JPH0719637Y2 - 金型潤滑用ノズル装置 - Google Patents

金型潤滑用ノズル装置

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JPH0719637Y2
JPH0719637Y2 JP1988151588U JP15158888U JPH0719637Y2 JP H0719637 Y2 JPH0719637 Y2 JP H0719637Y2 JP 1988151588 U JP1988151588 U JP 1988151588U JP 15158888 U JP15158888 U JP 15158888U JP H0719637 Y2 JPH0719637 Y2 JP H0719637Y2
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JP
Japan
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pipe
nozzle
outer tube
compressed air
nozzle device
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JP1988151588U
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JPH0276636U (ja
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安平 高田
剛一 近藤
朗 友延
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は気液混合流体を複数個所から噴出するノズル装
置に関し、特に鍛造プレス等の金型潤滑装置に用いられ
るのに適し、長尺の管部材の側部から金型内面に潤滑剤
を吹き付けるための金型潤滑装置用ノズル構造に関す
る。
(従来技術) 例えば鍛造プレスにおいては、金型から鍛造成形物を円
滑に取り出したり、あるいは作動中の金型を冷却、洗浄
するために、金型へ被成形物を投入する前に金型表面に
潤滑剤と圧縮空気の混合流体を吹き付ける。ノズルは流
体供給管の上下側部に複数個取り付けられ、プレス動作
の合間に上下金型間に出入して複数の金型に一度に噴霧
状の潤滑剤を吹き付ける。同一種、同一寸法の金型に対
しては、供給管の側部に配置されるノズルの金型への吹
付量は各金型とも等量、均一にする必要がある。しかし
ノズルの吐出量は一般に供給管の基部からノズル位置ま
での距離によって変化し、先端側ほど吐出量が大とな
る。したがって各ノズルの吐出量を同じにするには第3
図あるいは第4図のように主管12の先端から各ノズル13
に至るまでの分岐管14,15…の長さを同一にすればよい
が、鍛造プレスの金型潤滑装置のように限られたスペー
ス内でしかも出入移動するものにあっては、このような
構造は不向きである。なお第3、第4図で16は気液混合
装置、17、18は空気、液体の供給源である。このため金
型潤滑用ノズル装置、特に移動ノズル装置においては、
従来、1本の供給管に各々口径の異なる複数の異径ノズ
ルを取り付けたり、供給管の内径を軸方向に漸増、ある
いは漸減となるようにしてバランスをとっている。また
供給管内の複数箇所に流量調整板を設け、これを管外部
から調整操作(開度調整)できるように構成したもの
(例えば実願昭62−187383号)も提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の金型潤滑用ノズル装置で口径の異なる数
種のノズルを供給管側部に取り付けたり、供給管を先細
テーパ状にして吹付量のバランスをとる方法は、その寸
法決定に至るまでに多分に試行過程が必要であり、一度
その形状を決めると鍛造機稼動中に変更するのが難し
く、また種々の鍛造型に対して汎用性がなく、常に数種
のノズル装置を準備しておかなければならないのでコス
ト高となる。また供給管に複数の調整板を設けた構造の
ものは、吹付量を必要に応じて任意かつ無段階に調整し
得る利点はあるものの、調整板の軸支部の封止やロック
等構造がどうしても複雑となり、その調整操作に時間が
かかり、煩雑であるという問題がある。
本考案は、稼動中の調整作業が全く不要で各ノズルから
の噴出量を一定にし得、しかも構造も簡素かつコンパク
トに構成できる金型潤滑用ノズル装置を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案による金型潤滑用ノズル装置は、軸方向に沿って
複数個のノズルが取り付けられかつ先端が閉塞された外
管と、前記外管に対して空隙を有して該外管内に同芯状
に配置されかつ前記ノズルに対向した側部位置に液吐出
孔が形成されかつ先端が閉塞された内管とを有し、前記
外管が一端で圧縮空気供給源に、前記内管が一端で圧液
供給源にそれぞれ接続されるようにしたものである。
(実施例) 第1図は本考案の第1の実施例に係る金型潤滑用ノズル
装置の概略的な縦断面図である。先端が閉塞された外管
2はその外側部に複数個のノズル4が外管軸方向に沿っ
て所定間隔で固着されている。外管2内には、外管2と
同芯でかつ外管2に対して或る空隙7を有するように内
管3が挿入されている。内管3は同様に先端が閉塞され
ており、またその側部には外管2のノズル4に対向した
位置に複数個の液吐出孔3aが形成されている。外管2お
よび内管3の後端部は適当な固定ブロックに固着されて
おり、この固定ブロックを通して、あるいは他の適当な
配管を介して外管2が圧縮空気供給源10に、また内管3
が潤滑剤の圧液供給源9に連通されている。なお外管2
および内管3からこれらの圧液供給源9および圧縮空気
供給源10に至る部位に適当な流量制御弁5,6が設けられ
ている。
この構成でまず、圧縮空気流量制御弁6を開いて圧縮空
気を外管2に供給し、また圧液流量制御弁5を開いて内
管3内に加圧液体を供給する。この場合、加圧液体の圧
力は圧縮空気の圧力よりも高く設定されている。したが
って内管3内の加圧液体は複数個の液吐出孔3aから内外
管の間の圧縮空気の充満した空隙7へ吐出し、ここで圧
縮空気と加圧液体が混合されてノズル4から霧状となっ
て外部へ噴出される。一般に加圧液体は、圧縮空気ある
いは他の気液混合流体と比べて長管の複数の同径開孔か
ら概ね等しい流量で噴出される。本考案においては圧縮
空気が外管2内に充満されており、該外管のノズル位置
に対向して設けられた内管3の液吐出孔3aからの加圧液
体の吐出量が各ノズル箇所で略等しく、このノズル位置
近傍で圧縮空気と混合されるので、ノズル4からの噴霧
は外管2の先端側、基部側とも、ノズル口径が同じの場
合、略同じ量となって噴出される。
第2図は本考案の第2の実施例を示したものである。外
管2内に内管3が挿入され、外管2の側部に設けた複数
のノズル4の位置に対向した位置で内管3の液吐出孔3a
が形成されることは第1の実施例と同じであるが、この
第2の実施例では図示のように外管2および内管3とも
その内外径が先端へ向って漸次小径となるように形成さ
れている。外管2および内管3の基端は移動ノズル式金
型潤滑装置の中空可動アーム11に固着され、可動アーム
11を介して圧液供給源9から内管3内に加圧液体が供給
され、外管2の基端側部を通して圧縮空気供給源10から
外管2内に圧縮空気が供給される。内管3をこのように
先細テーパ状にすると、各吐出孔3aより均等に吐出させ
るために必要かつ十分な圧液供給が容易となる。また外
管2をこのように先細テーパ状にすると管先端側、管基
端側いずれも空気圧を均等にすることが容易となる。こ
の結果、外管の各ノズルから概ね等液量、等流速の噴霧
が噴出される。
なお上述の実施例ではいずれも内外供給管の上下両側部
に液吐出孔およびノズルが設けられているが、このよう
な形態でなく例えば内外管の上側部あるいは下側部にの
み複数個の液吐出孔およびノズルを配列したものでもよ
いことは勿論である。片側部にのみノズルを設けた場合
は一対の供給管が金型潤滑用ノズル装置として設けられ
る。また第2図の実施例では外管、内管とも先細テーパ
形としたが、いずれか一方の管のみテーパ形とし、他方
の管はストレート管としてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、潤滑剤の供給管を外管と
内管の2重構造とし、外管内の圧縮空気と内管から吐出
される加圧液体とをノズル近傍で混合させるようにした
ので、各ノズルから噴出される噴霧量が均等になり、各
金型に同じ量の潤滑剤吹き付けがなされる。さらに外
管、内管とも先細テーパ状とすることにより、重量軽減
が図られ、移動ノズル式金型潤滑装置に適用した場合の
作動性、他装置との取合スペースの点で有利であり、ま
た内管内に蓄えられる液量が必要最小限に保たれ、ノズ
ル吹き付け中止時の液切れもよくなる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の概略的な縦断面図、第
2図は本考案の第2の実施例の縦断面図、第3図および
第4図はノズル噴出量を均等にするための一般のノズル
装置の配管系統を示す概略図である。 2…外管、3…内管、3a…液吐出孔、4…ノズル、5…
圧液流量制御弁、6…圧縮空気流量制御弁、7…空隙、
9…圧液供給源、10…圧縮空気供給源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 友延 朗 大阪府大阪市西区本田3丁目1―7 富士 興業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−115763(JP,A) 実開 昭57−132737(JP,U) 実開 昭60−5738(JP,U) 実開 昭56−80933(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に沿って複数個のノズルが取り付け
    られかつ先端が閉塞された外管と、前記外管に対して空
    隙を有して該外管内に同芯状に配置されかつ前記ノズル
    に対向した側部位置に液吐出孔が形成されかつ先端が閉
    塞された内管とを有し、前記外管が一端で圧縮空気供給
    源に、前記内管が一端で圧液供給源にそれぞれ接続され
    ることを特徴とする金型潤滑用ノズル装置。
  2. 【請求項2】前記外管および内管はともに先端に向って
    漸次小径となるように形成されることを特徴とする請求
    項第1項記載の金型潤滑用ノズル装置。
JP1988151588U 1988-11-21 1988-11-21 金型潤滑用ノズル装置 Expired - Lifetime JPH0719637Y2 (ja)

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JPH0276636U (ja) 1990-06-12

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