JPH07196118A - 缶の移送装置 - Google Patents

缶の移送装置

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JPH07196118A
JPH07196118A JP33863593A JP33863593A JPH07196118A JP H07196118 A JPH07196118 A JP H07196118A JP 33863593 A JP33863593 A JP 33863593A JP 33863593 A JP33863593 A JP 33863593A JP H07196118 A JPH07196118 A JP H07196118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
main body
conveyor body
conveyor main
cans
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33863593A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Tsuchiya
敏治 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH07196118A publication Critical patent/JPH07196118A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライン上における缶の残留を防止し、また、
倒缶による缶の詰りを防止することができる缶の移送装
置を提供する。 【構成】 コンベア本体10の上面に缶Kを直立状態で
載置し、水平方向に搬送する。搬送された缶Kの底面
は、吸引機構30によって、コンベア本体10を介して
吸引される。この状態でさらにコンベア本体10を回転
させると、コンベア本体10の回転に伴って缶Kが水平
状態となる。水平状態となった缶Kは、コンベア本体1
0の終端近傍に設置されているシュート20の内部に移
送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶の移送装置に関し、
特に、缶の製造工程においてコンベアで移送されてきた
缶を、軸方向を水平方向に向けてシュート内に移送する
缶の移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうした用途に用いる従来の缶の移送装
置としては、例えば図5に示すものがある。これは、無
端環状に構成された帯状のコンベア本体1の上面に、有
底円筒状に形成された缶Kを直立状態で載置して、缶K
を水平方向に搬送し、コンベア本体1の搬送終端(図5
中右端)近傍に設置されたシュート2の内部に、缶W
を、軸方向を水平に向けた状態で移送するものである。
【0003】前記コンベア本体1の搬送終端とシュート
2の上端との間には、缶Wの底面を吸引する吸引機構3
が配置されている。この吸引機構3は、内部が空洞とさ
れており、その上面に円筒面3aが形成されている。こ
の円筒面3aには、内外方向に貫通した貫通孔(図示せ
ず)が形成されている。吸引機構3には、ダクトを介し
てブロワが連結されており、吸引機構3の内部を負圧に
できるようになっている。吸引機構3とコンベア本体1
の搬送終端との間には、両者の間において缶Kを円滑に
受け渡すための、板状に形成されたデッドプレート4が
配設されている。
【0004】前記した従来の缶の移送装置においては、
コンベア本体1によって搬送されてきた缶Kは、コンベ
ア本体1の搬送終端においてデッドプレート4の上面に
乗り移る。乗り上げた缶Kは、後続の缶Kによってデッ
ドプレート4の上面から押し出され、吸引機構3の円筒
面3aに達する。すると、この缶Kは、吸引機構3によ
ってその底面を吸引されつつ、自重によってシュート2
の内部に落下する。このとき、缶Kは、その底面を吸引
機構3によって吸引されているので、この吸引機構3を
通過する際に水平方向に倒れる。このようにして、従来
の装置では、缶Kを水平状態でシュート2の内部に移送
できるようになっている。
【0005】ところで、缶の製造においては、ラインを
停止して缶の形状、材質等を変更する場合があり、この
場合には、異種の缶がラインを流れることのないよう
に、ライン上の缶を全て排出して、ライン上から除去す
る必要がある。この場合、従来の装置では、コンベア本
体1への缶Kの供給を停止した後、コンベア本体1の運
転を継続し、缶Kをシュート2の内部に移送してライン
上から除去するようにしている。
【0006】しかしながら、従来の装置では、コンベア
本体1への缶Kの供給を停止してしまうと、デッドプレ
ート4の上面にある缶Kを下流に押し出すことができ
ず、デッドプレート4の上面に缶Kが残留することにな
る。すると、残留した缶Kを作業員が逐一除去しなけれ
ばならず、ライン自動化の妨げとなり、また、缶Kの形
状等の変更に時間を要するという問題がある。
【0007】また、従来の装置では、缶Kがデッドプレ
ート4の上面に乗り移る際に、缶Kとデッドプレート4
とが干渉するため、この缶Kが倒れることがある。この
場合には、倒れた缶Kによって、後続の缶Kが詰り、製
造ラインが停止するという問題を生じることがある。
【0008】図6は、従来の他の種類の缶の移送装置を
示す図である。この装置では、前記した従来の装置にお
ける吸引機構3に代えて、中空円筒状に形成された吸引
ドラム5が用いられている。この吸引ドラム5は、外周
面に、内外方向に貫通する貫通孔が形成されており、さ
らに、吸引ドラム5の内部を負圧にするブロワにダクト
を介して連結されている。吸引ドラム5は、缶Kの搬送
方向に沿う方向(すなわち、図6において時計回りの方
向)に一定の速度で回転させられている。
【0009】この従来の装置では、コンベア本体1によ
って搬送されてきた缶Kの底面を、吸引ドラム5の外周
面によって吸着することができる。この状態で吸引ドラ
ム5が回転することにより、吸着されている缶Kを水平
状態とすることができ、缶Kを、シュート2の内部に水
平状態で移送することができる。他の構成は、図5に示
す装置とほぼ同様であるので、共通部分については同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0010】しかしながら、この従来の装置において
も、コンベア本体1から吸引ドラム5へ缶Kを移送する
ために、デッドプレート4を用いる必要がある。このた
め、このデッドプレート4の上面に缶Kが残留し、その
処理のために人手を要し、また、作業時間がかかる等と
いう、図5に示した装置と同様の問題を有している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した事
情に鑑みてなされたもので、ライン上における缶の残留
を防止し、また、倒缶による缶の詰りを防止することが
できる缶の移送装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る缶の移送
装置は、コンベア本体に、厚さ方向に貫通された貫通孔
を形成し、コンベア本体の内部に、搬送終端近傍の位置
において、コンベア本体に形成された貫通孔を介して缶
を吸引する吸引機構を取り付ける構成とされている。
【0013】
【作用】吸引機構によって、コンベア本体を介して缶を
吸引する。すると、コンベア本体の上面に直立状態で載
置されている缶は、コンベア本体の終端において、コン
ベア本体の回転に伴って水平状態となる。水平状態の缶
は、コンベア本体の終端近傍に設置されているシュート
内に移送される。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例に係る缶の移送装置を図1
〜図4に基づいて説明する。この装置は、無端環状に構
成された帯状のコンベア本体10と、コンベア本体10
の搬送終端(図1中右端)近傍に設置されたシュート2
0と、コンベア本体10の内部であってかつ搬送終端近
傍の位置に設置された吸引機構30とを主体として構成
されている。
【0015】コンベア本体10は、例えば特公平3−3
5211号公報に「搬送面付きコンベアリンク」として
開示されているものと同種の、公知のコンベアである。
このコンベア本体10は、図3および図4に詳細を示し
たように、幅の狭いプレート11どうしを、ピン12に
よって回動自在な状態で連結したものである。各プレー
ト11には、厚さ方向に貫通した多数の貫通孔11aが
形成されている。コンベア本体10の内面には、チェー
ン(図示せず)が取り付けられており、このチェーンを
スプロケット13で駆動することにより、コンベア本体
10を回転駆動させることができるようになっている。
【0016】前記吸引機構30は、内部を中空とされて
おり、この内部が、互いに独立した4つの室31・32
・33・34に仕切られている(図1参照)。これらの
室31〜34は、それぞれ、ダクトを介してブロワに連
結されており、内部を負圧にできるようになっている。
各室31〜34の内容積は、搬送始端に最も近い室31
が最も大きく、搬送終端に向かうにつれて次第に小さく
なっている。各室31〜34における、コンベア本体1
0を支持している支持面31a・32a・33a・34
aには、内外方向に貫通した貫通孔(図示せず)が形成
されている。これにより、本例の装置では、コンベア本
体10に形成されている貫通孔11aを介して、コンベ
ア本体10の上面に載置された缶Kの底面を吸引するこ
とができるようになっている。
【0017】つぎに、前記のように構成された、本例に
係る缶の移送装置の動作について説明する。まず、コン
ベア本体10を、図1において時計回りに回転させる。
また、ブロワを駆動して、吸引機構30を構成している
各室31〜34の内部を負圧としておく。ここで、室3
1〜34は、それぞれの内容積が相違しているため、内
容積が大きい室31においては内圧が比較的高く(すな
わち、缶Kに対する吸引力が小さく)なっており、内容
積が小さくなるにつれて内圧が次第に低くなっている。
【0018】ついで、コンベア本体10の上面に、直立
状態の缶Kを載置して搬送する。搬送された缶Kは、搬
送終端近傍において、吸引機構30によってその底部を
吸引されつつ、コンベア本体10の回転に伴ってさらに
下流に搬送される。これにより、図1に示しているよう
に、缶Kを、直立状態から水平状態とすることができ
る。水平状態とされた缶Kは、コンベア本体10の終端
において吸引が解除され、シュート20の内部を落下す
る。
【0019】本例の装置では、従来の装置において用い
られていたようなデッドプレートを使用することなく、
コンベア本体10からシュート20に直接缶Kを移送す
ることができる。したがって、デッドプレート上に缶K
が残留することがなく、残留した缶Kを人手を用いて処
理するといった手間を省略することができ、生産効率を
向上させることができる。また、人手による処理を省略
できるので、ラインの自動化が可能になるという利点も
ある。
【0020】また、本例の装置では、デッドプレートを
用いていないので、缶Kがデッドプレートに乗り移る際
に生じる倒缶を防止できる。したがって、倒缶に起因す
る缶Kの詰りを防止し、缶Kの生産効率を向上させるこ
とができる。
【0021】また、本例の装置では、吸引機構30を4
つの室31〜34に分割し、搬送終端に向かうにつれ
て、吸引力を次第に強めているので、缶Kが水平状態と
なるまで確実に缶Kを吸引することができる。すなわ
ち、缶Kを確実に水平状態とすることができるという利
点がある。
【0022】また、従来の装置のように、吸引ドラムを
用いて缶Kを移送するものでは、コンベア本体の回転に
同期するように吸引ドラムの動作を制御する必要がある
が、本例の装置によれば、コンベア本体10の動作のみ
を制御することによって、缶Kをシュート20の内部に
移送することができ、管理が容易となるという利点もあ
る。
【0023】なお、本例に係る缶の移送装置において
は、コンベア本体10を構成している各プレート11に
貫通孔11aを形成しているが、缶Kの自重、搬送速
度、吸引機構30の吸引力等の条件によっては、特に貫
通孔11aを形成しなくてもよい。すなわち、プレート
11どうしの間には、これら相互の回動を許容するため
の、厚さ方向に貫通された間隙(貫通孔)が形成されて
いるので、この間隙によって缶Kを充分に吸引すること
ができる条件であれば、貫通孔11aの形成を省略する
ことができる。
【0024】また、本例の装置では、コンベア本体10
として、プレート11どうしをピン12によって連結し
た構成のものを用いているが、これに限るものではな
く、通常のベルトコンベア用のベルトに厚さ方向の貫通
孔を形成したものを用いてもよい。要は、コンベア本体
10を介して吸引機構30によって缶Kの底部を吸引で
きる機構であればよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る缶の移送装置は、コンベ
ア本体に、厚さ方向に貫通された貫通孔を形成し、コン
ベア本体の内部に、搬送終端近傍の位置において、コン
ベア本体に形成された貫通孔を介して缶を吸引する吸引
機構を取り付ける構成とされているので、ライン上にお
ける缶の残留を防止し、また、倒缶による缶の詰りを防
止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る缶の移送装置の正面図
である。
【図2】図1の一部を省略した右側面図である。
【図3】コンベア本体の要部の拡大図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】従来の缶の移送装置の概略の正面図である
【図6】従来の缶の移送装置の概略の正面図である
【符号の説明】
10 コンベア本体 11a 貫通孔 20 シュート 30 吸引機構 K 缶

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端環状に構成された帯状のコンベア本
    体の上面に缶を直立状態で載置して前記缶を水平方向に
    搬送し、前記コンベア本体の搬送終端近傍に設置された
    シュートの内部に、前記缶を、軸方向を水平に向けた状
    態で移送する缶の移送装置であって、前記コンベア本体
    は、厚さ方向に貫通された貫通孔が形成されており、前
    記コンベア本体の内部には、前記搬送終端近傍の位置に
    おいて、前記コンベア本体に形成された貫通孔を介して
    前記缶を吸引する吸引機構が取り付けられていることを
    特徴とする缶の移送装置。
JP33863593A 1993-12-28 1993-12-28 缶の移送装置 Withdrawn JPH07196118A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33863593A JPH07196118A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 缶の移送装置

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JP33863593A JPH07196118A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 缶の移送装置

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JPH07196118A true JPH07196118A (ja) 1995-08-01

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ID=18320037

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JP33863593A Withdrawn JPH07196118A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 缶の移送装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306