JP2605454Y2 - ガスケット - Google Patents
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- JP2605454Y2 JP2605454Y2 JP1993001740U JP174093U JP2605454Y2 JP 2605454 Y2 JP2605454 Y2 JP 2605454Y2 JP 1993001740 U JP1993001740 U JP 1993001740U JP 174093 U JP174093 U JP 174093U JP 2605454 Y2 JP2605454 Y2 JP 2605454Y2
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- hydraulic
- way valve
- hydraulic circuit
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/0003—Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox
- F16H61/0009—Hydraulic control units for transmission control, e.g. assembly of valve plates or valve units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K15/00—Check valves
- F16K15/14—Check valves with flexible valve members
- F16K15/144—Check valves with flexible valve members the closure elements being fixed along all or a part of their periphery
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K15/00—Check valves
- F16K15/14—Check valves with flexible valve members
- F16K15/16—Check valves with flexible valve members with tongue-shaped laminae
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K2200/00—Details of valves
- F16K2200/40—Bleeding means in closed position of the valve, e.g. bleeding passages
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/7722—Line condition change responsive valves
- Y10T137/7837—Direct response valves [i.e., check valve type]
- Y10T137/7847—With leak passage
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T137/7837—Direct response valves [i.e., check valve type]
- Y10T137/7879—Resilient material valve
- Y10T137/7888—With valve member flexing about securement
- Y10T137/7891—Flap or reed
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Check Valves (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動変速機の摩擦要素
に液圧(一般的には油圧)を供給するための液圧回路を
設けた複数の部材を接合する際に、この部材間に介在さ
れるガスケットに関する。
に液圧(一般的には油圧)を供給するための液圧回路を
設けた複数の部材を接合する際に、この部材間に介在さ
れるガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機のコントロールバルブ
に用いられているガスケットとして、例えば、「NISSAN
フルレンジ電子制御オートマチックトランスミッショ
ン 整備要領書 RE4R03A型(日産自動車株式会
社 昭和63年3月発行)」のII−58〜63頁に記載
されたものが知られている。そして、この文献のII−6
3頁には、ガスケットにガスケットとは別体のワンウェ
イバルブを取り付けた構成が示されている。
に用いられているガスケットとして、例えば、「NISSAN
フルレンジ電子制御オートマチックトランスミッショ
ン 整備要領書 RE4R03A型(日産自動車株式会
社 昭和63年3月発行)」のII−58〜63頁に記載
されたものが知られている。そして、この文献のII−6
3頁には、ガスケットにガスケットとは別体のワンウェ
イバルブを取り付けた構成が示されている。
【0003】すなわち、この文献には、自動変速機の締
結要素に油圧を給排する油圧回路がそれぞれ形成された
アッパボディとロアボディとの間に、セパレートプレー
トを挟んでアッパセパレートガスケットとロアセパレー
トガスケットとが3重に介装され、各ガスケットおよび
セパレートプレートに、両ボディの油圧回路を連通する
油孔が形成され、セパレートプレートのアッパセパレー
トガスケット側に、油孔を開閉するワンウェイバルブが
スプリングにより付勢された状態で取り付けられ、この
ワンウェイバルブにオリフィス孔が形成された構成(以
下、ワンウェイオリフィスと称す。)が示されている。
結要素に油圧を給排する油圧回路がそれぞれ形成された
アッパボディとロアボディとの間に、セパレートプレー
トを挟んでアッパセパレートガスケットとロアセパレー
トガスケットとが3重に介装され、各ガスケットおよび
セパレートプレートに、両ボディの油圧回路を連通する
油孔が形成され、セパレートプレートのアッパセパレー
トガスケット側に、油孔を開閉するワンウェイバルブが
スプリングにより付勢された状態で取り付けられ、この
ワンウェイバルブにオリフィス孔が形成された構成(以
下、ワンウェイオリフィスと称す。)が示されている。
【0004】したがって、ロアボディ側の油圧回路に油
圧を入れる時には、油圧がワンウェイオリフィスのオリ
フィス孔を通って徐々に供給され、アッパボディ側の油
圧回路に油圧を抜く時には、ワンウェイオリフィスを開
いて、急速に油圧を抜くようになっている。
圧を入れる時には、油圧がワンウェイオリフィスのオリ
フィス孔を通って徐々に供給され、アッパボディ側の油
圧回路に油圧を抜く時には、ワンウェイオリフィスを開
いて、急速に油圧を抜くようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、ガスケットと別体となった単独の
部品であるワンウェイオリフィスをガスケットに組み付
ける構造であったため、部品点数が多くなってコストア
ップを招くという問題,ワンウェイオリフィスを組み付
ける作業が必要で、それだけ工数が増加するという問
題,ワンウェイオリフィスの組付作業工程において、仕
様の違いによるワンウェイオリフィスの組み込みミスが
生じるおそれがあるからその管理工数も増加するという
問題,ワンウェイオリフィスはガスケット等と別体であ
るから、作業誤差や経年変化等によりワンウェイオリフ
ィスに位置ずれが生じるとシール性にばらつきが生じ
て、性能にもばらつきが生じるという問題があった。
来の技術にあっては、ガスケットと別体となった単独の
部品であるワンウェイオリフィスをガスケットに組み付
ける構造であったため、部品点数が多くなってコストア
ップを招くという問題,ワンウェイオリフィスを組み付
ける作業が必要で、それだけ工数が増加するという問
題,ワンウェイオリフィスの組付作業工程において、仕
様の違いによるワンウェイオリフィスの組み込みミスが
生じるおそれがあるからその管理工数も増加するという
問題,ワンウェイオリフィスはガスケット等と別体であ
るから、作業誤差や経年変化等によりワンウェイオリフ
ィスに位置ずれが生じるとシール性にばらつきが生じ
て、性能にもばらつきが生じるという問題があった。
【0006】また、従来のガスケットとして、米国特許
第4487662号公報に、ガスケットに切り欠きを設
けることによりワンウェイバルブを構成しているものが
開示されている。しかし、この従来例では、オリフィス
機能が無いため、自動変速機のワンウェイオリフィスと
して利用するには、ワンウェイバルブと並列にオリフィ
スの回路を形成しなければならず回路構成が複雑になっ
てしまうという問題があった。
第4487662号公報に、ガスケットに切り欠きを設
けることによりワンウェイバルブを構成しているものが
開示されている。しかし、この従来例では、オリフィス
機能が無いため、自動変速機のワンウェイオリフィスと
して利用するには、ワンウェイバルブと並列にオリフィ
スの回路を形成しなければならず回路構成が複雑になっ
てしまうという問題があった。
【0007】本考案は、上記のような従来の問題に着目
してなされたもので、ワンウェイオリフィス機能を持た
せたガスケットにおいて、部品点数,組付工数および管
理工数の削減を図ることにより、コストダウン,製造ミ
スの防止を達成し、かつ、シール性および性能安定性の
向上を達成することを目的としている。
してなされたもので、ワンウェイオリフィス機能を持た
せたガスケットにおいて、部品点数,組付工数および管
理工数の削減を図ることにより、コストダウン,製造ミ
スの防止を達成し、かつ、シール性および性能安定性の
向上を達成することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本考案では、ガス
ケット自体にワンウェイオリフィスを一体に形成して上
記目的を達成するようにした。
ケット自体にワンウェイオリフィスを一体に形成して上
記目的を達成するようにした。
【0009】すなわち、本考案では、自動変速機の摩擦
要素に液圧を供給するための液圧回路を設けた複数のバ
ルブボディを接合する際に、これら複数のバルブボディ
間に介在されるガスケットにおいて、前記ガスケット
を、セパレートプレートと、該セパレートプレートの上
下面に重ねられたアッパガスケット及びロアガスケット
による3層構造とし、前記セパレートプレート及び一方
のガスケットには、前記液圧回路に符合する位置に、そ
れぞれ液孔が重なって穿設され、さらに、他方のガスケ
ットには、セパレートプレートの液孔よりも大きな範囲
に切欠きを形成することで一方の液圧回路側には変形可
能であるが、他方の液圧回路側へはセパレートプレート
に規制されて変形できないように構成されたワンウェイ
バルブ部を一体に形成し、前記ワンウェイバルブ部に、
このワンウェイバルブ部により遮断された液圧回路を連
通する前記液孔よりも径の小さなオリフィス孔を設け
た。
要素に液圧を供給するための液圧回路を設けた複数のバ
ルブボディを接合する際に、これら複数のバルブボディ
間に介在されるガスケットにおいて、前記ガスケット
を、セパレートプレートと、該セパレートプレートの上
下面に重ねられたアッパガスケット及びロアガスケット
による3層構造とし、前記セパレートプレート及び一方
のガスケットには、前記液圧回路に符合する位置に、そ
れぞれ液孔が重なって穿設され、さらに、他方のガスケ
ットには、セパレートプレートの液孔よりも大きな範囲
に切欠きを形成することで一方の液圧回路側には変形可
能であるが、他方の液圧回路側へはセパレートプレート
に規制されて変形できないように構成されたワンウェイ
バルブ部を一体に形成し、前記ワンウェイバルブ部に、
このワンウェイバルブ部により遮断された液圧回路を連
通する前記液孔よりも径の小さなオリフィス孔を設け
た。
【0010】
【作用】組付作業時には、液圧回路を設けた複数の部材
の間にガスケットを介在させ、部材に対するガスケット
の位置決めを行った上でこれらの部材どうしを接合させ
る。この時、ガスケットの一部に形成したワンウェイバ
ルブ部は、部材に形成された液圧回路を遮断する所定の
位置に設けられる。このように、本考案では、ガスケッ
トを各部材に対して所定位置に組み付けるだけで、ワン
ウェイバルブ部が各部材に対する所定の位置に配置され
る。
の間にガスケットを介在させ、部材に対するガスケット
の位置決めを行った上でこれらの部材どうしを接合させ
る。この時、ガスケットの一部に形成したワンウェイバ
ルブ部は、部材に形成された液圧回路を遮断する所定の
位置に設けられる。このように、本考案では、ガスケッ
トを各部材に対して所定位置に組み付けるだけで、ワン
ウェイバルブ部が各部材に対する所定の位置に配置され
る。
【0011】こうして組み付けられた液圧回路にあって
は、ワンウェイバルブを挟んだ液圧回路の間に液圧差が
生じた時には、液圧が閉弁方向に作用している場合、ワ
ンウェイバルブ部は、変形することなく液圧回路を遮断
したままである。この時、オリフィス孔のみを通じて緩
やかに少量の作動液が流通する。
は、ワンウェイバルブを挟んだ液圧回路の間に液圧差が
生じた時には、液圧が閉弁方向に作用している場合、ワ
ンウェイバルブ部は、変形することなく液圧回路を遮断
したままである。この時、オリフィス孔のみを通じて緩
やかに少量の作動液が流通する。
【0012】一方、液圧差が上記とは逆に開弁方向に作
用した時には、ワンウェイバルブ部が変形して液圧回路
を連通させ、迅速に大量の作動液が流通する。
用した時には、ワンウェイバルブ部が変形して液圧回路
を連通させ、迅速に大量の作動液が流通する。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】(実施例) まず、図1〜図4に示す実施例の構成を説明する。図4
は本考案実施例に用いられる自動変速機のコントロール
バルブ部分の油圧回路を構成する部材の分解斜視図であ
って、図中1はロアバルブボディ,2はアッパバルブボ
ディであって、両者は図外自動変速機のコントロールバ
ルブを構成するもので、両者の間には、気密性を確保す
るためにロアセパレートガスケット(以下、ロアガスケ
ットという)3,セパレートプレート4,アッパセパレ
ートガスケット(以下、アッパガスケットという)5が
重なって介在される。
は本考案実施例に用いられる自動変速機のコントロール
バルブ部分の油圧回路を構成する部材の分解斜視図であ
って、図中1はロアバルブボディ,2はアッパバルブボ
ディであって、両者は図外自動変速機のコントロールバ
ルブを構成するもので、両者の間には、気密性を確保す
るためにロアセパレートガスケット(以下、ロアガスケ
ットという)3,セパレートプレート4,アッパセパレ
ートガスケット(以下、アッパガスケットという)5が
重なって介在される。
【0015】すなわち、図1の要部拡大断面図に示すよ
うに、前記ロアバルブボディ1およびアッパバルブボデ
ィ2には、それぞれ、自動変速機の摩擦要素に油圧を供
給するための油圧回路1a,2aが形成されていて、こ
の油圧回路1a,2aを気密に保つために、間に各ガス
ケット3,5およびセパレートプレート4を介在させ
て、両ボディ1,2が接合されている。なお、本実施例
では、油圧回路1a,2aはクラッチにオイルを給排す
るものとし、油圧回路1a側がクラッチに近い側の回路
を構成していることとする。
うに、前記ロアバルブボディ1およびアッパバルブボデ
ィ2には、それぞれ、自動変速機の摩擦要素に油圧を供
給するための油圧回路1a,2aが形成されていて、こ
の油圧回路1a,2aを気密に保つために、間に各ガス
ケット3,5およびセパレートプレート4を介在させ
て、両ボディ1,2が接合されている。なお、本実施例
では、油圧回路1a,2aはクラッチにオイルを給排す
るものとし、油圧回路1a側がクラッチに近い側の回路
を構成していることとする。
【0016】そして、前記ロアガスケット3およびセパ
レートプレート4には、前記油圧回路1a,2aに符合
する位置に、それぞれ、油孔3a,4aが重なって穿設
されている。
レートプレート4には、前記油圧回路1a,2aに符合
する位置に、それぞれ、油孔3a,4aが重なって穿設
されている。
【0017】さらに、アッパガスケット5の前記油圧回
路1a,2aおよび両油孔3a,4aに符合する位置に
は、ワンウェイバルブ部5aが設けられている。すなわ
ち、前記ワンウェイバルブ部5aは、図2に示すよう
に、油孔3a,4aよりも大きな範囲にU字状に切欠き
5bを形成することで、図1中油圧回路2a側には変形
可能であるが、油圧回路1a側へはセパレートプレート
4に規制されて変形できないように構成されている。そ
して、このワンウェイバルブ部5aには、油孔4aより
も径の小さなオリフィス孔5cが、前記油孔4aと略同
心に形成されている。
路1a,2aおよび両油孔3a,4aに符合する位置に
は、ワンウェイバルブ部5aが設けられている。すなわ
ち、前記ワンウェイバルブ部5aは、図2に示すよう
に、油孔3a,4aよりも大きな範囲にU字状に切欠き
5bを形成することで、図1中油圧回路2a側には変形
可能であるが、油圧回路1a側へはセパレートプレート
4に規制されて変形できないように構成されている。そ
して、このワンウェイバルブ部5aには、油孔4aより
も径の小さなオリフィス孔5cが、前記油孔4aと略同
心に形成されている。
【0018】次に、作用を説明する。
【0019】組付時には、両バルブボディ1,2を接合
するにあたり、両バルブボディ1,2の間に、センタプ
レート4を挟んで各ガスケット3,5を重ねたものを介
在させる。この時、各ガスケット3,4およびセンタプ
レート4を、両バルブボディ1,2に対して位置決めす
ることで、アッパガスケット5に形成したワンウェイバ
ルブ部5aは、図1に示すように、両油孔3a,4aと
位置が符合すると同時に、両油圧回路1a,2aとも位
置が符合する。このように、本実施例では、両バルブボ
ディ1,2を接合させる際に各ガスケット3,5および
センタプレート4を所定位置に組み付けるだけで、ワン
ウェイバルブ部5aが所定の位置に配置される。
するにあたり、両バルブボディ1,2の間に、センタプ
レート4を挟んで各ガスケット3,5を重ねたものを介
在させる。この時、各ガスケット3,4およびセンタプ
レート4を、両バルブボディ1,2に対して位置決めす
ることで、アッパガスケット5に形成したワンウェイバ
ルブ部5aは、図1に示すように、両油孔3a,4aと
位置が符合すると同時に、両油圧回路1a,2aとも位
置が符合する。このように、本実施例では、両バルブボ
ディ1,2を接合させる際に各ガスケット3,5および
センタプレート4を所定位置に組み付けるだけで、ワン
ウェイバルブ部5aが所定の位置に配置される。
【0020】次に、油圧回路1a,2aにおいてオイル
を流して図外クラッチを作動させる場合について説明す
る。
を流して図外クラッチを作動させる場合について説明す
る。
【0021】図外クラッチに油圧を供給する時(油圧回
路2aの油圧の方が高い時)には、図3の(イ)に示す
ように、ワンウェイバルブ部5aはセパレートプレート
4に押し付けられて閉弁状態に維持され、図中矢印で示
すようにオリフィス孔5aのみを介して緩やかに少量の
オイルが流通する。
路2aの油圧の方が高い時)には、図3の(イ)に示す
ように、ワンウェイバルブ部5aはセパレートプレート
4に押し付けられて閉弁状態に維持され、図中矢印で示
すようにオリフィス孔5aのみを介して緩やかに少量の
オイルが流通する。
【0022】一方、図外クラッチから油圧を抜く時(油
圧回路1aの油圧の方が高い時)には、図3の(ロ)に
示すように、ワンウェイバルブ部5aが開弁して、図中
矢印で示すように大量のオイルが迅速に流通する。この
ように、ワンウェイバルブ部5aにおいて、従来のオリ
フィス付きのワンウェイバルブ(ワンウェイオリフィ
ス)と同様の機能が得られる。
圧回路1aの油圧の方が高い時)には、図3の(ロ)に
示すように、ワンウェイバルブ部5aが開弁して、図中
矢印で示すように大量のオイルが迅速に流通する。この
ように、ワンウェイバルブ部5aにおいて、従来のオリ
フィス付きのワンウェイバルブ(ワンウェイオリフィ
ス)と同様の機能が得られる。
【0023】以上説明したように、実施例にあっては、
ワンウェイオリフィスの機能をアッパガスケット5に一
体に形成したワンウェイバルブ部5aにより構成したた
め、従来のように、ガスケットとは別途にワンウェイオ
リフィスを設ける必要がなく、部品点数の削減および組
付工数の削減を図って、コストダウンを達成できるとい
う特徴を有している。
ワンウェイオリフィスの機能をアッパガスケット5に一
体に形成したワンウェイバルブ部5aにより構成したた
め、従来のように、ガスケットとは別途にワンウェイオ
リフィスを設ける必要がなく、部品点数の削減および組
付工数の削減を図って、コストダウンを達成できるとい
う特徴を有している。
【0024】しかも、各ガスケット3,5およびセンタ
プレート4を組み付ける際に、従来から必要なこれらの
位置決め作業を行うだけで、同時に、ワンウェイバルブ
部5aの正確な位置決めがなされ、位置ズレが生じ難く
なり、仕様の違いによるワンウェイオリフィスの組み込
みミスが生じるおそれがなくなり、その管理工数も不要
となるという特徴を有している。
プレート4を組み付ける際に、従来から必要なこれらの
位置決め作業を行うだけで、同時に、ワンウェイバルブ
部5aの正確な位置決めがなされ、位置ズレが生じ難く
なり、仕様の違いによるワンウェイオリフィスの組み込
みミスが生じるおそれがなくなり、その管理工数も不要
となるという特徴を有している。
【0025】さらに、ワンウェイバルブ部5aは、アッ
パガスケット5に対して位置ズレしないことから、各ボ
ディ1,2やロアガスケット3およびセンタプレート4
に対して位置ズレすることがなく、位置ずれを原因とし
たシール性のばらつきが生じるのを防止して、性能の安
定化を図ることができるという特徴を有している。
パガスケット5に対して位置ズレしないことから、各ボ
ディ1,2やロアガスケット3およびセンタプレート4
に対して位置ズレすることがなく、位置ずれを原因とし
たシール性のばらつきが生じるのを防止して、性能の安
定化を図ることができるという特徴を有している。
【0026】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本考案に含まれる。
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本考案に含まれる。
【0027】例えば、実施例では、U字状の切り欠き5
bによるワンウェイバルブ部5aの例を示したが、この
切り欠きを、例えば、末広がり形状に形成することがで
き、この場合、ワンウェイバルブ部の硬度および強度が
高まる。
bによるワンウェイバルブ部5aの例を示したが、この
切り欠きを、例えば、末広がり形状に形成することがで
き、この場合、ワンウェイバルブ部の硬度および強度が
高まる。
【0028】
【0029】
【考案の効果】以上説明してきたように本考案では、オ
リフィス付きワンウェイバルブ機能をガスケットに一体
に形成したワンウェイバルブ部により得るようにしたた
め、以下に列挙する効果が得られる。
リフィス付きワンウェイバルブ機能をガスケットに一体
に形成したワンウェイバルブ部により得るようにしたた
め、以下に列挙する効果が得られる。
【0030】 従来のように、ガスケットとは別途に
ワンウェイオリフィスを設ける必要がなくなり、部品点
数の削減および組付工数の削減を図って、コストダウン
を達成できる。
ワンウェイオリフィスを設ける必要がなくなり、部品点
数の削減および組付工数の削減を図って、コストダウン
を達成できる。
【0031】 仕様の違いによるワンウェイオリフィ
スの組み込みミスが生じなくなる。
スの組み込みミスが生じなくなる。
【0032】 液圧回路を構成する部材どうしを接合
するのに伴ってガスケットを組み付ける際に、部材に対
するガスケットの位置決め作業を行うだけで、同時に、
ワンウェイバルブ部の正確な位置決めがなされ、組付作
業の効率が向上する。
するのに伴ってガスケットを組み付ける際に、部材に対
するガスケットの位置決め作業を行うだけで、同時に、
ワンウェイバルブ部の正確な位置決めがなされ、組付作
業の効率が向上する。
【0033】 仕様ミスを防止したり位置決めを正確
に行うための管理工数が不要となり、これによっても作
業効率が向上する。
に行うための管理工数が不要となり、これによっても作
業効率が向上する。
【0034】 ワンウェイバルブ部はガスケットと一
体であるので、位置ずれが生じることがなく、これによ
りシール性を安定させて性能の安定化を達成できる。
体であるので、位置ずれが生じることがなく、これによ
りシール性を安定させて性能の安定化を達成できる。
【図1】本考案実施例のガスケットを有した自動変速機
の要部を示す拡大断面図である。
の要部を示す拡大断面図である。
【図2】実施例のアッパセパレートガスケットの要部を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図3】実施例の作用を説明する作用説明図である。
【図4】本考案実施例に用いられる自動変速機の油圧回
路を構成する部材の分解斜視図である。
路を構成する部材の分解斜視図である。
1 ロアバルブボディ(部材) 1a 油圧回路(液圧回路) 2 アッパバルブボディ(部材) 2a 油圧回路(液圧回路) 3 ロアセパレートガスケット 4 セパレートプレート 5 アッパセパレートガスケット 5a ワンウェイバルブ部 5c オリフィス孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 63/02 F16J 15/10 F16K 15/14
Claims (1)
- 【請求項1】 自動変速機の摩擦要素に液圧を供給する
ための液圧回路を設けた複数のバルブボディを接合する
際に、これら複数のバルブボディ間に介在されるガスケ
ットにおいて、 前記ガスケットを、セパレートプレートと、該セパレー
トプレートの上下面に重ねられたアッパガスケット及び
ロアガスケットによる3層構造とし、 前記セパレートプレート及び一方のガスケットには、前
記液圧回路に符合する位置に、それぞれ液孔が重なって
穿設され、 さらに、他方のガスケットには、セパレートプレートの
液孔よりも大きな範囲に切欠きを形成することで一方の
液圧回路側には変形可能であるが、他方の液圧回路側へ
はセパレートプレートに規制されて変形できないように
構成されたワンウェイバルブ部を一体に形成し、 前記ワンウェイバルブ部に、このワンウェイバルブ部に
より遮断された液圧回路を連通する前記液孔よりも径の
小さなオリフィス孔を設けたことを特徴とするガスケッ
ト。
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