JPH07195617A - 絞りしごき缶用樹脂被覆金属板およびこれからなる絞りしごき缶 - Google Patents

絞りしごき缶用樹脂被覆金属板およびこれからなる絞りしごき缶

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JPH07195617A
JPH07195617A JP5338597A JP33859793A JPH07195617A JP H07195617 A JPH07195617 A JP H07195617A JP 5338597 A JP5338597 A JP 5338597A JP 33859793 A JP33859793 A JP 33859793A JP H07195617 A JPH07195617 A JP H07195617A
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丸 迪 子 鶴
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田 和 久 増
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橋 浩 二 高
Takayuki Hiraoka
岡 孝 之 平
Koji Niimi
美 宏 二 新
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、絞りしごき成形性に優れ、金属板と
の密着性に優れるとともに耐衝撃性にも優れ、さらにピ
ンホールを生じないような樹脂で被覆された絞りしごき
缶用樹脂被覆金属板およびこれからなる絞りしごき缶を
提供する。 【構成】本発明に係る絞りしごき缶用樹脂被覆金属板
は、金属板と、該金属板片面または両面上に設けられた
樹脂組成物被膜とからなり、この樹脂組成物被膜は、
[A]特定の飽和ポリエステル樹脂75〜99重量部
と、[B]アイオノマー樹脂1〜25重量部とからなる
ことを特徴としている。本発明に係る絞りしごき缶は、
上記のような樹脂被覆金属板を絞りしごき成形すること
により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、樹脂被覆金属板およびこ
れからなる絞りしごき缶に関し、さらに詳しくは特定の
樹脂組成物が被覆されてなる絞りしごき缶用樹脂被膜金
属板およびこれからなる絞りしごき缶に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、ブリキ板などの鋼板あ
るいはアルミニウム板を絞りしごき加工または絞り加工
して得られる絞りしごき缶(以下DI缶という)は、継
ぎ目がなく諸物性に優れており、広く用いられている。
【0003】このようなDI缶などには、金属板からの
金属溶出による味の低下、フレーバーの低下、内容物の
変質およびピンホールの発生などを防止するために、缶
内面側に樹脂層を設けることがある。このような缶内面
側に樹脂層が設けられた缶およびこれを形成しうる樹脂
被覆金属板としては、たとえば特開昭51−13064
7号公報には、飽和ポリエステル層で被覆された鋼板お
よびこれから得られる容器が提案されている。また特開
平1−180336号公報には、ポリブチレンテレフタ
レート層で被覆された鋼板が提案されており、特開平1
−192545号公報、特開平2−57339号公報、
特開平3−10835号公報には、特定の飽和共重合ポ
リエステル層で被覆された鋼板およびこれから得られる
容器が提案されている。
【0004】ところで、絞りしごき缶用鋼板に用いられ
る被覆用樹脂には、絞りしごき加工に追従しうる優れた
成形性が要求されると共に、鋼板から剥離しないような
優れた密着性が要求される。さらにこの樹脂には、打缶
時、缶詰工程および運搬時の衝撃に耐え得るような優れ
た耐衝撃性が要求される。また保存時に腐食の原因とな
るピンホールがないとともに、飲料の味に影響を及ぼさ
ないすなわちフレーバー性に優れることなどの特性が要
求される。
【0005】しかしながら従来の缶用鋼板に被覆される
樹脂は、このような要求を必ずしも満足するものではな
かった。たとえば、絞りしごき加工時に樹脂被膜中にピ
ンホールを生じることがあった。
【0006】また製缶後、乾燥、印刷、焼き付けなどの
工程において加熱された缶は、耐衝撃性が低下すること
があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであり、絞りしごき成形性に優れ、金属
板との密着性に優れるとともに耐衝撃性にも優れ、さら
にピンホールがなく、フレーバー性に優れるなどの特性
を有する樹脂が被覆された絞りしごき缶用樹脂被覆金属
板およびこのような樹脂被覆金属板から形成された絞り
しごき缶を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る絞りしごき缶用樹脂被覆金
属板は、金属板と、該金属板片面または両面上に設けら
れた樹脂組成物被膜とからなり、該樹脂組成物被膜は、
[A]ジカルボン酸とジヒドロキシ化合物とから誘導さ
れ、ジカルボン酸成分を100モル%とするとき、ジカ
ルボン酸成分が、テレフタル酸50〜95モル%と、イ
ソフタル酸および/またはオルソフタル酸50〜5モル
%とからなり、ジヒドロキシ成分が、エチレングリコー
ルを主成分とする化合物である飽和ポリエステル樹脂;
75〜99重量部と、[B]アイオノマー樹脂;1〜2
5重量部とからなることを特徴としている。
【0009】前記樹脂組成物は、冷結晶化熱量が27J
/g以下であり、かつ融解熱量が30J/g以下である
ことが好ましい。金属板上に設けられた上記のような樹
脂組成物被膜は、実質的に未配向であり、かつ非晶状態
であることが好ましい。
【0010】本発明に係る絞りしごき缶は、上記のよう
な樹脂被覆金属板からなる。
【0011】
【発明の具体的説明】以下に本発明に係る絞りしごき缶
用樹脂被覆金属板、およびこの樹脂被覆金属板からなる
絞りしごき缶について説明する。
【0012】本発明に係る樹脂被覆金属板は、金属板
と、この金属板片面または両面上に設けられた樹脂組成
物被膜とからなる。本発明では、金属板として、一般的
に缶用途に用いられている従来公知の金属が広く用いら
れ、具体的に、表面が公知の方法でSn(錫)メッキさ
れた鋼板(ブリキ)、錫無し鋼板(ティンフリースチー
ル、電解クロム酸処理鋼板)あるいはアルミニウム板等
が用いられる。
【0013】この金属板は、厚さが、通常0.01〜5
mm、好ましくは0.1〜2mmである。この金属板片
面上または両面上には、[A]飽和ポリエステル樹脂
と、[B]アイオノマー樹脂とからなる樹脂組成物が被
覆されている。
【0014】本発明で用いられる[A]飽和ポリエステ
ル樹脂は、ジカルボン酸とジヒドロキシ化合物(グリコ
ール)とから誘導される構成単位から形成されている。
本発明で用いられる[A]飽和ポリエステル樹脂を形成
しているジカルボン酸成分は、ジカルボン酸成分を10
0モル%としたときに、テレフタル酸:50〜95モル
%と、イソフタル酸および/またはオルソフタル酸:5
0〜5モル%とからなっている。このイソフタル酸およ
び/またはオルソフタル酸成分は、好ましくは20〜5
モル%、より好ましくは15〜5モル%であり、特にイ
ソフタル酸であることが好ましい。
【0015】またこの[A]飽和ポリエステル樹脂を形
成しているジヒドロキシ成分は、エチレングリコールを
主成分とする化合物である。少量共重合することのでき
るエチレングリコール以外のジヒドロキシ化合物として
は、具体的には、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ペンタメチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコールなどが挙げられる。
【0016】また本発明で用いられる飽和ポリエステル
樹脂は、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールメ
タン、ペンタエリスリトールなどの多官能化合物から誘
導される構成単位を少量、たとえば2モル%以下の量で
含んでいてもよい。
【0017】このような飽和ポリエステルは、実質上線
状であり、このことは該飽和ポリエステルが、o-クロロ
フェノールに溶解することによって確認される。本発明
で用いられる飽和ポリエステルは、o-クロロフェノール
中で25℃で測定した極限粘度[η]が、通常0.5〜
1.4dl/g、好ましくは0.5〜1.0dl/g、さら
に好ましくは0.6〜0.9dl/gであることが望まし
い。
【0018】このような極限粘度[η]を有する飽和ポ
リエステルは、溶融成形性および絞りしごき成形性に優
れるとともに耐衝撃性などの機械的強度にも優れていて
好ましい。
【0019】本発明で用いられる飽和ポリエステル樹脂
は、ガラス転移温度(Tg)が、通常50〜120℃、
好ましくは60〜100℃であり、低温結晶化温度(T
c)が、通常110〜220、好ましくは120〜21
5であり、結晶融解温度(Tm)が、通常210〜26
5℃、好ましくは220〜260℃であることが望まし
い。
【0020】本発明で用いられる[B]アイオノマー樹
脂としては、従来公知のアイオノマー樹脂が広く用いら
れるが、このアイオノマー樹脂は、エチレンとα,β-
不飽和カルボン酸との共重合体中のカルボキシル基の一
部または全部が金属陽イオンで中和されたイオン性塩で
ある。
【0021】このα,β-不飽和カルボン酸としては、
炭素数3〜8の不飽和カルボン酸、具体的には、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マ
レイン酸、マレイン酸モノメチルエステル、マレイン酸
モノメチルエステルなどが挙げられる。
【0022】このようなエチレンと不飽和カルボン酸と
の共重合体中のカルボキシル基を中和する金属陽イオン
としては、具体的に、Na+ 、K+ 、Li+ 、Zn+
Zn ++、Mg++、Ca++、Co++、Ni++、Mn++、P
++、Cu++などの1〜2価の金属陽イオンが挙げられ
る。また金属陽イオンで中和されてない残余のカルボキ
シル基の一部は、低級アルコールでエステル化されてい
てもよい。
【0023】本発明で用いられる[B]アイオノマー樹
脂は、上述のようにエチレンと不飽和カルボン酸との共
重合体の金属塩であるが、金属塩を形成するためのエチ
レン・不飽和カルボン酸との共重合体は、エチレンから
誘導される構成単位を、80〜99モル%、好ましくは
85〜98モル%であり、不飽和カルボン酸から誘導さ
れる構成単位(カルボキシル基を有する構成単位)を1
〜20モル%、好ましくは2〜15モル%の量で含有し
ている。
【0024】本発明で用いられる[B]アイオノマー樹
脂では、エチレンと不飽和カルボン酸との共重合体中の
カルボキシル基の一部または全部が、具体的には15〜
100%のカルボキシル基が中和されている。この中和
度は、好ましくは20〜80%、さらに好ましくは30
〜70%であり、このような中和度の[B]アイオノマ
ー樹脂から形成される組成物は、溶融押出性に優れてい
る。
【0025】このような[B]アイオノマー樹脂として
は、具体的には、エチレンとアクリル酸、メタクリル酸
などの不飽和モノカルボン酸との共重合体あるいはエチ
レンとマレイン酸、イタコン酸などの不飽和ジカルボン
酸との共重合体中のカルボキシル基の一部または全部が
ナトリウム、カリウム、リチウム、亜鉛、マグネシウ
ム、カルシウムなどの金属イオンで中和されたアイオノ
マー樹脂が挙げられる。
【0026】これらのうち、エチレンとアクリル酸また
はメタクリル酸の共重合体(カルボキシル基を有する構
成単位が2〜15モル%)中のカルボキシル基の30〜
70%が、Na、Znなどの金属で中和されたものが好
ましい。
【0027】またNa、Znなどの金属で中和されたも
のと、中和されていないものとをブレンドして用いるこ
ともできる。
【0028】これらアイオノマー樹脂としては、“ハイ
ミラン”(商品名:三井デュポンポリケミカル社製)な
どの市販品を使用することができる。本発明において、
金属板上に被覆される樹脂組成物は、成分[A]と
[B]との合計を100重量部としたときに、上記のよ
うな[A]飽和ポリエステル樹脂を75〜99重量部、
好ましくは80〜95重量部の量で、[B]アイオノマ
ー樹脂を1〜25重量部、好ましくは20〜5重量部、
さらに好ましくは18〜7重量部の量で含有している。
【0029】本発明で用いられる樹脂組成物は、冷結晶
化熱量が27J/g以下であり、かつ融解熱量が30J
/g以下であることが望ましい。なお冷結晶化熱量(J
/g)は、示差熱分析計(Perkin Elmer-7型)を用いて
10℃/分の昇温速度で測定したときに観察される結晶
化による発熱量である。
【0030】融解熱量(J/g)は示差熱分析計(Perk
in Elmer-7型)を用いて10℃/分の昇温速度で測定し
たときに観察される樹脂の融解による吸熱量である。
[A]飽和ポリエステル樹脂と[B]アイオノマー樹脂
とを上記のような量で含有する樹脂組成物からなる被膜
は、耐衝撃性に優れるとともに金属板への密着性に優
れ、押し出し成形および絞りしごきに追従しうる優れた
成形性を示し、絞りしごき加工後にピンホールのない均
一な被膜を形成する。
【0031】本発明に係る樹脂被覆金属板は、上記のよ
うに特定の成分を特定量で含有する樹脂組成物で形成さ
れることによって優れた特性を発現することができる。
【0032】なお樹脂組成物を調製する際に、アイオノ
マー樹脂を25重量部を越える量で用いると、[A]飽
和ポリエステル樹脂と[B]アイオノマー樹脂とは均一
に混合されにくくなる。このためアイオノマー樹脂を2
5重量部を越える量で含む樹脂組成物は、ブツ、ゲル、
フィッシュアイを発生するなどして金属板上に樹脂層を
一定の膜厚で形成しにくく、また絞りしごき加工時にピ
ンホールを生じることがある。さらに得られる絞りしご
き缶はフレーバー吸着が大きいなどの問題もある。また
一方、[B]アイオノマー樹脂を含んでいない樹脂被膜
を有する金属板から得られる絞りしごき缶は、耐衝撃
性、密着性に劣ることがあり、ピンホールが生じたり、
ブリスターが発生したりすることがある。
【0033】さらに本発明で用いられる[A]飽和ポリ
エステル樹脂は、ジカルボン酸成分がテレフタル酸:5
0〜95モル%と、イソフタル酸および/またはオルソ
フタル酸:50〜5モル%とからなる共重合ポリエステ
ルであるが、この共重合ポリエステルに代えてホモポリ
エチレンテレフタレートと、[B]アイオノマー樹脂と
からなる樹脂組成物からなる樹脂被膜は、金属板との密
着性に劣り、絞りしごき加工時にフィルムが破れること
がある。またさらに[A]成分がテレフタル酸成分とイ
ソフタル酸成分とを含む共重合ポリエステルであって
も、イソフタル酸成分の含有量が5モル%未満である
と、絞り扱き加工時の蜜着性に劣ることがあり、フレー
バー吸着特性にも劣ることがある。一方、イソフタル酸
成分の含有量が50モル%を超える場合には、絞りしご
き加工時にポンチ抜けが悪く、缶を連続的に製造するこ
とが困難になるとともに、また得られる缶は耐衝撃強度
に劣ることがある。
【0034】またさらにたとえばジカルボン酸成分の7
5〜100モル%がテレフタル酸であるポリエチレンテ
レフタレート;20〜70重量部と、アイオノマー;1
0〜30重量部と、ジカルボン酸成分の60〜100モ
ル%がテレフタル酸であるポリブチレンテレフタレー
ト;60重量部以下の量とからなる組成物を被覆した金
属板を絞りしごき加工すると、ピンホールを生じ易く、
実用的な缶を得ることが難しいだけでなく、得られる缶
はフレーバー吸着が大きく清涼飲料用として好適な絞り
しごき缶を得ることが困難である。
【0035】さらにポリエチレンテレフタレートと、ジ
カルボン酸成分としてテレフタル酸とイソフタル酸とを
含む共重合ポリエステルと、アイオノマーとからなる組
成物を被覆した金属板を用いると、絞りしごき加工時に
ピンホールを生じ易く、また膜厚および結晶性のバラツ
キが大きくなり、絞りしごき缶を安定的に得ることが困
難である。
【0036】本発明に係る樹脂被覆金属板は、上記のよ
うな樹脂組成物を金属板片面または両面上に公知の複合
材積層方法により被覆して製造することができ、被覆方
法は特に限定されない。具体的には、たとえば下記のよ
うに行われる。
【0037】(1) [A]飽和ポリエステル樹脂と[B]
アイオノマー樹脂とを、タンブラーブレンダー、ヘンシ
ェルミキサー、V形ブレンダーなどにより混合した後、
さらに押出機、ニーダーバンバリーミキサーなどで溶融
混合し、次いで先端にTダイを有する押出機あるいはギ
ヤーポンプで定量的に押し出すことにより金属板上に被
覆することができる。
【0038】(2) [A]飽和ポリエステル樹脂と[B]
アイオノマー樹脂とを、タンブラーブレンダー、ヘンシ
ェルミキサー、V形ブレンダーなどにより混合した後、
直接Tダイを有する押出機あるいはギヤーポンプで定量
的に押し出すことにより金属板上に被覆することもでき
る。
【0039】(3) [A]飽和ポリエステル樹脂と[B]
アイオノマー樹脂とからなる樹脂組成物を一旦フィルム
にした後、このフィルムと金属板と張り合わせてもよ
い。上記のような樹脂組成物を金属板に被覆するに際し
ては、押出機から溶融状態で押し出されて金属板上に被
覆された樹脂組成物は、急冷して樹脂組成物の結晶化を
防止することが好ましい。
【0040】また上記のような樹脂組成物を金属板に被
覆するに際しては、必要に応じて耐候安定剤、滑剤、熱
安定剤、耐衝撃改良剤などの添加剤を樹脂組成物中に含
有させてもよく、またこれらの添加剤は予め樹脂組成物
と添加剤とからマスターバッチを形成してから添加して
もよい。
【0041】本発明では、金属板上に設けられた樹脂組
成物被膜は、実質的に未配向であり、かつ非晶状態であ
ることが好ましい。このように被覆された樹脂組成物層
の厚さは、通常5〜500μm、好ましくは10〜10
0μm、特に好ましくは20〜60μmであることが望
ましい。
【0042】本発明に係る樹脂被覆金属板は、上記のよ
うに金属板と、この片面または両面上に設けられた樹脂
組成物被膜とからなり、優れた耐衝撃性を有するととも
に絞りしごき成形性などの成形性に優れ、成形時に被膜
中にピンホールを生じることなく均一加工される。また
この樹脂組成物は、金属板との密着性にも優れ、成形時
の加工追従性に優れるため、外観に優れた缶が得られ
る。
【0043】本発明に係る絞りしごき缶は、上記のよう
な樹脂被覆金属板を、絞りしごき加工することにより形
成される。この際、金属板の片面のみに樹脂被膜が設け
られた樹脂被覆金属板が用いられる場合には、樹脂被膜
面が缶内面側になるように絞りしごき加工される。
【0044】なお上記の樹脂被覆金属板から絞りしごき
缶を製造する際に、樹脂被膜が両面に設けられた樹脂被
覆金属板を用いると、缶内面だけでなく缶外面も樹脂組
成物で被覆された絞りしごき缶が得られるので、通常製
缶後に行われる缶外面の塗装工程を省くことができ、溶
媒が飛散するなどの塗装時の問題点もないとともに、製
缶設備を大幅に縮小することもできる。
【0045】絞りしごき缶(DI缶)を製造する方法
は、公知の各種の方法が採用できる。最も一般的な方法
としては、樹脂被覆鋼板をしごきポンチを用いて一段階
もしくは数段階しごき加工することにより製造すること
ができる。
【0046】たとえば、絞りしごき加工は、下記のよう
な条件下に行うことができる。 プランク径 …100〜200mm 絞り条件 …1段絞り比 1.1〜2.4 2段絞り比 1.1〜1.6 絞りしごき径…3段アイアニング 20〜100mmφ 総しごき率 …20〜80%
【0047】
【発明の効果】本発明に係る樹脂被覆金属板は、樹脂と
金属板との密着性に優れており、絞りしごき成形性に優
れ、成形加工時の樹脂の追従性に優れており、樹脂被膜
中にフィッシュアイが少なく外観に優れた缶を形成しう
る。
【0048】また本発明に係る絞りしごき缶は、打缶、
缶詰工程および運搬時の衝撃に耐え得る優れた耐衝撃性
を有しており、製缶後、乾燥、印刷、焼き付け等の工程
において加熱されても、優れた耐衝撃性を保持してい
る。
【0049】本発明に係る絞りしごき缶は、ピンホール
がなく、内容物の長期保存性に優れるとともに内容物の
香り、フレーバー性(保香性)などの保持性にも優れて
いる。
【0050】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例により限定されるものではな
い。
【0051】
【実施例1〜3】表1に示す飽和ポリエステル樹脂と、
アイオノマー樹脂(ハイミラン1707、Naタイプ:
三井デュポンケミカル社製、商品名)とを、表1に示す
量で押出機に供給し、樹脂組成物を得た。
【0052】両面に片面あたり2.8g/m2 のSnめ
っきが施された鋼板(板厚み0.245mm、硬度T−
4相当)の片面のSnめっき層上に、上記のような樹脂
組成物を、押出Tダイを用いて30μmの厚みで被覆し
た。被覆時の鋼板は、加熱したものを用い、またTダイ
で樹脂が被覆された鋼板は、10秒以内に100℃以下
まで急冷した。
【0053】原料としての飽和ポリエステル樹脂の固有
粘度[dl/g]と、この飽和ポリエステル樹脂とアイオ
ノマー樹脂とからなる樹脂組成物のTg(ガラス転移温
度)、Tm(融点)、Tc(低温結晶化温度)、QTc
(冷結晶化熱量)、QTm(融解熱量)を、表1中に示
す。
【0054】昇温時にみられるTgはピークの接線の交
点の温度とし、TcおよびTmはピークの頂点の温度と
した。
【0055】なおTg、Tm、Tc、QTc、QTm
は、示差熱分析計(Perkin Elmer-7型)を用いて10℃
/分の昇温速度で測定した。このようにして得られた常
温の樹脂被覆鋼板を、缶内面が樹脂被覆面となるように
して下記のような成形条件で、絞りしごき加工を行って
絞りしごき缶(DI缶)を製造した。 <成形条件> 1.絞りしごき加工直前の樹脂温度:常温 2.プランク径:142mm 3.絞り条件:1段絞り比 1.6 2段絞り比 1.3 4.しごきポンチ径:3段アイアニング65.8mmφ 5.総しごき率:67% <缶内面(樹脂被覆面)の硫酸銅試験>得られたDI缶
について、以下のような硫酸銅試験を行った。
【0056】缶の中に硫酸20g/リットル、硫酸銅
(CuSO4・7H2O)50g/リットルを含むCuの
化学メッキ液を入れて10分間放置し、液を除去、水洗
した後、析出したCuを観察した。
【0057】缶内面の樹脂層に欠如(ピンホール)があ
れば、欠如部から鉄が溶出して、Cuが置換メッキされ
る。
【0058】<樹脂組成物被膜の耐衝撃性の評価> (i) 衝撃後電流試験 製缶後に、乾燥、印刷、焼き付け工程などにより缶が加
熱される状態を想定して、以下のように樹脂被覆鋼板を
加熱した後、衝撃後電流試験を行った。
【0059】樹脂被覆鋼板を210℃、10分のオーブ
ンで加熱した後、常温まで冷却し、樹脂組成物を被覆し
ていない鋼板側から30cmの高さから0.5kgの鉄球を
落とした。凸状に膨らんだ側が上面となるように鋼板を
底面にして、鋼板の端に柔らかいゴム状の樹脂で壁を形
成した後、凸状に膨らんだ側に1.0%食塩水を入れ、
鋼板を陽極とし、膨らみの近くに設置した白金を陰極と
して+6Vの電圧をかけたときに流れる電流値(mA)
を測定した。
【0060】(ii)密着性試験 缶内面被覆樹脂のSnめっき鋼板への密着性は次のよう
に評価した。常温の樹脂被覆鋼板を、クエン酸1.5重
量%、食塩1.5重量%水溶液(UCC液)に24時間
浸した後、フィルムのはがれた長さを測定し、その長さ
(mm)で評価した。
【0061】0.0mmを◎とし、0.0〜0.5を○と
し、0.5〜2.0を△とし、2.0〜を×とした。 <ブリスター試験>絞りしごき加工後、缶の内面を洗浄
し、オーブンにて210℃で10分空焼き後の缶の底部
に形成された膨れ(ブリスター)を観察し、評価した。
【0062】○ : ブリスターなし △ : ごく小さなブリスターがほぼ缶全面にある。 × : 缶全面に小さなものから大きなブリスターまで
ある。
【0063】<フレーバー試験>缶の内面を洗浄し、オ
ーブンにて210℃で2分あKん乾燥した。さらに缶外
面に塗装、焼き付けを行った。こうして得られた缶に2
0ppmリモネンを含有する5%エタノール溶液を充填
し、20℃、10日間放置した。リモネンのフィルムへ
の吸着量を、下記のような比較例1で得られる缶(最内
面にホモPETを用いたとき)を100として比較し
た。
【0064】
【実施例4〜7】表1に示す飽和ポリエステル樹脂と、
アイオノマー樹脂(ハイミラン1706、Znタイプ:
三井デュポンケミカル社製、商品名:実施例5〜7を除
く)とを、表1に示す量で押出機に供給して樹脂組成物
を得た。
【0065】両面に片面あたり2.8g/m2のSnめ
っき鋼板を有する鋼板(板厚み0.245mm、硬度T−
4相当)の片面のSnめっき層上に、上記のような樹脂
組成物を、押出Tダイを用いて30μmの厚みで被覆し
た。被覆時の鋼板は加熱したものを用い、Tダイで樹脂
が被覆された鋼板は、10秒以内に100℃以下まで急
冷した。
【0066】原料としての飽和ポリエステル樹脂の固有
粘度[dl/g]と、飽和ポリエステル樹脂と、アイオノ
マー樹脂とからなる樹脂組成物のTg、Tm、Tc、Q
Tc、QTmを、表1中に示す。
【0067】こうして得られた常温の樹脂被覆鋼板を、
実施例1と同様にして缶内面が樹脂被覆面となるように
してそれぞれ絞りしごき加工して、絞りしごき缶(DI
缶)を製造した。
【0068】得られたDI缶について、実施例1と同様
にして硫酸銅試験、衝撃後電流試験、密着性試験を行っ
た。結果を表2に示す。
【0069】
【比較例1〜2】両面に片面あたり2.8g/m2のS
nめっきが施された鋼板(板厚み0.245mm、硬度T
−4相当)の片面のSnめっき層上に、押出Tダイを用
いて、表1に示す飽和ポリエステル樹脂を30μmの厚
みで被覆した。被覆時の鋼板は加熱したものを用い、T
ダイで樹脂が被覆された鋼板は、10秒以内に100℃
以下まで急冷した。
【0070】各飽和ポリエステル樹脂の固有粘度[dl/
g]と、Tg、Tm、Tc、QTc、QTmを、表1中
に示す。こうして得られた常温の樹脂被覆鋼板を、実施
例1と同様にして缶内面が樹脂被覆面となるようにして
それぞれ絞りしごき加工して、絞りしごき缶(DI缶)
を製造した。
【0071】得られたDI缶について、実施例1と同様
にして硫酸銅試験、衝撃後電流試験、密着性試験を行っ
た。結果を表2に示す。
【0072】
【表1】
【0073】表中、 *1)飽和ポリエステル樹脂;ジカルボン酸成分中のイ
ソフタル酸成分をモル%で示した。イソフタル酸以外の
ジカルボン酸はテレフタル酸である。
【0074】*2)ホモPET ;ジカルボン酸成分が
テレフタル酸のみである。 *3)アイオノマー樹脂と飽和ポリエステル樹脂との合
計で100重量部である。
【0075】*4)アイオノマー樹脂(実施例5〜
7)、ハイミラン1707(三井デュポンポリケミカル
社製、商品名)
【0076】
【表2】
【0077】
【比較例3〜6】表3に示すような樹脂組成物からなる
被膜を30μmの厚みで形成した以外は、実施例1と同
様にして、樹脂被覆金属板を得た。この樹脂被覆金属板
を実施例と同様にして製缶した。得られた缶について、
実施例1と同様にして試験評価した結果を表4に示す。
【0078】
【比較例7】表3に示すような飽和ポリエステル(イソ
フタル酸7.0モル%共重合ポリエステル、IV=0.
70)を常法により溶融押し出し、縦3.5倍、横3.
7倍に逐次2軸延伸し、220℃で緊張熱固定し厚さ1
6μmのPET−BO(2軸延伸PET)フィルムを作
成した。PET−BOフィルム上に表3に示す接着層を
厚さ14μmに押出ラミネートすることにより2層フィ
ルムを作成した。得られた2層フィルムを、実施例と同
様の鋼板上に、接着層が鋼板に接するように鋼板を加熱
して接着し、水冷して樹脂被覆金属板を作成した。この
樹脂被覆金属板を実施例と同様にして製缶した。得られ
た缶について、実施例と同様にして試験評価した結果を
表4に示す。
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】
【実施例8〜10】表5に示すような樹脂組成物からな
る被膜を30μmの厚みで形成した以外は、実施例1と
同様にして、樹脂被覆金属板を得た。この樹脂被覆金属
板を実施例1と同様にして製缶した。得られた缶につい
て、実施例1と同様にして試験評価した結果を表6に示
す。
【0082】
【比較例8〜11】表5に示すような樹脂組成物からな
る被膜を30μmの厚みで形成した以外は、実施例1と
同様にして、樹脂被覆金属板を得た。この樹脂被覆金属
板を実施例1と同様にして製缶した。得られた缶につい
て、実施例1と同様にして試験評価した結果を表6に示
す。
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
フロントページの続き (72)発明者 高 橋 浩 二 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 平 岡 孝 之 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 新 美 宏 二 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板と、 該金属板片面または両面上に設けられた樹脂組成物被膜
    とからなり、 該樹脂組成物被膜は、[A]ジカルボン酸とジヒドロキ
    シ化合物とから誘導され、 ジカルボン酸成分を100モル%とするとき、ジカルボ
    ン酸成分が、テレフタル酸50〜95モル%と、イソフ
    タル酸および/またはオルソフタル酸50〜5モル%と
    からなり、 ジヒドロキシ成分が、エチレングリコールを主成分とす
    る化合物である飽和ポリエステル樹脂;75〜99重量
    部と、[B]アイオノマー樹脂;1〜25重量部とから
    なることを特徴とする絞りしごき缶用樹脂被覆金属板。
  2. 【請求項2】前記樹脂組成物は、冷結晶化熱量が27J
    /g以下であり、かつ融解熱量が30J/g以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の絞りしごき缶用樹脂
    被覆金属板。
  3. 【請求項3】金属板上に設けられた樹脂組成物被膜は、
    実質的に未配向であり、かつ非晶状態であることを特徴
    とする請求項1に記載の絞りしごき缶用樹脂被覆金属
    板。
  4. 【請求項4】金属板が、鋼板あるいはアルミニウム板で
    あることを特徴とする請求項1に記載の絞りしごき缶用
    樹脂被覆金属板。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の絞りしご
    き缶用樹脂被覆金属板を、絞りしごき成形してなる絞り
    しごき缶。
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