JPH07194787A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH07194787A
JPH07194787A JP6211487A JP21148794A JPH07194787A JP H07194787 A JPH07194787 A JP H07194787A JP 6211487 A JP6211487 A JP 6211487A JP 21148794 A JP21148794 A JP 21148794A JP H07194787 A JPH07194787 A JP H07194787A
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吉平 新山
Koji Ito
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数の表示部を有しゲーム状態を形成する可
変表示装置と、この可変表示装置の表示内容を更新する
表示データ更新手段とを備え、上記可変表示装置の表示
内容が特定の態様で停止したときに遊技客に特別の利益
を与えるようにした遊技機において、上記表示データ更
新手段に、上記可変表示装置の複数の表示部のそれぞれ
に対応して与えられた値を加算もしくは減算する演算手
段と、上記可変表示装置の停止時の表示内容を保持する
表示データ保持手段とを設け、上記演算手段から順次得
られる演算結果に基づいて上記可変表示装置の少なくと
も停止時の表示内容を一義的に決定し上記表示データ保
持手段に保持させるようにした。 【効果】 比較的簡単かつ簡潔な構成でもって上記可変
表示装置の表示更新動作における周期性を排除させラン
ダム性を確保しつつ、比較的短い有限の遊技期間内にお
いて例えば「大当たり」などの特定態様が実際に現れる
確率を平均化させることができ、これにより遊技客への
サ−ビスの公平化をはかることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は遊技機、特にゲーム状
態を形成する可変表示装置を備えた遊技機に適用して有
効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ遊技機の分野において
は、遊技客へのサービス向上や遊技を楽しめる客層の拡
張などのために、いわゆる役物(やくもの)と呼ばれる
電動式の入賞装置を備えたものが開発されている。この
役物が付くことにより遊技の内容が多様になり、これに
より遊技客の健全な楽しみを増加させることができるよ
うになる。
【0003】この種の役物付きのパチンコ遊技機には、
可変表示装置と、この可変表示装置の表示内容が特定の
態様で停止することを条件にして動作する入賞装置とが
設けられる。
【0004】上記可変表示装置は、パチンコ遊技機の遊
技領域内にて一種のゲーム装置を形成する。この可変表
示装置は、例えば遊技領域内に配設された特定入賞領域
に打球が入賞することにより起動されて、その表示内容
を絶えず変化させるように動作する。この表示を変化さ
せる可変表示動作は、手動による停止操作あるいはタイ
マーによる特定時間の経過によって停止させられる。可
変表示動作が停止させられると、それ以降の表示内容
は、次の起動まで停止している。ここで、その表示内容
が予め約定された特定の態様で停止すると、すなわち特
定態様が発生すると、いわゆる「大当たり」あるいは
「中当たり」の状態が生じる。この「大当たり」あるい
は「中当たり」の状態が生じると、上記入賞装置が動作
して、入賞確率が飛躍的に高くなる特別な利益が遊技客
に一時的に与えられるようになる。これにより、誰にで
も多大な入賞利益を得る機会が平等に与えられるように
なって、遊技客へのサ−ビスが公正かつ公平になる。こ
れとともに、遊技の内容が多様になって、遊技客の健全
な楽しみを増加させることができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たごとき役物付きのパチンコ遊技機の利点が十分に活か
されるためには、上記可変表示装置の停止表示内容が確
実にランダム化されていなければならない。さもない
と、遊技の面白さが減退してしまうとともに、例えば、
手動による停止操作のタイミングなどによって、上記特
定態様の発生頻度を意図的に高めることが可能になって
しまう、などの弊害を生じる恐れがある。
【0006】ところが、上記可変表示装置の表示更新動
作を通常の統計学的手段でもって単純にランダム化した
場合には、次のような問題を生じるようになることが、
本発明者によって明らかにされた。
【0007】すなわち、上記表示更新動作を通常の統計
学的手段でもって単純にランダム化すると、例えば「大
当たり」などの特定態様の発生確率は、非常に長いほと
んど無限のサンプル期間を通じてのマクロ的な統計によ
れば、統計学的には確かに一定の率に揃うようになるか
も知れない。しかし、遊技客が遊技を行っている比較的
短い有限のサンプル期間内において上記特定態様が実際
に発生する確率は、実際には必ずしも理論通りにはなら
ず、むしろ非常にバラツキが多く、例えば「大当たり」
の特定態様が連続的に発生したり、あるいはその特定態
様が全く発生しないといった状態が生じることが判明し
た。このため、遊技客へのサービスの公平をはかること
が非常に困難であった。
【0008】この発明は、以上のような背反する問題を
一挙に解決するものであって、その目的とするところ
は、非常に簡単かつ簡潔な構成でもって、上記可変表示
装置の表示更新動作における周期性を排除させランダム
性を確保しつつ、比較的短い有限の遊技期間において前
述した特定態様が実際に現れる確率を平均化させること
ができるようにし、これにより遊技客へのサービスの公
平化をはかることができるようにした遊技機を提供する
ことにある。
【0009】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明かになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0011】すなわち、この発明では上記目的を達成す
る手段として、図1にその主要な構成を対応させて示す
ように、複数の表示部を有しゲーム状態を形成する可変
表示装置4と、この可変表示装置4の表示内容を更新す
る表示データ更新手段02とを備え、上記可変表示装置
4の表示内容が特定の態様で停止したときに遊技客に特
別の利益を与えるようにした遊技機において、上記表示
データ更新手段02に、上記可変表示装置の複数の表示
部のそれぞれに対応して与えられた値を加算もしくは減
算する演算手段01A,01B,01Cと上記可変表示
装置4の停止時の表示内容を保持する表示データ保持手
段02A,02B,02Cとを設け、上記演算手段から
得られる演算結果に基づいて上記可変表示装置4の少な
くとも停止時の表示内容を一義的に決定し上記表示デー
タ保持手段にそれぞれ保持させるようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】本発明によれば、与えられた値を加算もしくは
減算する演算手段を設け、この演算手段から順次得られ
る演算結果に基づいて上記可変表示装置の少なくとも停
止時の表示内容を一義的に決定するように構成すること
により、上記可変表示装置の表示内容をあたかもランダ
ムに更新させることができるとともに、例えば「大当た
り」などの特定態様が生じる特定の数字の組合せを、一
定の時間ごとに平均して出現させることができるように
なる。
【0013】また、可変表示装置の停止時の表示内容を
保持する表示データ保持手段を設けることにより、決定
された停止時の表示内容に向けて可変表示装置の表示内
容を時間差をおいて順次停止させて行くようなことがで
きる。
【0014】さらに、上記可変表示装置の複数の表示部
のそれぞれに対応して与えられた値を加算もしくは減算
する演算手段を設けることにより、2進数同士の加算も
しくは減算を行なう演算器で10進数の表示を行なう複
数のLEDに表示すべき複数の数字を決定する回路を一
つの演算器を用いて構成する場合に比べてより簡単に構
成することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。なお、図において同一符号は同一ある
いは相当部分を示す。図2〜図9は、この発明が適用さ
れているパチンコ遊技機の本体側部分を示す。
【0016】先ず、この発明に係るパチンコ遊技機の概
要および動作を図2および図3を参照しながら一通り説
明する。
【0017】図2は、本発明に係るパチンコ遊技機全体
の構成例を、また、図3はその遊技盤1に形成される遊
技領域1aの構成例を示す。
【0018】図2および図3において、遊技盤1の前面
には打球案内レール3が配設されている。この打球案内
レール3は、打球発射装置2によって発射された遊技球
すなわち打球を遊技領域1aの上部へ案内する。打球発
射装置2は下部の操作ダイヤルノブ2aによって操作・
駆動される。
【0019】遊技領域1aは、上記打球案内レール3と
開閉パネル101のガラス板とによって囲まれた空間に
形成されている。この遊技領域1aには入賞領域を形成
する種々の入賞口6a,6b,6c,7,8,53aお
よび入賞装置5,9などが配設されている。これととも
に、多数本の障害釘11と各種の誘導部材12a,12
b,12c、および方向設定部材13a,13bなどが
配設されていて、これらによって遊技領域1a内に打ち
込まれた打球がその方向を種々に変えながら落下するよ
うになっている。そして、遊技領域1aの最下部には、
いずれの入賞領域にも入賞できなかった打球を遊技盤の
背後へ回収するアウト口10が設けられている。
【0020】また、その遊技領域1aの中央には、一種
のゲ−ム装置をなす可変表示装置4が装備されている。
この可変表示装置4では、発光ダイオードによるセグメ
ント型表示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDD
によって0から9までのアラビア数字が表示されるよう
になっている。可変表示装置4が動作すると、各表示器
LEDA〜LEDDにおける表示数字がそれぞれに変化
する。この変化は、遊技客がストップスイッチSW2を
操作するかあるいはある程度の時間を経過することによ
って停止される。この時、この停止後の表示数字の組合
せが予め約定した出目になると、これによって後述する
特定態様が発生されるようになっている。
【0021】上記入賞口6a,6b,6c,7,8,5
3aは、入賞領域を常時開設している固定入賞口であ
る。これらの入賞口6a,6b,6c,7,8,53a
は、その機能によって、一般入賞口6a,6b,6c,
53aと、特定入賞口7,8とに分類される。打球が一
般入賞口6a,6b,6c,53aに入賞した場合に
は、これによって所定数(通常は10ないし15個)の
賞品球が払出されるようになる。打球が特定入賞口7,
8に入賞した場合には、一般入賞口への入賞の場合と同
様に所定数の賞品球が払出される他に後述するように、
可変表示装置4が起動させられて特別の利益を得るため
の機会が与えられるようになる。
【0022】上記入賞装置5,9としては、チューリッ
プ式の入賞装置9と特別変動入賞装置5が設けられてい
る。
【0023】そのうち、特別変動入賞装置5は、通常は
入賞領域を開設していないが、可変表示装置4における
可変表示動作の停止結果によって特定の態様が生じるこ
とにより、入賞確率の非常に高い広幅の特別変動入賞口
80を一時的に開設する。さらに、その特別変動入賞口
80内は、所定数の賞品球をもたらすだけの普通入賞口
82と、賞品球の他に特別変動入賞口80が再度開設さ
れる権利も与える継続入賞口81とに分かれている。
【0024】他方、遊技盤1の上部には照光式の集中表
示部材20が配設されている。この照光式の集中表示部
材20には、打球がいずれかの入賞領域に入賞したとき
に一時的に点灯される賞品ランプ21、可変表示装置4
の可変表示動作停止による特定態様が発生したときなど
に点灯あるいは点滅されるターボランプ22、後述する
「大当たり」の特定態様が発生した場合における特別変
動入賞装置5の開状態の継続回数を数値表示するセグメ
ント型表示器LEDE、およびその継続回数が所定の制
限回数(10回)に達した時の特別変動入賞装置5によ
るゲームの完了を報知する完了ランプ24が配設されて
いる。
【0025】また、上記可変表示装置4には大当たり表
示用照明手段27が設けられている。この照明手段27
は、上記セグメント型表示器LEDA,LEDB,LE
DC,LEDDによる表示が変化している間、点滅点灯
される。さらに、「大当たり」の特定態様が生じると、
その点滅速度が速くなるように制御されるようになって
いる。これにより、可変表示装置4の動作および「大当
たり」の発生が効果的に演出・表示されるようになって
いる。
【0026】さらに、上記特別変動入賞装置5内には継
続条件成立表示部29が設けられている。この継続条件
成立表示部29は、「大当たり」の特定態様が発生して
いるときに、上記継続入賞口81に打球が入賞すること
により点灯駆動されるようになっている。これにより、
特別変動入賞口80が再度開設される特別の継続権利が
付与されたことが表示されるようになっている。
【0027】上記構成の遊技盤1を保持するパチンコ遊
技機の保持枠100の上部には、発射装置駆動ランプ2
6が設けられている。この発射装置駆動ランプ26は、
打球発射装置の操作ダイヤルノブ2aを操作したときに
点灯される。また、保持枠100に取り付けられた開閉
パネル101には、打球発射装置に供給される打球を保
留する供給皿102が取り付けられている。さらに、そ
の下方には、供給皿102から溢れた賞品球を貯留する
ための受皿103が設けられている。
【0028】上記保持枠100の側部(図では左側)に
は、押圧操作式のストップスイッチSW2が設けられて
いる。このストップスイッチSW2は、特定入賞口7ま
たは8への入賞口によって起動された可変表示装置4の
可変表示動作を手動で停止させたいときに使用される。
【0029】さて、上述ごとく構成されたパチンコ遊技
機では、打球発射装置2によって遊技領域1a内に打ち
込まれた打球が何れかの入賞領域に入賞すると、これに
よって所定数(通常は10ないし15個)の賞品球が払
出される。さらに、その入賞球が特定入賞口7または8
に入賞した場合には、可変表示装置4が起動される。そ
して、その可変表示装置4のセグメント型表示器LED
A〜LEDDによって表示されている4つの数字がそれ
ぞれに変化させられるようになる。ここで、遊技客がス
トップスイッチSW2を押すか、あるいはある程度の時
間が経過すると、これによってその可変表示の動作が停
止される。このとき、その停止後の表示数字の組合せが
予め約定した出目になると、これによって特定態様が発
生される。
【0030】特定態様が発生すると、特別変動入賞装置
5が閉状態から開状態に変換されて、上述した特別変動
入賞口80による入賞領域が遊技領域1a内に臨時的に
開設・提供されるようになる。これにより、そこへの入
賞確率がゼロから非常に高い状態に移行される。この結
果、遊技客には、比較的短時間内に多数の入賞球を発生
させて多くの賞品球を獲得できる特別の機会が与えられ
るようになる。 この場合、上記特定態様によって生じ
る状態には、上記表示数字の組合せによって、「大当た
り」と「中当たり」の2種類がある。
【0031】「大当たり」の状態は、4つの表示数字の
すべてが予め約定した特定数字の一つに揃う特定態様が
発生したときに生じる。「中当たり」の状態は、3つの
表示数字うちの任意の3つが予め約定した特定数字の一
つに揃う特定態様が発生したときに生じる。つまり、揃
う目が4つの場合は「大当たり」が、揃目が3つの場合
は「中当たり」がそれぞれ出るようになっている。
【0032】「大当たり」の特定態様が発生した場合に
は、特別変動入賞装置5が比較的長い所定時間(約30
秒)の間、開状態に設定される。これにより、入賞の確
率が飛躍的に高くなる。さらに、特別変動入賞装置5の
開状態が持続している間に、その特別変動入賞口80内
に設定された継続入賞口81に打球が入賞すると、特別
変動入賞装置5が一旦閉状態に戻ったあとに再び開状態
に設定されるようになる。つまり、特別変動入賞装置5
の開状態が継続される時間が実質的に延長されるように
なる。これにより、非常に多くの入賞機会が遊技客に与
えられるようになっている。
【0033】また、「中当たり」の特定態様が発生した
場合には、特別変動入賞装置5が比較的短い所定時間
(約6秒)の間だけ、開状態に設定される。これによ
り、「大当たり」に及ばないが、通常の場合よりもかな
り多くの賞品球を得る機会が遊技客に与えられるように
なっている。
【0034】ここで、上記可変表示装置4に表示される
数字の組合せは、ランダム的に変化させられるようにな
っている。従って、上記特定態様による特別の機会は、
遊技の習熟度などの個人差などによることなく、ほぼ平
等に与えられるようになる。これにより、初心者でも上
記特定態様による偶然の機会を楽しむことができるよう
になっている。
【0035】ただし、上述した特別の機会によって遊技
客に与えられる利益が大きすぎると、今度は無用な射幸
心が煽る恐れが生じる。そこで、その射幸心を煽らない
ようにするために上述した特定態様の発生に関連する制
御動作において、次のような制御動作を併せて行なわれ
るようになっている。
【0036】すなわち、上記「大当たり」の状態が発生
した場合には、特別変動入賞装置5への入賞球の数が一
定の制限数(10個)に達すると、その特別変動入賞装
置5は所定時間(約30秒)の経過を待つことなく直ち
に閉状態に強制復帰させられるようになっている。さら
に、上記継続入賞口81への入賞による開状態の継続設
定回数も、一定回数(10回)以下に制限されるように
なっている。
【0037】これにより、遊技客の健全な興味を損なう
ことなく、無用な射幸心を煽らないようにしている。
【0038】他方、図示は省略するが、「大当たり」お
よび「中当たり」の特定態様が発生したときには、上述
した制御動作とともに、その特定態様の種類に応じて、
例えばファンファーレのごとき効果音などのように、音
響による演出表示の制御も併せて行なわれるようになっ
ている。なお、ファンファ−レのごとき効果音は、詳細
は後述するが、電子的に発生されて、遊技機内に組み込
まれたスピーカ(図示省略)から発せられるようになっ
ている。 このような演出表示によって、遊技客は賞品
球の獲得以外の面白さも体験できるようになっている。
【0039】次に、上述したパチンコ遊技機の構成を図
2から図9までを参照しながらさらに詳細に説明する。
【0040】図2はこの発明が適用されているパチンコ
遊技機の前面を示す。
【0041】同図にその概要を示すパチンコ遊技機は、
前述したように、遊技盤1,打球発射装置2,打球操作
用ダイアルノブ2a,打球案内レール3,保持枠10
0,開閉パネル101,供給皿102,溢れ球受皿10
3などを有する。
【0042】遊技盤1は保持枠100の内側に保持さ
れ、その前面側は開閉パネル101によって覆われるよ
うになっている。開閉パネル101は透明ガラス板を用
いて構成されている。この遊技盤1の中央部は打球案内
レール3によって大きく取り囲まれている。そして、こ
の取り囲まれた中に遊技領域1aが形成されている。
【0043】また、その遊技盤1の上部には照光式の集
中表示部材20が配設されている。この集中表示部材2
0には、賞球ランプ21,特定態様発生表示ランプ2
2,および完了ランプ24が一体的に組込まれている。
また、その集中表示部材20には発光ダイオードによる
セグメント型表示器LEDEが取り付けられている。こ
れらのランプおよび表示器の機能については前述したと
おりである。
【0044】すなわち、賞球ランプ21は、入賞領域に
打球が入賞したときに一時的に点灯される。入賞領域は
例えばチューリップ式入賞装置9などによって提供され
る。特定態様発生表示ランプ22は「中当たり」あるい
は「大当たり」の特定態様が発生したときなどに点灯あ
るいは点滅される。セグメント型表示器LEDEは、
「大当たり」の所定態様が発生した場合において、継続
入賞口81に打球が入賞することによって特別変動入賞
装置5の開状態が継続・延長させられた回数を数値表示
する。完了ランプ24は、その継続・延長回数が所定の
制限回数(10回)に達したときの特別変動入賞装置5
によるゲームの完了を報知する。
【0045】打球発射装置2は電動駆動式であって、供
給皿102内の遊技球を一個ずつ発射する。その操作は
ダイアルノブ2aの回動操作によって行なわれる。この
ダイアルノブ2aは手動によって回動操作され、遊技客
が手を放すと自動的に非操作位置にバネ復帰するように
構成されている。
【0046】打球案内レール3は、発射装置2によって
発射された遊技球すなわち打球を後述する遊技領域1a
内に案内する。
【0047】遊技領域1aは、前述したように、遊技盤
1の前面の打球案内レール3で囲まれた中に形成されて
いる。この遊技領域1a内には、打球の方向を無作為に
変更させる多数の障害釘11や打球の流下速度および方
向を制御する転動誘導部材12a,12b,12cなど
が配設されている。これとともに、その遊技領域1a内
には、入賞領域を提供する各種の入賞装置、すなわち特
別変動入賞装置5,第1の所定入賞口7,第2の所定入
賞口8,チューリップ式入賞装置9などが配設されてい
る。
【0048】特別変動入賞装置5は、前述したごとく、
可変表示装置4による特定態様が発生したときに動作し
て一時的に入賞領域を開設するように構成されている。
この特別変動入賞装置5については、後程その構成例を
詳細に説明する。また、第1,第2の特定入賞口7,8
は、前述したように、可変表示装置4を起動させるため
の特定の入賞領域を提供するようになっている。
【0049】さらに、上記遊技領域1a内には、可変表
示装置4,アウト口10,および照明手段25などが配
設されている。
【0050】可変表示装置4は、詳細は後述するが複数
箇所(4箇所)の表示窓部にて、各表示窓部ごとに複数
種類のキャラクタをそれぞれに可変表示するように構成
されている。この実施例では、キャラクタとして0から
9までのアラビア数字を可変表示する。表示される数字
の出目はそれぞれにランダムに可変されるようになって
いる。
【0051】アウト口10は、遊技領域1a内のいずれ
の入賞領域にも入ることができなかった打球、つまり入
賞できなかった外れ球を回収する。
【0052】照明手段25は、可変表示装置4の可変表
示動作停止により特定態様が発生したときに点滅あるい
は点灯される。
【0053】他方、保持枠100はパチンコ遊技機の外
枠をなす。この保持枠100には、いずれも前述したス
トップスイッチSW2および発射駆動ランプ26などが
配設されている。ストップスイッチSW2は上記可変表
示装置4の可変動作を手動で停止させるものであって、
押圧操作式(ボタン式)のモメンタリー型(瞬動型)ス
イッチを用いて構成されている。
【0054】溢れ球受皿103は、供給皿102から溢
れた球を貯留するところである。打球が入賞すると所定
数の賞品球が払出されるが、この払出される賞品球は供
給皿102に放出されるようになっている。
【0055】図3は遊技盤1の部分の詳細を示す。図3
において、上記可変表示装置4の上方には、いわゆる
「天」「天の左」「天の右」の3つの一般入賞口6a,
6b,6cが一体的に設けられている。なお、これらの
一般入賞口6a,6b,6cはそれぞれ、可変表示装置
4とは別に独立して設けてもよい。
【0056】遊技領域1aの上半部には、上記転動誘導
部材12a,12b,12cなどのほかに、第1,第2
の方向設定部材13a,13bが配設されている。これ
らの方向設定部材13a,13bは障害釘によって形成
されている。これらの方向設定部材13a,13bの下
方には上記転動誘導部材12a,12b,12cがそれ
ぞれ配設されている。そして、それらの転動誘導部材の
うち、第1の転動誘導部材12aは、その回転軸が、第
1の特定入賞口7の斜め上方からやや中央に寄ったとこ
ろで、かつその上方に位置する第1の方向設定誘導部材
13aの中心線よりも距離Aだけ外側に離れたところに
軸支されている。第2の転動誘導部材12bは、第1の
特定入賞口7の内側によりやや下方にて、第2の方向設
定誘導部材13bと可変表示装置4の肩部4aとの間隔
の中心線よりも距離Cだけ外側に離れところに軸支され
ている。これによって転動誘導部材12a,12bに向
かって流下してきた打球は、遊技盤の中央に向かって流
下しやすくなるように方向が制御されるようになってい
る。
【0057】ここで、第1,第2の特定入賞口7,8へ
の入賞球は、遊技盤1の背後にて、他の入賞領域への入
賞球とは別の経路を案内される。そして、図3にその取
付位置を点線で示すスタートスイッチSW1を通過した
後に、他の入賞球と共通の誘導経路に合流させられるよ
うになっている。
【0058】スタートスイッチSW1は、特定入賞口7
あるいは8に入賞した打球の通過経路に設置されること
により、その特定入賞球を検出する。この検出信号によ
って上記可変表示装置4が起動されるようになってい
る。
【0059】可変表示装置4は、その肩部4aの終端が
第2の方向設定誘導部材13bの下端も距離Bだけ高い
位置になるように設定されている。これによって、第2
の方向設定部材13bおよび可変表示装置4の肩部4a
に沿って流下してきた打球が、可変表示装置4の交流面
(後述)を通過して下方の第2の特定入賞口8や特別変
動入賞装置5に飛び込みやすくされるようになってい
る。
【0060】以上のようにして、方向設定誘導部材13
a,13bと転動誘導部材12a,12bの取り付け位
置を定めることにより、遊技球の流路を中央に大きく開
放構成し、遊技球の無駄を無くすとともに、遊技球が効
率よく中央に寄るようになっている。
【0061】上記特別変動入賞装置5には2種類の入賞
口80と53aが設けられている。一つはその中央に臨
時に開設される特別変動入賞口80であり、今一つはそ
の両側に常に開設されている一般入賞口53aである。
この2種類の入賞口80と53aに対応して、複数の障
害釘からなる分配案内部材14が設けられている。この
分配案内部材14は第2の特定入賞口8と特別変動入賞
装置5との間に設けられ、上記2種類の入賞口に打球を
振り分けるとともに、特別変動入賞装置5への入賞球の
スピードを軽減させるように作用する。
【0062】遊技領域1aの右端には、弓形の球案内部
材15が打球案内レール3と連続する円弧を形成するよ
うに固定されている。この球案内部材15の上端には暴
動阻止部材16が取り付けられている。この暴動阻止部
材16は、高速で打ち込まれた打球の勢いを殺して遊技
領域内での暴動を押さえるように作用する。
【0063】図4および図5は上述した可変表示装置4
の具体的な構成例を詳細に示す。
【0064】可変表示装置4は、図4に示す取付孔44
および図5に示すネジ43aや釘45などによって遊技
盤1に固定されるようになっている。
【0065】この可変表示装置4の上部には、図5に示
すように、その前方を覆う装飾板40aに誘導平面40
bが一体に形成されている。この誘導平面40bは、遊
技盤1の表面より前方へ突出するように形成されてい
る。
【0066】誘導平面40bの上端には、図4に示すよ
うに、アーチ状をなす肩部4aが設けられている。この
肩部4aは、遊技盤上方より流下してきた打球の速度を
落とし、打球を左右どちらかの遊技領域へスムースに振
り分けるように作用する。
【0067】上記誘導平面40bの下端両側部には内側
に向かって下り傾斜となる下向きの誘導傾斜面40cが
形成されている。この誘導傾斜面40cによって、打球
が交流面41の内側に誘導されやすくなるようになって
いる。
【0068】また、誘導平面40bの下方には交流面4
1が形成されている。この交流面41は、図5に示すよ
うに、遊技盤1の面と略同一面をなす。これにより、そ
の交流面41を通して左右の遊技領域内を流下する打球
の交流を許容している。この結果、打球が前述した第2
の特定入賞口8や特別変動入賞装置5へ飛び込みやすく
なるようにされている。
【0069】上記交流面41には、図5に示すように、
凹部形成壁42が固定されている。この凹部形成壁42
は止着部41aとネジ43によって固定され、遊技盤1
の奥に入り込む凹部42aを構成する。この凹部42a
の奥には、後述する可変表示部材47を取り付けるため
の取付面46が設けられている。
【0070】上記取付面46には、図4に示すように、
3個の表示窓部46bが横一列に形成されている。ま
た、その背部には、図5に示すように、可変表示部材4
7を固定するための支柱が突設されている。
【0071】可変表示部材47は、図5に示すように、
基板47aに取り付けられた状態でもって、上記取付面
46の背後に取付・固定されている。この可変表示部材
47は、図4に示すように、横一列に配列された3個の
表示器を有する。この表示器として実施例では、図4に
示すように、発光ダイオードによるセグメント型表示器
LEDA,LEDB,LEDCを使用している。各表示
器LEDA,LEDB,LEDCはそれぞれ、上記取付
面46の表示窓部46bに臨むように位置決めされてい
る。
【0072】また、図4に示すように、上記誘導面40
bの中央にも1個の表示窓40dが形成されている。こ
の表示窓40dの背後には、別の可変表示部材48が取
り付けられている。この可変表示部材48は1個の表示
器LEDDを有する。この表示器LEDDも発光ダイオ
ードによるセグメント型表示器である。この可変表示部
材48は、図5に示すように、その取付基板48aとと
もに、ネジ43dによって位置決め・固定されている。
【0073】ここで、上記セグメント型表示器LED
A,LEDB,LEDC,LEDDはそれぞれ、一種の
キャラクタ表示素子であって、発光駆動するセグメント
の組合せによって複数種類のキャラクタを任意に可変表
示することができるように構成されている。この実施例
では、そのキャラクタとしての、0から9までのアラビ
ア数字が採用されている。従って、上記セグメント型表
示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDDは、各表
示器ごとに、そのセグメントの組合せによって0から9
の中の一つの数字を任意に表示できるように構成されて
いる。なお、上記キャラクタとしては、数字以外の文
字、あるいはシンボルマークや絵などであってもよい。
【0074】さらに、図4に示すように、可変表示装置
4の下部には、前述した特定入賞口7および8(図2,
図3)に入賞した打球の数を表示するための4つの記憶
表示ランプLED1〜LED4が横一列に配設されてい
る。これらの記憶表示ランプLED1〜LED4は、図
5に示すように、凹部形成壁42の下部に形成された貫
通窓部42dより現出されるようになっている。
【0075】上述のようにして、可変表示部材47およ
び記憶表示ランプLED1〜LED4は、いずれも遊技
盤1面よりも奥に後退したところに配設されている。こ
れは、可変表示部材47および記憶表示ランプLED1
〜LED4が現出される表示部材が交流面となってお
り、球の交流が頻繁に行なわれるので、これらを打球か
ら保護しその破損を阻止するためである。
【0076】また、可変表示部材47を前方から見るこ
とのできる視覚範囲を広げるため、上記凹部形成壁42
を奥から前面側に向けて末広がり状に傾斜させ、かつそ
の内壁面にメッキを施して可変表示部材47の表示内容
が鮮明になるようにしている。さらに、その凹部形成壁
42によって形成された凹部42aの奥面は、該面で外
部入射光が反射して遊技者の視野に入ることにより可変
表示部材47の表示が見えにくくなるのを避けるため、
垂直面に対してやや上向きの傾斜(約8〜10度)をも
たせてある。
【0077】他方、上記誘導平面40bの両側部には、
図4に示すように、半透明の着色部材からなる一対の大
当たり表示用照明手段27が設けてある。この大当たり
表示用照明手段27の光源であるランプ(図示せず)
は、図5に示すように、取付基板27aとネジ43cを
用いて照明手段27の内部に取り付けられる。取付基板
27aは、図示しないが、可変表示装置4の基板の裏側
に突設した支柱にクッション材を介し、かつ通風が良く
なるように取り付けられる。これにより、光源ランプに
対する振動を吸収し、かつそのランプから発生する熱を
効率よく消散させられるようになっている。
【0078】上記のごとく構成された可変表示装置4
は、前記特定入賞口7および8への入賞球を検出する前
記スタートスイッチSW1(図3)によって起動(トリ
ガ−)される。可変表示装置4が起動されると、その内
部に配設されている上記可変表示部材47,48の4つ
の表示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDDの表
示内容が静止状態から変動状態に変化させられる。そし
て、各表示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDD
ごとに、その表示数字が0,1,2,3,‥‥9,0,
1,2,‥‥のごとく規則的に変化(更新)するように
なる。この変動表示の状態にて、前記ストップスイッチ
SW2(図2)からの停止信号を受けると、あるいは変
動状態になってからある程度の時間が経過すると、各表
示器LEDA,LEDB,LEDC,LEDDごとの表
示数字の変化が一定間隔おいて順番に停止されて行く。
そして、変動状態から静止状態に復帰する。この表示の
変化が停止したときの各表示器LEDA,LEDB,L
EDC,LEDDに出現した4つの数字が特定の組合せ
(出目)になっていると、これによって特別の利益を与
える特定態様が発生される。この実施例では、例えば、
可変表示部材47のすべての数字が「1」,「3」,
「5」,「7」または「9」に揃った場合、つまりそれ
らの数字の揃目(ゾロメ)が出ると、「大当たり」と称
する第1の特定態様とする。また、可変表示部材47,
48の4つの数字のうち任意の3つが「1」,「3」,
「5」,「7」または「9」の揃目(ゾロメ)になった
場合に、「中当たり」と称する第2の特定態様とするよ
うになっている。それ以外の出目では特定態様は発生し
ない。
【0079】他方、可変表示装置4の両側部の大当たり
表示用照明手段27は、上記可変表示部材47,48の
表示が変化している間、点滅駆動される。さらに、表示
部材47,48の表示変化が停止した時点で「大当た
り」もしくは「中当たり」の状態が発生すると、その点
滅速度が速くなるように制御される。
【0080】また、可変表示装置4の下部の記憶表示ラ
ンプLED1〜LED4は、上記可変表示部の保留数だ
け点灯するように制御される。
【0081】図6から図9までは、図2および図3に示
した特別変動入賞装置5の詳細な構成例を示す。
【0082】同図に示す特別変動入賞装置5は、先ず、
遊技盤1に取り付けるための取付基板50を有する。こ
の取付基板50は、その周縁部に配設された取付孔54
などを利用することにより遊技盤1に取り付けられるよ
うになっている。
【0083】この取付基板50の中央には、図7に示す
ように、横方向に細長い開口部50aが形成されてい
る。この開口部50aのすぐ下には窓部50bが形成さ
れている。また、この開口部50aには、図6に示すよ
うに、開閉可能な扉状の特別変動入賞受口51が収納さ
れるようになっている。
【0084】また、上記取付基板50の背後には、図6
から図8に示すように、裏板52が取り付けられる。こ
の裏板52は上記開口部50aを裏側から覆うように取
り付けられる。この裏板52には、図8に示すように、
上記開口部50aの中心部に対応する開口窓52bが打
ち抜かれている。
【0085】さらに、上記取付基板50の裏側には、図
6〜図8に示すように、包囲枠54が一体に形成されて
いる。この包囲枠54は、図8に示すように、上記開口
部50aの上縁から上記窓部50bの左右両側縁に沿っ
て形成されている。そして、この包囲枠54の後端に上
記裏板52がネジ55によって固定されるようになって
いる。また、その包囲枠54の両側部にはそれぞれ、図
8に示すように、入賞球誘導樋54aが形成されてい
る。この入賞球誘導樋54aは、取付基板50の前面の
一対の入賞装置53に対応する位置に形成される。そし
て、その入賞口53aに入賞した打球を遊技盤の背後へ
誘導するように作用する。
【0086】さらに、上記取付基板50の左右両側部に
はそれぞれ、入賞装置53が分離可能に装着されてい
る。各入賞装置53にはそれぞれ、第6,図7に示すよ
うに、回動部材70および照明手段53bが設けられて
いる。また、その入賞装置53には、その上端部に上向
きに開口する入賞口53aが各々設けられている。この
入賞口53aは、前述したように、一般入賞口をなす。
【0087】さらに、上記取付基板50には、図8に示
すように、上記一対の入賞装置53に対応する位置に貫
通孔50eがそれぞれ形成されている。この貫通孔50
eには、上記照明手段53bの光源となる照明ランプ2
8が挿入される。この証明ランプ28は、そのソケット
を介して基板28aに実装・固定された状態でもって、
取付基板50裏面のボス部50fに取付・固定される。
その取付・固定は、基板28aの取付用孔28bおよび
ネジ28cを利用して行なわれる。
【0088】ここで、上記特別変動入賞受口51は、前
記可変表示装置4の特定態様に応動して開閉動作させら
れるものであって、図8に示すように、その両端の支軸
51bによって前後方向に開閉可能に取り付けられてい
る。この特別変動入賞受口51が開くと、図7に示すよ
うに、一般入賞口よりもはるかに広幅の特別変動入賞口
80が臨時に開設されるようになる。この特別変動入賞
口80内には、所定数の賞品球が払だされるだけの普通
の入賞利益だけをもたらす普通入賞口82とともに、前
述した特定態様の継続・延長の権利がもたらされる継続
入賞口81が形成されるようになっている。
【0089】また、上記特別変動入賞受口51の一側
(図7では右側)には作動片51aが形成されている。
この作動片51aの端部は、上記裏板52に形成された
長孔52aからその裏板52の裏面側へ突出させられて
いる。そして、伝達部材65を介して後述する電磁ソレ
ノイドに係合させられるようになっている。これによ
り、上記特別変動入賞受口51は、その作動片51aを
介して開閉駆動されるようになっている。
【0090】図6は、上記特別変動入賞受口51が後方
に起き上がることによって特別変動入賞口を閉じた状態
を示す。図7は、その扉状の特別変動入賞受口51が前
方に倒れることによって特別変動入賞口を開いた状態を
示す。
【0091】他方、上記取付基板50の裏側には、窓部
50bの下縁に沿って略L字状をなす一対の入賞球誘導
部材56a,56bが形成されている。この一対の入賞
球誘導部材56a,56bの各先端は、約球一つ分の間
隔をおいて互いに対向させられている。さらに、その一
方の入賞球誘導部材56aの先端には係合凹部57aが
形成されている。これとともに、他方の入賞球誘導部材
56bの基端側の下には係合部57bが形成されてい
る。この係合部57bと上記係合凹部57aによって、
特別変動入賞口80への入賞球数を検出・計数するため
の検出器SW4が、装着・保持されるようになってい
る。この検出器SW4は、いわゆる10カウント検出器
と呼ばれるものであって、ここでは非接触型近接スイッ
チが使用されている。この10カウント検出器SW4
は、その先端の検出部31aが上記誘導部材56aと5
6bの両先端の間隔内に臨むように装着されている。こ
れにより、この検出器SW4は、上記誘導部材56aと
56bによって誘導された入賞球を1個ずつ検出するこ
とができるようになっている。
【0092】また、図7に示すように、上記特別変動入
賞口80内には整理室58が形成されるようになってい
る。この整理室58は、その上下左右が上記包囲枠54
(図8)によって、その下側が入賞球誘導部材56a,
56b(図8)によってそれぞれ囲まれる。この整理室
58に入った入賞球は、図8に示すように、入賞球誘導
部材56a,56bの作用によって整列・誘導され1個
ずつ10カウント検出器SW4の検出部31aを通過し
て流下させられるようになっている。その検出器31a
を通過して入賞球は、図8に示す円弧状の方向規制部5
0dによって一側方(図8では右側)へ誘導されるよう
になっている。この円弧状の方向規制部50dは、図8
に示すように、取付基板50の裏面の下部に一体的に形
成されている。
【0093】ここで、上記裏板52の前面には、図7に
示すように、その中央に形成された窓52bの両側縁に
一対の案内板52cが形成されている。この案内板52
cによって、上記整理室58の上部が前述した継続入賞
口81と普通入賞口82とに区画・分離されている。
【0094】さらに、上記裏板52の背面には、図8に
示すように、その背面の開口窓52bの上端に沿って支
持突起52dが形成されている。この支持突起52dに
は、ピン59を介して、感知片60が揺動可能な状態で
垂下されている。この感知片60は、揺動可能に垂下さ
れながら、上記開口窓52b内から図7に示す継続入賞
口81内に出入りするように付勢されている。これによ
り、その継続入賞口81(図7)に入賞した打球は、図
7と図8に跨がって示すように、一対の案内板52cに
案内され、後方の開口窓52bから前方へ突出している
上記感知片60を後方へ回動させてから、下方の10カ
ウント検出器SW4の検出部31aへ向って流下し、そ
こで上記普通入賞口82に入賞した打球とともに一個ず
つ検出されて計数されるようになっている。
【0095】上記感知片60は、図8に示すように、マ
イクロスイッチからなる継続条件検出スイッチSW3の
アクチェータ32aの弾力によって、開口窓52bより
前方へ突出するように弱く弾性付勢されるようになって
いる。この継続条件検出スイッチSW3は上記継続入賞
口81に入賞した打球を検出するためのものであって、
L字型の取付部材61を介して裏板52に取り付けられ
る。
【0096】上記継続条件検出スイッチSW3は、その
アクチェータ32aが感知片60の背面に膨出された押
圧部60aに当接するように位置決めされる。感知片6
0の上端には、上記ピン59が挿通されるピン孔60b
と、感知片60の回動範囲を規制すべく後方へ突出する
ストッパ部60cとが形成されている。また、上記支持
突起52dに係合された感知片60の支持ピン59は、
押さえ部材62に一体に形成された回動規制部62aを
支持突起52dに固定することによって抜け止めされ
る。また、この押え部材62の一側のスリット部62d
には、上記継続条件成立表示部29が挿入されるように
なっている。この継続条件成立表示部29は、押え部材
62のボス部62cに固定される保護部材63によって
保持および保護されるようになっている。
【0097】継続入賞口に入賞した打球は、上記開口窓
52dから上記感知片60を押し退けながら通過する。
この通過の際に、継続条件検出スイッチSW3が作動さ
せられて、1球ごとに検出信号が発せられる。この後、
普通入賞口82に入賞した打球とともに、上記カウント
検出器SW4の検出部31aへ誘導されて一個ずつ検出
されるようになってる。 また、図8に示すように、上
記裏板52には継続条件成立表示部29が取り付けられ
る。この継続条件成立表示部29は上記開口窓52b内
に臨むように配置される。この継続条件成立表示部29
は、上記継続条件検出スイッチSW3からの検出信号に
応じて点灯駆動されるようになっている。これによっ
て、遊技者は前述した特定態様の継続・延長の権利が付
与される特別条件の成立を知ることができる。
【0098】さらに、図8および図9に示すように、上
記裏板52の背面の長孔52aの両側には、一対のボス
部52fが形成されている。このボス52fには、図9
に示すように、取付片64によって、伝達部材65の支
軸65aが上下回動可能に軸支されている。伝達部材6
5は「へ」字状をしている。その先端部は上記長孔52
aより前方へ突出させられている。さらに、その伝達部
材65の先端は、作動片51cの後端上面に当接される
ようになっている。この作動片51cは上記特別変動入
賞受口51(図7)に形成されたものである。また、伝
達部材65の上端には、電磁ソレノイドSOLのプラン
ジャ66aの作動端が当接されている。この電磁ソレノ
イドSOLは特別変動入賞装置5の駆動源をなす。
【0099】図9において、電磁ソレノイドSOLが非
駆動状態にある定常時には、その復帰バネ66bによっ
てプランジャ66aが押し下げられ、これによって伝達
部材65が下方へ押圧される。すると、図9中に点線で
想像するようにね作動片51cの後端側が押し下げられ
て特別変動入賞受口51が閉じられる。これにより、開
口部50aは閉塞され、従って特別変動入賞口80も閉
じている。
【0100】他方、電磁ソレノイドSOLが前記可変表
示装置4における特定態様の発生あるいは上記継続の権
利によって通電駆動されると、プランジャ66aが上昇
駆動される。このため、伝達部材65の押圧力が解除さ
れ、特別変動入賞受口51がその自重で前方へ倒れるよ
うになる。これにより、開口部50aが大きく開かれ
て、特別変動入賞口80が臨時に開設されるようにな
る。
【0101】以上のようにして、特別変動入賞装置5
は、可変表示装置4における特定態様の発生および上記
継続の権利に応じて、電気的に開閉操作されるようにな
っている。
【0102】次に、この発明が適用されているパチンコ
遊技機の制御部分の一実施例を示す。図10はこの発明
に係るパチンコ遊技機の制御装置100の全体的なハー
ドウェア構成を示す。
【0103】図11はそのリセットパルスφtの波形お
よびCPU210の動作状態をタイミングチャートによ
って示す。図12は上記リセットパルスφtを発生する
手段を示す。図13は上記制御装置200のI/Oユニ
ット240付近の詳細を示す。図14はそのI/Oユニ
ット240内の音階発生手段260の構成を示す。
【0104】先ず、図10において、前述したパチンコ
遊技機300の制御装置200は、半導体集積回路装置
化されたプログラム格納式のCPU(中央処理装置:マ
イクロ・コンピュータ)210を用いて構成されてい
る。
【0105】すなわち、図10に示す制御装置200
は、CPU210,ROM(読出し専用記憶装置)22
0,RAM(ランダム・アクセス・メモリ)230,ア
ドレスデコーダ240,I/O(入出力)ユニット25
0,クロック信号発生手段280,リセット信号発生手
段290,アドレスバスLA,データバスLD、および
論理ゲートG1などによって構成されている。
【0106】CPU210には、8ビットタイプのもの
(型番:Z80)が使用されている。このCPU210
は、アドレス端子(A0〜A15)、データ端子(D0〜D
7)、読出制御端子RD、書込制御端子WR、クロック
端子CK、およびリセット端子Rなどの機能端子を有す
る。これらのほかの重要な機能端子としては割込入力端
子(図示省略)がある。しかしここでは、その割込端子
は使用されていない。その代わりに、リセット端子Rが
使用されるようになっている。リセット端子Rの使い方
については後述する。なお、ここで使われているCPU
210(Z80)は、16本のアドレス端子(A0〜A1
5)によって64kバイトのアドレス空間を有する。し
かし、ここで使われるのはその中のわずか2kバイト程
度である。
【0107】ROM220は、上記CPU210が実行
するプログラムおよび固定データを記憶する。このRO
M220には記憶容量2kバイトのものが使用されてい
る。この2kバイトという容量はCPU210(Z8
0)のアドレス空間64kバイトに比べると、非常に小
さな容量である。
【0108】RAM230は、上記CPU210の作業
領域(ワークエリア)および可変データの記憶領域を提
供する。このRAM230にはスタチック型のものが使
用されている。その記憶容量は非常に小さく押えられ、
わずか128バイトにすぎない。この場合、128バイ
トのRAMは入手が困難であるため、現実には1kバイ
トのRAMを使用している。この1kバイトのRAMの
上位アドレス端子を電源電位側に固定して殺すことによ
り、実際に使用可能な記憶容量を128バイトに押さえ
ている。
【0109】上述のように、ROM220およびRAM
230の各記憶容量はそれぞれ、非常に小さく押さえら
れている。これにより、いわゆるバグ(虫)と呼ばれる
ソフトエラーの発生の恐れを確実に排除することができ
るようになるとともに、CPUの暴走や無限ループへの
飛び込みなどといったような誤動作が発生する余地を大
幅に少なくすることができるようになる。これによっ
て、電気的かつ物理的に苛酷な使用環境下でも、非常に
高い信頼性が得られるようになる。
【0110】さらに、ROM220およびRAM230
の各記憶容量を極力小さくすることにより、プログラム
の追加記入などによる改造が困難になる。仮に改造が行
われたとしても、記憶容量が小さいために、その発見お
よびチェックは容易である。これによって、不正な改造
によるパチンコ遊技機の悪用を防止することができる、
という効果も併せて得られるようになる。
【0111】アドレスデコーダ240は、CPU210
から発せられるアドレスデータ(A0〜A11)をデコー
ドして多数の択一的な選択信号S1〜S9を作成する。
そのデコードの動作は、読出制御信号(RD)あるいは
書込制御信号(WD)いずれか一方が能動化されること
によって行なわれる。この2つの制御信号(RD/W
D)はCPU210から発せられる。両信号(RD/W
D)は論理ゲ−トG1によって互いの論理和がとられ
る。この論理和がアドレスデコーダ240の制御信号と
なる。
【0112】アドレスデコーダ240から出力される選
択信号S1〜S9の一部(S8,S9)は、上記ROM
220およびRAM230のチップセレクト信号として
使用される。また、他の選択信号S1〜S7は、後述す
るI/Oユニット250内の入出力回路を制御するのに
使用される。つまり、ここでは入出力チャンネルをアド
レス空間に配置する、いわゆるメモリマップドI/O方
式が採られている。このメモリマップドI/O方式を採
ることによって、入出力チャンネルを開いたり閉じたり
する複雑な手続き処理を行なわなくても、特定アドレス
をアクセスするだけの単純な処理だけでもって、任意の
入出力回路から入出力動作を行わせるようになってい
る。
【0113】なお、メモリマップドI/O方式は、アド
レス空間の一部がI/O領域によって占領されて狭くな
るといったような問題があったため、一般のマイクロ・
コンピュータシステムでの採用は困難であった。しか
し、この実施例の制御装置200では、上述したよう
に、ROM220およびRAM230のそれぞれの記憶
容量が非常に少ないので、上記問題は全く考慮しなくて
すむようになっている。
【0114】I/Oユニット250は、制御装置200
とパチンコ遊技機本体300との間のインターフェイス
(I/F)部をなす。このI/Oユニット250には、
後述するように、多数の入出力回路が設けられている。
各入出力回路の動作は、上記選択信号S1〜S7によっ
て個々に制御される。入出力回路の個々の構成について
は後述するが、例えばデコーダ、ラッチ回路、ドライ
バ、バッファゲ−ト、アンプ(増幅器)などが使用され
る。
【0115】クロック発生手段280は、周波数基準に
水晶振動子Xtal(4MHz)を用いることにより、
例えば2MHzの高精度クロックパルスφkを発生す
る。このクロックパルスφkは上記CPU210のクロ
ック端子CKに与えられる。
【0116】リセット信号発生手段290は、上記クロ
ックパルスφkから一定周期のリセットパルスφtを発
生する。このリセットパルスφtは上記CPU210の
リセット端子Rに与えられる。このリセット信号発生手
段290はカウンタなどによって簡単かつ小規模に構成
される。
【0117】この場合、そのリセットパルスφtは、そ
のデューティ幅すなわちパルス幅が、上記CPU210
を確実にリセットさせることができる長さを持たされて
いる。また、そのパルス発生間隔すなわち周期は、上記
CPU210がROMに記憶されたプログラム命令を一
通り実行する処理時間よりも確実に長くなるように設定
されている。
【0118】図11はそのリセットパルスφtの波形お
よび上記CPU210の動作状態を互いに時間対応させ
て示す。
【0119】図11に示すリセットパルスφtは、15
μsのパルス幅と3msの周期をもっている。この15
μsのパルス幅は、上記CPU210を確実にリセット
させるのに十分な時間である。また、3msの周期は、
CPU210が上記ROM220に格納された命令を一
通り実行するのに十分な時間である。
【0120】また、図11に上記リセットパルスφtと
時間対応させて示すように、上記CPU210は、上記
ROM220に書き込まれた一連のプログラム命令を一
通り実行し終わるごとに完全な初期状態に強制的にリセ
ットされるようになっている。これにより、仮にCPU
210が暴走や無限ループへの飛込みといったような誤
動作に陥ることがあったとしても、3msごとのリセッ
トによって、ただちに正常な動作状態に自動復帰させら
れる。この結果、CPUによる制御系においてもっとも
恐れられていた暴走や無限ループへの飛込みなどの最悪
の状態が、確実に回避されるようになる。つまり、ここ
では一種のフェイルセーフが働き、少なくともCPU2
10の正常な動作状態だけは確実に維持されるようにな
っている。このようにして、パチンコ遊技機として必要
な信頼性が確保されるようになっている。
【0121】さらに、上記CPU210のリセット間隔
が一定の周期になっているので、そのリセット回数をR
AM230に記憶させることによって、いわゆるソフト
タイマーの機能を簡単に構成することができるようにな
っている。さらに、そのリセットの間隔が例えば3ms
といったように比較的長い時間なので、例えば数秒から
数十秒といった比較的長いタイマー時間も1バイトある
いは2バイト程度のわずかな記憶領域を割り当てるだけ
でもって、非常に簡単かつ簡潔に構成することができ
る。 例えば、上記リセット間隔が3msの場合、RA
M領域の1バイトをタイマー領域に割り当てることによ
り、3msから0.768秒までのタイマー時間を得る
ことができる(3ms×256=768ms=0.76
8秒)。さらに2バイトを割り当てると、3msから1
96.608秒までのタイマー時間を得ることができる
(3ms×256×256=196608ms=19
6.608秒)。
【0122】これにより、例えばRAM領域がわずか1
28バイトしかなくても、パチンコ遊技機本体300内
の各種機能を個々に制御するのに必要な多数のタイマー
機能を簡単に構成することができるようになっている。
ちなみに、前述した特別変動入賞装置5(図2,図6〜
図9)の動作を制御するのに必要な数秒から数十秒とい
った比較的長いタイマ−時間も、わずか2バイトのRA
M領域で得ることができる。
【0123】なお、図11において、プログラム命令が
一通り実行されてから次のリセットまでの間は、ホ−ル
ト状態(待機状態)を保っている。このホールト状態
は、プログラムの最後にホールト命令を実行することに
より設定されるようになっている。つまり、上記プログ
ラムの最後は、ホールト命令で終っている。
【0124】図12は上記リセットパルスφtを発生す
るリセットパルス発生手段290(図10)の構成例を
示す。同図に示すように、リセットパルス発生手段29
0は予備分周回路291,カウンタ292、および論理
ゲート(ANDゲート)G2によって簡単に構成するこ
とができる。同図において、Cinはカウント入力、C
outはカウントアップ出力をそれぞれ示す。
【0125】以上のような構成により、パチンコ遊技機
としての信頼性を確保するとともに、そのパチンコ遊技
機の動作を制御するのに必要な多種の機能を構成するこ
とができるようになっている。
【0126】次に、上記I/Oユニット250付近の構
成を説明する。
【0127】上記I/Oユニット250は、図13に示
すように、入出力回路として、バッファゲート251,
ラッチ回路252〜256が設けられている。これらの
入出力回路(251〜256)動作は上述した選択信号
S1〜S6によって制御される。また、各入出力回路
(251〜256)はデータバスLDを介して上記CP
U210(図10)と接続されている。パチンコ遊技機本
体300側と制御装置200側との間でやりとりされる
データは、そのデータバスLDに載せられるようになっ
ている。さらに、上記入出力回路(251〜256)の
ほかに、音階発生手段257が設けられている。この音
階発生手段257の動作も上述した選択信号S7によっ
て制御される。
【0128】上記入出力回路(251〜256)のう
ち、バッファゲート251は入力回路をなす。このバッ
ファゲート251は、パチンコ遊技機本体300側に設
けられた各種検出手段(SW1〜SW4など)からの検
出信号を受け付け、制御装置200内のデータバスLD
に載せる。この場合、検出手段としては、前述したスタ
ートスイッチSW1,ストップスイッチSW2,継続条
件検出スイッチSW3,10カウント検出器SW4があ
る(図3,図7)。
【0129】また、上記入出力回路(251〜256)
のうち、ラッチ回路252〜256は出力回路をなす。
さらに、その中のラッチ回路252と254はそれぞれ
デコーダを備えている。これらのデコーダは、パチンコ
遊技機本体300側の発光ダイオード式セグメント型表
示器LEDA〜LEDEの各表示データをそれぞれデコ
ードする。その表示デ−タはデータバスLDを介してC
PU210から与えられる。
【0130】各出力回路(252〜256)の機能は次
のとおりである。
【0131】すなわち、ラッチ回路252と253は、
前述した可変表示装置4(図2〜図5)のセグメント型
表示器LEDA〜LEDDをダイナミック方式により表
示駆動する。その表示データはデータバスLDを介して
CPUから与えられる。なお、各ラッチ回路252,2
53には、その出力の駆動力を増すためのドライバ26
2,263がそれぞれ付属させられている。
【0132】ラッチ回路254はセグメント型表示器L
EDEを表示駆動する。この表示器LEDEは、前述し
たように、「大当たり」の特定態様発生時における特別
権利の継続回数を表示するものである。その表示データ
はデータバスLDを介してCPUから与えられる。
【0133】ラッチ回路255は、発光ダイオードによ
る記憶表示ランプLED1〜LED4を個々に点灯駆動
する。その点灯の制御データはデータバスLDを介して
CPUから与えられる。この記憶表示ランプLED1〜
LED4は、前述したように、特定入賞口7,8(図
2,図3)に入賞した打球の保留数を表示することなど
に利用される。
【0134】ラッチ回路256は、ドライバ266を介
して、パチンコ遊技機本体300側の駆動源および表示
手段を個々に駆動する。この場合の駆動源は、前述した
特別変動入賞装置5を開駆動する電磁ソレノイド66
(図9)などである。この場合の表示手段は、前述した
特別変動入賞装置5に取り付けられた継続条件成立表示
部29(図3,図9)などである。
【0135】また、音階発生手段257は所定の音階を
もつ音源を発生する。発生された音源は、アンプ267
で増幅され、パチンコ遊技機本体300側の効果音発生
用のスピーカSPに与えられる。この音源の音階は、C
PUからデータバスLDを介して与えられるデータによ
って設定されるようになっている。
【0136】図14はその音階発生手段257の構成を
示す。
【0137】同図に示すように、上記音階発生手段25
7は、音階設定データを保持するラッチ回路256aと
プリセッタブルカウンタ256bによって構成される。
【0138】ラッチ回路256aは、データバスLDを
介してCPUから与えられる音階設定データを保持す
る。このラッチ回路256aは、上記選択信号S7が有
効になったときのデータバスDLのデータを読込んで保
持する。その保持データはフリセッタブルカウンタ25
7bの計数内容にプリセットされる。
【0139】プリセッタブルカウンタ256bは一種の
ダウンカウンタであって、上記クロックパルスφkによ
って1ずつ減進(デクリメント)される。その初期の計
数内容は上記ラッチ回路256aによってプリセットさ
れる。プリセットされた計数内容が減進されて「0」に
なると、その度にラッチ回路256aの保持データが新
たにプリセットされるようになっている。
【0140】ここで、上記プリセッタブルカウンタ25
6bのキャリイ端子(カウント出力端子)Crryの出
力状態は、その計数内容が「0」に減進されるごとに、
その論理レベルがH(高レベル)からL(低レベル)あ
るいはL(低レベル)からH(高レベル)に交互に遷移す
る。これにより、上記キャリイ端子Crryからは、H
(高レベル)とL(低レベル)の間を交互に遷移する信
号が得られる。そして、この信号が上述した音源として
利用されるようになつている。この音源は、アンプ26
7で増幅され、パチンコ遊技機本体300側の効果音発
生用のスピーカSPに与えられる。このとき、その音源
の音階は上記プリセット値によって決まる。また、プリ
セット値が小さいと、上述した遷移の周期が長くなっ
て、音程が低くなる。また、プリセット値が小さいと、
上述した遷移の周期が短くなって、音程が高くなる。
【0141】そして、そのプリセット値は、上記CPU
210(図10)によって任意に可変設定することがで
きる。これにより、制御装置200は、パチンコ遊技機
本体300にてファンファーレ音などの効果音を任意に
発生させることができる。なお、上記プリセッタブルカ
ウンタ257bはアップカウンタであってもよい。
【0142】次に、上述した制御装置200のソフトウ
ェア構成をその動作とともに説明する。
【0143】図15は上述した制御装置200(図1
0,図11)の処理フローチャートの全体を,図16は
その処理フローチャートの中の一部を拡大して示す。
【0144】先ず、次の表1は、制御装置200のCP
U210(図10)によってアクセスされるアドレス空
間部の割り当て内容をメモリマップによって示す。な
お、アドレスの番地表示はO〜Fの16進数で行なう。
【0145】次表1において、CPU210がアクセス
するアドレスの範囲は、そのCPU(Z80)210が
もつ64kバイトのアドレス空間(0000〜FFFF
番地)のうち0000〜4000番地の間である。
【0146】そのうち、0000〜07FF番地までの
2kバイトがROM領域に割り当てられている。また、
0800〜087F番地までの128バイトがRAM領
域に割り当てられいてる。そして、1000,180
0,2000,2800,3000,3800,400
0にそれぞれ1バイトずつI/O領域が割り当てられて
いる。この場合、各I/O領域の隙間は使用されていな
い。従って、CPU210が実質的にアクセスするアド
レス空間のサイズ(大さき)は約2kバイトしかない。
【0147】
【表1】
【0148】また、次の表2は、前記RAM230(図
10)の可変記憶内容をメモリマップによって示す。
【0149】
【表2】
【0150】次に、上述してきた制御装置200の動作
を図15および上記表1,2を参照しながら説明する。
【0151】図15において、制御装置200のCPU
210は、前述したリセットパルスφt(図10,図1
1,図12)によってハードウェア的に強制リセットさ
れる。このリセットによって、CPUは完全な初期状態
から起動させられる。リセットによる初期状態から起動
されたCPUは、先ずROM220からアクセスを開始
して、そこに格納されたプログラム命令を順次読み込ん
で実行する。これにより、図15に示す一連の処理が開
始されるようになる。
【0152】プログラム命令の実行が開始されると、最
初にスタックポインタの設定を行なう(R1)。続い
て、バックアップ領域(0838〜0843番地)の先
頭を示すスタートデータと、その後尾を示すエンドデー
タが設定されているか否かチェックする(R2−R3−
R14−R15)。
【0153】ここで、制御装置200がコールドスター
ト(電源投入による起動)された後の最初の動作では、
プログラムの初期設定が行なわれる(R17)。この初
期設定では、例えばI/O領域に記憶される出力データ
や計数データなどのすべての可変デ−タが初期化され
る。この後、上記スタートデータとエンドデータの設定
(書込)を行う(R11)。このスタートデータとエン
ドデータには、RAM230の記憶エラーなどを確実に
反映させられるような値、例えばA5(2進数では10
100101)などの値が使用される。さらに、初期化
されたデータをバックアップ領域に転写した後、ホール
ト命令を実行して処理の実行をCPU自ら停止させる
(R12−R13)。そして、次のリセットパルスφt
によるリセットを持つ。
【0154】以上のようにして制御装置200の動作状
態が初期化される。
【0155】この制御装置200の初期化が行われた
後、CPUは、リセットパルスφtが発せられるごと
に、主ルーチンR1〜R13を順次実行するようにな
る。この主ルーチンでは、図15に示すように、次のよ
うな処理が実行される。
【0156】R1:スタックポインタを設定する。
【0157】R2,R3:バックアップ領域のエンドデ
ータをチェックする。
【0158】R4:スタートスイッチSW1、ストップ
スイッチSW2、継続条件検出スイッチSW3、10カ
ウント検出器SW4の立ち上がりをそれぞれ検出する入
力処理を行なう。これは、前回の検出信号と今回の各状
態を参照することにより行なわれる。前回の検出信号の
状態はバッファ領域に記憶される。この記憶状態は常に
新しく更新されるようになっている。
【0159】R5:スタートスイッチSW1の作動回数
を記憶処理する。前述した可変表示装置4(図2〜図
7)は、スタートスイッチSW1の特定入賞球検出動作
によって起動される。この処理ルーチンでは、その起動
された可変表示装置4の可変表示動作が停止するまでの
間に入賞した球の数すなわちスタートスイッチSW1の
作動回数を記憶する。この作動回数の記憶があると、つ
まりその記憶値が1以上になっていると、可変表示装置
4は、その可変表示動作が一通り完了した後に再度起動
される。そして、可変表示装置4が再起動されると、こ
れに伴って上記記憶値が1ずつ減進(デクリメント)さ
れるようになっている。つまり、この処理ルーチンで
は、前記特定入賞口7,8(図2,図3)への入賞によ
り生じたゲーム開始の権利を保全する処理を行なう。
【0160】R6:10カウント検出器SW4の不正チ
ェック処理を行なう。10カウント検出器SW4の機能
が、その接続や配線が切断あるいは短絡などによって損
なわれているか否かを、その検出器SW4からの入力状
態に基づいて論理判断する。
【0161】R7:RAM領域に記憶されている各種タ
イマーのタイマー値を更新する。
【0162】R8:音階発生手段257の動作パラメー
タ(音階データ)を設定する。この処理ルーチンでは、
ファンファ−レなどの効果音を発生するための音階設定
データを出力する処理が行なわれる。
【0163】R9:各種表示手段および電磁ソレノイド
などの制御処理を行なう。この処理ルーチンでは、前述
した大当たり表示用照明手段27や継続条件成立表示部
29(図3,図8)の点滅制御、および前述した特別変
動入賞装置5における電磁ソレノイドSOL(図9)の
駆動制御が行なわれる。
【0164】R10:入賞に関する各種の判定および制
御の処理を行なう。ここでは、前記可変表示装置4の動
作制御、および「大当たり」や「中当たり」などの特定
態様の発生に関連する一連の処理が行われる。このルー
チンR10の詳細な内容は図16に示す。
【0165】R11:上述したバックアップ領域の先頭
と後尾を示すスタートデータとエンドデータの設定(書
込)処理を行なう。
【0166】R12:出力データなどの可変データをバ
ックアップ領域に転写する処理を行う。
【0167】上述した主ルーチンR1〜R12が一通り
実行されると、最後の処理ルーチンR13にて、ホ−ル
ト命令が実行される。これにより、その処理の続行を停
止する待機状態に自ら入る。
【0168】また、上述した主ルーチンR1〜R12の
実行に際して、なんらかの異常によって上記エンドデ−
タにエラーが生じると、そのエンドデータをチェックす
るルーチンR2−R3から上記スタートルーチンをチェ
ックするルーチンR14−R15への分岐が行われるよ
うになつている。そして、その分岐したルーチンR14
−R15にてスタートデータにもエラーが生じている
と、プログラムを初期設定するルーチンR17が再実行
されて、制御装置200の状態がコールドスタート直後
の状態に引き戻されるようになる。このようにして、異
常発生の際の制御装置200の制御状態を安全な方向へ
誘導するフェイルセーフが行われるようになつている。
他方、エラーがエンドデータだけに生じていて、スター
トデータには異常がなかった場合にはルーチンR16が
実行され、バックアップされていたデータがCPUの主
作業領域0800〜080Aに再転写されるようにな
る。これにより、エラーの程度が軽い場合には、制御の
途中状態を保存しつつ正常な動作への自動復帰を行わせ
ることができるようになっている。
【0169】図16は上記入賞処理ルーチンR10の詳
細なフローチャートを示す。 同図に示すように、この
入賞処理ルーチンR10はR101〜R122のサブル
ーチンからなり、特定の入賞に関連する処理すなわち前
記可変表示装置4の動作制御および前記特定態様の発生
に関連する一連の制御を番号1から番号8までの処理番
号によって実行するようになっている。つまり、上述し
たスタートスイッチSW1,ストップスイッチSW2,
継続条件検出スイッチSW3,10カウント検出器SW
4の各検出状態に基づいて処理番号を設定する。そし
て、その設定された処理番号に対応して用意されたサブ
ルーチンを選択的に実行することによって、前述したパ
チンコ遊技機における特定の入賞関連処理動作を行わせ
ることができるようになっている。
【0170】ここでは、その処理番号が、No.0から
No.8までのいずれかに設定されるようになってい
る。この場合、処理No.0では、N0.1〜No.8
の動作開始条件が成立するか否かのチェックだけが行わ
れ、特定の入賞に関連する処理は行われない。特定の入
賞に関連する処理はNo.1からNo.8までのいずれ
かの処理番号が設定された場合に行われる。No.1か
らNo.8までの各処理番号に対応して、次のサブルー
チンR111〜R118が用意されている。
【0171】すなわち、処理番号がNo.1に設定され
た場合にはルーチンR111が実行される。このルーチ
ンR111では、前記スタートスイッチSW1の検出に
基づいて前記可変表示装置4を起動させる処理が行われ
る。この処理の実行後は次の処理番号No.2が設定さ
れる。
【0172】処理番号がNo.2に設定された場合には
ルーチンR112が実行される。このルーチンR112
では、前記ストップスイッチSW2の検出に基づいて前
記可変表示装置4の動作を段階的に停止させる処理が行
われる。このとき、その表示動作の停止するまでの時間
の中にランダムに設定された時間を部分的に挿入する処
理が行われる。これにより、その動作停止後の表示内容
をランダム化するようにしている。この処理の実行後は
次の処理番号No.3が設定される。
【0173】処理番号がNo.3に設定された場合には
ルーチンR113が実行される。このルーチンR113
では、前記可変表示装置4の停止結果に基づいて特定態
様発生の有無を判定する処理が行われる。その判定は停
止した表示内容に基づいて行われる。「大当たり」の特
定態様が判定された場合には処理番号No.5が設定さ
れる。また、「中当たり」の特定態様が判定された場合
には、処理番号No.6が設定される。それ以外のハズ
レの場合には処理番号No.0が設定される。
【0174】処理番号がNo.4に設定された場合には
ルーチンR114が実行される。このルーチンR114
では、「大当たり」の特定態様が発生した場合の制御処
理、例えば前記特別変動入賞装置5を開駆動する制御を
行う。また、タイマー処理も併せて行われ、これにより
上記開駆動の時間が比較的長い所定時間(約30秒)以
内に制限される。さらに、関連する表示手段の点滅駆動
処理も行われる。このルーチンR114の実行後は、継
続の有無を判定するために、処理番号No.7が設定さ
れる。
【0175】処理番号がNo.5に設定された場合には
ルーチンR115が設定される。このルーチンR115
では、前記音階発生手段257の動作パラメータを設定
することにより、「大当たり」の特定態様発生に伴うフ
ァンファーレ音の発生処理を行う。このルーチンR11
5の実行後には処理番号No.4が設定される。
【0176】処理番号がNo.6に設定された場合には
ルーチンR116が実行される。このルーチンR116
では、「中当たり」の特定態様が発生した場合の制御処
理、例えば前記特別変動入賞装置5を開駆動する制御を
行う。また、タイマー処理も併せて行われ、これにより
上記開駆動の時間が比較的長い所定時間(約6秒)以内
に制限される。さらに、関連する表示手段の点滅駆動処
理も行われる。上記所定時間経過後に処理番号No.0
が設定される。
【0177】処理番号がNo.7に設定された場合には
ルーチンR117が実行される。このルーチンR117
では、前記継続条件検出スイッチSW3の検出に基づい
て前記特別変動入賞装置5の再駆動処理を行う。この処
理は「大当たり」の特定態様が発生したときに実行され
る。このルーチンR117の実行後には次の処理番号N
o.8が設定される。 処理番号がNo.8に設定され
た場合にはルーチンR118が実行される。このルーチ
ンR118では、「大当たり」あるいは「中当たり」の
状態が終了した後の処理を行う。「中当たり」の動作が
終了した場合には、1秒程度の遅延時間を置いて処理番
号をNo.0に設定する。また、「大当たり」の動作が
終了した場合には、3秒程度の遅延時間を置き、その間
に「大当たり」状態の継続条件の成立が確認されれば処
理番号をNo.4に設定する。その継続条件の成立がな
ければ処理番号No.0を設定する。
【0178】ここで、上述した一連の入賞関連処理は処
理番号No.1の設定によって開始されるようになって
いる。このNo.1の処理番号は、上記スタートスイッ
チSW1のオン(ON)への作動回数の記憶がある場合
に設定されるようになっている(ルーチンR109,R
120)。
【0179】以上のようにして、処理番号を更新しなが
ら、前記可変表示装置4の動作制御および特定態様の発
生に伴う入賞関係の処理が行われる。
【0180】図17は、上述した制御装置200におい
て構成される可変表示制御部分の構成を示す。同図に示
す制御部分は、前述した可変表示装置の可変表示動作お
よびその起動と停止の動作を制御する部分である。この
制御部分には、上述したマイクロ・コンピュータによっ
てソフトウェア的に構成される。
【0181】図17に示す制御部分は、先ず、前記可変
表示装置4の表示内容を更新する表示データ更新手段0
2を有する。この表示データ更新手段02には、特定値
を12msごとに繰り返し加算する特定値加算手段01
が設けられている。そして、この加算手段01から12
msごとに順次得られる一定桁数(下位3桁)の加算結
果によって、上記可変表示装置4の各LED A,B,
Cのそれぞれの表示内容を12msごとに決定するよう
にしている。つまり、上記可変表示装置4の表示内容を
12msごとに更新するとともに、その更新データは上
記加算手段01から与えられるようにしている。さら
に、実施例では、上記特定加算手段01は、素数から選
ばれた固有値を繰り返し加算するように構成されてい
る。さらに、具体的には、3桁の素数である137を繰
り返し加算するように構成されている。この3桁の素数
137を上記加算手段01によって繰り返し加算すると
ともに、下位3桁の数値だけを有効数値として取り出す
と、次のような数値が12msごとに順次得られる。
【0182】先ず、137という特定値を繰り返し加算
し、各加算回ごとの加算結果をその発生順にならべる
と、137,274,411,548,685,82
2,959,1026,1233,‥‥,13700,
‥‥,27400,‥‥,137000,13713
7,137274,‥‥といったような飛び飛びの値を
とる数値列が得られる。
【0183】ここで、その数値列を編成する各数値の下
位3桁だけを取り出すと、137,274,411,5
48,685,822,959,026,233,‥
‥,700,‥‥,400,‥‥,000,137,2
74,‥‥といったように、3つの数字の組合せからな
る数字列をあたかもランダムに並べたかのごとく見える
とともに、同じ組合せの数字列が周期に現れる数値列が
得られる。上記特定値に137以外の別の値を採れば、
上記とは別の数値列が得られる。
【0184】さらに、上記特定値に例えば137という
3桁の素数を使用すると、同じ組合せの数字列は丁度1
000に1回の割合で得られる。例えば、137の数値
に着目すると、この数値「137」は丁度1000に1
回ずつ現れる。他の数値に着目した場合も同様である。
その1000回の間に、同じ数値は一度だけしか現れな
い、つまり、999回続けて異なる数字の組合せが順次
得られる。
【0185】従って、上述のように、特定値を繰り返し
加算する特定値加算手段01を設け、この加算手段01
から順次得られる一定数(下位3桁)の加算結果によっ
て上記可変表示装置4のそれぞれの表示内容を決定する
ように構成することにより、上記可変表示装置4の表示
内容をあたかもランダムに更新することができるととも
に、例えば、「大当たり」などの特定態様が生じる特定
の数字の組合せを一定の間隔ごとに平均して出すことが
できるようになる。
【0186】これにより、比較的簡単かつ簡潔な構成で
もって、上記可変表示装置4の表示更新動作におけるラ
ンダム性を確保しつつ、比較的短い有限の遊技期間内に
おいて前述した特定態様が実際に現れる確率を平均化さ
せることができ、これにより遊技客へのサービスの公平
化をはかることができるようになる。また、上記特定値
を選ぶことなどにより、その特定態様が現れる確率を所
定の範囲に設定することも可能になる。
【0187】例えば、上述した1000種類の数字の組
合せのうち、仮に「111」,「333」,「55
5」,「777」,「999」の特定数字列を「大当た
り」と称する特定態様に定めたとする。すると、これら
の特定数字列は、次のように、上記数値列内にほぼ均等
に分散される。
【0188】すなわち、上述した数値列においては、
「111」と「333」の間、「333」と「555」
の間、「555」と「777」の間、および「777」
と「999」の間には、それぞれ206個の非特定数字
列が介在する。また、「999」と「111」の間には
176個の非特定数字列が介在する。このように、特定
数字列同士が互いに隣り合ったり、あるいは近接したり
することはない、また、極端に離れることもない。どの
特定数字列もほぼ均一な間隔をおいて配置されている。
【0189】これにより、上記加算手段01による加算
操作を1000回あるいはその整数倍を若干越えて行う
ようにすると、その1000を若干越えた回数の加算が
終了するごとに、毎回異なる数字列が現れるとともに、
ほぼ一定の割合で上記特定数字列が現れるようになる。
これにより、上記「大当たり」の特定態様が発生する頻
度をさらに均一させることができるようになる。
【0190】なお、上記特定値は必ずしも「137」に
する必要はなく、必要に応じて他の素数あるいは素数以
外の数値(例えば乱数発生回路で発生された乱数)であ
ってもよい。また、ここで言う加算手段01とは、減算
を行うものも含む。加算の代わりに減算を行っても、上
述した効果は同様に得られる。
【0191】ここで、実施例では、図17に示すよう
に、上記構成に加えて、上記表示データ更新手段02の
更新動作が開始されてから停止されるまでの間に、12
msから120msまでの間の不特定の時間を挿入する
不特定タイマーTM2が設けられている。
【0192】また、上記表示データ更新手段02の更新
動作が開始されてから停止されるまでの間に、上記特定
加算手段01の加算結果が一巡する時間(12000m
s)、すなわち上述した数値列の1周期に相当する時間
(1000×12ms=12000ms)よりも少しだ
け長い時間を挿入するために、上記不特定タイマーTM
2とともに、12000msすなわち12秒の計時時間
を有する特定時間タイマーTM1が設けられている。
【0193】これにより、上記可変表示装置4は、その
更新動作が停止するごとに、前回の停止位置を若干越え
たところに停止して、この停止したところに位置する数
字の組合せを表示するようになる。この場合、その前回
の停止位置を若干越える分だけが、上記不特定タイマー
TM2によってランダムに決定される。これによって、
上述したように、上記数値列内の各数字の組合せは、部
分的に偏ることなく、ほぼ万偏なく現れて停止表示され
るようになる。
【0194】さらに、上記不特定タイマーTM2に関し
て、不特定時間データ記憶領域08と、不特定データ発
生手段06、および不特定時間データ選択手段07が設
けられている。
【0195】不特定時間データ記憶領域08は、複数種
類の時間データ(1×12ms〜10×12ms)を、
0から9までの1桁の整数値の形で、ランダムに分散し
て格納している。この記憶領域08はROM220内に
割り当てられる。不特定データ発生手段06は、ランダ
ムな値をもつ不特定データを生成する。不特定時間デー
タ選択手段07は、上記不特定データ発生手段06から
与えられる不特定データによって上記記憶領域08内の
時間データを選択し、この選択された時間データを上記
不特定時間タイマーTM2にタイマー値として設定す
る。これにより、上記加算手段01の加算回数を高度に
ランダム化して、可変表示装置4の表示内容にさらに良
好なランダム性をもたせることができるようになる。
【0196】他方、表示データ更新手段02には、上記
特定値加算手段01とともに、複数のデータ保持手段0
2A,02B,02C,が設けられている。この複数の
データ保持手段02A,02B,02C,は、可変表示
装置4の複数のセグメント型表示器LEDA〜LEDC
に対応して設けられている。1番目のデータ保持手段0
2Aは、これに対応する1番目の表示器LEDAが表示
する下位3桁目の数値データを保持する。2番目のデー
タ保持手段02Bは、これに対応する2番目の表示器L
EDBが表示する下位2桁目の数値データを保持する。
【0197】同様に、3番目のデータ保持手段02C
は、これに対応する3番目の表示器LEDCが表示する
下位1桁目の数値データを保持する。これとともに、1
番目の保持手段02Aには、上記加算手段01の3桁の
有効加算出力データ(D0,D1D2)のうち、第3桁
目の数値データD2が、2番目の保持手段02Bには第
2桁目の数値データD1が、3番目の保持手段02Cに
は第1桁目の数値データD0が、それぞれに入力される
ようになっている。これにより、可変表示器LEDA〜
LEDCの各表示内容が、上記加算手段01の加算結果
によって与えられるとともに、その加算周期に同期して
一定時間(12ms)ごとに更新されるようになってい
る。
【0198】さらに、上記表示更新手段02には、タイ
マーTM3,TM4が設けられている。このタイマーT
M3,TM4は、各データ保持手段02A,02B,0
2Cの更新動作の停止タイミングを一定時間(120m
s)ずつ順次遅延させる。これにより、各表示器LED
A〜LEDCの表示更新動作は、あたかも回転が停止す
るかのごとく、端から順に停止する。
【0199】図18は、上記可変表示装置4の表示更新
動作が起動されてから停止されるまでの各部における動
作を互いに時間対応させて示す。
【0200】図17および図18において、特定時間タ
イマーTM1は、特定入賞球によるスタートスイッチS
W1のオン(ON)設定あるいはそのオン(ON)設定
回数の記憶に基づいて起動し、予め定められた特定時間
(12000ms=12秒)を計時する。この特定時間
タイマーTM1が特定時間(12000ms)を計時し
終わるか、あるいはストップスイッチSW2が手動操作
によりオン(ON)設定されると、不特定時間タイマー
TM2が起動される。
【0201】不特定時間タイマーTM2は、不特定時間
データ選択手段07によって選択された不特定な時間
(12ms〜120ms)を計時する。その計時が終了
すると、つまりそのタイマーTM2に設定された不特定
時間が経過すると、上記セグメント型表示器LEDA〜
LEDCの各表示内容の更新を順次停止させる動作が開
始される。
【0202】上記セグメント型表示器LEDA〜LED
Dにおける各表示内容の更新停止の動作は、次の順序で
行われる。先ず、不特定時間タイマーTM2の計時が終
了した時点で、最初の表示器LEDAの表示内容更新が
停止される。これとともに、第1番目の停止間隔設定タ
イマーTM3が起動される。このタイマーTM3は一定
時間(120ms)を計時する。この一定時間(120
ms)は、上記加算手段01の加算周期(120ms)
の丁度10倍に相当する。その計時が終了すると、つま
り表示器LEDAの表示内容更新が停止されてから一定
時間(120ms)が経過すると、2番目の表示器LE
DBの表示内容更新が停止される。これとともに、第2
番目の停止間隔設定タイマーTM4が起動される。この
タイマーTM4も一定時間(120ms)を計時する。
この一定時間(120ms)も、上記加算手段01の加
算周期(120)の丁度10倍に相当する。そして、第
1番目の表示器LEDAの更新動作が停止されてから2
0回目の加算周期(12ms×20回=240ms)を
経たところで、3番目のLEDCの表示内容更新が停止
される。
【0203】以上のようにして、可変表示装置4の各セ
グメント型表示器LEDA〜LEDDにおけるそれぞれ
の表示内容の更新が、一定時間(120ms)ごとに順
次停止されるようになっている。このとき、その停止の
動作が行われる前に、上記不特定時間タイマーTM2に
よる不特定時間(12ms〜120ms)の挿入が行わ
れる。これにより、スタートスイッチSW1によって起
動された可変表示装置4の可変表示動作が停止するタイ
ミングが、例えばストップスイッチSW2の動作タイミ
ングなどに係わりなく、ランダムに変化させられるよう
になる。これにともなって、その可変表示装置4の各セ
グメント型表示器LEDA〜LEDDにおけるそれぞれ
の停止表示内容がランダム化される。このランダム化状
態は、可変表示装置4の表示更新周期やその更新停止間
隔などを一定にした場合にも、あるいは他の動作をすべ
て規則化した場合にも、確実に現れる。このようにし
て、不特定な構成要素をわずか1箇所に設けるだけの簡
単かつ簡潔な構成でもって、可変表示装置4の動作に確
実にランダム性をもたせることができる。
【0204】次の表3は、上記不特定時間データ記憶領
域08の構成例を示す。表3に示すように、上記不特定
時間データ記憶領域08には、0から9までの整数で表
される10種類の時間データが格納されている。この1
0種類の時間データは、その時間の種類よりも大幅に多
くの数(128個)がランダムに分散されて格納されて
いる。
【0205】
【表3】
【0206】表3において、各時間データの構成比率す
なわち不特定時間の発生頻度は次の表4のようになって
いる。さらに、0から9までの各不特定時間デ−タと実
時間との対応関係を、表5に示す。
【0207】
【表4】
【0208】
【表5】
【0209】図19は上記不特定データ発生手段06の
構成例を示す。
【0210】同図に示すように、上記不特定データ発生
手段06は、リセット回数計数手段061と、前記マイ
クロ・コンピュータ(Z80)内のリフレッシュカウンタ
062と、論理演算手段063とによって構成される。
リセット回数計数手段061は、上記CPUのリセット
回数を計数する。その計数値、特にその下位桁(10進
数の下1桁の数字0から9に相当)だけを抽出して得ら
れる内容C61は、マイクロ・コンピュータが電源投入
によって最初に起動された時期およびクロックパルスの
極めてわずかな周波数バラツキの累積などによって、不
特定の数値をとる。つまり、ランダム化されている。
【0211】また、リフレッシュカウンタ062は、ダ
イナミックRAMをリフレッシュするためのものであっ
て、マイクロ・コンピュータ内にて勝手に動作し、外部
からの操作はできない。従って、その内容C62も、上
記リセット回数計数手段061と同様に、ランダム化さ
れている。さらに、論理演算手段063は、上記2種類
の内容C61とC62を互いに論理演算処理する。この
場合の論理演算は排他的論理和が行われるようになって
いる。そして、この論理演算手段063の演算結果が、
上記不特定データとして利用されるようになっている。
【0212】この場合、上記演算結果は、その下位桁の
数値(10進数に換算して0から9までの数値)だけが
抽出されて上記不特定データとして利用される。また、
上記2種類の内容C61とC62はそれぞれ、単独でも
十分なランダム性を備えている。従って、その内容C6
1あるいはC62をそのまま上記不特定データとして用
いるようにしてもよい。しかし、上記論理演算手段06
3によって、その2種類の内容C61とC62を互いに
論理演算処理することにより、さらにランダム性の高い
不特定時間データが得られるようになる。
【0213】なお、上記実施例では、特定値を繰り返し
加算する加算手段から順次得られる一定桁数の加算結果
によって上記可変表示装置のすべての表示内容を決定し
ているが、可変表示動作中の表示内容は加算手段とは別
個に設けられたカウンタ等から与え、停止時の表示内容
は加算手段から与えるようにしてもよい。また、本実施
例においては、遊技機の例としてパチンコ遊技機に適用
したものについて説明したが、可変表示装置を用いたも
のであれば、パチンコ遊技機に限定されるものでなく、
スロットゲーム機やアレンジボール機等の可変表示装置
を有する遊技機であってもよい。
【0214】
【発明の効果】以上、実施例の説明の中で明らかにした
ように、この発明による遊技機は、複数の表示部を有し
ゲーム状態を形成する可変表示装置と、この可変表示装
置の表示内容を更新する表示データ更新手段とを備え、
上記可変表示装置の表示内容が特定の態様で停止したと
きに遊技客に特別の利益を与えるようにした遊技機にお
いて、上記表示データ更新手段に、上記可変表示装置の
複数の表示部のそれぞれに対応して与えられた値を加算
もしくは減算する演算手段と上記可変表示装置の停止時
の表示内容を保持する表示データ保持手段とを設け、上
記演算手段から順次得られる演算結果に基づいて上記可
変表示装置の少なくとも停止時の表示内容を一義的に決
定し上記表示データ保持手段に保持させるようにしたの
で、比較的簡単かつ簡潔な構成でもって、上記可変表示
装置の表示更新動作における周期性を排除させランダム
性を確保しつつ、比較的短い有限の遊技期間内において
例えば「大当たり」などの特定態様が実際に現れる確率
を平均化させることができ、これにより遊技客へのサ−
ビスの公平化をはかることができる、という効果が得ら
れる。
【0215】しかも、加算もしくは減算される値を適宜
に選ぶことにより、特定態様が現れる確率を所定の範囲
に設定することも可能になる。
【0216】また、可変表示装置の停止時の表示内容を
保持する表示データ保持手段を設けたことにより、決定
された停止時の表示内容に向けて可変表示装置の表示内
容を時間差をおいて順次停止させて行くようなことがで
き、これによって遊技客に対して特定態様が発生するの
ではないかという期待感を高めることができる。
【0217】さらに、上記可変表示装置の複数の表示部
のそれぞれに対応して与えられた値を加算もしくは減算
する演算手段を設けることにより、2進数同士の加算も
しくは減算を行なう演算器で10進数の表示を行なう複
数のLEDに表示すべき複数の数字を決定する回路を一
つの演算器を用いて構成する場合に比べてより簡単に構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の主要な構成を特許請求の範囲
の記載に対応させて示すブロック図、
【図2】図2はこの発明の一実施例によるパチンコ遊技
機本体の全体を前面から見た状態を示す図、
【図3】図3はその遊技盤の部分を取り出して示す図、
【図4】図4は上記遊技盤に配設される可変表示装置の
前面を示す図、
【図5】図5は図4の可変表示装置の側断面状態を示す
図、
【図6】図6は上記遊技盤に配設される特別変動入賞装
置の閉状態を前面から見た状態を示す斜視図、
【図7】図7は上記特別変動入賞装置の開状態を前面か
ら見た状態を示す斜視図、
【図8】図8は上記特別変動入賞装置の裏側の状態を示
す分解斜視図、
【図9】図9は上記特別変動入賞装置の側断面状態を示
す図、
【図10】図10は図2〜図9に示したパチンコ遊技機
の制御装置部分の一実施例を示すブロック図、
【図11】図11は上記制御装置の動作状態を示すタイ
ミングチャート、
【図12】図12は上記制御装置内に設けられるリセッ
トパルス発生手段の構成例を示すブロック図、
【図13】図13は上記制御装置のI/Oユニット付近
の詳細を示す回路図、
【図14】図14は上記I/Oユニット内に設けられる
音階発生手段の構成例を示す回路図、
【図15】図15は上記制御装置の構成を説明するため
の処理フローチャート、
【図16】図16は図15のフローチャート内の一部を
詳細に示すフローチャート、
【図17】図17は上記制御装置において構成される可
変表示制御部分の構成を示すブロック図、
【図18】図18は上記可変表示装置における一連の停
止動作を互いに時間対応させて示すタイミングチャー
ト、
【図19】図19は不特定時間データ発生手段の構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技盤、 4 可変表示装置、 5 特別変動入賞装置、 200 制御装置、 300 パチンコ遊技機本体、 210 マイクロ・コンピュータ、 220 ROM、 230 RAM、 240 アドレスデコーダ、 250 I/Oユニット、 257 音階発生手段、 290 リセット信号発生手段、 φk 基本クロックパルス、 φt リセットパルス、 TM1 特定時間タイマー、 TM2 不特定時間タイマー、 TM3,TM4 停止タイミング遅延用のタイマー、 TMA〜TMD 表示内容更新周期設定タイマー、 01 演算手段、 02 表示データ更新手段、 06 不特定データ発生手段、 07 不特定時間データ選択手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表示部を有しゲーム状態を形成す
    る可変表示装置と、この可変表示装置の表示内容を更新
    する表示データ更新手段とを備え、上記可変表示装置の
    表示内容が特定の態様で停止したときに遊技客に特別の
    利益を与えるようにした遊技機において、上記表示デー
    タ更新手段に、上記可変表示装置の複数の表示部のそれ
    ぞれに対応して与えられた値を加算もしくは減算する演
    算手段と上記可変表示装置の停止時の表示内容を保持す
    る表示データ保持手段とを設け、上記演算手段から得ら
    れる演算結果に基づいて上記可変表示装置の少なくとも
    停止時の表示内容を一義的に決定し上記表示データ保持
    手段にそれぞれ保持させるようにしたことを特徴とする
    遊技機。
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