JPH0653190B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0653190B2
JPH0653190B2 JP60120981A JP12098185A JPH0653190B2 JP H0653190 B2 JPH0653190 B2 JP H0653190B2 JP 60120981 A JP60120981 A JP 60120981A JP 12098185 A JP12098185 A JP 12098185A JP H0653190 B2 JPH0653190 B2 JP H0653190B2
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吉平 新山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は遊技機、特に可変表示装置を備えたものに関
する。
[従来の技術] パチンコ遊技機の分野においては、遊技客へのサービス
向上や遊技を楽しめる客層の拡張などのために、いわゆ
る役物(やくもの)と呼ばれる電動式の入賞装置を備え
たものが開発されている。この役物が付くことにより遊
技の内容が多様になり、これにより遊技客の健全な楽し
みを増加させることができるようになる。
この種の役物付きのパチンコ遊技機には、可変表示装置
と、この可変表示装置の表示内容が特定の態様で停止す
ることを条件にして動作する入賞装置とが設けられる。
上記可変表示装置は、パチンコ遊技機の遊技領域内にて
一種のゲーム装置を形成する。この可変表示装置は、例
えば遊技領域内に配設された特定入賞領域に打球が入賞
することにより起動されて、その表示内容を絶えず変化
させるように動作する。この表示を変化させる可変表示
動作は、手動による停止操作あるいはタイマーによる特
定時間の経過によって停止させられる。可変表示動作が
停止させられると、それ以降の表示内容は、次の起動ま
で停止している。ここで、その表示内容が予め約定され
た特定の態様で停止すると、上記入賞装置が動作して、
遊技客になんらかの特別な利益を一時的に与える。これ
により、誰にでも多大な入賞利益を得る機会が平等に与
えられるようになって、遊技客へのサービスが公正かつ
公平になる。これとともに、遊技の内容が多様になっ
て、遊技客の健全な楽しみを増加させることができるよ
うになる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前述したごとき役物付きのパチンコ遊技
機の利点が十分に活かされるためには、上記可変表示装
置の停止表示内容が十分にランダム化されていなければ
ならない。そのランダム化が不十分だと、上記停止表示
内容になんらかの規則性が生じて、ゲーム装置としての
面白さが損なわれてしまう。また、場合によっては、そ
の表示の出方あるいは傾向などが粗方予想されるように
なってしまう。こうなると、その出方あるいは傾向を把
握した特定の遊技客だけに有利になって、公正かつ公平
なサービスができなくなるとともに、パチンコ遊技機と
しての健全な娯楽性が損なわれてしまうようになる。
そこで、上記可変表示装置には、その停止表示内容をラ
ンダム化するために、例えば乱数などに基づいて動作す
る不特定な構成要素を導入することが必要となる。とこ
ろが、良好なランダム性を得るために従来から一般に知
られている不特定な構成要素は、総じて、その構成が複
雑かつ大掛かりであった。
他方、パチンコ遊技機においては、その不正な構造によ
る悪用が恐れられている。従って、上記可変表示装置
も、その不正改造の余地がないようにするため、あるい
は不正改造があっても簡単な発見できるようにするた
め、その構成、特に制御関係の構成はできるだけ簡潔に
しなければならない。
以上のように、この種の役物付きパチンコ遊技機には、
ランダム化によるサービスの向上と、不正改造による悪
用の防止とを両立させることが難しい。という問題があ
った。
[発明の目的] この発明は、以上のような問題点を解決するものであっ
て、その目的とするところは、非常に簡単かつ簡潔な構
成でもって、上記可変表示装置に十分なランダム性を付
与させることができるようにし、これによりランダム化
によるサービスの向上と、不正改造による悪用の防止と
を両立して達成することができるパチンコ遊技機を提供
することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴に
ついては、本明細書の記述および添附図面から明かにな
るであろう。
[問題点を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、この発明では上記目的を達成する手段とし
て、第1図にその主要な構成を対応させて示すように、
パチンコ遊技機の遊技領域内にて一種のゲーム装置を形
成する可変表示装置01の表示内容を周期的に更新する
表示データ更新手段と、上記遊技領域内における特定の
入賞によって上記可変表示装置01の起動を指令するス
タート手段03と、手動による操作またはタイマの計時
終了に基づいて上記可変表示装置01の更新停止を指令
するストップ手段04とが設けられている。これととも
に、上記可変表示装置01における表示更新周期を、上
記スタート手段03と上記ストップ手段04の各動作を
制御する最小制御時間単位よりも長くしている。
[作用] 上記上記可変表示装置01における表示更新周期を上記
スタート手段03と上記ストップ手段04の各動作を制
御する最小制御時間単位よりも長くすると、次のような
ことが生じる。
すなわち、上記可変表示装置01の表示更新動作が起動
されてから停止されるまでの更新動作期間が同じであっ
ても、更新の動作が停止される時間位置と表示が最後に
更新される時間位置との間の相対関係は、必ずしも一致
しなくなる。その相対位置関係すなわち更新の動作が停
止される時間位置と表示が最後に更新される時間位置と
のずれ(時間差)には、上記スタート手段03あるいは
上記ストップ手段04が動作する時間位置も関与してい
る。ここで仮に、他の時間的条件がすべて同一であった
としても、更新動作の停止時間位置と表示の更新時間位
置とがたまたま一致する付近では、スタート手段03あ
るいはストップ手段04の動作タイミングがわずかでも
前後すると、これによって、更新動作の停止時間位置
が、表示の更新時間位置を越たり越えなかったりするよ
うになる。そして、その表示の更新時間位置を越えるか
否かでもって、停止時の表示が変化したりしなかったり
する。
例えば、上記可変表示装置01の表示内容が[1]から
[2]に更新される間にて、更新の動作が停止される
と、その上記可変表示装置01の表示内容は[1]で停
止されるようになる。このとき、上記可変表示装置01
の表示更新動作は、その表示内容が[1]に更新された
時間位置を越え、場合によっては、表示内容が[2]に
更新される直前の時間位置まで達することがある。しか
し、その更新時間位置を越えた分の時間が表示の更新周
期にほんのわずかでも満たない半端な時間であると、そ
の半端な時間は無効となる。結局、表示は[1]で停止
される。ところが、ここで、スタート手段03あるいは
ストップ手段04の動作タイミングがなんらかの偶然に
よってほんのわずかでも遅れたりすると、これによっ
て、更新の動作停止時間位置が次の表示更新時間位置の
ずれ込むことがあり得るようになる。つまり、可変表示
装置01の停止表示内容は、偶然的に生じる極めてわず
かなタイミングの違いによっても、[1]になったり
[2]になったりする。
このように、上記可変表示装置01における表示更新周
期を上記スタート手段03あるいは上記ストップ手段0
4の各動作を制御する最小制御時間位置よりも長くする
ことにより、更新動作の停止タイミングと表示の更新タ
イミングとの間に相対的な時間ずれ(あるいは位相差)
が生じ、この時間ずれによって、更新動作停止時の表示
内容が不確定的に変化するようになる。
このとき、上記スタート手段03と上記ストップ手段0
4の各動作タイミングは、いずれも上述した表示の更新
タイミングとは無関係にランダムに行なわれるようにな
っている。従って、上記時間ずれもランダムに生じる。
これにより、更新動作停止時の表示内容は、スタート手
段03あるいはストップ手段04における動作タイミン
グのほんのわずかなバラツキでもつて、ランダムに前後
させられる。
以上のようにして、上記スタート手段03あるいは上記
ストップ手段04における動作タイミングのランダム性
が有効に活用されるようになっている。これにより、簡
単かつ簡潔な構成を保ちつつ、可変表示装置の動作に良
好なランダム性を付与することができる。そして、その
付与される良好なランダム性によって、公正かつ公平な
サービスの向上と、不正改造による悪用の防止とを両立
して達成することができるようになる。
[実施例] 以下、この発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
なお、図において同一符号は同一あるいは相当部分を示
す。
第2図〜第9図は、この発明が適用されているパチンコ
遊技機の本体側部分を示す。
先ず、この発明に係るパチンコ遊技機の概要および動作
を第2図および第3図を参照しながら一通り説明する。
第2図は、本発明に係るパチンコ遊技機全体の構成例
を、また、第3図はその遊技盤1に形成される遊技領域
1aの構成例を示す。
第2図および第3図において、遊技盤1の前面には打球
案内レール3が配設されている。この打球案内レール3
は、打球発射装置2によって発射された遊技球すなわち
打球を遊技領域1aの上部へ案内する。打球発射装置2
は下部の操作ダイヤルノブ2aによって操作・駆動され
る。
遊技領域1aは、上記打球案内レール3と開閉パネル1
01のガラス板とによって囲まれた空間に形成されてい
る。この遊技領域1aには入賞領域を形成する種々の入
賞口6a,6b,6c,7,8,53aおよび入賞装置
5,9などが配設されている。これとともに、多数本の
障害釘11と各種の誘導部材12a,12b,12c、
および方向設定部材13a,13bなどが配設されてい
て、これらによって遊技領域1a内に打ち込まれた打球
がその方向を種々に変えながら落下するようになってい
る。そして、遊技領域1aの最下部には、いずれの入賞
領域にも入賞できなかった打球を遊技盤の背後へ回収す
るアウト口10が設けられている。
また、その遊技領域1aの中央には、一種のゲーム装置
をなす可変表示装置4が装備されている。この可変表示
装置4では、発光ダイオードによるセグメント型表示器
LEDA,LEDB,LEDC,LEDDによって0か
ら9までのアラビア数字が表示されるようになってい
る。可変表示装置4が動作すると、各表示器LEDA〜
LEDDにおける表示数字がそれぞれに変化する。この
変化は、遊技客がストップスイッチSW2を操作するか
あるいはある程度の時間を経過することによって停止さ
れる。この時、この停止後の表示数字の組合せが予め約
定した出目になると、これによって後述する特定態様が
発生させるようになっている。
上記入賞口6a,6b,6c,7,8,53aは、入賞
領域を常時開設している固定入賞口である。これらの入
賞口6a,6b,6c,7,8,53aは、その機能に
よって、一般入賞口6a,6b,6c,53aと、特定
入賞口7,8とに分類される。打球が一般入賞口6a,
6b,6c,53aに入賞した場合には、これによって
所定数(通常は10ないし15個)の賞品球が払出され
るようになる。打球が特定入賞口7,8に入賞した場合
には、一般入賞口への入賞の場合と同様に所定数の賞品
球が払出される他に後述するように、可変表示装置4が
起動させられて特別の利益を得るための機会が与えられ
るようになる。
上記入賞装置5,9としては、チューリップ式の入賞装
置9と特別変動入賞装置5が設けられている。
そのうち、特別変動入賞装置5は、通常の入賞領域を開
設していないが、可変表示装置4における可変表示動作
の停止結果によって特定の態様が生じることにより、入
賞確率の非常に高い広幅の特別変動入賞口80を一時的
に開設する。さらに、その特別変動入賞口80内は、所
定数の賞品球をもたらすだけの普通入賞口82と、賞品
球の他に特別変動入賞口80が再度開設される権利も与
える継続入賞口81とに分かれている。
他方、遊技盤1の上部には照光式の集中表示部材20が
配設されている。この照光式の集中表示部材20には、
打球がいずれかの入賞領域に入賞したときに一時的に点
灯される賞品ランプ21、可変表示装置4の可変表示動
作停止による特定態様が発生したときなどに点灯あるい
は点滅されるターボランプ22、後述する「大当たり」
の特定態様が発生した場合における特別変入賞装置5の
開状態の継続回数を数値表示するセグメント型表示器L
EDE、およびその継続回数が所定の制限回数(10
回)に達した時の特別変動入賞装置5によるゲームの完
了を報知する完了ランプ24が配設されている。
また、上記可変表示装置4には大当たり表示用照明手段
27が設けられている。この照明手段27は、上記セグ
メント型表示器LEDA,LEDB,LEDC,LED
Dによる表示が変化している間、点滅点灯される。さら
に、「大当たり」の特定態様が生じると、その点滅速度
が速くなるように制御されるようになっている。これに
より、可変表示装置4の動作および「大当たり」の発生
が効果的に演出・表示されるようになっている。
さらに、上記特別変動入賞装置5内には継続条件成立表
示部29が設けられている。この継続条件成立表示部2
9は、「大当たり」の特定態様が発生しているときに、
上記継続入賞口81に打球が入賞することにより点灯駆
動されるようになっている。これにより、特別変動入賞
口80が再度開設される特別の継続権利が付与されたこ
とが表示されるようになっている。
上記構成の遊技盤1を保持するパチンコ遊技機の保持枠
100の上部には、発射装置駆動ランプ26が設けられ
ている。この発射装置駆動ランプ26は、打球発射装置
の操作ダイヤルノブ2aを操作したときに点灯される。
また、保持枠100に取り付けられた開閉パネル101
には、打球発射装置に供給される打球を保留する供給皿
102が取り付けられている。さらに、その下方には、
供給皿102から溢れた賞品球を貯留するための受皿1
03が設けられている。
上記保持枠100の側部(図では左側)には、押圧操作
式のストップスイッチSW2が設けられている。このス
トップスイッチSW2は、特定入賞口7または8への入
賞口によって起動された可変表示装置4の可変表示動作
を手動で停止させたいときに使用される。
さて、上述ごとく構成されたパチンコ遊技機では、打球
発射装置2によって遊技領域1a内に打ち込まれた打球
が何れかの入賞領域に入賞すると、これによって所定数
(通常は10ないし15個)の賞品球が払出される。さ
らに、その入賞球が特定入賞口7または8に入賞した場
合には、可変表示装置4が起動される。そして、その可
変表示装置4のセグメント型表示器LEDA〜LEDD
によって表示されている4つの数字がそれぞれに変化さ
せられるようになる。ここで、遊技客がストップスイッ
チSW2を押すか、あるいはある程度の時間が経過する
と、これによってその可変表示の動作が停止される。こ
のとき、その停止後の表示数字の組合せが予め約定した
出目になると、これによって特定態様が発生される。
特定態様が発生すると、特別変動入賞装置5が閉状態か
ら開状態に変換されて、上述した特別変動入賞口80に
よる入賞領域が遊技領域1a内に臨時的に開設・提供さ
れるようになる。これにより、そこへの入賞確率がゼロ
から非常に高い状態に移行される。この結果、遊技客に
は、比較的短時間内に多数の入賞球を発生させて多くの
賞品球を獲得できる特別の機会が与えられるようにな
る。
この場合、上記特定態様によって生じる状態には、上記
表示数字の組合せによって、「大当たり」と「中当た
り」の2種類がある。
「大当たり」の状態は、4つの表示数字のすべてが予め
約定した特定数字の一つに揃う特定態様が発生したとき
に生じる。「中当たり」の状態は、3つの表示数字のう
ちの任意の3つが予め約定した特定数字の一つに揃う特
定態様が発生したときに生じる。つまり、揃う目が4つ
の場合は「大当たり」が、揃目が3つの場合は「中当た
り」がそれぞれ出るようになっている。
「大当たり」の特定態様が発生した場合には、特別変動
入賞装置5が比較的長い所定時間(約30秒)の間、開
状態に設定される。これにより、入賞の確率が飛躍的に
高くなる。さらに、特別変動入賞装置5の開状態が持続
している間に、その特別変動入賞口80内に設定された
継続入賞口81に打球が入賞すると、特別変動入賞装置
5が一旦閉状態に戻ったあとに再び開状態に設定される
ようになる。つまり、特別変動入賞装置5の開状態が継
続される時間が実質的に延長されるようになる。これに
より、非常に多くの入賞機会が遊技客に与えられるよう
になっている。
また、「中当たり」の特定態様が発生した場合には、特
別変動入賞装置5が比較的短い所定時間(約6秒)の間
だけ、開状態に設定される。これにより、「大当たり」
に及ばないが、通常の場合よりもかなり多くの賞品球を
得る機会が遊技客に与えられるようになっている。
ここで、上記可変表示装置4に表示される数字の組合せ
は、ランダム的に変化させられるようになっている。従
って、上記特定態様による特別の機会は、遊技の習熟度
などの個人差などによることなく、ほぼ平等に与えられ
るようになる。これにより、初心者でも上記特定態様に
よる偶然の機会を楽しむことができるようになってい
る。
ただし、上述した特別の機会によって遊技客に与えられ
る利点が大きすぎると、今度は無用な射幸心が煽る恐れ
が生じる。そこで、その射幸心を煽らないようにするた
めに上述した特定態様の発生に関連する制御動作におい
て、次のような制御動作を併せて行なわれるようになっ
ている。
すなわち、上記「大当たり」の状態が発生した場合に
は、特別変動入賞装置5への入賞球の数が一定の制限数
(10個)に達すると、その特別変動入賞装置5は所定
時間(約30秒)の経過を待つことなく直ちに閉状態に
強制復帰させられるようになっている。さらに、上記継
続入賞口81への入賞による開状態の継続設定回数も、
一定回数(10回)以下に制限されるようになってい
る。
これにより、遊技客の健全な興味を損なうことなく、無
用な射幸心を煽らないようにしている。
他方、図示は省略するが、「大当たり」および「中当た
り」の特定態様が発生したときには、上述した制御動作
とともに、その特定態様の種類に応じて、例えばファン
ファーレのごとき効果音などのように、音響による演出
表示の制御も併せて行なわれるようになっている。な
お、ファンファーレのごとき効果音は、詳細は後述する
が、電子的に発生されて、遊技機内に組み込まれたスピ
ーカ(図示省略)から発せされるようになっている。
このように演出表示によって、遊技客は賞品球の獲得以
外の面白さも体験できるようになっている。
次に、上述したパチンコ遊技機の構成を第2図から第9
図までを参照しながらさらに詳細に説明する。
第2図はこの発明が適用されているパチンコ遊技機の前
面を示す。
同図にその概要を示すパチンコ遊技機は、前述したよう
に、遊技盤1,打球発射装置2,打球操作用ダイアルノ
ブ2a,打球案内レール3,保持枠100,開閉パネル
101,供給皿102,溢れ球受皿103などを有す
る。
遊技盤1は保持枠100の内側に保持され、その前面側
は開閉パネル101によって覆われるようになってい
る。開閉パネル101は透明ガラス板を用いて構成され
ている。この遊技盤1の中央部は打球案内レール3によ
って大きく取り囲まれている。そして、この取り囲まれ
た中に遊技領域1aが形成されている。
また、その遊技盤1の上部には照光式の集中表示部材2
0が配設されている。この集中表示部材20には、賞球
ランプ21,特定態様発生表示ランプ22,および完了
ランプ24が一体的に組込まれている。また、その集中
表示部材20には発光ダイオードによるセグメント型表
示器LEDEが取り付けられている。これらのランプお
よび表示器の機能については前述したとおりである。
すなわち、賞球ランプ21は、入賞領域に打球が入賞し
たときに一時的に点灯される。入賞領域は例えばチュー
リップ式入賞装置9などによって提供される。特定態様
発生表示ランプ22は「中当たり」あるいは「大当た
り」の特定態様が発生したときなどに点灯あるいは点滅
される。セグメント型表示器LEDEは、「大当たり」
の所定態様が発生した場合において、継続入賞口81に
打球が入賞することによって特別変動入賞装置5の開状
態が継続・延長させられた回数を数値表示する。完了ラ
ンプ24は、その継続・延長回数が所定の制限回数(1
0回)に達したときの特別変動入賞装置5によるゲーム
の完了を報知する。
打球発射装置2は電動駆動式であって、供給皿102内
の遊技球を一個ずつ発射する。その操作はダイアルノブ
2aの回動操作によって行なわれる。このダイアルノブ
2aは手動によって回動操作され、遊技客が手を放すと
自動的に非操作位置にバネ復帰するように構成されてい
る。
打球案内レール3は、発射装置2によって発射された遊
技球すなわち打球を後述する遊技領域1a内に案内す
る。
遊技領域1aは、前述したように、遊技盤1の前面の打
球案内レール3で囲まれた中に形成されている。この遊
技領域1a内には、打球の方向を無作為に変更させる多
数の障害釘11や打球の流下速度および方向を制御する
転動誘導部材12a,12b,12cなどが配設されて
いる。これとともに、その遊技領域1a内には、入賞領
域を提供する各種の入賞装置、すなわち特別変動入賞装
置5,第1の所定入賞口7,第2の所定入賞口8,チュ
ーリップ式入賞装置9などが配設されている。
特別変動入賞装置5は、前述したごとく、可変表示装置
4による特定態様が発生したときに動作して一時的に入
賞領域を開設するように構成されている。この特別変動
入賞装置5については、後程その構成例を詳細に説明す
る。また、第1,第2の特定入賞口7,8は、前述した
ように、可変表示装置4を起動させるための特定の入賞
領域を提供するようになっている。
さらに、上記遊技領域1a内には、可変表示装置4,ア
ウト口10,および照明手段25などが配設されてい
る。
可変表示装置4は、詳細は後述するが複数箇所(4箇
所)の表示窓部にて、各表示窓部ごとに複数種類のキャ
ラクタをそれぞれに可変表示するように構成されてい
る。この実施例では、キャラクタとして0から9までの
アラビア数字を可変表示する。表示される数字の出目は
それぞれにランダムに可変されるようになっている。
アウト口10は、遊技領域1a内のいずれの入賞領域に
も入ることができなかった打球、つまり入賞できなかっ
た外れ球を回収する。
照明手段25は、可変表示装置4の可変表示動作停止に
より特定態様が発生したときに点滅あるいは点灯され
る。
他方、保持枠100はパチンコ遊技機の外枠をなす。こ
の保持枠100には、いずれも前述したストップスイッ
チSW2および発射駆動ランプ26などが配設されてい
る。ストップスイッチSW2は上記可変表示装置4の可
変動作を手動で停止させるものであって、押圧操作式
(ボタン式)のモメンタリー型(瞬動型)スイッチを用
いて構成されている。
溢れ球受皿103は、供給皿102から溢れた球を貯留
するところである。打球が入賞すると所定数の賞品球が
払出されるが、この払出される賞品球は供給皿102に
放出されるようになっている。
第3図は遊技盤1の部分の詳細を示す。
第3図において、上記可変表示装置4の上方には、いわ
ゆる「天」「天の左」「天の右」の3つの一般入賞口6
a,6b,6cが一体的に設けられている。なお、これ
らの一般入賞口6a,6b,6cはそれぞれ、可変表示
装置4とは別に独立して設けてもよい。
遊技領域1aの上半部には、上記転動誘導部材12a,
12b,12cなどのほかに、第1,第2の方向設定部
材13a,13bが配設されている。これらの方向設定
部材13a,13bは障害釘によって形成されている。
これらの方向設定部材13a,13bの下方には上記転
動誘導部材12a,12b,12cがそれぞれ配設され
ている。そして、それらの転動誘導部材のうち、第1の
転動誘導部材12aは、その回転軸が、第1の特定入賞
口7の斜め上方からやや中央に寄ったところで、かつそ
の上方に位置する第1の方向設定誘導部材13aの中心
線よりも距離Aだけ外側に離れたところに軸支されてい
る。第2の転動誘導部材12bは、第1の特定入賞口7
の内側によりやや下方にて、第2の方向設定誘導部材1
3bと可変表示装置4の肩部4aとの間隔の中心線より
も距離Cだけ外側に離れたところに軸支されている。こ
れによって転動誘導部材12a,12bに向かって流下
してきた打球は、遊技盤の中央に向かって流下しやすく
なるように方向が制御されるようになっている。
ここで、第1,第2の特定入賞口7,8への入賞球は、
遊技盤1の背後にて、他の入賞領域への入賞球とは別の
経路を案内される。そして、第3図にその取付位置を点
線で示すスタートスイッチSW1を通過した後に、他の
入賞球と共通の誘導経路に合流させられるようになって
いる。
スタートスイッチSW1は、特定入賞口7あるいは8に
入賞した打球の通過経路に設置されることにより、その
特定入賞球を検出する。この検出信号によって上記可変
表示装置4が起動されるようになっている。
可変表示装置4は、その肩部4aの終端が第2の方向設
定誘導部材13bの下端も距離Bだけ高い位置になるよ
うに設定されている。これによって、第2の方向設定部
材13bおよび可変表示装置4の肩部4aに沿って流下
してきた打球が、可変表示装置4の交流面(後述)を通
過して下方の第2の特定入賞口8や特別変動入賞装置5
に飛び込みやすくされるようになっている。
以上のようにして、方向設定誘導部材13a,13bと
転動誘導部材12a,12bの取り付け位置を定めるこ
とにより、遊技球の流路を中央に大きく開放構成し、遊
技球の無駄を無くすとともに、遊技球が効率よく中央に
寄るようになっている。
上記特別変動入賞装置5には2種類の入賞口80と53
aが設けられている。一つはその中央に臨時に開設され
る特別変動入賞口80であり、今一つはその両側に常に
開設されている一般入賞口53aである。この2種類の
入賞口80と53aに対応して、複数の障害釘からなる
分配案内部材14が設けられている。この分配案内部材
14は第2の特定入賞口8と特別変動入賞装置5との間
に設けられ、上記2種類の入賞口に打球を振り分けると
ともに、特別変動入賞装置5への入賞球のスピードを軽
減させるように作用する。
遊技領域1aの右端には、弓形の球案内部材15が打球
案内レール3と連続する円弧を形成するように固定され
ている。この球案内部材15の上端には暴動阻止部材1
6が取り付けられている。この暴動阻止部材16は、高
速で打ち込まれた打球の勢いを殺して遊技領域内での暴
動を押さえるように作用する。
第4図および第5図は上述した可変表示装置4の具体的
な構成例を詳細に示す。
可変表示装置4は、第4図に示す取付孔44および第5
図に示すネジ43aや釘45などによって遊技盤1に固
定されるようになっている。
この可変表示装置4の上部には、第5図に示すように、
その前方を覆う装飾板40aに誘導平面40bが一体に
形成されている。この誘導平面40bは、遊技盤1の表
面より前方へ突出するように形成されている。
誘導平面40bの上端には、第4図に示すように、アー
チ状をなす肩部4aが設けられている。この肩部4a
は、遊技盤上方より流下してきた打球の速度を落とし、
打球を左右どちらかの遊技領域へスムースに振り分ける
ように作用する。
上記誘導平面40bの下端両側部には内側に向かって下
り傾斜となる下向きの誘導傾斜面40cが形成されてい
る。この誘導傾斜面40cによって、打球が交流面41
の内側に誘導されやすくなるようになっている。
また、誘導平面40bの下方には交流面41が形成され
ている。この交流面41は、第5図に示すように、遊技
盤1の面と略同一面をなす。これにより、その交流面4
1を通して左右の遊技領域内を流下する打球の交流を許
容している。この結果、打球が前述した第2の特定入賞
口8や特別変動入賞装置5へ飛び込みやすくなるように
されている。
上記交流面41には、第5図に示すように、凹部形成壁
42が固定されている。この凹部形成壁42は止着部4
1aとネジ43によって固定され、遊技盤1の奥に入り
込む凹部42aを構成する。この凹部42aの奥には、
後述する可変表示部材47を取り付けるための取付面4
6が設けられている。
上記取付面46には、第4図に示すように、3個の表示
窓部46bが横一列に形成されている。また、その背部
には、第5図に示すように、可変表示部材47を固定す
るための支柱が突設されている。
可変表示部材47は、第5図に示すように、基板47a
に取り付られた状態でもって、上記取付面46の背後に
取付・固定されている。この可変表示部材47は、第4
図に示すように、横一列に配列された3個の表示器を有
する。この表示器として実施例では、第4図に示すよう
に、発光ダイオードによるセグメント型表示器LED
A,LEDB,LEDCを使用している。各表示器LE
DA,LEDB,LEDCはそれぞれ、上記取付面46
の表示窓部46bを臨むように位置決めされている。
また、第4図に示すように、上記誘導面40bの中央に
も1個の表示窓40dが形成されている。この表示窓4
0dの背後には、別の可変表示部材48が取り付けられ
ている。この可変表示部材48は1個の表示器LEDD
を有する。この表示器LEDDも発光ダイオードによる
セグメント型表示器である。この可変表示部材48は、
第5図に示すように、その取付基板48aとともに、ネ
ジ43dによって位置決め・固定されている。
ここで、上記セグメント型表示決LEDA,LEDB,
LEDC,LEDDはそれぞれ、一種のキャラクタ表示
素子であって、発光駆動するセグメントの組合せによっ
て複数種類のキャラクタを任意に可変表示することがで
きるように構成されている。この実施例では、そのキャ
ラクタとしての、0から9までのアラビア数字が採用さ
れている。従って、上記セグメント型表示器LEDA,
LEDB,LEDC,LEDDは、各表示器ごとに、そ
のセグメントの組合せによって0から9の中の一つの数
字を任意に表示できるように構成されている。なお、上
記キャラクタとしては、数字以外の文字、あるいはシン
ボルマークや絵などであってもよい。
さらに、第4図に示すように、可変表示装置4の下部に
は、前述した特定入賞口7および8(第2,第3図)に
入賞した打球の数を表示するための4つの記憶表示ラン
プLED1〜LED4が横一列に配設されている。これ
らの記憶表示ランプLED1〜LED4は、第5図に示
すように、凹部形成壁42の下部に形成された貫通窓部
42dより現出されるようになっている。
上述のようにして、可変表示部材47および記憶表示ラ
ンプLED1〜LED4は、いずれも遊技盤1面よりも
奥に後退したところに配設されている。これは、可変表
示部材47および記憶表示ランプLED1〜LED4が
現出される表示部材が交流面となっており、球の交流が
頻繁に行なわれるので、これらを打球から保護しその破
損を阻止するためである。
また、可変表示部材47を前方から見ることのできる視
覚範囲を広げるため、上記凹部形成壁42を奥から前面
側に向けて末広がり状に傾斜させ、かつその内壁面にメ
ッキを施して可変表示部材47の表示内容が鮮明になる
ようにしている。さらに、その凹部形成壁42によって
形成された凹部42aの奥面は、該面で外部入射光が反
射して遊技者の視野に入ることにより可変表示部材47
の表示が見えにくくなるのを避けるため、垂直面に対し
てやや上向きの傾斜(約8〜10度)をもたせてある。
他方、上記誘導平面40bの両側部には、第4図に示す
ように、半透明の着色部材からなる一対の大当たり表示
用照明手段27が設けてある。この大当たり表示用照明
手段27の光源であるランプ(図示せず)は、第5図に
示すように、取付基板27aとネジ43cを用いて照明
手段27の内部に取り付けられる。取付基板27aは、
図示しないが、可変表示装置4の基板の裏側に突設した
支柱にクッション材を介し、かつ通風が良くなるように
取り付けられる。これにより、光源ランプに対する振動
を吸収し、かつそのランプから発生する熱を効率よく消
散させられるようになっている。
上記のごとく構成された可変表示装置4は、前記特定入
賞口7および8への入賞球を検出する前記スタートスイ
ッチSW1(第3図)によって起動(トリガー)され
る。可変表示装置4が起動されると、その内部に配設さ
れている上記可変表示部材47,48の4つの表示器L
EDA,LEDB,LEDC,LEDDの表示内容が静
止状態から変動状態に変化させられる。そして、各表示
器LEDA,LEDB,LEDC,LEDDごとに、そ
の表示数字が0,1,2,3,‥‥9,0,1,2,‥
‥のごとく規則的に変化(更新)するようになる。この
変動表示の状態にて、前記ストップスイッチSW2(第
2図)からの停止信号を受けると、あるいは変動状態に
なってからある程度の時間が経過すると、各表示器LE
DA,LEDB,LEDC,LEDDごとの表示数字の
変化が一定間隔おいて順番に停止されて行く。そして、
変動状態から静止状態に復帰する。この表示の変化が停
止したときの各表示器LEDA,LEDB,LEDC,
LEDDに出現した4つの数字が特定の組合せ(出目)
になっていると、これによって特別の利益を与える特定
態様が発生される。この実施例では、例えば、可変表示
部材47のすべての数字が「1」,「3」,「5」,
「7」または「9」に揃った場合、つまりそれらの数字
の揃目(ゾロメ)が出ると、「大当たり」と称する第1
の特定態様とする。また、可変表示部材47,48の4
つの数字のうち任意の3つが「1」,「3」,「5」,
「7」または「9」の揃目(ゾロメ)になった場合に、
「中当たり」と称する第2の特定態様とするようになっ
ている。それ以外の出目では特定態様は発生しない。
他方、可変表示装置4の両側部の大当たり表示用照明手
段27は、上記可変表示部材47,48の表示が変化し
ている間、点滅駆動される。さらに、表示部材47,4
8の表示変化が停止した時点で「大当たり」もしくは
「中当たり」の状態が発生すると、その点滅速度が速く
なるように制御される。
また、可変表示装置4の下部の記憶表示ランプLED1
〜LED4は、上記可変表示部の保留数だけ点灯するよ
うに制御される。
第6図から第9図までは、第2図および第3図に示した
特別変動入賞装置5の詳細な構成例を示す。
同図に示す特別変動入賞装置5は、先ず、遊技盤1に取
り付けるための取付基板50を有する。この取付基板5
0は、その周縁部に配設された取付孔54などを利用す
ることにより遊技盤1に取り付けられるようになってい
る。
この取付基板50の中央には、第7図に示すように、横
方向に細長い開口部50aが形成されている。この開口
部50aのすぐ下には窓部50bが形成されている。ま
た、この開口部50aには、第6図に示すように、開閉
可能な扉状の特別変動入賞受口51が収納されるように
なっている。
また、上記取付基板50の背後には、第6図から第8図
に示すように、裏板52が取り付けられる。この裏板5
2は上記開口部50aを裏側から覆うように取り付けら
れる。この裏板52には、第8図に示すように、上記開
口部50aの中心部に対応する開口窓52bが落ち抜か
れている。
さらに、上記取付基板50の裏側には、第6図〜第8図
に示すように、包囲枠54が一体に形成されている。こ
の包囲枠54は、第8図に示すように、上記開口部50
aの上縁から上記窓部50bの左右両側縁に沿って形成
されている。そして、この包囲枠54の後端に上記裏板
52がネジ55によって固定されるようになっている。
また、その包囲枠54の両側部にはそれぞれ、第8図に
示すように、入賞球誘導樋54aが形成されている。こ
の入賞球誘導樋54aは、取付基板50の前面の一対の
入賞装置53に対応する位置に形成される。そして、そ
の入賞口53aに入賞した打球を遊技盤の背後へ誘導す
るように作用する。
さらに、上記取付基板50の左右両側部にはそれぞれ、
入賞装置53が分離可能に装着されている。各入賞装置
53にはそれぞれ、第6,第7図に示すように、回動部
材70および照明手段53bが設けられている。また、
その入賞装置53には、その上端部に上向きに開口する
入賞口53aが各々設けられている。この入賞口53a
は、前述したように、一般入賞口をなす。
さらに、上記取付基板50には、第8図に示すように、
上記一対の入賞装置53に対応する位置に貫通孔50e
がそれぞれ形成されている。この貫通孔50eには、上
記照明手段53bの光源となる照明ランプ28が挿入さ
れる。この照明ランプ28は、そのソケットを介して基
板28aに実装・固定された状態でもって、取付基板5
0裏面のボス部50fに取付・固定される。その取付・
固定は、基板28aの取付用孔28bおよびネジ28c
を利用して行なわれる。
ここで、上記特別変動入賞受口51は、前記可変表示装
置4の特定態様に応動して開閉動作させられるものであ
って、第8図に示すように、その両端の支軸51bによ
って前後方向に開閉可能に取り付けられている。この特
別変動入賞受口51が開くと、第7図に示すように、一
般入賞口よりもはるかに広幅の特別変動入賞口80が臨
時に開設されるようになる。この特別変動入賞口80内
には、所定数の賞品球が払だされるだけの普通の入賞利
益だけをもたらす普通入賞口82とともに、前述した特
定態様の継続・延長の権利がもたらされる継続入賞口8
1が形成されるようになっている。
また、上記特別変動入賞受口51の一側(第7図では右
側)には作動片51aが形成されている。この作動片5
1aの端部は、上記裏板52に形成された長孔52aか
らその裏板52の裏面側へ突出させられている。そし
て、伝達部材65を介して後述する電磁ソレノイドに係
合させられるようになっている。これにより、上記特別
変動入賞受口51は、その作動片51aを介して開閉駆
動されるようになっている。
第6図は、上記特別変動入賞受口51が後方に起き上が
ることによって特別変動入賞口を閉じた状態を示す。第
7図は、その扉状の特別変動入賞受口51が前方に倒れ
ることによって特別変動入賞口を開いた状態を示す。
他方、上記取付基板50の裏側には、窓部50bの下端
に沿って略L字状をなす一対の入賞球誘導部材56a,
56bが形成されている。この一対の入賞球誘導部材5
6a,56bの各先端は、約球一つ分の間隔をおいて互
いに対向させられている。さらに、その一方の入賞球誘
導部材56aの先端には係合凹部57aが形成されてい
る。これとともに、他方の入賞球誘導部材56bの基端
側の下には係合部57bが形成されている。この係合部
57bと上記係合凹部57aによって、特別変動入賞口
80への入賞球数を検出・計数するための検出器SW4
が、装着・保持させるようになっている。この検出器S
W4は、いわゆる10カウント検出器と呼ばれるもので
あって、ここでは非接触型近接スイッチが使用されてい
る。この10カウント検出器SW4は、その先端の検出
部31aが上記誘導部材56aと56bの両先端の間隔
内に臨むように装着されている。これにより、この検出
器SW4は、上記誘導部材56aと56bによって誘導
された入賞球を1個ずつ検出することができるようにな
っている。
また、第7図に示すように、上記特別変動入賞口80内
には整理室58が形成されるようになっている。この整
理室58は、その上下左右が上記包囲枠54(第8図)
によって、その下側が入賞球誘導部材56a,56b
(第8図)によってそれぞれ囲まれる。この整理室58
に入った入賞球は、第8図に示すように、入賞球誘導部
材56a,56bの作用によって整列・誘導され1個ず
つ10カウント検出器SW4の検出部31aを通過して
流下させられるようになっている。この検出器31aを
通過して入賞球は、第8図に示す円弧状の方向規制部5
0dによって一側方(第8図では右側)へ誘導されるよ
うになっている。この円弧状の方向規制部50dは、第
8図に示すように、取付基板50の裏面の下部に一体的
に形成されている。
ここで、上記裏板52の前面には、第7図に示すよう
に、その中央に形成された窓52bの両側縁に一対の案
内板52cが形成されている。この案内板52cによっ
て、上記整理室58の上部が前述した継続入賞口81と
普通入賞口82とに区画・分離されている。
さらに、上記裏板52の背面には、第8図に示すよう
に、その背面の開口窓52bの上端に沿って支持突起5
2dが形成されている。この支持突起52dには、ピン
59を介して、感知片60が揺動可能な状態で垂下され
ている。この感知片60は、揺動可能に垂下されなが
ら、上記開口窓52b内から第7図に示す継続入賞口8
1内に出入りするように付勢されている。これにより、
その継続入賞口81(第7図)に入賞した打球は、第7
図と第8図に跨がって示すように、一対の案内板52c
に案内され、後方の開口窓52bから前方へ突出してい
る上記感知片60を後方へ回動させてから、下方の10
カウント検出器SW4の検出部31aへ向って流下し、
そこで上記普通入賞口82に入賞した打球とともに一個
ずつ検出されて計数されるようになっている。
上記感知片60は、第8図に示すように、マイクロスイ
ッチからなる継続条件検出スイッチSW3のアクチェー
タ32aの弾力によって、開口窓52bより前方へ突出
するように弱く弾性付勢されるようになっている。この
継続条件検出スイッチSW3は上記継続入賞口81に入
賞した打球を検出するためのものであって、L字型の取
付部材61を介して裏板52に取り付けられる。
上記継続条件検出スイッチSW3は、そのアクチェータ
32aが感知片60の背面に膨出された押圧部60aに
当接するように位置決めされる。感知片60の上端に
は、上記ピン59が挿通されるピン孔60bと、感知片
60の回動範囲を規制すべく後方へ突出するストッパ部
60cとが形成されている。また、上記支持突起52d
に係合された感知片60の支持ピン59は、押さえ部材
62に一体に形成された回動規制部62aを支持突起5
2dに固定することによって抜け止めされる。また、こ
の押え部材62の一側のスリット部62dには、上記継
続条件成立表示部29が挿入されるようになっている。
この継続条件成立表示部29は、押え部材62のボス部
62cに固定される保護部材63によって保持および保
護されるようになっている。
継続入賞口に入賞した打球は、上記開口窓52dから上
記感知片60を押し退けながら通過する。この通過の際
に、継続条件検出スイッチSW3が作動させられて、1
球ごとに検出信号が発せされる。この後、普通入賞口8
2に入賞した打球とともに、上記カウント検出器SW4
の検出部31aへ誘導されて一個ずつ検出されるように
なっている。
また、第8図に示すように、上記裏板52には継続条件
成立表示部29が取り付られる。この継続条件成立表示
部29は上記開口窓52b内に臨むように配置される。
この継続条件成立表示部29は、上記継続条件検出スイ
ッチSW3からの検出信号に応じて点灯駆動されるよう
になっている。これによって、遊技者は前述した特定態
様の継続・延長の権利が付与される特別条件の成立を知
ることができる。
さらに、第8図および第9図に示すように、上記裏板5
2の背面の長孔52aの両側には、一対のボス部52f
が形成されている。このボス52fには、第9図に示す
ように、取付片64によって、伝達部材65の支軸65
aが上下回動可能に軸支されている。伝達部材65は
「ヘ」字状をしている。その先端部は上記長孔52aよ
り前方へ突出させられている。さらに、その伝達部材6
5の先端は、作動片51cの後端上面に当接されるよう
になっている。この作動片51cは上記特別変動入賞受
口51(第7図)に形成されたものである。また、伝達
部材65の上端には、電磁ソレノイドSOLのプランジ
ャ66aの作動端が当接されている。この電磁ソレノイ
ドSOLは特別変動入賞装置5の駆動源をなす。
第9図において、電磁ソレノイドSOLが非駆動状態に
ある定常時には、その復帰バネ66bによってプランジ
ャ66aが押し下げられ、これによって伝達部材65が
下方へ押圧される。すると、第9図中に点線で想像する
ようにね作動片51cの後端側が押し下げられて特別変
動入賞受口51が閉じられる。これにより、開口部50
aは閉塞され、従って特別変動入賞口80も閉じてい
る。
他方、電磁ソレノイドSOLが前記可変表示装置4にお
ける特定態様の発生あるいは上記継続の権利によって通
電駆動されると、プランジャ66aが上昇駆動される。
このため、伝達部材65の押圧力が解除され、特別変動
入賞受口51がその自重で前方へ倒れるようになる。こ
れにより、開口部50aが大きく開かれて、特別変動入
賞口80が臨時に開設されるようになる。
以上のようにして、特別変動入賞装置5は、可変表示装
置4における特定態様の発生および上記継続の権利に応
じて、電気的に開閉操作されるようになっている。
次に、この発明が適用されているパチンコ遊技機の制御
部分は一実施例を示す。
第10図はこの発明に係るパチンコ遊技機の制御装置1
00の全体的なハードウェア構成を示す。
第11図はそのリセットパルスφtの波形およびCPU
210の動作状態をタイミングチャートによって示す。
第12図は上記リセットパルスφtを発生する手段を示
す。
第13図は上記制御装置200のI/Oユニット240
付近の詳細を示す。
第14図はそのI/Oユニット240内の音階発生手段
260の構成を示す。
先ず、第10図において、前述したパチンコ遊技機30
0の制御装置200は、半導体集積回路装置化されたプ
ログラム格納式のCPU(中央処理装置:マイクロ・コ
ンピュータ)210を用いて構成されている。
すなわち、第10図に示す制御装置200は、CPU2
10,ROM(読出し専用記憶装置)220,RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)230,アドレスデコーダ
240,I/O(入出力)ユニット250,クロック信号
発生手段280,リセット信号発生手段290,アドレ
スバスLA,データバスLD、および論理ゲートG1な
どによって構成されている。
CPU210には、8ビットタイプのもの(型番:Z8
0)が使用されている。このCPU210は、アドレス
端子(A〜A15)、データ端子(D〜D)、読
出制御端子RD、書込制御端子WR、クロック端子C
K、およびリセット端子Rなどの機能端子を有する。こ
れらのほかの重要な機能端子としては割込入力端子(図
示省略)がある。しかしここでは、その割込端子は使用
されていない。その代わりに、リセット端子Rが使用さ
れるようになっている。リセット端子Rの使い方につい
ては後述する。なお、ここで使われているCPU210
(Z80)は、16本のアドレス端子(A〜A15
によって64kバイトのアドレス空間を有する。しか
し、ここで使われるのはその中のわずか2kバイト程度
である。
ROM220は、上記CPU210が実行するプログラ
ムおよび固定データを記憶する。このROM220には
記憶容量2kバイトのものが使用されている。この2k
バイトという容量はCPU210(Z80)のアドレス
空間64kバイトに比べると、非常に小さな容量であ
る。
RAM230は、上記CPU210の作業領域(ワーク
エリア)および可変データの記憶領域を提供する。この
RAM230にはスタチック型のものが使用されてい
る。その記憶容量は非常に小さく押えられ、わずか12
8バイトにすぎない。この場合、128バイトのRAM
は入手が困難であるため、現実には1kバイトのRAM
を使用している。この1kバイトのRAMの上位アドレ
ス端子を電源電位側に固定して殺すことにより、実際に
使用可能な記憶容量を128バイトに押さえている。
上述のように、ROM220およびRAM230の各記
憶容量はそれぞれ、非常に小さく押さえられている。こ
れにより、いわゆるバグ(虫)と呼ばれるソフトエラー
の発生の恐れを確実に排除することができるようになる
とともに、CPUの暴走や無限ループへの飛び込みなど
といったような誤動作が発生する余地を大幅に少なくす
ることができるようになる。これによって、電気的かつ
物理的に苛酷な使用環境下でも、非常に高い信頼性が得
られるようになる。
さらに、ROM220およびRAM230の各記憶容量
を極力小さくすることによりプログラムの追加記入など
による改造が困難になる。仮に改造が行われたとして
も、記憶容量が小さいために、その発見およびチェック
は容易である。これによって、不正な改造によるパチン
コ遊技機の悪用を防止することができる、という効果も
併せて得られるようになる。
アドレスデコーダ240は、CPU210から発せされ
るアドレスデータ(A〜A11)をデコードして多数
の択一的な選択信号S1〜S9を作成する。そのデコー
ドの動作は、読出制御信号(RD)あるいは書込制御信
号(WD)いずれか一方が能動化されることによって行
なわれる。この2つの制御信号(RD/WD)はCPU
210から発せられる。両信号(RD/WD)は論理ゲ
ートG1によって互いの論理和がとられる。この論理和
がアドレスデコーダ240の制御信号となる。
アドレスデコーダ240から出力される選択信号S1〜
S9の一部(S8,S9)は、上記ROM220および
RAM230のチップセレクト信号として使用される。
また、他の選択信号S1〜S7は、後述するI/Oユニ
ット250内の入出力回路を制御するのに使用される。
つまり、ここでは入出力チャンネルをアドレス空間に配
置する、いわゆるメモリマップドI/O方式が採られて
いる。このメモリマップドI/O方式を採ることによっ
て、入出力チャンネルを開いたり閉じたりする複雑な手
続き処理を行なわなくても、特定アドレスをアクセスす
るだけの単純な処理だけでもって、任意の入出力回路か
ら入出力動作を行わせるようになっている。
なお、メモリマップドI/O方式は、アドレス空間の一
部がI/O領域によって占領されて狭くなるといったよ
うな問題があったため、一般のマイクロ・コンピュータ
システムでの採用は困難であった。しかし、この実施例
の制御装置200では、上述したように、ROM220
およびRAM230のそれぞれの記憶容量が非常に少な
いので、上記問題は全く考慮しなくてすむようになって
いる。
I/Oユニット250は、制御装置200とパチンコ遊
技機本体300との間のインターフェイス(I/F)部
をなく。このI/Oユニット250には、後述するよう
に、多数の入出力回路が設けられている。各入出力回路
の動作は、上記選択信号S1〜S7によって個々に制御
される。入出力回路の個々の構成については後述する
が、例えばデコーダ、ラッチ回路、ドライバ、バッファ
ゲート、アンプ(増幅器)などが使用される。
クロック発生手段280は、周波数基準に水晶振動子X
tal(4MHz)を用いることにより、例えば2MH
zの高精度クロックパルスφkを発生する。このクロッ
クパルスφkは上記CPU210のクロック端子CKに
与えられる。
リセット信号発生手段290は、上記クロックパルスφ
kから一定周期のリセットパルスφtを発生する。この
リセットパルスφtは上記CPU210のリセット端子
Rに与えられる。このリセット信号発生手段290はカ
ウンタなどによって簡単かつ小規模に構成される。
この場合、そのリセットパルスφtは、そのデューティ
幅すなわちパルス幅が、上記CPU210を確実にリセ
ットさせることができる長さを持たされている。また、
そのパルス発生間隔すなわち周期は、上記CPU210
がROMに記憶されたプログラム命令を一通り実行する
処理時間よりも確実に長すなるように設定されている。
第11図はそのリセットパルスφtの波形および上記C
PU210の動作状態を互いに時間対応させて示す。
第11図に示すリセットパルスφtは、15μsのパル
ス幅と3msの周期をもっている。この15μsのパル
ス幅は、上記CPU210を確実にリセットさせるのに
十分な時間である。また、3msの周期は、CPU21
0が上記ROM220に格納された命令を一通り実行す
るのに十分な時間である。
また、第11図に上記リセットパルスφtと時間対応さ
せて示すように、上記CPU210は、上記ROM22
0に書き込まれた一連のプログラム命令を一通り実行し
終わるごとに完全な初期状態に強制的にリセットされる
ようになっている。これにより、仮にCPU210が暴
走や無限ループへの飛込みといったような誤動作に陥る
ことがあったとしても、3msごとのリセットによっ
て、ただちに正常な動作状態に自動復帰させられる。こ
の結果、CPUによる制御系においてもっとも恐れられ
ていた暴走や無限ループへの飛込みなどの最悪の状態
が、確実に回避されるようになる。つまり、ここでは一
種のフェイルセーフが働き、少なくともCPU210の
正常な動作状態では確実に維持されるようになってい
る。このようにして、パチンコ遊技機として必要な信頼
性が確保されるようになっている。
さらに、上記CPU210のリセット間隔が一定の周期
になっているので、そのリセット回数をRAM230に
記憶させることによって、いわゆるソフトタイマーの機
能を簡単に構成することができるようになっている。さ
らに、そのリセットの間隔が例えば3msといったよう
に比較的長い時間なので、例えば数秒から数十秒といっ
た比較的長いタイマー時間も1バイトあるいは2バイト
程度のわずかな記憶領域を割り当てるだけでもって、非
常に簡単かつ簡潔に構成することができる。
例えば、上記リセット間隔が3msの場合、RAM領域
の1バイトをタイマー領域に割り当てることにより、3
msから0.768秒までのタイマー時間を得ることが
できる(3ms×2=768ms=0.768秒)。
さらに2バイトを割り当てると、3msから196.6
08秒までのタイマー時間を得ることができる(3ms
×256バイト×2=196608ms=196.6
08秒)。
これにより、例えばRAM領域がわずか128バイトし
かなくても、パチンコ遊技機本体300内の各種機能を
個々に制御するのに必要な多数のタイマー機能を簡単に
構成することができるようになっている。ちなみに、前
述した特別変動入賞装置5(第2,6〜9図)の動作を
制御するのに必要な数秒から数十秒といった比較的長い
タイマー時間も、わずか2バイトのRAM領域で得るこ
とができる。
なお、第11図において、プログラム命令が一通り実行
されてから次のリセットまでの間は、ホールト状態(待
機状態)を保っている。このホールト状態は、プログラ
ムの最後にホールト命令を実行することにより設定され
るようになっている。つまり、上記プログラムの最後
は、ホールト命令で終っている。
第12図は上記リセットパルスφtを発生するリセット
パルス発生手段290(第10図)の構成例を示す。同
図に示すように、リセットパルス発生手段290は予備
分周回路291,カウンタ292、および論理ゲート
(ANDゲート)G2によって簡単に構成することがで
きる。同図において、Cinはカウント入力、Cout
はカウントアップ出力をそれぞれ示す。
以上のような構成により、パチンコ遊技機としての信頼
性を確保するとともに、そのパチンコ遊技機の動作を制
御するのに必要な多種の機能を構成することができるよ
うになっている。
次に、上記I/Oユニット250付近の構成を説明す
る。
上記I/Oユニット250は、第13図に示すように、
入出力回路として、バッファゲート251,ラッチ回路
252〜256が設けられている。これらの入出力回路
(251〜256)動作は上述した選択信号S1〜S6
によって制御される。また、各入出力回路(251〜2
56)はデータバスLDを介して上記CPU210(第
10図)と接続されている。パチンコ遊技機本体300
側と制御装置200側との間でやりとりされるデータ
は、そのデータバスLDに載せされるようになってい
る。さらに、上記入出力回路(251〜256)のほか
に、音階発生手段257が設けられている。この音階発
生手段257の動作も上述した選択信号S7によって制
御される。
上記入出力回路(251〜256)のうち、バッファゲ
ート251は入力回路をなす。このバッファゲート25
1は、パチンコ遊技機本体300側に設けられた各種検
出手段(SW1〜SW4など)からの検出信号を受け付
け、制御装置200内のデータバスLDに載せる。この
場合、検出手段としては、前述したスタートスイッチS
W1,ストップスイッチSW2,継続条件検出スイッチ
SW3,10カウント検出描SW4がある(第3,7
図)。
また、上記入出力回路(251〜256)のうち、ラッ
チ回路252〜256は出力回路をなす。さらに、その
中のラッチ回路252と254はそれぞれデコーダを備
えている。これらのデコーダは、パチンコ遊技機本体3
00側の発光ダイオード式セグメント型表示器LEDA
〜LEDEの各表示データをそれぞれデコードする。そ
の表示データはデータバスLDを介してCPU210か
ら与えられる。
各出力回路(252〜256)の機能は次のとおりであ
る。
すなわち、ラッチ回路252と253は、前述した可変
表示装置4(第2〜5図)のセグメント型表示器LED
A〜LEDDをダイナミック方式により表示駆動する。
その表示データはデータバスLDを介してCPUから与
えられる。なお、各ラッチ回路252,253には、そ
の出力の駆動力を増すためのドライバ262,263が
それぞれ付属させられている。
ラッチ回路254はセグメント型表示器LEDEを表示
駆動する。この表示器LEDEは、前述したように、
「大当たり」の特定態様発生時における特別権利の継続
回数を表示するものである。その表示データはデータバ
スLDを介してCPUから与えられる。
ラッチ回路255は、発光ダイオードによる記憶表示ラ
ンプLED1〜LED4を個々に点灯駆動する。その点
灯の制御データはデータバスLDを介してCPUから与
えられる。この記憶表示ランプLED1〜LED4は、
前述したように、特定入賞口7,8(第2,3図)に入
賞した打球の保留数を表示することなどに利用される。
ラッチ回路256は、ドライバ266を介して、パチン
コ遊技機本体300側の駆動源および表示手段を個々に
駆動する。この場合の駆動源は、前述した特別変動入賞
装置5を開駆動する電磁ソレノイド66(第9図)など
である。この場合の表示手段は、前述した特別変動入賞
装置5に取り付けられた継続条件成立表示部29(第
3,9図)などである。
また、音階発生手段257は所定の音階をもつ音源を発
生する。発生された音源は、アンプ267で増幅され、
パチンコ遊技機本体300側の効果音発生用のスピーカ
SPに与えられる。この音源の音階は、CPUからデー
タバスLDを介して与えられるデータによって設定され
るようになっている。
第14図はその音階発生手段257の構成を示す。
同図に示すように、上記音階発生手段257は、音階設
定データを保持するラッチ回路257aとプリセッタブ
ルカウンタ257bによって構成される。
ラッチ回路257aは、データバスLDを介してCPU
から与えられる音階設定データを保持する。このラッチ
回路257aは、上記選択信号S7が有効になったとき
のデータバスDLのデータを読込んで保持する。その保
持データはプリセッタブルカウンタ257bの計数内容
にプリセットされる。
プリセッタブルカウンタ257bは一種のダウンカウン
タであって、上記クロックパルスφkよって1ずつ減進
(デクリメント)される。その初期の係数内容は上記ラ
ッチ回路257aによってプリセットされる。プリセッ
トされた係数内容が減進されて「0」になると、その度
にラッチ回路257aの保持データが新たにプリセット
されるようになっている。
ここで、上記プリセッタブルカウタ257bのキャリイ
端子(カウント出力端子)Crryの出力状態は、その
計数内容が「0」に減進されるごとに、その論理レベル
がH(高レベル)からL(低レベル)あるいはL(低レ
ベル)からH(高レベル)に交互に遷移する。これによ
り、上記キャリイ端子Crryからは、H(高レベル)
とL(低レベル)の間を交互に遷移する信号が得られ
る。そして、この信号が上述した音源として利用される
ようになつている。この音源は、アンプ267で増幅さ
れ、パチンコ遊技機本体300側の効果音発生用のスピ
ーカSPに与えられる。このとき、その音源の音階は上
記プリセット値によって決まる。また、プリセット値が
小さいと、上述した遷移の周期が長くなって、音程が低
くなる。また、プリセット値が小さいと、上述した遷移
の周期が短くなって、音程が高くなる。
そして、そのプリセット値は、上記CPU210(第1
0図)によって任意に可変設定することができる。これ
により、制御装置200は、パチンコ遊技機本体300
にてファンファーレ音などの効果音を任意に発生させる
ことができる。
なお、上記プリセッタブルカウンタ257bはアップカ
ウンタであってもよい。
次に、上述した制御装置200のソフトウェア構成をそ
の動作とともに説明する。
第15図は上述した制御装置200(第10,11図)
の処理フローチャートの全体を示す。
第16図はその処理フローチャートの中の一部を拡大し
て示す。
先ず、次の表1は、制御装置200のCPU210(第
10図)によってアクセスされるアドレス空間部の割り
当て内容をメモリマップによって示す。なお、アドレス
の番地表示はO〜Fの16進数で行なう。
次表1において、CPU210がアクセスするアドレス
の範囲は、そのCPU(Z80)210がもつ64kバ
イトのアドレス空間(0000〜FFFF番地)のうち
0000〜4000番地の間である。
そのうち、0000〜07FF番地までの2kバイトが
ROM領域に割り当てられている。また、0800〜0
87F番地までの128バイトがRAM領域に割り当て
られいてる。そして、1000,1800,2000,
2800,3000,3800,4000にそれぞれ1
バイトずつI/O領域が割り当てられている。この場
合、各I/O領域の隙間は使用されていない。従って、
CPU210が実質的にアクセスするアドレス空間のサ
イズ(大きさ)は約2kバイトしかない。
また、次の表2は、前記RAM230(第10図)の可
変記憶内容をメモリマップによって示す。
次に、上述してきた制御装置200の動作を第15図お
よび上記表1,2を参照しながら説明する。
第15図において、制御装置200のCPU210は、
前述したリセットパルスφt(第10,11,12図)
によってハードウェア的に強制リセットされる。このリ
セットによって、CPUは完全な初期状態から起動させ
られる。リセットによる初期状態から起動されたCPU
は、先ずROM220からアクセスを開始して、そこに
格納されたプログラム命令を順次読み込んで実行する。
これにより、第15図に示す一連の処理が開始されるよ
うになる。
プログラム命令の実行が開始されると、最初にスタック
ポインタの設定を行なう(R1)。続いて、バックアッ
プ領域(0838〜0843番地)の先頭を示すスター
トデータと、その後尾を示すエンドデータが設定されて
いるか否かチェックする(R2−R3−R14−R1
5)。
ここで、制御装置200がコールドスタート(電源投入
による起動)された後の最初の動作では、プログラムの
初期設定が行なわれる(R17)。この初期設定では、例
えばI/O領域に記憶される出力データや計数データな
どのすべての可変データが初期化される。この後、上記
スタートデータとエンドデータの設定(書込)を行う(R
11)。このスタートデータとエンドデータには、RA
M230の記憶エラーなどを確実に反映させられるよう
な値、例えばA5(2進数では10100101)など
の値が使用される。さらに、初期化されたデータをバッ
クアップ領域に転写した後、ホールト命令を実行して処
理の実行をCPU自ら停止させる(R12−R13)。
そして、次のリセットパルスφtによるリセットを持
つ。
以上のようにして制御装置200の動作状態が初期化さ
れる。
この制御装置200の初期化が行われた後、CPUは、
リセットパルスφtが発せられるごとに、主ルーチンR
1〜R13を順次実行するようになる。この主ルーチン
では、第15図に示すように、次のような処理が実行さ
れる。
R1:スタックポインタを設定する。
R2,R3:バックアップ領域のエンドデータをチェッ
クする。
R4:スタートスイッチSW1、ストップスイッチSW
2、継続条件検出スイッチSW3、10カウント検出器
SW4の立ち上がりをそれぞれ検出する入力処理を行な
う。
これは、前回の検出信号と今回の各状態を参照すること
により行なわれる。前回の検出信号の状態はバッファ領
域に記憶される。この記憶状態は常に新しく更新される
ようになっている。
R5:スタートスイッチSW1の作動回数を記憶処理す
る。
前述した可変表示装置4(第2〜7図)は、スタートス
イッチSW1の特定入賞球検出動作によって起動され
る。この処理ルーチンでは、その起動された可変表示装
置4の可変表示動作が停止するまでの間に入賞した球の
数すなわちスタートスイッチSW1の作動回数を記憶す
る。この作動回数の記憶があると、つまりその記憶値が
1以上になっていると、可変表示装置4は、その可変表
示動作が一通り完了した後に再度起動される。そして、
可変表示装置4が再起動されると、これに伴って上記記
憶値が1ずつ減進(デクリメント)されるようになって
いる。
つまり、この処理ルーチンでは、前記特定入賞口7,8
(第2,3図)への入賞により生じたゲーム開始の権利
を保全する処理を行なう。
R6:10カウント検出器SW4の不正チェック処理を
行なう。
10カウント検出器SW4の機能が、その接続や配線が
切断あるいは短絡などによって損なわれているか否か
を、その検出器SW4からの入力状態に基づいて論理判
断する。
R7:RAM領域に記憶されている各種タイマーのタイ
マー値を更新する。
R8:音階発生手段257の動作パラメータ(音階デー
タ)を設定する。
この処理ルーチンでは、ファンファーレなどの効果音を
発生するための音階設定データを出力する処理が行なわ
れる。
R9:各種表示手段および電磁ソレノイドなどの制御処
理を行なう。
この処理ルーチンでは、前述した大当たり表示用照明手
段27や継続条件成立表示部29(第3,8図)の点滅
制御、および前述した特別変動入賞装置5における電磁
ソレノイドSOL(9図)の駆動制御が行なわれる。
R10:入賞に関する各種の判定および制御の処理を行
なう。
ここでは、前記可変表示装置4の動作制御、および「大
当たり」や「中当たり」などの特定態様の発生に関連す
る一連の処理が行われる。
このルーチンR10の詳細な内容は第16図に示す。
R11:上述したバックアップ領域の先頭と後尾を示す
スタートデータとエンドデータの設定(書込)処理を行
なう。
R12:出力データなどの可変データをバックアップ領
域に転写する処理を行う。
上述した主ルーチンR1〜R12が一通り実行される
と、最後の処理ルーチンR13にて、ホールト命令が実
行される。これにより、その処理の続行を停止する待機
状態に自ら入る。
また、上述した主ルーチンR1〜R12の実行に際し
て、なんらかの異常によって上記エンドデータにエラー
が生じると、そのエンドデータをチェックするルーチン
R2−R3から上記スタートルーチンをチェックするル
ーチンR14−R15への分岐が行われるようになつて
いる。そして、その分岐したルーチンR14−R15に
てスタートデータにもエラーが生じていると、プログラ
ムを初期設定するルーチンR17が再実行されて、制御
装置200の状態がコールドスタート直後の状態に引き
戻されるようになる。このようにして、異常発生の際の
制御装置200の制御状態を安全な方向へ誘導するフェ
イルセーフが行われるようになつている。他方、エラー
がエンドデータだけに生じていて、スタートデータには
異常がなかった場合にはルーチンR16が実行され、バ
ックアップされていたデータがCPUの主作業領域08
00〜080Aに再転写されるようになる。これによ
り、エラーの程度が軽い場合には、制御の途中状態を保
存しつつ正常な動作への自動復帰を行わせることができ
るようになっている。
第16図は上記入賞処理ルーチンR10の詳細なフロー
チャートを示す。
同図に示すように、この入賞処理ルーチンR10はR1
01〜R122のサブルーチンからなり、特定の入賞に
関連する処理すなわち可変可変表示装置4の動作制御お
よび前記特定態様の発生に関連する一連の制御を番号1
から番号8までの処理番号によって実行するようになっ
ている。つまり、上述したスタートスイッチSW1,ス
トップスイッチSW2,継続条件検出スイッチSW3,
10カウント検出器SW4の各検出状態に基づいて処理
番号を設定する。そして、その設定された処理番号に対
応して用意されたサブルーチンを選択的に実行すること
によって、前述したパチンコ遊技機における特定の入賞
関連処理動作を行わせることができるようになってい
る。ここでは、その処理番号が、No.0からNo.8
までのいずれかに設定されるようになっている。この場
合、処理No.0では、No.1〜No.8の動作開始
条件が成立するか否かのチェックだけが行われ、特定の
入賞に関連する処理は行われない。特定の入賞に関連す
る処理はNo.1からNo.8までのいずれかの処理番
号が設定された場合に行われる。No.1からNo.8
までの各処理番号に対応して、次のサブルーチンR11
1〜R118が用意されている。
すなわち、処理番号がNo.1に設定された場合にはル
ーチンR111が実行される。このルーチンR111で
は、前記スタートスイッチSW1の検出に基づいて前記
可変表紙装置4を起動させる処理が行われる。この処理
の実行後は次の処理番号No.2が設定される。
処理番号がNo.2に設定された場合にはルーチンR1
12が実行される。このルーチンR112では、前記ス
トップスイッチSW2の検出に基づいて前記可変表示装
置4の動作を段階的に停止させる処理が行われる。この
とき、その表示動作の停止するまでの時間の中にランダ
ムに設定された時間を部分的に挿入する処理が行われ
る。これにより、その動作停止後の表示内容をランダム
化するようにしている。この処理の実行後は次の処理番
号No.3が設定される。
処理番号No.3に設定された場合にはルーチンR11
3が実行される。このルーチンR113では、前記可変
表示装置4の停止結果に基づいて特定態様発生の有無を
判定する処理が行われる。その判定は停止した表示内容
に基づいて行われる。「大当たり」の特定態様が判定さ
れた場合には処理番号No.5が設定される。また、
「中当たり」の特定態様が判定された場合には、処理番
号No.6が設定される。それ以外のハズレの場合には
処理番号No.8が設定される。
処理番号がNo.4に設定された場合にはルーチンR1
14が実行される。このルーチンR114では、「大当
たり」の特定態様が発生した場合の制御処理、例えば前
記特別変動入賞装置5を開駆動する制御を行う。また、
タイマー処理も併せて行われ、これにより上記開駆動の
時間が比較的長い所定時間(約30秒)以内に制限され
る。さらに、関連する表示手段の点滅駆動処理も行われ
る。このルーチンR114の実行後は、継続の有無を判
定するために、処理番号No.7が設定される。
処理番号がNo.5に設定された場合にはルーチンR1
15が設定される。このルーチンR115では、前記音
階発生手段257の動作パラメータを設定することによ
り、「大当たり」の特定態様発生に伴うファンファーレ
音の発生処理を行う。このルーチンR115の実行後に
は処理番号No.4が設定される。
処理番号がNo.6に設定された場合にはルーチンR1
16が実行される。このルーチンR116では、「中当
たり」の特定態様が発生した場合の制御処理、例えば前
記特別変動入賞装置5を開駆動する制御を行う。また、
タイマー処理も併せて行われ、これにより上記開駆動の
時間が比較的長い所定時間(約6秒)以内に制限され
る。さらに、関連する表示手段の点滅駆動処理を行われ
る。上記所定時間経過後に処理番号No.8が設定され
る。
処理番号がNo.7に設定された場合にはルーチンR1
17が実行される。このルーチンR117では、前記継
続条件検出スイッチSW3の検出に基づいて前記特別変
動入賞装置5の再駆動処理を行う。この処理は「大当た
り」の特定態様が発生したときに実行される。このルー
チンR117の実行後には次の処理番号No.8が設定
される。
処理番号がNo.8に設定された場合にはルーチンR1
18が実行される。このルーチンR118では、「大当
たり」あるいは「中当たり」の状態が終了した後の処理
を行う。「中当たり」の動作が終了した場合には、1秒
程度の遅延時間を置いて処理番号をNo.0に設定す
る。また、「大当たり」の動作が終了した場合には、3
秒程度の遅延時間を置き、その間に「大当たり」状態の
継続条件の成立が確認されれば処理番号をNo.4に設
定する。その継続条件の成立がなければ処理番号No.
0を設定する。
ここで、上述した一連の入賞関連処理は処理番号No.
1の設定によって開始されるようになっている。このN
o.1の処理番号は、上記スタートスイッチSW1のオ
ン(ON)への作動回数の記憶がある場合に設定される
ようになっている(ルーチンR109,R120)。
以上のようにして、処理番号を更新しながら、前記可変
表示装置4の動作制御および特定態様の発生に伴う入賞
関係の処理が行われる。
第17図は、上述した制御装置200において構成され
る可変表示制御部分の構成を示す。
同図に示す制御部分は、前述した可変表示装置の可変表
示動作およびその起動と停止の動作を制御する部分であ
って、この制御部分には、上述したマイクロ・コンピュ
ータによって、表示データ更新手段02A,02B,0
2C,02D、更新周期設定タイマーTMA,TMB,
TMC,TMD、停止間隔設定タイマーTM3,TM
4,TM5、不特定時間タイマーTM2、特定時間タイ
マーTM1、不特定データ発生手段09などの要素が構
成されている。これらの要素は、前述したROM220
およびRAM230に割り当てられた特定の記憶領域を
利用してソフトウェア的に構成される。
表示データ更新02A〜02Dは上記セグメント型表示
器LEDA〜LEDDに対応して設けられ、その表示器
LEDA〜LEDDの各表示内容をそれぞれの所定周期
でもって更新させる。その更新のタイミングは、各表示
器LEDA〜LEDDごとに対応して設けられた更新周
期設定タイマーTMA〜TMDによって個々に制御され
る。各タイマーTMA〜TMDはそれぞれ、前述したリ
セットの周期を時間基準として計時動作を行う。従っ
て、そのタイマー時間は前記リセットパルスφtの周期
3msの整数倍(4,8,12,16倍)に設定され
る。これにより、LEDAは12ms毎に、LEDBは
24ms毎に、LEDCは36ms毎に、LEDDは4
8msに、それぞれ表示内容が1つずつ加算される。な
お、表示内容が「9」になったところは、次の更新で
「0」に戻る。
第18図は、マイクロ・コンピュータ(CPU)のリセ
ット周期すなわちプログラムの1実行周期、各更新設定
タイマーTMA〜TMDの動作周期、および各セグメン
ト表示器LEDA〜LEDDの表示更新周期を、互いに
時間対応させて示す。
また、第17図に戻って、特定時間タイマーTM1は、
特定入賞球によるスタートスイッチSW1のオン(O
N)設定あるいはそのオン(ON)設定回数の記憶に基
づいて起動し、予め定められた特定時間(5007m
s)を計時する。この特定時間タイマーTM1が特定時
間(5007ms)を計時し終わるか、あるいはストッ
プスイッチSW2が手動操作によりオン(ON)設定さ
れると、不特定時間タイマーTM2が起動される。
不特定時間タイマーTM2は、不特定時間データ発生手
段09によってランダムに発生される不特定時間を計時
する。その計時が終了すると、すなわちそのタイマーT
M2に設定された不特定時間が経過すると、上記セグメ
ント表示器LEDA〜LEDDの各表示内容の更新をそ
れぞれに停止させる動作が開始される。つまり、その不
特定時間タイマーTM2は、前記可変表示装置(01あ
るいは4)の表示更新動作の停止時間位置をランダムに
遅延させる。
上記セグメント表示器LEDA〜LEDDにおける各表
示内容の更新停止の動作は、次の順序で行われる。先
ず、不特定時間タイマーTM2の計時が終了した時点
で、最初の表示器LEDAの表示内容更新が停止され
る。これとともに、第1番目の停止間隔設定タイマーT
M3が起動される。このタイマーTM3は一定時間(2
52ms)を計時する。その計時が終了すると、つまり
表示器LEDAの表示内容更新が停止されてから一定時
間(252ms)が経過すると、2番目の表示器LED
Bの表示内容更新が停止される。これとともに、第2番
目の停止間隔設定タイマーTM4が起動される。このタ
イマーTM4も一定時間(252ms)を計時する。そ
の計時が終了すると、つまり表示器LEDBの表示内容
更新が停止されてから一定時間(252ms)が経過す
ると、今度は、3番目の表示器LEDCの表示内容更新
が停止される。これとともに、最後の停止間隔設定タイ
マーTM4が起動される。このタイマーTM4もやはり
一定時間(252ms)を計時する。そして、その計時
が終了すると、つまり表示器LEDCの表示内容更新が
停止されてから一定時間(252ms)が経過すると、
最後の4番目の表示器LEDDの表示内容更新が停止さ
れる。
第19図は上述した一連の停止動作を互いに時間対応さ
せて示す。
同図に示すように、上記特定時間タイマーTM1および
不特定時間タイマーTM2は、それぞれ各セグメント表
示器LEDA〜LEDDにおける表示内容更新の動作を
停止させる時間を遅延させるように動作する、一種の遅
延手段として機能する。そして、その一方のタイマーT
M2による遅延動作によって、停止後におけるセグメン
ト型表示器LEDA〜LEDDの表示内容がランダム化
されるようになっている。なお、不特定時間タイマーT
M2の計時時間は、特定時間タイマーTM1が起動され
るときに設定される。
以上のようにして、可変表示装置の各セグメント型表示
器LEDA〜LEDDにおけるそれぞれの表示内容の更
新が、一定時間(252ms)ごとに順次停止されるよ
うになっている。このとき、その停止の動作が行われる
前に、上記不特定時間タイマーTM2による不特定時間
の挿入が行われる。これにより、スタートスイッチSW
1によって起動された可変表示装置の可変表示動作が停
止するタイミングが、例えばストップスイッチSW2の
動作タイミングなどに係わりなく、ランダムに変化させ
られるようになる。これにともなって、その可変表示装
置の各セグメント型表示器LEDA〜LEDDにおける
それぞれの停止表示内容がランダム化される。このラン
ダム化状態は、可変表示装置の表示更新周期やその更新
停止間隔などを一定にした場合にも、あるいは他の動作
をすべて規則化した場合にも、確実に現れる。このよう
にして、不特定な構成要素をわずか1箇所に設けるだけ
の簡単かつ簡潔な構成でもって、可変表示装置の動作に
確実にランダム性をもたせることができる。
次に、上記不特定時間タイマーTM2に設定される不特
定時間データを生成する不特定時間データ発生手段09
について説明する。
不特定時間データ発生手段09は、第17図に示すよう
に、不特定データ発生手段06、不特定時間データ選択
手段07、および不特定時間データ記憶領域08などに
よって構成される。これらの構成要素も、第10図に示
したマイクロ・コンピュータ210およびこのマイクロ
・コンピュータによってアクセスされるROM220お
よびRAM230などによって、ソフトウェア的に構成
される。
不特定時間データ記憶領域08は複数種類の時間データ
を格納する。この記憶領域08はROM領域に割り当て
られる。不特定データ発生手段06はランダムな値をも
つ不特定データを発生する。不特定時間データ選択手段
07は、不特定データ発生手段06から与えられる不特
定データによって上記記憶領域08内の時間データを選
択する。そして、その選択された時間データが上記不特
定時間タイマーTM2に設定されるようになっている。
不特定時間データ記憶領域08は、複数種類の時間デー
タを格納する実データ領域082と、この実データ領域
082内の特定領域を指定するポインタデータが多数格
納されたポインタ領域081とからなる。
また、上記不特定時間データ選択手段07は、上記不特
定データ発生手段06から与えられる不特定データに基
づいて、上記ポインタ領域081内の特定領域を選択す
る第1の選択手段071と、この第1の選択手段071
によって選択された特定領域のポインタデータに基づい
て、上記実データ領域082内の特定領域を選択する第
2の選択手段072とからなる。この場合、上記ポイン
タ領域081に格納されるポインタデータの数は、上記
実データ領域082に格納される時間データの種類より
も大幅に多くされている。
つまり、前記可変表示装置が起動されると、先ず、不特
定データ発生手段06からランダムな不特定データが生
成される。次に、この不特定データによってポインタ領
域081内のいずれか1つのポインタデータが選択され
る。さらに、このポインタデータによって実データ領域
082内のいずれか1つの時間データが選択される。そ
して、このようにして選択された時間データが上記不特
定時間タイマーTM2の計時時間となる。
ここで、実データ領域082には、1秒以内の10種類
の時間データが格納されている。この10種類の時間デ
ータの中の1つを指定するポインタデータは、0から9
までの10種類の中のいずれかの数値をとる。ポインタ
領域081には、時間データの種類よりも大幅に多くの
数(128個)のポインタデータがランダムに分散され
て格納されている。次に示す表3は、上記ポインタ領域
081の内容を示す。
表3において、各ポインタデータの数値の構成比率すな
わち各数値ごとの発生数は、次の表4のようになってい
る。さらに、0から9までの各ポインタデータと時間と
の対応関係を、表5に示す。
第20図は上記不特定データ発生手段06の構成例を示
す。
同図に示すように、上記不特定データ発生手段06は、
リセット回数計数手段061と、前記マイクロ・コンピ
ュータ(Z80)内のリフレッシュカウンタ062と、
論理演算手段063とによって構成される。リセット回
数計数手段061は、上記CPUのリセット回数を計数
する。その計数値、特にその下位桁(10進数の下1桁
の数字0から9に相当)だけを抽出して得られる内容C
61は、マイクロ・コンピュータが電源投入によって最
初に起動された時期およびクロックパルスの極めてわず
かな周波数バラツキの累積などによって、不特定の数値
をとる。つまり、ランダム化されている。また、リフレ
ッシュカウンタ062は、ダイナミックRAMをリフレ
ッシュするためのものであって、マイクロ・コンピュー
タ内にて勝手に動作し、外部からの操作はできない。従
って、その内容C62も、上記リセット回数計数手段0
61と同様に、ランダム化されている。さらに論理演算
手段063は、上記2種類の内容C61とC62を互い
に論理演算処理する。この場合の論理演算は排他的論理
和が行われるようになっている。そして、この論理演算
手段063の演算結果が上記不特定データとして利用さ
れるようになっている。
この場合、上記演算結果は、その下位桁の数値(10進
数に換算して0から9までの数値)だけが抽出されて上
記不特定データとして利用される。
また、上記2種類の内容C61とC62はそれぞれ、単
独でも十分なランダム性を備えている。従って、その内
容C61あるいはC62をそのまま上記不特定データと
して用いるようにしてもよい。しかし、上記論理演算手
段063によって、その2種類の内容C61とC62を
互いに論理演算処理することにより、さらにランダム性
の高い不特定時間データが得られるようになる。
これにより、上記不特定時間データ発生手段09は、比
較的短いサンプル時間においても、前述した特定態様の
発生の確率を論理的に予想される所定値に近づけること
ができるようになる。これにより、ランダム性を保ちつ
つ、前述した特定態様が実際に現れる確率を平均化させ
ることができるようになっている。
さて、以上のように構成されたパチンコ遊技機におい
て、特に注目すべき構成および動作は、次のとおりであ
る。
第21図は、今までに説明してきた一連の動作を整理し
てタイミングチャートに示したものである。
同図に示すように、先ず、可変表示装置の各セグメント
型表示機LEDA〜LEDDにおける表示更新周期(1
2ms)は、前述したスタートスイッチSW1とストッ
プスイッチSW2の各動作を制御する最小制御時間単位
すなわち前記リセット周期(φt=3ms)よりも長く
されている。同様に、上記不特定時間タイマーTM2に
よって計時される最小時間単位(φt=3ms)も、上
記表示更新周期(12ms)よりも短くされている。さ
らに、その表示更新周期(12ms)は、上記最小制御
時間単位(φt=3ms)の整数倍(4倍:3ms×4
倍=12ms)にされている。同様に、上記不特定時間
タイマーTM2によって計時される最小時間単位(φt
=3ms)も、上記表示更新周期(12ms)の整数分
の1(1/4)の長さとなっている。
ここで、上記表示更新周期(12ms)を上記スタート
スイッチSW1と上記ストップスイッチSW2の各動作
を制御する最小制御時間単位(3ms)よりも長くする
と、次のようなことが生じる。
すなわち、可変表示装置における表示器(例えばLED
A)の表示更新動作が起動されてから停止されるまでの
更新動作時間が同じであっても、更新の動作が停止され
る時間位置と表示が最後に更新される時間位置との間の
相対関係は、必ずしも一致しなくなる。その相対位置関
係すなわち更新の動作が停止される時間位置と表示が最
後に更新される時間位置とのずれ(時間差)には、上記
スタートスイッチSW1あるいは上記ストップスイッチ
SW2が動作する時間位置も関与している。ここで仮
に、他の時間的条件がすべて同一であったとしても、更
新動作の停止時間位置と表示の更新時間位置とがたまた
ま一致する付近では、スタートスイッチSW1あるいは
ストップスイッチSW2の動作タイミングがわずかでも
前後すると、これによって、更新動作の停止時間位置
が、表示の更新時間位置を越えたり越えなかったりする
ようになる。そして、その表示の更新時間位置を越える
か否かでもって、停止時の表示が変化したりしなかった
りする。
例えば、表示器の表示内容が[1]から[2]に更新さ
れる間にて、更新の動作が停止されると、その表示器の
表示内容は[1]で停止されるようになる。このとき、
表示器の表示更新動作は、その表示内容が[1]に更新
された時間位置を越え、場合によって、表示内容が
[2]に更新される直前の時間位置まで達することがあ
る。しかし、その更新時間位置を越えた分の時間が表示
の更新周期にほんのわずかでも満たない半端な時間であ
ると、その半端な時間は無効となる。結局、表示は
[1]で停止される。ところが、ここで、スタートスイ
ッチSW1あるいはストップスイッチSW2の動作タイ
ミングがなんらかの偶然によってほんのわずかでも遅れ
たりすると、これによって、更新の動作停止時間位置が
次の表示更新時間位置にずれ込むことがあり得るように
なる。つまり、表示器の停止表示内容は、偶然に生じる
極めてわずかなタイミングの違いによっても[1]なっ
たり[2]になったりする。
このように、上記表示器における表示更新周期を上記ス
タートスイッチSW1と上記ストップスイッチSW2の
各動作を制御する最小制御時間単位よりも長くすること
により、更新動作の停止タイミングと表示の更新タイミ
ングとの間に相対的な時間のずれ(あるいは位相差)が
生じ、この時間ずれによって、更新動作停止時の表示内
容が不確定的に変化するようになる。
このとき、上記スタートスイッチSW1と上記ストップ
スイッチSW2の各動作タイミングは、いずれも上述し
た表示の更新タイミングとは無関係にランダムに行われ
るようになつている。従って、上記時間ずれもランダム
に生じる。これにより、更新動作停止時の表示内容は、
スタートスイッチSW1あるいはストップスイッチSW
2における動作タイミングのほんのわずかなバラツキで
もって、ランダムに前後させられる。
以上のようにして、上記スタートスイッチSW1あるい
は上記ストップスイッチSW2における動作タイミング
のランダム性が有効に活用されるようになっている。こ
れにより、簡単かつ簡潔な構成を保ちつつ、表示器の動
作に良好なランダム性を付与することができる。そし
て、その付与される良好なランダム性によって、公正か
つ公平なサービスの向上と、不正改造による悪用の防止
とを両立して達成することができる。
さらに、この実施例では、上述した構成に加えて、次の
ような構成も設けられている。
すなわち、次の表6に示すように、前記不特定時間タイ
マーTM2によって計時される不特定時間データの中に
も、上記表示更新周期(12ms)に満たない半端な時
間(3ms〜9ms)が含ませられている。なお、次の
表6は、表5に示した10種類の不特定時間データにつ
いて、その不特定時間データを計時するリセット回数、
その不特定時間データによって設定される時間内に行う
ことができる表示更新回数、および表示更新周期に満た
ない半端時間をそれぞれ対応させて示す。
以上のように、10種類の不特定時間データの中には、
上記半端時間のないものとあるものとがランダムに配置
され、さらに半端時間のあるものについては、その長さ
が3msから9msの間にランダムに分散されている。
ここで、第22図は、上記不特定時間タイマーTM2が
起動されてから最初のセグメント型表示器LEDAの表
示更新動作が停止されるまでの時間Tstpの変化状
態、その表示更新動作が停止される時間位置a〜j、そ
の表示内容が更新される表示更新周期、およびその表示
が更新される時間位置の相互の関係を示す。ここで、上
記時間Tstpの終端と上記表示更新時間位置との相対
的な時間ずれ(時間差あるいは位相差)は、スタートス
イッチSW1およびストップスイッチSW2のそれぞれ
の不確定な動作タイミングによってランダムに変化す
る。さらに、その変化は、不特定時間タイマーTM2の
計時時間に含まれるランダムな半端時間によって、さら
にランダム化される。
これにより、例えば第22図に示す例では、スタートス
イッチSW1あるいはストップスイッチSW2の動作タ
イミングのわずかな変化でもって、停止時の表示内容
が、[0],[1],[2],[3],のいずれかにラ
ンダムに変化するようになる。
これにより、更新動作停止時の表示内容には、さらに良
好なランダム性が付与されるようになる。
なお、上記表示更新周期は更新動作期間中に変化させる
ようにしてもよい。また、本実施例においては、遊技機
をパチンコ遊技機として説明したが、可変表示装置を用
いたものであれば、パチンコ遊技機に限定されるもので
はなく、スロットゲーム機やアレンジボール機等の可変
表示装置を有する遊技機であっても良い。
[効果] 以上、実施例の説明の中で明らかにしたように、この発
明によるパチンコ遊技機は、遊技領域内にて一種のゲー
ム装置を形成する可変表示装置の表示内容を周期的に更
新する表示データ更新手段と、上記遊技領域内における
特定の入賞によって上記可変表示装置の起動を指令する
スタート手段と、手動による操作またはタイマの計時終
了に基づいて上記可変表示装置01の更新停止を指令す
るストップ手段とが設けられている。これとともに、上
記可変表示装置における表示更新周期を上記スタート手
段と上記ストップ手段の各動作を制御する最小制御時間
単位よりも長くしたことにより、上記スタート手段ある
いは上記ストップ手段における動作タイミングのランダ
ム性が活用され、これにより、簡単かつ簡潔な構成を保
ちつつ、可変表示装置の動作に良好なランダム性を付与
することができ、このランダム性によって、公正かつ公
平なサービスの向上と、不正改造による悪用の防止とを
両立して達成することができるようになる、という効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の主要な構成を特許請求の範囲の記載
に対応させて示すブロック図、 第2図はこの発明の一実施例によるパチンコ遊技機本体
の全体を前面から見た状態を示す図、 第3図はその遊技盤の部分を取り出して示す図、 第4図は上記遊技盤に配設される可変表示装置の前面を
示す図、 第5図は第4図の可変表示装置の側断面状態を示す図、 第6図は上記遊技盤に配設される特別変動入賞装置の閉
状態を前面から見た状態を示す斜視図、 第7図は上記特別変動入賞装置の開状態を前面から見た
状態を示す斜視図、 第8図は上記特別変動入賞装置の裏側の状態を示す分解
斜視図、 第9図は上記特別変動入賞装置の側断面状態を示す図、 第10図は第2〜9図に示したパチンコ遊技機の制御装
置部分の一実施例を示すブロック図、 第11図は上記制御装置の動作状態を示すタイミングチ
ャート、 第12図は上記制御装置内に設けられるリセットパルス
発生手段の構成例を示すブロック図、 第13図は上記制御装置のI/Oユニット付近の詳細を
示す回路図、 第14図は上記I/Oユニット内に設けられる音階発生
手段の構成例を示す回路図、 第15図は上記制御装置の構成を説明するための処理フ
ローチャート、 第16図は第15図のフローチャート内の一部を詳細に
示すフローチャート、 第17図は上記制御装置において構成される可変表示制
御部分の構成を示すブロック図、 第18図はマイクロ・コンピュータ(CPU)のリセッ
ト周期すなわちプログラムの1実行周期、更新周期設定
タイマーの動作周期、およびゼグメント型表示器の表示
更新周期を、互いに時間対応させて示すタイミングチャ
ート、 第19図は上記可変表示装置における一連の停止動作を
互いに時間対応させて示すタイミングチャート、 第20図は不特定時間データ発生手段の構成例を示すブ
ロック図である。 第21図は最小制御時間単位と表示更新周期との関係を
示すタイミングチャート、 第22図は表示更新動作の停止時間位置と表示更新時間
位置との相対関係を示すタイミングチャートである。 1……遊技盤、4……可変表示装置、5……特別変動入
賞装置、200……制御装置、300……パチンコ遊技
機本体、210……マイクロ・コンピュータ、220…
…ROM、230……RAM、240……アドレスデコ
ーダ、250……I/Oユニット、257……音階発生
手段、290……リセット信号発生手段、φk……基本
クロックパルス、φt……リセットパルス、TM1……
特定時間タイマー、TM2……不特定時間タイマー、T
M3〜TM5……停止間隔設定タイマー、TMA〜TM
D……表示内容更新周期設定タイマー、06……不特定
データ発生手段、07……不特定時間データ選択手段、
071,072……第1,第2の選択手段、08……不
特定時間データ記憶領域、081……ポインタ領域、8
2……実データ領域、Tstp……表示更新動作が停止
されるまでの時間、a〜j……更新動作停止時間位置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域内にて一種のゲーム装置を形成す
    る可変表示装置と、この可変表示装置の表示内容が特定
    の態様で停止したときに動作する入賞装置とを備えた遊
    技機であって、上記可変表示装置の表示内容を周期的に
    更新する表示データ更新手段と、上記遊技領域内におけ
    る特定の入賞によって上記可変表示装置の起動を指令す
    るスタート手段と、上記可変表示装置の更新停止を指令
    するストップ手段とを備えるとともに、上記可変表示装
    置における表示更新周期を上記スタート手段と上記スト
    ップ手段の各動作を制御する最小制御時間単位よりも長
    くしたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】上記表示更新周期を上記最小制御時間単位
    の整数倍にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】プログラム格納式のマイクロ・コンピュー
    タを備え、このマイクロ・コンピュータによって、上記
    可変表示装置の制御手段を構成したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の遊技機。
  4. 【請求項4】プログラム格納式のマイクロ・コンピュー
    タと、このマイクロ・コンピュータを一定周期ごとにリ
    セットして初期化するリセット信号発生手段とを備え、
    この一定周期ごとに初期化されるマイクロ・コンピュー
    タによって上記可変表示装置の制御手段を構成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲投1項から第3項までのい
    ずれかに記載の遊技機。
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KR20160091095A (ko) * 2015-01-23 2016-08-02 두산중공업 주식회사 회전자의 위치 제어가 가능한 풍력발전기 및 그 방법

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