JPH07193664A - ファクシミリアダプタ装置 - Google Patents

ファクシミリアダプタ装置

Info

Publication number
JPH07193664A
JPH07193664A JP5332774A JP33277493A JPH07193664A JP H07193664 A JPH07193664 A JP H07193664A JP 5332774 A JP5332774 A JP 5332774A JP 33277493 A JP33277493 A JP 33277493A JP H07193664 A JPH07193664 A JP H07193664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
memory
stored
facsimile
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5332774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3374493B2 (ja
Inventor
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Takahiro Yamada
貴寛 山田
Shinichiro Nagoshi
真一郎 名越
Hideo Kinami
英夫 木南
Tsunehiro Matsui
恒裕 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP33277493A priority Critical patent/JP3374493B2/ja
Publication of JPH07193664A publication Critical patent/JPH07193664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3374493B2 publication Critical patent/JP3374493B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 有限のメモリ容量の格納メモリを画情報やそ
のファイルの蓄積に使用して、発呼や着信の受け付けを
支障無く行うことのできるファクシミリアダプタ装置を
実現する。 【構成】 通信ケーブル12を介してホストコンピュー
タ13や外部記憶装置22と接続されたファクシミリア
ダプタ装置21は、受信したそれぞれの送信ファイルを
ファイル蓄積部37に格納し、それらの優先順位を優先
順位記憶部38に記憶しておく。ファイル蓄積部37の
格納量が所定の閾値を越えたら、優先順位の最も低いフ
ァイルを外部記憶装置22に退避させて送信ファイルを
ファイル蓄積部37に格納する。ファイル蓄積部37の
容量に余裕ができたら外部記憶装置22に退避させてい
た送信ファイルを回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回線に接続されたファク
シミリ装置とホストコンピュータの間に位置してこれら
の間でファクシミリ情報の伝送を行うファクシミリアダ
プタ装置に係わり、詳細には受信データをファイルとし
てメモリに格納した後に宛先のファクシミリ装置やホス
トコンピュータに転送するようにしたファクシミリアダ
プタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリアダプタ装置は、回線に接
続されたファクシミリ装置とホストコンピュータの間に
配置されており、ホストコンピュータの出力するファク
シミリデータをファクシミリ装置に送出したり、ファク
シミリ装置から送られてきた画情報をホストコンピュー
タに送出するようになっている。
【0003】図9は、従来提案されたファクシミリアダ
プタ装置を使用したファクシミリ通信システムの一般的
な構成を表わしたものである。ファクシミリアダプタ装
置11は、通信ケーブル12を介して第1〜第Nのホス
トコンピュータ131 〜13 N と接続されている。ま
た、ファクシミリアダプタ装置11は、電話回線15を
通じて第1〜第Mのファクシミリ装置161 〜16M
も接続されている。このようなファクシミリ通信システ
ムで、第1〜第Nのホストコンピュータ131 〜13N
はこれらが作成したファクシミリデータをファクシミリ
アダプタ装置11および電話回線15を介してファクシ
ミリ装置161 〜16M のうちの所望のものに伝送する
ことができる。また、電話回線15を介してこれらのフ
ァクシミリ装置161 〜16M から送られてくる画情報
をファクシミリアダプタ装置11および通信ケーブル1
2を介して第1〜第Nのホストコンピュータ131 〜1
Nのうちの所望の宛先に送信することもできる。
【0004】ファクシミリアダプタ装置11内には、例
えば特開昭64−64461号公報にも記載されている
ように、受信したファクシミリデータあるいは画情報
(以下両者を特に区別しないときには、単にデータとい
う。)を格納しておくための格納メモリ18が配置され
ている。この格納メモリ18に格納されたデータは、特
開昭64−2472号公報にも開示されているように宛
先に送出される。すなわち、格納メモリ18を介してフ
ァイルの送受信が行われることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで格納メモリ1
8としては各種の記憶媒体が使用されるが、これが有限
のメモリ容量を持つことはもちろんである。ファクシミ
リアダプタ装置は、複数のホストコンピュータ13やフ
ァクシミリ装置16との間のデータの転送を仲介するの
で、これらの送受信を行う装置の数が多くなると、単位
時間当たりに取り扱うデータの量は増大する。また、フ
ァクシミリ通信では、時間を指定してデータの転送を行
う場合があり、更に回線が混んでいたり何らかの障害を
発生させている場合もある。このような場合には、本来
宛先に転送し消去できるデータをも格納メモリ18に格
納しておく必要がある。
【0006】このようなことから、格納メモリ18の容
量をある程度余裕を持たせていてもこれが満杯(フル)
になる可能性があった。格納メモリ18がフルになる
と、これ以上、発呼要求や着信の受け付けを行うことが
できないといった問題があった。もちろん、格納メモリ
18の容量を更に大きなものに設定しておけばこのよう
な事態を招くことは少なくなる。しかしながら、これに
よって問題が完全に解決できるものではないし、また、
特に小規模な通信システムではコストの関係で格納メモ
リ18を十分大容量に設定することはできない。
【0007】そこで本発明の目的は、有限のメモリ容量
の格納メモリを使用して発呼や着信の受け付けを支障無
く行うことのできるファクシミリアダプタ装置を提供す
ることにある。
【0008】請求項1記載の発明では、(イ)複数のホ
ストコンピュータと接続されこれらの間で通信を行う第
1の通信手段と、(ロ)回線と接続されこの接続先の1
または複数のファクシミリ装置と通信を行う第2の通信
手段と、(ハ)外部記憶装置と接続されこれとデータの
送受信を行う第3の通信手段と、(ニ)第1または第2
の通信手段を介して受信されたデータを一時的に格納す
る受信バッファと、(ホ)この受信バッファに格納され
たデータのうち第1または第2の通信手段を介して相手
先のホストコンピュータまたはファクシミリ装置に転送
すべきものをそれぞれファイルとして格納するファイル
格納メモリと、(ヘ)このファイル格納メモリに格納さ
れるファイルの最大容量に対する所定の閾値を設定する
閾値設定手段と、(ト)閾値設定手段によって設定され
た閾値に到達したとき受信バッファからファイル格納メ
モリに格納すべきファイルが格納できる残り容量になる
までファイル格納メモリに格納されているファイルを第
3の通信手段によって外部記憶装置に転送するファイル
退避手段と、(チ)外部記憶装置あるいは宛先のホスト
コンピュータまたはファクシミリ装置に転送したファイ
ルをファイル格納メモリから削除するメモリ開放手段
と、(リ)このメモリ開放手段がファイル格納メモリを
開放し受信バッファから格納すべきファイルが格納され
た後、このファイル格納メモリの容量が閾値を越えない
範囲で外部記憶装置から転送済みのファイルを取り戻す
ファイル回復手段とをファクシミリアダプタ装置に具備
させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、受信し
たデータをファイル形式で格納するファイル格納メモリ
の最大容量に対する所定の容量を閾値として設定してお
く。そして、ファイルの格納量がこの閾値を越えるよう
になったら、受信バッファに格納された受信データをフ
ァイルとしてファイル格納メモリに格納できるように既
に格納されているファイルのうち必要数を外部記憶装置
に退避させるようにしている。また、この外部記憶装置
に転送したファイルや、正規にホストコンピュータやフ
ァクシミリ装置に宛先として送信したファイルをメモリ
開放手段によってファイル格納メモリ内から削除するよ
うにしている。したがって、外部記憶装置にファイルを
転送すれば、これに応じてファイル格納メモリの使用容
量が減少することになる。そして、時間の経過等によっ
てファイル格納メモリの使用容量が少なくなったときに
は、ファイル格納メモリの容量が閾値を越えない範囲で
外部記憶装置から転送済みのファイルを取り戻すように
して、これらを宛先のファクシミリ装置等に転送できる
ようにしている。
【0010】閾値の設定には幾つかの手法がある。これ
らのうち有効と思われるものとしては、(a)メモリの
容量に応じて閾値を設定する手法、(b)ホストコンピ
ュータから閾値を設定したり変更する手法、(c)稼働
状態にあるホストコンピュータの数に応じて閾値を設定
する手法、(d)通信の時間帯に応じて閾値を変動させ
る手法が代表的である。(a)については、メモリの容
量が少ない場合には閾値を相対的に低くして空き容量を
確保することが考えられる。(b)については、LAN
等の通信システム全体の状況を良く把握できる特定のホ
ストコンピュータにこの権限を与えることが1つの具体
的な例として考えられる。(c)については、LAN等
に接続されているホストコンピュータの数を把握して、
これが増加するほど閾値を相対的に低くして、時間的に
ファクシミリアダプタ装置に対するデータの送信が集中
した場合にも対応できるようにすることが考えられる。
(d)については、通信の時間帯を各ホストコンピュー
タやファクシミリ装置のデータ送出の頻度と対応付け、
頻度が高いほど閾値を相対的に低くして、ファクシミリ
アダプタ装置にデータの送信が集中した場合に対応でき
るようにすることが考えられる。
【0011】請求項2記載の発明では、(イ)複数のホ
ストコンピュータと接続されこれらの間で通信を行う第
1の通信手段と、(ロ)回線と接続されこの接続先の1
または複数のファクシミリ装置と通信を行う第2の通信
手段と、(ハ)外部記憶装置と接続されこれとデータの
送受信を行う第3の通信手段と、(ニ)第1または第2
の通信手段を介して受信されたデータを一時的に格納す
る受信バッファと、(ホ)この受信バッファに格納され
たデータのうち第1または第2の通信手段を介して相手
先のホストコンピュータまたはファクシミリ装置に転送
すべきものをそれぞれファイルとして格納するファイル
格納メモリと、(ヘ)このファイル格納メモリに格納さ
れるファイルの最大容量に対する所定の閾値を設定する
閾値設定手段と、(ト)ファイル格納メモリに格納され
ているそれぞれのファイルの格納維持状態に対する優先
度を設定する優先度設定手段と、(チ)閾値設定手段に
よって設定された閾値に到達したとき受信バッファから
ファイル格納メモリに格納すべきファイルが格納できる
残り容量になるまでファイル格納メモリに格納されてい
るファイルのうち優先度が最も低いものから第3の通信
手段によって外部記憶装置に転送するファイル退避手段
と、(リ)外部記憶装置あるいは宛先のホストコンピュ
ータまたはファクシミリ装置に転送したファイルをファ
イル格納メモリから削除するメモリ開放手段と、(ヌ)
このメモリ開放手段がファイル格納メモリを開放し受信
バッファから格納すべきファイルが格納された後、この
ファイル格納メモリの容量が閾値を越えない範囲で外部
記憶装置から転送済みのファイルを取り戻すファイル回
復手段とをファクシミリアダプタ装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、受信し
たデータをファイル形式で格納するファイル格納メモリ
の最大容量に対する所定の容量を閾値として設定してお
く。また、ファイル格納メモリに格納されているそれぞ
れのファイルの格納維持状態に対する優先度を優先度設
定手段によって設定しておく。
【0013】このような優先度としては、状況に応じて
次のようなものが有効である。 (a)時間的に古くから格納されているものについて優
先度を低くする。 (b)過去の使用頻度の統計をとって、多いものほど優
先度を高くする。 (c)ホストコンピュータ等が配置されている場所や使
用者を考慮して人為的に優先度を設定する。このうち
(a)については、古くなったファイルは回線の障害等
が原因である場合が多いので、今後も直ちに通信が成功
する可能性が少なく、他のファイルを優先的に送信する
ように試みた方が効率的な場合が多いことによるもので
ある。(c)については、ホストコンピュータから優先
度に関する情報を送信してもよい。
【0014】この請求項2記載の発明では、ファイルの
格納量が閾値を越えるようになったら、受信バッファに
格納された受信データをファイルとしてファイル格納メ
モリに格納できるように既に格納されているファイルの
うち優先度が最も低いものの必要数を外部記憶装置に退
避させるようにしている。また、この外部記憶装置に転
送したファイルや、正規にホストコンピュータやファク
シミリ装置に宛先として送信したファイルをメモリ開放
手段によってファイル格納メモリ内から削除するように
している。したがって、外部記憶装置にファイルを転送
すれば、これに応じてファイル格納メモリの使用容量が
減少することになる。そして、時間の経過等によってフ
ァイル格納メモリの使用容量が少なくなったときには、
ファイル格納メモリの容量が閾値を越えない範囲で外部
記憶装置から転送済みのファイルを取り戻すようにし
て、これらを宛先のファクシミリ装置等に転送できるよ
うにしている。
【0015】請求項3記載の発明では、(イ)複数のホ
ストコンピュータと接続されこれらの間で通信を行う第
1の通信手段と、(ロ)回線と接続されこの接続先の1
または複数のファクシミリ装置と通信を行う第2の通信
手段と、(ハ)外部記憶装置と接続されこれとデータの
送受信を行う第3の通信手段と、(ニ)第1または第2
の通信手段を介して受信されたデータを一時的に格納す
る受信バッファと、(ホ)この受信バッファに格納され
たデータのうち第1または第2の通信手段を介して相手
先のホストコンピュータまたはファクシミリ装置に転送
すべきものをそれぞれファイルとして格納するファイル
格納メモリと、(ヘ)このファイル格納メモリに格納さ
れるファイルの最大容量に対する所定の閾値を設定する
閾値設定手段と、(ト)ファイル格納メモリに格納され
ているそれぞれのファイルの容量を識別する格納順番識
別手段と、(チ)閾値設定手段によって設定された閾値
に到達したとき受信バッファからファイル格納メモリに
格納すべきファイルが格納できる残り容量になるまでフ
ァイル格納メモリに格納されているファイルのうち容量
が最も大きいものから第3の通信手段によって外部記憶
装置に転送するファイル退避手段と、(リ)外部記憶装
置あるいは宛先のホストコンピュータまたはファクシミ
リ装置に転送したファイルをファイル格納メモリから削
除するメモリ開放手段と、(ヌ)このメモリ開放手段が
ファイル格納メモリを開放し受信バッファから格納すべ
きファイルが格納された後、このファイル格納メモリの
容量が閾値を越えない範囲で外部記憶装置から転送済み
のファイルを取り戻すファイル回復手段とをファクシミ
リアダプタ装置に具備させる。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、受信し
たデータをファイル形式で格納するファイル格納メモリ
の最大容量に対する所定の容量を閾値として設定してお
く。また、ファイル格納メモリに格納されているそれぞ
れのファイルの容量を識別する格納順番識別手段を配置
しておく。そして、ファイルの格納量が閾値を越えるよ
うになったら、受信バッファに格納された受信データを
ファイルとしてファイル格納メモリに格納できるように
既に格納されているファイルのうち容量が最も大きなも
のから必要数を外部記憶装置に退避させるようにしてい
る。また、この外部記憶装置に転送したファイルや、正
規にホストコンピュータやファクシミリ装置に宛先とし
て送信したファイルをメモリ開放手段によってファイル
格納メモリ内から削除するようにしている。したがっ
て、外部記憶装置にファイルを転送すれば、これに応じ
てファイル格納メモリの使用容量が減少することにな
る。そして、時間の経過等によってファイル格納メモリ
の使用容量が少なくなったときには、ファイル格納メモ
リの容量が閾値を越えない範囲で外部記憶装置から転送
済みのファイルを取り戻すようにして、これらを宛先の
ファクシミリ装置等に転送できるようにしている。
【0017】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】第1の実施例
【0019】図2は本発明の一実施例におけるファクシ
ミリアダプタ装置を使用したファイル通信システムの概
要を表わしたものである。図9と同一部分には同一の符
号を付しており、これらの説明を適宜省略する。このシ
ステムでは、ファクシミリアダプタ装置21が通信ケー
ブル12を介して第1〜第Nのホストコンピュータ13
1 〜13N および外部記憶装置22と接続されている。
また、ファクシミリアダプタ装置11は、電話回線15
を通じて第1〜第Mのファクシミリ装置161〜16M
とも接続されている。このようなファクシミリ通信シス
テムで、第1〜第Nのホストコンピュータ131 〜13
N はこれらが作成したファクシミリデータをファクシミ
リアダプタ装置11および電話回線15を介してファク
シミリ装置161 〜16M のうちの所望のものに伝送す
ることができる。また、電話回線15を介してこれらの
ファクシミリ装置161 〜16M から送られてくる画情
報をファクシミリアダプタ装置11および通信ケーブル
12を介して第1〜第Nのホストコンピュータ131
13N のうちの所望の宛先に送信することもできる。フ
ァクシミリアダプタ装置21は、通信ケーブル12を介
して外部記憶装置22にファイルを格納したり、逆にこ
れから読み出して転送させることもできる。
【0020】図1は、この第1の実施例におけるファク
シミリアダプタ装置を中心としたファクシミリ通信シス
テムを表わしたものである。ファクシミリアダプタ装置
21は、通信ケーブル12と接続されホストコンピュー
タ131 〜13N 等の装置と通信制御を行うネットワー
クI/F(インターフェース)制御部31を備えてい
る。このネットワークI/F制御部31はファイルの制
御やこのファクシミリアダプタ装置21の全体的な制御
を行うファイル制御部32と接続されている。ファクシ
ミリアダプタ装置21は、ファクシミリとしての機能を
有するカード状のファクシミリ制御部33と、メモリ3
4ならびにメモリ34の監視を行うメモリ監視部35と
接続されている。
【0021】ファイル制御部32は、図示しないがCP
U(中央処理装置)を備えており、同じく図示しないR
OM(リード・オンリ・メモリ)に制御用のプログラム
を格納している。そして、同じく図示しないRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)を作業用メモリとして用い
てファイルの操作等の各種制御を行うようになってい
る。作業用メモリは、受信した送信ファイルあるいは画
情報を一時的に格納する受信バッファとしての機能も有
するようになっている。メモリ34は、ファイルを蓄積
するファイル蓄積部37と、ファイルに付属して送られ
てきた優先順位を記憶する優先順位記憶部38と、外部
記憶装置22に転送したファイルに関する情報を記憶す
る転送ファイル情報記憶部39等のメモリ領域から構成
されている。
【0022】このファクシミリアダプタ装置21では、
ホストコンピュータ131 〜13Nのいずれかから送信
ファイルが送られてくると、ネットワークI/F制御部
31がこれをそのままファイル制御部32に引き渡すよ
うになっている。この送信ファイルには、ファクシミリ
送信用の画情報のファイルの外に、そのファイルの優先
度が記述されている。
【0023】図3は、このファクシミリアダプタ装置が
通信ケーブルを介してファイルを受信する場合のファイ
ル操作の流れを表わしたものである。ネットワークI/
F制御部31にファイルが受け付けられると(ステップ
S101;Y)、ファイル制御部32はこれがファクシ
ミリ通信のための送信ファイルであるかどうかをチェッ
クする(ステップS102)。送信ファイルであれば
(Y)、ファイル蓄積部37に送信すべきファイルが格
納されているかどうかをチェックする(ステップS10
3)。このような送信待ちの送信ファイルが存在しない
場合には(N)、直ちに送信作業を行うことが可能であ
る。そこでファクシミリ制御部33がビジィであるかど
うかをチェックし(ステップS104)、ビジィ(使用
中)でなければ(N)、その受け付けた送信ファイルを
そのままファクシミリ制御部33に渡す。そして、ファ
クシミリ装置161 〜16M のいずれかの宛先に対して
発呼を行わせ、送信作業を実行する(ステップS10
5)。その結果として、送信が成功すれば(ステップS
106;Y)、次のファイルの受け付けを監視すること
になる(リターン)。
【0024】一方、ファクシミリ制御部33がビジィで
あったり(ステップS104;Y)、相手先のファクシ
ミリ装置16が何らかの事情でファクシミリ通信を行え
ない状態であったとき(ステップS106;N)には、
ステップS103で送信ファクシミリの蓄積がある場合
(Y)と同様の制御が行われる。すなわち、その送信フ
ァイルをファイル蓄積部37に格納した場合に、予め定
めた閾値を容量的に超過するかどうかのチェックが行わ
れる(ステップS107)。閾値を超過しないことが判
別された場合には(N)、その受け付けた送信ファイル
がファイル蓄積部37に格納される(ステップS10
8)。このとき、その送信ファイルに対応する優先順位
を示した優先順位情報は、優先順位記憶部38に格納さ
れる。
【0025】ステップS107で送信ファイルを格納す
ると閾値を超過してしまうと判別された場合には
(Y)、その受け付けた送信ファイルの優先順位が優先
順位記憶部38に格納されている優先順位のいずれより
も低いかどうかの判別が行われる(ステップS10
9)。優先順位記憶部38には、ファイル蓄積部37に
格納されている各送信ファイルの優先順位が格納されて
いる。いずれよりも低いと判別された場合には(Y)、
その受け付けた送信ファイルを外部記憶装置22に転送
する(ステップS110)。そして、この送信ファイル
をいずれかの時点で回収するために転送ファイル情報記
憶部39の内容を書き改める(ステップS111)。な
お、転送ファイル情報記憶部39には、転送するファイ
ルの情報として、その文書番号やファイルの容量等の情
報が記憶されるようになっている。
【0026】ステップS109で今回受け付けた送信フ
ァイルの優先順位が最低ではないと判別された場合には
(N)、優先順位が最低の送信ファイルを優先順位記憶
部38によって選択し、この送信ファイルをファイル蓄
積部37から取り出して外部記憶装置22に転送する
(ステップS112)。そして、この送信ファイルをい
ずれかの時点で回収するために転送ファイル情報記憶部
39の内容を書き改めることになる(ステップS11
3)。この後、ステップS107に戻って、今回受け付
けた送信ファイルをファイル蓄積部37に格納すると閾
値を超過するかどうかの判別が行われる。この送信ファ
イルの容量が特別に大きいような場合には、前記したよ
うな送信ファイルの転送制御が必要なだけ繰り返され
て、最終的にその送信ファイルがファイル蓄積部37に
格納される(ステップS107〜S113)。ただし、
今回受け付けた送信ファイルの優先順位が比較的低いよ
うな場合には、その順位が最低となった時点で外部記憶
装置22に転送されることになる(ステップS11
0)。
【0027】ステップS102で送信ファイル以外のフ
ァイルが受け付けられたような場合には(N)、ステッ
プS107に進んでファイル蓄積部37にこれを格納す
るスペースがあるかどうかの判別が行われる。すなわち
閾値を越えずにそのファイルを格納できるようであれば
(N)、受け付けたファイルはファイル蓄積部37に格
納される(ステップS108)。閾値を超過することに
なるような場合には(ステップS107;Y)、ステッ
プS109〜S113で説明した手順で外部記憶装置2
2にファイルの転送が行われ、最終的にその受け付けた
ファイルがファイル蓄積部37に格納される(ステップ
S108)。なお、本実施例ではこの送信ファイル以外
についても優先順位を定めておいて、その優先順位が最
低の場合には外部記憶装置22にこれを転送するように
したが、送信ファイルだけについて優先順位を定め、こ
れらのみを外部記憶装置22に転送するような制御を行
ってもよいことはもちろんである。
【0028】また、本実施例では優先順位に同一のもの
が存在しないことを前提としたが、今回受け付けた送信
ファイルの優先順位と同一のものが優先順位記憶部38
に存在する場合には、新たに受け付けた送信ファイルの
優先順位を1つだけ低くするように優先順位の変更を行
って、同一の優先順位が存在しないようにすることも有
効である。同様な優先順位の変更は、同一の優先順位の
送信ファイルの容量を比較して、大きな容量のものにつ
いてファクシミリ通信の状況に応じて優先順位を低くし
たり高くするようにしてもよい。低くするのは、その送
信ファイルを外部記憶装置22に転送することでより多
くの送信ファイルがファイル蓄積部37に格納できると
する見地からのものである。優先順位を高くするのは、
容量の大きなものほど重要な送信ファイルであることが
多いとする見地に立つものである。もちろん、優先順位
自体は変更せずにそれぞれの送信ファイルの番号と共に
優先順位記憶部38に記憶しておき、どの送信ファイル
を外部記憶装置22に転送するかの判別を行うときに、
このような送信ファイルの性格を基にして選択を行うよ
うにしてもよい。
【0029】図4は、外部記憶装置に転送したファイル
の回収のための制御の様子を表わしたものである。この
ファクシミリアダプタ装置21は、ファクシミリ通信あ
るいは外部記憶装置22に対するファイルの転送が終了
するたびに(ステップS201;Y)、宛先に送った送
信ファイルをファイル蓄積部37から削除する(ステッ
プS202)。そして、この時点でファイル蓄積部37
に蓄えられている全ファイルの容量が先の閾値よりも送
信ファイルの数ファイル分よりも低い所定の第2の閾値
以下になっているかどうかを判別する(ステップS20
3)。そして、まだ第2の閾値よりも大きな容量が残存
している場合には、そのまま処理を終了させる(リター
ン)。
【0030】これに対して、ファイル蓄積部37の使用
容量が第2の閾値以下になっている場合には(Y)、転
送ファイル情報記憶部39を参照して外部記憶装置22
に対して最も過去に転送したファイルを転送させる(ス
テップS204)。このファイルは図3のステップS1
01で説明した送信ファイルであってもよいし、これ以
外のファイルであってもよい。転送されたファイルが転
送ファイル情報記憶部39に格納されたら、転送ファイ
ル情報記憶部39の内容を更新して(ステップS20
5)、作業が終了する(リターン)。
【0031】なお、図4に示した制御では一度に1つの
ファイルをファクシミリアダプタ装置21に対して転送
することにしたが、外部記憶装置22側の各ファイルの
容量とファクシミリアダプタ装置21側の受け入れ可能
な容量を転送ファイル情報記憶部39内の情報によって
比較して、可能な範囲で複数のファイルを連続して転送
させるようにすることも可能である。また、このように
外部記憶装置側の各ファイルの容量を把握してファイル
の回収を実行するものであれば、ステップS103で第
2の閾値と比較するステップを省略することも可能であ
る。
【0032】第2の実施例
【0033】図5は、本発明の第2の実施例におけるフ
ァクシミリアダプタ装置を中心としたファクシミリ通信
システムを表わしたものである。図1と同一部分には同
一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
この第2の実施例のファクシミリアダプタ装置41のメ
モリ42内には、ファイル蓄積部37および転送ファイ
ル情報記憶部39の外に、送信ファイルの受付順位を記
憶するための受付順位記憶部43が配置されている。
【0034】図6は、ファクシミリアダプタ装置が通信
ケーブルを介してファイルを受信する場合のファイル操
作の流れを表わしたものである。ネットワークI/F制
御部31にファイルが受け付けられると(ステップS3
01;Y)、ファイル制御部32はこれがファクシミリ
通信のための送信ファイルであるかどうかをチェックす
る(ステップS302)。送信ファイルであれば
(Y)、ファイル蓄積部37に送信すべきファイルが格
納されているかどうかをチェックする(ステップS30
3)。このような送信待ちの送信ファイルが存在しない
場合には(N)、直ちに送信作業を行うことが可能であ
る。そこでファクシミリ制御部33がビジィであるかど
うかをチェックし(ステップS304)、ビジィ(使用
中)でなければ(N)、その受け付けた送信ファイルを
そのままファクシミリ制御部33に渡す。そして、ファ
クシミリ装置161 〜16M のいずれかの宛先に対して
発呼を行わせ、送信作業を実行する(ステップS30
5)。その結果として、送信が成功すれば(ステップS
306;Y)、次のファイルの受け付けを監視すること
になる(リターン)。
【0035】一方、ファクシミリ制御部33がビジィで
あったり(ステップS304;Y)、相手先のファクシ
ミリ装置16が何らかの事情でファクシミリ通信を行え
ない状態であったとき(ステップS306;N)には、
ステップS303で送信ファクシミリの蓄積がある場合
(Y)と同様の制御が行われる。すなわち、その送信フ
ァイルをファイル蓄積部37に格納した場合に、予め定
めた閾値を容量的に超過するかどうかのチェックが行わ
れる(ステップS307)。閾値を超過しないことが判
別された場合には(N)、その受け付けた送信ファイル
がファイル蓄積部37に格納される(ステップS30
8)。このとき、その送信ファイルの受付順位を表わし
た受付順位情報は、受付順位記憶部43に格納される。
【0036】ステップS307で送信ファイルを格納す
ると閾値を超過してしまうと判別された場合には
(Y)、ファイル蓄積部37に格納されている送信ファ
イルの中で受付順位が最低のもの、すなわち1番早く受
け付けた送信ファイルが選択され、この送信ファイルが
外部記憶装置22に転送される(ステップS309)。
そして、この送信ファイルをいずれかの時点で回収する
ために転送ファイル情報記憶部39の内容を書き改める
(ステップS310)。この後、ステップS307に戻
って、今回受け付けた送信ファイルをファイル蓄積部3
7に格納すると閾値を超過するかどうかの判別が行われ
る。この送信ファイルの容量が特別に大きいような場合
には、前記したような送信ファイルの転送制御が必要な
だけ繰り返されて、最終的にその送信ファイルがファイ
ル蓄積部37に格納される(ステップS307〜S31
0)。
【0037】ステップS302で送信ファイル以外のフ
ァイルが受け付けられたような場合には(N)、ステッ
プS307に進んでファイル蓄積部37にこれを格納す
るスペースがあるかどうかの判別が行われる。すなわち
閾値を越えずにそのファイルを格納できるようであれば
(N)、受け付けたファイルはファイル蓄積部37に格
納される(ステップS308)。閾値を超過することに
なるような場合には(ステップS307;Y)、ステッ
プS309およびS311で説明した手順で外部記憶装
置22にファイルの転送が行われ、最終的にその受け付
けたファイルがファイル蓄積部37に格納される(ステ
ップS308)。なお、本実施例ではこの送信ファイル
以外についても受付順位を定めておいて、その受付順位
が最低の場合には外部記憶装置22にこれを転送するよ
うにしたが、送信ファイルだけについて受付順位を定
め、これらのみを外部記憶装置22に転送するような制
御を行ってもよいことはもちろんである。
【0038】なお、この第2の実施例のファクシミリア
ダプタ装置でも外部記憶装置に転送したファイルを回収
することができる。このときの制御は、第1の実施例に
おける図4に示したものと同一であってよい。
【0039】第3の実施例
【0040】図7は、本発明の第3の実施例におけるフ
ァクシミリアダプタ装置を中心としたファクシミリ通信
システムを表わしたものである。図1と同一部分には同
一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
この第3の実施例のファクシミリアダプタ装置51のメ
モリ52内には、ファイル蓄積部37および転送ファイ
ル情報記憶部39の外に、送信ファイルの容量を記憶す
るためのファイル容量記憶部53が配置されている。
【0041】図8は、ファクシミリアダプタ装置が通信
ケーブルを介してファイルを受信する場合のファイル操
作の流れを表わしたものである。ネットワークI/F制
御部31にファイルが受け付けられると(ステップS3
01;Y)、ファイル制御部32はこれがファクシミリ
通信のための送信ファイルであるかどうかをチェックす
る(ステップS402)。送信ファイルであれば
(Y)、ファイル蓄積部37に送信すべきファイルが格
納されているかどうかをチェックする(ステップS40
3)。このような送信待ちの送信ファイルが存在しない
場合には(N)、直ちに送信作業を行うことが可能であ
る。そこでファクシミリ制御部33がビジィであるかど
うかをチェックし(ステップS404)、ビジィ(使用
中)でなければ(N)、その受け付けた送信ファイルを
そのままファクシミリ制御部33に渡す。そして、ファ
クシミリ装置161 〜16M のいずれかの宛先に対して
発呼を行わせ、送信作業を実行する(ステップS40
5)。その結果として、送信が成功すれば(ステップS
406;Y)、次のファイルの受け付けを監視すること
になる(リターン)。
【0042】一方、ファクシミリ制御部33がビジィで
あったり(ステップS404;Y)、相手先のファクシ
ミリ装置16が何らかの事情でファクシミリ通信を行え
ない状態であったとき(ステップS406;N)には、
ステップS403で送信ファクシミリの蓄積がある場合
(Y)と同様の制御が行われる。すなわち、その送信フ
ァイルをファイル蓄積部37に格納した場合に、予め定
めた閾値を容量的に超過するかどうかのチェックが行わ
れる(ステップS407)。閾値を超過しないことが判
別された場合には(N)、その受け付けた送信ファイル
がファイル蓄積部37に格納される(ステップS40
8)。このとき、その送信ファイルに文書番号が付けら
れ、送信ファイルの容量と対応付けられてファイル容量
記憶部53に格納される。
【0043】ステップS407で送信ファイルを格納す
ると閾値を超過してしまうと判別された場合には
(Y)、その受け付けた送信ファイルの容量がファイル
容量記憶部53に格納されているファイルの容量のいず
れよりも大きいかどうかの判別が行われる(ステップS
409)。ファイル容量記憶部53には、ファイル蓄積
部37に格納されている各送信ファイルの容量が格納さ
れている。いずれよりも容量が大きいと判別された場合
には(Y)、その受け付けた送信ファイルを外部記憶装
置22に転送する(ステップS410)。そして、この
送信ファイルをいずれかの時点で回収するために転送フ
ァイル情報記憶部39の内容を書き改める(ステップS
411)。なお、転送ファイル情報記憶部39には、転
送するファイルの情報として、その文書番号やファイル
の容量等の情報が記憶されるようになっている。
【0044】ステップS409で今回受け付けた送信フ
ァイルの容量が最大ではないと判別された場合には
(N)、容量が最大の送信ファイルをファイル容量記憶
部53によって選択し、この送信ファイルをファイル蓄
積部37から取り出して外部記憶装置22に転送する
(ステップS412)。そして、この送信ファイルをい
ずれかの時点で回収するために転送ファイル情報記憶部
39の内容を書き改めることになる(ステップS41
3)。
【0045】ステップS402で送信ファイル以外のフ
ァイルが受け付けられたような場合には(N)、ステッ
プS407に進んでファイル蓄積部37にこれを格納す
るスペースがあるかどうかの判別が行われる。すなわち
閾値を越えずにそのファイルを格納できるようであれば
(N)、受け付けたファイルはファイル蓄積部37に格
納される(ステップS408)。閾値を超過することに
なるような場合には(ステップS407;Y)、ステッ
プS409〜S413で説明した手順で外部記憶装置2
2にファイルの転送が行われる。なお、本実施例では送
信ファイル以外についても容量を比較し、その容量が最
大の場合には外部記憶装置22にこれを転送するように
したが、送信ファイルだけについて容量を比較し、これ
らのみを外部記憶装置22に転送するような制御を行っ
てもよいことはもちろんである。
【0046】また、本実施例ではファイルの容量に同一
のものが存在しないことを前提としたが、今回受け付け
た送信ファイルの容量と同一のものが優先順位記憶部3
8に存在する場合には、新たに受け付けた送信ファイル
の優先順位を1つだけ低くするように容量を見かけ上わ
ずかに増加させて、同一の容量のファイルが存在しない
ようにすることも有効である。
【0047】なお、この第3の実施例のファクシミリア
ダプタ装置でも外部記憶装置に転送したファイルを回収
することができる。このときの制御は、第1の実施例に
おける図4に示したものと同一であってよい。
【0048】発明の変形可能性
【0049】以上説明した各実施例では、第1〜第Nの
ホストコンピュータ131 〜13Nからファイルが送信
されてきた場合を説明したが、第1〜第Mのファクシミ
リ装置161 〜16M から画情報が送信されてきた場合
にも、同様にこれらをファイル蓄積部37に格納する際
にファイルの一部を外部記憶装置22に一時的に退避さ
せてもよいことは当然である。
【0050】また、実施例では閾値の設定方法について
特に説明しなかったが、閾値は予めファクシミリアダプ
タ装置に固定的に組み込んでいてもよいし、第1〜第N
のホストコンピュータ131 〜13N のいずれか1つま
たは複数に閾値の設定・変更の権限を与え、これらのも
のが閾値の設定や変更を行うようにしてもよい。また、
閾値はこれら第1〜第Nのホストコンピュータ131
13N の総数によってこれを変更するようにしてもよい
し、通信が最も多い時間帯に合わせてその値を変更する
ことができることも有効であることはすでに説明した通
りである。
【0051】更に第2および第3の実施例ではファイル
の回収について図4を適用し、最も過去に転送したファ
イルを転送させる(ステップS205)ことにしたが、
外部記憶装置22に格納されているファイルの内で最も
優先度の高いファイルを優先的に回収したり、最も容量
の小さいファイルを最優先で回収するようにしてもよい
ことは当然である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、受信したデータをファイル形式で格納するフ
ァイル格納メモリの最大容量に対する所定の容量を閾値
として設定するようにした。そして、ファイルの格納量
がこの閾値を越えるようになったら、受信バッファに格
納された受信データをファイルとしてファイル格納メモ
リに格納できるように既に格納されているファイルのう
ち必要数を外部記憶装置に退避させるようにしている。
したがって、ファイル格納メモリの最大容量を不必要に
大きく設定する必要がなく、また、環境が変わってホス
トコンピュータ等の数が多くなったような場合にも、こ
れを増設する必要がなく、発呼や着信の受け付けを支障
無く行うことができ、大変経済的な通信システムとする
ことができる。しかも、時間の経過等によってファイル
格納メモリの使用容量が少なくなったときには、ファイ
ル格納メモリの容量が閾値を越えない範囲で外部記憶装
置から転送済みのファイルを回収することができるの
で、ファクシミリ通信の達成というファクシミリアダプ
タ装置本来の機能を十分に満たすことができる。
【0053】また請求項2記載の発明によれば、受信し
たデータをファイル形式で格納するファイル格納メモリ
の最大容量に対する所定の容量を閾値として設定してお
くと共に、ファイル格納メモリに格納されているそれぞ
れのファイルの格納維持状態に対する優先度を優先度設
定手段によって設定しておくようにした。そして、ファ
イルの格納量が閾値を越えるようになったら、受信バッ
ファに格納された受信データをファイルとしてファイル
格納メモリに格納できるように既に格納されているファ
イルのうち優先度が最も低いものの必要数を外部記憶装
置に退避させるようにした。このため、ファクシミリア
ダプタ装置の本来的な機能としての受信した画像情報ま
たはファイルの転送にほとんど影響を与えることなく、
ファイル格納メモリの格納量の制限を実質的に解消する
ことができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、受信したデ
ータをファイル形式で格納するファイル格納メモリの最
大容量に対する所定の容量を閾値として設定しておくと
共に、ファイル格納メモリに格納されているそれぞれの
ファイルの格納維持状態に対する優先度をこれらのファ
イルの容量によって決定できるようにした。すなわち、
容量が大きなものほど優先度を低く見て外部記憶装置に
転送させるようにしたので、発呼や着信の受け付けを支
障無く行うことができるばかりでなく、1つのファイル
を外部記憶装置に転送すれば必ずファイル格納メモリに
ファイルを格納させることが可能になり、このための制
御が単純化するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例におけるファクシミリ
アダプタ装置を具体的に表わしたブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施例におけるファクシミリ
アダプタ装置を使用したファイル通信システムの概要を
示したシステム構成図である。
【図3】 本発明の第1の実施例でファクシミリアダプ
タ装置がファイルを受信する場合のファイル操作の流れ
を表わした流れ図である。
【図4】 本発明の第1の実施例で外部記憶装置に転送
したファイルの回収のための制御の様子を表わした流れ
図である。
【図5】 本発明の第2の実施例におけるファクシミリ
アダプタ装置を具体的に表わしたブロック図である。
【図6】 本発明の第2の実施例における受信したファ
クシミリアダプタ装置の操作の流れを示した流れ図であ
る。
【図7】 本発明の第3の実施例におけるファクシミリ
アダプタ装置を具体的に表わしたブロック図である。
【図8】 ファクシミリアダプタ装置が通信ケーブルを
介してファイルを受信する場合のファイル操作の流れを
表わした流れ図である。
【図9】 従来提案されたファクシミリアダプタ装置を
使用したファクシミリ通信システムの一般的な構成を表
わしたブロック図である。
【符号の説明】
12…通信ケーブル、131 〜13N …第1〜第Nのホ
ストコンピュータ、15…電話回線、161 〜16M
第1〜第Mのファクシミリ装置、21、41、51…フ
ァクシミリアダプタ装置、22…外部記憶装置、31…
ネットワークI/F制御部、32…ファイル制御部、3
3…ファクシミリ制御部、34、42、52…メモリ、
35…メモリ監視部、37…ファイル蓄積部、38…優
先順位記憶部、39…転送ファイル情報記憶部、43…
受付順位記憶部、53…ファイル容量記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木南 英夫 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 松井 恒裕 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホストコンピュータと接続されこ
    れらの間で通信を行う第1の通信手段と、 回線と接続されこの接続先の1または複数のファクシミ
    リ装置と通信を行う第2の通信手段と、 外部記憶装置と接続されこれとデータの送受信を行う第
    3の通信手段と、 前記第1または第2の通信手段を介して受信されたデー
    タを一時的に格納する受信バッファと、 この受信バッファに格納されたデータのうち前記第1ま
    たは第2の通信手段を介して相手先のホストコンピュー
    タまたはファクシミリ装置に転送すべきものをそれぞれ
    ファイルとして格納するファイル格納メモリと、 このファイル格納メモリに格納されるファイルの最大容
    量に対する所定の閾値を設定する閾値設定手段と、 閾値設定手段によって設定された閾値に到達したとき前
    記受信バッファからファイル格納メモリに格納すべきフ
    ァイルが格納できる残り容量になるまで前記ファイル格
    納メモリに格納されているファイルを前記第3の通信手
    段によって外部記憶装置に転送するファイル退避手段
    と、 前記外部記憶装置あるいは宛先のホストコンピュータま
    たはファクシミリ装置に転送したファイルを前記ファイ
    ル格納メモリから削除するメモリ開放手段と、 このメモリ開放手段が前記ファイル格納メモリを開放し
    前記受信バッファからファイル格納メモリに格納すべき
    ファイルが格納された後、このファイル格納メモリの容
    量が前記閾値を越えない範囲で前記外部記憶装置から転
    送済みのファイルを取り戻すファイル回復手段とを具備
    することを特徴とするファクシミリアダプタ装置。
  2. 【請求項2】 複数のホストコンピュータと接続されこ
    れらの間で通信を行う第1の通信手段と、 回線と接続されこの接続先の1または複数のファクシミ
    リ装置と通信を行う第2の通信手段と、 外部記憶装置と接続されこれとデータの送受信を行う第
    3の通信手段と、 前記第1または第2の通信手段を介して受信されたデー
    タを一時的に格納する受信バッファと、 この受信バッファに格納されたデータのうち前記第1ま
    たは第2の通信手段を介して相手先のホストコンピュー
    タまたはファクシミリ装置に転送すべきものをそれぞれ
    ファイルとして格納するファイル格納メモリと、 このファイル格納メモリに格納されるファイルの最大容
    量に対する所定の閾値を設定する閾値設定手段と、 前記ファイル格納メモリに格納されているそれぞれのフ
    ァイルの格納維持状態に対する優先度を設定する優先度
    設定手段と、 閾値設定手段によって設定された閾値に到達したとき前
    記受信バッファからファイル格納メモリに格納すべきフ
    ァイルが格納できる残り容量になるまで前記ファイル格
    納メモリに格納されているファイルのうち優先度が最も
    低いものから前記第3の通信手段によって外部記憶装置
    に転送するファイル退避手段と、 前記外部記憶装置あるいは宛先のホストコンピュータま
    たはファクシミリ装置に転送したファイルを前記ファイ
    ル格納メモリから削除するメモリ開放手段と、 このメモリ開放手段が前記ファイル格納メモリを開放し
    前記受信バッファから格納すべきファイルが格納された
    後、このファイル格納メモリの容量が前記閾値を越えな
    い範囲で前記外部記憶装置から転送済みのファイルを取
    り戻すファイル回復手段とを具備することを特徴とする
    ファクシミリアダプタ装置。
  3. 【請求項3】 複数のホストコンピュータと接続されこ
    れらの間で通信を行う第1の通信手段と、 回線と接続されこの接続先の1または複数のファクシミ
    リ装置と通信を行う第2の通信手段と、 外部記憶装置と接続されこれとデータの送受信を行う第
    3の通信手段と、 前記第1または第2の通信手段を介して受信されたデー
    タを一時的に格納する受信バッファと、 この受信バッファに格納されたデータのうち前記第1ま
    たは第2の通信手段を介して相手先のホストコンピュー
    タまたはファクシミリ装置に転送すべきものをそれぞれ
    ファイルとして格納するファイル格納メモリと、 このファイル格納メモリに格納されるファイルの最大容
    量に対する所定の閾値を設定する閾値設定手段と、 前記ファイル格納メモリに格納されているそれぞれのフ
    ァイルの容量を識別する格納順番識別手段と、 閾値設定手段によって設定された閾値に到達したとき前
    記受信バッファからファイル格納メモリに格納すべきフ
    ァイルが格納できる残り容量になるまで前記ファイル格
    納メモリに格納されているファイルのうち容量が最も大
    きいものから前記第3の通信手段によって外部記憶装置
    に転送するファイル退避手段と、 前記外部記憶装置あるいは宛先のホストコンピュータま
    たはファクシミリ装置に転送したファイルを前記ファイ
    ル格納メモリから削除するメモリ開放手段と、 このメモリ開放手段が前記ファイル格納メモリを開放し
    前記受信バッファから格納すべきファイルが格納された
    後、このファイル格納メモリの容量が前記閾値を越えな
    い範囲で前記外部記憶装置から転送済みのファイルを取
    り戻すファイル回復手段とを具備することを特徴とする
    ファクシミリアダプタ装置。
JP33277493A 1993-12-27 1993-12-27 ファクシミリアダプタ装置 Expired - Fee Related JP3374493B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33277493A JP3374493B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ファクシミリアダプタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33277493A JP3374493B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ファクシミリアダプタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07193664A true JPH07193664A (ja) 1995-07-28
JP3374493B2 JP3374493B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=18258685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33277493A Expired - Fee Related JP3374493B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ファクシミリアダプタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3374493B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09120369A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Ricoh Co Ltd 通信装置
US6977748B2 (en) 2000-03-31 2005-12-20 Panasonic Communications Co., Ltd. Image communication apparatus and data storage method
JP2010136024A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム
JP2011086006A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Fujitsu Ltd 記憶装置、制御装置および記憶装置の制御方法
JP2012178656A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP2013074575A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置及びジョブ制御プログラム
US9063941B2 (en) 2005-06-03 2015-06-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System having an apparatus that uses a resource on an external device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09120369A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Ricoh Co Ltd 通信装置
US6977748B2 (en) 2000-03-31 2005-12-20 Panasonic Communications Co., Ltd. Image communication apparatus and data storage method
US9063941B2 (en) 2005-06-03 2015-06-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System having an apparatus that uses a resource on an external device
US10102213B2 (en) 2005-06-03 2018-10-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System having an apparatus that uses a resource on an external device
JP2010136024A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム
JP2011086006A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Fujitsu Ltd 記憶装置、制御装置および記憶装置の制御方法
US8589646B2 (en) 2009-10-13 2013-11-19 Fujitsu Limited Storage apparatus and method for storage apparatus
JP2012178656A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP2013074575A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置及びジョブ制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3374493B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6144459A (en) Facsimile machine adapted to reduce risk of data loss
US5886793A (en) Facsimile machine adapted to reduce risk of data loss
US6965459B2 (en) Communication system between computer and facsimile machine
JP3374493B2 (ja) ファクシミリアダプタ装置
JP3659987B2 (ja) ファクシミリ通信システム
EP0899942A2 (en) Printing data processing
JP2848356B2 (ja) 印刷装置及び方法
US6614559B2 (en) Method and system for routing incoming files
JPH07193665A (ja) ファクシミリアダプタ装置
JP2003078704A (ja) 通信システム
JPH0271659A (ja) ファクシミリ装置
JPH07336471A (ja) ファクシミリ装置
KR100271160B1 (ko) 팩스데이터 수신방법
JPH06152830A (ja) 受信ファクシミリデータの自動配信システム
JP3159587B2 (ja) 画像通信装置
JP3953069B2 (ja) ファクシミリ通信システム
JP3175378B2 (ja) ファクシミリ接続制御装置
JPS6390937A (ja) メツセ−ジ通信システム
JPS6390941A (ja) メツセ−ジ通信システム
JP2555370B2 (ja) メッセージ通信システム
JPH0823425A (ja) 情報処理装置
JPH066551A (ja) 情報通信装置
JPH06225071A (ja) 画像通信装置
JP2003032468A (ja) 画像通信装置
JPH07183985A (ja) ファクシミリアダプタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees