JPS61268277A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPS61268277A
JPS61268277A JP60109799A JP10979985A JPS61268277A JP S61268277 A JPS61268277 A JP S61268277A JP 60109799 A JP60109799 A JP 60109799A JP 10979985 A JP10979985 A JP 10979985A JP S61268277 A JPS61268277 A JP S61268277A
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新山 吉平
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明はパチンコ遊技機、特に役物と呼ばれる電動式
の入賞装置を備えたものに関する。
[従来の技術] パチンコ遊技機の分野においては、遊技客へのサービス
向上や遊技を楽しめる客層の拡張などのために、いわゆ
る役物(やくもの)と呼ばれる電動式の入賞装置を備え
たものが開発されている。
この役物が付くことにより遊技の内容が多様になり、こ
れにより遊技客の健全な楽しみを増加させることができ
るようになる。
この種の役物付きのパチンコ遊技機には、可変表示装置
と、この可変表示装置の表示内容が特定の態様で停止す
ることを条件にして動作する入賞装置とが設けられる。
上記可変表示装置は、パチンコ遊技機の遊技領域内にて
一種のゲーム装置を形成する。この可変表示装置は、例
えば遊技領域内に配設された特定入賞領域に打球が入賞
することにより起動されて、その表示内容を絶えず変化
させるように動作する。
この表示を変化させる可変表示動作は、手動による停止
操作あるいはタイマーによる特定時間の経過によって停
止させられる。可変表示動作が停止させ、られると、そ
れ以降の表示内容は、次の起動まで停止している。ここ
で、その表示内容が予め約定された特定の態様で停止す
ると、すなわち特定態様が発生すると、上記入賞装置が
動作して。
遊技客になんらかの特別な利益を一時的に与える。
これにより、誰にでも多大な入賞利益を得る機会が平等
に与えられるようになって、遊技客へのサービスが公正
かつ公平になる。これとともに、遊技の内容が多様にな
って、遊技客の健全な楽しみを増加させることができる
ようになる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前述したごとき役物付きのパチンコ遊技
機の利点が十分に活かされるためには、上記可変表示装
置の停止表示内容が確実にランダム化されていなければ
ならない。例えば、手動による停止操作のタイミングな
どによって、その停止表示内容を意図的にコントロール
することができるようになってしまうと、公正かつ公平
なサービスができなくなるとともに、パチンコ遊技機と
しての健全な娯楽性が損なわれてしまうようになる。
そこで、上記可変表示装置には、その停止表示内容をラ
ンダム化する不特定な構成要素を導入することが必要と
なる。ところが、そのランダムな不特定な構成要素を導
入すると、上述した特定態様の発生確率は、非常に長い
ほとんど無限のサンプル期間を通じてのマクロ的な統計
によれば、確かに一定の率に揃うようになるかも知ない
。しかし、遊技客が遊技を行っている比較的短い有限の
サンプル期間内において上記特定態様が実際に発生する
確率は、実際には必ずしも理論通りにはならず、むしろ
非常にバラツキが多く、例えば上記特定態様が連続的に
発生したり、あるいは特定態様が全く発生しないといっ
た状態が生じることが判明した。そして、このことが、
上述した公正かつ公平なサービスの実現を困難にする一
因となっていた。
[発明の目的] この発明は、以上のような問題点を解決するものであっ
て、その目的とするところは、非常に簡単か、つ簡潔な
構成でもって、上記可変表示装置に十分なランダム性を
付与させることができるとともに、比較的短い有限の遊
技期間内において前述した特定態様が実際に現れる確率
を平均化させることができるようにし、これにより公正
かつ公平なサービスを実現させることができるようにし
たパチンコ遊技機を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴に
ついては、本明細書の記述および添附図面から明かにな
るであろう。
[問題点を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、この発明では上記目的を達成する手段として
、第1図にその主要な構成を対応させて示すように、パ
チンコ遊技機の遊技領域内に設けられる可変表示装置0
1の表示内容を周期的に更新する表示データ更新手段0
2と、上記可変表示装置における表示更新動作の停止時
期をランダムに制御する不特定時間タイマーTM2と、
複数種類の時間データが格納された不特定時間データ記
憶領域08と、ランダムな値をもつ不特定データを生成
する不特定データ発生手段06と、この不特定データ発
生手段06から与えられる不特定データによって上記記
憶領域08内の時間データを選択し、この選択された時
間データを上記不特定時間タイマーTM2に設定する不
特定時間データ選択手段07とが設けられている。
[作用] 上記選択手段07によってランダムに選択さ九る不特定
時間データの種類およびその選択頻度が、上記記憶領域
08内に格納されるデータの内容に大きく依存するよう
になる。これにより、比較的短いサンプル期間において
も、前述した特定態様の発生確率を理論的に予想される
所定値に近づけることができるようになる。これにより
、ランダム性を保ちつつ、前述した特定態様が実際に現
れる確率を平均化させて、遊技客へのサービスの公・正
と公平をはかることができる。
[実施例コ 以下、この発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
なお、図において同一符号は同一あるいは相当部分を示
す。
第2図〜第9図は、この発明が適用されているパチンコ
遊技機の本体側部分を示す。
先ず、この発明に係るパチンコ遊技機の概要および動作
を第2図および第3図を参照しながら−通り説明する。
第2図は、本発明に係るパチンコ遊技機全体の構成例を
、また、第3図はその遊技盤1に形成される遊技領域1
aの構成例を示す。
第2図および第3図において、遊技盤1の前面には打球
案内レール3が配設されている。この打球宴内レール3
は、打球発射装置2によって発射された遊技球すなわち
打球を遊技領域1aの上部へ案内する。打球発射装置2
は下部の操作ダイヤルノブ2aによって操作・駆動され
る。
遊技領域1aは、上記打球案内レール3と開閉パネル1
01のガラス板とによって囲まれた空間に形成されてい
る。この遊技領域1aには入賞領域を形成する種々の入
賞口6.a、6b、6c、7゜8.53aおよび入賞装
置5,9などが配設されている。これとともに、多数本
の障害釘11と各種の誘導部材1.2a、12b、12
c、および方向設定部材13a、13bなどが配設され
ていて、これらによって遊技領域la内に打ち込まれた
打球がその方向を種々に変えながら落下するようになっ
ている。そして、遊技領域1aの最下部には、いずれの
入賞領域にも入賞できなかった打球を遊技盤の背後へ回
収するアウト口10が設けられている。
また、その遊技領域1aの中央には、一種のゲーム装置
をなす可変表示装置4が装備されている。
この可変表示装置4では、発光ダイオードによるセグメ
ント型表示器LEDA、LEDB、LEDC,LEDD
によってOから9までのアラビア数字が表示されるよう
になっている。可変表示装置4が動作すると、各表示器
LEDA−LEDDにおける表示数字がそれぞれに変化
する。この変化は、道技客がストップスイッチSW2を
操作するかあるいはある程度の時間を経過することによ
って停止される。この時、この停止後の表示数字の組合
せが予め約定した出目になると、これによって後述する
特定態様が発生されるようになっている。
上記入賞口6at 6b+ 6c、 718153aは
、入賞領域を常時開設している固定入賞口である。これ
らの入賞口6a、6bt 6c、7t 8t53aは、
その機能によって、一般入賞口6a。
6b、6c、53aと、特定入賞ロア、8とに分類され
る。打球が一般入賞ロ6a、6b、6c。
53aに入賞した場合には、これによって所定数(通常
は10ないし15個)の賞品球が払出されるようになる
。打球が特定入賞ロア、8に入賞した場合には、一般入
賞口への入賞の場合と同様に所定数の賞品球が払出され
る他に後述するように、可変表示装置4が起動させられ
て特別の利益を得るための機会が与えられるようになる
上記入賞装置5,9としては、チューリップ式の入賞装
置9と特別変動入賞装置5が設けられている。
そのうち、特別変動入賞装置5は、通常は入賞領域を開
設していないが、可変表示装置4における可変表示動作
の停止結果によって特定の態様が生じることにより、入
賞確率の非常に高い広幅の特別変動入賞口80を一時的
に開設する。さらに、その特別変動入賞口80内は、所
定数の賞品球をもたらすだけの普通入賞口82と、賞品
球の他に特別変動入賞口80が再度開設される権利も与
える継続入賞口81とに分かれている。
他方、遊技盤1の上部には照光式の集中表示部材20が
配設されている。この照光式の集中表示部材20には、
打球がいずれかの入賞領域に入賞したときに一時的に点
灯される賞品ランプ21、可変表示装置4の可変表示動
作停止による特定態様が発生したときなどに点灯あるい
は点滅されるターボランプ22、後述する「大当たり」
の特定態様が発生した場合における特別変動入賞装置5
の開状態の継続回数を数値表示するセグメント型表示、
器LEDE、およびその継続回数が所定の制限回数(1
0回)に達した時の特別変動入賞装置5によるゲームの
完了を報知する完了ランプ24が配設されている。
また、上記可変表示装置4には大当たり表示用照明手段
27が設けられている。この照明手段27は、上記セグ
メント型表示器LEDA、LEDB、LEDC,LED
Dによる表示が変化している間、点滅点灯される。さら
に、「大当たり」の特定態様が生じると、その点滅速度
が速くなるように制御されるようになっている。これに
より。
可変表示装置4の動作および「大めたり」の発生が効果
的に演出・表示されるようになっている。
さらに、上記特別変動入賞装置5内には継続条件成立表
示部29が設けられている。この継続条件成立表示部2
9は、「大当たり」の特定態様が発生しているときに、
上記継続入賞口81に打球が入賞することにより点灯駆
動されるようになっている。これにより、特別変動入賞
口80が再度開設される特別の継続権利が付与されたこ
とが表示されるようになっている。
上記構成の遊技盤1を保持するパチンコ遊技機の保持枠
100の上部には、発射装置駆動ランプ26が設けられ
ている。この発射装置駆動ランプ26は、打球発射装置
の操作ダイヤルノブ2aを操作したときに点灯される。
また、保持枠100に取り付けられた開閉パネル101
には、打球発射装置に供給される打球を保留する供給皿
102が取り付けられている。さらに、その下方には、
供給皿102から溢れた賞品球を貯留するための受皿1
03が設けられている。
上記保持枠100の側部(図では左側)には、抑圧操作
式のストップスイッチSW2が設けられている。このス
トップスイッチSW2は、特定入賞ロアまたは8への入
賞口によって起動された可変表示装置4の可変表示動作
を手動で停止させたいときに使用される。
さて、上述ごとく構成されたパチンコ遊技機では、打球
発射装置2によって遊技領域1a内に打ち込まれた打球
が何れかの入賞領域に入賞すると、これ4によって所定
数(通常は10ないし15個)の賞品球が払出される。
さらに、その入賞球が特定入賞ロアまたは8に入賞した
場合には、可変表示装置4が起動される。そして、その
可変表示装置4のセグメント型表示器LEDA−LED
Dによって表示されている4つの数字がそれぞれに変化
させられるようになる。ここで、遊技客がストップスイ
ッチSW2を押すか、あるいはある程度の時間が経過す
ると、これによってその可変表示の動作が停止される。
このとき、その停止後の表示数字の組合せが予め約定し
た出目になると、これによって特定態様が発生される。
特定態様が発生すると、特別変動入賞装置5が閉状態か
ら開状態に変換されて、上述した特別変動入賞口80に
よる入賞領域が遊技領域la内に臨時的に開設・提供さ
れるようになる。これにより、そこへの入賞確率がゼロ
から非常に高い状態に移行される。この結果、遊技客に
は、比較的短時間内に多数の入賞球を発生させて多くの
賞品球を獲得できる特別の機会が与えられるようになる
この場合、上記特定態様によって生じる状態には、上記
表示数字の組合せによって、「大当たり」と「中当たり
」の2種類がある。
「大当たり」の状態は、4つの表示数字のすべてが予め
約定した特定数字の一つに揃う特定態様が発生したとき
に生じる。r中当たり」の状態は。
3つの表示数字うちの任意の3つが予め約定した特定数
字の一〇に揃う特定態様が発生したときに生じる。つま
り、揃う目が4つの場合はf大当たり」が、揃目が3つ
の場合は「中当たり」がそれぞれ出るようになっている
「大当たり」の特定態様が発生した場合には、特別変動
入賞装置5が比較的長い所定時間(約30秒)の間、開
状態に設定される。これにより。
入賞の確率が飛躍的に高くなる。さらに、特別変動入賞
装置5の開状態が持続している間に、その特別変動入賞
口80内に設定された継続入賞口81に打球が入賞する
と、特別変動入賞装置5が一旦閉状態に戻ったあとに再
び開状態に設定されるようになる。つまり、特別変動入
賞装置5の開状態が継続される時間が実質的に延長され
るようになる。これにより、非常に多くの入賞機会が遊
技客に与えられるようになっている。
また、「中当たり」の特定態様が発生した場合には、特
別変動入賞装置5が比較的短い所定時間(約6秒)の間
だけ、開状態に設定される。これにより、「大当たり」
に及ばないが、通常の場合よりもかなり多くの賞品球を
得る機会が遊技客に与えられるようになっている。
ここで、上記可変表示装置4に表示される数字の組合せ
は、ランダム的に変化させられるようになっている。従
って、上記特定態様による特別の機会は、遊技の習熟度
などの個人差などによることなく、はぼ平等に与えられ
るようになる。これにより、初心者でも上記特定態様に
よる偶然の機会を楽しむことができるようになっている
ただし、上述した特別の機会によって遊技客に与えられ
る利益が大きすぎると、今度は無用な射幸心が煽る恐れ
が生じる。そこで、その射幸心を煽らないようにするた
めに上述した特定態様の発生に関連する制御動作におい
て1次のような制御動作を併せて行なわれるようになっ
ている。
すなわち、上記「大当たり」の状態が発生した場合には
、特別変動入賞装置5への入賞球の数が一定の制限数(
10個)に達すると、その特別変動入賞装置5は所定時
間(約30秒)の経過を待つことなく直ちに閉状態に強
制復帰させられるようになっている。さらに、上記継続
入賞口81への入賞による開状態の継続設定回数も、一
定回数(10回)以下に制限されるようになっている。
これにより、遊技客の健全な興味を損なうことなく、無
用な射幸心を煽らないようにしている。
他方、図示は省略するが、「大当たり」およびr4当た
り」の特定態様が発生したときには、上述した制御動作
とともに、その特定態様の種類に応じて、例えばファン
ファーレのごとき効果音などのように、音響による演出
表示の制御も併せて行なわれるようになっている。なお
、ファンファーレのごとき効果音は、詳細は後述するが
、電子的に発生されて、遊技機内に組み込まれたスピー
カ(珂示省略)から発せられるようになっている。
このような演出表示によって、遊技客は賞品球の獲得以
外の面白さも体験できるようになっている。
次に、上述したパチンコ遊技機の構成を第2図から第9
図までを参照しながらさらに詳細に説明する。
第2図はこの発明が適用されているパチンコ遊技機の前
面を示す。
同図にその概要を示すパチンコ遊技機は、前述したよう
に、遊技盤1.打球発射装置2.打球操作用ダイアルノ
ブ2a、打球案内レール3.保持枠100.開閉パネル
101.供給皿102.溢れ球受皿103などを有する
遊技盤1は保持枠100の内側に保持され、その重置側
は開閉パネル101によって覆われるようになっている
。開閉パネル101は透明ガラス板を用いて構成されて
いる。この遊技盤1の中央部は打球案内レール3によっ
て大きく取り囲まれている。そして、この取り囲まれた
中に遊技領域1aが形成されている。
また、その遊技盤1の上部には照光式の集中表示部材2
0が配設されている。この集中表示部材20には、賞球
ランプ21.特定態様発生表示ランプ22.および完了
ランプ24が一体的に組込まれている。また、その集中
表示部材20には発光ダイオードによるセグメント型表
示器LEDEが取り付けられている。これらのランプお
よび表示器の機能については前述したとおりである。
すなわち、賞球ランプ21は、入賞領域に打球が入賞し
たときに一時的に点灯される。入賞領域は例えばチュー
リップ式入賞装置9などによって提供される。特定態様
発生表示ランプ22は「4当たり」あるいは「大当たり
」の特定態様が発生したときなどに点灯あるいは点滅さ
れる。セグメント型表示器LEDEは、「大当たり」の
所定態様が発生した場合において、継続入賞口81に打
球が入賞することによって特別変動入賞装置5の開状態
が継続・延長させられた回数を数値表示する。完了ラン
プ24は、その継続・延長回数が所定の、制限回数(1
0回)に達したときの特別変動入賞装置5によるゲーム
の完了を報知する。
打球発射装置2は電動駆動式であって、供給皿102内
の遊技球を一個ずつ発射する。その操作はダイアルノブ
2aの回動操作によって行なわれる。このダイアルノブ
2aは手動によって回動操作され、遊技客が手を放すと
自動的に非操作位置にバネ復帰するように構成されてい
る。
打球案内レール3は、発射装置2によって発射された遊
技球すなわち打球を後述する遊技領域1a内に案内する
遊技領域1aは、前述したように、遊技盤1の前面の打
球案内レール3で囲まれた中に形成されている。この遊
技領域la内には、打球の方向を無作為に変更させる多
数の障害釘11や打球の流下速度および方向を制御する
転勤誘導部材12a。
12b、12cなどが配設されている。これとともに、
その遊技領域1a内には、入賞領域を提供する各種の入
賞装置、すなわち特別変動入賞装置5、第1の所定入賞
ロア、第2の所定入賞口8゜チューリップ式入賞装置9
などが配設されてbXる。
特別変動入賞装置5は、前述したごとく、可変表示装W
4による特定態様が発生したときに動作して一時的に入
賞領域を開設するように構成されている。この特別変動
入賞装置5については、後程その構成例を詳細に説明す
る。また、第1.第2の特定入賞ロア、8は、前述した
ように、可変表示装置4を起動させるための特定の入賞
領域を提供するようになっている。
さらに、上記遊技領域la内には、可変表示装置4.ア
ウト口10.および照明手段25などが配設されている
可変表示装置4は、詳細は後述するが複数箇所(4箇所
)の表示窓部にて、各表示窓部ごとに複数種類のキャラ
クタをそれぞれに可変表示するように構成されている。
この実施例では、キャラクタとして0から9までのアラ
ビア数字を可変表示する。表示される数字の出目はそれ
ぞれにランダムに可変されるようになっている。
アウト口lOは、遊技領域1a内のいずれの入賞領、域
にも入ることができなかった打球、つまり入賞できなか
った外れ球を回収する。
照明手段25は、可変表示装置4の可変表示動作停止に
より特定態様が発生したときに点滅あるいは点灯される
他方、保持枠100はパチンコ遊技機の外枠をなす。こ
の保持枠100には、いずれも前述したストップスイッ
チSW2および発射駆動ランプ26などが配設されてい
る。ストップスイッチSW2は上記可変表示装置4の可
変動作を手動で停止させるものであって、抑圧操作式(
ボタン式)のモメンタリー型(I1g動型ラスイッチを
用いて構成されている。
溢れ球受皿103はS供給皿102から溢れた球を貯留
するところである。打球が入賞すると所定数の賞品球が
払出されるが、この払出される賞品球は供給皿102に
放出されるようになっている。
第3図は遊技盤1の部分の詳細を示す。
第3図において、上記可変表示装置4の上方には、いわ
ゆる「天」 「天の左」 「天の右」の3つの一般入賞
ロ6a、6b、6cが一体的に設けられている。なお、
これらの一般入賞口6a、6b。
6Cはそれぞれ、可変表示装置4とは別に独立して設け
てもよい。
遊技領域1aの上半部には、上記転勤誘導部材12a、
12b、12cなどのほかに、第1.第2の方向設定部
材13a、13bが配設されている。これらの方向設定
部材13a、13bは障害釘によって形成されている。
これらの方向設定部材13a、13bの下方には上記転
勤誘導部材12a、12b、12cがそれぞれ配設され
ている。
そして、それらの転勤誘導部材のうち、第1の転勤誘導
部材12aは、その回転軸が、第1の特定入賞ロアの斜
め上方からやや中央に寄ったところで、かつその上方に
位置する第1の方向設定誘導部材13aの中心線よりも
距離Aflけ外側に離れたところに軸支されている。第
2の転勤誘導部材12bは、第1の特定入賞ロアの内側
によりやや下方にて、第2の方向設定誘導部材13bと
可変表示装r114の肩部4aとの間隔の中心線よりも
距faCだけ外側に離れところに軸支されている。これ
によって転勤誘導部材12.a、12bに向かって流下
してきた打球は、遊技盤の中央に向かって流下しやすく
なるように方向が制御されるようになっている。
ここで、第1.第2の特定入賞ロア、8への入賞球は、
遊技盤1の背後にて、他の入賞領域への入賞球とは別の
経路を案内される。そして、第3図にその取付位置を点
線で示すスタートスイッチSWIを通過した後に、他の
入賞球と共通の誘導経路に合流させられるようになって
いる。
スタートスイッチSWIは、特定入賞ロアあるいは8に
入賞した打球の通過経路に設置されることにより、その
特定入賞球を検出する。この検出信号によって上記可変
表示装置4が起動されるようになっている。
可変表示袋[4は、その肩部4aの終端が第2の方向設
定誘導部材13bの下端も距離Bだけ高い位置になるよ
うに設定されている。これによって、第2の方向設定部
材13bおよび可変表示装置4の肩部4aに沿って流下
してきた打球が、可変表示袋[14の交流面(後述)を
通過して下方の第2の特定入賞口8や特別変動入賞装置
5に飛び込みやすくされるようになっている。
以上のようにして、方向設定誘導部材13a。
13bと転動誘導部材12a、12bの取り付は位置を
定めることにより、遊技球の流路を中央に大きく開放構
成し、遊技球の無駄を無くすとともに、遊技球が効率よ
く中央に寄るようになっている。
上記特別変動入賞装置5には2種類の入賞口80と53
aが設げられている。一つはその中央に臨時に開設され
る特別変動入賞口80であり、今一つはその両側に常に
開設されている一般入賞口53aである。この2種類の
入賞口80と53aに対応して、複数の障害釘からなる
分配案内部材14が設けられている。この分配案内部材
14は第2の特定入賞口8と特別変動入賞装置5との間
に設けられ、上記2種類の入賞口に打球を振り分ける。
とともに、特別変動入賞装置5への入賞球のスピードを
軽減させるように作用する。
遊技領域1aの右端には、弓形の球案内部材15が打球
案内レール3と連続する円弧を形成するように固定され
ている。この球案内部材15の上端には暴動阻止部材1
6が取り付けられている。
この暴動阻止部材16は、高速で打ち込まれた打球の勢
いを殺して遊技領域内での暴動を押さえるように作用す
る。
第4図および第5図は上述した可変表示装置4の具体的
な構成例を詳細に示す。
可変表示袋[4は、第4図に示す取付孔44および第5
図に示すネジ43aや釘45などによって遊技盤1に固
定されるようになっている。
この可変表示装置4の上部には、第5図に示すように、
その前方を覆う装飾板40aに誘導平面40bが一体に
形成されている。この誘導平面40bは、遊技盤1の表
面より前方へ突出するように形成されている。
誘導平面40bの上端には、第4図に示すように、アー
チ状をなす肩部4aが設けられている。
この肩部4aは、遊技盤上方より流下してきた打球の速
度を落とし、打球を左右どちらかの遊技領域へスムース
に振り分けるように作用する。
上記誘導平面40bの下端両側部には内側に向かって下
り傾斜となる下向きの誘導傾斜面40cが形成されてい
る。この誘導傾斜面40cによって、打球が交流面41
の内側に誘導されやすくなるようになっている。
また、誘導平面40bの下方には交流面41が形成され
ている。この交流面41は、第5図に示すように、遊技
盤1の面と略同−面をなす。これにより、その交流面4
1を通して左右の遊技領域内を流下する打球の交流を許
容している。この結果、打球が前述した第2の特定入賞
口8や特別変動入賞装置5八飛び込みやすくなるように
されている。
上記交流面41には、第5図に示すように、凹部形成壁
42が固定されている。この凹部形成壁42は止着部4
1aとネジ43によって固定され。
遊技、盤1の奥に入り込む凹部42aを構成する。
この凹部42aの奥には、後述する可変表示部材47を
取り付けるための取付面46が設けられている。
上記取付面46には、第4図に示すように、3個の表示
窓部46bが横一列に形成されている。
また、その背部には、第5図に示すように、可変表示部
材47を固定するための支柱が突設されている。
可変表示部材47は、第5図に示すように、基板47a
に取り付けられた状態でもって、上記取付面46の背後
に取付・固定されている。この可変表示部材47は、第
4図に示すように、横一列に配列された3個の表示器を
有する。この表示器として実施例では、第4図に示すよ
うに、発光ダイオードによるセグメント型表示器LED
A、LEDB、LEDCを使用している。各表示器LE
DA、LEDB、LEDCはそれぞれ、上記取付面46
の表示窓部46bに臨むように位置決めされている。
また、第4図に示すように、上記誘導面40bの中央に
も1個の表示窓40dが形成されている。
この表示窓40dの背後には、別の可変表示部材48が
取り付けられている。この可変表示部材48は1個の表
示器LEDDを有する。この表示器LEDDも発光ダイ
オードによるセグメント型表示器である。この可変表示
部材、48は、第5図に示すように、その取付基板48
aとともに、ネジ43dによって位置決め・固定されて
いる。
ここで、上記セグメント型表示器LEDA、LEDB、
LEDC,LEDDはそれぞれ、一種のキャラクタ表示
素子であって、発光駆動するセグメントの組合せによっ
て複数種類のキャラクタを任意に可変表示することがで
きるように構成されている。この実施例では、そのキャ
ラクタとしての、Oから9までのアラビア数字が採用さ
れでいる。従って、上記セグメント型表示器LEDA。
LEDB、LEDC,LEDDは、各表示器ごとに、そ
のセグメントの組合せによって0から9の中の一つの数
字を任意に表示できるように構成されて、いる。なお、
上記キャラクタとしては、数字以外の文字、あるいはシ
ンボルマークや絵などであってもよい。
さらに、第4図に示すように、可変表示装置4の下部に
は、前述した特定入賞ロアおよび8(第2、第3図)に
入賞した打球の数を表示するための4つの記憶表示ラン
プLED1〜LED4が横一列に配設されている。これ
らの記憶表示ランプLEDI〜LED4は、第5図に示
すように、凹部形成壁42の下部に形成された貫通窓部
42dより現出されるようになっている。
上述のようにして、可変表示部材47および記憶表示ラ
ンプLED1〜LED4は、いずれも遊技盤1面よりも
奥に後退したところに配設されている。これは、可変表
示部材47および記憶表示ランプLED1〜LED4が
現出される表示部材が交流面となっており、球の交流が
頻繁に行なわれるので、これらを打球から保護しその破
損を阻止するためである。
また、可変表示部材47を前方から見ることのできる視
覚範囲を広げるため、上記凹部形成壁42を奥から前面
側に向けて末広がり状に傾斜させ、かつその内壁面にメ
ッキを施して可変表示部材47の表示内容が鮮明になる
ようにしている。さらに、その凹部形成壁42によって
形成された凹部42aの奥面は、該面で外部入射光が反
射して遊技者の視野に入ることにより可変表示部材47
の表示が見えにくくなるのを避けるため、垂直面に対し
てやや上向きの傾斜(約8〜10度)をもたせである。
他方、上記誘導平面40bの両側部には、第4図に示す
ように、半透明の着色部材からなる一対の大当たり表示
用照明手段27が設けである。この大当たり表示用照明
手段27の光源であるランプ(図示せず)は、第5図に
示すように、取付基板27aとネジ43cを用いて照明
手段27の内部に取り付けられる。取付基板27aは1
図示しないが、可変表示装置4の基板の裏側に突設した
支柱にクッション材を介し、かつ通風が良くなるように
取り付けられる。これにより、光源ランプに対、する振
動を吸収し、かつそのランプから発生する熱を効率よく
消散させられるようになっている。
上記のごとく構成された可変表示装置4は、前記特定入
賞ロアおよび8への入賞球を検出する前記スタートスイ
ッチSWI  (第3図)によって起動(トリガー)さ
れる。可変表示装置4が起動されると、その内部に配設
されている上記可変表示部材47.48の4つの表示器
LEDA、LEDB、LEDC,LEDDの表示内容が
静止状態から変動状態に変化させられる。そして、各表
示器LEDA、LEDB、LEDC,LEDDごとに、
その表示数字が0.1,2,3.・・・・9,0,1゜
2、・・・・のごとく規則的に変化(更新)するように
なる。この変動表示の状態にて、前記ストップスイッチ
SW2 (第2図)からの停止信号を受けると、あるい
は変動状態になってからある程度の時間が経過すると、
各表示器LEDA、LEDB。
LEDC,LEDDごとの表示数字の変化が一定間隔お
いて順番に停止されて行く。そして、変動状態から静止
状態に復帰する。この表示の変化が停止したときの各表
示器LEDA、LEDB、LEDC,LEDDに出現し
た4つの数字が特定の組合せ(出目)になっていると、
これによって特別の利益を与える特定態様が発生される
。この実施例では、例えば、可変表示部材47のすべて
の数字が「1」、「3」、「5」、「7」または「9」
に揃った場合、つまりそれらの数字の揃目(ゾロメ)が
出ると、「大当たり」と称する第1の特定態様とする。
また、可変表示部材47,48の4つの数字のうち任意
の3つが「1」、「3」、r5J、r7Jまたは「9」
の揃目(ゾロメ)しこなった場合しこ、「中当たり」と
称する第2の特定態様とするようになっている。それ以
外の出目では特定態様は発生しない。
他方、可変表示装置4の両側部の大当たり表示用照明手
段27は、上記可変表示部材47.48の表示が変化し
ている間、点滅駆動される。さらに、表示部材47.4
8の表示変化が停止した時点で「大当たり」もしくは「
中当たり」の状態が発生すると、その点滅速度が速くな
るように制御される。
また、可変表示装置4の下部の記憶表示ランプLED1
〜LED4は、上記可変表示部の保留数だけ点灯するよ
うに制御される。
第6図から第9図までは、第2図および第3図に示した
特別変動入賞装置5の詳細な構成例を示す。
同図に示す特別変動入賞装置15は、先ず、遊技盤1に
取り付けるための取付基板50を有する。
この取付基板50は、その周縁部に配設された取付孔5
4などを利用することにより遊技盤1に取り付けられる
ようになっている。
この取付基板50の中央には、第7図に示すように、横
方向に細長い開口部50aが形成されている。この開口
部50aのすぐ下には窓部50bが形成されている。ま
た、この開口部50aには。
第6図に示すように、開閉可能な扉状の特別変動入賞受
口51が収納されるようになっている。
また、上記取付基板50の背後には、第6図から第8図
に示すように、裏板52が取り付けられる。この裏板5
2は上記開口部50aを裏側から覆うように取り付けら
れる。この裏板52には、第8図に示すように、上記開
口部50aの中心部に対応する開口窓52bが打ち抜か
れている。
さらに、上記取付基板50の裏側には、第6図〜第8図
に示すように、包囲枠54が一体に形成されている。こ
の包囲枠54は、第8図に示すように、上記開口部50
aの上縁から上記窓部50bの左右両側縁に沿って形成
されている。そして、この包囲枠54の後端に上記裏板
52がネジ55によって固定されるようになっている。
また、その包囲枠54の両側部にはそれぞれ、第8図に
示すように、入賞球誘導樋54aが形成されている。
この入賞球誘導樋54aは、取付基板50の前面の一対
の入賞装置53に対応する位置に形成される。そして、
その入賞口53aに入賞した打球を遊技盤の背後へ誘導
するように作用する。
さらに、上記取付基板50の左右両側部にはそれぞれ、
入賞装置53が分離可能に装着されている。、各入賞装
置53にはそれぞれ、第6.第7図に示すように、回動
部材70および照明手段53bが設けられている。また
、その入賞装置53し;は、その上端部に上向きに開口
する入賞口53aが各々設けられている。この入賞口5
3aは、前述したように、一般入賞口をなす。
さらに、上記取付基板50には、第8図に示すように、
上記一対の入賞装置53に対応する位置に貫通孔50e
がそれぞれ形成されている。この貫通孔50eには、上
記照明手段53bの光源となる照明ランプ28が挿入さ
れる。この証明ランプ28は、そのソケットを介して基
板28aに実装・固定された状態でもって、取付基板5
0真面のボス部50fに取付・固定される。その取付・
固定は、基板28aの取付用孔28bおよびネジ28c
を利用して行なわれる。
ここで、上記特別変動入賞受口51は、前記可変表示装
置4の特定態様に応動して開閉動作させられるものであ
って、第8図に示すように、その両端の支軸51bによ
って前後方向に開閉可能に取り付けられている。この特
別変動入賞受口51が開くと、第7図に示すように、一
般入賞口よりもはるかに広幅の特別変動入賞口8oが臨
時に開設されるようになる。この特別変動入賞口80内
には、所定数の賞品球が払だされるだけの普通の入賞利
益だけをもたらす普通入賞口82とともに。
前述した特定態様の継続・延長の権利がもたらされる継
続入賞口81が形成されるようになっている。
また、上記特別変動入賞受口51の一側(第7図では右
側)には作動片51aが形成されている。
この作動片51aの端部は、上記裏板52に形成された
長孔52aからその裏板52の裏面側へ突 −出させら
れている。そして、伝達部材65を介して後述する電磁
ソレノイドに係合させられるようになっている。これに
より、上記特別変動入賞受口51は、その作動片51a
を介して開閉駆動されるようになっている。
第6図は、上記特別変動入賞受口51が後方に起き上が
ることによって特別変動入賞口を閉じた状態、を示す。
第7図は、その扉状の特別変動入賞受口51が前方に倒
れることによって特別変動入賞口を開いた状態を示す。
下方、上記取付基板50の裏側には、窓部50bの下縁
に沿って略り字状をなす一対の入賞球誘導部材56a、
56bが形成されている。この一対の入賞球誘導部材5
6a、56bの各先端は、約球一つ分の間隔をおいて互
いに対向させられている。さらに、その一方の入賞球誘
導部材56aの先端には係合凹部57aが形成されてい
る。これとともに、他方の入賞球誘導部材56bの基端
側の下には係合部57bが形成されている。この係合部
57bと上記係合凹部57aによって、特別変動入賞口
80への入賞球数を検出・計数するだめの検出器SW4
が、装着・保持されるようになっている。この検出器S
W4は、いわゆる10カウント検出器と呼ばれるもので
あって、ここでは非接触型近接スイッチが使用されてい
る。この10カウント検出器SW4は、その先端の検出
部31aが上記誘導部材56aと56bの開先端の間隔
内に臨むように装着されている。これにより、この検出
器SW4は、上記誘導部材56aと56bによって誘導
された入賞球を1個ずつ検出することができるようにな
っている。
また、第7図に示すように、上記特別変動入賞口80内
には整理室58が形成されるようになっている。この整
理室58は、その上下左右が上記包囲枠54(第8図)
によって、その下側が入賞球誘導部材56a、56b 
(第8図)によってそれぞれ囲まれる。この整理室58
に入った入賞球は、第8図に示すように、入賞球誘導部
材56a。
56bの作用によって整列・誘導され1個ずつ10カウ
ント検出器SW4の検出部31aを通過して流下させら
れるようになっている。その検出器31aを通過して入
賞球は、第8図に示す円弧状の方向規制部50dによっ
て一側方(第8図では右側)へ誘導されるようになって
いる。この円弧状の方向規制部5C)dは、第8図に示
すように。
取付基板50の裏面の下部に一体的に形成されている。
こ、こで、上記裏板52の前面には、第7図に示すよう
に、その中央に形成された窓52bの両側縁に一対の案
内板52cが形成されている。この案内板52cによっ
て、上記整理室58の上部が前述した継続入賞口81と
普通入賞口82とに区画・分離されている。
さらに、上記裏板52の背面には、第8図に示すように
、その背面の開口窓52bの上端に沿って支持突起52
dが形成されている。この支持突起52dには、ピン5
9を介して、感知片6oが揺動可能な状態で垂下されて
いる。この感知片60は、揺動可能に垂下されながら、
上記開口窓52b内から第7図に示す継続入賞口81内
に出入りするように付勢されている。これにより、その
継続入賞口8】 (第7図)に入賞した打球は、第、7
図と第8図に跨がって示すように、一対の案内板52c
に案内され、後方の開口窓52bから前方へ突出してい
ると記感知片60を後方へ回動させてから、下方の10
カウント検出器SW4の検出部31aへ向って流下し、
そこで上記普通入賞口82に入賞した打球とともに一個
ずつ検出されて計数されるようになっている。
上記感知片60は、第8図に示すように、マイクロスイ
ッチからなる継続条件検出スイッチSW3のアクチェー
タ32aの弾力によって、開口窓52bより前方へ突出
するように弱く弾性付勢されるようになっている。この
継続条件検出スイッチSW3は上記継続入賞口81に入
賞した打球を検出するためのものであって、L字型の取
付部材61を介して裏板52に取り付けられる。
上記継続条件検出スイッチSW3は、そのアクチェータ
32aが感知片60の背面に膨出された抑圧部60aに
当接するように位置決めされる。
感知片60の上端には、上記ピン59が挿通されるピン
孔60bと、感知片6oの回動範囲を規制すべく後方へ
突出するストッパ部60cとが形成されている。また、
上記支持突起52dに係合された感知片60の支持ピン
59は、押さえ部材62に一体に形成された回動規制部
62aを支持突起52dに固定することによって抜は止
めされる。
また、この押え部材62の一側のスリット部62dには
、上記継続条件成立表示部29が挿入されるようになっ
ている。この継続条件成立表示部29は、押え部材62
のボス部62cに固定される保護部材63によって保持
および保護されるようになっている。
継続入賞口に入賞した打球は、上記開口窓52dから上
記感知片60を押し退けながら通過する。
この通過の際に、継続条件検出スイッチSW3が作動さ
せられて、1球ごとに検出信号が発せられる。この後、
普通入賞口82に入賞した打球とともに、上記カウント
検出器SW4の検出部31aへ誘導されて一個ずつ検出
されるようになってる。
また、第8図に示すように、上記裏板52には継続条件
成立表示部29が取り付けられる。この継続条件成立表
示部29は上記開口窓52b内に臨むように配置される
。この継続条件成立表示部29は、上記継続条件検出ス
イッチSW3からの検出信号に応じて点灯駆動されるよ
うになっている。これによって、遊技者は前述した特定
態様の継続・延長の権利が付与される特別条件の成立を
知ることができる。
さらに、第8図および第9図に示すように、上記裏板5
2の背面の長孔52aの両側には、一対のボス部52f
が形成されている。このボス52fには、第9図に示す
ように、取付片64によって、伝達部材65の支軸65
aが上下回動可能に軸支されている。伝達部材65は「
へ」字状をしている。その先端部は上記長孔52aより
前方へ突出させられている。さらに、その伝達部材65
の先端は1作動片51cの後端上面に当接されるように
なっている。この作動片51cは上記特別変動入賞受口
51 (第7図)に形成されたものである。また、伝達
部材65の上端には、電磁ソレノイドSQLのプランジ
ャ66aの作動端が当接されている。この電磁ソレノイ
ドSQLは特別変動入賞装置5の駆動源をなす。
第9図において、電磁ソレノイドSQLが非駆動状態に
ある定常時には2その復帰バネ66bによってプランジ
ャ66aが押し下げられ、これによって伝達部材65が
下方へ押圧される。すると、第9図中に点線で想像する
ようにね作動片51cの後端側が押し下げられて特別変
動入賞受口51が閉じられる。これにより、開口部50
aは閉塞され、従って特別変動入賞口80も閉じている
他方、電磁ソレノイドSQLが前記可変表示装置4にお
ける特定態様の発生あるいは上記継続の権利によって通
電駆動されると、プランジャ66aが上昇駆動される。
このため、伝達部材65の押圧力が解除され、特別変動
入賞受口51がその自重で前方へ倒れるようになる。こ
れにより、開口部50aが大きく開かれて、特別変動入
賞口80が臨時に開設されるようになる。
以上のようにして、特別変動入賞装置5は、可変表示装
置4における特定態様の発生および上記継続の権利に応
じて、電気的に開閉操作されるようになっている。
次に、この発明が適用されているパチンコ遊技機の制御
部分の一実施例を示す。
第10図この発明に係るパチンコ遊技機の制御装置10
0の全体的なハードウェア構成を示す。
第11図はそのリセットパルスφtの波形およびCPU
210の動作状態をタイミングチャートによって示す。
第12図は上記リセットパルスφtを発生する手段を示
す。
第13図は上記制御装置200のI10ユニット240
付近の詳細を示す。
第14図はそのI10ユニット240内の音階発生手段
260の構成を示す。
先ず、第10図において、前述したパチンコ遊技機30
0の制御装置200は、半導体集積回路装置化されたプ
ログラム格納式のCPU (中央処理装置:マイクロ・
コンピュータ)210を用いて構成されている。
すなわち、第10図に示す制御装置200は。
CPU210.ROM(読出し専用記憶装置)220、
RA、M(ランダム・アクセス・メモリ)230゜アド
レスデコーダ240.l10(入出力)ユニット250
.クロック信号発生手段280.リセット信、号発生手
段290.アドレスバスLA、データバスLB、および
論理ゲート61などによって構成されている。
CPU210には、8ビツトタイプのもの(型番:l8
0)が使用されている。このCPU210は、アドレス
端子(Ao =A 1s ) 、データ端子(Do=I
)y)、読出制御端子RD、書込制御端子WR、クロッ
ク端子CK、およびリセット端子Rなどの機能端子を有
する。こわらのほかの重要な機能端子としては割込入力
端子(図示省略)がある。しかしここでは、その割込端
子は使用されていない。その代わりに、リセット端子R
が使用されるようになっている。リセット端子Rの使い
方については後述する。なお、ここで使われているCP
U210 (l80)は、16本のアドレス端子(Ao
〜A15)によって64にバイトのアドレス空間を有す
る。しかし、ここで使われるのはその中のわずか2にバ
イト程度である。
ROM220は、上記CPU210が実行するプログラ
ムおよび固定データを記憶する。このROM220には
記憶容量2にバイトのものが使用されている。この2に
バイトという容量はCPU210(280)のアドレス
空間64にバイトに比べると、非常に小さな容量である
RAM 230は、上記CPU210の作業領域(ワー
クエリア)および可変データの記憶領域を提供する。こ
のRAM230にはスタチック型のものが使用されてい
る。その記憶容量は非常に小さく押えられ、わずか12
8バイトにすぎない。
この場合、128バイトのRAMは入手が困難であるた
め、現実には1にバイトのRAMを使用している。この
1にバイトのRAMの上位アドレス端子を電源電位側に
固定して殺すことにより、実際に使用可能な記憶容量を
128バイトに押さえている。
上述のように、ROM220および230の各記憶容量
はそれぞれ、非常に小さく押さえられている。これによ
り、いわゆるバグ(虫)と呼ばれるソフトエラーの発生
の恐九を確実に排除することができるようになるととも
に、CPUの暴走や無限!レープへの飛び込みなどとい
ったような誤動作が発生する余地を大幅に少なくするこ
とができるようになる。これによって、電気的かつ物理
的に苛酷な使用環境下でも、非常に高い信頼性が得られ
るようになる。
さらに、ROM220およびRAM 230の各記憶容
量を極力小さくすることにより、プログラムの追加記入
などによる改造が困難になる。仮に改造が行われたとし
ても、記憶容量が小さいために、その発見およびチェッ
クは容易である。これによって、不正な改造によるパチ
ンコ遊技機の悪用を防止することができる、という効果
も併せて得られるようになる。
アドレスデコーダ240は、CPU210から発せられ
るアドレスデ・−タ(Ao〜A11)をデコ・−ドし・
て多数の択一的な選択信号81〜S9を作成する。その
デコードの動作は、読出制御信号(RD)あるいは書込
制御信号(WD)いずれか一方が能動化されることによ
って行なわれる。この2つの制御信号(RD/WD)は
CPU2]、0から発廿られる。両信号(RD/WD)
は論理ゲートG1によって互いの論理和がとられる。こ
の論理和がアドレスデコーダ240の制御信号となる。
アドレスデコーダ240から出力される選択信号81〜
S9の一部(S8.S9)は、上記ROM220および
RAM230のチップセレクト信号として使用される。
また、他の選択信号81〜S7は、後述するI10ユニ
ット250内の入出力回路を制御するのに使用される。
つまり、ここでは入出力チャンネルをアドレス空間に配
置する、いわゆるメモリマツブトI10方式が採られて
いる。このメモリマツブトI/○方式を採ることによっ
て、入出力チャンネルを開いたり閉じたりする複雑な手
続き処理を行なわなくても、特定アドレスをアクセスす
るだけの単純な処理だけでもって、任意の入出力回路か
ら入出力動作を行わせるようになっている。
なお、メモリマツブトI10方式は、アドレス空間の一
部がI10領域によって占領されて狭くなるよいったよ
うな問題があったため、一般のマイクロ・コンピュータ
システムでの採用は困難であった。しかし、この実施例
の制御装置200では、上述したように、ROM220
およびRAM230のそれぞれの記憶容量が非常に少な
いので、上記問題は全く考慮しなくてすむようになって
いる。
I10ユニット250は、制御装置200とパチンコ遊
技機本体300との間のインターフェイス(I/F)部
をなす。この■/○ユニット250には、後述するよう
に、多数の入出力回路が設けられている。各入出力回路
の動作は、上記選択信号81〜S7によって個々に制御
される。入出力回路の個々の構成については後述するが
、例えばデコーダ、ラッチ回路、ドライバ、バッファゲ
ート、アンプ(増幅器)などが使用される。
タロツク発生手段280は、周波数基準に水晶振動子X
t a l  (4MHz)を用いることにより、例え
ば2MHzの高精度クロックパルスφkを発生する。こ
のクロックパルスφには上記CPU210のクロック端
子CKに与えられる。
リセット信号発生手段290は、上記クロックパルスφ
kから一定周期のリセットパルスφtを発生する。この
リセットパルスφtは上記CPU210のリセット端子
Rに与えられる。このリセット信号発生手段290はカ
ウンタなどによって簡単かつ小規模に構成される。
この場合、そのリセットパルスφtは、そのデユーティ
幅すなわちパルス幅が、上記CPU210を確実にリセ
ットさせることができる長さを持たされている。また、
そのパルス発生間隔すなわち周期は、上記CPU210
がROMに記憶されたプログラム命令を−通り実行する
処理時間よりも確実に長くなるように設定されている。
第11図はそのリセットパルスφtの波形および上記C
PU210の動作状態を互いに時間対応させて示す。
第11図に示すリセットパルスφtは、15μsのパル
ス幅と3 m、 sの周期をもっている。この15μs
のパルス幅は、上記CPU210を確実にり、セットさ
せるのに十分な時間である。また、3msの周期は、C
PU210が上記ROM220に格納された命令を−通
り実行するのに十分な時間である。
また、第11図に上記リセットパルスφtと時間対応さ
せて示すように、上記CPU210は、上記ROM22
0に書き込まれた一連のプログラム命令を−通り実行し
終わるごとに完全な初期状態に強制的にリセットされる
ようになっている。
これにより、仮にCPU210が暴走や無限ループへの
飛込みといったような誤動作に陥ることがあったとして
も、3msごとのリセットによって、ただちに正常な動
作状態に自動復帰させられる。
この結果、CPUによる制御系においてもっとも恐れら
れていた暴走や無限ループへの飛込みなどの最悪の状態
が、確実に回避されるようになる。
つまり、ここでは一種のフェイルセーフが働き、少なく
ともCPU210の正常な動作状態だけは確実に維持さ
れるようになっている。このようにして、パチンコ遊技
機として必要な信頼性が確保されるようになっている。
さらに、上記CPU210のリセット間隔が一定の周期
になっているので、そのリセット回数をRAM 230
に記憶させることによって、いわゆるソフトタイマーの
機能を簡単に構成することができるようになっている。
さらに、そのリセットの間隔が例えば3msといったよ
うに比較的長い時間なので、例えば数秒から数十秒とい
った比較的長いタイマ一時間も1バイトあるいは2バイ
ト程度のわずかな記憶領域を割り当てるだけでもって、
非常に簡単かつ簡潔に構成することができる。
例えば、上記リセット間隔が3msの場合、RAM領域
の1バイトをタイマー領域に割り当てることにより、3
 m sから0.768秒までのタイマ一時間を得るこ
とができる(3msx256バイト=768ms=0.
768秒)。さらに2バイトを割り当てると、3msか
ら196.608秒までのタイマ一時間を得ることがで
きる(3ms×256バイト×256バイト=1966
08ms=196.608秒)。
これにより1例えばRAM領域がわずか128バイトし
かなくても、パチンコ遊技機本体300内の各種機能を
個々に制御するのに必要な多数のタイマー機能を簡単に
構成することができるようになっている。ちなみに、前
述した特別変動入賞装置5 (第2,6〜9図)の動作
を制御するのに必要な数秒から数十秒といった比較的長
いタイマ一時間も、わずか2バイトのRAM領域で得る
ことができる。
なお、第11図において、プログラム命令が−通り実行
されてから次のリセットまでの間は、ホールト状態(待
機状態)を保っている。このホールト状態は、プログラ
ムの最後にホールト命令を実行することにより設定され
るようになっている。
つまり、上記プログラムの最後は、ホールト命令で終っ
ている。
第12図は上記リセットパルスφtを発生するリセット
パルス発生手段290(第10図)の構成例を示す。同
図に示すように、リセットパルス発生手段290は予備
分周回路291.カウンタ292、および論理ゲート(
ANDゲート)G2によって簡単に構成することができ
る。同図において、Ci nはカウント入力、Cout
はカウントアツプ出力をそれぞれ示す。
以上のような構成により、パチンコ遊技機としての信頼
性を確保するとともに、そのパチンコ遊技機の動作を制
御するのに必要な多種の機能を構成することができるよ
うになっている。
次に、上記I10ユニット250付近の構成を説明する
上記I10ユニット250は、第13図に示すように、
入出力回路として、バッファゲート251、ラッチ回路
252〜256が設けられている。
これらの入出力回路(251〜256)動作は上述した
選択信号81〜s6によって制御される。
また、各入出力回路(251〜256)はデータバスL
Dを介シテ上記CPU210(第10図)と接続されて
いる。パチンコ遊技機本体300側と制御装置200側
との間でやりとりされるデータは、そのデータバスLD
に載せられるようになってい、る。さらに、上記入出力
回路(251〜256)のほかに、音階発生手段257
が設けられている。この音階発生手段257の動作も上
述した選択信号S7によって制御される。
上記入出力回路(251〜256)のうち、バッファゲ
ート251は久方回路をなす。このバッファゲート25
1は、パチンコ遊技機本体300側に設けられた各種横
比手段(SWI−3W4など)からの検出信号を受は付
け、制御装置200内のデータバスLDに載せる。この
場合、検出手段としては、前述したスタートスイッチS
WI。
ストップスイッチSW2.継続条件検出スイッチSW3
.10カウント検出器SW4がある(第3゜7図)。
また、上記入出力回路(251〜256)のうち、ラッ
チ回路252〜256は出力回路をなす。
さらに、その中のラッチ回路252と254はそれぞれ
デコーダを備えている。これらのデコーダは、パチンコ
遊技機本体300側の発光ダイオード式セグメント型表
示器LEDA−LEDEの各表示データをそれぞれデコ
ードする。その表示データはデータバスLDを介してC
PU210から与えられる。
各出力回路(252〜256)の機能は次のとおりであ
る。
すなわち、ラッチ回路252と253は、前述した可変
表示装置4 (第2〜5図)のセグメント型表示器LE
DA−LEDDをダイナミック方式により表示駆動する
。その表示データはデータバスLDを介してCPUから
与えられる。なお、各ラッチ回路252,253には、
その出力の駆動力を増すためのドライバ262,263
がそれぞれ付属させられている。
ラッチ回路254はセグメント型表示器LEDEを表示
駆動する。この表示器LEDEは、前述したように、「
大当たり」の特定態様発生時における特別権利の継続回
数を表示するものである。
その表示データはデータバスLDを介してCPUから与
えられる。
ラッチ回路255は、発光ダイオードによる記憶表赤ラ
ンプLEDI〜LED4を個々に点灯駆動する。その点
灯の制御データはデータバスLDを介してCPUから与
えられる。この記憶表示ランプLEDI〜LED4は、
前述したように、特定入賞ロア、8 (第2,3図)に
入賞した打球の保留数を表示することなどに利用される
ラッチ回路256は、ドライバ266を介して、パチン
コ遊技機本体300側の駆動源および表示手段を個々に
駆動する。この場合の駆動源は、前述した特別変動入賞
装置5を開駆動する電磁ソレノイド66 (第9図)な
どである。この場合の表示手段は、前述した可変表示装
置4に取り付けられた継続条件成立表示部29(第3,
9図)などである。
また、音階発生手段257は所定の音階をもつ音源を発
生する。発生された音源は、アンプ267で増幅され、
パチンコ遊技機本体300側の効果音発生用のスピーカ
SPに与えられる。この音源の音階は、CPUからデー
タバスLDを介して与えられるデータによって設定され
るようになっている。
第14図はその音階発生手段257の構成を示す。
同図に示すように、上記音階発生手段257は、音階設
定データを保持するラッチ回路257aとプリセッタブ
ルカウンタ257bによって構成さ−れる。
ラッチ回路257aは、データバスLDを介してCPU
から与えられる音階設定データを保持する。このラッチ
回路257aは、上記選択信号S7が有効になったとき
のデータバスDLのデータを読込んで保持する。その保
持データはプリセッタブルカウンタ257b計数内容に
プリセットされる。
プリセッタブルカウンタ257bは一種のダウンカウン
タであって、上記クロックパルスφkによって1ずつ減
進(デクリメント)される。その初期の計数内容は上記
ラッチ回路257aによってプリセットされる。プリセ
ットされた計数内容が減進されて「0」になると、その
度にラッチ回路2.57aの保持データが新たにプリセ
ットされるようになっている。
ここで、上記プリセッタブルカウンタ257bのキャリ
イ端子(カウント出力端子)Crryの出力状態は、そ
の計数内容が「0」に減進されるごとに、その論理レベ
ルがH(高レベル)からしく低レベル)あるいはL(低
レベル)からH(高レベル)に交互に遷移する。これに
より、上記キャリイ端子Crryからは、H(高レベル
)とL(低レベル)の間を交互に遷移する信号が得られ
る。そして、この信号が上述した音源として利用される
ようになっている。この音源は、アンプ267で増幅さ
れ、パチンコ遊技機本体300側の効果音発生用のスピ
ーカSPに与えられる。このとき、その音源の音階は丘
記プリセット値によって決まる。また、プリセット値が
小さいと、上述した遷移の周期が長くなって、音程が低
くなる。
また、プリセット値が小さいと、上述した遷移の周期が
短くなって、音程が高くなる。
そして、そのプリセット値は、上記CPU210(第1
0図)によって任意に可変設定することができる。これ
により、制御装置200は、パチンコ遊技機本体300
にてファンファーレ音などの効果音を任意に発生させる
ことができる。
なお、上記プリセッタブルカウンタ257bはアップカ
ウンタであってもよい。
次に、上述した制御装置200のソフトウェア構成をそ
の動作とともに説明する。
第15図は上述した制御装置200(第10゜11図)
の処理フローチャートの全体を示す。
第16図はその処理フローチャートの中の一部を拡大し
て示す。
先ず1次の表1は、制御装置200のCPU210(第
10図)によってアクセスされるアトレイ空間部の割り
当て内容をメモリマツプによって示す。なお、アドレス
の番地表示はO−Fの16進数で行なう。
次表1において、CPU210がアクセスするアドレス
の範囲は、そ(7)CPU (Z80)  210がも
つ64にバイトのアドレス空間(OOOO〜FF、FF
番地)のうち0000〜4000番地の間である。
そのうち、0000〜07FF番地までの2にバイトが
ROM領域に割り当てられている。また、0800〜0
87F番地までの128バイトがRAM領域に割り当て
られいてる。そして、1000.1800,2000,
2800,3000゜3800.4000にそれぞれ1
バイトずつI10領域が割り当てられている。この場合
、各I10領域の隙間は使用されていない。従って、C
PU210が実質的にアクセスするアドレス空間のサイ
ズ(大さき)は約2にバイトしがない。
表I  CPUのアクセス範囲 メモリマツプまた、次
の表2は、前記RAM220(第10図)の可変記憶内
容をメモリマツプによって示す。
表2  RAM領域 メモリマツプ 次に、上述してきた制御装置200の動作を第15図お
よび上記表1,2を参照しながら説明する。
第15図において、制御装置200のCPU210は、
前述したリセットパルスφt (第10゜1.1.12
図)によってハードウェア的に強制リセットされる。こ
のリセットによって、CPUは完全な初期状態から起動
させられる。リセットによる初期状態から起動されたC
PUは、先ずROM220からアクセスを開始して、そ
こに格納されたプログラム命令を順次読み込んで実行す
る。
これ、により、第15図に示す一連の処理が開始される
ようになる。
プログラム命令の実行が開始されると、最初にスタック
ポインタの設定を行なう(R1)。続いて、バックアッ
プ領域(0838〜0843番地)の先頭を示すスター
トデータと、その後尾を示すエンドデータが設定されて
いるか否かチェックする(R2−R3−R14−R15
)。
ここで、制御装置200がコールドスタート(電源投入
による起動)された後の最初の動作では、プログラムの
初期設定が行なわれる(R17)。
この初期設定では1例えば工/○領域に記憶される出力
データや計数データなどのすべての可変データが初期化
される。この後、上記スタートデータとエンドデータの
設定(書込)を行う(R11)。
このスタートデータとエンドデータには、RAM230
の記憶エラーなどを確実に反映させられるような値、例
えばA5(2進数では0100101)などの値が使用
される。さらに、初期化されたデータをバックアップ領
域に転写した後、ホールト命令を実行して処理の実行を
CPU自ら停止させる(R12−R13)。そして、次
のリセットパルスφtによるリセットを持つ。
以上のようにして制御装置200の動作状態が初期化さ
れる。
この制御装置200の初期化が行われた後、CPUは、
リセットパルスφtが発せられるごとに。
主ルーチンR1〜R13を順次実行するようになる。こ
の主ルーチンでは、第15図に示すように、次のような
処理が実行される。
R1:   スタックポインタを設定する。
R2,R3:バックアップ領域のエンドデータをチェッ
クする。
R4ニスタートスイッチSW1.ストップスイッチSW
2、継続条件検出スイッチSW3.10カウント検出器
SW4の立ち上がりをそれぞれ検出する入力処理を行な
う。
これは、前回の検出信号と今回の各状態を参照すること
により行なわれる。前回の検出信号の状態はバッファ領
域に記憶される。
この記憶状態は常に新しく更新されるようになっている
R5ニスタートスイッチSWIの作動回数を記憶処理す
る。
前述した可変表示装置4(第2〜7図)は、スタートス
イッチSWIの特定入賞球検出動作によって起動される
。この処理ルーチンでは、その起動された可変表示装置
4の可変表示動作が停止するまでの間に入賞した球の数
すなわちスタートスイッチSW1の作動回数を記憶する
。この作動回数の記憶があると、つまりその記憶値が1
以上になっていると、可変表示装置4は、その可変表示
動作が−通り完了した後に再度起動される。そして、可
変表示装置4が再起動されると、これに伴って上記記憶
値が1ずつ減進(デクリメント)されるようになってい
る。
つまり、この処理ルーチンでは、前記特定入賞ロア、8
(第2,3図)への入賞により生じたゲーム開始の権利
を保全する処理を行なう。
R6:10カウント検出器SW4の不正チェック処理を
行なう。
10カウント検出器SW4の機能が、その接続や配線が
切断あるいは短絡などによって損なわれているか否かを
、その検出器SW4からの入力状愚に基づいて論理判断
する。
R7:RAM領域に記憶されている各種タイマーのタイ
マー値を更新する。
R8:音階発生手段257の動作パラメータ(音階デー
タ)を設定する。
この処理ルーチンでは、ファンファーレなどの効果音を
発生するための音階設定データを出力する処理が行なわ
れる。
R9:各種表示手段および電磁ソレノイドなどの制御処
理を行なう。
この処理ルーチンでは、前述した大当たり表示用照明手
段27や継続条件成立表示部29(第3,8図)の点滅
制御、および前述した特別変動入賞装w5にお番プる電
磁ソレノイドSQL (9図)の駆動制御が行なわれる
RIO:入賞に関する各種の判定および制御の処理を行
なう。
ここでは、前記可変表示装置4の動作制御、および「大
当たり」や[中当たりコなどの特定態様の発生に関連す
る一連の処理が行われる。
このルーチンR1,Oの詳細な内容は第16図に示す。
R11:上述したバックアップ領域の先頭と後尾を示す
スタートデータとエンドデータの設定(書込)処理を行
なう。
R12:出力データなどの可変データをバックアップ領
域に転写する処理を行う。
上述した主ルーチンR1〜R12が−通り実行されると
、最後の処理ルーチンR13にて、ホールト命令が実行
される。これにより、その処理の続行を停止する待機状
態に自ら入る。
また、上述した主ルーチンR1〜R12の実行に際して
、なんらかの異常によって上記エンドデータにエラーが
生じると、そのエンドデータをチェックするルーチンR
2−R3から上記スタートルーチンをチェックするルー
チンR14−R15への分岐が行われるようになってい
る。そして、その分岐したルーチンR14’−R15に
てスタートデータにもエラーが生じていると、プログラ
ムを初期設定するルーチンR17が再実行されて、制御
装置!200の状態がコールドスタート直後の状態に引
き戻されるようになる。このようにして。
異常発生の際の制御装置200の制御状態を安全な方向
へ誘導するフェイルセーフが行われるようになっている
。他方、エラーがエンドデータだけに生じていて、スタ
ートデータには異常がなかった場合にはルーチンR16
が実行され、バックアップされていたデータがCPUの
主作業領域0800〜080Aに再転写されるようにな
る。これにより、エラーの程度が軽い場合には、制御の
途中状態を保存しつつ正常な動作への自動復帰を行わせ
ることができるようになっている。
第16図は上記入賞処理ルーチンRIOの詳細なフロー
チャートを示す。
同図に示すように、この入賞処理ルーチンR10はRI
OI−R122のサブルーチンからなり、特定の入賞に
関連する処理すなわち前記可変表示装置4の動作制御お
よび前記特定態様の発生に関連する一連の制御を番号1
から番号8までの処理番号によって実行するようになっ
ている6つまり、上述したスタートスイッチSWI、ス
トップスイッチSW2.継続条件検出スイッチSW3,
10カウント検出器SW4の各検出状態に基づいて処連
番号を設定する。ぞして、その設定された処理番号に対
応して用意されたサブルーチンを選択的に実行すること
によって、前述したパチンコ遊技機における特定の入賞
関連処理動作を行わせることができるようになっている
。ここでは、その処理番号が、N000からN008ま
でのいずれかに設定されるようになっている。この場合
、処理No、Oでは、No、]、−No、8の動作開始
条件が成立するか否かのチェックだけが行われ、特定の
入賞に関連する処理は行われない。特定の入賞に関連す
る処理はN061からNo、8までのいずれかの処理番
号が設定された場合に行われる。
NO31からN018までの各処理番号に対応して、次
のサブルーチンR111〜R118が用意されている。
すなわち、処理番号がN081に設定された場合にはル
ーブーンR111が実行される。このルーチンR111
では、前記スタートスイッチSWIの検出に基づいて前
記可変表示装置4を起動させる処理が行われる。この処
理の実行後は次の処理番号No、、2が設定される。
処理番号がN002に設定された場合にはルーチンR1
12が実行される。このルーチンR112では、前記ス
トップスイッチSW2の検出に基づいて前記可変表示装
置4の動作を段階的に停止させる処理が行われる。この
とき、その表示動作の停止するまでの時間の中にランダ
ムに設定された時間を部分的に挿入する処理が行われる
。これにより、その動作停止後の表示内容をランダム化
するようにしている。この処理の実行後は次の処理番号
N083が設定される。
処理番号がN023に設定された場合にはルーチンR1
13が実行される。このルーチンR113では、前記可
変表示装置4の停止結果に基づいて特定態様発生の有無
を判定する処理が行われる。
その判定は停止した表示内容に基づいて行われる。
「大当たり」の特定態様が判定された場合には処理番号
No、5が設定される。また、r中当たり」の特定態様
が判定された場合には、処理番号N o 。
6が設定される。それ以外のハズレの場合には処理番号
N018が設定される。
処理番号がN004に設定された場合にはルーチンR1
14が実行される。このルーチンR114では、「大当
たり」の特定態様が発生した場合の制御処理、例えば前
記特別変動入賞装置5を開駆動する制御を行う。また、
タイマー処理も併せて行われ、これにより上記開駆動の
時間が比較的長い所定時間(約30秒)以内に制限され
る。さらに、関連する表示手段の点滅駆動処理も行われ
る。このルーチンR114の実行後は、継続の有無を判
定するために、処理番号NO67が設定される。
処理番号がN085に設定された場合にはルーチンR1
15が設定される。このルーチンR115では、前記音
階発生手段257の動作パラメータを設定することによ
り、「大当たり」の特定態様発生に伴うファンファーレ
音の発生処理を行う。
このルーチンR115の実行後には処理番号N o 。
4が設定される。
処理番号がN016に設定された場合にはルーチンR1
16が実行される。このルーチンR116では、「中当
たり」の特定態様が発生した場合の制御処理、例えば前
記特別変動入賞装置5を開駆動する制御を行う。また、
タイマー処理も併せて行われ、これにより上記開駆動の
時間が比較的長い所定時間(約6秒)以内に制限される
。さらに、関連・する表示手段の点滅駆動処理も行われ
る。
上記所定時間経過後に処理番号N018が設定される。
処理番号がN097に設定された場合にはルーチンR1
17が実行される。このルーチンR117では、前記継
続条件検出スイッチSW3の検出に基づいて前記特別変
動入賞装置5の再駆動処理を行う。この処理は「大当た
り」の特定態様が発生したときに実行される。このルー
チンR117の実行後には次の処理番号No、8が設定
される。
処理番号がN008に設定された場合にはルーチンR1
18が実行される。このルーチンR118では、「大当
たり」あるいはr中当たり」の状態が終了した後の処理
を行う。r中当たり」の動作が終了した場合には、1秒
程度の遅延時間を置いて処理番号をN010に設定する
。また、「大当たり」の動作が終了した場合には、3秒
程度の遅延時間を置き、その間に「大当たり」状態の継
続条件の成立が確認されれば処理番号をNo、4に設定
する。その継続条件の成立がなければ処理番号No、O
を設定する。
ここで、上述した一連の入賞関連処理は処理番号N08
1の設定によって開始されるようになっている。このN
001の処理番号は、上記スタートスイッチSW]のオ
ン(ON)への作動回数の記憶がある場合に設定される
ようになっている(ルーチンR409,R120)。
以上のようにして、処理番号を更新しながら、前記可変
表示装置4の動作制御および特定態様の発生に伴う入賞
関係の処理が行われる。
第17図は、上述した制御装置200において構成され
る可変表示制御部分の構成を示す。
同図に示す制御部分は、前述した可変表示装置の可変表
示動作およびその起動と停止の動作を制御する部分であ
って、この制御部分には、上述したマイクロ・コンピュ
ータによって、表示データ更新手段02A、02B、0
2G、02D、更新周期設定タイマーTMA、TMB、
TMC,TMD、停止間隔設定タイマーTM3.TM4
.TM5、不特定時間タイマーTM2.特定時間タイマ
ーT、Ml、不特定データ発生手段06、不特定時間デ
ータ選択手段07.不特定時間データ記憶領域08など
の要素が構成されている。これらの要素は、前述したR
OM220およびRAM230に割り当てられた特定の
記憶領域を利用してソフトウェア的に構成される。
表示データ更新02A〜02Dは上記セグメント型表示
器LEDA−LEDDに対応して設けられ、その表示器
LEDA〜LEDDの各表示内容をそれぞれの所定周期
でもって更新させる。その更新のタイミングは、各表示
器LEDA−LEDDごとに対応して設けられた更新周
期設定タイマーTMA−TMDによって個々に制御され
る。各タイマーTMA−TMDはそれぞれ、前述したリ
セットの周期を時間基準として計時動作を行う。
従って、そのタイマ一時間は前記リセットパルスφtの
周期3 m sの整数倍(4,8,12,16倍)に設
定される。これにより、LEDAは12m5毎に、LE
DBは24 m s毎に、LEDCは36m5毎に、L
EDDは48 m s毎に、それぞれ表示内容が1つず
つ加算される。なお1表示内容が「9」をなったところ
は、次の更新で「0」に戻る。
第18図は、マイクロ・コンピュータ(CPU)のリセ
ット周期すなわちプログラムの1実行周期、各更新設定
タイマーTMA−TMDの動作周期、および各セグメン
ト表示器LEDA−LEDDの表示更新周期を、互いに
時間対応させて示す。
また、第17図に戻って、特定時間タイマーTM1は、
特定入賞球によるスタートスイッチSW1のオン(ON
)設定あるいはそのオン(ON)設定回数の記憶に基づ
いて起動し、予め定められた特定時間(5007ms)
を計時する。この特定時間タイマーTM1が特定時間(
5007ms)を計時し終わるか、あるいはストップス
イッチSW2が手動操作によりオン(ON)設定される
と、不特定時間タイマーTM2が起動される。
不特定時間タイマーTM2は、不特定時間データ発生手
段06によって設定された不特定な時間を計時する。そ
の計時が終了すると、つまりそのタイ、マーTM2に設
定された不特定時間が経過すると、上記セグメント表示
器LEDA−LEDDの各表示内容の更新をそれぞれに
停止させる動作が開始される。
上記セグメント表示器LEDA−L、EDDにおける各
表示内容の更新停止の動作は、次の順序で行われる。先
ず、不特定時間タイマーTM2の計時が終了した時点で
、最初の表示器LEDAの表示内容更新が停止される。
これとともに、第1番目の停止間隔設定タイマーTM3
が起動される。
このタイマーTM3は一定時間(252ms)を□計時
する。その計時が終了すると、つまり表示器LEDAの
表示内容更新が停止されてから一定時間(252ms)
が経過すると、2番目の表示器LEDBの表示内容更新
が停止される。これとともに、第2番目の停止間隔設定
タイマーTM4が起動される。このタイマーTM4も一
定時間(252m5)を計時する。その計時が終了する
と、つまり表示器LEDBの表示内容更新が停止されて
から一定時間(252ms)が経過すると、今度は、3
番目の表示器LEDCの表示内容更新が停止される。こ
れとともに、最後の停止間隔設定タイマーTM4が起動
される。このタイマーTM4もやはり一定時間(252
ms)を計時する。
そして、その計時が終了すると、つまり表示器LEDC
の表示内容更新が停止されてから一定時間(252ms
)が経過すると、最後の4番目の表示器LEDDの表示
内容更新が停止される。
第19図は上述した一連の停止動作を互いに時間対応さ
せて示す。
同図に示すように、上記特定時間タイマーTM1および
不特定時間タイマーTM2は、それぞれ各セグメント表
示器LEDA−LEDDにおける表示内容更新の動作を
停止させる時間を遅延させるように動作する、一種の遅
延手段として機能する。そして、その一方のタイマーT
M2による遅延動作によって、停止後におけるセグメン
ト型表示器LEDA−LEDDの表示内容がランダム化
されるようになっている。なお、不特定時間タイマーT
M2の計時時間は、特定時間タイマーTM1が起動され
るときに設定される。
以上のようにして、可変表示装置の各セグメント型表示
器LEDA−LEDDにおけるそれぞれの表示内容の更
新が、一定時間(252ms)ごとに順次停止されるよ
うになっている。このとき、その停止の動作が行われる
前に、上記不特定時間タイマーTM2による不特定時間
の挿入が行われる。これにより、スタートスイッチSW
Iによって起動された可変表示装置の可変表示動作が停
止するタイミングが、例えばストップスイッチsw2の
動作タイミングなどに係わりなく、ランダムに変化させ
られるようになる。これにともなって、その可変表示装
置の各セグメント型表示器LEDA−LEDDにおける
それぞれの停止表示内容がランダム化される。このラン
ダム化状態は、可変表示装置の表示更新周期やその更新
停止間隔などを一定にした場合にも、あるいは他の動作
をすべて規則化した場合にも、確実に現れる。このよう
にして、不特定な構成要素をわずか1箇所に設けるだけ
の簡単かつ簡潔な構成でもって、可変表示装置の動作に
確実にランダム性をもたせることができる。
次に、上記不特定時間タイマーTM2に設定される不特
定時間データを生成する手段について説明する。
不特定時間データを生成する手段は、第17図に示すよ
うに、不特定データ発生手段06.不特定時間データ選
択手段07、不特定時間データ記憶領域08などによっ
て構成される。これらの構成要素も、第10図に示した
マイクロ・コンピュータ210 、::よびこのマイク
ロ・コンピュータによってアクセスされるROM 22
0およびRAM230などによって、ソフトウェア的に
構成される。
不特定時間データ記憶領域o8は複数種類の時間データ
を格納する。この記憶領域08はROM領域に割り当て
られる。不特定データ発生手段06はランダムな値をも
つ不特定データを発生する。
不特定時間データ選択手段o7は、不特定データ発生手
段06から与えられる不特定データによって上、記記憶
領域o8内の時間データを選択する。
そして、その選択された時間データが上記不特定時間タ
イマーTM2に設定されるようになっている。
不特定時間データ記憶領域o8は、複数種類の時間デー
タを格納する実データ領域082と、この実データ領域
082内の特定領域を指定するポインタデータが多数格
納されたポインタ領域081とからなる。
また、上記不特定時間データ選択手段o7は、上記不特
定データ発生手段o6がら与えられる不特定データに基
づいて、上記ポインタ領域081内の特定領域を選択す
る第1の選択手段071と、この第1の選択手段071
によって選択された特定領域のポインタデータに基づい
て、上記実データ領域082内の特定領域を選択する第
2の選択手段072とからなる。この場合、上記ポイン
タ領域081に格納されるポインタデータの数は、上記
実データ領域082に格納される時間データの種類より
も大幅に多くされている。
つまり、前記可変表示装置が起動されると、先ず、不特
定データ発生手段06からランダムな不特定データが成
牛さられる。次に、この不特定データによってポインタ
領域081内のいずれか1つのポインタデータが選択さ
れる。さらに、このポインタデータによって実データ領
域082内のいずれか1つの時間データが選択される。
そして。
このようにして選択された時間データが上記不特定時間
タイマーTM2の計時時間となる。
ここで、実データ領域082には、1秒以内の10種類
の時間データが格納されている。この10種類の時間デ
ータの中の1つを指定するポインタデータは、0から9
までの10種類の中のいずれかの数値をとる6ポインタ
領域081には1時間データの種類よりも大幅に多くの
数(128個)のポインタデータがランダムに分散され
て格納されている。次に示す表3は、上記ポインタ領域
081の内容を示す。
表3 ポインタ領域081の内容 表3において、各ポインタデータの数値の構成比率すな
わち各数値ごとの発生数は、次の表4のようになってい
る。さらに、0から9までの各ポインタデータと時間と
の対応関係を、表5に示す。
表4 ポインタデータの発生数 第20図は上記不特定データ発生手段o6の構成例を示
す。
同図に示すように、上記不特定データ発生手段06は、
リセット回数計数手段061と、前記マイクロ・コンピ
ュータ(280)内のリフレッシュレジスタ062と、
論理演算手段063とによって構、成される。リセット
回数計数手段061は、上記CPUのリセット回数を計
数する。その計数値、特にその下位桁(10進数の下1
桁の数字0から9に相当)だけを抽出して得られる内容
c61は、マイクロ・コンピュータが電源投入によって
最初に起動された時期およびタロツクパルスの極めてわ
ずかな周波数バラツキの累積などによって、不特定の数
値をとる。つまり、ランダム化されている。またねリフ
レッシュレジスタ062は、ダイナミックRAMをリフ
レッシュするためのものであって、マイクロ・コンピュ
ータ内にて勝手に動作し、外部からの操作はできない。
従って、その内容C62も、上記リセット回数計数手段
061と同様に、ランダム化されている。さらに論理演
算手段063は、上記2種類の内容C61とC62を互
いに論理演算処理する。この場合の論理演算は排他的論
理和が行われるようになっている。そして、この論理演
算手段063の演算結果が上記不特定データとして利用
されるようになっている。
この場合、上記演算結果は、その下位桁の数値゛<1゛
−(進数輪換算して0から9までの数値)だけが抽出さ
れて上記不特定データとして利用される。
また、上記2種類の内容C61とC62はそれぞれ、単
独でも十分なランダム性を備えている。
従って、その内容C61あるいはC62をそのまま上記
不特定データとして用いるようにしてもよい。しかし、
上記論理演算手段063によって、その2種類の内容C
61とC62を互いに論理演算処理することにより、さ
らにランダム性の高い不特定時間データが得られるよう
になる。
以上のような構成としたことにより、上記選択手段07
によってランダムに選択される不特定時間データの種類
およびその選択頻度が、上記記憶領域08内に拡散され
て格納されたデータの内容に大きく依存するようになっ
た。これとともに、比較的短いサンプル期間においても
、前述した特定態様の発生確率を理論的に予想される所
定値に近づけることができるようになった。これにより
、ランダム性を保ちつつ、前述した特定態様が実際に以
上る確率を平均化させて、遊技客へのサービスの公正と
公平をはかることができるようになる。
[効果] 以上、実施例の説明の中で明らかにしたように。
この発明によるパチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の遊
技領域内に設けられる可変表示装置の表示内容を周期的
に更新する表示データ更新手段と、上記可変表示装置に
おける表示更新動作の停止時期をランダムに制御する不
特定時間タイマーと、複数種類の時間データが格納され
た不特定時間データ記憶領域と、ランダムな値をもつ不
特定データを生成する不特定データ発生手段と、この不
特定データ発生手段から与えられる不特定データによっ
て上記記憶領域内の時間データを選択し、この選択され
た時間データを上記不特定時間タイマーに設定する不特
定時間データ選択手段とを備えることにより、簡単かつ
簡潔な構成でもって、上記可変表示装置に十分なランダ
ム性を付与させることができるとともに、比較的短い有
限の遊技期間内において前述した特定態様が実際に現れ
る確率を平均化させることができ、これにより公正かつ
公平なサービスをはかることができる、とし)う効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の主要な構成を特許請求の範囲の記載
に対応させて示すブロック図、第2図はこの発明の一実
施例によるパチンコ遊技機本体の全体を前面から見た状
態を示す図、第3図はその遊技盤の部分を取り出して示
す図、第4図は上記遊技盤に配設される可変表示装置の
前面を示す図。 第5図は第4図の可変表示装置の側断面状態を示す図。 第6図は上記遊技盤に配設される特別変動入賞装置の閉
状態を前面から見た状態を示す斜視図、第7図は上記特
別変動入賞装置の開状態を前面から見た状態を示す斜視
図、 第8図は上記特別変動入賞装置の裏側の状態を示す分解
斜視図、 第9図は上記特別変動入賞装置の側断面状態を示す図、 第10図は第2〜9図に示したパチンコ遊技機の制御装
置部分の一実施例を示すブロック図、第11図は上記制
御装置の動作状態を示すタイミングチャート、 第12図は上記制御装置内に設けられるリセットパルス
発生手段の構成例を示すブロック図、第13図は上記制
御装置のI10ユニット付近の詳細を示す回路図。 第14図は上記I10ユニット内に設けられる音階発生
手段の構成例を示す回路図、 第15図は上記制御装置の構成を説明するための処理フ
ローチャート、 第16図は°第15図のフローチャート内の一部を詳細
に示すフローチャート、 第17図は上記制御装置において構成される可変表示制
御部分の構成を示すブロック図、第18図はマイクロ・
コンピュータ(CPU)のリセット周期すなわちプログ
ラムの1実行周期、更新周期設定タイマーの動作周期、
およびゼグメント型表示器の表示更新周期を、互いに時
間対応させて示すタイミングチャート、 第19図は上記可変表示装置における一連の停止動作を
互いに時間対応させて示すタイミングチャート、 第20図は不特定時間データ発生手段の構成例を示すブ
ロック図である。 1・・・・遊技盤、4・・・・可変表示装置、5・・・
・特別変動入賞装置、200・・・・制御装置、300
、、、、ハチンコ遊技機本体、210・・・・マイクロ
・コンピュータ、220・・・・ROM、230・・・
・RAM、240・・・・アドレスデコーダ、250・
・・・I10ユニット、257・・・・音階発生手段。 290・・・・リセット信号発生手段、φk・・・・基
本クロックパルス、φt・・・・リセットパルス、TM
I・・・・特定時間タイマー、TM2・・・・不特定時
間タイマー、TM3〜TM5・・・・停止間隔設定タイ
マー、TMA−TMD・・・・表示内容更新周期設定タ
イマー、06・・・・不特定データ発生手段、07・・
・・不特定時間データ選択手段。 0.71,072・・・・第1.第2の選択手段、08
・・・・不特定時間データ記憶領域、081・・・・ポ
インタ領域、82・・・・実データ領域。 第4図 第5図 第9図 ! 第10 v!J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遊技領域内にて一種のゲーム装置を形成する可変
    表示装置と、この可変表示装置の表示内容が特定の態様
    で停止したときに動作する入賞装置とを備えたパチンコ
    遊技機であって、上記可変表示装置の表示内容を周期的
    に更新する表示データ更新手段と、この可変表示装置に
    おける表示更新動作の停止時期をランダムに制御する不
    特定時間タイマーと、複数種類の時間データが格納され
    た不特定時間データ記憶領域と、ランダムな値をもつ不
    特定データを生成する不特定データ発生手段と、この不
    特定データ発生手段から与えられる不特定データによっ
    て上記記憶領域内の時間データを選択し、この選択され
    た時間データを上記不特定時間タイマーに設定する不特
    定時間データ選択手段とを備えたことを特徴とするパチ
    ンコ遊技機。
  2. (2)上記不特定時間記憶領域は、複数種類の時間デー
    タを格納する実データ領域と、この実データ領域内の特
    定領域を指定するポインタデータが多数格納されたポイ
    ンタ領域とからなり、上記不特定時間データ選択手段は
    、上記不特定データ発生手段から与えられる不特定デー
    タに基づいて上記ポインタ領域内の特定領域を選択する
    第1の選択手段と、この第1の選択手段によって選択さ
    れた特定領域に格納されたデータに基づいて上記実デー
    タ領域内の特定領域を選択する第2の選択手段とからな
    り、さらに、上記ポインタ領域に格納されるポインタデ
    ータの数を上記実データ領域に格納される時間データの
    種類よりも大幅に多くしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のパチンコ遊技機。
  3. (3)上記可変表示装置における可変表示動作の起動を
    指令するスタート手段と、その可変表示動作の停止を指
    令するストップ手段と、上記ストップ手段による指令が
    発せられてから上記可変表示動作が停止するまでの間に
    ランダムな長さの遅延時間を挿入する遅延手段とを備え
    、この遅延手段が上記不特定時間タイマーであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のパ
    チンコ遊技機。
  4. (4)プログラム格納式のマイクロ・コンピュータを備
    え、このマイクロ・コンピュータによって、上記可変表
    示装置の制御手段および上記不特定時間タイマーを構成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項
    までのいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  5. (5)プログラム格納式のマイクロ・コンピュータと、
    このマイクロ・コンピュータを一定周期ごとにリセット
    して完全に初期化するリセット信号発生手段とを備え、
    この一定周期ごとに初期化されるマイクロ・コンピュー
    タによって上記可変表示装置の制御手段および上記不特
    定時間タイマーを構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項から第4項までのいずれかに記載のパチンコ
    遊技機。
  6. (6)プログラム格納式のマイクロ・コンピュータと、
    このマイクロ・コンピュータを一定周期ごとにリセット
    して完全に初期化するリセット信号発生手段とを備え、
    この一定周期ごとに初期化されるマイクロ・コンピュー
    タによって、上記可変表示装置の制御手段および上記不
    特定時間タイマーを構成するとともに、上記リセットご
    とに内容が更新される記憶領域を用いて上記不特定時間
    タイマーを構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項から第5項までのいずれかに記載のパチンコ遊技機
  7. (7)プログラム格納式のマイクロ・コンピュータと、
    このマイクロ・コンピュータを一定周期ごとにリセット
    して完全に初期化するリセット信号発生手段とを備え、
    この一定周期ごとに初期化されるマイクロ・コンピュー
    タによって上記可変表示装置の制御手段および上記不特
    定時間タイマーを構成するとともに、上記マイクロ・コ
    ンピュータ内のリフレッシュレジスタの内容と上記リセ
    ットの回数とを論理演算処理する論理演算手段を備え、
    この論理演算手段の処理結果に基づいて、上記不特定デ
    ータを発生するようにしてたことを特徴とする特許請求
    の範囲投1項から第6項までのいずれかに記載のパチン
    コ遊技機。
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