JP2010136024A - 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010136024A
JP2010136024A JP2008309034A JP2008309034A JP2010136024A JP 2010136024 A JP2010136024 A JP 2010136024A JP 2008309034 A JP2008309034 A JP 2008309034A JP 2008309034 A JP2008309034 A JP 2008309034A JP 2010136024 A JP2010136024 A JP 2010136024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
file
digital data
storage area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008309034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5012778B2 (ja
Inventor
Masaki Nakada
正樹 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2008309034A priority Critical patent/JP5012778B2/ja
Publication of JP2010136024A publication Critical patent/JP2010136024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012778B2 publication Critical patent/JP5012778B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】導入コストが高価な専用プロトコルを用いることなく、大容量の画像ファイルを生成可能なローエンド型の画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿画像を順次読み取り、前記原稿画像のデジタルデータを生成する処理と、生成した前記デジタルデータを外部のデータ一時保存領域に順次送信する処理と、前記デジタルデータに付加されることで前記デジタルデータとともに前記所定フォーマットの前記画像ファイルを形成する属性情報を生成する処理(S404、S408)と、前記ファイル格納領域に前記所定フォーマットの前記画像ファイルが格納されるように、前記データ一時保存領域から前記デジタルデータを順次取得し(S406)、取得した前記デジタルデータに前記属性情報を付加して外部のファイル格納領域に順次転送する処理(S405、S409、S411)と、を実行することで、所定フォーマットの画像ファイルを前記ファイル格納領域に格納する。
【選択図】図13

Description

本発明は、画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、及び画像読取装置の制御プログラムに関する。本発明は、特に、HDD等の大容量の記憶装置を省略したローエンド型の画像読取装置、当該画像読取装置による画像ファイル格納方法、当該画像読取装置の制御プログラムに関する。
近年、オフィス等で使用される多くのネットワークには、文書や写真等の原稿画像をスキャンして画像ファイルを生成し、それをネットワーク上のファイルサーバ等に格納する機能を備えたスキャナが設置されている。このようなスキャナのうち、スキャナ一体型複合機のような比較的大型の装置は、スキャンして読み取った画像データを一時的に保存するための大容量メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を内蔵しており、全ページ分の画像データの読み取りが完了した後に当該記憶装置内でTIFF(Tagged Image File Format)やPDF(Portable Document Format)等の所定フォーマットの画像ファイルを作成し、それをファイルサーバ等の外部機器に送信する処理を行なっている。
他方、高価な大容量メモリやHDDを省略した廉価版(ローエンド型)のスキャナが近年広く普及しているが、このようなスキャナは読み取った原稿画像の一時保存領域として本体内蔵のRAM(Random Access Memory)を使用する。例えば、以下の特許文献1には、スキャナにより読み取った画像データを1次記憶装置(RAM)に格納してから外部出力機器に転送するローエンド型のモノクロ機が記載されている。しかし、一般に本体内蔵のRAMは記憶容量が小さいため、ローエンド型のスキャナは作成可能なファイルフォーマットや原稿の最大読取枚数等が大きく制限され、ユーザにとり使い勝手が悪いという問題点がある。
なお、ローエンド型のスキャナにより読み取った画像データの一時保存領域として、NAS(Network Attached Storage)やファイルサーバ等のネットワークを介して接続されたネットワークストレージを用いることも可能ではあるが、その場合、ネットワークストレージには本体内蔵のメモリやHDDと同等のランダムアクセス性能が要求されるためスキャナ本体とネットワークストレージ間を専用プロトコルにより接続する必要がある。しかし、一般に専用プロトコルによる通信は導入コストがかさむため、ローエンド型のスキャナを利用する意義が薄れてしまう。
特開2006−1195号公報
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、導入コストが高価な専用プロトコルを用いることなく、大容量の画像ファイルを生成可能なローエンド型の画像読取装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)原稿画像を読み取り、所定フォーマットの画像ファイルとして外部のファイル格納領域に格納する画像読取装置であって、前記原稿画像を順次読み取り、前記原稿画像のデジタルデータを生成する原稿読取部と、前記原稿読取部により生成された前記デジタルデータを外部のデータ一時保存領域に順次送信するデータ送信部と、前記デジタルデータに付加されることで前記デジタルデータとともに前記所定フォーマットの前記画像ファイルを形成する属性情報を生成する属性情報生成部と、前記ファイル格納領域に前記所定フォーマットの前記画像ファイルが格納されるように、前記データ一時保存領域から前記デジタルデータを順次取得し、取得した前記デジタルデータに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に順次転送するデータ転送部と、を有することを特徴とする画像読取装置。
(2)前記データ送信部及び前記データ転送部は、それぞれ標準プロトコルを用いて前記データ一時保存領域及び前記ファイル格納領域とデータ通信を行うことを特徴とする上記(1)に記載の画像読取装置。
(3)前記標準プロトコルは、FTP(File Transfer Protocol)であることを特徴とする上記(2)に記載の画像読取装置。
(4)前記所定フォーマットは、TIFF(Tagged Image File Format)であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載された画像読取装置。
(5)前記属性情報は、TIFFのファイルヘッダ及びページヘッダを含むことを特徴とする上記(4)に記載の画像読取装置。
(6)前記データ転送部が前記デジタルデータの取得に失敗した場合に、当該デジタルデータを補完するための補完データを生成する補完データ生成部をさらに有し、前記データ転送部は、前記補完データ生成部により前記補完データが生成された場合、前記デジタルデータの代わりに前記補完データに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に転送することを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の画像読取装置。
(7)前記補完データは、前記データ転送部が前記データ一時保存領域から前回取得した前記デジタルデータに等しいことを特徴とする上記(6)に記載の画像読取装置。
(8)前記補完データは、白紙原稿を表すデジタルデータであることを特徴とする上記(6)に記載の画像読取装置。
(9)原稿画像を読み取り、所定フォーマットの画像ファイルとして外部のファイル格納領域に格納する画像読取装置において実行されるファイル格納方法であって、前記原稿画像を順次読み取り、前記原稿画像のデジタルデータを生成するステップ(A)と、前記ステップ(A)で生成された前記デジタルデータを外部のデータ一時保存領域に順次送信するステップ(B)と、前記デジタルデータに付加されることで前記デジタルデータとともに前記所定フォーマットの前記画像ファイルを形成する属性情報を生成するステップ(C)と、前記ファイル格納領域に前記所定フォーマットの前記画像ファイルが格納されるように、前記データ一時保存領域から前記デジタルデータを順次取得し、取得した前記デジタルデータに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に順次転送するステップ(D)と、を含むことを特徴とする方法。
(10)前記ステップ(A)及び前記ステップ(D)では、それぞれ標準プロトコルにより前記データ一時保存領域及び前記ファイル格納領域とのデータ通信が行われることを特徴とする上記(9)に記載の方法。
(11)前記標準プロトコルは、FTP(File Transfer Protocol)であることを特徴とする上記(10)に記載の方法。
(12)前記所定フォーマットは、TIFF(Tagged Image File Format)であることを特徴とする上記(9)〜(11)のいずれか1つに記載の方法。
(13)前記属性情報は、TIFFのファイルヘッダ及びページヘッダを含むことを特徴とする上記(12)に記載の方法。
(14)前記ステップ(D)での前記デジタルデータの取得が失敗であった場合に、前記デジタルデータを補完するための補完データを生成するステップ(a)をさらに含み、前記ステップ(D)では、前記ステップ(a)で前記補完データが生成された場合に、前記デジタルデータの代わりに前記補完データに前記属性情報が付加されて前記ファイル格納領域に転送されることを特徴とする上記(9)〜(14)のいずれか1つに記載の方法。
(15)前記補完データは、前記ステップ(D)で前記データ一時保存領域から前回取得された前記デジタルデータに等しいことを特徴とする上記(14)に記載の方法。
(16)前記補完データは、白紙原稿を表すデジタルデータであることを特徴とする上記(14)に記載の方法。
(17)原稿画像を読み取り、所定フォーマットの画像ファイルとして外部のファイル格納領域に格納する画像読取装置を制御するためのプログラムであって、前記原稿画像を順次読み取り、前記原稿画像のデジタルデータを生成する手順(A)と、前記手順(A)で生成された前記デジタルデータを外部のデータ一時保存領域に順次送信する手順(B)と、前記デジタルデータに付加されることで前記デジタルデータとともに前記所定フォーマットの前記画像ファイルを形成する属性情報を生成する手順(C)と、前記ファイル格納領域に前記所定フォーマットの前記画像ファイルが格納されるように、前記データ一時保存領域から前記デジタルデータを順次取得し、取得した前記デジタルデータに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に順次転送する手順(D)と、前記画像読取装置に実行させることを特徴とするプログラム。
(18)前記手順(A)及び前記手順(D)では、それぞれ標準プロトコルにより前記データ一時保存領域及び前記ファイル格納領域とのデータ通信が行われることを特徴とする上記(17)に記載のプログラム。
(19)前記標準プロトコルは、FTP(File Transfer Protocol)であることを特徴とする上記(18)に記載のプログラム。
(20)前記所定フォーマットは、TIFF(Tagged Image File Format)であることを特徴とする上記(17)〜(19)のいずれか1つに記載のプログラム。
(21)前記属性情報は、TIFFのファイルヘッダ及びページヘッダを含むことを特徴とする上記(20)に記載のプログラム。
(22)前記手順(D)での前記デジタルデータの取得が失敗であった場合に、前記デジタルデータを補完するための補完データを生成する手順(a)をさらに前記画像読取装置に実行させ、前記手順(D)では、前記手順(a)で前記補完データが生成された場合に、前記デジタルデータの代わりに前記補完データに前記属性情報が付加されて前記ファイル格納領域に転送されることを特徴とする上記(17)〜(21)のいずれか1つに記載のプログラム。
(23)前記補完データは、前記手順(D)で前記データ一時保存領域から前回取得された前記デジタルデータに等しいことを特徴とする上記(22)に記載のプログラム。
(24)前記補完データは、白紙原稿を表すデジタルデータであることを特徴とする上記(22)に記載のプログラム。
(25)上記(17)〜(24)のいずれか1つに記載のプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
本発明の画像読取装置は、一時保存領域に一時保存しておいた画像データを順次取得し、それに所定フォーマットの属性情報を付加しながらファイル格納領域に転送することで、当該フォーマットの画像ファイルを生成することができる。そのため、一時保存領域内のデータにランダムアクセスすることなく所定フォーマットの画像ファイルを生成することが可能なので、画像読取装置と一時保存領域及びファイル格納領域との通信プロトコルとして、導入コストが高価な専用プロトコルではなく安価な標準プロトコルを用いることが可能となる。その結果、ローエンド型の画像読取装置により大容量の画像ファイルを作成可能な画像読取システムを極めて安価に導入することができるようになる。
−システム全体の構成(図1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置が適用された画像読取システムAの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムAは、文書や写真等の原稿画像のデジタルデータを読み取り、それから所定フォーマットの画像ファイルを生成してファイルサーバ等のネットワーク上の外部機器に格納する画像読取装置としてのスキャナ1、スキャナ1が読み取ったデジタルデータを一時的に保存するための一時保存サーバ2、及びスキャナ1が生成した画像ファイルを格納するためのファイル格納サーバ3を備えており、これらは通信ネットワーク4を介して接続されている。ただし、通信ネットワーク4に接続される機器の種類及び台数は図1に示す例に限定されない。なお、スキャナ1と一時保存サーバ2及びファイル格納サーバ3は、FTP(File Transfer Protocl)のような標準プロトコルを用いて通信を行うものとする。ここで、本発明において、「標準プロトコル」とは、IETF(Inernet Engineering Task Force)によりRFC(Request For Comment)として公表されたインターネット標準プロトコルを主として指し、また、SMB(Server Message Block)の如く仕様は公開されていないが権利者と契約を締結することにより仕様を入手可能な事実上標準プロトコルも含めて指すものとする。
続いて、上記各機器の構成について説明するが、上記各機器は後述する構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、後述する構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。また、各機器で同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
−スキャナの構成(図2)
図2は、本実施形態に係るスキャナ1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、スキャナ1は、制御部11、記憶部12、画像読取部13、操作部14、通信インタフェース15を備えている、これらは信号をやり取りするためのバス16を介して相互に接続されている。なお、スキャナ1は、所謂ローエンド型のスキャナであり、画像読取部13により読み取った原稿画像のデジタルデータを一時保存するための大容量のメモリやハードディスク等を内蔵していない。
制御部11は、CPUであり、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算等を行う。記憶部12は、スキャナ1の基本動作を制御する各種プログラムやパラメータを格納するROM12a、及び作業領域として一時的にプログラムやデータ等を記憶するRAM12bを備えている。
ここで、ROM12aは、特に、画像読取部13により原稿画像のデジタルデータを読み取り、それをRAM12bに書き込むためのプログラム、RAM12bに書き込まれたデジタルデータを、通信インタフェース15を介して一時保存サーバ2に送信するためのプログラム、画像読取部13が読み取ったデジタルデータに付加されることで当該デジタルデータとともに原稿画像を表す所定フォーマット(例えば、TIFF)の画像ファイルを形成する属性情報(例えば、TIFFファイルのファイルヘッダやページヘッダ等)を生成するためのプログラム、及びファイル格納サーバ3に所定フォーマットの画像ファイルが格納されるように、一時保存サーバ2に一時保存されたデジタルデータを取得し、それに上記の属性情報を付加してファイル格納サーバ3に転送するためのプログラム等が格納されている。これらについてはさらに後述する。
また、RAM12bは、操作部14により取得したスキャナ1の各種設定パラメータ等を保存するための設定用RAM12b1、及び主に画像読取部13により読み取った原稿画像のデジタルデータを書き込むための画像用RAM12b2を含んでなる。ここで、設定用RAM12b1は、後述の送信パラメータを保存する設定保存テーブルを含み、画像用RAM12b2は、一時保存のために一時保存サーバ2に送信されたデジタルデータを管理するための画像データ管理テーブルを含む。これらのテーブルについては更に後述する。なお、設定用RAM12b1及び画像用RAM12b2は同一のデバイスであってもよく、これらはHDDやフラッシュメモリ等の別の種類の記憶装置であってもよい。
画像読取部13は、原稿台の所定の読取位置にセットされた原稿、又はADF(Auto Document Feeder 自動原稿搬送装置)により所定の読取位置に搬送された原稿に対して蛍光ランプ等の光源から光を照射し、その反射光をCCDやCMOSイメージセンサ等の受光素子でスキャン(走査)することで原稿画像のデジタルデータを生成する。以上の一連の動作を「スキャン動作」という。本実施形態において、スキャン動作により生成された原稿画像のデジタルデータ(以下、単に「画像データ」ともいう)は画像用RAM12b2に書き込まれるが、画像用RAM12b2の空き容量が一定値以下になったら通信インタフェースを介して一時保存サーバ2に転送される。この点については更に後述する。
操作部14は、ユーザに各種情報を表示するためのLCD等の表示装置、及びユーザからスキャン動作に関する設定値等を取得するためのタッチパネルやキーボード等の入力装置を備えたオペレーションパネルである。通信インタフェース15は、一時保存サーバ2及びファイル格納サーバ3等のネットワーク4上の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)等の規格が用いられる。
−サーバの構成(図3)
図3は、本実施形態に係る一時保存サーバ2の構成を示すブロック図である。図3のように、一時保存サーバ2は、制御部21、記憶部22、操作部23、画像読取部24、印刷部25、後処理部26、給紙部27、及び通信インタフェース28を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス29を介して相互に接続されている。以下、これらの構成要素について順に説明する。なお、ファイル格納サーバ3の構成は一時保存サーバ2と同様なので、これについての説明は省略する。
制御部21はCPUであり、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理等を行う。記憶部22は、一時保存サーバ2の基本動作を制御する各種プログラムやパラメータを格納するROM、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM、及びOS(オペレーティングシステム、基本ソフトウエア)や一時保存サーバ2の各種動作を制御するためのプログラムやパラメータ等を格納するハードディスク等を含んでなる。
表示部23は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示装置であり、ユーザに各種情報を表示する。入力装置24は、キーボードやマウス等であり、一時保存サーバ2への各種入力を行なうユーザにより利用される。通信インタフェース25は、ネットワーク4に接続しネットワーク4上の他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格が用いられる。
上記構成の画像読取システムAによれば、スキャナ1により生成した画像データの一時保存先である一時保存サーバ2にランダムアクセスすることなく所定フォーマットの画像ファイルを生成しそれをファイル格納サーバ3格納することができるので、スキャナ1と一時保存サーバ2及びファイル格納サーバ3を導入費用が高価な専用プロトコルではなく安価な標準プロトコルにより接続することが可能となる。以下、それを実現するための本実施形態のスキャナ1の動作の概要について説明する。
−スキャナの処理(図4〜図6)
・画像ファイル生成・転送処理(図4)
次に、本実施形態に係るスキャナ1の動作の概要について説明する。図4は、本実施形態に係るスキャナ1が原稿画像を読み取り、所定フォーマットの画像ファイルとしてファイル格納サーバ3に格納する処理(以下、単に「画像ファイル生成・格納処理」ともいう)の手順を示すフローチャートの一例である。図4のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、記憶部12のROM12aに制御プログラムとして記憶されており、動作開始の際に制御部11により読み出されて実行される。なお、以下の例においてスキャナ1が生成する画像ファイルのフォーマットはTIFF(Tagged Image File Format)である。
先ず、スキャナ1は、画像ファイル生成・格納処理の設定開始の指示を受け付けるまで待機する(S101のNO)。このような指示は、例えば、ユーザが操作部13に対して所定の操作を行なったときに受け付けられる。
スキャナ1は、上記指示を受け付けたら(S101のYES)、操作部13の表示装置にユーザが送信パラメータを入力するためのUI画面を表示する(S102)。ここで、送信パラメータとは、一時保存サーバ2及びファイル格納サーバ3の各々のサーバ名、ディレクトリ名、ログイン用ID、ログイン用パスワード、データ通信用ポート番号等の各サーバへのアクセスに必要な情報に加えて、画像サイズ、解像度、カラー設定、ファイルフォーマット等のスキャン動作の各種設定パラメータを含む。なお、このような送信パラメータは、原稿台等に載置された原稿に基づき自動的に設定されてもよいし、予め記憶装置12に格納された初期値に基づいて設定されてもよい。
続いて、スキャナ1は、送信パラメータ確定の指示を受け付けるまで前述のUI画面を表示し続け(S103のNO)、送信パラメータ確定の指示を受け付けたら(S103のYES)、原稿台又はADFに原稿をセットするようユーザに促すメッセージを操作部13の表示装置に表示する(S104)。ここで、送信パラメータ確定の指示は、例えば、前述のUI画面に送信パラメータを入力したユーザが同画面内に設けられた確定ボタン等を押下したときに受け付けられる。なお、S103で確定された送信パラメータは、設定用RAM12b1内の設定保存テーブルに登録され、後述の画像データ一時保存処理(S204)において読み出される。
続いて、スキャナ1は、原稿台又はADFにセットされた原稿を検知するまでS104のメッセージを表示し続け(S105のNO)、原稿を検知したら(S105のYES)、原稿読取開始の指示を行うようユーザに促すメッセージを操作部13の表示装置に表示する(S106)。なお、スキャナ1が原稿台又はADFにセットされた原稿を検知する機能を有していない場合、S105は省略する。
続いて、スキャナ1は、原稿読取開始の指示を受け付けるまでS106のメッセージを表示し続ける(S107のNO)。ここで、原稿読取開始の指示は、例えば、ユーザが前述のUI画面に設けられたボタン等を押下したときに受け付けられる。そして、スキャナ1は、原稿読取開始の指示を受け付けたら(S107のYES)、S108の原稿読取処理を実行し、さらに、S109のデータ転送処理を実行してから一連の処理を終了する。この結果、ファイル格納サーバ3の所定のフォルダには、原稿画像のTIFFファイルが格納されることになる。なお、原稿読取処理(S108)及びデータ転送処理(S109)の詳細については後述する。
・原稿読取処理(図5)
次に、図5を参照しながら原稿読取処理(S108)の手順について詳細に説明する。先ず、スキャナ1は、画像読取部13により、原稿台又はADFにセットされた原稿に対するスキャン動作を実行する(S201)。そして、スキャナ1は、S201のスキャン動作により生成した原稿画像のデジタルデータ(画像データ)を、記憶部12の画像用RAM12bに書き込む(S202)。このとき、画像データを所定の圧縮方式で圧縮してから画像用RAM12bに書き込んでもよい。
続いて、スキャナ1は、画像用RAM12b内の画像データを一時保存サーバ2に一時保存すべきか否かを判定する(S203)。より具体的に、スキャナ1は、画像用RAM12bの空き容量が所定値を下回ったか否かを判定する。ここで、画像用RAM12b内の画像データを一時保存サーバ2に一時保存すべきと判定した場合には(S203のYES)、S204の画像データ一時保存処理を実行してから後述のS205に進み、そうでない場合には(S203のNO)、画像データ一時保存処理を実行せずにS205に進む。S204の画像データ一時保存処理の詳細については後述する。
続いて、スキャナ1は、全ての原稿に対するスキャン動作(S201)が完了したか否かを判定し(S205)、完了した場合には(S205のYES)、図4のフローチャートに戻り(リターン)、完了していない場合には(S205のNO)、残りの原稿に対してS201以降の処理を繰り返し実行する。
・画像データ一時保存処理(図6)
次に、図6を参照しながら画像データ一時保存処理(S204)の処理の手順について詳細に説明する。先ず、スキャナ1は、画像用RAM12b2内の画像データ管理テーブル(前述)に、一時保存のために一時保存サーバ2に送信される画像データに関する情報を登録する。
図7は、画像データ管理テーブルTの一例を示す図である。図7のように、画像データ管理テーブルTには、一時保存サーバ2に送信される画像データの「ファイル名(File Name)」、「ページ数(Page)」、「容量(Size)」、「送信ステータス(Status)」等の情報が記録される。ここで、「送信ステータス(Status)」は、画像データの一時保存サーバ2への送信が完了(Complete)、失敗(Aborted)、処理中(Processing)のどれであるかを表し、これは、画像データ一時保存処理(S204)が開始された時点で“Processing(処理中)”にされる。
続いて、PC1は、前述のS103において設定用RAM12b1内の設定保存テーブルに登録された送信パラメータ(サーバ名、ディレクトリ名、ログイン用ID、ログイン用パスワード、ポート番号等)を読み出す(S302)。そして、読み出したパラメータを参照して一時保存サーバ2への接続を試みる(S303)。ここで、本例において、スキャナ1は、TCP(Transmission Control Protocol)により一時保存サーバ2との接続を確立する。以下、図8を参照しながらその手順を説明する。
図8は、一時保存サーバ2への接続時のネットワークパケットの一例を示す図である。スキャナ1は、送信パラメータに含まれるサーバ名(IPアドレス:192.168.0.3)やポート番号(21)等を参照して、以下の(i)〜(iii)の手順で一時保存サーバ2との接続を確立する。なお、サーバ名は以下のようなIPアドレスではなくドメイン名として管理しておき、接続要求時にスキャナ1に実装されたDNS問い合わせ機能によりドメイン名をIPアドレスに変換することも可能である。
(i)スキャナ1(IPアドレス:192.168.0.3)は、一時保存サーバ2(IPアドレス:192.168.0.3)に接続要求のための“SYN”パケットを送信する。
(ii)“SYN”パケットを受け取った一時保存サーバ2は、スキャナ1に接続許可のための“SNY ACK”パケットを送信すると同時に、スキャナ1との接続用の情報を格納する領域を記憶部22内に確保する。
(iii)“SYN ACK”パケットを受け取ったスキャナ1は、接続開始を表す“ACK”パケットを一時保存サーバ2に送信し、一時保存サーバ2との通信を開始する。
スキャナ1は、以上の手順で一時保存サーバ2との接続に成功したら(S304のNO)、同サーバへのログインを試みる(S305)。他方、一時保存サーバ2との接続に失敗したら(S304のYES)、送信ステータスを“Aborted(失敗)”に変更し(S313)、それを画像データ管理テーブルに登録してから(S315)、図5のフローチャートに戻る(リターン)。
図9は、ログイン試行時のコマンドの一例を示す図である。図9において、“user1”、“pass1”は、スキャナ1が設定保存テーブルから読み出したログイン用ID及びログイン用パスワードである。スキャナ1は、図9のようなコマンドにより一時保存サーバ2へのログインに成功したら(S306のNO)、送信先ディレクトリへの移動を試みる(S307)。他方、一時保存サーバ2へのログインに失敗したら(S306のYES)、送信ステータスを“Aborted(失敗)”に変更してから(S314)、一時保存サーバ2との接続を終了する(S312)。そして、画像データ管理テーブルTを更新してから(S315)、図5のフローチャートに戻る(リターン)。ただし、ログインに失敗したら即座に送信ステータスを変更するのではなく、再度ログインを試み、連続してログインに失敗した場合のみ送信ステータスを“Aborted(失敗)”に変更するような手順も可能である。
続いて、スキャナ1は、送信先ディレクトリへの移動に成功したら(S308のNO)、同ディレクトリへの画像データの送信を試みる(S309)。他方、送信先ディレクトリへの移動に失敗したら(S308のYES)、送信ステータスを“Aborted(失敗)”に変更してから(S314)、一時保存サーバ2との接続を終了する(S312)。そして、画像データ管理テーブルTを更新してから(S315)、図5のフローチャートに戻る(リターン)。図10は、スキャナ1が一時保存サーバの送信先ディレクトリに移動し、画像データを送信する際のコマンドの一例を示す図である。図10において、“/DataDirectory/”が設定保存テーブルから読み出したディレクトリ名であり、“00000001.dat”がS301で画像データ管理テーブルT1に登録したファイル名である。
続いて、スキャナ1は、送信先ディレクトリへの画像データの送信に成功したら(S310のNO)、送信ステータスを“Complete(完了)”に変更してから(S311)、一時保存サーバ2との接続を終了する(S312)。そして、画像データ管理テーブルTを更新してから(S315)、図5のフローチャートに戻る(リターン)。他方、画像データの送信に失敗したら(S310のYES)、送信ステータスを“Aborted(失敗)”に変更してから(S314)、一時保存サーバ2との接続を終了する(S312)。そして、画像データ管理テーブルTを更新してから(S315)、図5のフローチャートに戻る(リターン)。ただし、データ送信に失敗したら即座に送信ステータスを変更するのではなく、再度データ送信を試み、連続してデータ送信に失敗した場合のみ送信ステータスを“Aborted(失敗)”に変更するような手順も可能である。図11は、スキャナ1が一時保存サーバ2からログアウトする際のコマンドの一例であり、図12は、スキャナ1が一時保存サーバ2との接続を終了する際のネットワークパケットの一例である。
ここで、図4、5のフローチャートを再び参照すると、スキャナ1は、図6のような画像データ一時保存処理(S204)を、スキャン動作により生成した全ての画像データに対して実行した後に(S205のYES)、一時保存サーバ2内の画像データにTIFFファイル生成のための属性情報(ファイルヘッダ、ページヘッダ等)を付加しつつファイル格納サーバ3に転送するデータ転送処理(S109)を実行する。このようなデータ転送処理(S109)の結果、ファイル格納サーバ3には原稿画像のTIFFファイルが格納されることになる。
・データ転送処理(S109)
次に、図13を参照しながらデータ転送処理(S109)の手順について詳細に説明する。先ず、スキャナ1は、前述の設定保存テーブルからファイル格納サーバ3のサーバ名、ディレクトリ名、ログイン用ID、ログイン用パスワード、ポート番号等のファイル格納サーバ3への接続に必要な情報を読み出す(S401)。続いて、スキャナ1は、ファイル格納サーバ3にログインし(S402)、ファイル格納先のディレクトリに移動する(S403)。このときの具体的な手順は、図6のS303〜S307と同様なので詳細な説明は省略する。
続いて、スキャナ1は、TIFFファイルのファイルヘッダを作成し(S404)、それをファイル格納サーバ3に転送する(S405)。ここで、TIFFファイルのファイルヘッダとは、個々のTIFFファイルを識別するための情報であり、ファイルの先頭に1つだけ存在する。このファイルヘッダは、バイトオーダ、バージョン番号、最初のページのイメージファイルディレクトリ(IFD;Image File Directory)等の情報を含む。バイトオーダとは、TIFFファイルを構成するマルチバイトデータのバイト順を表すASCIIコードである。IDFは、TIFFファイルの各ページを構成する各種パラメータや画像データ等へのポインタを格納したデータの集合である。
続いて、スキャナ1は、一時保存サーバ2から画像データを取得するための画像データ取得処理(S406)を実行する。以下、図14を参照して画像データ取得処理の具体的な手順について説明する。
・画像データ取得処理(図14)
先ず、スキャナ1は、画像用RAM12b2内の画像データ管理テーブルTを参照して、一時保存サーバ2から取得すべき画像データのファイル名(“File Name”)を読み出す(S501)。続いて、スキャナ1は、設定用RAM12b1内の設定保存テーブルを参照して、一時保存サーバ2のサーバ名、画像データが保存されているディレクトリ名、ログイン用ID、ログイン用パスワード、一時保存サーバ2とのデータ通信用ポート番号等の一時保存サーバ2にアクセスするために必要な情報を読み出す(S502)。
続いて、スキャナ1は、S502で読み出した情報を用いて、一時保存サーバ2へのログインを試み(S503)、ログインに成功したら(S504のNO)、画像データが保存されたディレクトリへの移動を試みる(S505)。そして、当該ディレクトリへの移動に成功したら(S506のNO)、S501でファイル名を読み出した画像データの取得を試みる(S507)。
ここで、スキャナ1は、一時保存サーバ2へのログイン、画像データの保存先ディレクトリへの移動、又は画像データの取得に失敗した場合には(それぞれ、S504のYES、S506のYES、S508のYES)、その画像データを補完するための補完データを生成し(s509)、以降の処理では、この補完データを、取得しようとした画像データの代わりに用いる。ただし、上記のログイン、ディレクトリ移動、データ取得に失敗したら即座に補完ファイルを生成するのではなく、再度ログイン、ディレクトリ移動、データ取得を試み、連続して失敗した場合のみ補完ファイルを生成するような手順も可能である。
上記の補完データを用いることで、一時保存サーバ2からの画像データの取得に失敗したとしても、後に生成する画像ファイル(TIFFファイル)の一部が欠落することを防止できる。なお、補完データは、例えば、白紙原稿を表す画像データや、スキャナ1が直前の画像ファイル取得処理(S406)で取得した画像データと同一の画像データ等である。
続いて、画像ファイルの取得に成功したスキャナ1は(S508のYES)、一時保存サーバ2との接続を終了し(S510)、図13のフローチャートに戻る(リターン)。図15は、スキャナ1が一時保存サーバ2から画像データを取得する際のコマンドの一例である。
・ファイル生成・格納処理の続き(図13)
再び図13を参照して、スキャナ1は、一時保存サーバ2から取得した画像データが各ページの先頭に位置する画像データであるか否かを判定し(S407)、その判定結果に応じて処理を分岐する。ここで、取得した画像データがページの先頭に位置する画像データがであった場合(S407のYES)、スキャナ1は、当該ページのページヘッダを生成し(S408)、それをファイル格納サーバ3に送信してから(S409)、後述のS410に進む。ここで、ページヘッダには、次のページのIFD、画像サイズ、画像色数、圧縮方法、解像度等の情報が含まれる。なお、次のページのIDF、画像サイズは、画像データ管理テーブルに登録されたデータに基づき計算可能である。他方、取得した画像データがページ先頭に位置する画像データではなかった場合(S507のNO)、ページヘッダの生成(S408)及び送信(S409)を行なわずに、後述のS410に進む。
続いて、スキャナ1は、S406で取得した画像データ(又は補完データ)を必要に応じて圧縮してから(S410)、ファイル格納サーバ3に送信する(S411)。なお、画像データの圧縮は、図6のフローチャートにおける一時保存サーバ2への画像データの送信(S309)に先立ち実行されてもよい。
続いて、スキャナ1は、一時保存サーバ2内の全ての画像データがファイル格納サーバ3に転送されるまでS406〜S411の処理を繰り返し実行し(S412のNO)、全ての画像データがファイル転送サーバ3に転送されたら(S412のYES)、ファイル格納サーバ3との接続を終了し(S413)、一連の処理を終了する。このように、スキャナ1は、一時保存サーバ2から取得した画像データに、TIFFファイル生成のための属性情報(ファイルヘッダ及びページヘッダ)を適宜付加しながらファイル格納サーバ3に転送する。そのため、一時保存サーバ2に一時保存された全画像データの転送が完了した時点で、ファイル格納サーバ3には、スキャナ動作により読み取った原稿画像のTIFFファイルが格納されることになる。
以上のように、本実施形態のスキャナ1は、一時保存サーバ2に保存しておいた画像データを順次取得し、それにTIFFファイル生成のための属性情報(ファイルヘッダ及びページヘッダ)を付加しながらファイル格納サーバ3に転送することで、当該画像データのTIFFファイルを生成することができる。そのため、画像データの一時保存領域(一時保存サーバ2)にランダムアクセスすることなく所定フォーマット(TIFF等)の画像ファイルを生成することが可能となるので、スキャナ1と、一時保存領域(一時保存サーバ2)及びファイル格納先(ファイル格納サーバ3)とを導入コストの高価な専用プロトコルではなく安価な標準プロトコルで接続することができるようになる。その結果、大容量のメモリやHDDを省略したローエンド型のスキャナ1により大容量の画像ファイルを生成可能な画像読取システムAを、極めて安価に導入することができるようになる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。例えば、本実施形態のスキャナ1が生成する画像ファイルのフォーマットはTIFFであったが、本発明は必ずしもこれに限定されず、本発明の画像読取装置が生成する画像ファイルのフォーマットは、PDF(Portable Document Format)やGIF(Graphics Interchange Format)等の他のフォーマットであってもよい。また、本発明の画像読取装置が外部とのデータ通信に用いるプロトコルは必ずしもFTPに限定されず、ネットワークを介した画像データの通信が可能なプロトコルであればいかなるものであってもよい。
本発明による画像読取装置は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によっても、また、上記各手順を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現可能である。後者により本発明を実現する場合、画像読取装置を動作させるプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやハードディスク等に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像読取装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
本発明の一実施形態に係る画像読取システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスキャナの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る一時保存サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスキャナの画像ファイル生成・格納処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスキャナの画像読取処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスキャナの画像データ一時保存処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像データ管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスキャナが一時保存サーバとの接続を確立する際のネットワークパケットの一例である。 本発明の一実施形態に係るスキャナが一時保存サーバへのログインを実行する際のコマンドの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスキャナが一時保存サーバの送信先ディレクトリに移動して画像データを送信する際のコマンドの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスキャナが一時保存サーバからログアウトする際のコマンドの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスキャナが一時保存サーバとの接続を終了する際のネットワークパケットの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスキャナのデータ転送処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスキャナの画像データ取得処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスキャナが一時保存サーバから画像データを取得する際のコマンドの一例である。
符号の説明
1 スキャナ、
11 制御部、
12 記憶部、
12a ROM、
12b RAM、
12b1 設定用RAM、
12b2 画像用RAM、
13 画像読取部、
14 操作部、
15 通信インタフェース、
2 一時保存サーバ、
3 ファイル格納サーバ、
4 ネットワーク、
T 画像データ管理テーブル。

Claims (25)

  1. 原稿画像を読み取り、所定フォーマットの画像ファイルとして外部のファイル格納領域に格納する画像読取装置であって、
    前記原稿画像を順次読み取り、前記原稿画像のデジタルデータを生成する原稿読取部と、
    前記原稿読取部により生成された前記デジタルデータを外部のデータ一時保存領域に順次送信するデータ送信部と、
    前記デジタルデータに付加されることで前記デジタルデータとともに前記所定フォーマットの前記画像ファイルを形成する属性情報を生成する属性情報生成部と、
    前記ファイル格納領域に前記所定フォーマットの前記画像ファイルが格納されるように、前記データ一時保存領域から前記デジタルデータを順次取得し、取得した前記デジタルデータに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に順次転送するデータ転送部と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記データ送信部及び前記データ転送部は、それぞれ標準プロトコルを用いて前記データ一時保存領域及び前記ファイル格納領域とデータ通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記標準プロトコルは、FTP(File Transfer Protocol)であることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記所定フォーマットは、TIFF(Tagged Image File Format)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載された画像読取装置。
  5. 前記属性情報は、TIFFのファイルヘッダ及びページヘッダを含むことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記データ転送部が前記デジタルデータの取得に失敗した場合に、当該デジタルデータを補完するための補完データを生成する補完データ生成部をさらに有し、
    前記データ転送部は、前記補完データ生成部により前記補完データが生成された場合、前記デジタルデータの代わりに前記補完データに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に転送することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  7. 前記補完データは、前記データ転送部が前記データ一時保存領域から前回取得した前記デジタルデータに等しいことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記補完データは、白紙原稿を表すデジタルデータであることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  9. 原稿画像を読み取り、所定フォーマットの画像ファイルとして外部のファイル格納領域に格納する画像読取装置において実行されるファイル格納方法であって、
    前記原稿画像を順次読み取り、前記原稿画像のデジタルデータを生成するステップ(A)と、
    前記ステップ(A)で生成された前記デジタルデータを外部のデータ一時保存領域に順次送信するステップ(B)と、
    前記デジタルデータに付加されることで前記デジタルデータとともに前記所定フォーマットの前記画像ファイルを形成する属性情報を生成するステップ(C)と、
    前記ファイル格納領域に前記所定フォーマットの前記画像ファイルが格納されるように、前記データ一時保存領域から前記デジタルデータを順次取得し、取得した前記デジタルデータに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に順次転送するステップ(D)と、を含むことを特徴とする方法。
  10. 前記ステップ(A)及び前記ステップ(D)では、それぞれ標準プロトコルにより前記データ一時保存領域及び前記ファイル格納領域とのデータ通信が行われることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記標準プロトコルは、FTP(File Transfer Protocol)であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記所定フォーマットは、TIFF(Tagged Image File Format)であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1つに記載の方法。
  13. 前記属性情報は、TIFFのファイルヘッダ及びページヘッダを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記ステップ(D)での前記デジタルデータの取得が失敗であった場合に、前記デジタルデータを補完するための補完データを生成するステップ(a)をさらに含み、
    前記ステップ(D)では、前記ステップ(a)で前記補完データが生成された場合に、前記デジタルデータの代わりに前記補完データに前記属性情報が付加されて前記ファイル格納領域に転送されることを特徴とする請求項9〜14のいずれか1つに記載の方法。
  15. 前記補完データは、前記ステップ(D)で前記データ一時保存領域から前回取得された前記デジタルデータに等しいことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記補完データは、白紙原稿を表すデジタルデータであることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 原稿画像を読み取り、所定フォーマットの画像ファイルとして外部のファイル格納領域に格納する画像読取装置を制御するためのプログラムであって、
    前記原稿画像を順次読み取り、前記原稿画像のデジタルデータを生成する手順(A)と、
    前記手順(A)で生成された前記デジタルデータを外部のデータ一時保存領域に順次送信する手順(B)と、
    前記デジタルデータに付加されることで前記デジタルデータとともに前記所定フォーマットの前記画像ファイルを形成する属性情報を生成する手順(C)と、
    前記ファイル格納領域に前記所定フォーマットの前記画像ファイルが格納されるように、前記データ一時保存領域から前記デジタルデータを順次取得し、取得した前記デジタルデータに前記属性情報を付加して前記ファイル格納領域に順次転送する手順(D)と、を前記画像読取装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 前記手順(A)及び前記手順(D)では、それぞれ標準プロトコルにより前記データ一時保存領域及び前記ファイル格納領域とのデータ通信が行われることを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記標準プロトコルは、FTP(File Transfer Protocol)であることを特徴とする請求項18に記載のプログラム。
  20. 前記所定フォーマットは、TIFF(Tagged Image File Format)であることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1つに記載のプログラム。
  21. 前記属性情報は、TIFFのファイルヘッダ及びページヘッダを含むことを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  22. 前記手順(D)での前記デジタルデータの取得が失敗であった場合に、前記デジタルデータを補完するための補完データを生成する手順(a)をさらに前記画像読取装置に実行させ、
    前記手順(D)では、前記手順(a)で前記補完データが生成された場合に、前記デジタルデータの代わりに前記補完データに前記属性情報が付加されて前記ファイル格納領域に転送されることを特徴とする請求項17〜21のいずれか1つに記載のプログラム。
  23. 前記補完データは、前記手順(D)で前記データ一時保存領域から前回取得された前記デジタルデータに等しいことを特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  24. 前記補完データは、白紙原稿を表すデジタルデータであることを特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  25. 請求項17〜24のいずれか1つに記載のプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP2008309034A 2008-12-03 2008-12-03 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム Expired - Fee Related JP5012778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008309034A JP5012778B2 (ja) 2008-12-03 2008-12-03 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008309034A JP5012778B2 (ja) 2008-12-03 2008-12-03 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010136024A true JP2010136024A (ja) 2010-06-17
JP5012778B2 JP5012778B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=42346876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008309034A Expired - Fee Related JP5012778B2 (ja) 2008-12-03 2008-12-03 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5012778B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07193664A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリアダプタ装置
JPH07336471A (ja) * 1994-06-14 1995-12-22 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリ装置
JP2000151939A (ja) * 1998-11-11 2000-05-30 Oki Data Corp ファクシミリ装置
JP2000341464A (ja) * 1999-05-25 2000-12-08 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2004015133A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Canon Inc 画像読み取り印刷装置およびシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07193664A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリアダプタ装置
JPH07336471A (ja) * 1994-06-14 1995-12-22 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリ装置
JP2000151939A (ja) * 1998-11-11 2000-05-30 Oki Data Corp ファクシミリ装置
JP2000341464A (ja) * 1999-05-25 2000-12-08 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2004015133A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Canon Inc 画像読み取り印刷装置およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5012778B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5219418B2 (ja) ファイル送信装置、方法、プログラム
JP6102264B2 (ja) 処理実行システム、情報処理装置、プログラム
US8837005B2 (en) Data transmission apparatus, control method therefor, and storage medium
KR101496650B1 (ko) 유선 및 무선의 네트워크 인터페이스 각각을 지원하는 화상 형성 장치 및 그 장치의 네트워크 연결 방법
US9501255B2 (en) Network system, code providing device, terminal, and computer-readable storage medium for computer program
JP2009267658A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP2008113080A (ja) 通信装置及び画像処理装置
JP6031275B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法とプログラム
JP2002342050A (ja) 画像形成装置、印刷方法、プログラム及び記録媒体
US8068246B2 (en) Image processing apparatus and control method and control program thereof
JP2007300553A (ja) 画像形成装置、情報管理装置、情報管理システム、及び情報管理方法
JP5335461B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2005057549A (ja) Mfpシステム、サーバ、遠隔操作方法、および、プログラム
JP2006252321A (ja) 電子文書管理システム、プリント設定装置、プリント履歴装置、画像形成装置、プリント設定サービス装置、仮文書保管サービス装置及び制御プログラム
JP2009246493A (ja) データ送信装置
JP5012778B2 (ja) 画像読取装置、画像読取装置による画像ファイル格納方法、画像読取装置の制御プログラム
JP2009016971A (ja) 情報処理装置および情報処理プログラム
JP7366680B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、およびプログラム
JP6268950B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2006338232A (ja) 通信システム
JP2009100439A (ja) 電子メール通信装置
JP2011108047A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2007164647A (ja) 電子機器,操作部イベント処理方法,プログラム,および記録媒体
JP4702068B2 (ja) ジョブ投入装置及びプログラム
JP5315939B2 (ja) 画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120404

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees