JPH07193992A - 異母線供給ループ送電線系統の保護方式 - Google Patents

異母線供給ループ送電線系統の保護方式

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JPH07193992A
JPH07193992A JP33046993A JP33046993A JPH07193992A JP H07193992 A JPH07193992 A JP H07193992A JP 33046993 A JP33046993 A JP 33046993A JP 33046993 A JP33046993 A JP 33046993A JP H07193992 A JPH07193992 A JP H07193992A
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浩史 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 事故時分離可能な異母線より負荷に電力供給
するループ送電線系統において、該送電線以外の送電線
の事故波及による該送電線の不要な停止を防止する。 【構成】 ループ系統以外のA点で事故が発生し、B点
で主保護に失敗して母連線に事故電流If(BD)が流れる
と、母分リレーBDが動作して母連線の対応遮断器10
をトリップさせる。同時に、母分リレーBDから出力さ
れる動作信号によってループリレー11が動作し、制御
対象遮断器12をトリップさせて電力送り出し線路を開
放する。他方、ループ系統の事故によりループ系統に開
放点があるときはループリレー11にその情報を付与し
て制御対象遮断器12のトリップを禁止する。また、母
分リレーBDの動作によらず、ループリレー内に検出継
電器を内蔵することでループ送電線を通過する事故電流
を検出し、制御対象遮断器12をトリップさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重主母線変電所やユ
ニット変電所における事故時分離可能な異母線供給ルー
プ送電線の保護方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の異母線供給ループ送電線
系統では、環線(以下、ループ)系統の電力送り出し線
路保護用に環線系統保護継電装置を配し、事故発生時に
このリレーの動作により当該線路を開放することで事故
の拡大を防止していた。このように、線路保護継電器の
保護対象となる線路事故や負荷電気所母線事故について
は対策が講じられていたが、ループ供給系統のある電源
変電所を中心とした系統全体の動作状況を把握してルー
プ系統による電力供給に影響を及ぼす事故に対しては対
応策が講じられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、異母線から
ループ系統等に電力を供給する場合に、一方の母線に接
続されたループ系統以外の送電線にて主保護の失敗が発
生すると、ループ送電線を通過する事故電流によっては
健全系統側送り出し端子の後備リレー(以下、後備リレ
ー)が不要動作し、当該母線より電力供給を受けている
負荷が全停する虞れがあった。
【0004】例えば、ループ亘長が長く、殆どの事故電
流が母連線(異母線の連絡線路)を流れる系統の例を図
5及び図6を参照して説明する。図中、U1は第一変圧
器、U2は第二変圧器であり、夫々、遮断器等を介して
事故時に分離可能な母線に接続されている。ループ系統
の下部左右端には複数の負荷(図示省略)が接続されて
いる。
【0005】いま、図5のA点にて事故が発生し、B点
での主保護に失敗したとすると、図6に示すように、母
連線を流れる事故電流If(BD)によって第一変圧器U1
向きの母分継電器(以下、母分リレー)BDが起動し、
そのタイマ設定時間経過後にトリップして遮断器50が
開放される。これによりループ系統に分流する事故電流
If(LP)が大きくなるので、後備リレーDZ2が起動
し、そのタイマ設定時間経過後にトリップして遮断器5
1が開放される。第一変圧器U1自体にも保護機能があ
るので、間もなく該変圧器U1側での電力供給を受けて
いる系統も停電となり、ループ系統が全停することにな
る。
【0006】次に、ループ亘長が短く、ループ系統への
事故電流の分流が大きい系統の例を図7及び図8を参照
して説明する。この場合は、上記同様、A点の事故が発
生と同時に、母連線に流れる事故電流If(BD)とループ
系統に流れる事故電流If(LP)により、第一変圧器U1
向きの母分リレーBDと後備リレーDZ2が同時に起動
する。このとき、後備リレーDZ2のタイマが母分リレ
ーBDのタイマより設定時間が短い場合には、遮断器5
1開放後に遮断器50が開放されるので、前述の例と同
様、ループ系統はループ送電線以外の送電線事故発生に
より全停することになる。
【0007】このように、従来の異母線供給送電線系統
では、不要全停の発生の可能性があるので、頻度が多
く、円滑な電力供給ができない問題があった。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、本来保護対象とする
ループ送電線以外の送電線事故による全停と不要停電を
防止し得る異母線供給ループ送電線の保護方式を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第一
の発明は、事故時分離可能な異母線より負荷に電力を供
給するループ送電線系統の保護方式であって、母連線に
流れる事故電流の検出時に一方の母線を他方の母線から
分離すると共に第一の動作信号を出力する母分リレー
と、前記負荷を含むループ系統の前記一方の母線側電力
送り出し端子に挿設された制御対象遮断器と、この遮断
器の開閉制御を行う保護継電装置とを有し、該保護継電
装置は、前記第一の動作信号の受信時に前記遮断器をト
リップさせ、前記ループ送電系統の開放点検出時に該遮
断器のトリップを禁止するものであることを特徴とす
る。
【0010】上記目的を達成する第二の発明は、事故時
分離可能な異母線より負荷に電力を供給するループ送電
線系統の保護方式であって、前記負荷を含む系統の電力
送り出し線路に挿設された遮断器と、健全系統側母線か
らループ送電線を経由して事故系統側母線に流れる事故
電流検出時に夫々第二及び第三の動作信号を出力する短
絡距離継電器及び地絡方向継電器と、電力送り出し端子
からループ系統に向かう事故電流検出時に第四の動作信
号を出力する事故検出用短絡距離継電器と、前記第四の
動作信号の内健全系統側母線送り出し端子側がアクティ
ブかつ事故系統側母線送り出し端子側がインアクティブ
の場合のみ第五の動作信号を出力する論理回路と、前記
第二の動作信号がアクティブかつ第五の動作信号がアク
ティブの場合のみ第六の動作信号を出力する論理回路
と、前記第三及び第六の動作信号の少なくとも一方によ
り前記遮断器をトリップさせる制御手段を有することを
特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成する第三の発明は、
上記第二の発明の構成において、基準値を超える自母線
向きの過大な短絡電流検出時に第七の動作信号を出力す
る短絡過電流継電器を付加し、この第七の動作信号と第
二の動作信号の論理和によって生成される動作信号を前
記トリップ制御手段に導いて前記遮断器をトリップさせ
ることを特徴とする。
【0012】なお、前記トリップ制御手段は、前記遮断
器のトリップ時点を制御するタイマ、及び、前記遮断器
のトリップを強制的に禁止する動作ロック手段を有す
る。
【0013】
【作用】第一の発明にあっては、母分リレー動作時に母
連線が遮断されると同時に第一の動作信号によって制御
対象遮断器がトリップし、事故系統側母線のループ系統
電力送り出し線路が開放される。これによりループ送電
線を通過する事故電流が遮断され、後備リレーの起動が
抑制される。他方、ループ送電線内に開放点が有る場合
はループ送電線を通過する事故電流は流れないので、制
御対象遮断器をトリップする必要が無くなる。この場合
は上記トリップが禁止される。
【0014】第二及び第三の発明では、母分リレーによ
らずに短絡距離継電器や短絡過電流継電器、地絡継電器
により系統内事故電流を遮断する。
【0015】即ち、健全系統側母線からループ送電線を
経由して事故系統側母線に向かう事故電流検出時に、事
故の種類に応じて短絡距離継電器又は地絡方向継電器か
ら夫々第二又は第三の動作信号が出力される。また、二
つの母線のループ送電線送り出し端子各々に設置された
二つのループ送電線系統事故検出用距離継電器からの第
四の動作信号の組み合わせで第五の動作信号が出力され
る。第二又は第三の動作信号が出力されるときは、ルー
プ送電線系統以外で事後が発生しているので、このとき
はトリップ制御手段が制御対象遮断器をトリップして電
力送り出し線路を開放することを基本とするが、ループ
系統内の母線至近端短絡の場合にも第二の動作信号が出
力する事も考えられるので、第二の動作信号と第五の動
作信号の論理積信号による第六の動作信号で電力送り出
し線路を開放する。これによりループ送電線系統以外で
の事故による事故電流を遮断するとともに、不要な線路
開放が防止される。
【0016】また、短絡事故においては、至近端事故で
の電圧喪失により方向弁別能力が欠落し、短絡距離継電
器が不動作し易くなる。これを補完するため、短絡過電
流継電器を付加し、基準値を超える自母線向きの過大な
短絡電流が流れたときは第七の動作信号を出力し、これ
と前記第二の動作信号の論理和によって生成される動作
信号と第五の動作信号の論理積によって生成される動作
信号を前記トリップ制御手段に導き、前記遮断器をトリ
ップさせる。
【0017】なお、タイマの設定時間を調整すること
で、前記遮断器のトリップ時点を任意に制御することが
でき、また、第一の発明と同様の動作ロック手段で前記
トリップを強制的に禁止することで誤動作を防止するこ
とができる。
【0018】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0019】(第一実施例)図1は本発明の第一実施例
となる保護方式の構成図であり、従来と同一機能の系統
部品については同一名称及び同一符号を付している。
【0020】図1を参照すると、二重主母線変電所やユ
ニット変電所の第一及び第二の変圧器U1,U2より電力
供給を受けるループ系統の例が示されている。この実施
例では、第一変圧器U1側の母連線に母分リレーBD及
び対応遮断器10を配すると共に、該変圧器U1から電
力供給を受ける送り出し線路に、保護継電装置としての
ループリレー11と制御対象遮断器12とを配してい
る。このループリレー11には、前記母分リレーBDの
動作時に出力される第一の動作信号と自系統の閉路状態
時にアクティブとなる系統監視信号の反転信号が与えら
れている。
【0021】上記構成において、例えばループ系統以外
のA点で事故が発生し、B点で主保護に失敗して母連線
に事故電流If(BD)が流れると、母分リレーBDが動作
して母連線の対応遮断器10をトリップさせる。同時に
第一の動作信号によってループリレー11が動作し、制
御対象遮断器12をトリップさせる。これにより一方の
母線側の送り出し線路が開放されてループ内の事故電流
If(LP)が遮断され、従来のように、ループ系統以外の
事故により後備リレー(図示省略)や第一変圧器U1
保護機能が起動する事態が防止される。
【0022】なお、図1は第一変圧器U1側の保護方式
の例であるが、第二変圧器U2側にも同様の構成が採ら
れている。
【0023】図2は本実施例の機能ブロック図で、各変
圧器側母連線に配された母分リレーの動作情報と系統監
視情報とのAND条件を判断し、その出力を夫々対応す
るループリレーに制御情報として導いている。動作情報
は、夫々第一、第二変圧器U1、U2側の母分リレーが動
作中か否かを表す情報であり、各母分リレーの動作中の
ときは動作信号(第一の動作信号)をアクティブ(図示
の例ではHigh信号)となす。また、系統監視情報
は、ループ系統のどこかで開放部位があるか否かを表す
情報で、開放状態時には系統監視信号をアクティブ、開
路部位があるときはインアクティブ(図示の例ではLo
w信号)にする。
【0024】この構成では、第一変圧器U1側の母分リ
レーが動作し、その動作信号がアクティブで、且つ、系
統監視信号もアクティブのときに第一変圧器U1側の対
象遮断器12をトリップし、ループ系統内事故電流If
(LP)を遮断する。第二変圧器U2側の場合も同様の動作
となる。
【0025】(第二実施例)本発明の第二実施例では、
第一実施例のように母分リレーBDによらず、自系統に
設けたリレー群によりループ系統内外の事故を検出し、
電力送り出し線路を開放する。この実施例は、第一実施
例の構成において、母分リレーBDが第一の動作信号を
出力するまでの間に後備リレーが動作してしまう虞れを
排除するものである。図3に第二実施例の構成図、図4
にその機能ブロック図を示す。
【0026】図3を参照すると、本発明の第二実施例で
は、異母線供給ループ送電線系統の各母線側電力送り出
し線路に、制御対象遮断器21,22、母線向き短絡距
離継電器(以下、短絡距離リレー)SOa1,SOa2、短
絡過電流継電器(以下、短絡過電流リレー)SOb2,S
b1、母線向き地絡方向継電器(以下、地絡方向リレ
ー)GO1,GO2、ループ系統内事故検出用短絡距離継
電器(以下、事故検出リレー)SF1,SF2、を夫々配
している。
【0027】短絡距離リレーSOa1,SOa2は、自母線
に向かう短絡事故電流検出時に動作信号(第二の動作信
号)を出力するものであり、地絡方向リレーGO1,G
2は、自母線に向かう地絡電流検出時に動作信号(第
三の動作信号)を出力するものである。これらリレーS
a1,SOa2,GO1,GO2から動作信号が出力される
ときは、ループ系統以外の送電線で事故が発生している
ことを表している。
【0028】また、短絡過電流リレーSOb1,SO
b2は、基準値を超える過大な事故電流の検出時に動作信
号(第七の動作信号)を出力するもので、短絡事故にお
いて、至近端事故での電圧喪失による方向弁別能力の欠
落により、上記短絡距離リレーSOa1,SOa2が不動作
になることを補完する目的で設けられている。
【0029】事故検出リレーSF1,SF2は、ループ系
統送り出し端子からループ送電線に向かう事故電流検出
時、即ち、ループ系統内の事故検出時に動作信号(第四
の動作信号)を出力する。この動作信号は、制御対象遮
断器21,22のトリップを禁止して電力送り出し線路
の不要開放を防止する目的で設けられている。
【0030】本実施例では、更に、トリップ制御手段を
設け、上記各動作信号に基づいて前記制御対象遮断器2
1,22のトリップ制御を行うようにした。
【0031】このトリップ制御の様子を図4を参照して
説明すると、前述の第二の動作信号a1,a2と第七の動
作信号b1,b2の少なくとも一方がアクティブ(Hig
h信号)、第四の動作信号c1,c2の一方がインアクテ
ィブ(Low信号)かつもう一方がアクティブ第三の動
作信号d1,d2がアクティブ(High信号)のときに
夫々対象遮断器21,22をトリップさせ、夫々電力送
り出し線路を開放させる。これによりループ系統内を流
れる事故電流If(LP)が遮断される。
【0032】図4中、T1〜T4はタイマであり、そのタ
イムアップ時間を用途に応じて設定することにより、制
御対象遮断器21,22のトリップ時点を任意に調整す
ることができる。
【0033】また、40は動作ロック手段であり、各制
御対象遮断器21,22のトリップを強制的に禁止する
ための第一の実施例と同様のロック信号(図示の例では
Low信号)を生成出力する。このロック信号により、
トリップ制御手段の誤動作が防止される。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第一の
発明では、母分リレーの動作信号(第一の動作信号)に
より制御対象遮断器をトリップさせ、自母線側の電力送
り出し線路を開放すると共に、ループ系統での開放点検
出時に該トリップを禁止するようにしたので、保護対象
系統以外の事故による全停及びループ系統の事故による
不要停電を防止することができる。
【0035】また、第二の発明では、自母線側の電力送
り出し線路に短絡距離リレー及び地絡方向リレーを設
け、これらリレーによりループ系統以外の事故を検出し
て速かに線路を開放すると共に、事故検出リレーにより
ループ系統での開放点を検出したときは前記線路の開放
を禁止するようにしたので、ループ系統以外の事故によ
る全停及び不要停電をより確実に防止することができ
る。
【0036】更に、第三の発明では、第二の発明の構成
に短絡過電流リレーを付加して短絡距離リレーを補完す
るようにしたので、至近端短絡事故での電圧喪失により
方向性が欠落した場合であっても確実に線路開放を行う
ことができる。
【0037】このように、本発明によれば、二重主母線
変電所やユニット変電所における事故時分離可能な異母
線供給ループ送電線を有する系統において事故時の系統
保護が確実になると共に、負荷への電力供給が円滑化さ
れる保護方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による異母線供給ループ送
電線系統の説明図。
【図2】第一実施例の機能ブロック図。
【図3】本発明の第二実施例による異母線供給ループ送
電線系統の説明図。
【図4】第二実施例の機能ブロック図。
【図5】従来の異母線供給ループ送電線系統の説明図。
【図6】図6の構成における事故電流遮断のタイミング
図。
【図7】従来の他の構成に係る異母線供給ループ系統の
説明図。
【図8】図7の構成における事故電流遮断のタイミング
図。
【符号の説明】
11…ループリレー(保護継電装置) 12,21,22…制御対象遮断器 SOa1,SOa2…短絡距離リレー(母線向き短絡距離継
電器) SOb1,SOb2…短絡過電流リレー(母線向き短絡過電
流継電器) SF1,SF2…事故検出リレー(自系統事故検出用継電
器) GO1,GO2…地絡方向リレー(母線向き地絡検出用継
電器) T1〜T4…タイマ 40…動作ロック手段
フロントページの続き (72)発明者 藤本 敏朗 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事故時分離可能な異母線より負荷に電力
    を供給するループ送電線系統の保護方式であって、 母連線を経由し、事故系統側母線に流れる事故電流の検
    出時に事故系統側の母線を他方の健全系統側母線から分
    離すると共に第一の動作信号を出力する母線分離継電器
    と、 前記負荷を含むループ系統の前記一方の母線側送り出し
    端子に挿設された制御対象遮断器と、 この遮断器の開閉制御を行う保護継電装置とを有し、 該保護継電装置は、前記第一の動作信号の受信時に前記
    遮断器をトリップさせ、系統監視情報をもとに前記送電
    系統での開放点検出時に該遮断器のトリップを禁止する
    ものであることを特徴とする異母線供給ループ送電線系
    統の保護方式。
  2. 【請求項2】 事故時分離可能な異母線より負荷に電力
    を供給するループ送電線系統の保護方式であって、 前記負荷を含むループ系統の送り出し端子に挿設された
    制御対象遮断器と、 健全系統側母線からループ送電線を経由して事故系統側
    母線に流れる事故電流検出時に夫々第二及び第三の動作
    信号を出力する短絡距離継電器及び地絡方向継電器と、 電力送り出し端子からループ系統に向かう事故電流検出
    時に第四の動作信号を出力する事故検出用短絡距離継電
    器と、 前記第四の動作信号の内健全系統側母線送り出し端子側
    がアクティブかつ事故系統側母線送り出し端子側がイン
    アクティブの場合のみ第五の動作信号を出力する論理回
    路と、 前記第二の動作信号がアクティブかつ第五の動作信号が
    アクティブの場合のみ第六の動作信号を出力する論理回
    路と、 前記第三及び第六の動作信号の少なくとも一方により前
    記遮断器をトリップさせる制御手段と、を有することを
    特徴とする異母線供給ループ送電線系統の保護方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の異母線供給ループ送電線
    系統の保護方式において、 基準値を超える自母線向きの過大な短絡電流検出時に第
    七の動作信号を出力する短絡過電流継電器を付加し、こ
    の第七の動作信号と第二の動作信号の論理和によって生
    成される動作信号を前記トリップ制御手段に導いて前記
    遮断器をトリップさせることを特徴とする異母線供給ル
    ープ送電線系統の保護方式。
  4. 【請求項4】 前記トリップ制御手段は、前記遮断器の
    トリップ時点を制御するタイマを有することを特徴とす
    る請求項2又は3記載の異母線供給ループ送電線系統の
    保護方式。
  5. 【請求項5】 前記トリップ制御手段は、更に、前記遮
    断器のトリップ動作を強制的に禁止する動作ロック手段
    を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかの
    項記載の異母線供給ループ送電線系統の保護方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102097790A (zh) * 2010-12-23 2011-06-15 国电南京自动化股份有限公司 采用多级级联实现点对点分布式母线保护的方法

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CN102097790A (zh) * 2010-12-23 2011-06-15 国电南京自动化股份有限公司 采用多级级联实现点对点分布式母线保护的方法

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