JPH07193199A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH07193199A
JPH07193199A JP32938493A JP32938493A JPH07193199A JP H07193199 A JPH07193199 A JP H07193199A JP 32938493 A JP32938493 A JP 32938493A JP 32938493 A JP32938493 A JP 32938493A JP H07193199 A JPH07193199 A JP H07193199A
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JP
Japan
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memory cell
aluminum
word line
memory cells
memory
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Withdrawn
Application number
JP32938493A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kobayashi
真一 小林
Hiroaki Nakai
宏明 中井
Tomoshi Futatsuya
知士 二ッ谷
Motoharu Ishii
元治 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミ杭打ちが行なわれて高速にアクセスす
ることができるような不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることである。 【構成】 不揮発性半導体記憶装置61は、行および列
に配設された複数のメモリセルを有するメモリセルアレ
イ63を含む。たとえば、列方向のメモリセル71〜7
8は、副ビット線151で接続されてメモリセルユニッ
トを形成し、選択トランジスタ161を介して主ビット
線171に接続される。行方向のメモリセルは、ワード
線と接続され、メモリセルユニット間のたとえばワード
線181,196が行方向に所定間隔で第1アルミ配線
201a,201b,201cによって接続され、ワー
ド線196に沿って第2アルミ配線196が配線されて
ローデコーダ241aの出力が終端のメモリセルに対し
て高速に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不揮発性半導体記憶
装置に関し、特に、たとえばアルミ杭打ちが可能となっ
た不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、DINOR型のフラッシュメモ
リの断面図であり、図5は図4に示したDINOR型の
フラッシュメモリの書込/消去時のセル電流を示す図で
あり、特に、図5における横軸は、コントロールゲート
電圧を示し、縦軸はセル電流を示す。
【0003】図4に示されたDINOR型フラッシュメ
モリの断面図は、1993 symposium on VLSI circuits di
gest of technical papers pp.97〜98に掲載された図で
ある。p型の半導体ウェル1の主面には所定間隔でN+
型の不純物領域3a,3b,3c,3dが形成されてい
る。不純物領域3aと不純物領域3bとの間には、選択
トランジスタ5が形成され、不純物領域3bと不純物領
域3cとの間にはメモリセル7aが形成され、不純物領
域3cと不純物領域3dとの間にはメモリセル7dが形
成されている。選択トランジスタ5は、選択ゲート11
を含み、その選択ゲート11は、不純物領域3aと不純
物領域3bとの間の領域の極めて薄い酸化膜などの絶縁
膜9a(約100A)を介して形成されている。
【0004】メモリセル7aは、ドレインである不純物
領域3bと、ソースである不純物領域3cと、フローテ
ィングゲート12aと、コントロールゲート15aとを
備える。フローティングゲート12aは、不純物領域3
bと不純物領域3cとの間の領域に形成されている極め
て薄い酸化膜などの絶縁膜9a(約100A)を介して
形成されている。コントロールゲート15aは、フロー
ティングゲート12aの上方の絶縁膜13aを介して形
成されている。同様に、メモリセル7bは、ドレインで
ある不純物領域3dと、ソースである不純物領域3c
と、フローティングゲート12bと、コントロールゲー
ト15bとを備え、フローティングゲート12bは、極
めて薄い酸化膜などの絶縁膜9c(約100A)を介し
て形成され、コントロールゲート15bは、絶縁膜13
bを介して形成されている。
【0005】このように2層ポリシリコンゲート構造を
有するメモリセルのドレインが3層目のポリシリコンで
ある副ビット線17で接続されている。この接続される
メモリセルの数としては、たとえば、8ビットが通常は
用いられる。副ビット線17は、選択トランジスタ11
を介して、主ビット線19に接続されている。この副ビ
ット線で接続されるメモリセル群を1つのメモリセルユ
ニットと定義する。
【0006】図5を参照して、動作について説明する。
たとえば、メモリセル7aに着目すると、フローティン
グゲート12aに電子が注入されている状態では、コン
トロールゲート15aから見たメモリセルのしきい値が
高いので、ゲート電圧Vg1以上にならなければ電流は
生じない。この状態が消去と呼ばれ、データとしては
“1”が対応付けられる。また、フローティングゲート
12aから電子が放出されている状態では、コントロー
ルゲート15aから見たしきい値は低いので、ゲート電
圧Vg0以上で電流が生じる。この状態は書込状態と呼
ばれ、データ“0”が対応付けられる。そして、メモリ
セルの読出は、選択トランジスタ5の選択ゲート11に
Hレベルの電圧を与え、1本のワード線がHレベルに活
性化されることにより、そのメモリセルに電流が生じる
か否かを主ビット線19に伝搬させて検知が行なわれ
る。
【0007】図6は、DINOR型のフラッシュメモリ
のワード線接続状態を示す図である。
【0008】図6を参照して、図4に示した断面図のD
INOR型フラッシュメモリについて詳細に説明する。
メモリセル21a,21bは、副ビット線26aで接続
されてメモリセルユニット25aを形成し、選択トラン
ジスタ27aを介して主ビット線(BL1)29aに接
続される。メモリセル22a,22bは、副ビット線2
6bで接続されてメモリセルユニット25bを形成し、
選択トランジスタ27bを介して主ビット線29aに接
続されている。メモリセル23a,23bは、副ビット
線26cで接続されてメモリセルユニット25cを形成
し、選択トランジスタ27cを介して主ビット線(BL
2)29bに接続される。メモリセル24a,24b
は、副ビット線26dで接続されてメモリセルユニット
25dを形成し、選択トランジスタ27dを介して主ビ
ット線29bに接続されている。各メモリセル21a,
21b,22a,22b,23a,23b,24a,2
4bのソースには、ソース線31が接続されて、選択ト
ランジスタ27a,27cの選択ゲートには、選択信号
SG1が入力され、選択トランジスタ27b,27dの
選択ゲートには、選択信号SG2が入力されている。
【0009】ところで、このようなDINOR型フラッ
シュメモリに対して配線されるワード線のピッチは約
1.5μmと非常に狭い間隔で配線されているため、メ
モリセル21a,23aとメモリセル22b,24bと
を同一のワード線(WL1)33aで接続し、メモリセ
ル21b,23bとメモリセル22a,24aを同一の
ワード線(WL2)33bで接続している。このよう
に、上下2つのメモリセルユニットのワード線を相互に
接続することで、ワード線を活性化するためのワード線
ドライバなどのレイアウトが容易に行なわれるような工
夫が施されている。
【0010】このようにしておけば、たとえばメモリセ
ル21aが読出されるときには、まず、ワード線(WL
1)33aをHレベルにし、かつ選択トランジスタ27
aをオン状態にするために選択信号SG1をHレベルに
すればよい。このように、上下のワード線が相互に接続
されたとしても、メモリセルの状態に応じたデータは正
しく読出される。
【0011】一方、一般的に、ワード線は抵抗が大きな
ポリシリコンによって形成されている。そのため、ワー
ド線の終端ではワード線ドライバからの信号が極端に遅
れて伝搬する。そこで、一般の半導体記憶装置において
は、読出の高速化が図られるために、ワード線をアルミ
によってある間隔ごとに接続していくアルミ杭打ちとい
う方法がとられている。アルミのような抵抗値の非常に
小さな伝達手段でワード線を補助することにより、信号
の伝搬が容易になり、高速な読出が実現される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7は、DINOR型
フラッシュメモリのワード線に仮想的にアルミ杭打ちを
施した状態を示した図であり、図8は、DINOR型フ
ラッシュメモリのワード線にアルミ杭打ちを仮想的に施
した状態の断面図である。
【0013】図6に示したDINOR型フラッシュメモ
リにアルミ杭打ちを施すと、メモリセル21a,23a
に沿うワード線(WL1)33aに沿ってアルミ配線3
5aが配線されてアルミ杭打ち部37a,37bでワー
ド線(WL1)33aとアルミ配線35aが接続され
る。同様に、メモリセル21b,23bに沿うワード線
(WL2)33bとアルミ杭打ち部39a,39bでア
ルミ配線35bは接続され、メモリセル22a,24a
に沿うワード線(WL2)33bは、アルミ杭打ち部4
1a,41bでアルミ配線35cと接続され、メモリセ
ル22b,24bに沿うワード線(WL1)33aは、
アルミ杭打ち部43a,43bでアルミ配線35dに接
続される。
【0014】図7に示すように、仮にワード線ごとに杭
打ち用アルミを配線していった場合、アルミ配線35
a,35b,35c,35dのピッチは、ワード線33
a,33bのピッチと同じ約1.5μmになる。このこ
とは、特に、図8に示すように、8ビットのメモリセル
によるDINOR型フラッシュメモリのワード線にアル
ミ杭打ちを施した状態の断面図を見れば明らかである。
すなわち、メモリセル47a〜47hのそれぞれに対し
てワード線と接続されるアルミ配線45aから45hが
配線され、選択トランジスタ48a,48bのそれぞれ
に対してアルミ配線45i,45jが配線されているの
で、製造工程上でアルミのショートなどの問題を引起こ
す可能性が高い。そこで、ワード線のピッチがせまい不
揮発性半導体記憶装置に対してアルミ杭打ちという手法
は現在とられていない。
【0015】ゆえに、本発明の目的は、ワード線のピッ
チが非常に狭い場合であっても、ワード線に対するアル
ミ杭打ちを実現することができるような不揮発性半導体
記憶装置を提供することである。
【0016】なお、図8において、ソース49a〜49
dと、副ビット線51と、主ビット線53とを図示して
おく。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る不
揮発性半導体記憶装置は、行および列に配設された複数
のメモリセルを備えたメモリセルアレイを含み、各メモ
リセルは、コントロールゲート、フローティングゲー
ト、ドレインおよびソースを有し、各々がメモリセルア
レイ内の対応する1つの列内に設けられた複数の主ビッ
ト線と、各々がメモリセルアレイ内の対応する1つの列
内のメモリセルのドレインに接続された複数の副ビット
線と、各々が外部から与えられるアドレス信号に応答し
て、複数の主ビット線の対応する1本を複数の副ビット
線の対応する1本に接続する複数のスイッチングトラン
ジスタと、各々がメモリセルアレイ内の対応する1つの
行内のメモリセルのコントロールゲートに接続された複
数のワード線と、複数のメモリセルのソース電極に接続
されたソース線と、外部から与えられるアドレス信号に
応答して、複数のワード線に選択的に負電圧を与える行
デコーダ手段と、行デコーダ手段で選択される複数のワ
ード線に所定間隔で接続され、かつ抵抗率が複数のワー
ド線よりも低い負電圧伝達手段とを含んでいる。
【0018】請求項2では、請求項1の負電圧伝達手段
は、行デコーダ手段で選択される複数のワード線を所定
間隔で接続する第1アルミ配線と、第1アルミ配線で接
続された複数のワード線の1本に沿って配線される第2
アルミ配線とを含んでいる。
【0019】
【作用】請求項1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置
は、抵抗率がワード線よりも低い負電圧伝達手段がワー
ド線に接続されて、行デコーダ手段が与える負電圧を対
応するメモリセルに高速に供給できる。
【0020】請求項2の発明に係る不揮発性半導体記憶
装置は、負電圧伝達手段として、抵抗率が低い第1アル
ミ配線と第2アルミ配線とを用いて、アルミ杭打ちを可
能にする。
【0021】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による不揮発性
半導体記憶装置を示した図であり、図2は、図1の主要
部断面図である。
【0022】図1および図2を参照して、この不揮発性
半導体記憶装置61は、メモリセルアレイ63を有し、
メモリセルアレイ63は、行および列に配設された複数
のメモリセルを含んでいる。各メモリセルは、コントロ
ールゲート、フローティングゲート、ドレインおよびソ
ースを含んでいる。メモリセル71〜78は、副ビット
線151で接続されてメモリセルユニットを形成し、選
択トランジスタ161を介してアルミで形成された主ビ
ット線(BL0)171に接続され、メモリセル81〜
88は、副ビット線152で接続されてメモリセルユニ
ットを形成し、選択トランジスタ162を介して主ビッ
ト線(BL0)171に接続される。また、アルミで形
成された主ビット線(BL0)171に対しては、メモ
リセル111〜118が副ビット線155で接続されて
メモリセルユニットを形成し、選択トランジスタ165
を介して接続され、メモリセル121〜128は、副ビ
ット線156で接続されてメモリセルユニットを形成
し、選択トランジスタ166を介して接続される。
【0023】このようなアルミで形成された主ビット線
が列方向に複数配線されてn番目の主ビット線(BL
n)172に対しては、メモリセル91〜98が副ビッ
ト線153で接続されてメモリセルユニットを形成し、
スイッチングトランジスタ163を介して接続され、メ
モリセル101〜108が副ビット線154で接続され
てメモリセルユニットを形成し、選択トランジスタ16
4を介して接続され、メモリセル131〜138が副ビ
ット線157で接続されてメモリセルユニットを形成
し、選択トランジスタ167を介して接続され、メモリ
セル141〜148が副ビット線158で接続されてメ
モリセルユニットを形成し、選択トランジスタ168を
介して接続される。
【0024】列方向に主ビット線および副ビット線が配
線されたのに対して、行方向に対してワード線が配線さ
れる。メモリセル71,81,91,101のコントロ
ールゲートにワード線(WL1)181が接続され、メ
モリセル72,82,92,102のコントロールゲー
トにワード線(WL2)182が接続される。列方向に
メモリセルユニットを形成した8ビット目のメモリセル
78,88,98,108のコントロールゲートにワー
ド線(WL8)188が接続される。同様に、メモリセ
ル111,121,131,141のコントロールゲー
トにワード線(WL9)189が接続され、メモリセル
117,127,137,147のコントロールゲート
にワード線(WL15)195が接続され、メモリセル
118,128,138,148のコントロールゲート
にワード線(WL16)196が接続されている。
【0025】ワード線(WL1)181とワード線(W
L16)196のそれぞれの一端側は、第1アルミ配線
201aで接続され、ワード線(WL2)182とワー
ド線(WL15)195のそれぞれの一端側は、第1ア
ルミ配線202aで接続されている。このような繰返し
が続いて、ワード線(WL8)188とワード線(WL
9)189のそれぞれの一端側が第1アルミ配線208
aで接続されている。第1アルミ配線201a,202
a,…,208aの配線された位置から所定間隔行方向
に離れた位置に、第1アルミ配線201b,202b,
…,208bが対応するワード線に接続されている。ワ
ード線の他端側は、第1アルミ配線201c,202
c,…,208cで接続されている。
【0026】次に、上下ユニット間のワード線の1本と
1本とが接続されたので、この接続されたワード線に対
してアルミ杭打ちが行なわれる。すなわち、ワード線
(WL1)181とワード線(WL16)196の一方
として、ワード線(WL16)196に沿って第2アル
ミ配線231が配線されて、第1アルミ配線201a,
201b,201cでアルミ杭打ちされている。同様
に、ワード線(WL2)182とワード線(WL15)
の一方として、ワード線(WL2)182に沿って第2
アルミ配線232が配線されて、第1アルミ配線202
a,202b,202cでアルミ杭打ちされている。最
終的な組であるワード線(WL8)188とワード線
(WL9)189の一方として、ワード線(WL8)1
88に沿って第2アルミ配線238が配線され、第1ア
ルミ配線208a,208b,208cでアルミ杭打ち
されている。アルミ杭打ちが行なわれた第2アルミ配線
231,232,…,238のそれぞれは、ローデコー
ダ241a,241b,…,241hに接続されてい
る。
【0027】選択トランジスタ161,…,163は、
選択線224aで接続されている。選択線224aに沿
って第2アルミ配線226aが配線されてアルミ杭打ち
が行なわれ、セレクトゲートデコーダ228aに接続さ
れている。選択トランジスタ162,…,164は、選
択線224bで接続されている。選択線224bに沿っ
て第2アルミ配線226bが配線されてアルミ杭打ちが
行なわれ、セレクトゲートデコーダ228bに接続され
ている。同様に、選択トランジスタ165,…,167
は、選択線224cで接続されている。選択線224c
に沿って第2アルミ配線226cが配線されてアルミ杭
打ちが行なわれ、セレクトゲートデコーダ228cに接
続されている。選択トランジスタ166,…,168
は、選択線224dで接続されている。選択線224d
に沿って第2アルミ配線226dが配線されてアルミ杭
打ちが行なわれ、セレクトゲートデコーダ228dに接
続されている。
【0028】メモリセル71,72,81,82,9
1,92,101,102のソースにはソース線211
aが接続されている。同様に、対応するメモリセルのソ
ースは、ソース線211b,211c,211dに接続
されている。ソース線211a,211b,211c,
211dは、第1アルミ配線222で接続されて、ソー
ス線ドライバ223にさらに接続されている。主ビット
線(BL0)171の一端側は、Yゲート243aに接
続され、主ビット線(BLn)172の一端側は、Yゲ
ート243bに接続されている。主ビット線に対して接
続されるYゲート243a,243bは、センスアンプ
247に接続されている。また、Yゲート243aのゲ
ートには、カラムデコーダ245aの出力が入力され、
Yゲート243bのゲートには、カラムデコーダ245
bの出力が入力されている。
【0029】このような構成によって、たとえばカラム
デコーダ245aがYゲート243aをオン状態にして
センスアンプ247と主ビット線(BL0)171が接
続されることにより、4つのメモリセルユニット、32
個のメモリセルが決定される。そして、ローデコーダ2
41bが第2アルミ配線232および第1アルミ配線2
02a,202b,202cを介して負電圧を高速に伝
達させることにより、ワード線(WL2)182および
ワード線(WL15)195が活性化されて、この段階
でメモリセル72,82,117,127が指定され
る。そして、たとえばセレクトゲートデコーダ228d
が選択トランジスタ166を第2アルミ配線226dを
介して高速にオン状態にすることで、メモリセル127
が指定される。
【0030】このように、メモリアレイの行方向に対し
ては第2アルミ配線を用いて、列方向に対しては第1ア
ルミ配線を用いることで、高速にメモリセルに対しての
書込読出が行なわれる。特に、ローデコーダの出力をワ
ード線に伝達するための第2アルミ配線は、図2に示す
ように、すべてのワード線に第2アルミ配線を配線した
図8に示す状態に比べて約半分となって、ピッチ幅が狭
いことによるたとえばショートなどの問題が解消され
る。
【0031】なお、図3に示すように、NAND型フラ
ッシュメモリにおいてもこのアルミ杭打ちは適用され
る。すなわち、たとえば、ワード線(WL1)251と
ワード線(WL16)266を第1アルミ配線271a
で接続して、ワード線(WL16)に沿って第2アルミ
配線272aが設けられてアルミ杭打ちが行なわれれば
よい。
【0032】また、本実施例では、アルミ配線を用いて
ワード線に行デコーダの出力を高速に伝達させたが、ア
ルミに限定されるものでなく、ワード線で用いられる材
質の抵抗率より低い値の材質のものであれば同様な効果
が得られる。
【0033】さらに、ワード線に対しても第2アルミ配
線の配線は、外側のワード線から順に第1アルミ配線で
接続する必要はなく、1つのメモリセルユニットのメモ
リセルに配線されているワード線と、他のメモリセルユ
ニットのメモリセルに対応して配線されているワード線
とが接続され、その一方に沿ってアルミのような低い抵
抗率のものが配線されればよい。
【0034】さらに、図1に示したDINOR型フラッ
シュメモリおよび図3に示したNAND型フラッシュメ
モリに対して本発明が適用されるだけでなく、選択トラ
ンジスタによりメモリセルがビット線に接続される不揮
発性半導体記憶装置であれば、NAND型マスクROM
であっても同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、不揮
発性半導体記憶装置におけるワード線に対して、たとえ
ばアルミのような低い抵抗率のもので行デコーダ手段の
出力を高速に伝達できる。さらに、たとえばアルミが用
いられた場合には、ワード線のアルミ杭打ちのピッチを
緩和することができ、製造工程中のアルミショートにか
かる歩留りの低下を抑え、かつ高速な読出が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による不揮発性半導体記憶
装置を示した図である。
【図2】図1の主要部断面図である。
【図3】NAND型フラッシュメモリを示す図である。
【図4】DINOR型のフラッシュメモリの断面図であ
る。
【図5】図4に示したDINOR型フラッシュメモリの
書込/消去時のセル電流を示す図である。
【図6】DINOR型フラッシュメモリのワード線接続
状態を示す図である。
【図7】DINOR型フラッシュメモリのワード線に仮
想的にアルミ杭打ちを施した状態を示した図である。
【図8】DINOR型フラッシュメモリのワード線に仮
想的にアルミ杭打ちを施した状態の断面図である。
【符号の説明】
61 不揮発性半導体記憶装置 63 メモリセルアレイ 71,72,73,74,75,76,77,78,8
1,82,88,91,92,98,101,102,
108,111,117,118,121,127,1
28,131,137,138,141,147,14
8 メモリセル 151,152,153,154,155,156,1
57,158 副ビット線 161,162,163,164,165,166,1
67,168 選択トランジスタ 171 主ビット線(BL0) 172 主ビット線(BLn) 181,251 ワード線(WL1) 182,252 ワード線(WL2) 188,258 ワード線(WL8) 189,259 ワード線(WL9) 195,265 ワード線(WL15) 196,266 ワード線(WL16) 201a,201b,201c,202a,202b,
202c,203a,203b,203c,271a,
271b,271c,271d,271e,271f,
271g,271h 第1アルミ配線 221a,221b,221c,221d ソース線 231,232,234,236,237,238,2
72a,272b,272c,272d,272e,2
72f,272g,272h 第2アルミ配線 241a,241b,241h ローデコーダ 253 ワード線(WL3) 254 ワード線(WL4) 255 ワード線(WL5) 256 ワード線(WL6) 257 ワード線(WL7) 260 ワード線(WL10) 261 ワード線(WL11) 262 ワード線(WL12) 263 ワード線(WL13) 264 ワード線(WL14)
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図4に示されたDINOR型フラッシュメ
モリの断面図は、1993 symposium on VLSI circuits di
gest of technical papers pp.97〜98に掲載された図で
ある。p型の半導体ウェル1の主面には所定間隔でN+
型の不純物領域3a,3b,3c,3dが形成されてい
る。不純物領域3aと不純物領域3bとの間には、選択
トランジスタ5が形成され、不純物領域3bと不純物領
域3cとの間にはメモリセル7aが形成され、不純物領
域3cと不純物領域3dとの間にはメモリセル7dが形
成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】メモリセル7aは、ドレインである不純物
領域3bと、ソースである不純物領域3cと、フローテ
ィングゲート12aと、コントロールゲート15aとを
備える。フローティングゲート12aは、不純物領域3
bと不純物領域3cとの間の領域に形成されている極め
て薄い酸化膜などの絶縁膜9b(約100Å)を介して
形成されている。コントロールゲート15aは、フロー
ティングゲート12aの上方の絶縁膜13aを介して形
成されている。同様に、メモリセル7bは、ドレインで
ある不純物領域3dと、ソースである不純物領域3c
と、フローティングゲート12bと、コントロールゲー
ト15bとを備え、フローティングゲート12bは、極
めて薄い酸化膜などの絶縁膜9c(約100Å)を介し
て形成され、コントロールゲート15bは、絶縁膜13
bを介して形成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このように2層ポリシリコンゲート構造を
有するメモリセルのドレインが3層目のポリシリコンで
ある副ビット線17で接続されている。この接続される
メモリセルの数としては、たとえば、8ビットが通常は
用いられる。副ビット線17は、選択トランジスタ5を
介して、主ビット線19に接続されている。この副ビッ
ト線で接続されるメモリセル群を1つのメモリセルユニ
ットと定義する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図7に示すように、仮にワード線ごとに杭
打ち用アルミを配線していった場合、アルミ配線35
a,35b,35c,35dのピッチは、ワード線33
a,33bのピッチと同じ約1.5μmになる。このこ
とは、特に、図8に示すように、8ビットのメモリセル
によるDINOR型フラッシュメモリのワード線にアル
ミ杭打ちを施した状態の断面図を見れば明らかである。
すなわち、メモリセル47a〜47hのそれぞれに対し
てワード線と接続されるアルミ配線45aから45hが
配線され、選択トランジスタ48a,48bのそれぞれ
に対してアルミ配線45i,45jが配線されているの
で、製造工程上でアルミのショートなどの問題を引起こ
す可能性が高い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る不
揮発性半導体記憶装置は、行および列に配設された複数
のメモリセルを備えたメモリセルアレイを含み、各メモ
リセルは、コントロールゲート、フローティングゲー
ト、ドレインおよびソースを有し、各々がメモリセルア
レイ内の対応する1つの列内に設けられた複数の主ビッ
ト線と、各々がメモリセルアレイ内の対応する1つの列
内のメモリセルのドレインに接続された複数の副ビット
線と、各々が外部から与えられるアドレス信号に応答し
て、複数の主ビット線の対応する1本を複数の副ビット
線の対応する1本に接続する複数のスイッチングトラン
ジスタと、各々がメモリセルアレイ内の対応する1つの
行内のメモリセルのコントロールゲートに接続された複
数のワード線と、複数のメモリセルのソース電極に接続
されたソース線と、外部から与えられるアドレス信号に
応答して、複数のワード線に選択的に信号を与える行デ
コーダ手段と、行デコーダ手段で選択される複数のワー
ド線毎に所定間隔で接続され、かつ抵抗率が複数のワー
ド線よりも低い信号伝達手段とを含んでいる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項2では、請求項1の信号伝達手段
は、行デコーダ手段で選択される複数のワード線を所定
間隔で接続する第1アルミ配線と、第1アルミ配線で接
続された複数のワード線の1本に沿って配線される第2
アルミ配線とを含んでいる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【作用】請求項1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置
は、抵抗率がワード線よりも低い信号伝達手段がワード
線に接続されて、行デコーダ手段が与える信号を対応す
るメモリセルに高速に供給できる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項2の発明に係る不揮発性半導体記憶
装置は、信号伝達手段として、抵抗率が低い第1アルミ
配線と第2アルミ配線とを用いて、アルミ杭打ちを可能
にする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】このような構成によって、たとえばカラム
デコーダ245aがYゲート243aをオン状態にして
センスアンプ247と主ビット線(BL0)171が接
続されることにより、4つのメモリセルユニット、32
個のメモリセルが決定される。そして、ローデコーダ2
41bが第2アルミ配線232および第1アルミ配線2
02a,202b,202cを介して信号の一例の負電
圧を高速に伝達させることにより、ワード線(WL2)
182およびワード線(WL15)195が活性化され
て、この段階でメモリセル72,82,117,127
が指定される。そして、たとえばセレクトゲートデコー
ダ228dが選択トランジスタ166を第2アルミ配線
226dを介して高速にオン状態にすることで、メモリ
セル127が指定される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 29/792 H01L 29/78 371 (72)発明者 二ッ谷 知士 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内 (72)発明者 石井 元治 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行および列に配設された複数のメモリセ
    ルを備えたメモリセルアレイを含み、 各前記メモリセルは、コントロールゲート、フローティ
    ングゲート、ドレインおよびソースを有し、 各々が前記メモリセルアレイ内の対応する1つの列内に
    設けられた複数の主ビット線と、 各々が前記メモリセルアレイ内の前記対応する1つの列
    内のメモリセルのドレインに接続された複数の副ビット
    線と、 各々が外部から与えられるアドレス信号に応答して、前
    記複数の主ビット線の対応する1本を前記複数の副ビッ
    ト線の対応する1本に接続する複数のスイッチングトラ
    ンジスタと、 各々が前記メモリセルアレイ内の対応する1つの行内の
    メモリセルのコントロールゲートに接続された複数のワ
    ード線と、 前記複数のメモリセルのソース電極に接続されたソース
    線と、 外部から与えられるアドレス信号に応答して、前記複数
    のワード線に選択的に負電圧を与える行デコーダ手段
    と、 前記行デコーダ手段で選択される複数のワード線に所定
    間隔で接続され、かつ抵抗率が前記複数のワード線より
    も低い負電圧伝達手段とを含む、不揮発性半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記負電圧伝達手段は、前記行デコーダ
    手段で選択される複数のワード線を所定間隔で接続する
    第1アルミ配線と、 前記第1アルミ配線で接続された複数のワード線の1本
    に沿って配線される第2アルミ配線とを含む、請求項1
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP32938493A 1993-12-27 1993-12-27 不揮発性半導体記憶装置 Withdrawn JPH07193199A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6380636B1 (en) 1999-07-14 2002-04-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor memory device having an array structure suitable to high-density integrationization
US7244984B2 (en) 2003-08-01 2007-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory including two memory cell columns sharing a single bit line

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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