JPH0718916Y2 - 吹出口装置 - Google Patents
吹出口装置Info
- Publication number
- JPH0718916Y2 JPH0718916Y2 JP14644189U JP14644189U JPH0718916Y2 JP H0718916 Y2 JPH0718916 Y2 JP H0718916Y2 JP 14644189 U JP14644189 U JP 14644189U JP 14644189 U JP14644189 U JP 14644189U JP H0718916 Y2 JPH0718916 Y2 JP H0718916Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow
- opening
- duct
- cylindrical body
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、例えば自動車に用いる空気調和装置用の吹出
口装置に関するものである。
口装置に関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種の吹出し装置としては、例えば実開昭63-1
23931号公報に開示されたものがある。この開示技術
は、それぞれの周面にスリットを有する円筒状の第1お
よび第2のダクトを同軸的に且つ相対的に回動自在に嵌
合し、第1および第2のダクトの少なくとも一方のスリ
ットをほぼ螺旋状に形成したものである。
23931号公報に開示されたものがある。この開示技術
は、それぞれの周面にスリットを有する円筒状の第1お
よび第2のダクトを同軸的に且つ相対的に回動自在に嵌
合し、第1および第2のダクトの少なくとも一方のスリ
ットをほぼ螺旋状に形成したものである。
そして、第1のダクトまたは第2のダクトの少なくとも
一方を回動し、スリットの重なり位置を軸方向に移動
し、吹出し位置を変更するものである。
一方を回動し、スリットの重なり位置を軸方向に移動
し、吹出し位置を変更するものである。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来装置にあっては、上記したように第
1および第2のダクトの少なくとも一方のスリットをほ
ぼ螺旋状に形成し、第1のダクトまたは第2のダクトの
少なくとも一方を回動し、スリットの重なり位置を横方
向に移動し、吹出し位置を変更させるだけのものであっ
て、風量を変化させるものではない。
1および第2のダクトの少なくとも一方のスリットをほ
ぼ螺旋状に形成し、第1のダクトまたは第2のダクトの
少なくとも一方を回動し、スリットの重なり位置を横方
向に移動し、吹出し位置を変更させるだけのものであっ
て、風量を変化させるものではない。
本考案は上記の問題点に着目してなされたものであっ
て、その目的とするところは、吹出し口より吹出す調和
風の風量を順次変化させることができる吹出口装置を提
供することにある。
て、その目的とするところは、吹出し口より吹出す調和
風の風量を順次変化させることができる吹出口装置を提
供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の問題点を解決するために、本考案は、固定側円筒
体に可動側円筒体を同軸的に設け、固定側円筒体および
可動側円筒体にそれぞれ吹出し開口部を設けて、これら
吹出し開口部の合致により吹出し口を形成する吹出口装
置において、固定側円筒体および可動側円筒体のいずれ
か一方の吹出し開口部を、その周方向に開口幅を変えて
形成し、この吹出し開口部を軸方向に複数箇所並設した
構成にしてある。
体に可動側円筒体を同軸的に設け、固定側円筒体および
可動側円筒体にそれぞれ吹出し開口部を設けて、これら
吹出し開口部の合致により吹出し口を形成する吹出口装
置において、固定側円筒体および可動側円筒体のいずれ
か一方の吹出し開口部を、その周方向に開口幅を変えて
形成し、この吹出し開口部を軸方向に複数箇所並設した
構成にしてある。
また、前記吹出し口の開口面積の変化を、固定側円筒体
および可動側円筒体のいずれか一方の吹出し開口部を相
互に位相を変えることにより行うようにしてもよいし、
また、固定側円筒体および可動側円筒体のいずれか一方
の吹出し開口部の周方向の開口幅の変化を、周方向にそ
の開口幅が変化する吹出し開口部と、その開口幅の変化
が周方向に逆転した吹出し開口部とを交互に配置するこ
とにより行うようにしてもよい。
および可動側円筒体のいずれか一方の吹出し開口部を相
互に位相を変えることにより行うようにしてもよいし、
また、固定側円筒体および可動側円筒体のいずれか一方
の吹出し開口部の周方向の開口幅の変化を、周方向にそ
の開口幅が変化する吹出し開口部と、その開口幅の変化
が周方向に逆転した吹出し開口部とを交互に配置するこ
とにより行うようにしてもよい。
《作用》 可動側円筒体を回転させることにより、固定側円筒体の
吹出し開口部を、可動側円筒体の吹出し開口部の一部を
それぞれに次々に位置させて、吹出し口の開口面積を変
化させ、空気調和装置から固定側円筒体に調和風を送風
して前記吹出し口より吹出すことにより風量を順次変化
させる。
吹出し開口部を、可動側円筒体の吹出し開口部の一部を
それぞれに次々に位置させて、吹出し口の開口面積を変
化させ、空気調和装置から固定側円筒体に調和風を送風
して前記吹出し口より吹出すことにより風量を順次変化
させる。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係わる吹出口装置の一実施例の斜視
図、第2図は第2のダクトにおける吹出し開口部の展開
図であり、1は、例えば自動車の車室内に配設される円
筒状の第1のダクトであり、このダクト1の一端部は閉
塞されており、また、ダクト1の他端部には、このダク
ト1より小径の接続部2が設けてあり、この接続部2の
外周部には係止突起3が設けてある。また、第1のダク
ト1の前側における周面には軸方向に直線状の細長いス
リット状の吹出し開口部4が形成してある。そして、第
1のダクト1の接続部2は、送風ダクト5の接続部6が
接続されるものであり、この場合、前記係止突起3は、
送風ダクト5の接続部6に設けた係止穴7に係止され
る。
図、第2図は第2のダクトにおける吹出し開口部の展開
図であり、1は、例えば自動車の車室内に配設される円
筒状の第1のダクトであり、このダクト1の一端部は閉
塞されており、また、ダクト1の他端部には、このダク
ト1より小径の接続部2が設けてあり、この接続部2の
外周部には係止突起3が設けてある。また、第1のダク
ト1の前側における周面には軸方向に直線状の細長いス
リット状の吹出し開口部4が形成してある。そして、第
1のダクト1の接続部2は、送風ダクト5の接続部6が
接続されるものであり、この場合、前記係止突起3は、
送風ダクト5の接続部6に設けた係止穴7に係止され
る。
第1のダクト1内には、第1のダクト1の内径よりやや
小径の外径を有する円筒形の第2のダクト8が、第1の
ダクト1と同軸上に嵌合して回転自在に収容してある。
この第2のダクト8の周面部には、その中央および左右
に位置させて吹出し用開口部9、10、11が形成してあ
る。
小径の外径を有する円筒形の第2のダクト8が、第1の
ダクト1と同軸上に嵌合して回転自在に収容してある。
この第2のダクト8の周面部には、その中央および左右
に位置させて吹出し用開口部9、10、11が形成してあ
る。
中央の吹出し用開口部9は、第2のダクト8の回転方向
に向かって所定の間隔で配置された第1、第2、第3、
第4のスリット12a、12b、12c、12dより成る一群のスリ
ットユニットAを備え、第2のダクト8の回転方向に向
かって最先の第1のスリット12aの幅が最も小さく、後
方に行くにしたがって、その幅が順次大きくなり、第4
のスリット12dの幅が最大になっている。そして、この
第4のスリット12dの後方では、前記一群のスリットユ
ニットAを逆にした状態のスリットユニットBが形成し
てある。この場合、スリットユニットA、Bは、その幅
が最大の第4のスリット12dを共通にしている。
に向かって所定の間隔で配置された第1、第2、第3、
第4のスリット12a、12b、12c、12dより成る一群のスリ
ットユニットAを備え、第2のダクト8の回転方向に向
かって最先の第1のスリット12aの幅が最も小さく、後
方に行くにしたがって、その幅が順次大きくなり、第4
のスリット12dの幅が最大になっている。そして、この
第4のスリット12dの後方では、前記一群のスリットユ
ニットAを逆にした状態のスリットユニットBが形成し
てある。この場合、スリットユニットA、Bは、その幅
が最大の第4のスリット12dを共通にしている。
左右の吹出し用開口部10、11は、中央の吹出し開口部9
に対してその位相をずらせたものである。すなわち、中
央の吹出し開口部9の第2のスリット12bのレベルに対
して左の吹出し開口部10は、その第4のスリット12dを
位置させ、右の吹出し開口部11は、その第1のスリット
12aを位置させている。
に対してその位相をずらせたものである。すなわち、中
央の吹出し開口部9の第2のスリット12bのレベルに対
して左の吹出し開口部10は、その第4のスリット12dを
位置させ、右の吹出し開口部11は、その第1のスリット
12aを位置させている。
前記第2のダクト8は回転駆動機構13によって回転駆動
される。この回転駆動機構13は、モーター14を備えてお
り、このモーター14の出力軸15は第1のダクト1の閉塞
端1aを貫通して第2のダクト8の閉塞端8aに連結してあ
る。そして、第1のダクト1の吹出し開口部4に第2の
ダクト8の吹出し開口部9、10、11の一部が重なり合う
ことにより、吹出し口Dを形成する。また、第1のダク
ト1は固定側円筒体になり、第2のダクト8は可動側円
筒体になる。
される。この回転駆動機構13は、モーター14を備えてお
り、このモーター14の出力軸15は第1のダクト1の閉塞
端1aを貫通して第2のダクト8の閉塞端8aに連結してあ
る。そして、第1のダクト1の吹出し開口部4に第2の
ダクト8の吹出し開口部9、10、11の一部が重なり合う
ことにより、吹出し口Dを形成する。また、第1のダク
ト1は固定側円筒体になり、第2のダクト8は可動側円
筒体になる。
次に、上記のように構成された吹出口装置の作動につい
て説明する。
て説明する。
前記モーター14の回転駆動により第2のダクト8を第1
図の矢印の方向に回転させると、第1のダクト1の吹出
し開口部4に、中央および左右の吹出し開口部9、10、
11の同一レベルにある各スリット、例えばスリット12
b、12d、12aが、スリット12c、12c、12bが、スリット12
c、12a、12dがそれぞれに次々に位置して、吹出し口D
の開口面積を変化させる。したがって、空気調和装置か
ら送風ダクト5を介して第2のダクト8に調和風を送風
して前記吹出し口Dより吹出すことにより風量を順次変
化させることができる。
図の矢印の方向に回転させると、第1のダクト1の吹出
し開口部4に、中央および左右の吹出し開口部9、10、
11の同一レベルにある各スリット、例えばスリット12
b、12d、12aが、スリット12c、12c、12bが、スリット12
c、12a、12dがそれぞれに次々に位置して、吹出し口D
の開口面積を変化させる。したがって、空気調和装置か
ら送風ダクト5を介して第2のダクト8に調和風を送風
して前記吹出し口Dより吹出すことにより風量を順次変
化させることができる。
前記吹出し開口部9、10、11は、上記したスリット12
a、12b、12c、12dに限らず第3図に示す三角形の開穴16
や第4図に示す菱形の開穴17、または扇形の開穴でも良
い。
a、12b、12c、12dに限らず第3図に示す三角形の開穴16
や第4図に示す菱形の開穴17、または扇形の開穴でも良
い。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、固定側円筒体に可動側
円筒体を同軸的に設け、固定側円筒体および可動側円筒
体にそれぞれ吹出し開口部を設けて、これら吹出し開口
部の合致により吹出し口を形成する吹出口装置におい
て、固定側円筒体および可動側円筒体のいずれか一方の
吹出し開口部を、その周方向に開口幅を変えて形成し、
この吹出し開口部を軸方向に複数箇所並設したから、可
動側円筒体を回転させると、固定側円筒体の吹出し開口
部に、可動側円筒体の吹出し開口部の一部がそれぞれに
次々に位置して、吹出し口の開口面積を変化させること
ができる。したがって、空気調和装置から固定側円筒体
に調和風を送風して前記吹出し口より吹出すことにより
風量を順次変化させることができる。
円筒体を同軸的に設け、固定側円筒体および可動側円筒
体にそれぞれ吹出し開口部を設けて、これら吹出し開口
部の合致により吹出し口を形成する吹出口装置におい
て、固定側円筒体および可動側円筒体のいずれか一方の
吹出し開口部を、その周方向に開口幅を変えて形成し、
この吹出し開口部を軸方向に複数箇所並設したから、可
動側円筒体を回転させると、固定側円筒体の吹出し開口
部に、可動側円筒体の吹出し開口部の一部がそれぞれに
次々に位置して、吹出し口の開口面積を変化させること
ができる。したがって、空気調和装置から固定側円筒体
に調和風を送風して前記吹出し口より吹出すことにより
風量を順次変化させることができる。
第1図は本考案に係わる吹出口装置の一実施例の斜視
図、第2図は第2のダクトにおける吹出し開口部の展開
図、第3図および第4図は第2のダクトにおける吹出し
開口部の他の実施態様を示す斜視図である。 1……第1のダクト(固定側円筒体)、4、9、10、11
……吹出し開口部、8……第2のダクト(可動側円筒
体)、D……吹出し口。
図、第2図は第2のダクトにおける吹出し開口部の展開
図、第3図および第4図は第2のダクトにおける吹出し
開口部の他の実施態様を示す斜視図である。 1……第1のダクト(固定側円筒体)、4、9、10、11
……吹出し開口部、8……第2のダクト(可動側円筒
体)、D……吹出し口。
Claims (3)
- 【請求項1】固定側円筒体に可動側円筒体を同軸的に設
け、固定側円筒体および可動側円筒体にそれぞれ吹出し
開口部を設けて、これら吹出し開口部の合致により吹出
し口を形成する吹出口装置において、固定側円筒体およ
び可動側円筒体のいずれか一方の吹出し開口部を、その
周方向に開口幅を変えて形成し、この吹出し開口部を軸
方向に複数箇所並設したことを特徴とする吹出口装置。 - 【請求項2】前記吹出し口の開口面積の変化を、固定側
円筒体および可動側円筒体のいずれか一方の吹出し開口
部を相互に位相を変えることにより行うようにした実用
新案登録請求の範囲の記載(1)の吹出口装置。 - 【請求項3】固定側円筒体および可動側円筒体のいずれ
か一方の吹出し開口部の周方向の開口幅の変化を、周方
向にその開口幅が変化する吹出し開口部と、その開口幅
の変化が周方向に逆転した吹出し開口部とを交互に配置
することにより行うようにした実用新案登録請求の範囲
の記載(1)の吹出口装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14644189U JPH0718916Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | 吹出口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14644189U JPH0718916Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | 吹出口装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387154U JPH0387154U (ja) | 1991-09-04 |
JPH0718916Y2 true JPH0718916Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=31693023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14644189U Expired - Lifetime JPH0718916Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | 吹出口装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718916Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2306303T3 (es) * | 2002-03-15 | 2008-11-01 | TRW AUTOMOTIVE ELECTRONICS & COMPONENTS GMBH | Purga de aire para sistemas de ventilacion. |
JP2012171500A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Toyota Boshoku Corp | スライド式シート |
JP7215935B2 (ja) * | 2019-03-05 | 2023-01-31 | 豊和化成株式会社 | ダクト型送風装置 |
-
1989
- 1989-12-21 JP JP14644189U patent/JPH0718916Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0387154U (ja) | 1991-09-04 |
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