JPH07190750A - 測径ゲージ - Google Patents

測径ゲージ

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JPH07190750A
JPH07190750A JP29122293A JP29122293A JPH07190750A JP H07190750 A JPH07190750 A JP H07190750A JP 29122293 A JP29122293 A JP 29122293A JP 29122293 A JP29122293 A JP 29122293A JP H07190750 A JPH07190750 A JP H07190750A
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JP
Japan
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diameter
measured
probe
contactors
inner diameter
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Pending
Application number
JP29122293A
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English (en)
Inventor
Masaru Izumi
優 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHINO KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
HOSHINO KINZOKU KOGYO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な機構を有することなく、円弧面に当接
子と測定子を当てるのみで、その外径または内径を簡単
かつ正確に測定することができる測径ゲージを提供す
る。 【構成】 所定間隔を存して並設した円柱状当接子2、
2の外面間に沿って被測定物8を支持し、かつ上記円柱
状当接子2、2の軸心間を結ぶ仮想線7上の中央に、該
仮想線7と直交する測定子3を出没自在に配設すると共
に、上記円柱状当接子2、2間における被測定物8の外
径Dまたは内径dを、前記測定子3の出没直線変位を元
に算出すべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の円弧状に曲
成された面域の外径または内径を測定する測径ゲージに
係り、詳しくは複雑な機構を有することなく、当該面域
に当接子と測定子を当てるのみで、その外径または内径
を簡単かつ正確に測定することができる測径ゲージに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7(a)に示す如く、ベンダ
ー、プレス等の装置で大量に形成される断面円弧状の曲
成部材aで、特にファクシミリ装置、複写器等の精密機
器において給排紙機構を構成するローラの案内ガイド、
カバー等として使用されるものでは、上記曲成部材aの
内外円弧面b、cの湾曲精度が装置の組立精度を左右す
る重要な要素となっており、従来は、同図(b)に示す
ように種々の半径で円周面d´を形成した複数のテンプ
レートd、d…を所要数だけ用意し、曲成部材aの内外
円弧面b、cに所望の内外半径を有するテンプレートd
を当てて、該テンプレートdの円周d´と弧面b、cと
の間の隙間の有無を目視でそれぞれチェックし、所定の
湾曲状態を保持しているか否かを判断した後、良品は後
工程にそのまま送り、また不良品は再度円弧面a、bの
曲成状態を修正して後工程に送るようになっている。
【0003】しかしながら、上記のようにテンプレート
dを使用して曲成部材aの検査を行う場合には、該テン
プレートdの円弧面b、cへの当て方の個人差や目視誤
差を誘発し易く、各曲成部材a毎のばらつきを完全にチ
ェックすることができない許りでなく、作業者の勘に頼
っていちいちテンプレートdを出来上がった曲成部材a
毎に当てる、という効率の悪い検査作業となってしま
い、製造過程全体における作業効率の低下を招き、かつ
曲成部材aの品質の均一化を阻害する、という欠点を有
するものであった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】一方、本出願人は、
製造工程における検査効率の向上を目的とするその研究
過程において、曲成部材aを形成する内外円弧面b、c
の所定の二点間の距離と当該二点間を結ぶ仮想線の中央
で、円弧面b、cに至る最深または最浅距離を測定する
ことによって、曲成部材aの内外半径を算出できる点に
着目し、作業者の勘や目視に頼ることなく円弧面b、c
の所定の湾曲状態を正確かつ迅速に検査することができ
ることを知見し得て、ここに全く新規な測径ゲージを完
成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した技術手段は、所定間隔を存して並設した
円柱状当接子の外面間に沿って被測定物を支持し、かつ
上記円柱状当接子の軸心間を結ぶ仮想線上の中央に、該
仮想線と直交する測定子を出没自在に配設すると共に、
上記円柱状当接子間における被測定物の外径または内径
を、前記測定子の出没直線変位を元に算出すべく構成し
たことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】したがって、本発明によれば、曲成部材の円弧
面検査を目視に頼ることなく正確に測定することがで
き、曲成部材毎の個体差を一掃し得て、大量生産時の品
質の均一化を図ることができると共に、装置の製造工程
全体の作業効率を向上させることができる。
【0007】
【実施例】本発明の構成を、図面に示した一実施例つい
て、詳細に説明する。図1において、1は測径ゲージで
あり、該測径ゲージ1は、円柱状に形成した当接子2、
2を所定間隔を存して本体1aに並設すると共に、上記
当接子2、2間の中央には、測定子3が鉛直方向に出没
自在に配設されており、また本体1aの一側には、電源
スイッチ4a、セットスイッチ4bおよびリセットスイ
ッチ4cと、セブンセグメント表示のデジタルディスプ
レイ5とを備えた操作パネル6が設けられて測径ゲージ
1を構成している。
【0008】上記当接子2、2は、図2(a)に示す如
く、、それぞれ半径rの円柱で形成され、かつ軸心間距
離2Aを存して並設されていると共に、上記各当接子
2、2の軸心を結ぶ仮想線7の中央位置に測定子3の頭
頂部3aが直交状に出没するようになっており、上記各
当接子2、2の外面間に沿って被測定物8を支持させた
状態で、測定子3の頭頂部3aを上記被測定物8に出没
自在に当接させるように構成されている。
【0009】一方、上記本体1aには、誘導性トランス
デューサ9と、後述する演算式からなるプログラムを記
憶したROM回路10が内装されており、前記測定子3
の基端側を上記誘導性トランスデューサ9の図示しない
可動コアに直結し、該測定子3の出没作動に連繋してそ
の出没直線変位を誘導性トランスデューサ9において電
気的な測長データに変換すると共に、上記測長データを
ROM回路10において所定の演算処理し、被測定物8
の内径または外径の平均値を操作パネル6のデジタルデ
ィスプレイ5に桁表示するようになっている。
【0010】ここで、上記ROM回路10に記憶される
演算式について説明する。図2(a)および(b)にお
いて、軸心間距離2A、当接子2の半径rとし、当接子
2、2の各頂部2a、2a間を結ぶ基準線L(=0)位
置から測定子3の頭頂部3aが被測定物8に至る測長距
離をHとした場合に、被測定物8の内径d(=2R)は
次の演算式で算出される。すなわち、ピタゴラスの定理
から (R−H−r)2+A2=(R−r)2 ………(1) の関係が成立し、この(1)式より d=(H2+2H・r+A2)/H ………(1a) が求められる。 また、図3および図4において、測定子3の頭頂部3a
が基準線L(=0)位置から下方で被測定物8に当接し
た場合に、該被測定物8の外径D(=2R)は (R−H+r)2+A2=(R+r)2 ………(2) の関係から D=(H2−2H・r+A2)/H ………(2a) が求められる。
【0011】本発明は、叙上の如く構成したから、被測
定物8である曲成部材aの内径または外径を測定する際
には、まず電源スイッチ4aをオンした後、測定回数n
をセットスイッチ4bにより設定する。次いで、測定子
3の頭頂部3aを基準線L(=0)位置に設定し、この
状態でリセットスイッチ4cを押してデジタルディスプ
レイ5の桁表示をすべて「0」にセットする。然る後、
被測定物8である曲成部材aの外面または内面を、円柱
状の当接子2、2間に密着し、測定子3の頭頂部3aを
被測定物8に当接させれば、前記誘導性トランスデュー
サ9の図示しない可動コアが、測定子3の出没作動に連
繋してトランスデューサ9内を移動し、その直線変位が
電気的な測長データとしてROM回路10に送出され
る。
【0012】そして、測定子3の頭頂部3aが基準線L
位置より上方に突出作動した場合には、図5に示す如
く、上記ROM回路10において、測定内容が「内径」
であると判定され、引き続きROM回路10において
(1a)式に基づいて測定回数n回だけ演算処理が繰り
返され、被測定物8の内径を示す平均値が誤差とともに
操作パネル6のデジタルディスプレイ5に表示される。
また、測定子3の頭頂部3aが基準線L位置より下方に
縮入作動した場合には、ROM回路10において、測定
内容が「外径」であると判定され、(2a)式に基づい
て測定回数n回だけ演算処理が繰り返されて、被測定物
8の外径を示す平均値およびその誤差が操作パネル6の
デジタルディスプレイ5に表示されることになる。
【0013】なお、本実施例では、曲成部材aを被測定
物8として示したが、これに限定されることなく、種々
の部材の一部を構成する円弧面にも本願の測径ゲージ1
を適用することができるのは無論のこと、図6に示すよ
うに、軸心間距離2Aおよび当接子2、2の半径rを適
宜変更した構成の各測径ゲージ1を用意することによ
り、被測定物8の径の大小に応じた広範囲の測定が可能
となり、この場合に、内径dおよび外径Dと測定子3と
の精度比は、前記(1a)式および(2a)式を測定距
離Hで除算することにより、以下に示す(1b)式およ
び(2b)式として算出される。すなわち、 d/H=(H2+2H・r+A2)/H2 ………(1b) D/H=(H2−2H・r+A2)/H2 ………(2b) と求められ、この精度比を内径または外径を示す平均値
とともにデジタルディスプレイ5に表示するようにすれ
ば、各測径ゲージ1の適切な測定範囲を知るうえでの目
安とすることができる。更に、操作パネル6に平面測定
モードを追加し、当接子2、2の半径rと被測定物8に
当接する測定子3の出没量を比較してその誤差を表示す
る演算式をROM回路10に内蔵することにより、被測
定物8の平面精度を測定することも可能となる。
【0014】
【発明の効果】これを要するに、本発明は、所定間隔を
存して並設した円柱状当接子の外面間に沿って被測定物
を支持し、かつ上記円柱状当接子の軸心間を結ぶ仮想線
上の中央に、該仮想線と直交する測定子を出没自在に配
設すると共に、上記円柱状当接子間における被測定物の
外径または内径を、前記測定子の出没直線変位を元に算
出すべく構成したから、簡単な構成でありながら、曲成
部材の円弧面検査を作業者の勘や目視に頼ることなく、
被測定物の外径または内径を、同一の測径ゲージによる
簡単な操作で正確かつ迅速に測定することができ、曲成
部材毎の個体差を一掃し得て、大量生産時の品質の均一
化を図ることができるばかりでなく、円弧面を有する部
材に限らず平面精度の測定にも対応することができる、
という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は測径ゲージの全体正面図である。
(b)は同上左側面図である。
【図2】(a)は測径ゲージと被測定物との関係を示す
拡大正面図である。(b)は同上測径ゲージと被測定物
との位置関係を示す作用説明図である。
【図3】(a)、(b)は、それぞれ被測定物に対する
測定子の外径測定時における動作を示す拡大正面図であ
る。
【図4】(a)、(b)は、それぞれ図3の(a)およ
び(b)における測径ゲージと被測定物との位置関係を
示す作用説明図である。
【図5】ROM回路における処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】(a)ないし(c)は、それぞれ当接子の半径
と軸心間距離とを変更した他の実施例を示す正面図であ
る。
【図7】(a)は曲成部材の全体斜視図である。(b)
は従来の円弧面の測定方法を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 測径ゲージ 2 当接子 3 測定子 7 仮想線 8 被測定物 D 外径 d 内径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を存して並設した円柱状当接子
    の外面間に沿って被測定物を支持し、かつ上記円柱状当
    接子の軸心間を結ぶ仮想線上の中央に、該仮想線と直交
    する測定子を出没自在に配設すると共に、上記円柱状当
    接子間における被測定物の外径または内径を、前記測定
    子の出没直線変位を元に算出すべく構成したことを特徴
    とする測径ゲージ。
JP29122293A 1993-10-27 1993-10-27 測径ゲージ Pending JPH07190750A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29122293A JPH07190750A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 測径ゲージ

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JP29122293A JPH07190750A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 測径ゲージ

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JPH07190750A true JPH07190750A (ja) 1995-07-28

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ID=17766058

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JP29122293A Pending JPH07190750A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 測径ゲージ

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JP (1) JPH07190750A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080463A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社アマダホールディングス ハンディタイプの反り量測定装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58111712A (ja) * 1981-12-25 1983-07-02 Dainippon Printing Co Ltd 直径測定器

Patent Citations (1)

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