JP2000341464A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JP2000341464A
JP2000341464A JP11144991A JP14499199A JP2000341464A JP 2000341464 A JP2000341464 A JP 2000341464A JP 11144991 A JP11144991 A JP 11144991A JP 14499199 A JP14499199 A JP 14499199A JP 2000341464 A JP2000341464 A JP 2000341464A
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image data
data
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external device
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Yoshinori Abe
喜則 阿部
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージサーバー機能を備えた画像形成装置
において、画像データを記憶する記憶手段の空き容量が
なくなるのを防止できるようにし、作業効率を向上させ
る。 【解決手段】 画像形成装置1にネットワーク4を介し
てハードディスク6,8を有したファイルサーバー5,
7を接続する。そして、コンピュータ2,3から入力さ
れた画像データを画像形成装置1内部の記憶手段に記憶
し、コピーやプリントを行う。その際、入力された画像
データの記憶量を管理し、記憶手段の空き容量が少なく
なったらネットワーク4に接続されたファイルサーバー
5,7に一旦転送することなどして、記憶手段の空き容
量がなくなるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージサーバー
機能を備えたデジタル複写機等の画像形成装置、特に、
イメージサーバー機能に必要なハードディスク等の大容
量記憶装置の制御を改善した画像形成装置及びその制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば複写(コピー)を行う
すべての原稿の画像を読み取って、それらの画像データ
をハードディスクなどの記憶装置に一旦記憶し、その記
憶装置から任意の原稿の画像データを繰り返し読み出し
てプリントアウトするイメージサーバーを備えたデジタ
ル複写機が知られている。
【0003】このような装置においては、機械式の複数
のビンをもつソータ装置を持たなくても、コピー紙をソ
ートした状態で排紙する電子ソートを行うことが可能で
ある。
【0004】また、一旦記憶装置に記憶した画像データ
を繰り返し読み出してプリントアウトしている間、並行
して他のジョブの原稿について、プリントアウトしてい
る以外の記憶装置の空き領域に読み込んで記憶し、先に
プリントアウトしている原稿についてのコピージョブが
終了したら、後から読み込んで記憶装置に記憶した原稿
についてプリントアウトするといった制御方法もとられ
ている。
【0005】この場合、後のジョブの原稿を読み込んで
記憶する動作が先にプリントアウトしている間の時間に
行えるので、全体のコピージョブ時間の短縮を図ること
ができる。
【0006】同様に、外部のコンピュータから印刷デー
タを入力してプリントアウトすることができる、コンピ
ュータのプリンタ機能を備えた複写機も知られている。
【0007】例えば、自動原稿送り装置(DF)から原
稿を読み取り、一旦記憶装置に記憶した画像データを繰
り返し読み出してプリントアウトしている間、並行して
外部のコンピュータから入力された印刷データを入力
し、その画像データを、プリントアウトしている以外の
記憶装置の空き領域に読み込んで記憶し、先にプリント
アウトしている原稿についてのコピージョブが終了した
ら、外部のコンピュータから入力された画像データをプ
リントアウトするといった制御方法がある。
【0008】この場合も、外部のコンピュータから入力
された画像を記憶する動作が先にプリントアウトしてい
る間の時間に行えるので、全体のジョブ時間の短縮を図
ることができる。
【0009】また、コンピュータからの指令による通常
のプリント動作以外に、プリント装置の操作部から暗証
番号を入力するまでプリント動作を開始しないセキュリ
ティプリント機能などがある。これは、プリント装置の
内部の記憶装置の一部を仮想的に特定ユーザーのみ使用
できるメールボックスとしてプリントデータを記憶して
おくもので、他人に見せたくないような文書を出力する
場合に用いられる。
【0010】そして、このようなハードディスク等の大
量のページ数の画像データを記憶する記憶手段を持つ装
置においては、上記の電子ソート機能やセキュリティプ
リント以外にも、予め複数のフォーム画像(表やイラス
トなど)を登録しておき、原稿を読み取った画像と合成
して記憶する装置も知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の画像形成装置にあっては、ハードディスク
等の大容量記憶装置は近年数ギガバイトの容量を持つも
のも現れているが、画像読み取り装置で読み取られた画
像データ、外部コンピュータから入力された印字データ
からビットイメージに展開したデータ、あるいは画像デ
ータとの合成をするためのフォーム画像など多種多様の
イメージデータを記憶するイメージサーバーにおいて、
画像圧縮などで情報量が減らされるとはいえ容量不足に
なることが多い。また、このような機能を持つ画像形成
装置においては、プリント速度が高速のため大量ページ
の原稿が読み取られたり、通常ネットワークに接続され
ているので複数の人がプリンタとしても使用されるた
め、一度に多くのイメージデータがハードディスクに記
憶されることになる。
【0012】そのために、ハードディスクの記憶容量が
なくなり、メモリフル状態となって新たにイメージデー
タを入力することができなかったり、出力結果を製本し
て出力する動作モードでは、全てのデータを記憶してか
らページ順を入れ替えて処理を行うので、一つのジョブ
の入力途中でメモリフルになった場合は、それまでに記
憶したデータをすべてキャンセルしなければならなかっ
た。
【0013】すなわち、メモリフル時には他のジョブが
終了するまで作業を中断してハードディスクの容量が空
くのを待つか、プリントするページ数を減らしてから再
度データを入力しなければならず、作業効率が悪かっ
た。最悪の場合には、常時記憶されているフォーム画像
を強制的に消去したり、プリント装置の操作部から暗証
番号を入力してプリントを開始するセキュリティプリン
トで記憶されているデータを管理者がプリントアウトさ
せて同じく強制的に消去しなければならず、再度フォー
ム画像を登録し直したりする無駄な作業が増えていた。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、ハードディスク等の記憶容量を常に監視し
ておき、所定の容量以下になったら自動的にネットワー
ク等で接続された外部機器の記憶装置にイメージデータ
を一時転送したり、記憶容量が所定容量以上になったら
外部機器の記憶装置からイメージデータを戻したりして
メモリフル状態になることを防ぐことができ、作業効率
を向上させることが可能な画像形成装置及びその制御方
法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置及びその制御方法は、次のように構成したものであ
る。
【0016】(1)入力された画像データを記憶する記
憶手段と、この記憶手段の記憶量を管理する管理手段
と、その管理情報に応じて画像データを外部装置に転送
するかあるいは外部装置から画像データを受信するかを
制御する制御手段とを備えた。
【0017】(2)上記外部装置へ転送する画像データ
量及び外部装置から受信する画像データ量は可変である
ようにした。
【0018】(3)上記外部装置への画像データの転送
及び外部装置からの画像データの受信の動作は有効か禁
止かを選択できるようにした。
【0019】(4)上記外部装置は設定された優先順位
に応じて自動的に選択するようにした。
【0020】(5)入力された画像データを記憶すると
ともに、その記憶量を管理し、その管理情報に応じて画
像データを外部装置に転送するかあるいは外部装置から
画像データを受信するかを制御するようにした。
【0021】(6)上記外部装置へ転送する画像データ
量及び外部装置から受信する画像データ量を画像データ
の記憶量に応じて変更するようにした。
【0022】(7)上記外部装置への画像データの転送
及び外部装置からの画像データの受信の動作の有効か禁
止かを選択するようにした。
【0023】(8)上記外部装置を設定された優先順位
に応じて自動的に選択するようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0025】(実施例)図1は本発明の実施例を示す構
成図であり、画像形成装置とコンピュータがネットワー
クで接続されている状態を示している。同図において、
1は原稿読み取り手段とコンピュータからのプリントデ
ータをビットイメージに展開するデータ展開手段(プリ
ンタボード)を備えた画像形成装置で、入力された画像
データを記憶する記憶手段としてハードディスク等の記
憶装置が内蔵されており、複写動作(コピー)以外にプ
リント動作が可能な複合機となっている。
【0026】2及び3は外部のコンピュータで、アプリ
ケーションソフトにより作成した文書や図形などを画像
形成装置1にプリント出力させる。4はネットワーク
で、イーサーネットなど汎用のプロトコルで画像形成装
置1とコンピュータ2及び3とを接続している。
【0027】上記コンピュータ2及び3からは、通常の
プリント動作以外に暗証番号を画像形成装置1の操作部
から指定するとプリント動作を開始するメールボックス
機能や画像データに合成するためのフォーム画像の登録
を行うことができたり、画像形成装置1の管理情報や登
録されたフォーム画像の種類などの情報をネットワーク
4を介してコンピュータ2,3で見ることが可能となっ
ている。
【0028】また、ネットワーク4には外部装置である
ファイルサーバー5,7が接続されており、それぞれハ
ードディスク6,8が備えられている。ファイルサーバ
ー5,7は、コンピュータ2,3からのファイルが記憶
される以外に、画像形成装置1内のハードディスクに記
憶されたイメージデータがネットワーク4を介して転送
されて記憶されたり、画像形成装置1へ戻したりするこ
とができるように構成されている。図1中で、実線で示
す信号線(1),(2)はビデオ系の信号の流れを示
し、点線で示す信号線(A),(B)は制御信号などの
コマンドの流れを示している。
【0029】上記信号線(1)に流れる信号は、コンピ
ュータ2から画像形成装置1に転送されるコード化され
たプリント情報で、後述するデータ展開処理部によりビ
ットイメージに展開されてプリントされる。信号線
(A)のコマンド信号は、プリント情報を転送する際の
制御を行ったり、管理者用の端末としての画像形成装置
1のステータス情報を取得したり、本実施例におけるハ
ードディスクのイメージデータをファイルサーバーなど
の外部機器へ転送したり受信したりする際の記憶領域の
リミット値を設定する場合に用いられる。
【0030】また信号線(2)のビデオ信号は、画像形
成装置1からファイルサーバー5,7への転送あるいは
受信するイメージデータであり、画像圧縮されてネット
ワーク上に転送される。信号線(B)のコマンド信号
は、ファイルサーバー5,7と画像形成装置1の間の制
御を行う信号であり、画像形成装置1からファイルサー
バー5,7のハードディスク6,8の記憶容量などの情
報を取得してイメージデータを転送する際の管理情報と
して用いられる。
【0031】図2は本実施例の画像形成装置の一例を示
す断面図であり、電子写真方式の複写機の場合を示し、
100は装置本体、180は循環式の自動原稿送り装置
(RDF)である。
【0032】図2において、101は原稿載置台として
のプラテンガラス、102はスキャナで、原稿照明ラン
プ103、走査ミラー104等で構成されている。そし
て、不図示のモータによりスキャナ102が所定方向に
往復走査されて、原稿の反射光が走査ミラー104〜1
06を介しレンズ108を透過してCCD等のイメージ
センサ109に結像する。
【0033】107はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構
成された露光制御部で、イメージセンサ109で電気信
号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画像
信号に基づいて変調されたレーザ光129を感光体ドラ
ム110に照射する。感光体ドラム110の回りには、
1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、
クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備さ
れ、画像形成部126が構成されている。
【0034】そして、画像形成部126において、感光
体ドラム110は不図示のモータにより図の矢印方向に
回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯
電された後、露光制御部120からのレーザ光129が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110
上に形成された静電潜像は、現像器121により現像さ
れて、トナー像として可視化される。
【0035】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133,134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135,136に
より本体内部に送られ、レジストローラ137により転
写ベルト130に給送される。そして、上記可視化され
たトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写され
る。
【0036】転写後の感光体ドラム110は、クリーニ
ング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ラ
ンプ114により残留電荷が消去される。また転写後の
転写紙は、転写ベルト130から分離され、定着前帯電
器139,140によりトナー像が再帯電されて、定着
器141に送られる。そして、加圧、加熱によりトナー
像が定着され、排出ローラ142により本体100の外
に排出される。
【0037】119はレジストローラ137から送られ
た転写紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器で
あり、転写ベルト130の回転に用いられると同時に、
吸着帯電器119と対になって、転写ベルト130に転
写紙を吸着帯電させる転写ベルトローラが設けられてい
る。
【0038】また本体100には、例えば4000枚の
転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。そ
して、デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ15
2に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上
昇する。さらに、100枚の転写紙を収納し得るマルチ
手差し153も装備されている。
【0039】また図2中、154は排紙フラッパであ
り、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り
替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、
この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記
録側に切り替えられる。158は下搬送パスで、排紙ロ
ーラ142から送り出された転写紙を反転パス155を
介し、裏返して再給紙トレイ156に導く。157は両
面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッパで、
これを左方向に倒すことにより、転写紙を反転パス15
5に介さず、直接下搬送パス158に導く。
【0040】159は搬送経路160を通じて転写紙を
感光体ドラム126側に給紙する給紙ローラ、161は
排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラ
ッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を機外
に排出する排出ローラで、両面記録(両面複写)や多重
記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に
上げて、複写済みの転写紙を搬送パス155,158を
介して裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。
【0041】その際、両面記録時には、多重フラッパ1
57を右方向へ倒し、また多重記録時には、再給紙トレ
イ156に格納されている転写紙が下から1枚ずつ給紙
ローラ159により経路160を介して本体100のレ
ジストローラ137に導かれる。
【0042】また本体100から転写紙を反転して排出
するときには、排紙フラッパ154を上方へ上げ、フラ
ッパ157を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パ
ス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ
162を通過した後に、反転ローラ163によって第2
の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ161によって転
写紙を裏返して機外へ排出する。
【0043】図3は上記画像形成装置(複写機)の制御
構成を示すブロック図であり、原稿200の画像を読み
取る画像読み取り部201など各部を制御するCPU回
路部205を有している。
【0044】画像読み取り部201は、イメージセンサ
109、アナログ信号処理部202等により構成されて
おり、レンズ108を介しイメージセンサ109に結像
された原稿画像は、イメージセンサ109によりアナロ
グ電気信号に変換される。この変換された画像情報は、
アナログ信号処理部202に入力され、サンプル&ホー
ルド、ダークレベルの補正等が行われた後、アナログ・
デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化された
信号は、シェーディング補正(原稿を読み取るセンサの
ばらつき及び原稿照明用ランプの配光特性の補正)、変
倍処理が行われた後、電子ソータ部203に入力され
る。
【0045】ネットワークボード210は、ファイルサ
ーバ5,7、コンピュータ2,3と画像形成装置1間を
イーサーネットなどのネットワークプロトコルで接続す
るためのボードで、コンピュータ2,3からのプリント
データならデータ展開処理部209へ、ファイルサーバ
ー5,7の圧縮されたイメージデータなら直接電子ソー
タ部203に転送する。
【0046】データ展開処理部209は、外部のコンピ
ュータ2あるいは3から入力された画像情報を展開し、
画像データ(ビットデータ)として電子ソータ部203
に入力する。この電子ソータ部203では、γ補正等の
出力系で必要な補正処理や、スムージング処理、エッジ
強調、その他の処理、加工等が行われ、プリンタ部20
4に出力される。
【0047】プリンタ部204は、上述のレーザ等から
なる露光制御部120、画像形成部126、転写紙の搬
送制御部等により構成され、入力された画像信号により
転写紙上に画像を記録する。
【0048】また、CPU回路部205は、CPU20
6、ROM207、RAM208等により構成され、画
像読み取り部201、電子ソータ部203、プリンタ部
204等を制御し、本装置のシーケンスを統括的に制御
する。RAM208は電気的にバックアップされてお
り、内部のハードディスクの管理情報やユーザー独自の
設定情報が電源スイッチがオフしても消えないように構
成されている。
【0049】図4は電子ソータ部203の詳細構成を示
すブロック図である。
【0050】同図に示すように、画像読み取り部201
から送られた画像は、Blackの輝度のデータとして
入力されlog変換部301に送られる。log変換部
301では、入力された輝度データを濃度データに変換
するためのLUTが格納されており、入力されたデータ
に対応するテーブル値を出力することによって、輝度デ
ータを濃度データに変換する。
【0051】その後、濃度データは2値化部302へ送
られる。2値化部302では、多値の濃度データが2値
化され、濃度値が「0」あるいは「255」となる。こ
の2値化された8bitの画像データは、「0」または
「1」の1bitの画像データに変換され、これにより
メモリに格納する画像データ量は小さくなる。
【0052】しかし、上記のように画像を2値化する
と、画像の階調数は256階調から2階調になるため、
写真画像のような中間調の多い画像データは2値化する
と一般に画像の劣化が著しい。そこで、2値データによ
る擬似的な中間調表現をする必要がある。ここでは、2
値のデータで擬似的に中間調表現を行う手法として誤差
拡散法を用いている。
【0053】この誤差拡散法は、ある画像の濃度が所定
の敷居値より大きい場合は「255」の濃度データと
し、ある敷居値以下の場合は「0」の濃度データとして
2値化した後、実際の濃度データと2値化されたデータ
の差分を誤差信号として、回りの画素に配分する方法で
ある。誤差の配分は、あらかじめ用意されているマトリ
クス上の重み係数を2値化によって生じる誤差に対して
掛け合わせ、回りの画素に加算することによって行う。
これによって、画像全体での濃度平均値が保存され、中
間調を擬似的に2値で表現することができる。
【0054】上記2値化された画像データは、DRAM
等で構成された画像レイアウトを行うためのバッファメ
モリを備えたメモリ制御部303に送られる。また、デ
ータ展開処理部209から入力されたコンピュータ2,
3からの画像データは、データ展開時には通常2値画像
データとして処理されているため、そのままメモリ制御
部303に送られる。またネットワークボード201か
ら入力された圧縮されたイメージデータも同様にメモリ
制御部303へ転送される。
【0055】メモリ制御部303では、本体100から
の指令により、プリントを行う原稿の画像を一旦後述の
レイアウトメモリに記憶し、画像圧縮伸張回路304で
圧縮して画像記憶部305に格納したり、画像記憶部3
05から画像データを順次読み出して画像圧縮伸張回路
304で伸張してレイアウトメモリに書き込み後に出力
する。また圧縮された外部機器からのイメージデータ
は、レイアウトメモリ上に一度記憶され、画像圧縮伸張
回路304の動作をスルーして画像記憶部305へ転送
される。
【0056】また、メモリ制御部303のレイアウトメ
モリに画像データを書き込むかあるいは読み出す際に必
要に応じて画像の回転処理が行われる。
【0057】画像記憶部305は、HDコントローラ3
08とハードディスク(メモリ)309を有し、HDコ
ントローラ308からの指令に従ってハードディスク3
09に画像データを書き込む。ハードディスク309に
格納された複数の画像データは、本体100の操作部で
指定された動作モードに応じた順序で出力される。例え
ば、ソートの場合はDFから原稿束の最終ページから最
初のページに向かって順次読み込み、一旦ハードディス
ク309に格納する。そして、最終ページから最初のペ
ージに向かって順番にハードディスク309から一旦格
納された原稿の画像データを読み出し、これを複数回繰
り返して出力する。これにより、ビンが複数あるソータ
と同じ役割を果たすことができる。
【0058】上記画像記憶部305から呼び出された画
像データは、メモリ制御部303のレイアウトメモリを
介して画像合成部306に送られる。画像合成部306
では、2種類の画像の論理和演算を行い、画像合成の処
理を行う。また画像合成部306では、メモリ制御部3
03から出力された画像データ(A)と画像データ
(B)が入力され、必要に応じて合成されて出力され
る。例えば、合成処理が行われる場合には、画像データ
(A)はプリントを行っている画像情報、画像データ
(B)は画像記憶部305にあらかじめ登録されていた
フォーム画像である。また、合成処理を行わない場合に
は、画像データ(A)がそのまま出力される。
【0059】307はスムージング回路で、ここで画像
データはあらかじめ決められたマトリクス上の係数と演
算され、画像エッジ部の補正が行われた後に出力され
る。
【0060】また、画像記憶部305内の記憶手段であ
るハードディスク309に記憶されたイメージデータを
ネットワークボード210から外部装置であるファイル
サーバー5,7に転送する際は、ネットワークを圧縮し
た状態で転送するので、画像圧縮伸張回路304は動作
をスルーしてメモリ制御部303、ネットワークボード
210から転送される。
【0061】このとき、ハードディスク309のデータ
記憶量はメモリ制御部(管理手段)303により管理さ
れ、その管理情報に応じて電子ソータ(制御手段)20
3は上記のファイルサーバー5,7に対するデータの転
送、受信を制御する。
【0062】図5は上記メモリ制御部303の構成を示
すブロック図である。
【0063】データ展開処理部209と2値化部302
から入力された画像データは、画像選択部401に入力
され、ここで記憶する画像データが選択される。選択さ
れた画像データは、シリアルパラレル変換部402で2
値データを16ビットのパラレルデータに変換される。
実際には、1次元の2値データを不図示の4ラインのラ
インメモリで4画素×4ラインの16ビットデータに変
換される。
【0064】403は回転処理部(A)で、シリアルパ
ラレル変換部402から入力された16ビットの画像デ
ータの配列を変えるとともに、図示していないがメモリ
アドレスのスタート値を変更することで入力画像データ
をメモリに書き込む際に画像回転を行う。404は回転
処理部(B)で、画像圧縮伸張回路304からの16ビ
ットの入出力画像の配列を変えるとともに、メモリアド
レスのスタート値を変えてレイアウトメモリの読み出し
あるいは書き込みの際に画像回転を行う。
【0065】405はメモリ制御部で、回転処理部
(A)403、回転処理部(B)404、レイアウトメ
モリ406、回転処理部(C)407、回転処理部
(D)409を制御するための制御部であり、アドレ
ス、メモリタイミング等を発生させてレイアウトメモリ
406の読み出し/書き込みを制御する。
【0066】また、メモリ制御部405にはネットワー
クボード間で圧縮されたイメージデータが直接入出力さ
れる。このため、画像処理部404での画像回転処理は
行われない。
【0067】上記、レイアウトメモリ406は、例えば
DRAM等の半導体メモリで構成されている。実際に
は、入力された画像データ(ビットイメージ)のリード
及びライト処理を高速に行うために例えばA4サイズの
データが4ページ入る容量のDRAMで構成されてい
る。このレイアウトメモリ406を使用することによ
り、画像読み取り装置などの入力装置やプリンタなどの
出力装置とハードディスクなどの大容量の記憶装置の間
での速度差をバッファリングすることが可能になる。つ
まり、ハードディスクに要求される転送速度が入力装置
の動作周波数に対して遅くても良く、リアルタイム性も
要求されない。
【0068】また、レイアウトメモリ406を介してデ
ータの受け渡しを行うことで、ハードディスクの内周の
データ転送速度が遅い領域であっても画像データの1ペ
ージ単位でのアクセスにおいて特に問題なく書き込みあ
るいは読み出し動作が可能になる。ここでは、メモリ
0,1,2,3の名称で示してあり、A4サイズの原稿
はメモリ0とメモリ1をダブルバッファで使用し、合成
処理時にはメモリ2をフォーム画像の書き込み用として
使用する。また、原稿がA3サイズなどのラージサイズ
であればメモリ0+メモリ1とメモリ2+メモリ3の2
ページをダブルバッファとして用いる。具体的には、6
00dpiの解像度の画像データの場合には本実施例の
ような2値画像では約18MByteの容量が必要とな
る。
【0069】回転処理部(C)407は、レイアウトメ
モリ406から出力された画像データのビット配置を変
えるとともに、メモリアドレスのスタート値を変えてプ
リントアウトする際に画像を回転して出力する。パラレ
ルシリアル変換部(A)408は、メモリに記憶されて
いた16ビットの画像データをプリントアウトするため
に1ビットのシリアルデータに変換する。実際には、画
像データは4画素×4ラインの16ビットで構成されて
いるので、プリントアウトのライン毎に16ビットのう
ち所定の4画素分のデータを読み出してシリアルに変換
する。このパラレルシリアル変換部(A)408でシリ
アルに変換された画像データ(A)は、画像合成部30
6に送られた後、プリンタ部204に出力されて記録さ
れる。
【0070】同様に、回転処理部(D)409は、レイ
アウトメモリ406から出力された画像データのビット
配置を変えるとともに、メモリアドレスのスタート値を
変えてプリントアウトする際に画像を回転して出力す
る。パラレルシリアル変換部(B)410は、メモリに
記憶されていた16ビットの画像データをプリントアウ
トするために1ビットのシリアルデータに変換する。実
際には、画像データは4画素×4ラインの16ビットで
構成されているので、プリントアウトのライン毎に16
ビットのうち所定の4画素分のデータを読み出してシリ
アルに変換する。このパラレルシリアル変換部(B)4
10でシリアルに変換された画像データ(B)は、画像
合成部306に出力される。
【0071】次に実際にレイアウトメモリ406を使用
して電子ソータが動作する際のタイミングについて詳し
く説明する。
【0072】図6は電子ソータ部203の動作を示す図
であり、原稿A,B,Cの原稿を2部プリントする場合
の原稿とプリントとの関係を示している。原稿読み取り
を行う際に、ハードディスクに記憶すると同時に1部目
の画像をプリントする。2部目以降はハードディスクに
記憶してあるデータを順次読み出して出力する。このと
き、原稿読み取りを行う必要はない。この例について、
図7を用いてその動作タイミングを説明する。
【0073】ここで、コンピュータ2,3からの記憶情
報も同様であり、原稿A,B,Cの代わりにビットイメ
ージに展開された情報が用いられる。図7はレイアウト
メモリ406とハードディスクの動作タイミングを示す
図であり、メモリ0とメモリ1をダブルバッファとして
使用する場合の動作タイミングを示している。
【0074】図7においては、上から原稿スキャン(レ
イアウトメモリ406への書き込み)、HD記憶(レイ
アウトメモリ406からの読み出し、ハードディスクへ
の記憶)、HD読み出し(ハードディスクからの読み出
し、レイアウトメモリ406への書き込み)、プリント
(レイアウトメモリ406からの読み出し、記録)の動
作を表している。また、横軸のT1,T2,……T8は
それぞれの時間における周期を表したもので、説明上同
じ時間間隔で表している。
【0075】図6に示す原稿A,B,Cは、図2の自動
原稿送り装置180により原稿C,B,Aの順にプラテ
ンガラス101に給送されて読み取られる。このスキャ
ンされた原稿は、順次レイアウトメモリ406のメモリ
0,メモリ1,メモリ0の順番に書き込まれる。
【0076】T1においてメモリ0に書き込まれた原稿
Cの情報は、少し遅れて読み出されて1部目の出力C1
としてプリントされる。このメモリ0に書き込むのと同
時に読み出してプリントすることで、全ての原稿を記憶
するまで待つことなく1部目のプリントを完了させるこ
とができる。
【0077】T2においては、次の原稿Bをスキャンし
メモリ1に書き込むのと同時に読み出し、原稿Bの1部
目のプリントB1を得る。その際、上記メモリ0に記憶
しておいた原稿Cのデータをハードディスクに記憶す
る。このようにして、レイアウトメモリ406の一方に
書き込みを行っているときに他方から読み出すことで、
ダブルバッファとして動作させて全体として高速に動作
させている。
【0078】以降、T3で原稿Aの読み込み及びプリン
トを行い、原稿Bのデータをハードディスクに書き込
み、T4で原稿Aのデータをハードディスクに書き込
む。この時点で、原稿A,B,Cの1部目のプリント及
びハードディスクへの記憶が終了している。T5,T
6,T7,T8では、ハードディスクに記憶した画像デ
ータを順次読み出して2部目のC2,B2,A2をプリ
ントする。この場合にもメモリ0とメモリ1を交互に書
き込みと読み出し動作に使用している。
【0079】図8は画像記憶部305の動作を示す図で
あり、ハードディスクの画像データの管理及び記憶につ
いて示している。同図の左のディレクトリがページ単位
の管理を行っている部分で、図3のCPU回路205内
のROM208とハードディスクに記憶されている情報
である。画像のX方向及びY方向のドット数、先頭のF
AT番号、解像度、濃度情報、圧縮前及び圧縮後の画像
バイト数が記憶されている。
【0080】また、全体としては大きくテンポラリー領
域、メールボックス領域、フォーム領域の3つに分かれ
ていて、テンポラリー領域は電子ソート動作などでソー
トするための画像を一時的に記憶する部分で、全てのデ
ータを出力後に消去されるか次のジョブの画像データ入
力用に開放される。メールボックス領域は外部のコンピ
ュータ2,3からのプリントするデータを記憶してから
本体100の操作部からの暗証番号の指定、ボックス番
号の入力によってプリントするもので、管理者等の指示
があるまで画像データは消去されずに残る。フォーム領
域はテンポラリー領域あるいはメールボックス領域から
出力された画像データと合成処理を行うフォーム画像を
記憶する部分である。この3つの領域のそれぞれの容量
は、動作していないときに管理者が自由に変更すること
が可能である。
【0081】FATはハードディスクの画像領域のどの
部分に記憶しているかの順番を表しており、次に記憶さ
れているFAT番号が記憶されていて、一番最後のFA
Tには区切りコード(例えばFFFFh)が記憶されて
いる。これも上記のディレクトリ情報と同様にFAM2
08とハードディスクに記憶されている。またFAT番
号は、ハードディスクの画像領域の1ブロック(図では
512KB)に一対1で対応している。この例では、デ
ィレクトリのページ1のFAT番号情報として1が記憶
されているので、FAT1が参照される。FAT1には
次のFAT番号として4が記憶されている。
【0082】上記FAT4には区切りコードが書かれて
いるので、ページ1の画像は画像領域1と4で構成され
ていることになる。この使用される画像領域の数は、画
像データが圧縮後に記憶されるので画像の特性により異
なる。また、FATに何も値が書かれていない場合(例
えば0)には、空き領域であると判断される。
【0083】このように、出力するページ番号を指定す
るだけで必要なハードディスク309に記憶され、画像
データを容易に出力することが可能となる。
【0084】図9はハードディスクからの画像読み出し
の手順を示すフローチャート、図10はその画像読み出
し動作の詳細を示すフローチャートであり、既にハード
ディスク309に圧縮されて記憶されている画像データ
を読み出して伸張しメモリ制御部303内のレイアウト
メモリ406に転送する場合を示している。
【0085】図9では、ハードディスクからの画像読み
込み時にリードエラーが発生した場合にN回のリトライ
処理を行う場合を例を説明する。
【0086】S101でリトライ処理の回数を0にクリ
アして、S102で画像読み込み動作を行い、S103
で読み込みが正常終了したかどうかを判定する。ここで
リードエラーが発生した場合にはS104でリトライ回
数を+1する。リトライ回数が所定のN回(例えば5
回)より小さい場合には再びS102で画像読み込みの
処理を行う。S105でリトライ回数がNより大きい場
合にはS106でエラー処理を実行する。このエラー処
理では、ハードディスクから読み出し動作の中止及びH
Dエラー検知フラグのセットが行われる。
【0087】図10はS102の画像読み込みの処理を
示したものであり、ハードディスクの記憶媒体はセクタ
と呼ばれる単位でのアクセスが行われる。1セクタが5
12バイトの容量で画像データが512Kバイトの場合
には約1000回のアクセスで画像データ転送が終了す
ることになる。
【0088】まず、S107でHDコントローラの初期
化、S108でメモリコントローラ(図4のメモリ制御
部303に相当)の起動、S109で伸張回路(図4の
画像圧縮伸張回路304に相当)の起動が行われる。そ
の後、S110でハードディスクの起動、S111でH
Dコントローラの起動が行われる。以上の処理でハード
ディスクから予め指定された画像データ(圧縮データ)
の読み出し動作が開始される。
【0089】次に、S112でハードディスクからの読
み出しが終了したか、S113で伸張処理が終了したか
どうかの判断が行われる。S112でハードディスクか
らの読み出しが終了した場合には、S117で伸張処理
が終了したか、S123でHDコントローラ内のFIF
Oが空(empty)かどうかを判定する。伸張処理が
終了している場合にはS118でHDコントローラを停
止、伸張処理が終了せずにHDコントローラ内のFIF
Oにデータが残っている場合には再びS117の伸張処
理の終了を待つ。
【0090】上記S123でFIFOが空のときはS1
24でHDコントローラを停止する。HDコントローラ
の停止後は、S119あるいはS125でHDエラー
(リードエラー)を検知し、エラーの場合にはHDエラ
ー終了となる。S125でHDエラーでない場合には再
びS110のハードディスクの起動が行われて、次のセ
クタの読み込み処理が行われる。
【0091】S120ではHDコントローラ内のFIF
Oが空(empty)を検知し、FIFO内にデータが
残っているときにはS121でハードディスク7の起
動、S122でHDコントローラの起動を行い、圧縮デ
ータの伸張には不必要な残り(1セクタの残り)のデー
タを転送する。これは、ハードディスクは512バイト
単位でしかアクセスできないこと、圧縮データが1セク
タの整数倍にはならないことから起因するもので、1セ
クタの残りデータを疑似的に転送する必要があるためで
ある。この疑似的に送られた伸張後の画像データは、当
然メモリ制御部303内のレイアウトメモリ406には
書き込まれないように動作が行われる。また、その際に
画像圧縮伸張回路304はスルー動作となり、固定値の
疑似データが転送される。そして、S120でHDコン
トローラのFIFO内のデータが空(empty)と判
断された場合には、全てのデータ転送が正常終了したこ
とになる。
【0092】S114ではHDコントローラ内のFIF
Oにデータがいっぱいに入るまで待ち、その後S115
でダミー転送処理が行われる。この処理では、ハードデ
ィスクの1セクタの残りバイト数を疑似的に転送し、転
送が終了したら図示していないがHDコントローラ停止
の処理が行われる。その後S116でHDエラー(リー
ドエラー)の検知が行われて、エラーならHDエラー終
了、エラーが検出されない場合には正常終了となる。
【0093】図11はハードディスクへの画像書き込み
の手順を示すフローチャート、図12はその画像書き込
みの詳細を示すフローチャートであり、メモリ制御部3
03内のレイアウトメモリ406に読み込まれた画像デ
ータを圧縮しハードディスクに書き込む場合を示してい
る。
【0094】図11では、ハードディスクへの画像書き
込み時にライトエラーが発生した場合にN回のリトライ
処理を行う場合を例に説明する。
【0095】S131でリトライ処理の回数を0にクリ
アして、S132で画像書き込み動作を行い、S133
で書き込みが正常終了したかどうかを判定する。ここで
ライトエラーが発生した場合にはS134でリトライ回
数を+1する。リトライ回数が所定のN回(例えば5
回)より小さい場合には再びS132で画像書き込みの
処理を行う。S135でリトライ回数がNより大きい場
合にはS136でエラー処理を実行する。このエラー処
理では、ハードディスクへの書き込み動作の中止及びH
Dエラー検知フラグのセットが行われる。
【0096】図12は画像書き込みの処理においては、
まず、S137でHDコントローラの初期化、S138
でメモリコントローラ(図4のメモリ制御部303に相
当)の起動、S139で圧縮回路(図4の画像圧縮伸張
回路304に相当)の起動が行われる。その後、S14
0でハードディスクの起動、S141でHDコントロー
ラの起動が行われる。以上の処理で圧縮された画像デー
タのハードディスクへの書き込み処理が開始される。
【0097】次に、S142でハードディスクへの書き
込みが終了したか、S143で圧縮処理が終了したかど
うかの判断が行われる。S142でハードディスクへの
書き込みが終了した場合には、S147で圧縮処理が終
了したか、S153でHDコントローラ内のFIFOが
いっぱい(Full)かどうかを判定する。圧縮処理が
終了している場合にはS148でHDコントローラを停
止、圧縮処理が終了せずにHDコントローラ内にFIF
Oにデータが入っている場合には再びS147の圧縮処
理の終了を待つ。
【0098】上記S153でFIFO内にデータがいっ
ぱい(Full)のときはS154でHDコントローラ
を停止する。HDコントローラの停止後は、S149あ
るいはS155でHDエラー(ライトエラー)を検知
し、エラーの場合にはHDエラー終了となる。S155
でHDエラーでない場合には再びS140のハードディ
スクの起動が行われて、次のセクタへの書き込みが行わ
れる。
【0099】S150ではHDコントローラ内のFIF
Oが空(empty)を検知し、FIFO内にデータが
残っているときにはS151でハードディスク7の起
動、S150でHDコントローラの起動を行い、圧縮終
了後で必要なデータ(1セクタの残り)を転送する。こ
れは、ハードディスクは512バイト単位でしかアクセ
スできないこと、圧縮データが1セクタの整数倍にはな
らないことから起因するもので、1セクタの残りデータ
を疑似的に転送する必要があるためである。その際、画
像圧縮伸張回路304はスルー動作となり、固定値の疑
似データが転送される。そして、S150でHDコント
ローラのFIFO内のデータが空(empty)と判断
された場合には、全てのデータ転送が正常終了したこと
になる。
【0100】S144ではHDコントローラ内のFIF
Oが空(empty)になるまで待ち、その後S145
でダミー転送処理が行われる。この処理では、ハードデ
ィスクの1セクタの残りバイト数を疑似的に転送し、転
送が終了したら図示していないがHDコントローラ停止
の処理が行われる。その後S146でHDエラー(ライ
トエラー)の検知が行われて、エラーならHDエラー終
了、エラーが検出されない場合には正常終了となる。
【0101】図13は、ハードディスクのアクセス状態
遷移を示したものである。同図中のS161はアクティ
ブ状態で、ハードディスクを常にアクセスできる状態
(レディ状態)である。S162はアイドル状態で、ハ
ードディスクのスピンドルモータは回転しており、すぐ
にアクティブ状態S161へ移行できる状態にある。ま
た、S163はスタンバイ状態で、完全にスピンドルモ
ータは停止しており、アイドル状態あるいはアクティブ
状態へ移行するにはモータ起動時間だけ時間を必要とす
る。S164はスリープ状態で、スピンドルモータは完
全に停止、さらに電源供給も止まっている状態である。
S165は初期状態で、ハードリセット直後の状態であ
る。
【0102】上記の各状態遷移は、規格化されたハード
ディスクへのコマンドあるいはハードディスク特有の仕
様により行われる。次に、状態遷移のパス(1)からパ
ス(6)までについて説明する(図13において(1)
から(6)までの矢印で示してある)。
【0103】パス(1)はアクティブ状態S161から
アイドル状態S162へ移る場合で、IDLEコマンド
またはハードディスク内でハード的に行われる。パス
(2)はスタンバイ状態S163からアイドル状態S1
62へ移る場合で、IDLEコマンドまたはハード的に
行われる。パス(3)はアクティブ状態S161からス
タンバイ状態S163あるいはアイドル状態S162か
らスタンバイ状態S163への移行で、スタンバイコマ
ンドあるいはスタンバイタイマにより強制的に移行され
る。パス(4)はスタンバイ状態S163からアクティ
ブ状態S161あるいはアイドル状態S162からアク
ティブ状態S161への移行で、ハードディスクへのリ
ードあるいはライトアクセスを実行することで移行す
る。パス(5)はスリープ状態S164への移行で、ス
リープコマンドにより行われる。パス(6)はリセット
による初期状態S165への移行である。
【0104】上記のパス(3)においては、スタンバイ
コマンド以外にもハードディスクアクセスが所定時間
(例えば45分程度)行われないと内部のスタンバイタ
イマがカウントアップして強制的に移行され、スピンド
ルモータが停止してスタンバイ状態になる。
【0105】図14は本実施例におけるハードディスク
の管理情報を示したものであり、ここではメモリフル時
のイメージデータ転送の制御に関係する部分のみ説明す
る。この管理情報は、ハードディスク内部に記憶される
とともに、バックアップされたRAMにも同じ内容が記
憶されて常に更新されている。
【0106】図14に示すテンポラリ領域数は、画像読
み取りデータやコンピュータからの記録データが記憶さ
れる領域数を表しており、テンポラリ空き領域は、その
残りの記憶できる領域数が記憶されている。同様に、メ
ールBOX領域、フォーム領域についても、予め与えら
れた記憶領域数と残りの記憶できる領域数が記憶され
る。その他、外部のファイルサーバーに転送させる際の
ハードディスクの残り容量のリミット数を表す「転送リ
ミット領域数」、外部のファイルサーバーから受信し転
送して一時待避しておいたイメージデータを元に戻す際
の記憶可能領域の下限を示す「受信リミット領域数」が
ある。また、管理者を識別するためのパスワードも記憶
されており、管理者以外の人が管理情報を書き換えられ
ないようにプロテクトをかけている。
【0107】図15は本実施例におけるハードディスク
に記憶されているイメージデータのファイル管理情報を
示したものであり、ファイル番号毎にファイルのサイ
ズ、記憶された時刻、その他の情報が保存されている。
その他の情報としては、メールBOX機能におけるBO
X番号やファイル名称などの情報も含まれている。外部
のファイルサーバーにイメージデータを転送する際に
は、このファイル管理情報もヘッダデータとして添付さ
れて送られる。ハードディスクの容量が増えて元の領域
に戻すときにヘッダ情報を見ることで、正しい領域に書
き込むことが可能になる。
【0108】図16はハードディスクの容量が少なくな
った際にファイルサーバーにイメージデータを転送する
際の制御動作を示すフローチャートである。
【0109】S171でハードディスク管理情報を取得
し、S172で空き容量を調べる。具体的には、図14
に示すハードディスク管理情報内のテンポラリ空き領域
数とメールBOX空き領域数とフォーム空き領域数を加
算したものが転送リミット領域数以下になったときにイ
メージデータの転送を行う。そして、S172で空き容
量が充分あるときはS173でハードディスク書き込み
処理が行われ、指定された領域に書き込まれる。空き容
量が少ないときはS174でデータ転送許可されている
かをチェックし、許可されていればS175で転送する
領域に相当する部分のハードディスク読み出し処理が行
われる。その後、S176でデータ転送処理が行われ
る。転送するイメージデータには図15に示すファイル
管理情報をヘッダとして付ける。
【0110】上記S174で転送許可がされてない場合
はメモリフル処理が行われ、ハードディスク容量が少な
くてイメージデータを記憶できない場合にはメモリフル
として判定して画像形成装置1の操作部にエラー表示を
したり、ネットワーク上のコンピュータ2,3に記憶で
きなかったことをエラー情報として転送し、ディスプレ
イに表示させたりする。
【0111】また、転送するファイルは、リアルタイム
に出力することが要求されていないフォーム領域のイメ
ージデータやメールBOX領域のイメージデータを優先
して転送させる。このような制御を行うことにより、リ
アルタイムにプリントアウトすることが要求されている
テンポラリ領域の記憶領域が増えてメモリフルという状
態になりにくくなる。
【0112】図17は外部のファイルサーバーに一時記
憶されたイメージデータを受信して元の領域に戻す場合
の動作を示すフローチャートである。
【0113】S181でハードディスク管理情報を取得
し、S182で空き容量を調べる。具体的には、図14
に示すハードディスク管理情報内のテンポラリ空き領域
数とメールBOX空き領域数とフォーム空き領域数を加
算したものが受信リミット領域数以上になったときにフ
ァイルサーバーからイメージデータの受信を行う。そし
て、S182でまだ空き容量が充分でないときにはこの
処理を終了する。受信リミット領域数よりハードディス
クの空き容量が多い場合にはS183でデータ受信が許
可されているかどうかを判定する。許可されていない場
合には何もせずにこの処理を終了する。データ受信が許
可されているときには、S184でファイルサーバーか
らヘッダ付きのイメージデータを受信する。このヘッダ
情報から元の領域のページ番号が選択されて、S185
でハードディスクへの書き込み処理が行われ、所定の領
域にイメージデータが書き込まれる。
【0114】図18は画像形成装置1のユーザモードで
の仕様を設定する際の操作画面を示す、ユーザモードの
種類を選択してハードディスクの記憶容量を変えたり、
イメージサーバーとしての制御データを入力するための
もので、液晶画面とタッチパネルで構成されていて、タ
ッチパネルを押す毎に画面が変わるようになっている。
【0115】画面(1)はユーザモードを選択する初期
画面で、共通仕様設定の項目が選ばれている。画面
(2)は共通仕様設定の画面で、ハードディスクの記憶
容量を変えるために電子ソート初期設定を指定すると、
画面(3)が表示される。
【0116】画面(3)は電子ソート初期設定の画面
で、ここでメールボックスのボックス番号の登録や名称
設定が行われ、電子ソータの容量設定変更もこの画面か
ら設定することができる。画面(4)は実際の電子ソー
タの容量設定を行うための画面で、ソート領域、メール
ボックス領域、フォーム領域の三つの領域の記憶容量を
図のカーソルキーを移動して可変する。図ではそれぞれ
500Mbyte,1500Mbyte,500Mby
teの容量に設定された場合について示してある。
【0117】このように、ハードディスクの記憶容量の
割り当てを操作部から簡単に可変できるようにしたこと
で、ユーザの使用目的に応じて自由に変更することが可
能となる。容量が変更された場合には、図8に示す記憶
画像のページ番号とそのFATの対応や図14に示すF
AT管理テーブルの領域毎に使用できるFAT範囲は自
動的に変更される。
【0118】また、記憶領域の範囲を変えた場合には、
通常は現在記憶されている画像データは保証されない
が、データが消える場合に操作部にメッセージを表示し
たり、それ以上カーソルが動かないようになっている。
【0119】図19はイメージサーバーの管理データの
設定画面を示す図である。
【0120】図18の画面(2)でイメージサーバー設
定を選択すると画面(5)が表示される。イメージサー
バー設定は個々のユーザが勝手に変更すると混乱したり
するため、装置の管理者のみ設定できるようにパスワー
ドで変更が許可されている人を識別するように構成され
ている。
【0121】画面(5)で予め登録されたパスワードを
入力すると、画面(6)の項目を選択する表示に変わ
る。この画面の「転送外部機器の選択」は画像形成装置
1とネットワーク4で接続されているファイルサーバー
5,7を選択する機能で、内部のハードディスクの記憶
可能な容量が少なくなったときにイメージデータを転送
させるファイルサーバーを選定するものである。「転送
許可設定」はハードディスクの容量が少なくなった場合
に必ず転送させるのではなく転送の許可、禁止を指定す
る機能である。「転送リミット値の設定」はファイルサ
ーバーに転送させる際のリミットになるハードディスク
の容量を指定したり、ハードディスクの容量が所定値以
上に増えたときに自動的にファイルサーバーから受信す
るリミット値を変える機能である。
【0122】画面(6)で「転送外部機器の選択」が指
定されると、画面(7)が表示されて、外部機器の選択
画面が表示される。この例では、File Serve
r1とFile Server 2が表示されていて、
現在アクセス可能であることを示している。これらの情
報は一定期間毎に画像形成装置1からファイルサーバー
に対して管理情報を取得しており、記憶容量が一定以上
確保されていることやイメージデータの転送が許可され
ていることが使用できる判断条件になっている。そし
て、管理者は必要に応じてファイルサーバーを選択する
ことができる。
【0123】また、ファイルサーバー選択の優先順位を
付けることが可能であり、優先順位の高いものからイメ
ージデータの転送を順次行っていくように制御すること
もできる。
【0124】画面(6)で「転送許可設定」を指定する
と、画面(8)が表示される。この画面では、画像形成
装置1内にハードディスクのイメージデータを記憶容量
に応じて転送させるかどうかの指定を行う。また、画面
(6)で「転送リミット値の設定」を指定すると、画面
(9)が表示される。この画面では、ハードディスクの
容量が転送リミットページ数以下になったときに自動的
に外部のファイルサーバーに一部のイメージデータを転
送させる。また受信リミットページ数以上になったとき
に外部のファイルサーバーに記憶されているイメージデ
ータを受信して元の領域に戻す動作が行われる。
【0125】このように、本実施例による画像形成装置
1は、画像読み取り装置やプリンタ等から入力されたビ
ットイメージを記憶するハードディスク等のデータ記憶
手段の記憶ページ数(記憶容量)を管理しておき、記憶
ページ数が所定の値以下になったらイメージデータを外
部機器に接続された記憶手段に転送したり、記憶ページ
数が所定の値以上になった場合に外部機器の記憶装置か
らイメージデータを受信するイメージデータのデータ制
御手段を備えている。
【0126】また、イメージデータを転送させる際の下
限ページ数を設定する手段、イメージデータを受信する
際の上限ページ数を設定する手段を持ち、自由に変える
ことを可能としている。
【0127】さらに、外部機器の記憶装置に対する転送
及び受信の有効、禁止を設定する手段を有し、また接続
された複数の外部機器の使用する優先順位を設定する優
先順位設定手段を持つことで、効率良く最適な外部機器
の記憶手段を選択することが可能である。
【0128】(他の実施例)上述の実施例では、画像形
成装置内のハードディスクから外部のファイルサーバー
へ画像を転送や受信する起動条件をハードディスクに書
き込む際にチェックする場合を例に説明したが、一定時
間毎にハードディスク容量をチェックしてから行っても
良い。また一定時間イメージサーバー機能がアクセスさ
れない場合のみ外部機器への転送制御を行い、通常のコ
ピー動作やプリント動作時には転送制御を行わないよう
にすることも可能である。
【0129】なお、実施例では画像形成装置1の操作部
からイメージサーバーの設定を変える場合について説明
した、がネットワーク上にあるコンピュータを管理端末
として管理者が操作することでも同様の効果が得られ
る。
【0130】また、ネットワーク上に接続されたファイ
ルサーバーを例に説明したが、SCSI I/FやIE
EE1394、USBなどの汎用I/Fで接続された画
像記憶手段を持つ外部機器を使用しても同等の効果が得
られる。
【0131】また、大容量記憶装置としてハードディス
クを例に説明したが、フロッピーディスク、光磁気ディ
スクなどの記憶媒体を使用しても良い。
【0132】さらに、すでに記憶されているフォーム画
像やメールBOX画像を転送することを例に説明した
が、現在記憶しようとしているレイアウトメモリ内のイ
メージデータを順次ファイルサーバーのハードディスク
に転送しても良い。1つのJOBに対応するすべてのイ
メージデータが入力され、且つ他のJOBに対応するイ
メージデータのプリント出力が終了してハードディスク
に空きができた場合に、ファイルサーバーに記憶させて
あるイメージデータを受信して画像形成装置1のハード
ディスクに記憶することも可能である。その場合には、
電子ソート機能が指定されていれば直ちにプリント動作
が開始される。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データを記憶する記憶手段がメモリフル状態になる
ことを防ぐことができ、作業効率を向上させることがで
きるという効果がある。
【0134】すなわち、イメージデータを記憶するハー
ドディスクなどの記憶装置を有し、イメージサーバー機
能を備えた画像形成装置において、ハードディスクの空
き記憶容量を監視し、所定の容量以下になったら自動的
に外部のファイルサーバー等の記憶装置に一時待避さ
せ、また空き容量が増えて所定の容量以上になったらフ
ァイルサーバーからデータを受信して元の領域に戻すこ
とができる。
【0135】そして、この動作により常にハードディス
クの空き容量を多く確保することができ、従来のように
大量ページ数をコピーあるいはプリントする際にメモリ
フルになることが少なくなり、今まで以上に効率良くプ
リント及びコピー動作を行うことが可能になる。
【0136】また、操作部あるいはコンピュータ等から
転送するファイルサーバーの選択、イメージデータの転
送あるいはファイルサーバーから受信する場合の空き容
量の設定を可能にしたことで、使用環境に応じた最適な
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す構成図
【図2】 実施例の画像形成装置の一例を示す断面図
【図3】 実施例の画像形成装置の制御構成を示すブロ
ック図
【図4】 電子ソータ部の詳細構成を示すブロック図
【図5】 電子ソータ部のメモリ制御部の構成を示すブ
ロック図
【図6】 電子ソータ部の動作を示す説明図
【図7】 メモリ制御部のレイアウトメモリとハードデ
ィスクの動作タイミングを示す説明図
【図8】 電子ソータ部の画像記憶部の動作を示す説明
【図9】 画像記憶部のハードディスクからの画像読み
出しの動作を示すフローチャート
【図10】 画像読み出し動作の詳細を示すフローチャ
ート
【図11】 画像記憶部のハードディスクへの画像書き
込みの動作を示すフローチャート
【図12】 画像書き込み動作の詳細を示すフローチャ
ート
【図13】 ハードディスクの状態遷移を示す図
【図14】 ハードディスクの管理情報を示す図
【図15】 ハードディスクのファイル管理情報を示す
【図16】 ハードディスクからファイルサーバーへの
データ転送動作を示すフローチャート
【図17】 ファイルサーバーからのデータ受信動作を
示すフローチャート
【図18】 ハードディスクの記憶容量を変更する際の
操作画面を示す図
【図19】 イメージサーバーの管理データの設定画面
を示す図
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 コンピュータ 3 コンピュータ 4 ネットワーク 5 ファイルサーバー(外部装置) 6 ハードディスク 7 ファイルサーバー(外部装置) 8 ハードディスク 100 装置本体 126 画像形成部 201 画像読み取り部 203 電子ソータ部(制御手段) 204 プリンタ部 205 CPU回路部 206 CPU 207 ROM 208 RAM 210 ネットワークボード 303 メモリ制御部(管理手段) 304 画像圧縮伸張回路 305 画像記憶部 308 HDコントローラ 309 ハードディスク(記憶手段) 405 メモリ制御部 406 レイアウトメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ06 AR03 HJ06 HJ08 HN15 HN23 HQ23 HR01 5B021 AA01 AA19 BB00 DD19 5C062 AA02 AA05 AA35 AB11 AB20 AB23 AB42 AC05 AC22 AC38 AC43 AF15 5C073 AA04 AB01 BC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを記憶する記憶手
    段と、この記憶手段の記憶量を管理する管理手段と、そ
    の管理情報に応じて画像データを外部装置に転送するか
    あるいは外部装置から画像データを受信するかを制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 外部装置へ転送する画像データ量及び外
    部装置から受信する画像データ量は可変であることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 外部装置への画像データの転送及び外部
    装置からの画像データの受信の動作は有効か禁止かを選
    択できることを特徴とする請求項1または2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 外部装置は設定された優先順位に応じて
    自動的に選択することを特徴とする請求項1ないし3何
    れか記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 入力された画像データを記憶するととも
    に、その記憶量を管理し、その管理情報に応じて画像デ
    ータを外部装置に転送するかあるいは外部装置から画像
    データを受信するかを制御するようにしたことを特徴と
    する画像形成装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 外部装置へ転送する画像データ量及び外
    部装置から受信する画像データ量を画像データの記憶量
    に応じて変更するようにしたことを特徴とする請求項5
    記載の画像形成装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 外部装置への画像データの転送及び外部
    装置からの画像データの受信の動作の有効か禁止かを選
    択するようにしたことを特徴とする請求項5または6記
    載の画像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 外部装置を設定された優先順位に応じて
    自動的に選択するようにしたことを特徴とする請求項5
    ないし7何れか記載の画像形成装置の制御方法。
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