JPH0719444U - ルーフドレン構成体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 家屋のベランダ、バルコニーの床部や陸屋根
の排水溝に設けた排水落し口に取付けるルーフドレン構
成体を提供する。 【構成】 上端に鍔部１１を具え上方に網体４を受入れ
る円筒部１２を具え、かつ下方に外ねじ１３を形成して
なるドレン本体１と、短筒体の上端に鍔片２１を周設
し、かつ上記ドレン本体１の外ねじ１３に螺合する内ね
じ２２を形成してなる内ねじ短管２と、円筒体の上端部
に上記内ねじ短管２の外周面を覆う覆部３１を有すると
共に、該覆部３１に連続する下方には上記ドレン本体１
の外ねじ１３に螺合する内ねじ２２を形成してなる内ね
じ覆筒体３とから構成されるルーフドレン構成体。 【効果】 ルーフドレンの組立て、取付け作業は勿論、
掃除や取替え作業も容易で、接続部材との位置合わせ微
調整が可能となり、また排水溝からの漏水も、管外へは
漏れない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はルーフドレン構成体に係り、特に家屋のベランダ、バルコニーの床部 や陸屋根の排水溝に設けた排水落し口に取付けるルーフドレン構成体に関する。

【０００２】

【従来技術とその課題】

従来、集合住宅等のベランダの雨水等を排水する場合には、各戸のルーフドレ ンを排水パイプに連結し、かつ傾斜を設けなければならないが、微調整可能なル ーフドレンがなく、概ね施工業者の勘に頼って無理嵌め嵌合が行なわれていたた め、嵌合部や接合部から水漏れを生じ、下階の洗濯物を汚す等のトラブルを起こ し易いものであった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するものであって、その要旨は、円筒体の上端に鍔部 （１１）を具え上方に網体（４）を受入れる円筒部（１２）を具え、かつ下方に 外ねじ（１３）を形成してなるドレン本体（１）と、短筒体の上端に鍔片（２１ ）を周設し、かつ上記ドレン本体（１）の外ねじ（１３）に螺合する内ねじ（２ ２）を形成してなる内ねじ短管（２）と、円筒体の上端部に上記内ねじ短管（２ ）の外周面を覆う覆部（３１）を有すると共に、該覆部（３１）に連続する下方 には上記ドレン本体（１）の外ねじ（１３）に螺合する内ねじ（３２）を形成し てなる内ねじ覆筒体（３）とから構成されるルーフドレン構成体である。

【０００４】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明する。 図１は本考案を展開側断面図で示し、図２は本考案を家屋駆体に取付けた状態 を側断面図で示す。

【０００５】 本考案は図１に展開側断面図で示す如く、ドレン本体１と内ねじ短管２と内ね じ覆筒体３とからなるものであって、上記ドレン本体１は、円筒体の上端に鍔部 １１を具え、上方に、網体４の下垂筒４１を受入れる円筒部１２を具え、かつ下 方に外ねじ１３を形成してなり、また、上記内ねじ短管２は、短筒体の上端に鍔 片２１を周設し、かつ上記ドレン本体１の外ねじ１３の上部に螺合する内ねじ２ ２を形成してなり、更に、上記内ねじ覆筒体３は、円筒体の上端部に上記内ねじ 短管２の外周面を覆う覆部３１を有すると共に、該覆部３１に連続する下方には 上記ドレン本体１の外ねじ１３の下部に螺合する内ねじ３２を形成してなる構成 のものである。 そして上記ドレン本体１の鍔部１１の下面側、及び内ねじ短管 ２の鍔片２１の上面側には、必要に応じて予めパッキン８を付設しておく。

【０００６】 図２に側断面図で示す如く、本考案を躯体Ａの排水溝Ｂに貫設した排水落し口 Ｃに取付けるには、先ず排水落し口Ｃに嵌挿筒体５を取付けておき、該嵌挿筒体 ５にドレン本体１の円筒部１２を内挿した後、内ねじ短管２を、その鍔片２１を 上にしてドレン本体１の外ねじ１３へ螺合し、締付けることにより、ドレン本体 １の鍔部１１と内ねじ短管２の鍔片２１とにより、排水溝Ｂ部の躯体Ａを強固に 挟み込み、かつ介在させたパッキン８により一層確実にシールされる。

【０００７】 しかる後、内ねじ覆筒体３を内ねじ短管２にその覆部３１より挿入し、内ねじ ３２をドレン本体１の外ねじ１３に螺合することにより、覆部３１が、内ねじ短 管２の外周面を覆うようになっている。 そして、内ねじ覆筒体３の下端部をユ ニオン又はバンド等の連結具６を介してソケット等の接続部材７と接続し、最後 に網体４の下垂筒４１に形成した切込みガイド４２に、ドレン本体１の円筒部１ ２の内壁に突設したフック９を掛止めして網体４の取付けを行なう。 上記網体 ４は、予めドレン本体１に挿着しておいてもよい。

【０００８】 本考案の取替えや掃除を行なう場合には、先づ連結具６を接続部材７から外し ておき、網体４を付けたままのドレン本体１を左回転して、内ねじ短管２の内ね じ２２及び内ねじ覆筒体３の内ねじ３２を外ねじ１３の螺合から解いて、内ねじ 覆筒体３、内ねじ短管２の順にドレン本体１から容易に外すことができ、取外し 、取替えが簡単でメンテナンスが容易である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は上記構成よりなるので下記効果を奏する。 即ち、本考案によればルーフドレンの組立て、取付け作業は勿論、掃除や取替 え作業もきわめて容易に行なえると共に、ドレン本体に対する内ねじ覆筒体の螺 合の程度により、接続部材との位置合わせ微調整が可能となり、また排水溝から 嵌挿筒体とドレン本体間を伝わって下方に漏水したとしても、内ねじ短管の鍔片 及び内ねじ覆筒体の覆部により管内に誘導され、管外へは漏れないと云う効果を 奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を展開側断面図で示す。

【図２】本考案を家屋駆体に取付けた状態を側断面図で
示す。

【符号の説明】

１ ドレン本体 １１ 鍔部 １２ 円筒部 １３ 外ねじ ２ 内ねじ短管 ２１ 鍔片 ２２ 内ねじ ３ 内ねじ覆筒体 ３１ 覆部 ３２ 内ねじ ４ 網体 ５ 嵌挿筒体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 円筒体の上端に鍔部（１１）を具え上方
   に網体（４）を受入れる円筒部（１２）を具え、かつ下
   方に外ねじ（１３）を形成してなるドレン本体（１）
   と、短筒体の上端に鍔片（２１）を周設し、かつ上記ド
   レン本体（１）の外ねじ（１３）に螺合する内ねじ（２
   ２）を形成してなる内ねじ短管（２）と、円筒体の上端
   部に上記内ねじ短管（２）の外周面を覆う覆部（３１）
   を有すると共に、該覆部（３１）に連続する下方には上
   記ドレン本体（１）の外ねじ（１３）に螺合する内ねじ
   （３２）を形成してなる内ねじ覆筒体（３）とから構成
   されるルーフドレン構成体。