JP3123231B2 - 薄膜トランジスタパネルの製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタパネルの製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に複数の薄膜ト
ランジスタが配列された薄膜トランジスタパネルの製造
方法に関する。
ランジスタが配列された薄膜トランジスタパネルの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス液晶表示素子に
用いられる薄膜トランジスタパネル(以下TFTパネル
という)は、次のような構成となっている。図2および
図3は上記TFTパネルを示しており、図2はTFTパ
ネルの一部分の平面図、図3は図2の III−III 線に沿
う拡大断面図である。
用いられる薄膜トランジスタパネル(以下TFTパネル
という)は、次のような構成となっている。図2および
図3は上記TFTパネルを示しており、図2はTFTパ
ネルの一部分の平面図、図3は図2の III−III 線に沿
う拡大断面図である。
【0003】このTFTパネルは、ガラス等からなる透
明基板1の上に多数の薄膜トランジスタ2と画素電極9
とを行方向および列方向に配列形成したもので、各行の
薄膜トランジスタ2のゲート電極3はそれぞれ同じゲー
ト配線3aにつながり、各列の薄膜トランジスタ2のド
レイン電極8はぞれぞれ同じデータ配線8aにつながっ
ており、また各薄膜トランジスタ2のソース電極7には
それぞれ画素電極9が接続されている。
明基板1の上に多数の薄膜トランジスタ2と画素電極9
とを行方向および列方向に配列形成したもので、各行の
薄膜トランジスタ2のゲート電極3はそれぞれ同じゲー
ト配線3aにつながり、各列の薄膜トランジスタ2のド
レイン電極8はぞれぞれ同じデータ配線8aにつながっ
ており、また各薄膜トランジスタ2のソース電極7には
それぞれ画素電極9が接続されている。
【0004】上記薄膜トランジスタ2は例えば逆スタガ
ー型のものであり、この逆スタガー型の薄膜トランジス
タ2は、基板1上に形成されたゲート電極3と、このゲ
ート電極3を覆って基板1上に形成されたSi N(窒化
シリコン)からなるゲート絶縁膜4と、このゲート絶縁
膜4の上に前記ゲート電極3と対向させて形成されたa
−Si (アモルファスシリコン)からなるi型半導体膜
5と、このi型半導体膜5の上に形成されたn型不純物
をドープしたa−Si からなるn型半導体膜6と、この
n型半導体膜6の上に形成されたソース電極7およびド
レイン電極8とからなっている。なお、前記n型半導体
膜6は、ソース電極7とドレイン電極8との間の部分に
おいて分離され前記i型半導体膜5にチャンネルを形成
している。
ー型のものであり、この逆スタガー型の薄膜トランジス
タ2は、基板1上に形成されたゲート電極3と、このゲ
ート電極3を覆って基板1上に形成されたSi N(窒化
シリコン)からなるゲート絶縁膜4と、このゲート絶縁
膜4の上に前記ゲート電極3と対向させて形成されたa
−Si (アモルファスシリコン)からなるi型半導体膜
5と、このi型半導体膜5の上に形成されたn型不純物
をドープしたa−Si からなるn型半導体膜6と、この
n型半導体膜6の上に形成されたソース電極7およびド
レイン電極8とからなっている。なお、前記n型半導体
膜6は、ソース電極7とドレイン電極8との間の部分に
おいて分離され前記i型半導体膜5にチャンネルを形成
している。
【0005】そして、薄膜トランジスタ2を逆スタガー
型としているTFTパネルでは、上記ゲート配線3aを
基板1上に形成しており、薄膜トランジスタ2のゲート
電極3は前記ゲート配線3aに一体に形成されている。
型としているTFTパネルでは、上記ゲート配線3aを
基板1上に形成しており、薄膜トランジスタ2のゲート
電極3は前記ゲート配線3aに一体に形成されている。
【0006】また、上記薄膜トランジスタ2のゲート絶
縁膜4は、ゲート配線3aをその端子部を除いて覆うよ
うに基板1のほぼ全面に形成されており、データ配線8
aと画素電極9は前記ゲート絶縁膜(透明膜)4の上に
形成されている。なお、薄膜トランジスタ2のドレイン
電極8は前記データ配線8aと一体に形成されている。
また、画素電極9は、ITO等の透明導電膜で形成され
ており、その一端縁において薄膜トランジスタ2のソー
ス電極7に接続されている。
縁膜4は、ゲート配線3aをその端子部を除いて覆うよ
うに基板1のほぼ全面に形成されており、データ配線8
aと画素電極9は前記ゲート絶縁膜(透明膜)4の上に
形成されている。なお、薄膜トランジスタ2のドレイン
電極8は前記データ配線8aと一体に形成されている。
また、画素電極9は、ITO等の透明導電膜で形成され
ており、その一端縁において薄膜トランジスタ2のソー
ス電極7に接続されている。
【0007】上記TFTパネルは、基板1上にゲート電
極3とゲート配線3aとを形成し、その上にゲート絶縁
膜4とi型半導体膜5とn型半導体膜6とを順次成膜し
て、前記n型半導体膜6とi型半導体膜5とをトランジ
スタ素子形状にパターニングし、この後、ソース電極7
およびドレイン電極8とデータ配線8aを形成するとと
もに、前記n型半導体膜6のソース電極7とドレイン電
極8との間の部分を除去する工程で製造されている。
極3とゲート配線3aとを形成し、その上にゲート絶縁
膜4とi型半導体膜5とn型半導体膜6とを順次成膜し
て、前記n型半導体膜6とi型半導体膜5とをトランジ
スタ素子形状にパターニングし、この後、ソース電極7
およびドレイン電極8とデータ配線8aを形成するとと
もに、前記n型半導体膜6のソース電極7とドレイン電
極8との間の部分を除去する工程で製造されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、TF
Tパネルの製造中に、ガラス等からなる基板1と基板搬
送装置等との摩擦接触によって静電気が発生すると、こ
の静電気が基板1に帯電するため、この静電気によって
薄膜トランジスタ2のゲート絶縁膜4が絶縁破壊してし
まうことがあった。
Tパネルの製造中に、ガラス等からなる基板1と基板搬
送装置等との摩擦接触によって静電気が発生すると、こ
の静電気が基板1に帯電するため、この静電気によって
薄膜トランジスタ2のゲート絶縁膜4が絶縁破壊してし
まうことがあった。
【0009】これは、基板1に静電気により蓄積された
電荷が基板1上に形成されているゲート電極3からゲー
ト絶縁膜4の上の導電膜に放電されるためであり、薄膜
トランジスタ2のソース,ドレイン電極7,8は、ソー
ス,ドレイン用金属膜を成膜してこの金属膜をパターニ
ングする方法で形成されるため、このソース,ドレイン
電極7,8の形成工程中に基板1に静電気が帯電する
と、この静電気が前記ソース,ドレイン用金属膜または
パターニングされたソース,ドレイン電極7,8に放電
されてこの部分のゲート絶縁膜4に絶縁破壊が発生し、
ゲート電極3とソース,ドレイン電極7,8とが短絡し
てしまう。この静電気によるゲート絶縁膜4の絶縁破壊
は、ソース,ドレイン電極7,8の形成後に基板1に静
電気が帯電した場合にも発生する。
電荷が基板1上に形成されているゲート電極3からゲー
ト絶縁膜4の上の導電膜に放電されるためであり、薄膜
トランジスタ2のソース,ドレイン電極7,8は、ソー
ス,ドレイン用金属膜を成膜してこの金属膜をパターニ
ングする方法で形成されるため、このソース,ドレイン
電極7,8の形成工程中に基板1に静電気が帯電する
と、この静電気が前記ソース,ドレイン用金属膜または
パターニングされたソース,ドレイン電極7,8に放電
されてこの部分のゲート絶縁膜4に絶縁破壊が発生し、
ゲート電極3とソース,ドレイン電極7,8とが短絡し
てしまう。この静電気によるゲート絶縁膜4の絶縁破壊
は、ソース,ドレイン電極7,8の形成後に基板1に静
電気が帯電した場合にも発生する。
【0010】なお、基板に帯電した静電気による薄膜ト
ランジスタの絶縁破壊は、逆スタガー型の薄膜トランジ
スタを形成しているTFTパネルに限らず、スタガー
型、コプラナー型、あるいは逆コプラナー型の薄膜トラ
ンジスタを形成しているTFTパネルの製造においても
発生しており、これらTFTパネルの製造においても、
薄膜トランジスタの上部電極(スタガー型またはコプラ
ナー型の薄膜トランジスタではゲート電極、逆コプラナ
ー型の薄膜トランジスタではソース,ドレイン電極)の
形成時やその形成後に基板に静電気が帯電すると、この
静電気が薄膜トランジスタの下部電極からゲート絶縁膜
の上の導電膜(上部電極となる金属膜または上部電極)
に放電されて、この部分のゲート絶縁膜に絶縁破壊が発
生する。
ランジスタの絶縁破壊は、逆スタガー型の薄膜トランジ
スタを形成しているTFTパネルに限らず、スタガー
型、コプラナー型、あるいは逆コプラナー型の薄膜トラ
ンジスタを形成しているTFTパネルの製造においても
発生しており、これらTFTパネルの製造においても、
薄膜トランジスタの上部電極(スタガー型またはコプラ
ナー型の薄膜トランジスタではゲート電極、逆コプラナ
ー型の薄膜トランジスタではソース,ドレイン電極)の
形成時やその形成後に基板に静電気が帯電すると、この
静電気が薄膜トランジスタの下部電極からゲート絶縁膜
の上の導電膜(上部電極となる金属膜または上部電極)
に放電されて、この部分のゲート絶縁膜に絶縁破壊が発
生する。
【0011】本発明の目的は、少なくとも薄膜トランジ
スタを完成するまでは静電気によるゲート絶縁膜の絶縁
破壊を防いで、TFTパネルの製造歩留を向上させるこ
とができるTFTパネルの製造方法を提供することにあ
る。
スタを完成するまでは静電気によるゲート絶縁膜の絶縁
破壊を防いで、TFTパネルの製造歩留を向上させるこ
とができるTFTパネルの製造方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のTFTパネルの
製造方法は、透明基板上に形成する薄膜トランジスタの
ゲート電極と,ソースと,ドレイン電極とのうち少なく
ともゲート絶縁膜の上に形成する上部電極の形成前に、
前記基板の下面にそのほぼ前面にわたって、酸化により
透明な絶縁膜になる導電性金属膜を形成しておき、前記
薄膜トランジスタの完成後に、前記導電性金属膜の全厚
を酸化させて透明絶縁膜を形成することを特徴とする
製造方法は、透明基板上に形成する薄膜トランジスタの
ゲート電極と,ソースと,ドレイン電極とのうち少なく
ともゲート絶縁膜の上に形成する上部電極の形成前に、
前記基板の下面にそのほぼ前面にわたって、酸化により
透明な絶縁膜になる導電性金属膜を形成しておき、前記
薄膜トランジスタの完成後に、前記導電性金属膜の全厚
を酸化させて透明絶縁膜を形成することを特徴とする
【0013】
【作用】このように基板の下面にそのほぼ全面にわたっ
て導電性金属膜を形成しておけば、基板下面の金属膜と
基板搬送装置等との摩擦接触により静電気が発生した場
合でも、この静電気は前記金属膜から基板搬送装置等に
アースされてしまうため、基板に静電気が帯電すること
はない。
て導電性金属膜を形成しておけば、基板下面の金属膜と
基板搬送装置等との摩擦接触により静電気が発生した場
合でも、この静電気は前記金属膜から基板搬送装置等に
アースされてしまうため、基板に静電気が帯電すること
はない。
【0014】そして、基板に静電気が帯電した場合のゲ
ート絶縁膜の絶縁破壊は、薄膜トランジスタの上部電極
の形成時やその形成後に発生するため、少なくとも前記
上部電極の形成前に基板の下面に金属膜を形成して基板
に静電気を帯電させないようにしておけば、静電気によ
るゲート絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。
ート絶縁膜の絶縁破壊は、薄膜トランジスタの上部電極
の形成時やその形成後に発生するため、少なくとも前記
上部電極の形成前に基板の下面に金属膜を形成して基板
に静電気を帯電させないようにしておけば、静電気によ
るゲート絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。
【0015】また、上記導電性金属膜は不透明膜である
ため、この金属膜をそのまま基板の下面に残しておいた
のでは、画素電極部分の透過光が遮られてしまうが、前
記金属膜を酸化により透明な絶縁膜になる金属で形成し
ておけば、この金属膜をその全厚にわたって酸化させる
ことによって透明な酸化絶縁膜とすることができるた
め、上記金属膜をエッチングして除去する必要はない。
ため、この金属膜をそのまま基板の下面に残しておいた
のでは、画素電極部分の透過光が遮られてしまうが、前
記金属膜を酸化により透明な絶縁膜になる金属で形成し
ておけば、この金属膜をその全厚にわたって酸化させる
ことによって透明な酸化絶縁膜とすることができるた
め、上記金属膜をエッチングして除去する必要はない。
【0016】この場合、本発明では、薄膜トランジスタ
の完成後に前記金属膜を酸化させているため、少なくと
も薄膜トランジスタを完成するまでは静電気によるゲー
ト絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。
の完成後に前記金属膜を酸化させているため、少なくと
も薄膜トランジスタを完成するまでは静電気によるゲー
ト絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。
【0017】したがって、本発明によれば、薄膜トラン
ジスタの製造工程中にもゲート絶縁膜に絶縁破壊が発生
している従来の製造方法に比べて、TFTパネルの製造
歩留を飛躍的に向上させることができる。
ジスタの製造工程中にもゲート絶縁膜に絶縁破壊が発生
している従来の製造方法に比べて、TFTパネルの製造
歩留を飛躍的に向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、逆スタガー型の
薄膜トランジスタを配列形成したTFTパネルの製造に
ついて説明する。図1はTFTパネルの製造方法を示す
各工程の断面図であり、TFTパネルは次のような工程
で製造する。
薄膜トランジスタを配列形成したTFTパネルの製造に
ついて説明する。図1はTFTパネルの製造方法を示す
各工程の断面図であり、TFTパネルは次のような工程
で製造する。
【0019】[工程1]まず、図1(a)に示すよう
に、ガラス等からなる透明基板1の下面(薄膜トランジ
スタおよび画素電極の形成面とは反対の面)に、そのほ
ぼ全面にわたって、酸化により透明な絶縁膜になる導電
性金属膜10をスパッタ装置により100nm程度の膜
厚に形成する。この金属膜10は、例えばAl (アルミ
ニウム)または、Al にTi (チタン),Cr (クロ
ム),Ta (タンタル)等を含有させたAl 系合金等で
形成する。
に、ガラス等からなる透明基板1の下面(薄膜トランジ
スタおよび画素電極の形成面とは反対の面)に、そのほ
ぼ全面にわたって、酸化により透明な絶縁膜になる導電
性金属膜10をスパッタ装置により100nm程度の膜
厚に形成する。この金属膜10は、例えばAl (アルミ
ニウム)または、Al にTi (チタン),Cr (クロ
ム),Ta (タンタル)等を含有させたAl 系合金等で
形成する。
【0020】[工程2]次に、図1(b)に示すよう
に、上記基板1の上に、薄膜トランジスタ2と画素電極
9を形成する。なお、前記薄膜トランジスタ2は、図2
および図3に示した薄膜トランジスタと同じものであ
り、この薄膜トランジスタ2は次のような方法で形成す
る。
に、上記基板1の上に、薄膜トランジスタ2と画素電極
9を形成する。なお、前記薄膜トランジスタ2は、図2
および図3に示した薄膜トランジスタと同じものであ
り、この薄膜トランジスタ2は次のような方法で形成す
る。
【0021】まず、基板1上にCr ,Ta ,Al または
Al 系合金等からなるゲート用金属膜をスパッタ装置に
より成膜し、この金属膜をフォトリソグラフィ法により
パターニングして、基板1上に配列形成する各薄膜トラ
ンジスタ2のゲート電極3と図2に示したゲート配線3
aを形成する。
Al 系合金等からなるゲート用金属膜をスパッタ装置に
より成膜し、この金属膜をフォトリソグラフィ法により
パターニングして、基板1上に配列形成する各薄膜トラ
ンジスタ2のゲート電極3と図2に示したゲート配線3
aを形成する。
【0022】次に、基板1上に、Si Nからなるゲート
絶縁膜4と、a−Siからなるi型半導体膜5と、n型
不純物をドープしたa−Siからなるn型半導体膜6と
をプラズマCVD装置により連続して成膜し、この後、
n型半導体膜6とi型半導体膜5とを、フォトリソグラ
フィ法によって薄膜トランジスタ2の素子形状(外形)
にパターニングする。
絶縁膜4と、a−Siからなるi型半導体膜5と、n型
不純物をドープしたa−Siからなるn型半導体膜6と
をプラズマCVD装置により連続して成膜し、この後、
n型半導体膜6とi型半導体膜5とを、フォトリソグラ
フィ法によって薄膜トランジスタ2の素子形状(外形)
にパターニングする。
【0023】次に、Cr ,Ta ,Al またはAl 系合金
等からなるソース,ドレイン用金属膜をスパッタ装置に
より成膜し、この金属膜をフォトリソグラフィ法により
パターニングして各薄膜トランジスタ2のソース電極7
およびドレイン電極8と図2に示したデータ配線8aを
形成し、この後、上記n型半導体膜6のチャンネル対応
部分(ソース電極7とドレイン電極8との間の部分)を
エッチング除去して薄膜トランジスタ2を完成する。
等からなるソース,ドレイン用金属膜をスパッタ装置に
より成膜し、この金属膜をフォトリソグラフィ法により
パターニングして各薄膜トランジスタ2のソース電極7
およびドレイン電極8と図2に示したデータ配線8aを
形成し、この後、上記n型半導体膜6のチャンネル対応
部分(ソース電極7とドレイン電極8との間の部分)を
エッチング除去して薄膜トランジスタ2を完成する。
【0024】また、画素電極9は、上記薄膜トランジス
タ2を形成した後、ITO等からなる透明導電膜をスパ
ッタ装置により成膜し、この透明導電膜をフォトリソグ
ラフィ法によりパターニングして形成する。
タ2を形成した後、ITO等からなる透明導電膜をスパ
ッタ装置により成膜し、この透明導電膜をフォトリソグ
ラフィ法によりパターニングして形成する。
【0025】上記薄膜トランジスタ2の形成におけるゲ
ート用金属膜およびソース,ドレイン用金属膜のパター
ニングは、この金属膜面にエッチング液を散布するシャ
ワーエッチングによって行ない、i型半導体膜5および
n型半導体膜6のパターニングはプラズマエッチングに
よって行なう。また、画素電極9となる透明導電膜のパ
ターニングは、その膜面にエッチング液を散布するシャ
ワーエッチングによって行なう。
ート用金属膜およびソース,ドレイン用金属膜のパター
ニングは、この金属膜面にエッチング液を散布するシャ
ワーエッチングによって行ない、i型半導体膜5および
n型半導体膜6のパターニングはプラズマエッチングに
よって行なう。また、画素電極9となる透明導電膜のパ
ターニングは、その膜面にエッチング液を散布するシャ
ワーエッチングによって行なう。
【0026】この場合、上記金属膜や透明導電膜のエッ
チング時に、散布したエッチング液が基板1の下面にも
ある程度回り込むため、使用するエッチング液によって
は、基板1の下面に形成してある金属膜10もエッチン
グされることがあるが、基板下面に回り込むエッチング
液の量は僅かであり、したがって前記金属膜10はその
表面を僅かにエッチングされるだけであるから、この金
属膜10をある程度厚い膜厚(100nm程度)に形成
しておけば、基板下面の金属膜10がなくなってしまう
ことはない。
チング時に、散布したエッチング液が基板1の下面にも
ある程度回り込むため、使用するエッチング液によって
は、基板1の下面に形成してある金属膜10もエッチン
グされることがあるが、基板下面に回り込むエッチング
液の量は僅かであり、したがって前記金属膜10はその
表面を僅かにエッチングされるだけであるから、この金
属膜10をある程度厚い膜厚(100nm程度)に形成
しておけば、基板下面の金属膜10がなくなってしまう
ことはない。
【0027】ところで、上記薄膜トランジスタ2および
画素電極は、基板1を成膜装置やパターニング装置に順
次搬送しながら形成するが、この場合、基板1の下面が
直接基板搬送装置等に接触すると、基板1と基板搬送装
置等との摩擦によって発生した静電気が基板1に帯電す
るため、この静電気が基板1上のゲート電極3からゲー
ト絶縁膜4の上に成膜したソース,ドレイン用金属膜ま
たはこの金属膜をパターニングして形成したソース,ド
レイン電極7,8に放電され、[発明が解決しようとす
る課題]の項に記したように、薄膜トランジスタ2のゲ
ート絶縁膜4が絶縁破壊してしまうことがある。
画素電極は、基板1を成膜装置やパターニング装置に順
次搬送しながら形成するが、この場合、基板1の下面が
直接基板搬送装置等に接触すると、基板1と基板搬送装
置等との摩擦によって発生した静電気が基板1に帯電す
るため、この静電気が基板1上のゲート電極3からゲー
ト絶縁膜4の上に成膜したソース,ドレイン用金属膜ま
たはこの金属膜をパターニングして形成したソース,ド
レイン電極7,8に放電され、[発明が解決しようとす
る課題]の項に記したように、薄膜トランジスタ2のゲ
ート絶縁膜4が絶縁破壊してしまうことがある。
【0028】しかし、この実施例では、基板1の下面に
そのほぼ全面にわたって導電性金属膜10を形成してお
き、この状態で基板1上に薄膜トランジスタ2および画
素電極9を形成しているため、この薄膜トランジスタ2
および画素電極9の形成工程中に基板搬送装置等との摩
擦により静電気が発生しても、この静電気が基板1に帯
電することはない。
そのほぼ全面にわたって導電性金属膜10を形成してお
き、この状態で基板1上に薄膜トランジスタ2および画
素電極9を形成しているため、この薄膜トランジスタ2
および画素電極9の形成工程中に基板搬送装置等との摩
擦により静電気が発生しても、この静電気が基板1に帯
電することはない。
【0029】すなわち、基板1の下面に金属膜10を形
成している場合でも、この金属膜10と基板搬送装置等
との間に摩擦が生じるとその間に静電気が発生するが、
前記金属膜10は基板搬送装置等に接触しているため、
発生した静電気は前記基板搬送装置等にアースされてし
まうから、基板1に静電気が帯電することはない。
成している場合でも、この金属膜10と基板搬送装置等
との間に摩擦が生じるとその間に静電気が発生するが、
前記金属膜10は基板搬送装置等に接触しているため、
発生した静電気は前記基板搬送装置等にアースされてし
まうから、基板1に静電気が帯電することはない。
【0030】そして、基板に静電気が帯電した場合にお
けるゲート絶縁膜4の絶縁破壊は、薄膜トランジスタ2
の上部電極であるソース,ドレイン電極7,8の形成時
やその形成後に発生するが、上記実施例では、薄膜トラ
ンジスタ2の形成を開始する前に基板1の下面に金属膜
10を形成して、薄膜トランジスタ2の形成初期から基
板1に静電気を帯電させないようにしているため、静電
気によるゲート絶縁膜4の絶縁破壊を防いで、ゲート電
極3とソース,ドレイン電極7,8との短絡を防止する
ことができる。
けるゲート絶縁膜4の絶縁破壊は、薄膜トランジスタ2
の上部電極であるソース,ドレイン電極7,8の形成時
やその形成後に発生するが、上記実施例では、薄膜トラ
ンジスタ2の形成を開始する前に基板1の下面に金属膜
10を形成して、薄膜トランジスタ2の形成初期から基
板1に静電気を帯電させないようにしているため、静電
気によるゲート絶縁膜4の絶縁破壊を防いで、ゲート電
極3とソース,ドレイン電極7,8との短絡を防止する
ことができる。
【0031】[工程3]上記のように基板1の下面に導
電性金属膜10を形成した状態で基板1上に薄膜トラン
ジスタ2および画素電極9を形成した後は、基板1の下
面に形成しておいた導電性金属膜10をその全厚にわた
って陽極酸化させ、この金属膜10を図1(c)に示す
ように透明な酸化絶縁膜10aとして、TFTパネルの
製造を終了する。
電性金属膜10を形成した状態で基板1上に薄膜トラン
ジスタ2および画素電極9を形成した後は、基板1の下
面に形成しておいた導電性金属膜10をその全厚にわた
って陽極酸化させ、この金属膜10を図1(c)に示す
ように透明な酸化絶縁膜10aとして、TFTパネルの
製造を終了する。
【0032】上記導電性金属膜10の陽極酸化は、基板
1を電解液中に浸漬してその下面の金属膜10を電解液
中において対向電極(白金電極)と対向させ、前記金属
膜10を陽極とし、対向電極を陰極として、その間に電
圧を印加して行なう。
1を電解液中に浸漬してその下面の金属膜10を電解液
中において対向電極(白金電極)と対向させ、前記金属
膜10を陽極とし、対向電極を陰極として、その間に電
圧を印加して行なう。
【0033】このように電解液中において金属膜10と
対向電極の間に電圧を印加すると、陽極である金属膜1
0が化成反応を起して酸化される。この場合、金属膜1
0は電解液に接している表面から酸化されて行くが、そ
の酸化の進行深さは金属膜10と対向電極の間に印加す
る電圧によって決まるため、この印加電圧の値を金属膜
10の膜厚に応じて設定しておけば、前記金属膜10を
その全厚にわたって酸化させることができる。なお、こ
の金属膜10の陽極酸化は、基板1上を図1(c)に鎖
線で示したようにレジスト11で覆っておいて行なう。
対向電極の間に電圧を印加すると、陽極である金属膜1
0が化成反応を起して酸化される。この場合、金属膜1
0は電解液に接している表面から酸化されて行くが、そ
の酸化の進行深さは金属膜10と対向電極の間に印加す
る電圧によって決まるため、この印加電圧の値を金属膜
10の膜厚に応じて設定しておけば、前記金属膜10を
その全厚にわたって酸化させることができる。なお、こ
の金属膜10の陽極酸化は、基板1上を図1(c)に鎖
線で示したようにレジスト11で覆っておいて行なう。
【0034】すなわち、上記TFTパネルの製造方法
は、透明基板1の下面にそのほぼ全面にわたって酸化に
より透明な絶縁膜になる導電性金属膜10を形成してお
いて、前記基板1上に薄膜トランジスタ2および画素電
極9を形成するものであり、この製造方法によれば、基
板1に静電気を帯電させることなく薄膜トランジスタ2
を形成できるため、薄膜トランジスタ2の形成工程中に
静電気によりゲート絶縁膜4が絶縁破壊するのを防い
で、TFTパネルの製造歩留を向上させることができ
る。
は、透明基板1の下面にそのほぼ全面にわたって酸化に
より透明な絶縁膜になる導電性金属膜10を形成してお
いて、前記基板1上に薄膜トランジスタ2および画素電
極9を形成するものであり、この製造方法によれば、基
板1に静電気を帯電させることなく薄膜トランジスタ2
を形成できるため、薄膜トランジスタ2の形成工程中に
静電気によりゲート絶縁膜4が絶縁破壊するのを防い
で、TFTパネルの製造歩留を向上させることができ
る。
【0035】また、上記導電性金属膜10は不透明膜で
あるため、この金属膜10をそのまま基板1の下面に残
しておいたのでは、画素電極9部分の透過光が遮られて
しまうが、前記金属膜10を酸化により透明な絶縁膜に
なる金属で形成しておけば、この金属膜10をその全厚
にわたって酸化させることによって透明な酸化絶縁膜1
0aとすることができるため、上記金属膜10をエッチ
ングして除去する必要はない。
あるため、この金属膜10をそのまま基板1の下面に残
しておいたのでは、画素電極9部分の透過光が遮られて
しまうが、前記金属膜10を酸化により透明な絶縁膜に
なる金属で形成しておけば、この金属膜10をその全厚
にわたって酸化させることによって透明な酸化絶縁膜1
0aとすることができるため、上記金属膜10をエッチ
ングして除去する必要はない。
【0036】この場合、上記金属膜10を酸化させて酸
化絶縁膜10aとした後は、前記金属膜10による基板
1への静電気帯電防止作用は得られなくなるが、上記実
施例では、基板1上に薄膜トランジスタ2および画素電
極9を形成した後に前記金属膜10を酸化させているた
め、薄膜トランジスタ2を完成しさらに画素電極9を形
成するまでは静電気によるゲート絶縁膜4の絶縁破壊を
防ぐことができる。
化絶縁膜10aとした後は、前記金属膜10による基板
1への静電気帯電防止作用は得られなくなるが、上記実
施例では、基板1上に薄膜トランジスタ2および画素電
極9を形成した後に前記金属膜10を酸化させているた
め、薄膜トランジスタ2を完成しさらに画素電極9を形
成するまでは静電気によるゲート絶縁膜4の絶縁破壊を
防ぐことができる。
【0037】したがって、上記実施例の製造方法によれ
ば、TFTパネルの製造中にゲート絶縁膜4に絶縁破壊
が発生するのを防いで、TFTパネルの製造歩留を向上
させることができる。
ば、TFTパネルの製造中にゲート絶縁膜4に絶縁破壊
が発生するのを防いで、TFTパネルの製造歩留を向上
させることができる。
【0038】なお、上記実施例では、薄膜トランジスタ
2の形成を開始する前に基板1の下面に導電性金属膜1
0を形成しているが、基板1に静電気が帯電した場合の
ゲート絶縁膜4の絶縁破壊は、薄膜トランジスタ2の上
部電極であるソース,ドレイン電極7,8の形成時やそ
の形成後に発生するため、前記金属膜10は、少なくと
も前記ソース,ドレイン電極7,8の形成前に形成すれ
ばよい。
2の形成を開始する前に基板1の下面に導電性金属膜1
0を形成しているが、基板1に静電気が帯電した場合の
ゲート絶縁膜4の絶縁破壊は、薄膜トランジスタ2の上
部電極であるソース,ドレイン電極7,8の形成時やそ
の形成後に発生するため、前記金属膜10は、少なくと
も前記ソース,ドレイン電極7,8の形成前に形成すれ
ばよい。
【0039】また、上記実施例では、基板1上に薄膜ト
ランジスタ2および画素電極9を形成した後に基板下面
の金属膜10を酸化させているが、この金属膜10の酸
化は、薄膜トランジスタ2を完成した後であればどの時
点で行なってもよい。
ランジスタ2および画素電極9を形成した後に基板下面
の金属膜10を酸化させているが、この金属膜10の酸
化は、薄膜トランジスタ2を完成した後であればどの時
点で行なってもよい。
【0040】すなわち、上記金属膜10の酸化は、例え
ば薄膜トランジスタ2を完成した後、画素電極9を形成
する前に行なってもよく、その場合でも、少なくとも薄
膜トランジスタ2を完成するまでは静電気によるゲート
絶縁膜4の絶縁破壊を防ぐことができるから、薄膜トラ
ンジスタの製造工程中にもゲート絶縁膜に絶縁破壊が発
生している従来の製造方法に比べて、TFTパネルの製
造歩留を飛躍的に向上させることができる。
ば薄膜トランジスタ2を完成した後、画素電極9を形成
する前に行なってもよく、その場合でも、少なくとも薄
膜トランジスタ2を完成するまでは静電気によるゲート
絶縁膜4の絶縁破壊を防ぐことができるから、薄膜トラ
ンジスタの製造工程中にもゲート絶縁膜に絶縁破壊が発
生している従来の製造方法に比べて、TFTパネルの製
造歩留を飛躍的に向上させることができる。
【0041】さらに、上記金属膜10の酸化は、TFT
パネルと対向パネル(透明基板上に対向電極を形成した
もの)とを液晶封入領域を囲む枠状のシール材を介して
接着して液晶セルを組立て、この液晶セルに液晶を封入
して液晶表示素子を完成した後に行なってもよく、この
ようにすれば、液晶表示素子を完成するまで静電気によ
るゲート絶縁膜4の絶縁破壊を防ぐことができる。
パネルと対向パネル(透明基板上に対向電極を形成した
もの)とを液晶封入領域を囲む枠状のシール材を介して
接着して液晶セルを組立て、この液晶セルに液晶を封入
して液晶表示素子を完成した後に行なってもよく、この
ようにすれば、液晶表示素子を完成するまで静電気によ
るゲート絶縁膜4の絶縁破壊を防ぐことができる。
【0042】なお、上記実施例は、逆スタガー型の薄膜
トランジスタ2を配列形成したTFTパネルを製造する
例であるが、本発明は、スタガー型、コプラナー型、あ
るいは逆コプラナー型の薄膜トランジスタを形成してい
るTFTパネルの製造にも適用できることはもちろんで
ある。
トランジスタ2を配列形成したTFTパネルを製造する
例であるが、本発明は、スタガー型、コプラナー型、あ
るいは逆コプラナー型の薄膜トランジスタを形成してい
るTFTパネルの製造にも適用できることはもちろんで
ある。
【0043】
【発明の効果】本発明のTFTパネルの製造方法は、透
明基板の上に薄膜トランジスタと電極とを配列形成した
薄膜トランジスタパネルの製造方法において、前記基板
上に形成する薄膜トランジスタのゲート電極と,ソース
と,ドレイン電極とのうち少なくともゲート絶縁膜の上
に形成する上部電極の形成前に、前記基板の下面にその
ほぼ前面にわたって、酸化により透明な絶縁膜になる導
電性金属膜を形成しておき、前記薄膜トランジスタの完
成後に、前記導電性金属膜の全厚を酸化させて透明絶縁
膜を形成するものであるため、少なくとも薄膜トランジ
スタを完成するまでは静電によるゲート絶縁膜の絶縁破
壊を防いで、TFTの製造歩留を向上させることができ
るし、また、薄膜トランジスタの完成後に前記導電性金
属膜を酸化させれば、この金属膜が透明な酸化絶縁膜と
なるため、前記金属膜をエッチングして除去する必要は
ない。
明基板の上に薄膜トランジスタと電極とを配列形成した
薄膜トランジスタパネルの製造方法において、前記基板
上に形成する薄膜トランジスタのゲート電極と,ソース
と,ドレイン電極とのうち少なくともゲート絶縁膜の上
に形成する上部電極の形成前に、前記基板の下面にその
ほぼ前面にわたって、酸化により透明な絶縁膜になる導
電性金属膜を形成しておき、前記薄膜トランジスタの完
成後に、前記導電性金属膜の全厚を酸化させて透明絶縁
膜を形成するものであるため、少なくとも薄膜トランジ
スタを完成するまでは静電によるゲート絶縁膜の絶縁破
壊を防いで、TFTの製造歩留を向上させることができ
るし、また、薄膜トランジスタの完成後に前記導電性金
属膜を酸化させれば、この金属膜が透明な酸化絶縁膜と
なるため、前記金属膜をエッチングして除去する必要は
ない。
【図1】本発明の一実施例によるTFTパネルの製造方
法を示す各工程の断面図。
法を示す各工程の断面図。
【図2】TFTパネルの一例を示す一部分の平面図。
【図3】図2の III−III 線に沿う拡大断面図。
1…基板、2…薄膜トランジスタ、3…ゲート電極、4
…ゲート絶縁膜、5…i型半導体膜、6…n型半導体
膜、7…ソース電極、8…ドレイン電極、9…画素電
極、10…導電性金属膜、10a…酸化絶縁膜、11…
レジスト。
…ゲート絶縁膜、5…i型半導体膜、6…n型半導体
膜、7…ソース電極、8…ドレイン電極、9…画素電
極、10…導電性金属膜、10a…酸化絶縁膜、11…
レジスト。
Claims (1)
- 【請求項1】透明基板の上に薄膜トランジスタと電極と
を配列形成した薄膜トランジスタパネルの製造方法にお
いて、前記基板上に形成する薄膜トランジスタのゲート
電極と,ソースと,ドレイン電極とのうち少なくともゲ
ート絶縁膜の上に形成する上部電極の形成前に、前記基
板の下面にそのほぼ前面にわたって、酸化により透明な
絶縁膜になる導電性金属膜を形成しておき、前記薄膜ト
ランジスタの完成後に、前記導電性金属膜の全厚を酸化
させて透明絶縁膜を形成することを特徴とする薄膜トラ
ンジスタパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16679592A JP3123231B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 薄膜トランジスタパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16679592A JP3123231B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 薄膜トランジスタパネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05333379A JPH05333379A (ja) | 1993-12-17 |
JP3123231B2 true JP3123231B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15837823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16679592A Expired - Fee Related JP3123231B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 薄膜トランジスタパネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123231B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100611042B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2006-08-09 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정 표시장치 제조방법 및 그 제조방법에 따른액정표시장치 |
JP6413001B2 (ja) * | 2017-10-18 | 2018-10-24 | シチズン時計株式会社 | 光学素子用基板及び光学素子パッケージ |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP16679592A patent/JP3123231B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05333379A (ja) | 1993-12-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |