JPH0719424Y2 - ミシンのクランプ装置用移動装置 - Google Patents

ミシンのクランプ装置用移動装置

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JPH0719424Y2
JPH0719424Y2 JP1988072045U JP7204588U JPH0719424Y2 JP H0719424 Y2 JPH0719424 Y2 JP H0719424Y2 JP 1988072045 U JP1988072045 U JP 1988072045U JP 7204588 U JP7204588 U JP 7204588U JP H0719424 Y2 JPH0719424 Y2 JP H0719424Y2
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sewing
clamp device
sewing machine
cloth
preparation position
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JP1988072045U
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淳 柴田
祐二 田川
安彦 渡辺
滋 阿部
秀夫 河口
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はミシンのクランプ装置用移動装置に関する。
(従来技術) 一般にミシンのクランプ装置用移動装置ではクランプ装
置を縫製前において加工布を保持するめの準備位置と加
工布の縫製が完了した後の縫製完了位置との間において
ミシンテーブルに沿って移動させるためのアクチュエー
タを有しておりこのアクチュエータは、スイッチ操作に
基づいて駆動されて、クランプ装置を準備位置より縫製
完了位置を経て再び準備位置に戻る一つのサイクル動を
制御手段により常に一定の時間内で行わせるように構成
されている。
このようなミシンのクランプ装置用移動装置ではクラン
プ装置が縫製完了位置に達して再び準備位置に向けて移
動を始めるまでの待機時間が一定であるため準備位置に
おける加工布のセット作業を一定の時間内で行なわなけ
ればならず、作業者の熟練度や加工布のセット作業の難
易度によっては作業がしずらい場合が生ずる欠点を有し
ていた。
このため、従来では縫製完了位置から準備位置への復帰
速度を可変として、準備位置への到達時間を調節する構
成が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら復帰速度を可変とする構成では、準備位置
において作業を完了しなければならない時間がどのくら
いになるのかを容易に知ることはできず、また逆に準備
位置における作業時間に基いて復帰速度を調整すること
も容易でないため調整がむずかしい欠点を有しており、
また、ミシンテーブルはいずれにしてもクランプ装置の
復帰に伴い徐々に狭くなるため準備位置における作業面
積も徐々に狭くなり、作業性が悪いという欠点を有して
いた。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術の欠点に鑑み、本考案のミシンのクランプ
装置用移動装置は、クランプ装置を縫製前において加工
布を保持するための準備位置から加工布の縫製が完了し
た後の縫製完了位置との間においてミシンテーブルに沿
って縫製の方向に従って移動させるためのアクチュエー
タと、スイッチ操作に基づいて前記アクチュエータを駆
動し、前記クランプ装置を前記準備位置より前記縫製完
了位置を経て再び前記準備位置に戻るサイクル動を行わ
せるための制御手段とを備えたミシンのクランプ装置用
移動装置であって、前記制御手段は前記クランプ装置が
前記縫製完了位置から前記準備位置に移動するに先立っ
て前記クランプ装置を前記縫製完了位置において待機さ
せるためのタイマーを備え、かつ当該ミシンの適宜箇所
には前記タイマーによる待機時間を作業者が任意に設定
可能な設定手段と、該設定手段により設定された待機時
間を作業者が目視可能に表示する表示手段とを設けた構
成とされる。
(作用) 本考案のミシンのクランプ装置用移動装置ではクランプ
装置は1つの加工布の縫製を終えた後に縫製完了位置か
ら準備位置に戻るに際して、縫製完了位置からすぐに準
備位置に向けて動き始めるのではなく、タイマーにより
設定された待機時間だけ縫製完了位置において待機し、
その後移動を開始する。
また、このような待機時間は設定手段を介して作業者に
より任意に設定でき、かつ作業者は表示手段により該設
定手段により設定された待機時間を確認して作業を行う
ことができる。
(実施例) 次にこの考案の一実施例を、玉縁縫ミシンにおけるクラ
ンプ装置用移動装置を例にとり、添附の図面を参照して
説明する。
第1図において、ミシン本体1はミシンテーブル2上に
配置されている。針棒3はミシン本体1のアーム部1aに
上下動可能に設けられ、その下端には2本の針4が取着
されている。そしてこれらの針4がミシン本体1のベッ
ド部内に設けられた図示しない糸輪捕捉器と協働して、
加工布に対し2本の平行な本縫縫目を形成する。
クランプ装置5は後述するアクチュエータによりミシン
テーブル2に沿って第1図に想像線で示した針4よりも
前方側の準備位置と実線で示した縫製完了位置との間を
針4近傍の縫製位置を経て針4による縫製方向に従って
直線的に移動可能となっている。ここでクランプ装置5
は第2図に示すように上記準備位置において加工布とし
ての身頃布W1をテーブル2の面上に押圧保持する、回動
軸6aを中心として上下傾動可能な一対の大押え板6と、
身頃布W1上に載置される加工布としての玉縁布W2を両側
から折曲げて身頃布W1上に保持する一対の横方向に開閉
動可能な折込み板7、及び必要に応じて玉縁布W2上に載
置される加工布としてのフラップ布W3を折込み板7上に
押圧保持する一対のフラップ押え板8を備えている。
バインダ9は上記準備位置におけるクランプ装置5の上
方において昇降動可能に配置されている。このバインダ
9は断面ほぼT字状をなしており、身頃布W1上に玉縁布
W2が載置された後、折込み板7の折曲げ作動に先立って
玉縁布W2上に下降されて、その玉縁布W2を身頃布W1上に
押圧保持するようになっている。
多段式の足踏スイッチ10は作業者が段階的に踏み込むこ
とにより上記のようなクランプ装置5の作動を行わせる
もので、前記クランプ装置5が第1図に想像線で示す準
備位置に移動した状態で作業者がまず身頃布W1を上方傾
動位置にある各大押え板6下面のミシンテーブル2上に
セットし、足踏スイッチ10を1,2段目まで踏み込むと各
大押え板6がそれぞれ下方に傾動し、身頃布W1が各大押
え板6とミシンテーブル2との間に挟持される。次に玉
縁布W2を身頃布W2上にセットして足踏スイッチ10を3段
目まで踏み込むとバインダ9が下降し、続いて各折込み
板7が横方向に閉じる。さらにフラップ布W3を所定位置
にセットして足踏スイッチ10を4,5段目まで踏み込むと
各フラップ押え板8が作動し、バインダ9と協働してフ
ラップ布W3を保持する。
スタートスイッチ11はクランプ装置5により上記のよう
な加工布の保持が完了した後、作業者の膝により操作さ
れてクランプ装置5のミシンテーブル2に沿う移動を開
始させるもので、このスタートスイッチ11の作動により
クランプ装置5は準備位置から縫製位置に動いて針4と
前記の糸輪捕捉器との協働により加工布に対し所定針数
の玉縁縫いが行われ、次いで縫製完了位置に至って縫製
後の加工布を解放し、縫製完了位置より縫製位置を経て
再び準備位置に戻るサイクル動を行なう。この後縫製後
の加工布は縫製完了位置近傍に設けられた図示しないス
タッカー装置にスタックされる。
制御パネル12は上記クランプ装置5の加工布の保持及び
ミシンテーブル2に沿う移動制御を含む各種の制御を行
うためにミシンテーブル2の作業者による操作及び目視
し易い適宜部位に配置されており、その一部には第3図
に示すタイマー13が設けられている。タイマー13は上記
クランプ装置5のサイクル動における縫製完了位置での
待機時間を設定するために設けられたもので、1秒単位
のタイマー設定スイッチ14と0.1秒単位のタイマー設定
スイッチ15とを有しており、さらにはこれらのタイマー
設定スイッチ14,15による設定時間をそれぞれデジタル
表示するための表示部16,17を備えている。図示した状
態において待機時間は2,5秒に設定されている。
制御パネル12には上記のようなクランプ装置5の作動を
行わせるための制御回路が組込まれており、この制御回
路の構成を第4図を参照して説明する。
第4図中、CPU(中央処理装置)18にはROM(リードオン
リメモリ)19及びRAM(ランダムアクセスメモリ)20が
接続されている。ROM19には上記で説明したクランプ装
置5の加工布保持作動及びミシンテーブル2に沿う移動
作動を含むミシン全体の作動を制御するためのプログラ
ム等が記憶されており、RAM20にはクランプ装置5の縫
製完了位置での待機時間に関するデータが記憶される。
CPU18の入力側には上記足踏みスイッチ10,スタートスイ
ッチ11,タイマー設定スイッチ14,15,さらには特にフラ
ップ縫いを行う場合のフラップ縫いスイッチ21が入力イ
ンターフェース22を介して接続されており、一方出力側
にはクランプ装置5の加工布保持作動及びミシンテーブ
ル2に沿う移動作動を行わせるためのクランプ用作動装
置群のアクチュエータ23及びミシンを駆動するためのミ
シンモータ24が出力インターフェース25及び駆動回路2
6,27を介してそれぞれ接続されている。
上記制御回路により、作業者が足踏みスイッチ10をON操
作すると、この信号が入力インターフェース22を介して
CPU18に入力され、CPU18はROM19に記憶されたプログラ
ムに従ってアクチュエータ23を作動させ、先に説明した
加工布の保持が行なわれる。次にスタートスイッチ11を
ON操作するとこの信号も同様に入力インターフェース22
を介してCPU18に入力され、CPU18はROM19に記憶された
プログラムに従ってアクチュエータ23を作動させ、先に
説明したようにクランプ装置5をミシンテーブル2に沿
い準備位置から縫製完了位置を経て再び準備位置に戻る
サイクル動を行わせるわけであるが、ここでCPU18はRAM
20に記憶されたデータを取出し、アクチュエータ23がこ
のデータに応じた時間の間縫製完了位置において待機す
る制御を行なうように構成されており、RAM20へのデー
タ入力はタイマー13のタイマー設定スイッチ14,15を操
作することで入力インターフェース22及びCPU18を介し
て行われる。従って第3図に示したようにタイマー13を
2.5秒に設定した場合にはクランプ装置5は縫製完了位
置において2.5秒の間待機し、すなわちアクチュエータ2
3の作動が停止し、次いで準備位置に戻ることとなる。
このように、作業者はタイマー13を次サイクルにおける
新たな加工布の準備に必要な時間を考慮して熟練度や加
工布のセット作業の難易度に応じて待機時間をとること
ができる。また、このようなタイマー13の設定作業は表
示部16,17による設定時間のデジタル表示を確認しつつ
確実に行うことができる。
(効果) 本考案のミシンクのランプ装置用移動装置では、作業者
は、設定手段により縫製完了位置における待機時間を、
次サイクルにおける新たな加工布の準備に必要な時間を
考慮して自由に設定できる。
またこのように設定された待機時間を表示手段による表
示により目視により確実に確認できるので設定操作及び
縫製作業開始時における待機時間の確認を確実に行なう
ことができるので操作性が向上する。
さらに、このような待機時間の設定により、作業者の熟
練度や加工布のセット作業の難易度に応じて、無駄な時
間のないクランプ装置の移動動作を容易に得ることがで
きる。
加えて、このような待機時間を設けたことによって、準
備位置側のミシンテーブル面を広く使うことができるの
で、次サイクルにおける新たな加工布の準備作業を、ミ
シンテーブルを広く使って行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は玉縁縫ミ
シンの要部斜視図、第2図はクランプ装置による加工布
の保持状態を示す拡大断面図、第3図は制御パネルのタ
イマーの拡大図、第4図はクランプ装置の作動用制御回
路のブロック図である。 1……ミシン本体、2……ミシンテーブル 5……クランプ装置、13……タイマー 18……CPU、W1……身頃布 W2……玉縁布、W3……フラップ布
フロントページの続き (72)考案者 阿部 滋 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番地 ブラザー工業株式会社内 (72)考案者 河口 秀夫 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番地 ブラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−117564(JP,A) 特開 昭63−209693(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランプ装置を縫製前において加工布を保
    持するための準備位置から加工布の縫製が完了した後の
    縫製完了位置との間においてミシンテーブルに沿って縫
    製の方向に従って移動させるためのアクチュエータと、
    スイッチ操作に基づいて前記アクチュエータを駆動し、
    前記クランプ装置を前記準備位置より前記縫製完了位置
    を経て再び前記準備位置に戻るサイクル動を行わせるた
    めの制御手段とを備えたミシンのクランプ装置用移動装
    置であって、前記制御手段は前記クランプ装置が前記縫
    製完了位置から前記準備位置に移動するに先立って前記
    クランプ装置を前記縫製完了位置において待機させるた
    めのタイマーを備え、かつ当該ミシンの適宜箇所には前
    記タイマーによる待機時間を作業者が任意に設定可能な
    設定手段と、該設定手段により設定された待機時間を作
    業者が目視可能に表示する表示手段とを設けたことを特
    徴とするミシンのクランプ装置用移動装置。
JP1988072045U 1988-05-31 1988-05-31 ミシンのクランプ装置用移動装置 Expired - Lifetime JPH0719424Y2 (ja)

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JPH01175770U JPH01175770U (ja) 1989-12-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50117564A (ja) * 1974-02-27 1975-09-13
JPS60176776U (ja) * 1984-05-04 1985-11-22 株式会社 石井ミシン製作所 畳縫着機における畳の旋回装置
JPS61203046A (ja) * 1985-03-06 1986-09-08 Shinko Kogyo Kk シ−ト状ワ−ク積載装置
JPS63209693A (ja) * 1987-02-25 1988-08-31 ジューキ株式会社 布端クランプ装置

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