JPH07192832A - Icソケット又はicキャリアにおけるic保持装置 - Google Patents

Icソケット又はicキャリアにおけるic保持装置

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JPH07192832A
JPH07192832A JP34794293A JP34794293A JPH07192832A JP H07192832 A JPH07192832 A JP H07192832A JP 34794293 A JP34794293 A JP 34794293A JP 34794293 A JP34794293 A JP 34794293A JP H07192832 A JPH07192832 A JP H07192832A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】IC搭載基盤に搭載したICを、横回動するラ
ッチレバーで係止すると共にICに与える下方力を有効
に惹起させ、この保持手段としてのラッチレバーを上下
に回動させ係脱を図る場合の如き上方向への戻り現象を
防止し上下のデッドスペースを解消する。 【構成】IC搭載基盤1に該基盤1の上面に沿い横回動
するラッチレバー12a,12bを設け、該ラッチレバ
ー12a,12bにIC搭載基盤1に搭載されたIC本
体3の上面に直接又は間接的に乗り上げ下方力を付与す
る加圧部12′を設けたICソケット又はICキャリア
におけるIC保持装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は横回動するラッチレバ
ーによってICをIC搭載基盤に保持するようにしたI
Cソケット又はICキャリアにおけるIC保持装置に関
する。
【0002】
【従来技術と問題点】ICソケット本体又はICキャリ
ア本体を形成するIC搭載基盤にICを保持する手段と
して、基盤とは別パーツで形成したラッチレバーを回動
可に取付けた二パーツ方式の保持装置が多く用いられて
いるが、周知のように、このラッチレバーを基盤の上面
に対し上下方向に回動するように取付けてIC本体の縁
部に係合し下方力を与えるようにした場合にはラッチレ
バーに上方向への戻り現象を生じがちであり、この戻り
のためラッチレバーがIC本体に与えている上記下方力
を減殺し、これがICキャリアにおいてはICのガタ、
損傷を招く原因となったり、又ICソケットにおいては
ソケットのコンタクトとIC接点との接触圧を損なう原
因となる。
【0003】又ラッチレバーをICに係脱する際にIC
搭載基盤の上下にラッチレバーの回動のためのデッドス
ペースを多く占有する。又IC搭載基盤に板バネを設け
て、これをIC搭載域内と域外とに反転(横転)できる
ように配してIC本体に係脱する方式が知られている
が、この方式では係脱のためのストロークが充分に確保
し難く、又IC保持に必要な下方力を得難い欠点を有し
ている。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は上記問題点
を解決できるICソケット又はICキャリアにおけるI
C保持装置を提供するものであって、その手段としてI
C搭載基盤に該基盤の上面に沿い横回動するラッチレバ
ーを設け、該ラッチレバーにIC搭載基盤に搭載された
IC本体の上面に直接又は間接的に乗り上げ下方力を付
与する加圧部を設け、ICの上面を線状領域において押
下げる等してICをIC搭載基盤に保持するように構成
したものである。
【0005】
【作用】上記ラッチレバーはIC搭載基盤の上面に沿い
横回動しIC本体の上面に直接又は間接的に乗り上げ係
合すると同時に、レバーに設けた加圧部がIC本体を下
方に押圧し、ICをIC搭載基盤にゆるぎなく保持す
る。
【0006】又横方向に回動して上記下方力を与えるか
らラッチレバーを上下方向に回動してIC本体に係止す
る場合の戻り現象が有効に防止されこれに起因する前記
問題点を解消する。
【0007】又IC搭載基盤の上面に沿い略水平に回動
し上記IC本体への係合と下方力が適正に惹起され、I
C搭載基盤の上下空間を多く占有することなくIC保持
が図れる。
【0008】又加圧部がIC本体の上面に沿う線状領域
を押圧することによってIC本体を傾きなく適正に保持
することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1乃至図10に
示した実施例に基いて説明する。
【0010】ICソケットはコンタクト4を保有し、こ
のコンタクト4にIC本体3が有する接点5を載せ下方
力を与えて接圧を得る載接形ソケットである。又ICキ
ャリアは上記コンタクトを有さずICを保持して運搬や
備蓄に供するICの保護手段であり、又ICキャリアは
ICを保持してICソケットとの接触に供される。
【0011】図面はICソケットに関しこの発明を使用
した場合を例示している。
【0012】図1、図2等に示すように、ICソケット
本体を形成するIC搭載基盤1はその上面に閉合される
開閉可能なIC押えカバーを兼ねる密閉板2を備える。
IC搭載基盤1及び密閉板2は共に絶縁材からなり、I
C搭載基盤1はIC本体3の接点5と接触すべく配置さ
れたコンタクト4を備え、密閉板2はこのIC搭載基盤
4の上面に閉合することによってIC本体3をIC搭載
基盤1との間にホールドし、IC本体3の接点5をIC
搭載基盤のコンタクト4に押し付ける機能を有する。
【0013】上記IC搭載基盤1の上面中央部にはIC
搭載部7′を形成し、このIC搭載部7′に気密室7を
形成する手段として、該IC搭載基盤1とIC密閉板2
間に高分子弾性体から成る環状気密材6を介在する。こ
の環状気密材6は図1、図5Cに示すように、上記密閉
板2をIC搭載基盤1に閉合することにより両者1、2
の対向面間で圧縮され同気密材内域に上記気密室7を形
成する。
【0014】即ち、密閉板2をIC搭載基盤1に閉合す
ると環状気密材6が密閉板2とIC搭載基盤1の対向面
に密着され、この対向面間に気密材6で囲まれた気密室
7を形成する。
【0015】密閉板2は前記のようにIC本体3の接点
5をコンタクト4に加圧接触するIC押えカバーと、環
状気密材6を圧縮し上記気密室7を画成する密閉カバー
を兼用する。ICをICキャリアに保持してICソケッ
トに搭載することができることは勿論である。
【0016】上記コンタクト4は上記気密室7内に配
し、このコンタクト4とIC本体3との接触はこの気密
室7内においてなされる。上記コンタクト4は上下方向
に撓むバネ部8を有し、該バネ部8を気密室7内に配
し、該バネ部8の自由端部に上向きの接触用突起9を設
け、この突起9を上記IC本体3の接点5との接触に供
する。又このバネ部8の基端に雄端子10を連設し、こ
の雄端子10をIC搭載基盤1に貫通してコンタクト4
をIC搭載基盤1に植付けると共に、IC搭載基盤1の
下面から突出させて他のソケット又は配線基板との接続
に供する。
【0017】図5Aに示すように、上記コンタクト4の
接触用突起9は上記環状気密材6の上面より上方へ突出
し、密閉板2が環状気密材6を圧縮する過程でIC本体
3の接点5との加圧接触が得られるようにする。コンタ
クト4の接触用突起9を環状気密材6の上面より突出す
るのはIC本体3の接点5との加圧接触が適切に得られ
るようにするためである。
【0018】上記環状気密材6をIC搭載基盤1又は密
閉板2に保有させる手段として、例えばIC搭載基盤1
の上面、即ち密閉板2との対向面に上記コンタクト4を
包囲する環状溝11を設け、この環状溝11に上記弾性
を有する環状気密材6の下半部を嵌め込み、上半部を環
状溝11の開口面より上方へ突出して圧縮量を設定しこ
の突出部を密閉板2によって圧縮するようにし、この突
出部の上面より上方にコンタクト4の接触用突起9が突
出するように配置する。
【0019】上記密閉板2に環状気密材6及びコンタク
ト4に対する押し付け力を付与しつつこの押し付け力を
保持する手段として、IC搭載基盤1に一対のラッチレ
バー12a,12bを設ける。このラッチレバー12
a,12bはIC搭載基盤1の上面域外と域内に略水平
に横回動可能であり、域外から域内へ回動して密閉板2
の上面に乗り上げ、換言するとIC本体3の上面に間接
的に乗り上げ加圧部12′によりIC本体3に下方力を
与える。
【0020】図示の実施例に従い詳述すると、図1、図
2等に示すように、IC搭載基盤1の四つのコーナ部に
絶縁材にてコーナブロック13a乃至13dを一体に成
形し、コーナブロック13aに一方のラッチレバー12
aの一端を、他のコーナブロック13bに他方のラッチ
レバー12bの一端を略水平に回動できるようにそれぞ
れ軸14を以て支持し、各ラッチレバー12a、12b
の他端をラッチ止めを形成する他のコーナブロック13
c、13dに係脱可にする。
【0021】このラッチ止めを形成するコーナブロック
13c、13dにはその外側面において開口するラッチ
係入溝15を設ける。ラッチレバー12a、12bは図
5C、図6に示すように、その自由端を上記ラッチ係入
溝15に差し込み、同溝15内においてコーナブロック
13c、13dと係合する。コーナブロック13c、1
3dには上記ラッチ係入溝15内を上下に貫通する金属
製の係合ピン16を設け、ラッチレバー12a、12b
の自由端にはこの係合ピン16aに係脱するフック17
を設ける。
【0022】図5A乃至5Cに示すように、このフック
17はラッチレバー12a、12bが内方へ略水平に横
回動した時に、上記係入溝15内に差し込まれ、この係
入溝15内において係合ピン16と係合し、又ラッチレ
バー12a、12bが外方へ略水平に横回動した時に上
記フック17と係合ピン16との係合が解除される。
【0023】図5A、B、Cに示すように、上記ラッチ
レバー12a、12bは係入溝15内に係入される時に
上記密閉板2を押し下げる。
【0024】詳述すると図5Bに示すように、ラッチレ
バー12a、12bをコーナブロック13c、13dか
ら脱出した状態で密閉板2をIC搭載基盤に1に閉合す
ると、密閉板2は環状気密材6の上面に載せられる。こ
の時、密閉板2の上縁が図5Bに示すように、上記ラッ
チ係入溝15の開口面内に存して係入溝15内へのラッ
チレバー12a、12bのフック7の係入を制限してお
り、係入溝15の入口においてこの係入溝15に差し込
まれんとするラッチレバー12a、12bの内側縁が密
閉板2の上縁に当接する。
【0025】この状態において、ラッチレバー12a、
12bは係入溝15内へ強制的に押し込まれる。この結
果、同レバー12a、12bが密閉板2を環状気密材6
の弾性に抗して押し下げながら同密閉板2の上面に乗り
上げ、同時にフック7が係入溝15内へと係入され、こ
の係入溝15内においてフック17が係合ピン16に強
制力を以て係合する。
【0026】図6に示すように、フック17はその先端
部に係合ピン16の係入を制限する孤形の突起18を有
しており、この突起18がラッチレバー12a、12b
に与えた強制力を以て断面円形のピン16の表面を滑り
ながら乗り越える。この結果係合ピン16は突起18の
内側の凹所19に入り込み緊密なる係合が果たされる。
【0027】又前記のように上記ラッチレバー12a、
12bが係入溝15内へ係入される時にラッチレバーに
設けた加圧部12′が密閉板2を押し下げ、この押し下
げによって密閉板2が環状気密材6を圧縮しその反作用
として密閉板2と環状気密材6とが密着する。この結
果、環状気密材6の内域に気密室7を形成すると同時
に、ラッチレバー12a,12bの加圧部12′がIC
押えカバーたる密閉板2に下方力を与えて密閉板2がI
C本体3に下方力を与え、IC接点5をコンタクト4の
接触用突起9に押し付け接圧を得る。
【0028】又環状気密材6の復元力で密閉板2を押し
上げ、更に密閉板2がラッチレバー12a、12bを押
し上げてフック17を係入溝15の上壁に押し付ける。
この結果ラッチレバー12a、12b及び密閉板2はI
C搭載基盤1に対し遊びなくタイトに結合されて健全な
る気密室7を形成する。
【0029】上記ラッチレバー12a、12bにはIC
本体3の上面の対向する二辺に沿い延在する二条の加圧
部12′を設ける。この加圧部12′はIC本体3の対
向する二辺の上縁に沿う線状領域を直接又は密閉板2を
介し間接的に押し下げる。この加圧部12′は断面弧形
にし、その内側縁には上記密閉板2の上面への乗り上げ
を円滑にするためのガイド部20を形成する。例えばラ
ッチレバー12a、12bを金属板にて形成して加圧部
12′となし、この金属板の長手に亘り二条の突条を形
成して加圧部12′となし、この突条の縁部を上方へ折
曲し、この折曲部を孤形にして上記ガイド部20を形成
する。
【0030】上記の如く係入溝11の上壁はラッチレバ
ー12a,12bの自由端に押下力を付与する。即ち、
ラッチレバー12a,12bの自由端に形成したフック
17と係入溝11の画成壁との接触面間にラッチレバー
12a,12bの自由端に押下力を与える押下部11′
を設ける。
【0031】ラッチレバー12a,12bはIC本体3
の上面又は密閉板2の上面に乗り上げる時にこの押下部
11′の作用で下方へ押し下げられて加圧部12′によ
りIC本体3又は押えカバー又はキャリアに下方力を与
える。押下部11′と加圧部12′は互いに協働してI
C本体3を下降せしめる。
【0032】上記の如く構成したIC搭載基盤1又は密
閉板2に上記気密室7と連通する気体導出入口を設け
る。例えば、図1、図2、図5A等に示すように、IC
搭載基盤1にその側方において開口する先端に開閉弁を
有する気体導入口21と同気体導出口22とを設け、こ
の気体導出入口21、22をIC搭載基盤1の側方へ突
出すると共に、IC搭載基盤1の内部に上記気体導入口
21と連通する気体導入路23と、上記気体導出口22
と連通する気体導出路24を設け、この気体導入路23
と気体導出路24を環状気密材6内側の上記気密室7の
底面において開口させ、該気体導出入路23、24を介
し気体導出入口21、22と気密室7とを連通せしめ
る。
【0033】而して気体導出口22を吸引源に接続する
ことにより気密室7より抜気し同気密室内を真空状態に
すると同時に、気体導入口21より窒素ガスや水素ガス
等の酸化防止気体を送り込み気密室内を同酸化防止気体
で満す。IC3はこのような雰囲気内でコンタクト4の
接触用突起9と加圧接触する。
【0034】図5Aに示すように上記密閉板2の内面に
は上記IC本体3を収容保持するIC収容部25を設
け、このIC収容部25にIC本体3を保持した状態で
密閉板2をIC搭載基盤1に閉合する。又IC本体3は
密閉板2に保持させず、単独でIC搭載基盤1に装填し
た後、密閉板2を閉合する。
【0035】図5Bに示すように、ラッチレバー12
a、12bが係入溝15に係合されていない状態では、
密閉板2は環状気密材6の上面に自重で載置され、IC
本体3の接点5とコンタクト4の接触用突起9とは離間
し非接触状態に置かれる。
【0036】この図5Bの状態でラッチレバー12a、
12bを係入溝15内へ押し込むと押下部11′と加圧
部12′とが協働して密閉板2の上面に下方力を与え
て、この密閉板2を押し下げ環状気密材6を圧縮すると
共に、IC本体3に下方力を与えて接点5をコンタクト
4の突起9に押し付ける。
【0037】突起9に接点5が押し付けられるとコンタ
クト4のバネ部8が下方へ撓んで弾力を蓄え、その復原
力で突起9をIC本体3の接点5に弾力的に加圧接触せ
しめ、図5Cの状態を形成する。この図5Cの状態で前
記気体導出入口21、22からの気体導出入を行なうの
である。この気体導出入口21、22は図示しないが密
閉板2に設ける場合を含む。
【0038】又気体の導出と導入を共通の一個の導出入
口によって行なうことができる。又気体導入口21を設
けず、気密室7を真空にするために使用する気体導出口
22のみを設けることができる。
【0039】図面に示す実施例はIC押えカバーを兼ね
る密閉板を設けた場合を示したが、密閉板2を備えな
い、換言すると気密室7を形成しない、ICソケット又
はICキャリアにも本発明は実施可能である。
【0040】従ってこの発明は密閉板2を備えず、ラッ
チレバー12a,12bをIC本体3の上面又はIC本
体3を保持するキャリアの上面に係脱する場合を含む。
【0041】上記ICソケットはICを備蓄や運搬に供
する場合のICキャリアとして機能させ、又このソケッ
トを配線基板に直接接続するか、又は配線基板に搭載さ
れたソケットに接続してバーンイン試験等に供すること
ができ、これによってICを酸化や汚損等から経常的に
保護する。
【0042】この発明はIC搭載基盤1又は密閉材2に
気体導出入口を設けない場合を含む。又IC搭載基盤の
コンタクトは導電パターンを有する配線フィルムや導電
エラストマーに置き換えることができる。
【0043】図1乃至図6は一対のラッチレバー12
a,12bをIC搭載基盤1の一辺の両端に横回動可に
軸支し、IC本体3又はIC押えカバー(気密板2)又
はICキャリアの対向する二辺の上縁に係合し下方力を
与える場合を示している。
【0044】これに対し図7、図8は上記ラッチレバー
12a,12bをIC搭載基盤1の一方の対角線上のコ
ーナ部に回動可に軸支し、他方の対角線上のコーナ部に
設けたラッチ止めにラッチレバー12a,12bを係合
しIC本体3又はIC押えカバー2又はICキャリアの
対向する二辺の上縁に係合し加圧部12′により下方力
を与えるようにした実施例を示している。
【0045】その他の構成に関しては図1乃至図6に示
したICソケットと同様であるので説明を省略する。
【0046】次に図9、図10はこの発明の更に他例を
示している。図示のように、ラッチレバー12cはIC
搭載基盤1にIC本体3又はIC押えカバー2又はIC
キャリアの上面にラッチ止めを介することなく係合し下
方力を与える。ラッチレバー12cはIC搭載基盤1に
基盤上面の域外と域内とに横回動可に軸支し、基盤上面
へ向けての横回動にてIC本体3又はIC押えカバー2
又はICキャリアの上面に乗り上げて係合すると共に、
レバーに設けた加圧部12′にてIC本体3に下方力を
与える。
【0047】一例としてラッチレバー12cはIC搭載
基盤1の対角線上の各コーナ部に一対又は二対、軸14
にて横回動可に支持し、その自由端をIC本体3等の上
面コーナ部に係合し下方力を付与するように配置する。
【0048】上記加圧部12′は線状に延在する構成と
する他、バランス配置にした複数の小突起にすることが
できる。
【0049】
【発明の効果】この発明によればラッチレバーを横回動
させることによりIC本体に直接又は間接的に係合する
と同時に、レバーに設けた加圧部がIC本体に下方力を
与えてICをIC搭載基盤に確固に保持することができ
る。
【0050】即ちこの発明によればラッチレバーを上下
方向に回動しIC本体に下方力を与える場合の如き、上
方への戻り現象がなく、IC本体がIC搭載基盤に対し
遊びを生ずることなく保持され、ICの損傷、接触圧の
減殺等を有効に防止できる。
【0051】又ラッチレバーはIC搭載基盤の上面に沿
う平面内において回動し係合と保圧を図る構造なので、
基盤の上下にデッドスペースを形成しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICソケットの外観を表す斜視図である。
【図2】同ソケットの密閉板を開放した状態を示す斜視
図である。
【図3】同ソケットの平面図である。
【図4】同ソケットの平面図であり、ラッチレバーを係
止した状態を示す図でる。
【図5】A、B、CはICソケットの半截断面図で、ラ
ッチレバーの係合動作を順を追って説明する図である。
【図6】ラッチレバー係合部の断面図である。
【図7】この発明の他例を示すICソケットの平面図で
ある。
【図8】同ソケットにおけるラッチレバー係合状態を示
す平面図である。
【図9】この発明の更に他例を示すICソケット平面図
である。
【図10】同ICソケットにおけるラッチレバーの係合
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 IC搭載基盤 2 IC押えカバーを兼ねる密
閉板 3 IC本体 4 コンタクト 12a、12b、12c ラッチレバー 11′ 押下部 12′ 加圧部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IC搭載基盤に該基盤の上面に沿い横回動
    するラッチレバーを設け、該ラッチレバーにIC搭載基
    盤に搭載されたIC本体の上面に直接又は間接的に乗り
    上げ下方力を付与する加圧部を設けたことを特徴とする
    ICソケット又はICキャリアにおけるIC保持装置。
  2. 【請求項2】上記加圧部はIC本体の上面に沿い線状に
    延在することを特徴とする請求項1記載のICソケット
    又はICキャリアにおけるIC保持装置。
  3. 【請求項3】上記ラッチレバーはIC本体の対向する二
    辺の上縁に直接又は間接的に下方力を付与する如く一対
    配置したことを特徴とする請求項1記載のICソケット
    又はICキャリアにおけるIC保持装置。
  4. 【請求項4】上記基盤にラッチレバーの自由端と係合し
    上記下方力を保持するラッチ止めを設けたことを特徴と
    する請求項1記載のICソケット又はICキャリアにお
    けるIC保持装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01296578A (ja) * 1988-05-25 1989-11-29 Fujitsu Ltd Icパッケージのキャリア
JPH0547445A (ja) * 1991-08-13 1993-02-26 Yamaichi Electron Co Ltd 電気部品用接続器

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JPH01296578A (ja) * 1988-05-25 1989-11-29 Fujitsu Ltd Icパッケージのキャリア
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