材2でも、突出部2bがシール部材2の外周面側に位置し、当接部2c、2cがその内周面側に位置している。そして、当接部2c、2cは、図7の(b)において左右対称に形成されている。そのため、このシール部材2も、シール部材1と同様に、向きに制限がないため、組立作業者等は向きを気にすることなく、組立作業を行うことができる。
最後に、図8を参照して、シール部材の変形例について説明する。
変形例1
図8の(a)に示すように、このシール部材10にも、本体部10aから突出部10bを形成している点は、シール部材1、2と同じである。また、このシール部材10では、その本体部10aの当接部10cの先端(図8中上部)と当接部10dの先端(図8中上部)とを含む内周面Sが、断面略直線状、つまり円筒状に形成されている点が、シール部材1、2と相違する。しかし、このシール部材10も、二点鎖線で示すように、シール部材1と同様に、本体部10aが圧縮変形し、突出部10bが突出するように変形する。この構成によれば、シール部材1よりも本体部10aの圧縮変形に要する弾性力が大きいため、シール部材1よりも高い圧力を加えて密着性を高めるような場所の液密性を図る上で有効である。
変形例2
図8の(b)に示すように、このシール部材20も、本体部20aから突出部20bを形成している点は、シール部材1、2と同じである。また、このシール部材20は、その内周面Sの一部を窪ませて形成されている。つまり、このシール部材20では、その本体部20aの当接部20cおよび当接部20dの先端を所定長さの断面略直線とし、これら断面略直線で形成される面に連続する断面略湾曲状の凹部を中央に形成した内周面Sを備えている。そのため、このシール部材20も、二点鎖線で示すように、シール部材1と同様に、本体部20aが圧縮変形し、突出部20bが突出するように変形する。この構成によれば、シール部材1よりも大きくシール部材10よりも小さい弾性力を得ることができるため、液密性を図る上での設計の範囲が広くなる。
変形例3
図8の(c)に示すように、このシール部材30も、本体部30aから突出部30bを形成している点は、シール部材1、2と同じである。また、このシール部材30は、その本体部30aの当接部30cと当接部30dとの間を断面屈曲状に形成した内周面S3を備えている。そのため、このシール部材30も、二点鎖線で示すように、シール部材1と同様に、本体部30aが圧縮変形したときに、突出部30bが突出するように変形する。この構成によっても、液密性を図ることができる。
変形例4
図8の(d)に示すように、このシール部材40は、二点鎖線で示す仮想線Lで分けるように、本体部40aと突出部40bとを一体に略三角形状に形成されるとともに、本体部40aの当接部40cと当接部40dとの間が断面略湾曲形状に形成されている。なお、ここでは、当接部40cと当接部40dとは、当接部10cと当接部40dと同じ構造になっている。このシール部材40も、二点鎖線で示すように、シール部材1と同様に、本体部40aが圧縮変形したときに、突出部40bが突出するように変形する。
なお、この実施形態では、本体部10a、20a等と突出部10b、20b等との材質について特に断らないで説明した。その材質は、両者同一であることが好ましい。
本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置を示す分解斜視図である。 基体を後面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置を示す断面図である。 図3のX部分拡大断面図である。 シール部材の説明図である。(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。 シール部材の圧縮変形について説明する断面図である。 シール部材の変形例の説明図である。(a)は平面図、(b)はB−B断面図である。 (a)はシール部材の変形例1の平面図、(b)はシール部材の変形例2の平面図、(c)はシール部材の変形例3の平面図、(d)はシール部材の変形例4の平面図である。
符号の説明
1 シール部材
1a 本体部
1b 突出部
1c 表側当接部
1d 裏側当接部
1e リブ
1f リブ
2 シール部材
2a 本体部
2b 突出部
2c 当接部
U 車両用ブレーキ液圧制御装置
100 基体
102 後面(一側面)
200 電動モータ
210 出力軸(回転軸)
215 モータケース
215a 内周面
216 モータカバー
216a 段差面
216b 段差面
400 ハウジング(コントロールハウジング)

Claims (7)

  1. ブレーキ液の流路が形成された基体に、有底円筒形状のモータケースの開口内周面に嵌入させたモータカバーから露出させた回転軸を前記基体の一側面に向けて取り付けられる電動モータを備える車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記電動モータは、前記モータケース、前記モータカバーおよび前記基体に囲まれてなる空間にシール部材を配置させて、前記基体に取り付けられ、
    前記シール部材は、互いに対向する面からの押圧力で圧縮変形自在な無端状の本体部と、この本体部から外周方向に向けて突出した無端状の突出部とを備え、
    前記突出部を前記モータケースに密着させ、前記本体部を前記モータカバーおよび前記基体に密着させて、前記モータケースと前記モータカバーと前記基体との各突き合わせ面をシールさせた構造を備えること、
    を特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記本体部の少なくとも内周を、断面略湾曲形状としたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記電動モータは、前記モータカバーの周縁に設けられた段差面と、前記モータケースの内周面とで形成された環状溝を有し、かつ、当該環状溝に無端状のシール部材を収容した状態で前記基体に取り付けられること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  4. 少なくとも1個のリブが、前記突出部と前記本体部との間に前記突出部と前記本体部とを接続するように形成されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  5. 少なくとも1個の第1のリブが、前記モータカバーに密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、かつ、少なくとも1個の第2のリブが、前記基体に密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、
    前記第1のリブと前記第2のリブとが前記シール部材の長手方向において異なる位置になるように配置されたこと、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  6. 複数の第1のリブが、前記モータカバーに密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、かつ、複数の第2のリブが、前記基体に密着する側の前記本体部と前記突出部との間に前記本体部と前記突出部とを接続するように形成され、
    前記第1のリブと前記第2のリブとが前記シール部材の長手方向において異なる位置に、かつ、それぞれが長手方向に沿って等間隔に配置されたこと、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  7. 三箇所をシールするシール部材であって、
    互いに対向する面からの押圧力で圧縮変形自在な無端状の本体部と、この本体部から外周方向に向けて突出した無端状の突出部とを備え、
    前記本体部の少なくとも内周を、断面略湾曲形状とし、
    前記突出部と前記本体部との間に、少なくとも1個のリブが前記突出部と前記本体部とを接続するように形成されていること、
    を特徴とするシール部材。
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