JPH0719319A - 歯車装置におけるサブギヤの組付構造 - Google Patents
歯車装置におけるサブギヤの組付構造Info
- Publication number
- JPH0719319A JPH0719319A JP16452393A JP16452393A JPH0719319A JP H0719319 A JPH0719319 A JP H0719319A JP 16452393 A JP16452393 A JP 16452393A JP 16452393 A JP16452393 A JP 16452393A JP H0719319 A JPH0719319 A JP H0719319A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- disc spring
- main gear
- main
- sub
- Prior art date
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- Pending
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- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シンプルな利点を阻害することなく、皿ばね
の回転に伴うスナップリングの外れを防止するととも
に、組付時における皿ばねの環状溝への落ち込みを防止
すること。 【構成】 噛合するメインギヤ11,12における一方
のメインギヤ11のボス部11a上にサブギヤ13を組
付けて同サブギヤ13を他方のメインギヤ12に噛合さ
せるとともに、このサブギヤ13をボス部11aに設け
た環状溝11bに嵌着したC形のスナップリング15に
より抜け止めされる皿ばね14でメインギヤ11の一側
に押圧するように構成した歯車装置において、ボス部1
1aに環状溝11bより深く環状溝11bを横切って端
部にまで延びる少なくとも3本の軸方向溝11cを周方
向において略等間隔に設けるとともに、皿ばね14の内
周に各軸方向溝11cに軸方向へ摺動可能に嵌合する突
起14aを形成した。
の回転に伴うスナップリングの外れを防止するととも
に、組付時における皿ばねの環状溝への落ち込みを防止
すること。 【構成】 噛合するメインギヤ11,12における一方
のメインギヤ11のボス部11a上にサブギヤ13を組
付けて同サブギヤ13を他方のメインギヤ12に噛合さ
せるとともに、このサブギヤ13をボス部11aに設け
た環状溝11bに嵌着したC形のスナップリング15に
より抜け止めされる皿ばね14でメインギヤ11の一側
に押圧するように構成した歯車装置において、ボス部1
1aに環状溝11bより深く環状溝11bを横切って端
部にまで延びる少なくとも3本の軸方向溝11cを周方
向において略等間隔に設けるとともに、皿ばね14の内
周に各軸方向溝11cに軸方向へ摺動可能に嵌合する突
起14aを形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車装置においてメイ
ンギヤ対間のバックラッシに基づくガタ打ちを防止する
ために設けられるサブギヤの組付構造に関する。
ンギヤ対間のバックラッシに基づくガタ打ちを防止する
ために設けられるサブギヤの組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】サブギヤの組付構造の一つとして、一方
のメインギヤのボス部上に組付けられて同ボス部に設け
た環状溝に嵌着したC形のスナップリングによって抜け
止めされる皿ばねにより同ボス部上に組付けられたサブ
ギヤを軸方向へ付勢して前記一方のメインギヤの一側に
押圧するようにしたものがある。
のメインギヤのボス部上に組付けられて同ボス部に設け
た環状溝に嵌着したC形のスナップリングによって抜け
止めされる皿ばねにより同ボス部上に組付けられたサブ
ギヤを軸方向へ付勢して前記一方のメインギヤの一側に
押圧するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した組付構造はシ
ンプルである利点はあるものの、メインギヤに対するサ
ブギヤの回転に伴って皿ばねが回転した場合にC形のス
ナップリングが押し開かれて外れるおそれがあり、また
組付時に皿ばねが環状溝に落ち込んで組付性を阻害する
おそれがある。本発明は、上記した問題に対処すべくな
されたものであり、その目的はシンプルな利点を阻害す
ることなく、皿ばねの回転に伴うスナップリングの外れ
を防止するとともに、組付時における皿ばねの環状溝へ
の落ち込みを防止することにある。
ンプルである利点はあるものの、メインギヤに対するサ
ブギヤの回転に伴って皿ばねが回転した場合にC形のス
ナップリングが押し開かれて外れるおそれがあり、また
組付時に皿ばねが環状溝に落ち込んで組付性を阻害する
おそれがある。本発明は、上記した問題に対処すべくな
されたものであり、その目的はシンプルな利点を阻害す
ることなく、皿ばねの回転に伴うスナップリングの外れ
を防止するとともに、組付時における皿ばねの環状溝へ
の落ち込みを防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、互いに噛合する一対のメイ
ンギヤにおける一方のメインギヤのボス部上に同メイン
ギヤの一側に沿って摺動可能にサブギヤを組付けて同サ
ブギヤを他方のメインギヤに噛合させるとともに、前記
サブギヤを前記ボス部上に組付けられて前記ボス部に設
けた環状溝に嵌着したC形のスナップリングによって抜
け止めされる皿ばねにより軸方向へ付勢して前記一方の
メインギヤの一側に押圧し、同メインギヤと前記サブギ
ヤ間に生じる摩擦トルクにより前記両メインギヤ間のガ
タ打ちを防止するようにした歯車装置において、前記ボ
ス部に前記環状溝より深く前記環状溝を横切って端部に
まで延びる少なくとも3本の軸方向溝を周方向において
略等間隔に設けるとともに、前記皿ばねの内周に前記各
軸方向溝に軸方向へ摺動可能に嵌合する突起を形成し
た。
ために、本発明においては、互いに噛合する一対のメイ
ンギヤにおける一方のメインギヤのボス部上に同メイン
ギヤの一側に沿って摺動可能にサブギヤを組付けて同サ
ブギヤを他方のメインギヤに噛合させるとともに、前記
サブギヤを前記ボス部上に組付けられて前記ボス部に設
けた環状溝に嵌着したC形のスナップリングによって抜
け止めされる皿ばねにより軸方向へ付勢して前記一方の
メインギヤの一側に押圧し、同メインギヤと前記サブギ
ヤ間に生じる摩擦トルクにより前記両メインギヤ間のガ
タ打ちを防止するようにした歯車装置において、前記ボ
ス部に前記環状溝より深く前記環状溝を横切って端部に
まで延びる少なくとも3本の軸方向溝を周方向において
略等間隔に設けるとともに、前記皿ばねの内周に前記各
軸方向溝に軸方向へ摺動可能に嵌合する突起を形成し
た。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明によるサブギヤの組付構造
においては、皿ばねの内周に形成した各突起がメインギ
ヤのボス部に設けた各軸方向溝に嵌合する構成としたた
め、皿ばねがメインギヤのボス部に対して回転すること
はなく、皿ばねの回転に伴うスナップリングの外れを確
実に防止することができるとともに、組付時に皿ばねを
メインギヤのボス部に対してセンタリングさせることが
できて環状溝への落ち込みを確実に防止することができ
る。また、皿ばねの回転を防止することにより、摩擦ト
ルクの発生箇所をメインギヤとサブギヤの係合部とサブ
ギヤと皿ばねの係合部の二箇所に常に限定できて安定し
た摩擦特性を得ることができる。
においては、皿ばねの内周に形成した各突起がメインギ
ヤのボス部に設けた各軸方向溝に嵌合する構成としたた
め、皿ばねがメインギヤのボス部に対して回転すること
はなく、皿ばねの回転に伴うスナップリングの外れを確
実に防止することができるとともに、組付時に皿ばねを
メインギヤのボス部に対してセンタリングさせることが
できて環状溝への落ち込みを確実に防止することができ
る。また、皿ばねの回転を防止することにより、摩擦ト
ルクの発生箇所をメインギヤとサブギヤの係合部とサブ
ギヤと皿ばねの係合部の二箇所に常に限定できて安定し
た摩擦特性を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図1〜図3に基
づいて説明する。図1は組付後の状態を示していて、互
いに噛合する一対のメインギヤ11,12における一方
のメインギヤ11のボス部11a上にはサブギヤ13と
皿ばね14とC形のスナップリング15が組付けられて
いる。サブギヤ13は周知のようにメインギヤ11とは
異なる歯数のギヤであって、メインギヤ11の一側に沿
って周方向に摺動可能に組付けられて他方のメインギヤ
12に噛合している。皿ばね14はボス部11a上に組
付けられてボス部11aに設けた環状溝11bに嵌着し
たC形のスナップリング15により抜け止めされおり、
サブギヤ13を軸方向へ付勢してメインギヤ11の一側
に押圧している。かかる構成により、両メインギヤ1
1,12が回転してトルクを伝達するときには、メイン
ギヤ11に対してサブギヤ13が相対回転し、メインギ
ヤ11とサブギヤ13間に生じる摩擦トルクにより両メ
インギヤ11,12間のバックラッシに基づくガタ打ち
が防止される。
づいて説明する。図1は組付後の状態を示していて、互
いに噛合する一対のメインギヤ11,12における一方
のメインギヤ11のボス部11a上にはサブギヤ13と
皿ばね14とC形のスナップリング15が組付けられて
いる。サブギヤ13は周知のようにメインギヤ11とは
異なる歯数のギヤであって、メインギヤ11の一側に沿
って周方向に摺動可能に組付けられて他方のメインギヤ
12に噛合している。皿ばね14はボス部11a上に組
付けられてボス部11aに設けた環状溝11bに嵌着し
たC形のスナップリング15により抜け止めされおり、
サブギヤ13を軸方向へ付勢してメインギヤ11の一側
に押圧している。かかる構成により、両メインギヤ1
1,12が回転してトルクを伝達するときには、メイン
ギヤ11に対してサブギヤ13が相対回転し、メインギ
ヤ11とサブギヤ13間に生じる摩擦トルクにより両メ
インギヤ11,12間のバックラッシに基づくガタ打ち
が防止される。
【0007】ところで、本実施例においては、メインギ
ヤ11のボス部11aに環状溝11bより深くまた環状
溝11bを横切って端部にまで延びる3本(4本以上で
もよい)の軸方向溝11cが周方向において略等間隔に
設けられている。また、皿ばね14の内周に各軸方向溝
11cに軸方向へ摺動可能に嵌合する突起14が形成さ
れている。
ヤ11のボス部11aに環状溝11bより深くまた環状
溝11bを横切って端部にまで延びる3本(4本以上で
もよい)の軸方向溝11cが周方向において略等間隔に
設けられている。また、皿ばね14の内周に各軸方向溝
11cに軸方向へ摺動可能に嵌合する突起14が形成さ
れている。
【0008】このため、本実施例においては、皿ばね1
4がメインギヤ11のボス部11aに対して回転するこ
とはなく、皿ばね14の回転に伴うスナップリング15
の外れを確実に防止することができるとともに、組付時
に皿ばね14をメインギヤ11のボス部11aに対して
センタリングさせることができて環状溝11bへの落ち
込みを確実に防止することができる。また、皿ばね14
の回転を防止することにより、摩擦トルクの発生箇所を
メインギヤ11とサブギヤ13の係合部とサブギヤ13
と皿ばね14の係合部の二箇所に常に限定できて安定し
た摩擦特性を得ることができる。
4がメインギヤ11のボス部11aに対して回転するこ
とはなく、皿ばね14の回転に伴うスナップリング15
の外れを確実に防止することができるとともに、組付時
に皿ばね14をメインギヤ11のボス部11aに対して
センタリングさせることができて環状溝11bへの落ち
込みを確実に防止することができる。また、皿ばね14
の回転を防止することにより、摩擦トルクの発生箇所を
メインギヤ11とサブギヤ13の係合部とサブギヤ13
と皿ばね14の係合部の二箇所に常に限定できて安定し
た摩擦特性を得ることができる。
【図1】 本発明による歯車装置におけるサブギヤの組
付構造の一例を示す縦断側面図である。
付構造の一例を示す縦断側面図である。
【図2】 同組付時における縦断側面図である。
【図3】 図2に示したサブギヤ,皿ばね,ボス部の関
係を示す端面図である。
係を示す端面図である。
11,12…メインギヤ、11a…ボス部、11b…環
状溝、11c…軸方向溝、13…サブギヤ、14…皿ば
ね、14a…突起、15…スナップリング。
状溝、11c…軸方向溝、13…サブギヤ、14…皿ば
ね、14a…突起、15…スナップリング。
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに噛合する一対のメインギヤにおけ
る一方のメインギヤのボス部上に同メインギヤの一側に
沿って摺動可能にサブギヤを組付けて同サブギヤを他方
のメインギヤに噛合させるとともに、前記サブギヤを前
記ボス部上に組付けられて前記ボス部に設けた環状溝に
嵌着したC形のスナップリングによって抜け止めされる
皿ばねにより軸方向へ付勢して前記一方のメインギヤの
一側に押圧し、同メインギヤと前記サブギヤ間に生じる
摩擦トルクにより前記両メインギヤ間のガタ打ちを防止
するようにした歯車装置において、前記ボス部に前記環
状溝より深く前記環状溝を横切って端部にまで延びる少
なくとも3本の軸方向溝を周方向において略等間隔に設
けるとともに、前記皿ばねの内周に前記各軸方向溝に軸
方向へ摺動可能に嵌合する突起を形成したことを特徴と
するサブギヤの組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16452393A JPH0719319A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 歯車装置におけるサブギヤの組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16452393A JPH0719319A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 歯車装置におけるサブギヤの組付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719319A true JPH0719319A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15794787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16452393A Pending JPH0719319A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 歯車装置におけるサブギヤの組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719319A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100898909B1 (ko) * | 2007-12-24 | 2009-05-26 | 대림자동차공업주식회사 | 축의 부품 조립 구조 |
JP2015110963A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | ジヤトコ株式会社 | 皿ばね及びその皿ばねを具えた油圧式クラッチ |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP16452393A patent/JPH0719319A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100898909B1 (ko) * | 2007-12-24 | 2009-05-26 | 대림자동차공업주식회사 | 축의 부품 조립 구조 |
JP2015110963A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | ジヤトコ株式会社 | 皿ばね及びその皿ばねを具えた油圧式クラッチ |
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