JPH07193345A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JPH07193345A
JPH07193345A JP34728393A JP34728393A JPH07193345A JP H07193345 A JPH07193345 A JP H07193345A JP 34728393 A JP34728393 A JP 34728393A JP 34728393 A JP34728393 A JP 34728393A JP H07193345 A JPH07193345 A JP H07193345A
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JP
Japan
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wiring
gate
resist
anodized
substrate
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JP34728393A
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Yayoi Nakamura
やよい 中村
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0286Programmable, customizable or modifiable circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/06Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding the conductive material being removed chemically or electrolytically, e.g. by photo-etch process
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/382Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by special treatment of the metal

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  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に形成された配線を陽極酸化するとき
に、その配線の最終的に切り離すべき部分における陽極
酸化を確実に抑えてその後のエッチングでその切り離す
べき部分を確実に切り離すことができる配線基板を提供
する。 【構成】 電気絶縁性の基板21の上に金属膜からなる
配線22を形成した配線基板20であって、最終的に、
前記配線の途中の一部をレジストで覆い、このレジスト
で覆った部分を除く配線22の表面を陽極酸化し、前記
レジストで覆った部分をエッチングにより除去して配線
の途中を切り離すものにおいて、前記配線22の最終的
に切り離すべき部分(A部)には、少なくともその両端
部に、配線22の長手方向に対してほぼ直角に曲がる曲
り部22aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス等の電気絶縁性
の基板の上に金属膜からなる配線を形成してなる配線基
板に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子には、表面に陽極酸化膜が
生成された金属膜からなる配線が用いられており、この
配線は製造過程でその配線途中で切断される。このよう
な配線は、ガラス等の電気絶縁性の基板の上にパターニ
ングにより金属膜からなる配線を形成し、さらにこの配
線の表面(上面および両側面)に電解液を用いる陽極酸
化により酸化膜を生成させ、この酸化膜により配線の表
面の電気絶縁を図り、かつその配線の途中の一部をエッ
チングにより切り離す工程により製造される。
【0003】この場合、酸化膜のエッチングは非常に困
難であり、このため配線を陽極酸化する際に、配線の最
終的に切り離すべき部分に酸化防止用のレジストをパタ
ーニングしてその部分を覆い、この状態で陽極酸化を行
なうようにしている。
【0004】このように配線に陽極酸化を施し、かつ配
線の途中の一部を切り離す場合の工程を図4に具体的に
示してある。なお、この図4には、配線を断面方向から
見たときの状態と、配線を上面から見たときの状態とを
並列的に示してある。
【0005】この図4に示す工程を順に説明すると、ま
ず(イ)に示すように、基板aの上に金属膜からなる配
線bを形成する。次に、(ロ)に示すように、配線bの
最終的に切り離すべき部分となるc部を酸化防止用のレ
ジストdで覆う。そしてこの状態で、配線bを陽極酸化
する。
【0006】この陽極酸化は、配線bを形成した基板a
を電解液中に浸漬し、この電解液中において、前記配線
bを陽極として陰極に対向させ、この状態で前記配線b
と前記陰極との間に電圧を印加する方法により行なう。
【0007】電界液中に配置する配線bと陰極との間に
電圧を印加すると、陽極である配線bが化学反応を起し
てその表面(上面および両側面)が陽極酸化され、その
表面に酸化膜が生成される。
【0008】ここで、配線bのc部においては、酸化防
止用のレジストdで覆われているから陽極酸化が抑えら
れ、酸化膜の生成が阻まれる。
【0009】しかしながら、配線bのc部以外の陽極酸
化が行なわれている部分では、その陽極酸化に伴い配線
bの体積が増し、このためc部を覆っているレジストd
の両端側の縁が基板aの表面から浮き上がって(ハ)に
示すように、レジストdの縁と配線bの両側縁との間に
隙間eが生じてしまう。そして配線bが直線状態にある
から、前記隙間eから(ハ)に矢印で示すように、電解
液が配線bの両側縁を伝わってレジストdの内側に侵入
し、この電解液によりレジストdで覆われたc部の両側
縁が陽極酸化され、c部の両側縁に(ニ)に示すように
酸化膜が生成されてしまう。
【0010】そしてこの後、配線bのc部からレジスト
dを取り除き、このc部をエッチングしてこの部分の金
属膜を除去するわけであるが、上述のようにこのc部の
両側縁に酸化膜が生成されていると、(ホ)に示すよう
に、酸化膜の下側の部分の金属膜をエッチングすること
が困難となり、この結果、配線bを完全に切り離すこと
ができず、電気的に導通する欠陥が生じる恐れがある。
【0011】ところで、基板に配線を形成し、この配線
の表面を陽極酸化し、この陽極酸化後に配線の途中の一
部をエッチングして切り離す工程の実際の例としては、
例えばアクティブマトリックス型液晶表示素子に用いる
薄膜トランジスタパネルを製造する工程において適用さ
れている。
【0012】図5ないし図8には、アクティブマトリッ
クス型液晶表示素子に用いる薄膜トランジスタパネル
(以下、TFTパネルという。)の一般的な構成を示し
てあり、まずこの構成について説明する。
【0013】なお、一般に液晶表示素子は、複数個の液
晶表示素子を一括して組立てる製法で製造されており、
この製法で液晶表示素子を製造する場合に用いられるT
FTパネルは、液晶表示素子複数個分のパネルを採取で
きる大きさとされている。
【0014】図5は上記製法で液晶表示素子を製造する
場合に用いられるTFTパネルの平面図であり、このT
FTパネルは、ガラス等からなる透明な電気絶縁性の基
板1の上に、縦横に配列した複数の透明な画素電極2
と、これら画素電極2にそれぞれ接続された複数の薄膜
トランジスタ(TFT)3と、前記薄膜トランジスタ3
にゲート信号を供給するゲート配線GLと、前記薄膜ト
ランジスタ3にデータ信号を供給するデータ配線DLと
を形成して構成されている。
【0015】上記基板1は、液晶表示素子複数個分のT
FTパネルを採取できる大きさの大型基板であり、各液
晶表示素子のTFTパネルとなる部分は、液晶表示素子
の大きさに対応する領域(以下、素子領域という)1A
と、この素子領域1Aの周囲に確保された余白部1Bと
からなっており、画素電極2と薄膜トランジスタ3およ
びゲート,データ配線GL,DLは前記素子領域1Aに
形成されている。
【0016】また、上記余白部1Bは、最終的(TFT
パネルと対向電極形成パネルとを接合して液晶表示素子
を組立てた後)に除去される部分であり、この余白部1
Bは、図に一点鎖線で示した、素子領域1Aの輪郭に沿
う縦横2本ずつの分断線cに沿って分断除去される。
【0017】図6は上記TFTパネルの一部分の拡大平
面図、図7および図8は図6の VII−VII 線およびVIII
−VIII線に沿う拡大断面図であり、上記薄膜トランジス
タ3は、図6および図7に示すように、基板1の上に配
線したゲート配線GLに一体に形成されたゲート電極G
と、このゲート電極Gを覆うSi N(窒化シリコン)等
からなるゲート絶縁膜4と、このゲート絶縁膜4の上に
前記ゲート電極Gに対向させて形成したa−Si (アモ
ルファスシリコン)からなるi型半導体膜5と、このi
型半導体膜5の上に不純物をドープしたa−Si からな
るn型半導体膜6を介して形成したソース電極Sおよび
ドレイン電極Dとで構成されている。
【0018】この薄膜トランジスタ3のゲート絶縁膜4
は、図5に示すように、上記ゲート配線GLを覆って基
板1のほぼ全面に形成されており、画素電極2とデータ
配線DLは前記ゲート絶縁膜(透明膜)4の上に形成さ
れている。なお、図5において、GLaはゲート配線G
Lの一端部に形成された端子部、DLaはデータ配線D
Lの一端部に形成された端子部であり、ゲート配線GL
の端子部GLaは、データ配線DLを形成した後に上記
ゲート絶縁膜4に開口4aを形成することによって露出
されている。
【0019】上記画素電極2は、その一端縁において薄
膜トランジスタ3のソース電極Sに接続されており、デ
ータ配線DLは薄膜トランジスタ3のドレイン電極Dに
つながっている。なお、このTFTパネルでは、前記デ
ータ配線DLを薄膜トランジスタ3のドレイン電極Dと
一体に形成しているが、TFTパネルには、上記ゲート
絶縁膜4の上に薄膜トランジスタ3の保護膜を兼ねる層
間絶縁膜を形成して、この層間絶縁膜の上にデータ配線
DLを配線しているものもあり、この種のTFTパネル
では、データ配線DLを前記層間絶縁膜に設けたコンタ
クト孔においてドレイン電極Dに接続している。
【0020】そして、上記TFTパネルにおいては、ゲ
ート配線GLとデータ配線DLとの層間短絡、および薄
膜トランジスタ3のゲート電極Gとソース,ドレイン電
極S,Dとの層間短絡の発生を確実に防止するため、ゲ
ート配線GLとゲート電極Gの表面を上記端子部GLa
を除いて陽極酸化し、その表面に図6〜図8に示すよう
に酸化膜aを生成させている。
【0021】上記陽極酸化は、ゲート配線GLを形成し
た基板1を電解液に浸漬してそのゲート配線GLを電解
液中において陰極と対向させ、ゲート配線GLを陽極と
して、このゲート配線GLと前記陰極との間に電圧を印
加することによって行なわれており、このように電解液
中においてゲート配線GLと陰極との間に電圧を印加す
ると、陽極であるゲート配線GLが化成反応を起してそ
の表面(上面および両側面)から陽極酸化されて行き、
ゲート配線GLおよびゲート電極Gの表面に酸化膜aが
生成される。
【0022】このゲート配線GLの陽極酸化は、基板1
の余白部1Bに形成した陽極酸化用給電路10から各ゲ
ート配線GLに電圧を供給して行なわれている。
【0023】すなわち、ゲート配線GLの両端は、基板
1の余白部1B(分断線cの外側)に導出されて上記給
電路10につながっており、この給電路10は、図5に
示すように、基板1の素子領域1Aの全周を囲んで無端
枠状に形成されており、その縦給電路と横給電路の両端
はそれぞれ基板1の外周縁部まで延長され、基板外周縁
に沿わせて形成された図示しない主給電路につながって
いる。なお、前記給電路10および主給電路は、ゲート
配線GLと同じ金属(Al またはAl 系合金等)で形成
されている。
【0024】そして、上記ゲート配線GLの陽極酸化
は、ゲート配線GLの端子部GLaをレジストで覆って
おいて行なわれており、この状態で上述した陽極酸化を
行なうと、ゲート配線GLとゲート電極Gの表面が、上
記端子部GLaを除いて陽極酸化される。
【0025】次に、上記TFTパネルを用いる液晶表示
素子の製造について説明すると、液晶表示素子は、TF
Tパネルの各素子領域1Aの上にそれぞれ配向膜を形成
した後、このTFTパネルと図示しない対向電極形成パ
ネル(液晶表示素子複数個分のパネルを採取できる透明
基板の各素子領域にそれぞれ対向電極と配向膜を形成し
たもの)とを、その一方のパネルに各素子領域の液晶封
入領域を囲んで印刷した枠状シール材を介して接合する
ことにより、複数個一括して組立てられ、この組立体を
個々の素子に分離した後、各素子内に液晶を封入して製
造されている。なお、上記組立体の個々の素子への分離
は、TFTパネルと対向電極形成パネルの基板にそれぞ
れ各素子領域の輪郭に沿ってスクライブし、この箇所で
両パネルを折断する方法で行なわれている。
【0026】この場合、上記TFTパネルは、素子領域
1Aの輪郭に沿う縦横2本ずつの分断線cに沿って分断
されており、この箇所でTFTパネルを分断すると、基
板1の余白部1Bに形成されている上述した給電路10
が余白部1Bとともに除去され、この給電路10を介し
て共通接続されていた各ゲート配線GLが個々の配線に
分離される。
【0027】ところが、TFTパネルの余白部1Bを分
断除去すると、ゲート配線GLの金属部分が、ゲート配
線GLの端部(分断線cに沿って分断された端面)で剥
き出しになるため、液晶表示素子の使用中に、ゲート配
線GLの金属部分にその剥き出し端から電解腐食が進行
してしまう。
【0028】この電解腐食は、上記金属部分の剥き出し
端が空気中にさらされており、この状態で、各ゲート配
線GLの端部間にゲート配線相互間の電位差による漏れ
電流が流れることによって発生する。
【0029】そこで、基板1にゲート配線GLを形成
し、このゲート配線GLの表面を陽極酸化する際に、ゲ
ート配線GLの両端側でかつ余白部1Bの分断箇所(分
断線c)の内側におけるゲート配線GLの表面をレジス
トで覆い、この状態で陽極酸化を行ない、この後、レジ
ストで覆ったゲート配線GLの非酸化部の金属膜をエッ
チングで除去してゲート配線GLの両端側の一部を切り
離す。そしてゲート配線GLの両端側の一部を切り離し
た後に、基板1の上に画素電極2および薄膜トランジス
タ3を形成してTFTパネルを完成させる。
【0030】このようなTFTパネルにおいては、その
ゲート配線GLが余白部1Bの分断箇所(分断線c)よ
り内側の部分において切り離されているから、余白部1
Bの分断除去によりゲート配線GLの金属部分が、ゲー
ト配線GLの端面(分断線cに沿って分断された端面)
に剥き出しになっても、液晶表示素子の使用中に、ゲー
ト配線GLの金属部分がその剥き出し端から電解腐食し
て行くような不都合を防止することができる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、従来においては、配線の途中の一部をレジス
トで覆ってその部分の陽極酸化を抑えようとしても、実
際には陽極酸化用の電解液が配線の両側縁を伝わってレ
ジストの内側に侵入し、その電解液で最終的に切り離す
べき部分の両側部が陽極酸化されて酸化膜が生成され、
したがってこの部分の金属膜を完全にエッチングして除
去すること、すなわち配線の途中を完全に切り離すこと
が困難となって電気的な導通状態が残り、例えば上述し
たような電解腐食の防止を図ろうとした場合にその信頼
性が低下してしまう。
【0032】本発明は、このような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、基板に形成された
配線を陽極酸化するときに、その配線の最終的に切り離
すべき部分における陽極酸化を確実に抑えてその後のエ
ッチングでその切り離すべき部分を確実に切り離すこと
ができる配線基板を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気絶縁性の
基板の上に金属膜からなる配線を形成した配線基板であ
って、一方方向に延出して形成され、表面が陽極酸化さ
れた配線と、前記配線の途中に配設され、前記配線の延
出方向に対してほぼ直角に曲り、金属膜のみからなる曲
り部とを備えたことを特徴とするものである。
【0034】
【作用】表面に陽極酸化膜が生成された金属膜からなる
配線の途中に、陽極酸化膜が生成されない金属膜のみか
らなり、その配線の延出方向に対してほぼ直角に曲がる
曲り部が配置されており、この曲り部は製造工程中にお
いて陽極酸化を防止するためのレジストの内側に侵入し
ようとする電解液の流動を阻止する。
【0035】したがって、電解液はレジストで覆われた
部分の両端側のごく一部に侵入するだけで、その中間側
の大部分の領域への侵入が防止される。このためその部
分の両端側のごく一部がその侵入した電解液で陽極酸化
され程度にとどまる。
【0036】よって、曲り部はエッチングによりその部
分の中間側の金属膜を確実に除去でき、これにより配線
を確実に切り離すことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1ないし図
3を参照して説明する。
【0038】図1には、本発明の第1の実施例による配
線基板20を示してあり、この配線基板20は、ガラス
等の電気絶縁性の基板21の上にAlやAl合金等の金
属膜からなる配線22を形成して構成されている。
【0039】前記配線22は、その途中の一部の図に示
すA部が最終的にエッチングにより切り離すべき部分で
ある。そして配線22は、このA部においてほぼ蛇行状
に屈曲し、この屈曲により最終的に切り離すべきA部に
おける両端部に、配線22の長手方向に対してほぼ直角
に曲がる曲り部22aが形成されている。
【0040】図2には、配線22を陽極酸化し、かつ配
線22のA部を切り離すときの工程を示してあり、次に
この工程について説明する。
【0041】図2の(イ)には、基板21の上に配線2
2が形成された状態を示してあり、この状態から(ロ)
に示すように、まず配線22の途中のA部をレジストB
で覆う。
【0042】そしてこの状態で、配線基板20を電解液
中に浸漬し、配線22とその電解液中の陰極との間に電
圧を印加して配線22の表面を陽極酸化する。
【0043】配線22のA部はレジストBで覆われてお
り、このためこのA部での陽極酸化は抑えられ、酸化膜
の生成が阻まれる。しかし、陽極酸化が行なわれている
部分の配線22は、その陽極酸化に伴い体積が増し、こ
のためA部を覆っているレジストBの両端部でかつ配線
22の両側縁と接する部分が基板21の表面から浮き上
がって配線22の両側縁とレジストBとの間に隙間が生
じ、この結果、前記隙間から配線22の両側縁を伝わっ
て電解液がレジストBの内側に侵入する。
【0044】ところが、レジストBで覆われた配線22
のA部は蛇行状に屈曲して配線22の長手方向に対して
ぼ直角に曲がる曲り部22aがあり、このためレジスト
Bの内側に侵入しようとする電解液の流動がその曲り部
22aで阻まれる。
【0045】したがって、電解液はA部の両端側のごく
一部に侵入するだけで、その中間側の大部分の領域への
侵入が防止される。このため(ハ)に示すように、A部
の両端側のごく一部の部分がその侵入した電解液で陽極
酸化され程度にとどまる。
【0046】この後、配線22のA部からレジストBを
取り除き、そのA部をエッチングする。この際、前記A
部はその両端側のごく一部が陽極酸化されているだけで
あるから、(ニ)に示すようにそのエッチングによりA
部の中間側の大部分の金属膜が確実に除去され、これに
より配線22が確実に切り離される。
【0047】図3には本発明の第2の実施例を示してあ
り、この第2の実施例における配線22には、その途中
の最終的に切り離すべき部分のA部において、配線22
の両側縁からその外方にほぼ直角に突出する複数の突出
片23が一体に形成され、これら突出片23により配線
22の長手方向に対してほぼ直角に曲がる曲り部22a
が構成されている。
【0048】このような配線基板20においても、配線
22のA部を(ロ)に示すようにレジストBで覆って陽
極酸化を行なう工程時に、電解液がレジストBの内側に
侵入するが、しかしA部の両端部には配線22の長手方
向に対してほぼ直角に曲がる曲り部22aが配置してお
り、このためレジストBの内側に侵入しようとする電解
液の流動がその曲り部22aで阻まれる。
【0049】したがって、電解液はA部の両端側のごく
一部に侵入するだけで、その中間側の大部分の領域への
侵入が防止され、このため(ハ)に示すようにA部の両
端側のごく一部の部分がその侵入した電解液で陽極酸化
される程度となる。
【0050】この後、配線22のA部からレジストBを
取り除き、そのA部をエッチングする。この際、前記A
部はその両端側のごく一部が陽極酸化されているだけで
あるから、(ニ)に示すようにそのエッチングによりA
部の中間側の大部分の金属膜が確実に除去され、これに
より配線22が確実に切り離される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板に形成された配線を陽極酸化するときに、その配線の
最終的に切り離すべき部分における陽極酸化を適正に抑
えてその後のエッチングでその切り離すべき部分を確実
に切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による配線基板の平面
図。
【図2】その配線基板における配線の途中の一部を切り
離すときの工程を示す説明図。
【図3】本発明の第2の実施例による配線基板における
配線の途中の一部を切り離すときの工程を示す説明図。
【図4】従来の配線基板における配線の途中の一部を切
り離すときの工程を示す説明図。
【図5】従来の一般的なTFTパネルを示す平面図。
【図6】そのTFTパネルの一部分の拡大平面図。
【図7】図5の VII−VII 線に沿う拡大断面図。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
20…配線基板 21…基板 22……配線 22a…曲り部 A部…配線の最終的に切り離すべき部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性の基板の上に金属膜からなる配
    線を形成した配線基板であって、一方方向に延出して形
    成され、表面が陽極酸化された配線と、前記配線の途中
    に配設され、前記配線の延出方向に対してほぼ直角に曲
    り、金属膜のみからなる曲り部とを備えたことを特徴と
    する配線基板。
  2. 【請求項2】曲り部は、配線の途中の一部を蛇行状に屈
    曲させることにより構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の配線基板。
  3. 【請求項3】曲り部は、配線の途中の一部の側縁からそ
    の外方にほぼ直角に突出する突出片により構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の配線基板。
JP34728393A 1993-12-27 1993-12-27 配線基板 Pending JPH07193345A (ja)

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JP34728393A JPH07193345A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 配線基板

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258714A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 高温工程に適した絶縁構造体及びその製造方法
JP2009277861A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Nitto Denko Corp 配線回路基板およびその製造方法

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