JPH07195282A - 物品搬送用ロボット - Google Patents
物品搬送用ロボットInfo
- Publication number
- JPH07195282A JPH07195282A JP35252693A JP35252693A JPH07195282A JP H07195282 A JPH07195282 A JP H07195282A JP 35252693 A JP35252693 A JP 35252693A JP 35252693 A JP35252693 A JP 35252693A JP H07195282 A JPH07195282 A JP H07195282A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動作経路が単純化されることによって、駆動
機構や制御部を簡易化して装置全体のコストの低減、ス
ペース効率を図る。 【構成】 基部構体14から物品3の両側面部に対向位
置するようにして揺動自在に突出された一対の腕部構体
15、15と、これら腕部構体15、15の先端部に揺
動自在に支持されて物品3の両側面部を把持する把持部
材16、16と、これら把持部材16、16の相対向す
る前面部に回転自在に組み付けられることによって物品
3を保持する保持部材44、44と、腕部構体15、1
5に対して把持部材16、16を相対する間隔を可変と
するように動作させる把持部材駆動手段36とを備え、
物品3を、把持部材16、16によって挟持するととも
に保持部材44、44によって回動自在な状態で保持し
て取出し部7から取り出して受渡し部8へと搬送する。
機構や制御部を簡易化して装置全体のコストの低減、ス
ペース効率を図る。 【構成】 基部構体14から物品3の両側面部に対向位
置するようにして揺動自在に突出された一対の腕部構体
15、15と、これら腕部構体15、15の先端部に揺
動自在に支持されて物品3の両側面部を把持する把持部
材16、16と、これら把持部材16、16の相対向す
る前面部に回転自在に組み付けられることによって物品
3を保持する保持部材44、44と、腕部構体15、1
5に対して把持部材16、16を相対する間隔を可変と
するように動作させる把持部材駆動手段36とを備え、
物品3を、把持部材16、16によって挟持するととも
に保持部材44、44によって回動自在な状態で保持し
て取出し部7から取り出して受渡し部8へと搬送する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納部から取出し部へ
と供給された物品を取り出して受渡し部へと搬送する物
品搬送用ロボットに関し、例えば選択された商品を商品
取出し部から取り出して商品受渡し部へと搬送する自動
販売機等に組み込まれる商品取出しロボットに適用して
好適な物品搬送用ロボットに関する。
と供給された物品を取り出して受渡し部へと搬送する物
品搬送用ロボットに関し、例えば選択された商品を商品
取出し部から取り出して商品受渡し部へと搬送する自動
販売機等に組み込まれる商品取出しロボットに適用して
好適な物品搬送用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動販売機は、省スペース化、
省力化或いは低コスト化等のメリットによって設置台数
が驚異的に増加しており、また最近では冷却技術或いは
保温、加熱技術等の進歩に伴って様々な商品の自動販売
機が提供されている。また、この自動販売機にあって
は、例えば、デザインについては、購買意欲の向上、設
置環境との調和或いは美的外観の向上等から大幅な改
善、変遷が行われてきた。
省力化或いは低コスト化等のメリットによって設置台数
が驚異的に増加しており、また最近では冷却技術或いは
保温、加熱技術等の進歩に伴って様々な商品の自動販売
機が提供されている。また、この自動販売機にあって
は、例えば、デザインについては、購買意欲の向上、設
置環境との調和或いは美的外観の向上等から大幅な改
善、変遷が行われてきた。
【0003】ところで、自動販売機は、機器に収納され
た商品の売上から商品の購入原価、利益ばかりでなく高
額な機器費用、電気使用料或いはメンテナンス費用等も
回収されなければならない。したがって、機器本体は必
要最低限の機構を備えた比較的廉価なものであれば充分
であり、また顧客は便利さ故に自動販売機を利用するの
であって、商品購入に際してのサービスまでは要求して
いないとの考え方に基づいて、従来では上述した基本機
構、デザイン等を中心とした開発が進められており、
「商品の販売」のためのソフト面の開発は不充分であっ
た。
た商品の売上から商品の購入原価、利益ばかりでなく高
額な機器費用、電気使用料或いはメンテナンス費用等も
回収されなければならない。したがって、機器本体は必
要最低限の機構を備えた比較的廉価なものであれば充分
であり、また顧客は便利さ故に自動販売機を利用するの
であって、商品購入に際してのサービスまでは要求して
いないとの考え方に基づいて、従来では上述した基本機
構、デザイン等を中心とした開発が進められており、
「商品の販売」のためのソフト面の開発は不充分であっ
た。
【0004】しかしながら、かかる自動販売機におい
て、最近では、基本機構或いはデザイン面ばかりでな
く、各種装置の設計思想において採用されているマン・
マシーン・インタフェースの考え方のもとに、無味乾燥
な単なる無人の物品販売装置の位置付けにとどまらず、
顧客に対して商品購入の満足感を感じさせてより一層の
購買意欲を感じさせるといった「商品の販売」のための
ソフト的機能の面から種々の見直し、検討が図られてい
る。
て、最近では、基本機構或いはデザイン面ばかりでな
く、各種装置の設計思想において採用されているマン・
マシーン・インタフェースの考え方のもとに、無味乾燥
な単なる無人の物品販売装置の位置付けにとどまらず、
顧客に対して商品購入の満足感を感じさせてより一層の
購買意欲を感じさせるといった「商品の販売」のための
ソフト的機能の面から種々の見直し、検討が図られてい
る。
【0005】かかる観点から、一部の自動販売機におい
ては、単に商品の販売機能だけではなく、販売員による
商品の販売に際して感じるサービスと同等のサービス感
或いは「やさしさ感」等を感じさせるソフト的な付加機
能の採用が図られている。例えば、音声合成技術の進歩
により、「いらっしゃいませ。」「ありがとうございま
した。」等の挨拶、お礼或いは操作方法等を音声によっ
て行うようにした音声ガイド装置を付設したり、下方部
に設けた商品取出し口に落下された商品を顧客が屈み込
んで取出していた構造をリフトアップ機構を採用するこ
とによって上方部に設けた商品取出し口まで搬送すると
いった構造が採用されている。
ては、単に商品の販売機能だけではなく、販売員による
商品の販売に際して感じるサービスと同等のサービス感
或いは「やさしさ感」等を感じさせるソフト的な付加機
能の採用が図られている。例えば、音声合成技術の進歩
により、「いらっしゃいませ。」「ありがとうございま
した。」等の挨拶、お礼或いは操作方法等を音声によっ
て行うようにした音声ガイド装置を付設したり、下方部
に設けた商品取出し口に落下された商品を顧客が屈み込
んで取出していた構造をリフトアップ機構を採用するこ
とによって上方部に設けた商品取出し口まで搬送すると
いった構造が採用されている。
【0006】広義の解釈からは、上述した音声ガイド装
置或いはリフトアップ機構等も、一種のロボットの範疇
に属するするものであって、個々の機能ロボット的な機
構を搭載した自動販売機は、従来からも種々提供されて
いるともいえる。しかしながら、単に挨拶や操作方法を
音声によって行う音声ガイド装置は、顧客に対して直接
語りかけるといった感覚は無く、折角の装置も単に機械
から音が出るといった印象を持つに過ぎないものであ
る。したがって、図7に示すように、例えば動物を模し
た象形型ロボット2を組み込み、このロボット2によっ
て商品を商品取出し部から商品受渡し部へと搬送する配
膳サービスを行うことによって、意匠的機能の向上、遊
び感覚による客寄せ機能を奏させるとともに上述した機
械的な機能ロボットの機能を補完するように構成した自
動販売機1が提供されている。
置或いはリフトアップ機構等も、一種のロボットの範疇
に属するするものであって、個々の機能ロボット的な機
構を搭載した自動販売機は、従来からも種々提供されて
いるともいえる。しかしながら、単に挨拶や操作方法を
音声によって行う音声ガイド装置は、顧客に対して直接
語りかけるといった感覚は無く、折角の装置も単に機械
から音が出るといった印象を持つに過ぎないものであ
る。したがって、図7に示すように、例えば動物を模し
た象形型ロボット2を組み込み、このロボット2によっ
て商品を商品取出し部から商品受渡し部へと搬送する配
膳サービスを行うことによって、意匠的機能の向上、遊
び感覚による客寄せ機能を奏させるとともに上述した機
械的な機能ロボットの機能を補完するように構成した自
動販売機1が提供されている。
【0007】すなわち、この自動販売機1は、複数の商
品3を表示した商品表示部4と、商品選択部5が設けら
れた前面パネル6との間に位置して、商品取出しロボッ
ト2が移動自在に配設されている。そして、商品選択部
5を操作して顧客によって商品3が選択されると、商品
表示部4から図8に示す商品取出し部7へと送り出され
た商品3は、図7の状態からこの商品取出し部7の前方
に位置して待機された商品取出しロボット2によって取
り出されて前面パネル6に設けた商品受渡し部8へと搬
送される。
品3を表示した商品表示部4と、商品選択部5が設けら
れた前面パネル6との間に位置して、商品取出しロボッ
ト2が移動自在に配設されている。そして、商品選択部
5を操作して顧客によって商品3が選択されると、商品
表示部4から図8に示す商品取出し部7へと送り出され
た商品3は、図7の状態からこの商品取出し部7の前方
に位置して待機された商品取出しロボット2によって取
り出されて前面パネル6に設けた商品受渡し部8へと搬
送される。
【0008】商品表示部4の下方部に設けられた商品取
出し部7は、商品受け部9Aと前面扉部9Bとから構成
され商品表示部4に回動自在に支持されたバケット部材
9を備えている。そして、このバケット部材9が回動動
作することによって、商品表示部4から送り出された商
品3は、図8において3Aで示すように商品取出し部7
から前方へと突き出される。この突き出された商品3
は、商品取出しロボット2の両手の掌部2Aによって両
側面部が挟み込まれて保持され、バケット部材9から持
ち上げられて商品受渡し部8へと搬送される。
出し部7は、商品受け部9Aと前面扉部9Bとから構成
され商品表示部4に回動自在に支持されたバケット部材
9を備えている。そして、このバケット部材9が回動動
作することによって、商品表示部4から送り出された商
品3は、図8において3Aで示すように商品取出し部7
から前方へと突き出される。この突き出された商品3
は、商品取出しロボット2の両手の掌部2Aによって両
側面部が挟み込まれて保持され、バケット部材9から持
ち上げられて商品受渡し部8へと搬送される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した商
品取出しロボット2は、その両手の掌部2Aによって商
品3の両側面を挟持して搬送するように構成したもので
あるから、搬送途中で商品3が例えばバケット部材9に
ぶっかったりすると、脱落する虞がある。この問題点を
解決するため、両手の掌部2Aによる商品3の挟持力を
大きくすることが考慮されるが、かかる構成は、紙箱或
いは袋物等の比較的柔らかい包装体の商品3にあっては
包装体が潰れて外観不良となるばかりか保持不能な状態
となり汎用的でない。また、比較的剛性の高い包装体の
商品3にあっては、バケット部材9等にぶっかったこの
商品3がストッパーとなって商品取出しロボット2を停
止させるといった問題点もある。
品取出しロボット2は、その両手の掌部2Aによって商
品3の両側面を挟持して搬送するように構成したもので
あるから、搬送途中で商品3が例えばバケット部材9に
ぶっかったりすると、脱落する虞がある。この問題点を
解決するため、両手の掌部2Aによる商品3の挟持力を
大きくすることが考慮されるが、かかる構成は、紙箱或
いは袋物等の比較的柔らかい包装体の商品3にあっては
包装体が潰れて外観不良となるばかりか保持不能な状態
となり汎用的でない。また、比較的剛性の高い包装体の
商品3にあっては、バケット部材9等にぶっかったこの
商品3がストッパーとなって商品取出しロボット2を停
止させるといった問題点もある。
【0010】したがって、いわゆる物品搬送装置におい
ては、一般に、搬送行程中で物品が装置構成部材等に当
たらないように迂回行程を以って搬送するように構成さ
れている。上述した自動販売機1においても、商品取出
しロボット2は、商品取出し部7から商品3を取り出す
動作が、図8に示すように、バケット部材9に保持され
た商品3Aを両手の掌部2Aが挟持する第1の動作と、
商品3の下端部がバケット部材9の上端部にぶっからな
いように商品表示部4側に向かってやや斜め上方へと持
ち上げた位置3Bに至る第2の動作と、この位置3Bか
ら商品3の下端部がバケット部材9の上端部にぶっから
ないようにしながら商品表示部4から遠ざかるやや斜め
上方の最上部位置3Cへと移動させる第3の動作と、こ
の最上部位置3Cから商品3の下端部がバケット部材9
の上端部を超えた位置3Dまで移動させる第4の動作を
行うように構成している。
ては、一般に、搬送行程中で物品が装置構成部材等に当
たらないように迂回行程を以って搬送するように構成さ
れている。上述した自動販売機1においても、商品取出
しロボット2は、商品取出し部7から商品3を取り出す
動作が、図8に示すように、バケット部材9に保持され
た商品3Aを両手の掌部2Aが挟持する第1の動作と、
商品3の下端部がバケット部材9の上端部にぶっからな
いように商品表示部4側に向かってやや斜め上方へと持
ち上げた位置3Bに至る第2の動作と、この位置3Bか
ら商品3の下端部がバケット部材9の上端部にぶっから
ないようにしながら商品表示部4から遠ざかるやや斜め
上方の最上部位置3Cへと移動させる第3の動作と、こ
の最上部位置3Cから商品3の下端部がバケット部材9
の上端部を超えた位置3Dまで移動させる第4の動作を
行うように構成している。
【0011】このように、商品取出しロボット2は、商
品3とバケット部材9との衝合をさけるように動作させ
るために、複雑な動作経路をとることになり、駆動機構
や制御部が複雑となり、全体として比較的高価な装置と
なってしまう。上述したように、自動販売機において
は、機器に収納された商品の売上から商品の購入原価、
利益ばかりでなく機器費用、電気使用料或いはメンテナ
ンス費用等を回収するものであるため、上述した商品取
出しロボット2を簡易にかつより廉価に構成することが
好ましい。
品3とバケット部材9との衝合をさけるように動作させ
るために、複雑な動作経路をとることになり、駆動機構
や制御部が複雑となり、全体として比較的高価な装置と
なってしまう。上述したように、自動販売機において
は、機器に収納された商品の売上から商品の購入原価、
利益ばかりでなく機器費用、電気使用料或いはメンテナ
ンス費用等を回収するものであるため、上述した商品取
出しロボット2を簡易にかつより廉価に構成することが
好ましい。
【0012】また、上述した自動販売機に組み込まれる
商品取出しロボット2のように、取出し部から物品を取
り出して受渡し部へと搬送する物品搬送ロボットは、例
えば種々の製品の組み立てライン等に配設される部品供
給ロボットとしても用いられている。かかる部品供給ロ
ボットおいても、部品把持部に把持した部品が支持部材
等に衝合しない経路で搬送されるように設計されてい
る。
商品取出しロボット2のように、取出し部から物品を取
り出して受渡し部へと搬送する物品搬送ロボットは、例
えば種々の製品の組み立てライン等に配設される部品供
給ロボットとしても用いられている。かかる部品供給ロ
ボットおいても、部品把持部に把持した部品が支持部材
等に衝合しない経路で搬送されるように設計されてい
る。
【0013】すなわち、物品搬送用ロボットの設計に際
しては、動作行程中に障害物が存在しないように迂回動
作させることが常識であった。したがって、物品搬送用
ロボットは、複雑な動作行程を以って動作されることに
なり、その駆動機構や制御部の構造が複雑となって高価
となるといった問題点があるばかりでなく、迂回行程を
採用することによってスペース効率が悪くなり、装置が
大型化するといった問題点があった。
しては、動作行程中に障害物が存在しないように迂回動
作させることが常識であった。したがって、物品搬送用
ロボットは、複雑な動作行程を以って動作されることに
なり、その駆動機構や制御部の構造が複雑となって高価
となるといった問題点があるばかりでなく、迂回行程を
採用することによってスペース効率が悪くなり、装置が
大型化するといった問題点があった。
【0014】したがって、本発明は、動作経路が単純化
されることによって、駆動機構や制御部を簡易化してコ
ストの低減を図りさらにスペースの効率化を図った商品
取出しロボットを提供することを目的として提案された
ものである。
されることによって、駆動機構や制御部を簡易化してコ
ストの低減を図りさらにスペースの効率化を図った商品
取出しロボットを提供することを目的として提案された
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成した
本発明に係る物品搬送用ロボットは、取出し部から物品
を取り出して受渡し部へと搬送する物品搬送用ロボット
であって、基部構体から物品の両側面部に対向位置する
ようにして揺動自在に突出された一対の腕部構体と、こ
れら腕部構体の先端部に揺動自在に支持されて物品の両
側面部を把持する把持部材と、これら把持部材の相対向
する前面部に回転自在に組み付けられることによって物
品を保持する保持部材と、腕部構体に対して把持部材を
相対する間隔を可変とするように動作させる把持部材駆
動手段とを備え、物品を、把持部材によって挟持すると
ともに保持部材によって回動自在な状態で保持した状態
で取出し部から取り出して受渡し部へと搬送することを
特徴とする。
本発明に係る物品搬送用ロボットは、取出し部から物品
を取り出して受渡し部へと搬送する物品搬送用ロボット
であって、基部構体から物品の両側面部に対向位置する
ようにして揺動自在に突出された一対の腕部構体と、こ
れら腕部構体の先端部に揺動自在に支持されて物品の両
側面部を把持する把持部材と、これら把持部材の相対向
する前面部に回転自在に組み付けられることによって物
品を保持する保持部材と、腕部構体に対して把持部材を
相対する間隔を可変とするように動作させる把持部材駆
動手段とを備え、物品を、把持部材によって挟持すると
ともに保持部材によって回動自在な状態で保持した状態
で取出し部から取り出して受渡し部へと搬送することを
特徴とする。
【0016】また、本発明に係る物品搬送用ロボット
は、把持部材の前面部に組み付けられる保持部材を、把
持部材の前面部に立設した支軸上にそれぞれベアリング
手段を介して回転自在に組み付けたことを特徴とする。
は、把持部材の前面部に組み付けられる保持部材を、把
持部材の前面部に立設した支軸上にそれぞれベアリング
手段を介して回転自在に組み付けたことを特徴とする。
【0017】さらに、本発明に係る物品搬送用ロボット
は、把持部材の前面部に回転自在に組み付けられる保持
部材の外周部にそれぞれ弾性材によって形成された緩衝
部材を嵌着したことを特徴とする。
は、把持部材の前面部に回転自在に組み付けられる保持
部材の外周部にそれぞれ弾性材によって形成された緩衝
部材を嵌着したことを特徴とする。
【0018】さらにまた、本発明に係る物品搬送用ロボ
ットは、外観が人体、動物或いはキャラクタを模した象
形型のロボットとして構成され、基部構体には胴体、腕
部構体には腕、把持部材には手の外装が被装されるとと
もに保持部材を掌に設けたことを特徴とする。
ットは、外観が人体、動物或いはキャラクタを模した象
形型のロボットとして構成され、基部構体には胴体、腕
部構体には腕、把持部材には手の外装が被装されるとと
もに保持部材を掌に設けたことを特徴とする。
【0019】
【作用】基部構体から突出された腕部構体は、揺動動作
されて収納部等から物品取出し部に供給された物品の両
側面部に対応位置する。この状態で、腕部構体の先端部
に支持された把持部材は、把持部材駆動手段が動作して
相対する間隔が狭められる方向に移動動作されて物品の
両側面部を挟持し、これによって保持部材が物品の両側
面部に押し付けられてこれを保持する。しかる後、基部
構体に対して腕部構体が動作されることによって、物品
は、物品取出し部から持ち上げられて商品受渡し部へと
搬送される。この物品の搬送行程中において、物品の一
部が装置支持部材等に衝合した場合、物品を保持した保
持部材は、把持部材に対して回転動作する。これによっ
て、物品は、装置支持部材によって係止されること無
く、回動しながらこの装置支持部材に沿って移動し、物
品受渡し部へと搬送される。
されて収納部等から物品取出し部に供給された物品の両
側面部に対応位置する。この状態で、腕部構体の先端部
に支持された把持部材は、把持部材駆動手段が動作して
相対する間隔が狭められる方向に移動動作されて物品の
両側面部を挟持し、これによって保持部材が物品の両側
面部に押し付けられてこれを保持する。しかる後、基部
構体に対して腕部構体が動作されることによって、物品
は、物品取出し部から持ち上げられて商品受渡し部へと
搬送される。この物品の搬送行程中において、物品の一
部が装置支持部材等に衝合した場合、物品を保持した保
持部材は、把持部材に対して回転動作する。これによっ
て、物品は、装置支持部材によって係止されること無
く、回動しながらこの装置支持部材に沿って移動し、物
品受渡し部へと搬送される。
【0020】保持部材を把持部材に対して回転自在に支
持するベアリング手段は、保持部材を把持部材に対して
円滑に回動動作させる。また、保持部材の外周部に嵌着
された緩衝部材は、保持された物品に傷が付かないよう
に保護するとともに、物品をしっかりと保持する。
持するベアリング手段は、保持部材を把持部材に対して
円滑に回動動作させる。また、保持部材の外周部に嵌着
された緩衝部材は、保持された物品に傷が付かないよう
に保護するとともに、物品をしっかりと保持する。
【0021】少なくとも基部構体には胴体が、腕部構体
には腕が、また把持部材には手の外装がそれぞれ被装さ
れることによって、全体が人体、動物或いはキャラクタ
を模した象形型のロボットととして構成され、自動販売
機等のサービス機器に組み込んだ場合において、装置全
体の意匠に適合される。
には腕が、また把持部材には手の外装がそれぞれ被装さ
れることによって、全体が人体、動物或いはキャラクタ
を模した象形型のロボットととして構成され、自動販売
機等のサービス機器に組み込んだ場合において、装置全
体の意匠に適合される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について、図面
を参照しながら詳細に説明する。この実施例物品搬送用
ロボットも、自動販売機の内部に組み込まれて商品の取
り出し、搬送を行う商品取出しロボット10であり、上
述した自動販売機1に組み込まれた従来の商品取出しロ
ボット2とそのまま置き換えて使用することができる。
したがって、以下の説明においては、自動販売機1の部
分についての説明を省略するが、必要に応じて使用され
る各部は、同一符号を付す。
を参照しながら詳細に説明する。この実施例物品搬送用
ロボットも、自動販売機の内部に組み込まれて商品の取
り出し、搬送を行う商品取出しロボット10であり、上
述した自動販売機1に組み込まれた従来の商品取出しロ
ボット2とそのまま置き換えて使用することができる。
したがって、以下の説明においては、自動販売機1の部
分についての説明を省略するが、必要に応じて使用され
る各部は、同一符号を付す。
【0023】商品取出しロボット10は、図6に示すよ
うに、外観が大猿をイメージした外装が装着された象形
型のロボットとして構成されており、自動販売機1の商
品表示部4と商品受渡し部8との間に配設され、商品表
示部4の下方部に設けられた商品取出し部7のバケット
部材9に保持された商品3を取り出して商品受渡し部8
へと搬送するように動作される。また、商品取出しロボ
ット10は、商品表示部4と商品受渡し部8との間に位
置して敷設されたガイドレール上に移動自在な基台11
上に組み付けられている。
うに、外観が大猿をイメージした外装が装着された象形
型のロボットとして構成されており、自動販売機1の商
品表示部4と商品受渡し部8との間に配設され、商品表
示部4の下方部に設けられた商品取出し部7のバケット
部材9に保持された商品3を取り出して商品受渡し部8
へと搬送するように動作される。また、商品取出しロボ
ット10は、商品表示部4と商品受渡し部8との間に位
置して敷設されたガイドレール上に移動自在な基台11
上に組み付けられている。
【0024】この基台11は、商品取出しロボット10
が自動販売機1の商品受渡し部8が設けられた前面パネ
ル側に対面した初期状態の位置から、後述する商品3の
取り出し、搬送動作を行うに際してこの商品取出しロボ
ット10の全体動作、すなわち、前面パネル側から商品
表示部4側への向き直り動作、商品取出し部7と商品受
渡し部8との間の移動動作を担当する。
が自動販売機1の商品受渡し部8が設けられた前面パネ
ル側に対面した初期状態の位置から、後述する商品3の
取り出し、搬送動作を行うに際してこの商品取出しロボ
ット10の全体動作、すなわち、前面パネル側から商品
表示部4側への向き直り動作、商品取出し部7と商品受
渡し部8との間の移動動作を担当する。
【0025】なお、この商品取出しロボット10には、
スピーカが内蔵されており、自動販売機1側に搭載され
たCPUの出力によって制御される音声ボードからの操
作ガイド、客寄せガイド或いはお礼ガイドの音声出力を
送出する。
スピーカが内蔵されており、自動販売機1側に搭載され
たCPUの出力によって制御される音声ボードからの操
作ガイド、客寄せガイド或いはお礼ガイドの音声出力を
送出する。
【0026】商品取出しロボット10は、図1に示すよ
うに、外観上足部を構成する外装が装着された一対の足
部支柱部材12を介して基台11上に組み立て支持され
ている。そして、商品取出しロボット10は、足部支柱
部材12とこの足部支柱部材12に固定された下向きコ
字状の腰部材13とによって固定部が構成され、この固
定部に対して胴部構体14、左右腕部構体15、15及
び左右手部構体16、16とが可動部として組み立てら
れている。また、胴部構体14には、頭部支柱部材17
を介して頭部構体18が組み立てられている。頭部支柱
部材17は、胴部構体14の上部に一端を固定されてお
り、頭部外装を装着する支持部材として作用する。した
がって、頭部構体18は、胴部構体14と一体的に動作
する。
うに、外観上足部を構成する外装が装着された一対の足
部支柱部材12を介して基台11上に組み立て支持され
ている。そして、商品取出しロボット10は、足部支柱
部材12とこの足部支柱部材12に固定された下向きコ
字状の腰部材13とによって固定部が構成され、この固
定部に対して胴部構体14、左右腕部構体15、15及
び左右手部構体16、16とが可動部として組み立てら
れている。また、胴部構体14には、頭部支柱部材17
を介して頭部構体18が組み立てられている。頭部支柱
部材17は、胴部構体14の上部に一端を固定されてお
り、頭部外装を装着する支持部材として作用する。した
がって、頭部構体18は、胴部構体14と一体的に動作
する。
【0027】胴部構体14は、下端部を腰部材13の両
側板に胴部支軸19を介してそれぞれ回動自在に支持さ
れた互いに相対向する一対の縦長の変形八角形の胴部材
20、20によって構成されている。これら胴部材2
0、20の外側面には、左右腕部構体15、15を構成
する腕部材21、21の一端部がそれぞれ腕部支軸22
に揺動自在に組み付けられている。これら腕部構体1
5、15を構成する腕部材21、21の一端部には、胴
部材20、20に組み付けられた後述する歯車機構・カ
ム機構によって揺動動作され、リンク支軸25に支持さ
れた第1のリンクレバー23及び第2のリンクレバー2
4とからなるリンク機構の第2のリンクレバー22が係
合している。
側板に胴部支軸19を介してそれぞれ回動自在に支持さ
れた互いに相対向する一対の縦長の変形八角形の胴部材
20、20によって構成されている。これら胴部材2
0、20の外側面には、左右腕部構体15、15を構成
する腕部材21、21の一端部がそれぞれ腕部支軸22
に揺動自在に組み付けられている。これら腕部構体1
5、15を構成する腕部材21、21の一端部には、胴
部材20、20に組み付けられた後述する歯車機構・カ
ム機構によって揺動動作され、リンク支軸25に支持さ
れた第1のリンクレバー23及び第2のリンクレバー2
4とからなるリンク機構の第2のリンクレバー22が係
合している。
【0028】腰部材13には、図示しない胴部駆動モー
タが配設されており、この胴部駆動モータによって胴部
支軸19に軸装された楕円形状の胴部駆動カム部材26
が回動動作される。この胴部駆動カム部材26には、長
軸方向の両端近傍に位置して胴部材20、20の両側縁
に係合するカムピン27A、27Bがそれぞれ一体に突
設されている。したがって、胴部駆動モータに電源が投
入されて、例えば胴部駆動カム部材26が図1時計方向
に回動動作されると、カムピン27A、27Bに押圧さ
れて胴部材20、20、換言すれば胴部構体14は胴部
支軸19を支点として同図2点鎖線で示すように時計方
向に傾倒動作する。
タが配設されており、この胴部駆動モータによって胴部
支軸19に軸装された楕円形状の胴部駆動カム部材26
が回動動作される。この胴部駆動カム部材26には、長
軸方向の両端近傍に位置して胴部材20、20の両側縁
に係合するカムピン27A、27Bがそれぞれ一体に突
設されている。したがって、胴部駆動モータに電源が投
入されて、例えば胴部駆動カム部材26が図1時計方向
に回動動作されると、カムピン27A、27Bに押圧さ
れて胴部材20、20、換言すれば胴部構体14は胴部
支軸19を支点として同図2点鎖線で示すように時計方
向に傾倒動作する。
【0029】胴部構体14には、腕部駆動モータ28が
配設されており、その出力歯車29には腰部材13に設
けた歯車支軸30に回転自在に軸装されるとともに楕円
形の腕部駆動カム部材32が一体に形成された歯車31
が噛合している。腕部駆動カム部材32には、長軸方向
の両端近傍に位置して前記リンク機構を構成する第1の
リンクレバー23の基端部の回動領域に臨んで一対のカ
ムピン33A、33Bが一体に形成されている。
配設されており、その出力歯車29には腰部材13に設
けた歯車支軸30に回転自在に軸装されるとともに楕円
形の腕部駆動カム部材32が一体に形成された歯車31
が噛合している。腕部駆動カム部材32には、長軸方向
の両端近傍に位置して前記リンク機構を構成する第1の
リンクレバー23の基端部の回動領域に臨んで一対のカ
ムピン33A、33Bが一体に形成されている。
【0030】したがって、腕部駆動モータ28に電源が
投入されると、出力歯車29−歯車31を介して腕部駆
動カム部材32が回動動作される。例えば、腕部駆動カ
ム部材32が、図1反時計方向に回動動作されると、カ
ムピン33Bが第1のリンクレバー23と当接してこの
第1のリンクレバー23をリンク支軸25を支点として
同図反時計方向へと回動動作させる。この第1のリンク
レバー23の動作は、第2のリンクレバー24へと伝達
され、さらにこの第2のリンクレバー24に設けられた
伝達カム部材34を介して腕部構体15、15を構成す
る腕部材21、21をそれぞれ腕部支軸22を支点とし
て図1反時計方向へと回動させる。
投入されると、出力歯車29−歯車31を介して腕部駆
動カム部材32が回動動作される。例えば、腕部駆動カ
ム部材32が、図1反時計方向に回動動作されると、カ
ムピン33Bが第1のリンクレバー23と当接してこの
第1のリンクレバー23をリンク支軸25を支点として
同図反時計方向へと回動動作させる。この第1のリンク
レバー23の動作は、第2のリンクレバー24へと伝達
され、さらにこの第2のリンクレバー24に設けられた
伝達カム部材34を介して腕部構体15、15を構成す
る腕部材21、21をそれぞれ腕部支軸22を支点とし
て図1反時計方向へと回動させる。
【0031】図3によって右腕部構体15が代表して図
示されるように、腕部材21は、全体チャンネル状に形
成されており、先端部に設けたブラケット部材35を介
して手部構体16が支持されている。また、腕部材21
の先端部には、後述するように、手部構体16を駆動す
る駆動手段としてのソレノイド装置36が配設されてい
る。そして、手部構体16は、図3に示すように、それ
ぞれ第1の関節部材39と、第2の関節部材40と、引
張りコイルスプリング41と、掌部材42及び保持部材
構体44とから構成されている。なお、この手部構体1
6は、左右同一で構成されている。
示されるように、腕部材21は、全体チャンネル状に形
成されており、先端部に設けたブラケット部材35を介
して手部構体16が支持されている。また、腕部材21
の先端部には、後述するように、手部構体16を駆動す
る駆動手段としてのソレノイド装置36が配設されてい
る。そして、手部構体16は、図3に示すように、それ
ぞれ第1の関節部材39と、第2の関節部材40と、引
張りコイルスプリング41と、掌部材42及び保持部材
構体44とから構成されている。なお、この手部構体1
6は、左右同一で構成されている。
【0032】第1の関節部材39は、側面形状が略く字
状に形成されており、中央部にブラケット部材35に支
架した第1の手部支軸38Aが貫通することによって揺
動自在に支持されるとともに、一端側はソレノイド装置
36のプランジャ37と連結され、また他端側は第1の
掌支軸43Aを介して掌部材42と連結されている。第
2の関節部材40は、一端部をブラケット部材35に支
架した第2の手部支軸38Bが貫通することによって揺
動自在に支持され、他端部は掌部材42に支架した第2
の掌支軸43Bを介して掌部材42と連結されている。
これら第1の関節部材39と第2の関節部材40とは、
互いに平行リンク機構を構成し、揺動動作することによ
って、掌部材42を腕部構体15に対して、直交する方
向に移動動作させる。
状に形成されており、中央部にブラケット部材35に支
架した第1の手部支軸38Aが貫通することによって揺
動自在に支持されるとともに、一端側はソレノイド装置
36のプランジャ37と連結され、また他端側は第1の
掌支軸43Aを介して掌部材42と連結されている。第
2の関節部材40は、一端部をブラケット部材35に支
架した第2の手部支軸38Bが貫通することによって揺
動自在に支持され、他端部は掌部材42に支架した第2
の掌支軸43Bを介して掌部材42と連結されている。
これら第1の関節部材39と第2の関節部材40とは、
互いに平行リンク機構を構成し、揺動動作することによ
って、掌部材42を腕部構体15に対して、直交する方
向に移動動作させる。
【0033】引張りコイルスプリング41は、第1の関
節部材39の一端部を軸支する第1の手部支軸38Aと
第2の関節部材40の他端部を軸支する第2の掌支軸4
3Bとの間に張架されることによって、掌部材42に対
して図3反時計方向への回動習性を付与する。掌部材4
2は、略扇形の対向側面部と矩形の底面部とからなる略
コ字状の部材であって、相対向する側面部の要位置にお
いて第1の関節部材39の他端部を軸支する前記第1の
掌支軸43Aに回動自在に支持されている。また、この
掌部材42は、その底面部42Aが左右の掌部材42、
42について互いに平行に対峙するようにして腕部構体
15の先端部にそれぞれ組み付けられている。そして、
この掌部材42の前記底面部42Aには保持部材構体4
4が組み付けられている。
節部材39の一端部を軸支する第1の手部支軸38Aと
第2の関節部材40の他端部を軸支する第2の掌支軸4
3Bとの間に張架されることによって、掌部材42に対
して図3反時計方向への回動習性を付与する。掌部材4
2は、略扇形の対向側面部と矩形の底面部とからなる略
コ字状の部材であって、相対向する側面部の要位置にお
いて第1の関節部材39の他端部を軸支する前記第1の
掌支軸43Aに回動自在に支持されている。また、この
掌部材42は、その底面部42Aが左右の掌部材42、
42について互いに平行に対峙するようにして腕部構体
15の先端部にそれぞれ組み付けられている。そして、
この掌部材42の前記底面部42Aには保持部材構体4
4が組み付けられている。
【0034】保持部材構体44は、図3及び図4に示す
ように、掌部材42の前記底面部42Aに立設された保
持部材支軸45と、この保持部材支軸45に軸装された
軸受けブッシュ46と、この軸受けブッシュ46の外周
部にベアリング軸受け47によって回転自在に組み付け
られた円盤状の保持部材48及びこの保持部材48の外
周部に嵌着された緩衝部材49とから構成されている。
これら各部材によって構成した保持部材構体44は、ベ
アリング軸受け47を介挿したことにより、掌部材42
の前記底面部42Aと平行する面内において、掌部材4
2に対して軽微な力で回転自在とされている。また、緩
衝部材49は、ゴム或いはウレタン樹脂等の弾性材によ
って形成されたキャップ状の部材であって、やや硬質の
材料によって形成された保持部材48の表面を覆ってい
る。
ように、掌部材42の前記底面部42Aに立設された保
持部材支軸45と、この保持部材支軸45に軸装された
軸受けブッシュ46と、この軸受けブッシュ46の外周
部にベアリング軸受け47によって回転自在に組み付け
られた円盤状の保持部材48及びこの保持部材48の外
周部に嵌着された緩衝部材49とから構成されている。
これら各部材によって構成した保持部材構体44は、ベ
アリング軸受け47を介挿したことにより、掌部材42
の前記底面部42Aと平行する面内において、掌部材4
2に対して軽微な力で回転自在とされている。また、緩
衝部材49は、ゴム或いはウレタン樹脂等の弾性材によ
って形成されたキャップ状の部材であって、やや硬質の
材料によって形成された保持部材48の表面を覆ってい
る。
【0035】以上のように構成された実施例商品取出し
ロボット10を備える自動販売機1は、顧客によって硬
貨が投入されて商品3の選択操作が行われると、選択さ
れた商品3が商品収納部から商品表示部4の下方部に設
けられた商品取出し部7へと送出される。一方、顧客の
商品選択操作によって、基台11が駆動されて商品取出
しロボット10は、前面パネル6と対面した状態から反
転しさらに商品取出し部7へと移動動作される。そし
て、商品取出し部7に搬送された商品3は、バケット部
材9が回動動作して、図5の3Aで示すように、商品取
出し部7から前方へと突き出されると、商品取出しロボ
ット10の左右手部構体16、16によって挟み込まれ
てこの商品取出し部7から取り出される。
ロボット10を備える自動販売機1は、顧客によって硬
貨が投入されて商品3の選択操作が行われると、選択さ
れた商品3が商品収納部から商品表示部4の下方部に設
けられた商品取出し部7へと送出される。一方、顧客の
商品選択操作によって、基台11が駆動されて商品取出
しロボット10は、前面パネル6と対面した状態から反
転しさらに商品取出し部7へと移動動作される。そし
て、商品取出し部7に搬送された商品3は、バケット部
材9が回動動作して、図5の3Aで示すように、商品取
出し部7から前方へと突き出されると、商品取出しロボ
ット10の左右手部構体16、16によって挟み込まれ
てこの商品取出し部7から取り出される。
【0036】すなわち、商品取出しロボット10は、バ
ケット部材9が回動動作すると、胴部駆動モータに電源
が投入されて、上述したように、胴部駆動カム部材26
が図1時計方向に回動動作され、カムピン27A、27
Bに押圧されて胴部構体14が胴部支軸19を支点とし
て同図時計方向に回動されることによって、やや傾倒し
た姿勢となる。同時に、腕部駆動モータ28にも電源が
投入され、上述したように、出力歯車29−歯車31を
介して腕部駆動カム部材32が図1反時計方向に回動動
作され、リンク機構の第1のリンクレバー23、第2の
リンクレバー24を介して左右の腕部構体15、15が
腕部支軸22を支点として回動動作することによって、
左右手部構体16、16が商品3の両側面に対応位置さ
れる。
ケット部材9が回動動作すると、胴部駆動モータに電源
が投入されて、上述したように、胴部駆動カム部材26
が図1時計方向に回動動作され、カムピン27A、27
Bに押圧されて胴部構体14が胴部支軸19を支点とし
て同図時計方向に回動されることによって、やや傾倒し
た姿勢となる。同時に、腕部駆動モータ28にも電源が
投入され、上述したように、出力歯車29−歯車31を
介して腕部駆動カム部材32が図1反時計方向に回動動
作され、リンク機構の第1のリンクレバー23、第2の
リンクレバー24を介して左右の腕部構体15、15が
腕部支軸22を支点として回動動作することによって、
左右手部構体16、16が商品3の両側面に対応位置さ
れる。
【0037】しかる後、左右の腕部構体15、15に配
設されたソレノイド装置36に電源が投入される。この
ソレノイド装置36への電源投入によって、図3に示す
ように、プランジャ37が吸引動作され、このプランジ
ャ37に一端部を連結された第1の関節部材39は、第
1の手部支軸38Aを支点として図4の状態から図3の
状態へと反時計方向に回動する。
設されたソレノイド装置36に電源が投入される。この
ソレノイド装置36への電源投入によって、図3に示す
ように、プランジャ37が吸引動作され、このプランジ
ャ37に一端部を連結された第1の関節部材39は、第
1の手部支軸38Aを支点として図4の状態から図3の
状態へと反時計方向に回動する。
【0038】この第1の関節部材39の回動動作によっ
て、左右の掌部材42は、第1の関節部材39とともに
平行リンク機構を構成する第2の関節部材40とによっ
て支持されて第1及び第2の掌支軸43A、43Bを支
点として、引張りスプリング41の弾性力に抗して図3
矢印で示すように互いに近接する方向へと移動動作す
る。この掌部材42の移動動作によって、同一軸線上に
対向位置する左右の保持部材構体44、44は、その相
対する間隔が狭められる。なお、上述したソレノイド装
置36への通電状態は、商品3を商品受渡し部8に搬送
するまで保持される。
て、左右の掌部材42は、第1の関節部材39とともに
平行リンク機構を構成する第2の関節部材40とによっ
て支持されて第1及び第2の掌支軸43A、43Bを支
点として、引張りスプリング41の弾性力に抗して図3
矢印で示すように互いに近接する方向へと移動動作す
る。この掌部材42の移動動作によって、同一軸線上に
対向位置する左右の保持部材構体44、44は、その相
対する間隔が狭められる。なお、上述したソレノイド装
置36への通電状態は、商品3を商品受渡し部8に搬送
するまで保持される。
【0039】このように、左右の保持部材構体44、4
4が同一軸線上に位置してその相対する間隔を狭められ
ることによって、これら保持部材構体44、44の保持
部材48は、図2に示すように、商品3の両側面を挟み
込む。上述したように、保持部材構体44の保持部材4
8の外周部には、弾性材によって形成された緩衝部材4
9が嵌着されており、この緩衝部材49が商品3の両側
面に直接当接することによって、挟み込まれた商品3の
両側面が傷付くといったことは無く、またこの緩衝部材
49が弾性変形することによって商品3をしっかりと保
持する。
4が同一軸線上に位置してその相対する間隔を狭められ
ることによって、これら保持部材構体44、44の保持
部材48は、図2に示すように、商品3の両側面を挟み
込む。上述したように、保持部材構体44の保持部材4
8の外周部には、弾性材によって形成された緩衝部材4
9が嵌着されており、この緩衝部材49が商品3の両側
面に直接当接することによって、挟み込まれた商品3の
両側面が傷付くといったことは無く、またこの緩衝部材
49が弾性変形することによって商品3をしっかりと保
持する。
【0040】このようにして左右の保持部材構体44、
44によって商品3を挟み込むと、商品取出しロボット
10は、腕部駆動モータ28が駆動されて、出力歯車2
9−歯車31を介して腕部駆動カム部材32が図1反時
計方向に回動動作され、リンク機構を介して左右の腕部
構体15、15が腕部支軸22を支点として反時計方向
へと回動動作される。
44によって商品3を挟み込むと、商品取出しロボット
10は、腕部駆動モータ28が駆動されて、出力歯車2
9−歯車31を介して腕部駆動カム部材32が図1反時
計方向に回動動作され、リンク機構を介して左右の腕部
構体15、15が腕部支軸22を支点として反時計方向
へと回動動作される。
【0041】これによって腕部構体15の振り上げ動作
が行われ、左右の保持部材構体44、44によって両側
面を挟持された商品3は、図5で示すように、バケット
部材7に保持された保持点Aから保持点B´を介して最
上部位置の保持点Cまで商品表示部4の前面と平行状態
で真直ぐ上方へと移動される。そして、商品3が最状部
位置Cまで持ち上げられると、商品取出しロボット10
は、胴部駆動モータに電源が投入されて、胴部駆動カム
部材26が図1反時計方向に復帰回動し、カムピン27
A、27Bに押圧されて胴部構体14が胴部支軸19を
支点として同図反時計方向に復帰動作することによっ
て、直立した姿勢となる。
が行われ、左右の保持部材構体44、44によって両側
面を挟持された商品3は、図5で示すように、バケット
部材7に保持された保持点Aから保持点B´を介して最
上部位置の保持点Cまで商品表示部4の前面と平行状態
で真直ぐ上方へと移動される。そして、商品3が最状部
位置Cまで持ち上げられると、商品取出しロボット10
は、胴部駆動モータに電源が投入されて、胴部駆動カム
部材26が図1反時計方向に復帰回動し、カムピン27
A、27Bに押圧されて胴部構体14が胴部支軸19を
支点として同図反時計方向に復帰動作することによっ
て、直立した姿勢となる。
【0042】また、この胴部構体14の復帰動作と同時
に、腕部駆動モータ28が駆動されて、出力歯車29−
歯車31を介して腕部駆動カム部材32が図1時計方向
に回動動作され、リンク機構を介して左右の腕部構体1
5、15が腕部支軸22を支点として時計方向に復帰回
動することによって左右手部構体16、16が下方へと
移動する。したがって、左右の保持部材構体44、44
の保持部材48によって保持された商品3は、上述した
最上部位置Cから図5において左下がりに保持点Dの位
置へと移動する。しかる後、商品取出しロボット10
は、保持部材構体44、44の保持部材48によって商
品3を回転自在に保持した状態で基台11が駆動される
ことによって、商品受渡し部8へと移動する。
に、腕部駆動モータ28が駆動されて、出力歯車29−
歯車31を介して腕部駆動カム部材32が図1時計方向
に回動動作され、リンク機構を介して左右の腕部構体1
5、15が腕部支軸22を支点として時計方向に復帰回
動することによって左右手部構体16、16が下方へと
移動する。したがって、左右の保持部材構体44、44
の保持部材48によって保持された商品3は、上述した
最上部位置Cから図5において左下がりに保持点Dの位
置へと移動する。しかる後、商品取出しロボット10
は、保持部材構体44、44の保持部材48によって商
品3を回転自在に保持した状態で基台11が駆動される
ことによって、商品受渡し部8へと移動する。
【0043】そして、商品受渡し部8まで移動すると、
商品取出しロボット10は、胴部駆動モータに電源が投
入されて、胴部駆動カム部材26が図1時計方向に回動
動作されることによって、胴部構体14がカムピン27
A、27Bに押圧されて胴部支軸19を支点として同図
時計方向へと回動動作して傾倒した姿勢となる。この胴
部構体14の傾倒動作によって、商品3は、商品受渡し
部8上に載置された状態となる。しかる後、左右の腕部
構体15、15に配設されたソレノイド装置36に投入
されていた電源が開放されることによって、プランジャ
37は初期状態へと突出復帰し、また第1の関節部材3
9及び第2の関節部材は、引張りコイルスプリング41
の弾性力によって、第1の手部支軸38Aを支点として
図4時計方向へと回動動作する。
商品取出しロボット10は、胴部駆動モータに電源が投
入されて、胴部駆動カム部材26が図1時計方向に回動
動作されることによって、胴部構体14がカムピン27
A、27Bに押圧されて胴部支軸19を支点として同図
時計方向へと回動動作して傾倒した姿勢となる。この胴
部構体14の傾倒動作によって、商品3は、商品受渡し
部8上に載置された状態となる。しかる後、左右の腕部
構体15、15に配設されたソレノイド装置36に投入
されていた電源が開放されることによって、プランジャ
37は初期状態へと突出復帰し、また第1の関節部材3
9及び第2の関節部材は、引張りコイルスプリング41
の弾性力によって、第1の手部支軸38Aを支点として
図4時計方向へと回動動作する。
【0044】この平行リンク機構を構成する第1の関節
部材39及び第2の関節部材40の復帰動作によって、
掌部材42、42は、それぞれ第1及び第2の掌支軸4
3A、43Bに支持されながら図4に示す初期状態へと
復帰動作する。このように、左右の掌部材42が初期位
置へと復帰動作することによって、その相対する間隔が
大ならしめられ、保持部材構体44、44の保持部材4
8によって両側面が保持していた商品3を開放する。
部材39及び第2の関節部材40の復帰動作によって、
掌部材42、42は、それぞれ第1及び第2の掌支軸4
3A、43Bに支持されながら図4に示す初期状態へと
復帰動作する。このように、左右の掌部材42が初期位
置へと復帰動作することによって、その相対する間隔が
大ならしめられ、保持部材構体44、44の保持部材4
8によって両側面が保持していた商品3を開放する。
【0045】ところで、上述した商品取出しロボット1
0による商品取出し部7からの商品3の取り出し動作に
際して、保持部材構体44、44の保持部材48によっ
て両側面を回動自在に保持された商品3は、図5に示す
ように、バケット部材9に保持された3Aの状態から商
品表示部4に沿って上方へと保持位置B´の位置まで持
ち上げられる持上げ行程の過程で、下端部3aがバケッ
ト部材9に衝合する。上述したように、商品3は、掌部
材42、42に回転自在に組み付けられた保持部材構体
44、44の保持部材48によって両側面部が保持され
ていることにより、この商品3も回動自在であり、下端
部3aがバケット部材9の内面に沿って移動する。した
がって、商品3の下端部3aがバケット部材9に衝合し
て係止されるといった不都合の発生が防止される。
0による商品取出し部7からの商品3の取り出し動作に
際して、保持部材構体44、44の保持部材48によっ
て両側面を回動自在に保持された商品3は、図5に示す
ように、バケット部材9に保持された3Aの状態から商
品表示部4に沿って上方へと保持位置B´の位置まで持
ち上げられる持上げ行程の過程で、下端部3aがバケッ
ト部材9に衝合する。上述したように、商品3は、掌部
材42、42に回転自在に組み付けられた保持部材構体
44、44の保持部材48によって両側面部が保持され
ていることにより、この商品3も回動自在であり、下端
部3aがバケット部材9の内面に沿って移動する。した
がって、商品3の下端部3aがバケット部材9に衝合し
て係止されるといった不都合の発生が防止される。
【0046】上述したように、商品3を商品取出し部7
のバケット部材9から取り出す商品取出しロボット10
においては、従来の商品取出しロボット2のように持ち
上げ行程中に商品表示部4側に向かって移動させるとい
った迂回動作が不要とされるため、動作の単純化が図ら
れ、これによって制御部を簡易に構成することができ
る。なお、上述した説明においては、商品3とバケット
部材9との衝合状態を迂回行程を採用すること無く回避
する動作についてついてのみ説明したが、商品取出し部
7から商品受渡し部8との間における商品3と他の部材
との衝合状態の回避動作についても、迂回行程を採用す
ること無く搬送可能とされることは勿論である。
のバケット部材9から取り出す商品取出しロボット10
においては、従来の商品取出しロボット2のように持ち
上げ行程中に商品表示部4側に向かって移動させるとい
った迂回動作が不要とされるため、動作の単純化が図ら
れ、これによって制御部を簡易に構成することができ
る。なお、上述した説明においては、商品3とバケット
部材9との衝合状態を迂回行程を採用すること無く回避
する動作についてついてのみ説明したが、商品取出し部
7から商品受渡し部8との間における商品3と他の部材
との衝合状態の回避動作についても、迂回行程を採用す
ること無く搬送可能とされることは勿論である。
【0047】また、本発明は、上述した自動販売機1に
組み込まれる商品取出しロボット10に限定されるもの
では無く、例えば製造工場の組み立てライン等に配設さ
れて、部品置場から部品を取り出してラインまで搬送し
て供給する部品供給ロボット等の産業用ロボット等にも
広く適用されることは勿論である。かかる部品供給ロボ
ット等においては、外観上、特に人体、キャラクタ等に
模した象形型のロボットとして構成する必要は無いこと
は勿論である。また、この部品供給ロボットにおいて
は、腰部材13、胴部構体14は基部構体として置き換
えられ、手部構体16及び掌部材42は把持部材として
置き換えられる。
組み込まれる商品取出しロボット10に限定されるもの
では無く、例えば製造工場の組み立てライン等に配設さ
れて、部品置場から部品を取り出してラインまで搬送し
て供給する部品供給ロボット等の産業用ロボット等にも
広く適用されることは勿論である。かかる部品供給ロボ
ット等においては、外観上、特に人体、キャラクタ等に
模した象形型のロボットとして構成する必要は無いこと
は勿論である。また、この部品供給ロボットにおいて
は、腰部材13、胴部構体14は基部構体として置き換
えられ、手部構体16及び掌部材42は把持部材として
置き換えられる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る物品搬送用ロボットによれば、腕部構体の先端部に揺
動自在に支持されて物品の両側面部を把持する把持部材
の相対向する前面部に保持部材を回転自在に組み付け、
この保持部材を介して物品を回動自在な状態で保持する
ように構成したことにより、設計に際して従来の常識と
された搬送行程中に存在する障害物を迂回して物品を搬
送するといった配慮が不要とされるため動作経路が単純
化され、これによって駆動機構や制御部の構造が簡易化
されて製造コストの低減が図られるとともに、装置のス
ペース効率が図られ、小型化が達成される。
る物品搬送用ロボットによれば、腕部構体の先端部に揺
動自在に支持されて物品の両側面部を把持する把持部材
の相対向する前面部に保持部材を回転自在に組み付け、
この保持部材を介して物品を回動自在な状態で保持する
ように構成したことにより、設計に際して従来の常識と
された搬送行程中に存在する障害物を迂回して物品を搬
送するといった配慮が不要とされるため動作経路が単純
化され、これによって駆動機構や制御部の構造が簡易化
されて製造コストの低減が図られるとともに、装置のス
ペース効率が図られ、小型化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例として示す自動販売機に組み込
まれて商品を商品取出し部から商品受渡し部へと搬送す
る商品取出しロボットの要部側面図である。
まれて商品を商品取出し部から商品受渡し部へと搬送す
る商品取出しロボットの要部側面図である。
【図2】同商品取出しロボットの商品把持状態を説明す
る要部平面図である。
る要部平面図である。
【図3】同商品取出しロボットの右腕部の構成を説明す
る要部平面図である。
る要部平面図である。
【図4】同商品取出しロボットの右腕部の動作状態を説
明する要部平面図である。
明する要部平面図である。
【図5】同商品取出しロボットによる商品取出し部から
の商品取出し動作の説明図である。
の商品取出し動作の説明図である。
【図6】同商品取出しロボットの全体外観図である。
【図7】商品取出しロボットを備える自動販売機の全体
斜視図である。
斜視図である。
【図8】同自動販売機に組み込まれた従来の商品取出し
ロボットによる商品取出し部からの商品取出し動作の説
明図である。
ロボットによる商品取出し部からの商品取出し動作の説
明図である。
1・・・自動販売機 3・・・商品(物品) 4・・・商品表示部 7・・・商品取出し部(物品取出し部) 8・・・商品受渡し部(物品受渡し部) 10・・・商品取出しロボット(物品搬送用ロボット) 14・・・腰部構体(基部構体) 15・・・右(左)腕部構体 16・・・右(左)手部構体 36・・・ソレノイド装置(駆動手段) 42・・・掌部材(把持部材) 44・・・保持部材構体 47・・・ベアリング軸受け 48・・・保持部材 49・・・緩衝部材
Claims (4)
- 【請求項1】 取出し部から物品を取り出して受渡し部
へと搬送する物品搬送用ロボットにおいて、 基部構体から物品の両側面部に対向位置するようにして
揺動自在に突出された一対の腕部構体と、これら腕部構
体の先端部に揺動自在に支持されて物品の両側面部を把
持する把持部材と、これら把持部材の相対向する前面部
に回転自在に組み付けられることによって物品を保持す
る保持部材と、腕部構体に対して把持部材を相対する間
隔を可変とするように動作させる把持部材駆動手段とを
備え、物品を、把持部材によって挟持するとともに保持
部材によって回動自在な状態で保持した状態で取出し部
から取り出して受渡し部へと搬送することを特徴とする
物品搬送用ロボット。 - 【請求項2】 把持部材の前面部に組み付けられる保持
部材は、把持部材の前面部に立設した支軸上にそれぞれ
ベアリング手段を介して回転自在に組み付けられること
を特徴とする請求項1記載の物品搬送用ロボット。 - 【請求項3】 把持部材の前面部に回転自在に組み付け
られる保持部材は、外周部にそれぞれ弾性材によって形
成された緩衝部材が嵌着されることを特徴とする請求項
1又は2記載の物品搬送用ロボット。 - 【請求項4】 外観が人体、動物或いはキャラクタを模
した象形型のロボットとして構成され、少なくとも基部
構体には胴体、腕部構体には腕、把持部材には手の外装
が被装されるとともに保持部材を掌面に設けることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の物品搬送
用ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35252693A JPH07195282A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 物品搬送用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35252693A JPH07195282A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 物品搬送用ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07195282A true JPH07195282A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18424673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35252693A Withdrawn JPH07195282A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 物品搬送用ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07195282A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107077768A (zh) * | 2015-07-12 | 2017-08-18 | 咖啡X科技有限公司 | 用于自动化食品和饮料供应的方法和系统 |
CN107093268A (zh) * | 2017-04-17 | 2017-08-25 | 北京云厨科技有限公司 | 一种智能化多功能自动售卖机 |
US11625671B2 (en) * | 2017-02-20 | 2023-04-11 | Ocado Innovation Limited | Vending system and method of automatically vending |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35252693A patent/JPH07195282A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107077768A (zh) * | 2015-07-12 | 2017-08-18 | 咖啡X科技有限公司 | 用于自动化食品和饮料供应的方法和系统 |
US11625671B2 (en) * | 2017-02-20 | 2023-04-11 | Ocado Innovation Limited | Vending system and method of automatically vending |
CN107093268A (zh) * | 2017-04-17 | 2017-08-25 | 北京云厨科技有限公司 | 一种智能化多功能自动售卖机 |
CN107093268B (zh) * | 2017-04-17 | 2019-06-18 | 北京云厨科技有限公司 | 一种智能化多功能自动售卖机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |