JP3087407B2 - 薄膜トランジスタパネルの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタパネルの製造方法

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JP3087407B2 JP35563491A JP35563491A JP3087407B2 JP 3087407 B2 JP3087407 B2 JP 3087407B2 JP 35563491 A JP35563491 A JP 35563491A JP 35563491 A JP35563491 A JP 35563491A JP 3087407 B2 JP3087407 B2 JP 3087407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリック
ス液晶表示素子に用いられる薄膜トランジスタパネルの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス液晶表示素子に
用いられる薄膜トランジスタパネル(以下、TFTパネ
ルという)は次のような構成となっている。
【0003】図15は従来のTFTパネルの平面図であ
り、このTFTパネルは、ガラスからなる透明基板1の
上に、複数本のゲートラインGLと、複数本のデータラ
インDLと、複数の薄膜トランジスタ2と、複数の画素
電極6とを形成した構成となっている。
【0004】上記薄膜トランジスタ2は、一般に逆スタ
ガー構造とされており、この逆スタガー構造の薄膜トラ
ンジスタ2は、基板1上に形成した前記ゲートラインG
Lをゲート電極とし、このゲート電極を覆うゲート絶縁
膜3の上にi型半導体層を形成し、このi型半導体層5
の上にn型半導体層を介してソース,ドレイン電極を形
成した構成となっている。
【0005】この薄膜トランジスタ2のゲート絶縁膜3
は、ゲートラインGLを覆って基板1の全面に形成され
ている。このゲート絶縁膜3はSi N(窒化シリコン)
からなる透明膜であり、画素電極6はこのゲート絶縁膜
3の上に形成されている。この画素電極6は、ITO等
からなる透明導電膜で形成されており、その一端部にお
いて薄膜トランジスタ2のソース電極に接続されてい
る。
【0006】また、上記薄膜トランジスタ2は、ゲート
絶縁膜3の上にその全面にわたって形成したSi Nから
なる保護絶縁膜7によって覆われており、データライン
DLは、前記保護絶縁膜7の上に形成されている。この
データラインDLは、保護絶縁膜7に設けたコンタクト
孔において薄膜トランジスタ2のドレイン電極に接続さ
れている。なお、保護絶縁膜7には、各画素電極6を露
出させる開口が形成されている。
【0007】さらに、ゲートラインGLおよびデータラ
インDLの一端は、図に二点鎖線で示した輪郭内の表示
領域(液晶表示素子の表示領域)Aの外側に導出されて
おり、ゲートラインGLの導出端には広幅のゲートライ
ン端子GLaが形成され、データラインDLの導出端に
は広幅のデータライン端子DLaが形成されている。な
お、ゲートライン端子GLaは、その上のゲート絶縁膜
3および保護絶縁膜7に開口を形成することによって露
出されている。
【0008】また、図示しないが、上記TFTパネルの
表面には、薄膜トランジスタ2およびデータラインDL
を覆うオーバーコート絶縁膜が形成され、その表面には
配向処理が施される。
【0009】そして、アクティブマトリックス液晶表示
素子は、上記TFTパネルと、透明基板上に対向電極
(透明電極)を形成するとともにその上に配向処理を施
した図示しない対向パネルとを表示領域Aを囲む枠状の
シール材を介して接着し、この両パネル間に液晶を封入
して製造されている。なお、上記基板1は複数のTFT
パネルを採取できる大型基板であり、この基板1に構成
された各TFTパネルは、その製造後または液晶表示素
子の組立て後に、図に一点鎖線で示した分断線Bに沿っ
て基板1を折断することにより個々のTFTパネルに分
離されている。
【0010】また、上記アクティブマトリックス液晶表
示素子においては、非選択期間中の画素電極に保持され
る電位の変動を小さくするために、上記TFTパネル
に、各画素電極6にそれぞれ対応させてストレージキャ
パシタを設けている。
【0011】図15において、CLは上記ストレージキ
ャパシタを構成するためのキャパシタラインであり、こ
のキャパシタラインCLは、基板1上にゲートラインG
Lと同じ金属(Al ,Al 系合金,Ta ,W,Mo 等)
で形成されている。このキャパシタラインCLはゲート
ラインGLと平行に形成されており、ゲートラインGL
に沿って並んでいる各画素電極6の一側縁部に対向して
いる。
【0012】そして、ストレージキャパシタは、上記キ
ャパシタラインCLと画素電極6およびその間のゲート
絶縁膜3とで構成されている。このストレージキャパシ
タは、画素電極6の選択時(薄膜トランジスタ2のON
時)に画素電極6に印加される電荷を蓄積するもので、
このストレージキャパシタにより非選択期間中の画素電
極6の電位が保持される。
【0013】また、上記キャパシタラインCLの両端は
表示領域Aの外側に導出されており、各キャパシタライ
ンCLは、その両端において接地ラインELにより共通
接続されている。この接地ラインELは保護絶縁膜7の
上にデータラインDLと平行に形成されており、保護絶
縁膜7およびゲート絶縁膜3に設けたコンタクト孔にお
いて各キャパシタラインCLの端部に接続されている。
この接地ラインELはその端子ELaにおいて基準電位
に接続される。
【0014】ところで、上記TFTパネルにおいては、
ゲート絶縁膜3や保護絶縁膜7にピンホールやクラック
等の欠陥があると、薄膜トランジスタ部分におけるゲー
トラインGLとソース,ドレイン電極との短絡や、ゲー
トラインGLやキャパシタラインCLとデータラインD
Lとの交差部における両ラインの短絡等の層間短絡を発
生する。
【0015】このため、上記TFTパネルでは、ゲート
ラインGLおよびキャパシタラインCLの表面を酸化処
理して酸化膜を生成させ、この酸化膜によりゲートライ
ンGLおよびキャパシタラインCLの表面を絶縁して、
上記層間短絡の発生を防いでいる。
【0016】上記のようにゲートラインGLおよびキャ
パシタラインCLの表面に酸化膜を生成したTFTパネ
ルは、次のような製法で製造されている。
【0017】まず、基板1上にAl ,Al 系合金,Ta
,W,Mo 等からなる金属膜を成膜し、この金属膜を
パターニングして、ゲートラインGLおよびキャパシタ
ラインCLと、左右一対の電圧印加路10とを形成す
る。なお、前記電圧印加路10は、TFTパネルとなる
部分の外側(分断線Bの外側)にそれぞれ形成する。
【0018】この場合、各ゲートラインGLは、その端
子GLaの外端に延長部を形成した形状にパターニング
し、この延長部において前記一対の電圧印加路10の一
方(図において左側の電圧印加路)に短絡させておく。
また、各キャパシタラインCLは、その一方の端部をゲ
ートライン端子GLaの形成側とは反対側に延長させた
形状にパターニングし、その延長部において他方(図に
おいて左側)の電圧印加路10に短絡させておく。
【0019】なお、キャパシタラインCLを短絡させる
電圧印加路10には、複数の連絡路10bを介して電圧
印加路10とつながる導電路10aが形成されており、
各キャパシタラインCLの端部は前記導電路10aに短
絡されている。
【0020】次に、上記一対の電圧印加路10を介して
ゲートラインGLおよびキャパシタラインCLに電圧を
印加して陽極酸化処理を行ない、ゲートラインGLおよ
びキャパシタラインCLの表面に酸化膜を生成させる。
【0021】この陽極酸化処理は、上記基板1を電解液
中に浸漬してゲートラインGLおよびキャパシタライン
CLを電解液中において対向電極(白金電極)と対向さ
せ、これらラインGL,CLを陽極とし、対向電極を陰
極として、この両極間に電圧を印加して行なわれてい
る。このように電解液中において両極間に電圧を印加す
ると、陽極であるゲートラインGLおよびキャパシタラ
インCLの表面が化成反応を起して酸化され、これらラ
インGL,CLの表面に酸化膜が生成する。
【0022】なお、上記陽極酸化処理は、ゲートライン
GLの端子GLaと、キャパシタラインCLの接地ライ
ンELを接続する箇所とをレジストマスクで覆っておい
て行なわれている。このようにすれば、レジストマスク
で覆われている部分は電解液に触れないために陽極酸化
されないから、ゲートライン端子GLaとキャパシタラ
インCLの接地ライン接続部は、その表面も導電性をも
つ状態のまま残すことができる。
【0023】この後は、ゲート絶縁膜3を成膜し、その
上に公知の方法によりi型半導体層、n型半導体層およ
びソース,ドレイン電極を形成して薄膜トランジスタ2
を形成するとともに、画素電極6と、データラインDL
と、接地ラインELとを形成して、TFTパネルを完成
する。
【0024】この状態では、ゲートラインGLおよびキ
ャパシタラインCLがそれぞれその一端において左右の
電圧印加路10のいずれか一方に短絡したままとなって
いるが、電圧印加路10の形成部分は、TFTパネルの
製造後または液晶表示素子の組立て後に基板1を分断線
Bに沿って折断することによってTFTパネルから切離
されるため、このときにゲートラインGLおよびキャパ
シタラインCLが電圧印加路10から切離される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のTFTパネルの製造方法では、ゲートラインGLお
よびキャパシタラインCLの陽極酸化処理を、各ライン
GL,CLにそれぞれその一端から電圧を印加して行な
っているため、キャパシタラインCLに断線があると、
このキャパシタラインCLの断線箇所から先の部分の表
面には酸化膜を生成させることができず、そのため、キ
ャパシタラインCLの断線箇所から先の部分に、データ
ラインDLとの層間短絡が発生してしまうことがあっ
た。
【0026】これは、前述した陽極酸化処理に際して、
キャパシタラインCLの電圧印加路短との絡端から断線
箇所までの間の部分には電圧が印加されるが、断線箇所
から先の部分には電圧が印加されないため、断線箇所か
ら先の部分は陽極酸化できないからである。
【0027】このため、上述したようにゲート絶縁膜お
よび保護絶縁膜にピンホールやクラック等の欠陥がある
と、保護絶縁膜の上に形成したデータラインDLが、キ
ャパシタラインCLの酸化膜で覆われていない部分との
交差部においてキャパシタラインCLと短絡し、製造さ
れたTFTパネルが不良品となる。
【0028】なお、上記ラインの断線は、キャパシタラ
インCLだけでなくゲートラインGLにも発生すること
があり、その場合はゲートラインGLにも表面を陽極酸
化されない部分ができるが、ゲートラインGLの断線は
液晶表示素子の表示欠陥となるため、ゲートラインGL
が断線しているTFTパネルは、ゲートラインGLの酸
化状態の良否に関係なく不良品とされる。
【0029】これに対して、キャパシタラインCLは、
その両端に接続した接地ラインELを介して基準電位に
接続されるため、このキャパシタラインCLに断線があ
っても、この断線箇所が1箇所だけである場合は、キャ
パシタラインCLと各画素電極6との間に構成される全
てのストレージキャパシタに電荷を蓄積させて、全ての
画素電極6の非選択期間中の電位を保持することができ
る。
【0030】しかし、従来の製造方法では、キャパシタ
ラインCLに断線があると、上述したようにキャパシタ
ラインCLの断線箇所から先の部分にデータラインDL
との層間短絡が発生してしまうため、全てのゲートライ
ンGLに断線がなくても、製造されたTFTパネルが前
記層間短絡のある不良品となってしまい、そのためTF
Tパネルの製造歩留が悪くなる。
【0031】本発明は、キャパシタラインに断線があっ
ても、このキャパシタラインの表面全体に酸化膜を生成
させることができるようにした、キャパシタラインとデ
ータラインとの層間短絡の発生を防いで製造歩留を向上
させることができるTFTパネルの製造方法を提供する
ことを目的としたものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明のTFTパネルの
製造方法は、基板上に、前記ゲートラインおよびキャパ
シタラインと、これらラインの両端の外側をそれぞれ通
る一対の電圧印加路とを、前記ゲートラインの一端を前
記一対の電圧印加路のいずれか一方に短絡させ、かつ前
記各キャパシタラインの両端を前記一対の電圧印加路に
短絡させて形成した後、前記一対の電圧印加路を介して
前記ゲートラインにはその一端から電圧を印加し、前記
キャパシタラインにはその両端から電圧を印加して陽
極酸化処理を行なうことにより、前記ゲートラインおよ
びキャパシタラインの表面に酸化膜を生成させ、この
後、前記薄膜トランジスタと前記画素電極と前記データ
ラインおよび前記キャパシタラインにその両端で接続さ
れる接地ラインを形成することを特徴とするものであ
る。
【0033】前記キャパシタラインは、その両端より電
圧を印加可能であれば、前記両端を一対の電圧印加路に
それぞれ直接短絡させておいてもよいし、また、ゲート
ラインを一対の電圧印加路に交互に短絡させ、キャパシ
タラインの両端をそれぞれ前記ゲートラインに短絡させ
てこのゲートラインを介して一対の電圧印加路に短絡さ
せておいてもよく、後者の場合は、少なくとも陽極酸化
処理を行なった後に、キャパシタラインゲートライン
との短絡部を切離し分離すればよい。
【0034】
【作用】この製造方法によれば、ゲートラインおよびキ
ャパシタラインの陽極酸化に際して、キャパシタライン
にはその両端から酸化電圧を印加しているため、キャパ
シタラインに断線があっても、このキャパシタライン全
体に電圧を印加できるので、その表面全体に酸化膜を生
成させることができる。そして、前記陽極酸化の後工程
で、キャパシタラインの両端に接続される接地ラインが
形成されるので、キャパシタライン全体が接地電位に保
たれ、キャパシタラインと画素電極及びにより形成され
るストレージキャパシタは正常に動作し、画素欠陥には
ならず、液晶表示素子の製造歩留まりが向上する。
【0035】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図5を
参照して説明する。なお、図1〜図5において、図12
に示した従来のTFTパネルに対応するものには同符号
を付し、従来のTFTパネルと同じ部分についてはその
説明を省略する。
【0036】この実施例では、次のような工程でTFT
パネルを製造する。
【0037】[工程1]まず、図1に示すように、ガラ
スからなる基板1の上にAl ,Al 系合金,Ta ,W,
Mo 等からなる金属膜を成膜し、この金属膜をパターニ
ングして、複数本のゲートラインGLと、複数本のキャ
パシタラインCLと、左右一対の電圧印加路10とを形
成する。なお、前記電圧印加路10は、従来の製造方法
と同様にTFTパネルとなる部分の外側(分断線Bの外
側)にそれぞれ形成する。
【0038】この場合、各ゲートラインGLは、その端
子GLaの外端に分断線Bの外側に延びる延長部を形成
した形状にパターニングし、この延長部において一方
(図において左側)の電圧印加路10に短絡させてお
く。
【0039】また、各キャパシタラインCLは、その両
端をそれぞれ分断線Bの外側に導出した形状にパターニ
ングし、その一端は他方(図において右側)の電圧印加
路10に短絡させ、他端は各ゲートライン端子GLa間
を通してゲートラインGLを短絡させた前記一方の電圧
印加路10に短絡させておく。なお、この実施例では、
キャパシタラインCLの一端を短絡させる右側の電圧印
加路10に、複数の連絡路10bを介して電圧印加路1
0とつながる導電路10aを形成し、この導電路10a
に各キャパシタラインCLを短絡させている。
【0040】[工程2]次に、ゲートラインGLの端子
GLaと、後工程でキャパシタラインCLの両端部にそ
れぞれ接続される接地ラインELの接続部の上に、これ
らの部分をそれぞれ覆うレジストマスクを形成し、この
状態で一対の電圧印加路10からゲートラインGLおよ
びキャパシタラインCLに電圧を印加して陽極酸化処理
を行ない、ゲートラインGLおよびキャパシタラインC
Lの表面に酸化膜を生成させる。
【0041】上記陽極酸化処理は、基板1を電解液中に
浸漬してゲートラインGLおよびキャパシタラインCL
を電解液中において対向電極(白金電極)と対向させ、
これらラインGL,CLを陽極とし、対向電極を陰極と
して、この両極間に酸化電圧を印加する。なお、この酸
化電圧の印加は、電圧印加路10の端部にクリップ形接
続具等を介して行なう。このように電圧印加路10に電
圧を印加すると、この電圧印加路10から各ゲートライ
ンGLおよび各キャパシタラインCLに電圧が印加され
る。
【0042】そして、電解液中においてゲートラインG
LおよびキャパシタラインCLと対向電極との間に電圧
を印加すると、陽極であるゲートラインGLおよびキャ
パシタラインCLの表面が化成反応を起して酸化され、
これらの表面に酸化膜が生成する。この酸化膜は、上記
レジストマスクで覆われていない部分にのみ生成し、レ
ジストマスクで覆われている部分(電解液に触れない部
分)、つまり、ゲートライン端子GLaと、キャパシタ
ラインCLの接地ライン接続部とは、その表面も導電性
をもつ状態のまま残される。また、このとき、電圧印加
路10の電解液中に浸漬している部分の表面も同様に酸
化される。
【0043】この場合、キャパシタラインCLはその両
端において左右の電圧印加路10に短絡しているため、
キャパシタラインCLに断線があっても、この断線箇所
が1箇所だけであればキャパシタライン全体に電圧が印
加されるから、断線のあるキャパシタラインCLにも、
その表面全体に酸化膜を生成させることができる。
【0044】[工程3]次に、図2に示すように、薄膜
トランジスタ2と、画素電極6と、データラインDL
と、上記各キャパシタラインCLをその両端部において
共通接続する接地ラインELとを形成し、TFTパネル
を完成する。
【0045】図3は完成されたTFTパネルの薄膜トラ
ンジスタおよび画素電極部分の断面図、図4および図5
は完成されたTFTパネルのキャパシタライン共通接続
部の断面図である。図3〜図5において、aは、上記陽
極酸化処理によってゲートラインGLおよびキャパシタ
ラインCLの表面に生成した酸化膜である。
【0046】上記薄膜トランジスタ2は逆スタガー構造
のものであり、この薄膜トランジスタ2は、基板1上に
形成した前記ゲートラインGLをゲート電極とし、その
上にゲート絶縁膜3とi型半導体層4とn型半導体層5
およびソース,ドレイン電極S,Dを形成した構成とな
っている。
【0047】この薄膜トランジスタ2は、ゲートライン
GLおよびキャパシタラインCLを形成してその表面を
陽極酸化処理した基板1上に、Si Nからなるゲート絶
縁膜3と、a−Si (アモルファスシリコン)からなる
i型半導体層4と、n型不純物をドープしたa−Si か
らなるn型半導体層5と、Cr ,Al 系合金等からなる
ソース,ドレイン用金属膜とを順次成膜し、これらをト
ランジスタ素子領域の外形にパターニングした後、上記
ソース,ドレイン用金属膜をi型半導体層4のチャンネ
ル領域に対応する部分において分離してソース,ドレイ
ン電極S,Dを形成するとともに、上記n型半導体層5
のソース,ドレイン電極S,D間の部分を除去して製造
する。
【0048】一方、画素電極6は、上記ゲート絶縁膜
(透明膜)3の上にITO等の透明導電膜を成膜し、こ
の透明導電膜をパターニングして形成する。この画素電
極6は、その一端を薄膜トランジスタ2のソース電極S
の上に重ねて形成することにより前記ソース電極Sに接
続される。さらに、この画素電極6は、その他端側の縁
部を上記キャパシタラインCLに対向させて形成し、こ
の部分にストレージキャパシタを構成する。
【0049】また、上記薄膜トランジスタ2の上には、
Si Nからなる保護絶縁膜7を形成する。この保護絶縁
膜7には、画素電極6を露出させる開口と、ドレイン電
極Dのデータライン接続部を露出させるコンタクト孔と
を形成するとともに、さらにこの保護絶縁膜7とその下
のゲート絶縁膜3に、キャパシタラインCLの接地ライ
ン接続部を露出させるコンタクト孔と、ゲートライン端
子GLaを露出させる開口とを形成する。
【0050】そして、データラインDLと、各キャパシ
タラインCLを共通接続する接地ラインELとは、保護
絶縁膜7の上に形成され、データラインDLは保護絶縁
膜7に設けたコンタクト孔において上記ドレイン電極D
に接続され、接地ラインELはこの保護絶縁膜7および
ゲート絶縁膜3に設けたコンタクト孔において各キャパ
シタラインCLに接続されている。
【0051】このデータラインDLと接地ラインEL
は、保護絶縁膜7の上にAl またはAl 系合金等からな
る金属膜を成膜し、この金属膜をパターニングして同時
に形成する。この場合、キャパシタラインCLの接地ラ
イン接続部は、その表面を酸化されていないため、接地
ラインELを前記コンタクト孔においてキャパシタライ
ンCLに導通接続することができる。
【0052】上記のようにして製造されたTFTパネル
は、各ゲートラインGLがその端子形成側の端部におい
て一方の電圧印加路10に短絡したままとなっている
が、TFTパネルの製造後または液晶表示素子の組立て
後に基板1を分断線Bに沿って折断して、左右の電圧印
加路10の形成部分をTFTパネルから切離せば、ゲー
トラインGLを個々のラインに分離することができる。
また、上記電圧印加路10の形成部分をTFTパネルか
ら切離すと、各キャパシタラインCLも左右の電圧印加
路10から切離される。
【0053】すなわち、上記TFTパネルの製造方法
は、ゲートラインGLおよびキャパシタラインCLの陽
極酸化に際して、キャパシタラインCLにその両端から
電圧を印加するものであり、この製造方法によれば、キ
ャパシタラインCLに断線があっても、このキャパシタ
ライン全体に電圧を印加して、その表面全体に酸化膜a
を生成させることができる。
【0054】したがって、この製造方法によれば、ゲー
ト絶縁膜3および保護絶縁膜7にピンホールやクラック
等の欠陥が発生しても、キャパシタラインCLと、保護
絶縁膜7の上に形成したデータラインDLとの間を、キ
ャパシタラインCLの表面を覆う酸化膜aで絶縁するこ
とができ、キャパシタラインCLとデータラインDLと
の交差部における層間短絡の発生を防ぐことができる。
【0055】なお、1本のキャパシタラインCLが2箇
所以上で断線している場合は、このキャパシタラインC
Lの断線箇所より両端側の部分が陽極酸化されるだけ
で、断線箇所より内側の部分は酸化されないから、この
部分においてデータラインDLとの層間短絡を発生する
ことがあるが、1本のキャパシタラインCLが2箇所以
上で断線することは極く希である。
【0056】このため、製造されたTFTパネルが不良
品となるのは、ほとんどの場合、ゲートラインGLに断
線が生じたときだけであり、したがって、上記製造方法
によれば、従来の製造方法に比べて、TFTパネルの製
造歩留を大幅に向上させることができる。
【0057】なお、上記第1の実施例では、全てのゲー
トラインGLの端子GLaを同じ側に形成しているが、
本発明は、各ゲートラインGLの端子GLaを交互に反
対側に形成したTFTパネルの製造にも適用することが
できる。
【0058】図6は本発明の第2の実施例を示してい
る。この実施例は、液晶表示素子の解像度を上げるため
にゲートライン数を多くしているTFTパネルの製造に
適用されるもので、このTFTパネルでは、各ゲートラ
イン端子間の間隔を確保するため、各ゲートラインGL
の端子GLaを交互に反対側に形成している。
【0059】この実施例は、端子GLaを交互に反対側
に形成した各ゲートラインGLをその端子形成側の端部
において左右の電圧印加路10に交互に短絡させてお
き、各キャパシタラインCLは、その両端をそれぞれ左
右の電圧印加路10に短絡させておいて、ゲートライン
GLおよびキャパシタラインCLの陽極酸化処理を行な
うもので、これらラインGL,CLの陽極酸化後は、上
記第1の実施例と同様にしてTFTパネルを完成する。
【0060】なお、この実施例では、左右の電圧印加路
10をいずれも1本のラインとしている。また、この実
施例では、隣り合うキャパシタラインCL同士をその一
端または他端とにおいて交互に短絡させることにより全
てのキャパシタラインCLを蛇行線状につなぎ、隣り合
うキャパシタラインCLの短絡部を電圧印加路10につ
ないで、各キャパシタラインCLの両端を左右の電圧印
加路10に短絡させている。
【0061】また、上記第1および第2の実施例では、
キャパシタラインCLの両端を左右の電圧印加路10に
直接短絡させているが、各ゲートラインGLの端子GL
aを交互に反対側に形成したTFTパネルを製造する場
合は、キャパシタラインCLの両端をそれぞれゲートラ
インGLに短絡させ、このゲートラインGLを介して左
右の電圧印加路10に短絡させてもよく、その場合は、
少なくとも陽極酸化処理を行なった後に、キャパシタラ
インDLのゲートラインGLとの短絡部を切離し分離す
ればよい。
【0062】図7〜図13は本発明の第3の実施例を示
している。この実施例は、キャパシタラインCLの両端
をゲートラインGLを介して左右の電圧印加路10に短
絡させておいて陽極酸化処理を行なうものであり、次の
ような工程でFTパネルを製造する。
【0063】[工程1]まず、図7に示すように、基板
1上に金属膜を成膜し、この金属膜をパターニングし
て、端子GLaを交互に反対側に形成した複数本のゲー
トラインGLと、複数本のキャパシタラインCLと、左
右一対の電圧印加路10とを形成する。
【0064】この場合、各ゲートラインGLは、その端
子GLaの外端に分断線Bの外側に延びる延長部を形成
した形状にパターニングし、この延長部において左右の
電圧印加路10に交互に短絡させておく。
【0065】また、各キャパシタラインCLは、その両
端をそれぞれ表示領域Aの側縁とゲートライン端子GL
aとの間の部分においてゲートラインGLに短絡させた
形状にパターニングする。なお、この実施例では、表示
領域Aの一側縁とこの側に配列した各ゲートライン端子
GLaとの間、および表示領域Aの他側縁とこの側に配
列した各ゲートライン端子GLaとの間に、それぞれゲ
ートラインGLおよびキャパシタラインCLと直交する
短絡路11を形成(上記金属膜によりゲートラインGL
およびキャパシタラインCLと一体に形成)し、この短
絡路11を介して各キャパシタラインCLの両端を各ゲ
ートラインGLに短絡させている。
【0066】[工程2]次に、上記電圧印加路10から
ゲートラインGLに電圧を印加するとともにこのゲート
ラインGLからキャパシタラインCLにも電圧を印加し
て陽極酸化処理を行ない、ゲートラインGLおよびキャ
パシタラインCLの表面に酸化膜を生成させる。
【0067】上記陽極酸化処理は次のようにして行な
う。まず、図8および図9(a)に示すように、ゲート
ラインGLの端子GLaと、キャパシタラインCLの接
地ライン接続部と、上記短絡路11のキャパシタライン
短絡部との上に、これら各部をそれぞれ覆うレジストマ
スク21を形成する。
【0068】次に、上記基板1を電解液中に浸漬し、第
1の実施例と同様にしてゲートラインGLおよびキャパ
シタラインCLの表面を陽極酸化する。なお、この実施
例では、左右の電圧印加路10から各ゲートラインGL
に電圧が印加され、さらにこれらゲートラインGLから
短絡路11を介して各キャパシタラインCLに電圧が印
加される。
【0069】この陽極酸化処理を行なうと、ゲートライ
ンGLおよびキャパシタラインCLの表面に図9(b)
に示すように酸化膜aが生成する。この酸化膜aは、レ
ジストマスク21で覆われていない部分にのみ生成し、
レジストマスク21で覆われて電解液に触れない部分、
つまり、ゲートライン端子GLaと、キャパシタライン
CLの接地ライン接続部と、短絡路11のキャパシタラ
イン短絡部とは、その表面も導電性をもつ状態のまま残
される。
【0070】[工程3]次に、図10に示すように、各
キャパシタラインCLのゲートラインGLとの短絡部
(この実施例では短絡路11のキャパシタライン短絡
部)を切離し分離する。
【0071】上記キャパシタラインCLのゲートライン
GLとの短絡部の切離し分離は、上記陽極酸化処理時に
形成したレジストマスク21を剥離した後、図11およ
び図12に示すように、短絡路11のキャパシタライン
短絡部の上を除いて他の部分を覆うレジストマスク22
を形成し、この状態で上記短絡路11のキャパシタライ
ン短絡部のうち、表面を酸化させていない領域をエッチ
ングして除去する方法で行なう。なお、この領域のエッ
チングは、この領域外のキャパシタラインCLおよび短
絡路11の表面の酸化膜aをエッチングマスクとして行
なえるから、上記レジストマスク22の形状精度はある
程度ラフでよい。
【0072】[工程4]次に、図13に示すように、薄
膜トランジスタ2と、画素電極6と、データラインDL
と、上記各キャパシタラインCLをその両端部において
共通接続する接地ラインELとを形成し、TFTパネル
を完成する。
【0073】なお、この基板1の電圧印加路10を形成
した部分は、TFTパネルの製造後または液晶表示素子
の組立て後に、基板1を分断線Bに沿って折断すること
によってTFTパネルから切離す。
【0074】この実施例においても、キャパシタライン
CLの断線の有無にかかわらず、キャパシタライン全体
に電圧を印加して、その表面全体に酸化膜aを生成させ
ることができるから、キャパシタラインCLとデータラ
インDLとの層間短絡の発生を防いで、TFTパネルの
製造歩留を向上させることができる。
【0075】なお、上記実施例では、薄膜トランジスタ
2の形成工程に入る前(ゲート絶縁膜3等の成膜前)
に、キャパシタラインCLのゲートライン短絡部(上記
実施例では短絡路11のキャパシタライン短絡部)を切
離し分離しているが、このゲートライン短絡部の切離し
分離は、少なくとも前記陽極酸化処理を行なった後であ
れば、どの時点で行なってもよい。
【0076】図14は、上記キャパシタラインCLのゲ
ートライン短絡部(ここでは短絡路11のキャパシタラ
イン短絡部)を切離する他の方法を示している。この例
は、データラインDLと、各キャパシタラインCLを共
通接続する接地ラインELとの形成時に上記キャパシタ
ラインCLのゲートライン短絡部を切離し分離するもの
であり、この分離は次のようにして行なう。
【0077】まず、図14(a)に示すように、保護絶
縁膜7を成膜した後、この保護絶縁膜7とその下のゲー
ト絶縁膜3に、短絡路11のキャパシタライン短絡部を
露出させる開口を形成する。この開口は、保護絶縁膜7
およびゲート絶縁膜3に、ドレイン電極Dのデータライ
ン接続部を露出させるコンタクト孔やキャパシタライン
CLの接地ライン接続部を露出させるコンタクト孔等を
形成する際に同時に形成する。
【0078】次に、図14(b)に示すように、保護絶
縁膜7の上にデータラインDLおよび接地ラインELと
なる金属膜30を成膜した後、この金属膜30をパター
ニングしてデータラインDLおよび接地ラインELを形
成する際に、前記開口内の金属膜30とともに短絡路1
1のキャパシタライン短絡部をエッチングして除去し、
図14(c)に示すようにキャパシタラインCLのゲー
トライン短絡部を切離し分離する。
【0079】このように、データラインDLおよび接地
ラインELとの形成時にキャパシタラインCLのゲート
ライン短絡部を切離し分離すれば、データラインDLお
よび接地ラインELを形成工程を利用してキャパシタラ
インCLのゲートライン短絡部を切離し分離できるた
め、TFTパネルを能率良く製造することができる。
【0080】なお、上記第3の実施例では、キャパシタ
ラインCLを短絡路11との短絡部において切離し分離
しているが、ゲートラインGLからのキャパシタライン
CLの分離は、上記短絡路11のゲートライン短絡部と
キャパシタライン短絡部との間の部分を切離すか、ある
いは短絡路11全体を除去して行なってもよい。
【0081】また、上記第1〜第3の実施例では、ゲー
トラインGLおよびキャパシタラインCLの陽極酸化処
理を、電解液中で化成反応を起させる方法で行なってい
るが、この陽極酸化処理は、ガス雰囲気中で化成反応を
起させるプラズマ酸化によって行なってもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明のTFTパネルの製造方法は、キ
ャパシタラインの両端をそれぞれ電圧印加路に短絡させ
ておき、ゲートラインおよびキャパシタラインの陽極酸
化に際してキャパシタラインにその両端から電圧を印加
しているため、キャパシタラインに断線があっても、こ
のキャパシタライン全体に電圧を印加して、その表面全
体に酸化膜を生成させることができるから、キャパシタ
ラインとデータラインとの層間短絡の発生を防止するこ
とができ、また前記陽極酸化の後工程で、キャパシタラ
インの両端に接続される接地ラインが形成されるので、
キャパシタライン全体が接地電位に保たれ、キャパシタ
ラインと画素電極及びにより形成されるストレージキャ
パシタは正常に動作し、画素欠陥にはならず、液晶表示
素子の製造歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す基板上にゲートラ
インおよびキャパシタラインを形成した状態の平面図。
【図2】第1の実施例で製造されたTFTパネルの平面
図。
【図3】上記TFTパネルの薄膜トランジスタおよび画
素電極部の断面図。
【図4】上記TFTパネルのキャパシタライン共通接続
部の断面図。
【図5】図4の V−V 線に沿う断面図。
【図6】本発明の第2の実施例を示す製造されたTFT
パネルの平面図。
【図7】本発明の第3の実施例を示す基板上にゲートラ
インおよびキャパシタラインを形成した状態の平面図。
【図8】第3の実施例におけるゲートラインおよびキャ
パシタラインの陽極酸化方法を示す一部分の平面図。
【図9】図8のIX−IX線に沿う陽極酸化前の状態と陽極
酸化後の状態の断面図。
【図10】第3の実施例におけるキャパシタラインのゲ
ートライン短絡部を切離し分離した状態の平面図。
【図11】上記キャパシタラインのゲートライン短絡部
を切離し分離する方法を示す一部分の平面図。
【図12】図11の XII−XII 線に沿う断面図。
【図13】第3の実施例で製造されたTFTパネルの平
面図。
【図14】第3の実施例におけるキャパシタラインのゲ
ートライン短絡部を切離す他の方法を示す切離し工程
図。
【図15】従来の製造方法で製造されたTFTパネルの
平面図。
【符号の説明】
1…基板、2…薄膜トランジスタ、GL…ゲートライ
ン、CL…キャパシタライン、a…酸化膜、3…ゲート
絶縁膜、4…i型半導体層、5…n型半導体層、S…ソ
ース電極、D…ドレイン電極、DL…データライン、6
…画素電極、7…保護絶縁膜、10…電圧印加路、11
…短絡路、EL…接地ライン、A…表示領域、B…分断
線。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板の上に、複数本のゲートライン
    と、複数本のデータラインと、複数の薄膜トランジスタ
    と、複数の画素電極と、前記画素電極との間にストレー
    ジキャパシタを構成する複数本のキャパシタラインと、
    この各キャパシタラインを共通接続する接地ラインとを
    設けた薄膜トランジスタパネルの製造方法において、 前記基板上に、前記ゲートラインおよびキャパシタライ
    ンと、これらラインの両端の外側をそれぞれ通る一対の
    電圧印加路とを、前記ゲートラインの一端を前記一対の
    電圧印加路のいずれか一方に短絡させ、かつ前記キャ
    パシタラインの両端を前記一対の電圧印加路に短絡させ
    て形成した後、 前記一対の電圧印加路を介して前記ゲートラインにはそ
    の一端から電圧を印加し、前記各キャパシタラインには
    その両端から電圧を印加して陽極酸化処理を行なうこと
    により、前記ゲートラインおよびキャパシタラインの表
    面に酸化膜を生成させ、 この後、前記薄膜トランジスタと前記画素電極と前記デ
    ータラインおよび前記キャパシタラインにその両端で接
    続される接地ラインを形成することを特徴とする薄膜ト
    ランジスタパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記キャパシタラインはその両端を前記一
    対の電圧印加路にそれぞれ直接短絡させておくことを特
    徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタパネルの製
    造方法。
  3. 【請求項3】前記ゲートラインは前記一対の電圧印加路
    に交互に短絡させ、前記キャパシタラインはその両端を
    それぞれ前記ゲートラインに短絡させてこのゲートライ
    ンを介して前記一対の電圧印加路に短絡させておき、少
    なくとも前記陽極酸化処理を行なった後に、前記キャパ
    シタラインのゲートライン短絡部を切離し分離すること
    を特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタパネル
    の製造方法。
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