JPH07195717A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

Info

Publication number
JPH07195717A
JPH07195717A JP35430493A JP35430493A JPH07195717A JP H07195717 A JPH07195717 A JP H07195717A JP 35430493 A JP35430493 A JP 35430493A JP 35430493 A JP35430493 A JP 35430493A JP H07195717 A JPH07195717 A JP H07195717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
recording
dots
head
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35430493A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshikawa
淳一 吉川
Hideo Sugimura
英夫 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35430493A priority Critical patent/JPH07195717A/ja
Publication of JPH07195717A publication Critical patent/JPH07195717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドの特定ドットに記録信号が集中す
ることを防ぎ記録ヘッドの耐用寿命を増すことができ
る。 【構成】 サーマルヘッド119の累積記録状態を管理
するCPU104に管理されている累積記録状態を解析
してサーマルヘッドドライバ118がサーマルヘッド1
19のボックス位置を前記有効記録ドット数内で所定方
向に周期的にシフト設定する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタ,イ
ンクジェットプリンタ等のシリアルプリンタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドット式のシリアル印刷行う印字
ヘッドを備えたプリンタでは、印字フォントボックスの
縦ドット数と等しい数のドット数を有する記録ヘッドを
印字桁方向に走査することによって印刷が行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例で
は、記録ヘッドのドット列に対してフォントボックスの
縦方向の相対位置は固定されている。
【0004】従って、例えば図24に示すようにアルフ
ァベット文字のセリフ部分に対応する記録ヘッドのドッ
トなどは、記録頻度(記録duty)が高くなり破壊し
やすかった。
【0005】このため、他の記録ドットが何ら問題が無
くとも特異的にdutyの高いドットの寿命により製品
としての寿命が決まってしまい製品の耐用年数が長くで
きなかった。
【0006】また、寿命を確保するためにヘッドへの印
加エネルギーを低く設定して画質の割り切りを行ってい
た。また、耐用年数を増すためにヘッド変換可能な設計
がなされているものもあるが、そのために部品点数が増
したり、コネクタ部,操作部のスペースが必要となりプ
リンタの小型化の防げともなっていた。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、縦方向の有効記録ドット数内の所定の
記録ドット数で決定されるボックス単位に記録を行う記
録ヘッドを備えたシリアルプリンタにおいて、累積記録
状態を判定して実際に印字されるボックス位置を周期的
にシフトすることにより、記録ヘッドの特定ドットに記
録信号が集中することを防ぎ記録ヘッドの耐用寿命を増
すことができるシリアルプリンタを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシリアルプ
リンタは、縦方向の有効記録ドット数内の所定の記録ド
ット数で決定されるボックス単位に記録を行う記録ヘッ
ドと、この記録ヘッドの累積記録状態を管理する管理手
段と、この管理手段に管理されている累積記録状態を解
析して前記記録ヘッドのボックス位置を前記有効記録ド
ット数内で所定方向に周期的にシフト設定するシフト手
段とを有するものである。
【0009】
【作用】本発明においては、記録ヘッドの累積記録状態
を管理する管理手段に管理されている累積記録状態を解
析してシフト手段が前記記録ヘッドのボックス位置を前
記有効記録ドット数内で所定方向に周期的にシフト設定
して、記録ヘッドの特定ドットに記録信号が集中するこ
とを防ぎ記録ヘッドの耐用寿命を増すようにしたもので
ある。
【0010】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の一実施例を示すシリアル
プリンタの構成を説明する外観斜視図であり、サーマル
ヘッドを有するドット式シリアルプリンタの場合を示
す。図2は、図1に示したサーマルヘッドの構成を説明
する正面図を示し、図3は、図2に示したサーマルヘッ
ドを搭載した文書処理装置の外観図である。
【0011】まず、プリンタ動作の概略を説明する。ワ
ードプロセッサ14のキーボード15の入力情報によっ
て作成された記録データはフレキシブルケーブル4を通
ってサーマルヘッド1に伝達される。印字開始キー入力
があると図示しないヘッドモータによりサーマルヘッド
1はインクリボン9を裏をプラテン6に支持された記録
紙7に押圧する。その後ヘッド1およびリボンカセット
2を搭載したキャリア3がキャリアモータ10によって
印字桁方向に駆動されるとともにサーマルヘッド1に通
電が行われる。キャリア移動に伴い図示しないリボンモ
ータによりリボンの巻取りが行われる。紙送りおよび改
行は紙送りモータ18によって紙送りローラ13を回転
させることにより行う。給紙に関しては用紙の自動頭出
し機能を有するプリンタが近年主流となっており、カッ
トシートフィーダが装着されているものも多い。この場
合給紙または改行の際には用紙上端にて一定量Dの頭出
しが行われ印刷が実行される。本実施例では頭出し機能
を有するプリンタにおいて主要な説明は行っていく。
【0012】図4は、図2に示したサーマルヘッド1の
発熱抵抗体の印字ドット構成を説明する図である。
【0013】この図に示すように、本実施例のサーマル
ヘッド1は、ドットピッチ1/240(インチ)の間隔
で32の発熱抵抗体空構成され、フォントボックスの高
さは、ットピッチ1/240(インチ)×24で決定さ
れ、該高さを第1〜第5の領域にシフトすることが可能
に構成されている。
【0014】図5は本発明に係るシリアルプリンタの制
御構成を説明するブロック図であり、図3に示した文書
処理装置に適用した場合に対応する。
【0015】図において、101はワードプロセッサ本
体制御系でありキー入力,表示,文章作成等の機能を実
行するためのCPU101a,ROM101b,RAM
101c,キーボード101f,表示コントローラ10
1d,インタフェース部101c,表示器101e等を
有している。
【0016】102はプリンタファーム系である。本体
制御系101から印字命令がインタフェース103を通
ってプリンタファーム系102に入力されるとROM1
05に記憶されたプリンタコントロールプラグラムによ
り各種アクチュエータドライバ112〜120及びドラ
イバ122が駆動され印刷が行われる。106はRAM
で、CPU104のバッファ領域,ワーク領域として機
能する。107はタイマ、108はカウンタ、109は
乱数発生器、110はヒートパルス発生器である。
【0017】113は紙送りモータ、115はキャリア
モータ、117はヘッドモータ、119はサーマルヘッ
ド、121はリボンモータ、123はヘッドアームモー
タである。
【0018】本実施例では、図24に示した従来印字例
に対して図6のように印字をシフト可能ならしめるもの
であり、以下にその手法を述べる。図4に示すようにフ
ォントボックス縦ドット24dotに対してサーマルヘ
ッドは記録ドット32dotを有しており、記録量の積
算によって第1〜第5の印字領域を順次シフトして使用
するものである。
【0019】この様に構成されたシリアルプリンタにお
いて、記録ヘッド(サーマルヘッド119)の累積記録
状態を管理する管理手段(CPU104)に管理されて
いる累積記録状態を解析してシフト手段(サーマルヘッ
ドドライバ118)が前記記録ヘッドのボックス位置を
前記有効記録ドット数内で所定方向に周期的にシフト設
定(サーマルヘッドドライバ)後述する各種のフローチ
ャートに詳述される)して、記録ヘッドの特定ドットに
記録信号が集中することを防ぎ記録ヘッドの耐用寿命を
増すようにしたものである。
【0020】以下、図7に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係るシリアルプリンタにおける印字シフ
ト処理動作の概略について説明する。
【0021】図7は本発明に係るシリアルプリンタにお
ける第1の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを示
す。
【0022】まず、図5に示したカウンタ108にて記
録ドット総数をカウントさせておき印字命令が下った時
点(1)で、カウント数n1を読み出して(2)、規定
量m1、例えば10万dotに達しているかを判定し
(3)、規定量未満であればステップ(7)に進み用紙
頭出し処理を行い、印刷を実行した後(8)、ステップ
(8)で実行した印字dot数をn1に追加してカウン
ト値を書き換える(9)。
【0023】一方、ステップ(3)にて累積ドット数n
1が規定量m1に達していれば、カウンタ値をリセット
した後(4)、CGデータのプリントバッファへの展開
相対アドレスをシフトし(5)、それに応じて用紙頭出
し量を変更し(6)、その後用紙頭出し(7),印刷
(8)を実行し、(9)にて新規印刷dot数をn1に
追加しカウント値を書き換える。
【0024】図8は、図6に示したフォントボックスの
シフト動作を説明する図であり、例えば縦24dot×
横18dotのフォントボックスのシフトを例示してい
る。図7に示した処理では、規定ドット数m1毎に図4
に示すように印字領域(第1〜第5の印字領域)をずら
すことを説明するために便宜上無限に印字領域がシフト
できるがように記してある。
【0025】印字領域を図4のように5ポジションとし
た場合は、印字領域のシフト位置を決定するカウンタは
図9に示すようにT=1〜5の値が順次設定されTの値
と印字領域は図4に示すように対応させる。
【0026】図9は本発明に係るシリアルプリンタにお
ける第2の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0027】先ず、シフトポジションカウンタ値Tを
「1」とし(1)、印字開始し(2)、印字ドット数を
カウントする(3)。次いで、印字ドット数が、例えば
10万ドットに到達しているかどうかを判断し(4)、
NOならば印字終了を判定し(9)、NOならばステッ
プ(3)に戻り、YESならば印字終了処理を実行して
(8)、処理を終了する。
【0028】一方、ステップ(4)の判定でYESの場
合は、シフトポジションカウンタ値Tが「5」かどうか
を判定し(5)、YESならばシフトポジションカウン
タ値Tを「1」とし(10)、ステップ(7)に進み、
NOならばシフトポジションカウンタ値Tを「1」を加
算する(6)。次いで、印字終了かどうかを判定し
(7)、NOならばステップ(3)に戻り、YESなら
ば印字終了処理を実行し(8)、処理を終了する。
【0029】図10は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第3の印字シフト処理の概略手順を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを示
す。先ず、印字累積カウンタフラグを参照し(1)、フ
ラグが立っているかどうかを判定し(2)、NOならば
ステップ(8)以降に進み、YESならば印字領域カウ
ンタ値Sを参照し(3)、カウンタ値Sが「5」かどう
かを判定し(4)、YESならばカウンタ値Sを「1」
とし(9)、ステップ(6)に戻る。
【0030】一方、ステップ(4)の判定でカウンタ値
Sを「1」加算し(5)、カウンタSに対応した頭出し
テーブルを設定し(6)、フラグをOFFし(7)、頁
頭出しを行い(8)、処理を終了する。
【0031】図11は、図5に示した頭出し時の紙送り
モータ113の駆動テーブルを示す図である。
【0032】図4においては、印字領域が1つシフトす
ると“1/240inch×2”の長さだけ頭出し位置
を修正する必要のあることが示されている。そこで、本
実施例では頭出し時の紙送りモータ駆動定速テーブルを
第1〜第5の印字領域に対応して5つ設定しておく。
【0033】紙送りモータをステッピングモータとし、
紙送りローラの外周変位量をモータ1step当り1/
240inchとなるようギア減速系、およびモータs
tep角を構成しているものとする。
【0034】すると図11に示すように2stepきざ
みの定速テーブルを5つ持てばよいことになる。テーブ
ルの選択は、図10に示すように10万dot毎に立て
たフラグを参照してカウンタ値を設定してもよいし、図
9の印字シフトポジション指示カウンタを参照してもよ
い。また、印字位置のシフトは図12のように順次シフ
トしてもよいし、図13のように高duty部を十分シ
フトするために大きくシフトした2位置を交互に設定す
る等自在に行ってもよい。
【0035】なお、本実施例ではdotカウントデータ
を保持するため図示しないバッテリーによりメモリバッ
クアップが成されている。 〔第2実施例〕上記実施例では、印字ドット数をカウン
トして印字領域シフト処理を実行する場合について説明
したが、累積記録状態はヒートパルス数をカウントする
ことにより管理してもよい。
【0036】図14は本発明に係るシリアルプリンタに
おける印字ドットデータとヒートパルスの関係を示す図
である。
【0037】図5に示したヒートパルス発生器110に
よって印字ドット1周期中にブレヒートTP とメインヒ
ートTM が印加可能であることを図14は示している。
【0038】2ドットの印字データがある場合いわゆる
履歴補正制御によりτ1にてヘッドドット予熱のためブ
レヒートTPを印加し、次に印字1ドット目でブレヒー
トTPとメインヒートTM の印加を行い、印字2ドット
目では過ヒート防止のためメインヒートTM のみ印加し
ている。ヘッドのドットの耐久性能にはこのヒートイン
パルスの印加回数が影響するため、ヒートパルス数が一
定値に達したときに図15のフローチャートに示すよう
に印字位置をシフトするように制御すると耐久信頼性が
増す。
【0039】図15は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第4の印字シフト処理の概略手順を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを示
す。まず、図5に示したカウンタ108にて記録ドット
総数をカウントさせておき印字命令が下った時点(1)
で、累積パルス数n2を読み出し(2)、該累積パルス
数n2があらかじめ設定されたパルス数m2以上かどう
かを判定し(3)、NOならば頭出し処理を実行し
(7)、印刷を行い(8)、ヒートパルス数n2を書き
換えて(9)、処理を終了する。
【0040】一方、ステップ(3)の判定でYESの場
合は、カウンタをリセットし(4)、プリンタバッファ
の展開アドレスをシフトして(5)、頭出し量を変更し
(6)、ステップ(7)以降の処理を繰り返す。 〔第3実施例〕上記実施例では、印字ドット数をカウン
トして印字領域シフト処理を実行する場合について説明
したが、累積記録状態はヒート時間の積算カウント値を
用いてもよい。
【0041】具体的には、図14に示す手順に従ってヒ
ートパルスのONおよびOFFの割込み間隔をタイマ1
07を利用して読み込み、カウンタ108に積算し、プ
レヒート時間tPとメインヒートt Mの値を積算カウン
トし規定量に達すれば図16に示すフローチャートに従
って印字位置をシフトする。
【0042】図16は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第5の印字シフト処理の概略手順を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを示
す。まず、図5に示したカウンタ108にて記録ドット
総数をカウントさせておき印字命令が下った時点(1)
で、累積ヒート時間n3を読み出し(2)、累積ヒート
時間n3が所定時間m3以上かどうかを判定して
(3)、NOならばステップ(7)以降に進み、YES
ならばカウンタをリセットしし(4)、プリンタバッフ
ァへの展開アドレスをシフトし(5)、頭出し量を変更
し(6)、頁頭出しを行い(7)、印刷を行う(8)。
【0043】次いで、ヒート時間カウントアップし累積
ヒート時間n3を書き換えて(9)、処理を終了する。 〔第4実施例〕上記実施例では、印字ドット数をカウン
トして印字領域シフト処理を実行する場合について説明
したが、累積記録状態の認識は印刷枚数をカウントする
ことによって行ってもよい。
【0044】すなわち、図5に示した本体101からプ
リンタ制御系102に送出される印刷データのうち印刷
の枚数のデータを後述する図17に示すフローチャート
に従ってカウンタ108でカウントする。そして、枚数
が規定量に至れば印字位置をシフトするように制御す
る。
【0045】図17は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第6の印字シフト処理の概略手順を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを示
す。
【0046】まず、図5に示したカウンタ108にて記
録ドット総数をカウントさせておき印字命令が下った時
点(1)で、累積印刷枚数n4を読み出し所定の枚数m
4以上かどうかを判定し(3)、NOならばステップ
(7)以降に進み、YESならばカウンタをリセットし
(4)、プリンタバッファへの展開アドレスをシフトし
(5)、頭出し量を変更する(6)。次いで、頁頭出し
を行い(8)、印刷を実行する(8)。
【0047】次いで、印刷枚数をカウントアップし、累
積印刷枚数n4を書き換え(9)、処理を終了する。 〔第5実施例〕上記実施例では、印字ドット数をカウン
トして印字領域シフト処理を実行する場合について説明
したが、累積記録状態の認識には電源ON信号を利用し
てもよい。論理的には、電源ON信号を受けるとそれ以
前には十分に記録が行われたものと認識し一律に規定印
字量に達したと判定することになる。
【0048】図18に示すように電源ON毎にメモリバ
ックアップされているシフトポジション値Tを参照して
5段階の印字位置および頭出し量を順操りに設定制御す
る。
【0049】図18は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第7の印字シフト処理の概略手順を示すフローチ
ャートである。電源オン毎の印字領域シフト処理手順の
一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜
(8)は各ステップを示す。
【0050】電源がONされると(1)、シフトポジシ
ョン値Tを読込み(2)、シフトポジション値Tが
「5」かどうかを判定し(3)、YESならばステップ
(5)以降に進み、NOならばシフトポジション値Tを
カウントし(4)、シフトポジション値Tの値に対応し
てプリントバッファへの展開相対アドレスをシフトして
(5)、シフトポジション値Tに対応した頭出しテーブ
ルを選定し(6)、頁頭出しを行い(7)、印刷を行い
(8)、処理を終了する。 〔第6実施例〕上記実施例では、印字ドット数をカウン
トして印字領域シフト処理を実行する場合について説明
したが、印字ドット数,印字パルス数,印字時間の積算
はヘッドの各ドット毎にカウントすれば、より優れた実
施形が構成できる。
【0051】例えば図5を例にすれば、印字ドット全3
2dot分のカウントレジスタを備え、いずれかのdo
tが規定記録量に至った時点で印字位置のシフトを実行
する。印字位置シフト時点で全dotカウンタをリセッ
トしてもよいが、図19のフローチャートに示すように
規定値に達したカウンタのみリセットし他のdotのヒ
ート履歴はそのまま蓄積するようにすればより正確に各
ドットのヒート履歴が印字位置シフトに反映できる。
【0052】図19は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第8の印字シフト処理の概略手順を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(12)は各ステップを
示す。
【0053】まず、図5に示したカウンタ108にて記
録ドット総数をカウントさせておき印字命令が下った時
点(1)で、ドットカウント値Iを「0」に初期化し
(2)、ドットカウント値Iを「1」をカウントアップ
する(3)。次いで、ドットカウント値Iに対応する番
号の発熱抵抗体の印字ドット数niを読み出し(4)、
該印字ドット数niが所定数m1以上かどうかを判定し
(5)、NOならばドットカウント値Iが「32」かど
うかを判定し(12)、NOならばステップ(3)に戻
り、YESならばステップ(9)以降に進む。
【0054】一方、ステップ(5)の判定でドットカウ
ント値Iの累積ドットカウンタをリセットし(6)、プ
リンタバッファ展開アドレスをシフトする(7)。次い
で、頭出し量を変更し(8)、頁頭出しを行い(9)、
印刷を行う(10)。
【0055】次いで、全32ドットの各々の印刷ドット
数カウントアップして、印字ドット数niを書き換えて
(11)、処理を終了する。 〔第7実施例〕なお、印字シフト位置決定の手段として
乱数を用いてもよく、その場合乱数発生方法は任意の公
知方法でよい。
【0056】乱数は図4の印字位置5段階を決定するた
め5種類の数値例えば1,2,3,4,5に出力値を集
約するよう任意の計算処理がなされる。数値に対応して
印字シフト位置と頭出しテーブルが決定される。
【0057】図20は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第9の印字シフト処理の概略手順を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(7)は各ステップを示
す。
【0058】電源がONされると(1)、発生された乱
数値(1,2,3,4,5)を読み込む(2)。次い
で、印刷命令があると(3)、プリンタバッファへの展
開アドレスを選定して(4)、頁頭出しテーブルを選定
して(5)、頭出し処理を行い(6)、印刷処理を実行
して(7)、処理を終了する。
【0059】図21は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第10の印字シフト処理の概略手順を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(7)は各ステップを
示す。
【0060】電源がONされると(1)、乱数値(1,
2,3,4,5)を発生し(2)、発生した乱数をシフ
トポジション値としてメモリに取り込み(3)、印字シ
フト位置を選定するとともに(4)、頭出し量を選定し
て(5)、頭出し処理を行い(6)、印刷処理を実行し
て(7)、処理を終了する。 〔第8実施例〕上記第7実施例までは、キャラクタジェ
ネレータ(CG)が発生したフォントデータをプリント
バッファに展開する際にアドレスをシフトする場合につ
いて説明したが、CGメモリ容量が十分に確保できれば
ベースラインをオフセットした何セットかのフォントセ
ットを予めCGメモリに持っていてもよい。
【0061】そして、図22のフローチャートに示すよ
うに累積記録量が規定量になれば、ラインバッファのC
Gコードに従ってCGデータを読みにいくアドレスを変
更しプリントバッファにはベースラインをオフセットし
たフォントのデータを送出するように制御してもよい。
【0062】図22は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第11の印字シフト処理の概略手順を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを
示す。
【0063】先ず、図5に示したカウンタ108にて記
録ドット総数をカウントさせておき印字命令が下った時
点で(1)、累積ドット数n1を読み出し(2)、該累
積ドット数n1が所定数m1以上かどうかを判定し
(3)、NOならばステップ(7)以降に進み、YES
ならばカウンタをリセットし(4)、キャラクタジェネ
レータからフォントデータの読み出しアドレスを変更し
(5)、頭出し量を変更市(6)、頁頭出しを行い
(7)、印刷を行い(8)、印刷ドット数をカウントア
ップし、該累積ドット数n1を書き換えて(9)、処理
を終了する。
【0064】さらに図4,図8に対比させて説明する
と、まずフォントボックスは縦32dot×横18do
tで構成されている場合、文字構成は縦24dot×横
18dotで行い、ベースラインを2dotずつオフセ
ットした計5セットのCGデータを持たせるということ
である。記録量が規定値に達する毎にCGデータを読み
取りにいくアドレスを変更する。
【0065】なお、ここまで説明した各実施例におい
て、タイマ構造,印字データの展開方法,ヒートパルス
の発生方法等要素ごとの具体的なプログラム詳細は任意
の内容,方法でかまわない。
【0066】また、実施例では自動頭出し機能も加味し
ているが、印字シフト量が微かであれば頭出し量は変更
しなくてもよく、また、自動頭出し機能のない場合は頭
出しのルーチンを本実施例から除けばよい。 〔第9実施例〕なお、自動頭出し等で紙に対する印字位
置の行方向ずれが問題となる場合には第2〜第8実施例
のよう紙送り量を変化させる他に、印字ヘッドを行方向
にずらしても同じ効果が得られる。
【0067】例えば図2に概略構成を示すようにサーマ
ルヘッド1を指示するヘッドアーム21をヘッドアーム
モータ22によって上下にシフトする。ヘッドアーム2
1はキャリア3のアーム軸20に回動可能、かつ、スラ
イド可能に取付いており、ラック部24が駆動ギア25
と係合している。
【0068】この際、図4に示した印字シフト位置に対
応して、アーム21が低い位置から順に第1〜第5の印
字領域に対応する。アームモータ22はステッピングモ
ータであり電源投入時には初期化駆動テーブルによりア
ーム21を底まで押し付けて、待状態となる。
【0069】印刷時になると印字シフト位置に応じた位
置までアームをリフトアップし、モータ22はその励磁
相を弱励保持する。ピニオン23,減速ギア25,ラッ
ク24のモジュール,歯数およびアームモータ22のス
テップ角は1step当り1/240inch近傍のア
ームリフト量となるよう組み合せを決める。
【0070】これにより、図4に示す印字領域が第1〜
第5とシフトするにつれてアームモータは2stepず
つヘッドをリフトアップする。
【0071】図11に示すようにROM内にアームモー
タ駆動テーブルは記憶されており、図23のフローチャ
ートに従って印字シフト位置に対応した位置にヘッドを
リフトアップが制御される。
【0072】図23は本発明に係るシリアルプリンタに
おける第12の印字シフト処理の概略手順を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(7)は各ステップを
示す。
【0073】先ず、電源がONされると(1)、ヘッド
アームを一定時間底へ突き当てイニシャライズする
(2)。次いで、印字命令があると(3)、印字シフト
ポジションを読み込み(4)、ヘッドアームリフトアッ
プおよび励磁相を保持して(5)、印刷を終了する
(6)。次いで、次頁印刷があるかどうかを判定して
(7)、YESならばステップ(4)に戻り、NOなら
ば処理を終了する。 〔第10実施例〕なお、上記実施例では、印字ドット数
をカウントして印字領域シフト処理を実行する場合につ
いて説明したが、内部タイマにより時間すなわち日数を
カウントして規定日数に至ればフォントボックスをヘッ
ドのドットに対してシフトしてもよい。
【0074】すなわち、例えばある種の文書作成出力装
置の使用状況は、A4サイズ5枚/日,1200文字/
枚,20日使用/月等のデータが得られている。従っ
て、概ね経過日数と記録量が比例すると考えてよく、日
数、すなわち記録量の積算に基づいてフォントボックス
をずらして上記実施例と同様の効果が期待できるもので
ある。 〔第11実施例〕上記第2〜第10実施例からも明らか
なように、本発明はサーマルプリンタに限らず各種ドッ
ト式シリアルプリンタに共通に本発明の効果を付与でき
るものである。例えばインクジェット式プリンタであ
る。圧電式,熱印加式を問わずヘッドの特定ドットへの
ヒート負荷集中を軽減できるため、圧電素子,ヒータ,
ノズル等の劣化が低減され画質および耐久信頼性が向上
する。
【0075】上記実施例によれば、印字字フォントボッ
クス縦ドット数より多いドット数を有する記録ヘッド
と、記録量を認識する手段と、記録ヘッドに対してフォ
ントボックスをシフトする手段とを設けることにより、
シフトしたことにより記録位置の記録紙に対する相対位
置の変化が生じるが、これを相殺するために記録紙の頭
出し送り量をシフト量に連動させる手段を有するように
したものである。
【0076】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成させる場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録ヘッドの累積記録状態を管理する管理手段に管理さ
れている累積記録状態を解析してシフト手段が前記記録
ヘッドのボックス位置を前記有効記録ドット数内で所定
方向に周期的にシフト設定するので、記録ヘッドの特定
ドットに記録信号が集中することを防ぐことができるた
め、記録ヘッドの耐用寿命を増すことができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシリアルプリンタの構
成を説明する外観斜視図である。
【図2】図1に示したサーマルヘッドの構成を説明する
正面図である。
【図3】図2に示したサーマルヘッドを搭載した文書処
理装置の外観図である。
【図4】図2に示したサーマルヘッドの発熱抵抗体の印
字ドット構成を説明する図である。
【図5】本発明に係るシリアルプリンタの制御構成を説
明するブロック図である。
【図6】本発明に係るシリアルプリンタにおけるフォン
トボックスのシフト状態を説明する模式図である。
【図7】本発明に係るシリアルプリンタにおける第1の
印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】図6に示したフォントボックスのシフト動作を
説明する図である。
【図9】本発明に係るシリアルプリンタにおける第2の
印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明に係るシリアルプリンタにおける第3
の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】図5に示した頭出し時の紙送りモータの駆動
テーブルを示す図である。
【図12】本発明に係るシリアルプリンタにおける印字
領域の周期的シフト状態を説明する模式図である。
【図13】本発明に係るシリアルプリンタにおける印字
領域の周期的シフト状態を説明する模式図である。
【図14】本発明に係るシリアルプリンタにおける印字
ドットデータとヒートパルスの関係を示す図である。
【図15】本発明に係るシリアルプリンタにおける第4
の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図16】本発明に係るシリアルプリンタにおける第5
の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明に係るシリアルプリンタにおける第6
の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図18】本発明に係るシリアルプリンタにおける第7
の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図19】本発明に係るシリアルプリンタにおける第8
の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【図20】本発明に係るシリアルプリンタにおける第1
0の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートで
ある。
【図21】本発明に係るシリアルプリンタにおける第1
0の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートで
ある。
【図22】本発明に係るシリアルプリンタにおける第1
1の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートで
ある。
【図23】本発明に係るシリアルプリンタにおける第1
2の印字シフト処理の概略手順を示すフローチャートで
ある。
【図24】この種のシリアルプリンタにおけるフォント
ボックスと印字ドット位置との関係を説明する図であ
る。
【符号の説明】
102 プリンタファーム系 103 インタフェース部 104 CPU 105 ROM 106 RAM 107 タイマ 108 カウンタ 109 乱数発生器 110 ヒートパルス発生器 118 サーマルヘッドドライバ 119 サーマルヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/355 B41J 3/20 114 D 114 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向の有効記録ドット数内の所定の記
    録ドット数で決定されるボックス単位に記録を行う記録
    ヘッドと、この記録ヘッドの累積記録状態を管理する管
    理手段と、この管理手段に管理されている累積記録状態
    を解析して前記記録ヘッドのボックス位置を前記有効記
    録ドット数内で所定方向に周期的にシフト設定するシフ
    ト手段とを有することを特徴とするシリアルプリンタ。
JP35430493A 1993-12-30 1993-12-30 シリアルプリンタ Pending JPH07195717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35430493A JPH07195717A (ja) 1993-12-30 1993-12-30 シリアルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35430493A JPH07195717A (ja) 1993-12-30 1993-12-30 シリアルプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07195717A true JPH07195717A (ja) 1995-08-01

Family

ID=18436640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35430493A Pending JPH07195717A (ja) 1993-12-30 1993-12-30 シリアルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07195717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102582275A (zh) * 2011-01-14 2012-07-18 冲电气工业株式会社 串行点式打印机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102582275A (zh) * 2011-01-14 2012-07-18 冲电气工业株式会社 串行点式打印机
JP2012144007A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Oki Electric Industry Co Ltd シリアルドットプリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4566813A (en) Dot-matrix print controller
JPH0753467B2 (ja) 電子タイプライタ
US6388690B1 (en) Thermal recording apparatus
JPH07195717A (ja) シリアルプリンタ
JPH011564A (ja) 手動走査型記録装置
US5482392A (en) Recording apparatus for changing the amount of displacement and the timing of displacement of an erasing member
JP2678282B2 (ja) 印字装置
JP3574415B2 (ja) テーププリンタ
WO1987006531A1 (en) Envelope printing in dot matrix printer
JP2952073B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2697816B2 (ja) 出力装置
JPH03124467A (ja) 電子タイプライタ
JPH08108597A (ja) データ出力装置
JPH06979A (ja) プリンタ装置
JPS63274575A (ja) 印字装置
JPS59174363A (ja) ドツトプリンタ印字方式
JP2538201B2 (ja) サ−マル記録装置
JP3510790B2 (ja) プリンタ
JPH07314784A (ja) プリンタ
JPH0995023A (ja) 記録装置及び該装置におけるlfモータの制御方法
JPS62138277A (ja) 電子タイプライタ−のリボン送り制御装置
JPS61284474A (ja) 電子タイプライタ
JP2002273964A (ja) シリアル方式インクジェット印刷装置
JPS6076359A (ja) 印字制御装置
JP2001180028A (ja) 記録装置