JPH0719042Y2 - 車両用灯具のシール構造 - Google Patents

車両用灯具のシール構造

Info

Publication number
JPH0719042Y2
JPH0719042Y2 JP14866589U JP14866589U JPH0719042Y2 JP H0719042 Y2 JPH0719042 Y2 JP H0719042Y2 JP 14866589 U JP14866589 U JP 14866589U JP 14866589 U JP14866589 U JP 14866589U JP H0719042 Y2 JPH0719042 Y2 JP H0719042Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
gasket seal
seal
width
lamp body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14866589U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0388204U (ja
Inventor
裕史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14866589U priority Critical patent/JPH0719042Y2/ja
Publication of JPH0388204U publication Critical patent/JPH0388204U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719042Y2 publication Critical patent/JPH0719042Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガスケットシール構造を有する車両用灯具の
防水技術に係り、特にシール部構造の薄型化を達成した
車両用灯具のシール構造に関するものである。
〔従来の技術〕
防水性を要求される車両用灯具においては、種々のシー
ル構造が実施されており、リフレクタ開口面とカバーレ
ンズ間もフランジ間にガスケットを挟持したシール構造
を構成したものが使用されている。このような従来の車
両用灯具におけるガスケットシール構造50は、第7図に
示すように、後端にリフレクタを構成した灯具ボディ51
の開口部周縁に周回するガスケット溝52を形成すると共
に、該ガスケット溝52にガスケットシール53を嵌合し、
灯具ボディ51の開口部を覆うカバーレンズ54の周縁55を
該ガスケットシール53面に圧接した状態で固着した構造
に成っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記ガスケットシール構造50によると、第8図
に示すように、灯具ボディ51に構成したガスケット溝52
が内側壁52aと外側壁52bを構成してあるため、嵌合部の
幅W1が溝幅(ガスケット幅)W2と内側壁52aの厚さT1
(1.5mm)及び外側壁52bの厚さT2(1.5mm)を加えた構
造に成り、該部の幅W1(=W2+T1+T2)が大きく、薄型
ランプ設計には不向きであった。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、シ
ール性能を低下させることなく灯具ボディと前面レンズ
の嵌合シール部の幅を小さくすることができる車両用灯
具のシール構造を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る車両用灯具の
シール構造は、バルブを収容した灯具ボディの開口端を
ガスケットシールを介して前面レンズで覆う構造に成る
シール構造において、灯具ボディの開口端内壁の外側に
略ガスケット幅のフランジを段差構成し、該フランジ面
に複数個の規制突起を配設すると共に、上記灯具ボディ
の開口面を覆う前面レンズの周縁をフランジ面と対向す
る形状及び幅に構成し、上記フランジ面の幅を有するガ
スケットシールを介して前面レンズを灯具ボディ開口面
に圧接一体化することを要旨とするものである。
また、上記規制突起をフランジ面の外縁に配設すると共
に、ガスケットシールの上記規制突起に対応する位置に
凹部を形成し、更に上記規制突起をフランジ面に突設す
ると共に、ガスケットシールの上記規制突起に対応する
位置に凹部を形成してもよい。
〔作用〕
上記シール構造によれば、シール部の幅はガスケットシ
ールの幅と等しいフランジ面の幅と内壁の幅の和によっ
て構成されるため、従来のフランジに構成される外壁の
肉厚分だけ幅が小さくなる。従って、灯具として構成し
た場合、該部位の灯具の外形寸法は縦横それぞれ外壁の
肉厚の二倍に相当する寸法だけ小さく成り、特に薄型灯
具を設計する場合に有利である。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車両用灯具のシール構造の実施例を
図面に従って説明する。
第1図乃至第4図は、本考案に係る車両用灯具のシール
構造の第一の実施例を示すものである。
図面において、1は正面形状が横長矩形の開口端にな
り、また後端に反射鏡面3を成形したリフレクタ2を一
体的に成形してなる灯具ボディであり、リフレクタ2の
中央には反射鏡面3の前方に光源用のバルブ4を設ける
ためのバルブホルダ5を固設してなる。上記灯具ボディ
1の横長矩形の開口端には、その内壁6(肉厚T=1.5m
m)の外側に、後述するガスケットシール9の幅W2と同
幅のフランジ7を後退して段差構成すると共に、上下部
の該フランジ7の面にそれぞれ2個の薄肉状の規制突起
8,8…を配置突設したものである。本実施例において
は、該規制突起8,8…をフランジ面7の外縁に位置して
それぞれ前方へ突出するように形成したもので、該規制
突起8の肉厚tは後述するガスケットシール9の弾性に
より、フランジ7面の狭小分が容易に潰れる範囲(t=
0.5〜1.0mm)のものとする。上記ガスケットシール9
は、矩形形状の環状体に成り、フランジ7の面と対向し
て同幅W2を有すると共に、適宜弾性を有する軟質合成樹
脂又はゴムによって構成してある。また、10は上記灯具
ボディ1の横長矩形の開口面を覆う前面レンズであり、
該前面レンズ10に構成した周縁11は、内壁6に外挿する
横長の矩形形状を呈し、上記フランジ7の面と対向する
同幅(W2)に構成すると共に、各規制突起8,8…と対応
する位置に該突起が嵌合する切欠12,12…を形成して成
るもので、上記フランジ7と周縁11の後部間にガスケッ
トシール9を改装し、前面レンズ10から挿通したボルト
13を灯具ボディ1に穿設した螺子ポート14に螺合して両
面を圧接一体化する防水構造である。尚、第1図に示す
ように前記ガスケットシール9の外周部に、フランジ7
に突設した規制突起8,8…と対応する僅かな凹部15,15…
を形成してもよい。
上記構成では、灯具ボディ1に構成したフランジ7面に
突設した規制突起8,8…によりガスケットシール9が外
周部を押えているため、該ガスケットシール9が挟持面
間から抜落することはない。また、規制突起8がフラン
ジ7の面内に突設してあるため、該ガスケットシール9
の挟持部位幅W1は内壁6(肉厚T=1.5mm)とフランジ
7の幅(ガスケットシール9幅)W2を加えた構造にな
り、該部の幅W1(=T1+W2)を小さくすることが可能と
なる。
第5図及び第6図は、本考案に係る車両用灯具のシール
構造の第二の実施例を示すものであり、上記第一の実施
例と異なる部分について説明する。
即ち、本実施例においては、複数個の薄肉状の規制突起
8,8…を灯具ボディ1のフランジ7面からそれぞれ前方
へ突出すると共に、ガスケットシール9の内面に上記規
制突起8,8…が対応する嵌合孔25,25…を穿設したもので
ある。このように規制突起8,8…と嵌合孔25,25…を対応
形成することにより、フランジ面7に対するガスケット
シール9の位置決めが容易に成り、該ガスケットシール
9上に前面レンズ10を装着する場合にもガスケットシー
ル9の位置ずれや歪の発生を予防することができる。
尚、フランジ7面に突設する上記規制突起8,8…やガス
ケットシール9に形設する凹部15や嵌合孔25の形状、大
きさ乃至は形成数については、図示実施例に限定される
ものではなく、適宜これを変様実施することができるも
のであることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案に係る車両用灯具のシール構造は、以上のように
構成したから、ガスケットシールを挟持する挟持面内に
該ガスケットシールの弾性許容範囲の肉厚を持った規制
突起を突設して外側壁を廃止し、シール性能を低下させ
ることなく灯具ボディと前面レンズの嵌合シール部の幅
を小さくすることができたものであり、灯具の外形寸法
を小さくすることが可能となり、薄型の車両用灯具を設
計する場合に有利である等、本考案実施後の実用的効果
は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用灯具のシール構造の第一の
実施例を示すシール部を分解した灯具の斜視図、 第2図は組み付けた状態を示す一部切欠した縦断面図、 第3図は第1図におけるIII−III線切断部拡大断面図、 第4図は第1図におけるIV−IV線切断部拡大断面図、 第5図は本考案に係る車両用灯具のシール構造の第二の
実施例を示すシール部を分解した灯具の斜視図、 第6図は第5図におけるVI−VI線切断部拡大断面図、 第7図は従来の車両用灯具のシール構造を示す分解斜視
図、 第8図は同要部の拡大断面図である。 1……灯具ボディ、4……バルブ 6……内壁、7……フランジ 8……規制突起、9……ガスケットシール 10……前面レンズ、11……周縁 12……切欠、15……凹部 25……嵌合孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブを収容した灯具ボディの開口端をガ
    スケットシールを介して前面レンズで覆う構造に成るシ
    ール構造において、 灯具ボディの開口端内壁の外側に略ガスケット幅のフラ
    ンジを段差構成し、該フランジ面に複数個の規制突起を
    配設すると共に、 上記灯具ボディの開口面を覆う前面レンズの周縁をフラ
    ンジ面と対向する形状及び幅に構成し、 上記フランジ面の幅を有するガスケットシールを介して
    前面レンズを灯具ボディ開口面に圧接一体化したことを
    特徴とする 車両用灯具のシール構造。
  2. 【請求項2】上記規制突起をフランジ面の外縁に配設す
    ると共に、 ガスケットシールの上記規制突起に対応する位置に凹部
    を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の 車両用灯具のシール構造。
  3. 【請求項3】上記規制突起をフランジ面に突設すると共
    に、 ガスケットシールの上記規制突起に対応する位置に嵌合
    孔を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の 車両用灯具のシール構造。
JP14866589U 1989-12-26 1989-12-26 車両用灯具のシール構造 Expired - Lifetime JPH0719042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14866589U JPH0719042Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 車両用灯具のシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14866589U JPH0719042Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 車両用灯具のシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0388204U JPH0388204U (ja) 1991-09-10
JPH0719042Y2 true JPH0719042Y2 (ja) 1995-05-01

Family

ID=31695108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14866589U Expired - Lifetime JPH0719042Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 車両用灯具のシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719042Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018018820A (ja) * 2017-07-20 2018-02-01 レシップホールディングス株式会社 Led灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0388204U (ja) 1991-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0719042Y2 (ja) 車両用灯具のシール構造
JPH1040716A (ja) 自動二輪車用灯具
JP2529718Y2 (ja) 車両用灯具
JP3154909B2 (ja) 車両用灯具の取付構造
JPH0128569Y2 (ja)
JPH0716245Y2 (ja) プロジェクタランプ
JP2528751Y2 (ja) 車輌用灯具
JP3331740B2 (ja) 車両用灯具
JPH1059065A (ja) 自動車のライセンスランプ取付構造
JPH0754035Y2 (ja) 車両用灯具におけるレンズの取付構造
JPH0348808Y2 (ja)
JPH0112322Y2 (ja)
JPS621683Y2 (ja)
JP2537338Y2 (ja) 車輌用灯具
GB2325516A (en) Reflex reflector for vehicle lamp assembly
JPH0212109Y2 (ja)
JPH08222014A (ja) 車輌用灯具
JP2573832Y2 (ja) 車両用灯具
JP2803547B2 (ja) 車両用灯具
JPH07307102A (ja) 車両用灯具
JPS5855524Y2 (ja) 車輛用灯具
JPH055080Y2 (ja)
JP2516105Y2 (ja) リヤ・ランプ装置
JPH0353373Y2 (ja)
JPS6284105U (ja)