JPH07195505A - 中空成形機の金型接合面異物検知方法及びその装置 - Google Patents

中空成形機の金型接合面異物検知方法及びその装置

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JPH07195505A
JPH07195505A JP33594693A JP33594693A JPH07195505A JP H07195505 A JPH07195505 A JP H07195505A JP 33594693 A JP33594693 A JP 33594693A JP 33594693 A JP33594693 A JP 33594693A JP H07195505 A JPH07195505 A JP H07195505A
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JP
Japan
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mold
fluid
molding machine
molds
foreign matter
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Application number
JP33594693A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tahara KK
Original Assignee
Tahara KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成簡単にして効果的な、中空成形機におけ
る金型面異物検知方法及びその装置を提供する。 【構成】 プラテンに支持された一対の金型1,2がパ
ーティングラインP.Lに向けて移動することにより、
金型1,2の接合面1a,2aが互いに密着するように
した中空成形機において、一方の金型1に、その接合面
1aと同一面となる当て板20を固定すると共に、他方
の金型2aに、当て板20に直交方向で相対向して開口
するノズル21を取り付け、ノズル21に流体を供給す
る配管22を脱着可能に接続し、その配管22に流体の
流量又は圧力変化を測定する測定器24及び流体供給源
25を接続して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は中空成形機の金型接合
面異物検知方法及びその装置に関するもので、とりわ
け、金型の接合面に付着している異物を検知して金型完
全密閉の動作確認信号を制御装置に送ることなく、した
がって、次のステップに移行するのを阻止するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】中空成形機は、樹脂を溶融し混練してノ
ズルから押し出してパイプ状に形成されるパリソンを少
なくとも一対の金型で挟み込み、かつ、金型を型締めし
て接合面を密着させ、パリソン内に空気圧を負荷してパ
リソンを膨張させると、パリソンが金型のキャビティに
付着して成型されるという、中空プラスチック容器等の
製造装置である。
【0003】金型を型締めする型締装置は、図2に示す
ように、本体ベース30に固定したスライドシャフト3
1に可動台33を摺動可能に載置し、この可動台33に
複数のタイバー34が水平に、かつ、軸方向へ移動可能
に挿通して配置されている。タイバー34の両端部には
それぞれプラテン支持プレート37,38が直交して固
着されている。タイバー34にはスライドカラー39が
嵌合し、このスライドカラー39にはプラテン支持プレ
ート40が直交して連結されている。プラテン支持プレ
ート38にはブラケット41と軸42を介して回動可能
にプラテン43が連結されている。プラテン支持プレー
ト40にはプラテン44が連結されている。プラテン4
3とプラテン44には金型1,2がそれぞれ接合面1
a,2aを対面させて装着してある。金型1,2にはそ
れぞれキャビティ1b,2bが形成されている。
【0004】プラテン支持プレート40の上端部には、
プラテン支持プレート37との間に型締駆動手段として
の油圧駆動装置45及びパーティングライン保持機構4
6を介在させてある。油圧駆動装置45は油圧シリンダ
46をプラテン支持プレート40に固定し、油圧シリン
ダ46に嵌合するピストン47を一端部に有するピスト
ンロッド48の他端部をプラテン支持プレート37に連
結してなる。また、パーティングライン保持機構46
は、プラテン支持プレート37,40にそれぞれブラケ
ット48を介しラック板49を直交して連結し、ラック
板49のラック面51を互いに対面させ、かつ、ラック
面51にピニオン52を噛合させてなる。ピニオン52
の軸53は可動台33に回転自在に支持されている。
【0005】そこで、押出機(図示略)のダイヘッドか
ら供給されるパリソンを、金型1,2で咬持するため
に、油圧駆動装置45を作動させ、ピストンロッド48
を油圧シリンダ46から伸長させると、プラテン支持プ
レート37,40間の間隔が開くとともに、プラテン支
持プレート38がプラテン支持プレート40に接近す
る。この場合、ラック板50,51が移動することによ
り、ピニオン52が回転してラック板50,51が互い
に移動距離を等しくする。したがって、金型1,2はパ
ーティングライン(P.L)に向けて互いに離間した距
離の約半分を移動して接合面1a,2aが圧接するとい
うものである。
【0006】前記金型1,2の型締め時に、接合面1
a,2aに異物が付着していると、金型1,2が完全密
閉されず、高圧で膨張するパリソンが接合面から露出
し、かつ、成型品にバリが発生して不良成型品となる。
【0007】そこで、従来、このような不良成型品とな
るのを防止するために、図3に示すような金型接合面異
物検出装置が用いられた。この検出装置は、金型1の側
面にハウジング3を固定し、そのハウジング3内にスプ
リング4を弾装し、このスプリング4で突出付勢されて
その先端部が金型1の接合面1aと同一面となるピン5
を蓋6から出没可能に設けてある。
【0008】一方、金型2の側面にハウジング7を固定
し、そのハウジング7に絶縁体8を介し前記ピン5と接
触可能な突起部9aを有する電極板9を固定し、電極板
9の突起部9aはその先端部が金型2の接合面2aと同
一面となるように設定され、また、この電極板9には配
線10を介し電圧検出部11と制御装置12を電気的に
接続してある。電圧検出部11と金型1とは配線13を
介し電気的に接続されている。電圧検出部11は前記プ
ラテン43又は44に取り付け固定されている。
【0009】そこで、金型1,2が互いにパーティング
ラインP.Lまで移動して接合面1a,2aが接触する
と、それらに異物が付着していない限り、接合面1a,
2aが接触し、ピン3と突起部9aが接触して回路が電
気的に閉じられ、電圧検出部11がこれを検知して金型
完全密閉動作の確認信号を制御装置に送る。
【0010】しかし、接合面1a,2aの両方若しくは
いずれか一方に異物が付着していると、その異物を挟ん
で接合面1a,2aが接触せず、したがって、ピン5と
突起部9aは接触することができないために、回路は電
気的に閉じられない。したがって、電圧検出部11は金
型完全密閉動作を確認することができず、確認信号を制
御装置12に送ることができない、というものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の異物検出装置は、電圧検出部11がプラテン43又
は44に取り付いているので、金型交換時に同時にこれ
を調整する必要があり、したがって、中空成形機の立ち
上げ時間が長くかかる欠点がある。
【0012】また、中空成形機が冷却水を使用する場合
や金型の接合面に結露が生じている場合には、錆を発生
したり、水や錆びのために電気的導通や導通不良を起こ
す可能性が高く、ショートによる誤作動が多くなる欠点
がある。
【0013】さらに、装置全体の構成が大型であって設
置スペースを大きく必要とするほか、電気の導通による
確認のために、電気的絶縁部を設ける必要があるなどの
欠点がある。
【0014】そこで、この発明は、構成簡単にして効果
的な、中空成形機における金型面異物検知方法及びその
装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる中空成
形機の金型接合面異物検知方法は、金型の接合面又はこ
れと同等の面に流体を吹き付けてその流体の変化を測定
し、その流体の変化が所定の値で停止した時点にて測定
した信号を、金型完全密閉の動作確認信号として取り出
すことを特徴とする。
【0016】また、この発明にかかる中空成形機の金型
接合面異物検知装置は、プラテンに支持された一対の金
型がパーティングラインに向けて移動することにより、
金型の接合面が互いに密着するようにした中空成形機に
おいて、前記一方の金型に、その接合面と同一面となる
当て板を固定すると共に、前記他方の金型に、前記当て
板に直交方向で相対向して開口するノズルを取り付け、
そのノズルに流体を供給する配管を脱着可能に接続し、
その配管に流体の流量又は圧力変化を測定する測定器及
び流体供給源を接続してなることを特徴とする。
【0017】
【作用】金型の接合面に異物があると、流体に変化が生
じ、所定の値に到達しないために、動作確認信号が発生
せず、したがって、接合面に異物があり金型が完全に密
閉されていない異常を判定する。
【0018】
【実施例】以下この発明を図に基づき説明する。図1に
示すように、金型1の接合面1aに当て板20を埋め込
んで取り付け固定し、金型2にその当て板20に直交方
向で対面して開口するノズル21を埋め込んで取り付け
固定する。
【0019】当て板20のノズル21に対向する面は接
合面1aと同一面であり、また、ノズル21の先端面は
接合面2aと同一面となっている。
【0020】ノズル21には配管22と流体コネクタ2
3a,23bを介し接続可能な配管22aに流量計又は
圧力計などの測定器24を接続し、測定器24にはエア
ポンプなどの流体供給源25を配管22bで接続する。
また、測定器24には制御装置26が電気的に接続され
ている。
【0021】測定器24は流量計又は圧力計を有し、流
量計は流量が最小値となった場合に、また、圧力計は最
高圧を維持する場合に、それぞれ信号を発生して制御装
置26に金型完全密閉の確認信号として送る。
【0022】制御装置26は、金型1,2の動作を監視
し、測定器24からの金型完全密閉の確認信号により、
次のステップであるパリソン内に高圧流体を吹き込む等
の一連の動作を制御するものである。
【0023】なお、当て板20とノズル21は金型1,
2にそれぞれ埋め込んで一体形成したが、従来同様に、
金型1,2の側部に当て板20とノズル21を配置して
もよい。この場合、当て板20とノズル21の簡単な構
成であるから、金型1,2をそれぞれ支持するプラテン
との金型接続構造及び作業に支障を生じない部位に配置
することができる。
【0024】次に上記実施例の作用を説明すると、金型
1,2の締付操作時において、流体供給源25が作動す
るとともに、接合面1a,2aが互いにパーティングラ
インに向けて移動すると、ノズル21から噴出する流体
が当て板20に衝突して反射する抵抗により、また、接
合面1a,2a間の距離の減少により、流体の吐出量が
低下し、又は、流体の吐出圧が高くなる。
【0025】そこで、流量計を有する測定器24の場合
には、流量が最小値を維持するとき、また、圧力計を有
する測定器24の場合には最高圧を維持するとき、これ
を検知して測定器24は信号を発生する。
【0026】そして、金型1,2が完全密閉すると、測
定器24にて発生した信号が制御装置26に金型完全密
閉の確認信号として送られ、これにより制御装置26は
次の工程を開始させるのである。
【0027】しかしながら、接合面1a,2aに異物が
付着しているときは、接合面1a,2a間に隙間が形成
されるために、流体の吐出量が一定を維持して最小値と
ならず(測定器24が流量計である場合)、又は、流体
の吐出圧が一定を維持して最高値とならない(測定器2
4が圧力計である場合)。したがって、測定器24から
制御装置26に金型完全密閉の確認信号を送ることがで
きない。
【0028】かくして、流体の吐出により、その変化を
検知して金型の接合面の異常を検知するのである。した
がって、エアに限るものではなく、流体であれば同じ効
果を奏すると言い得るが、水は前記した不都合をもたら
すために除外され、また、可燃ガスも危険であるから除
外される。
【0029】なお、以上に記載した金型接合面の異物検
知方法及び装置については、中空成形機に限ることな
く、少なくとも2以上の金型を接合させる成形装置にお
いて広く適用できるものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、流体の
吐出により、その変化を検知して金型の接合面の異常を
検知するものであるから、当て板とノズルを金型に設置
するだけの簡単な構造で、コンパクトでスペースも取ら
ず、しかも、金型に埋め込んで一体形成できる。
【0031】また、金型交換の都度、ノズルに配管を接
続する以外の調整作業等をする必要がなくて、金型交換
時間の短縮が図れ、したがって、中空成形機立ち上げ時
間を短縮できる。
【0032】さらに、検出媒体として流体を用いるか
ら、金型や検知装置自体の電気的導通やその不良等を勘
案する必要はなく、簡便である。
【0033】そして、当て板とノズルを金型に設ければ
足りるから、金型のプラテンとの接続構造や脱着作業に
おける支障を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す模式図
【図2】中空成形機の型締装置を示す正面図
【図3】従来の金型接合面異物検知装置を示す模式図
【符号の説明】
1,2…金型 1a,2a…接合面 20…当て板 21…ノズル 22,22a,22b…配管 23…流体コネクタ 24…測定器 25…流体供給源 26…制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の接合面又はこれと同等の面に流体
    を吹き付けてその流体の変化を測定し、その流体の変化
    が所定の値で停止した時点にて測定した信号を、金型完
    全密閉の動作確認信号として取り出すことを特徴とする
    中空成形機の金型接合面異物検知方法。
  2. 【請求項2】 プラテンに支持された一対の金型がパー
    ティングラインに向けて移動することにより、金型の接
    合面が互いに密着するようにした中空成形機において、
    前記一方の金型に、その接合面と同一面となる当て板を
    固定すると共に、前記他方の金型に、前記当て板に直交
    方向で相対向して開口するノズルを取り付け、そのノズ
    ルに流体を供給する配管を脱着可能に接続し、その配管
    に流体の流量又は圧力変化を測定する測定器及び流体供
    給源を接続してなることを特徴とする中空成形機の金型
    接合面異物検知装置。
JP33594693A 1993-12-28 1993-12-28 中空成形機の金型接合面異物検知方法及びその装置 Pending JPH07195505A (ja)

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JP33594693A JPH07195505A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 中空成形機の金型接合面異物検知方法及びその装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117656430A (zh) * 2023-12-25 2024-03-08 佛山市合研精密模具科技有限公司 一种吹瓶机模具快速更换设备

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117656430A (zh) * 2023-12-25 2024-03-08 佛山市合研精密模具科技有限公司 一种吹瓶机模具快速更换设备

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