JPH07189029A - レース柄糸用ナイロン66フィラメント糸 - Google Patents

レース柄糸用ナイロン66フィラメント糸

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JPH07189029A
JPH07189029A JP33544493A JP33544493A JPH07189029A JP H07189029 A JPH07189029 A JP H07189029A JP 33544493 A JP33544493 A JP 33544493A JP 33544493 A JP33544493 A JP 33544493A JP H07189029 A JPH07189029 A JP H07189029A
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JP
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nylon
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filament
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JP33544493A
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English (en)
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Tetsuya Kato
哲也 加藤
Yasuji Kishimoto
保二 岸本
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 結晶化温度が190〜210℃、共重合ア
ミド単位の割合が2.5〜10重量%であるナイロン6
6系共重合体からなり、単糸繊度が0.7〜2デニール
のレース柄糸用のナイロン66フィラメント糸である。 【効果】 透明性良好で、染色時の色の鮮明性が優れ、
しかも、ソフトなナイロン66フィラメント糸であるの
で、柄の鮮明性に優れ、柄の際立ちがよく、かつソフト
な表面感触をもつナイロン66レース地が得られ、さら
に、レース編成時の生産性も良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美観及び感触に優れた
ナイロン66レース地を得るために好適なレース柄糸用
ナイロン66フィラメント糸、及びそれからなるレース
地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンブロイダルレース、ラッセルレー
ス、リバーレース等のレース地は、一般にレース柄用の
柄糸と生地用の地糸とから構成される。
【0003】それら柄糸や地糸には、外観の美しさ、強
さ、ソフトさなどの点からナイロンフィラメント糸、特
にナイロン6フィラメント糸が多用されてきている。
【0004】レース地の柄の鮮明さやソフトさなどがレ
ースの商品価値を決める重要な特性であり、これら特性
は柄糸の素材による影響が大きい。そのため、柄糸用ナ
イロン糸には光沢があり柔らかい素材が好ましく、これ
ら特性に優れたナイロン6フィラメント糸が用いられて
きたが、最近は、寸法安定性や耐熱性の良さ等からナイ
ロン66フィラメント糸も用いられ始めてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ナイロン6
6は結晶化速度が大きいので紡糸工程における結晶化が
早く、そのために失透現象が生じ易く、透明性の高いナ
イロン66フィラメント糸とすることが難しいという問
題があった。
【0006】さらに、ナイロン66は曲げ硬さが大きい
ので、ナイロン66糸はナイロン6糸に比べて粗硬感が
強く、レース柄糸用には柔らかさの点で劣っていた。
【0007】また、近年は、より美しく繊細で風合も良
好なレース地に対する要求が一層強まってきているの
で、ナイロン66レース地においてもそれら特性を満足
することが要求されてきていた。
【0008】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の欠点を解消し、レース柄が鮮明で際立ちがよく、しか
も表面感触がソフトなナイロン66レース地を得るため
に、透明感、染色鮮明性及び柔らかさに優れたレース柄
糸用ナイロン66フィラメント糸を提供することを主な
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のレース柄糸用ナイロン66フィラメント糸
は、結晶化温度が190〜210℃であるナイロン66
系共重合体からなり、かつ、単糸繊度が0.7〜2デニ
ールであることを特徴とする。
【0010】そして、そのナイロン66系共重合体は、
ヘキサメチレンアジパミド単位90〜97.5重量%
と、ヘキサメチレンアジパミド以外のアミド単位2.5
〜10重量%からなる共重合体であることが好ましい。
【0011】本発明のレース柄糸用ナイロン66フィラ
メント糸は、上述したとおり、特定の結晶化温度、特定
の単糸繊度を有するものであり、さらに好ましくは繊維
断面形状が多葉断面である。その結晶化温度は次の方法
により測定される。
【0012】結晶化温度: パーキンエルマー1B型
(パーキンエルマー社製)の測定機により測る。試料3
mgを測定セルにセットし、50℃から285℃まで8
0℃/分の昇温速度で加熱し、285℃に達してから6
分間保った後、同じ速度で降温する。この間の吸熱・発
熱曲線における結晶化ピーク値から結晶化温度を読みと
る。
【0013】本発明で特定した糸の結晶化温度190〜
210℃は、ナイロン66単独ポリマ糸の結晶化温度
(215〜225℃程度)よりも低いものであり、この
結晶化温度水準とすることによりレース柄糸用に好適な
物性を具備させることができる。
【0014】これに対し、糸の結晶化温度を190℃未
満と低くし過ぎると、繊維の収縮率が高過ぎかつ融点が
低くなり過ぎレースの寸法安定性が悪くなるし、しか
も、熱セット時の繊維の強力低下が大きくなるので、レ
ース用には実用上使用困難である。逆に、糸の結晶化温
度が210℃を越えて高過ぎると、失透現象の抑制効果
が不十分であるのでレース柄糸用に必要な透明感を得る
ことができない。
【0015】この糸の結晶化温度の調節手段は種々ある
が、最も有効でかつ溶融紡糸に障害のない手段は、請求
項2のようなナイロン66系共重合体を用いることであ
る。即ち、ナイロン66重合原料に、2.5〜10重量
%の共重合モノマを添加して共重合させることである。
その共重合モノマとしては、ε−カプロラクタムやラウ
ロラクタムなどのラクタム類、及び/又は、ヘキサメチ
レンアジパミド以外の重合性ナイロン塩、例えば、アジ
ピン酸、イソフタル酸、セバシン酸等の二塩基酸とヘキ
サメチレンジアミン、パラアミノシクロヘキシルメタ
ン、メタキシリレンジアミン等の二酸塩基との反応で得
られたナイロン塩(ヘキサメチレンアジパミドを除く)
を用いればよい。その共重合モノマの種類の数は特に限
定しないが一般的には1〜2種類であればよい。
【0016】また、2.5〜10重量%の他のアミド単
位を共重合させると重合条件の変化による結晶化温度の
変動を十分吸収できるので、この点からも溶融紡糸時の
失透現象を抑制することができる実際に結晶化温度を所
望の水準に調整するためには、これら共重合モノマの種
類(構造や分子量)や添加量を適宜選択すればよい。
【0017】さらに透明感を向上させるためには、この
ナイロン66糸中に酸化チタンが含有されないか、又は
その含有量が0.3重量%以下、好ましくは0.1重量
%以下と少ないことが好ましい。
【0018】なお、透明性を実質的に阻害しない範囲内
ならば他の添加剤が配合されていてもよい。
【0019】本発明のレース柄糸用ナイロン66糸は、
単糸繊度が0.7〜2デニールの範囲内であることがレ
ース地に優れたソフト感触及び柄鮮明性を付与するため
に必要である。これに対し、単糸繊度が2デニールを越
えるとレース地の表面タッチが硬くなりソフト感触が失
なわれる。逆に、0.7デニール未満と細過ぎると加
工、編成糸の毛羽立ちが多く、光沢感が損なわれ、特に
染色したときの色の柄の鮮明さが不十分となる。
【0020】また、柄糸用ナイロン66糸の糸条繊度
は、20〜100デニール程度であればよく、特に、糸
条繊度25〜70デニールが好ましい。
【0021】繊維の断面形状は、一般的な円形断面でも
よいが、凹凸のある非円形断面(例えば三葉から八葉断
面のような多葉断面等)においてより多くその効果が発
揮できる。これら非円形断面は円形断面に比べて光の反
射が特異であり、レース柄を際立たせるのに効果的であ
る。従って、この変形断面糸とすれば、透明度や染色し
たときの色の鮮明性がさらに向上し、レース柄をさらに
鮮明とできる。
【0022】多葉断面形状の場合は、例えば、繊維横断
面形状の内接円(直径R1 )と外接円(直径R2 )との
比(R2 /R1 )から求めた異形度が1.3〜3.0程
度であればよい。
【0023】本発明のナイロン66糸は、98重量%硫
酸相対粘度が2.7〜3.5で表される高い重合度を有
することが好ましい。この範囲内の重合度とすることに
より、単糸が細繊度の糸条としてもレース柄糸に必要な
強力を付与することができる。このため、高張力かつ高
速という過酷なレース編成条件下でも糸切れすることが
なく高い生産性でレース地を編成することができる。さ
らに、非円形断面繊維とする場合の断面変形を所望の形
状に制御するためにも上記粘度水準は好適である。しか
し、硫酸相対粘度が3.5を越えるほどに高過ぎると溶
融紡糸性が大幅に悪くなり工業的に製糸することが困難
で好ましくない。
【0024】なお、この硫酸相対粘度は、ポリマ濃度
0.25g/25ccの98重量%硫酸溶液、測定温度2
5℃で測定した相対粘度の値である。
【0025】本発明のレース柄糸用ナイロン66フィラ
メント糸は、結晶化温度が170〜190℃程度のナイ
ロン66系共重合体ペレットを、通常の方法で溶融紡糸
することにより製造することができる。
【0026】例えば、ヘキメチレンジアミンとアジピン
酸との塩(以下AH塩と略す)に共重合成分を2.5〜
10重量%配合して常法どおりに重合し、ナイロン66
系共重合体を得る。この共重合体を溶融紡糸機を用い
て、常法どおりに溶融紡糸、延伸して、単糸繊度0.7
〜2デニールのナイロン66フィラメントからなるフィ
ラメント糸とする。例えば、未延伸糸巻取後に延伸する
二工程法、低速での引取りに続いて延伸する直接紡糸延
伸法、高速で引取り続いて低倍率延伸し或いは延伸する
ことなく高速巻取りする高速紡糸(延伸)法をとればよ
い。
【0027】このように溶融紡糸、延伸することにより
結晶化温度は20℃程度高くなるので、結晶化温度19
0〜210℃のナイロン66糸を得るためには、溶融紡
糸に供するポリマの結晶化温度はそれより20℃程度低
くすればよい。
【0028】このようにして得られるレース柄糸用ナイ
ロン66フィラメント糸の糸条デニール、単糸デニー
ル、断面形状は、溶融吐出量、紡糸口金形状、紡糸速
度、延伸倍率などの条件によって調節すればよい。
【0029】このナイロン66フィラメント糸は、生糸
のまま或いは仮撚り加工などの糸加工を施した後に、柄
糸としてレース編み機に供給されて通常の方法でレース
地に編成されればよい。
【0030】レース地は、エンブロイダルレース、ラッ
セルレース、リバーレース等の通常の編組織とすればよ
い。
【0031】
【実施例】以下における物性値は、次の方法によった。
【0032】ナイロン66糸の繊度、強度、沸騰水収縮
率: JIS法に準拠して測定する。
【0033】ナイロン66糸の沸騰水処理強力保持率:
綛状で無緊張下30分間、沸騰水中で処理した後、強
力を測定し、未処理繊維の強力との差から求める。
【0034】ナイロン66糸の染色鮮明性: 試料糸を
幅10cm程度の筒編みにし、この筒編み地を常法によ
って精錬、染色する。得られた染色編み地の明度及び彩
度を分光色差計(カラーマシン社製、CM−20型)に
より測定する。即ち、L値(明度)、a値、b値を測定
し、彩度(a2 +b2 1/2 を求める。色の鮮明さは彩
度が大きいほど良好である。彩度が1.0以上異なれば
通常の人でも目視によりその違いが容易に判る。
【0035】レース柄の鮮明性: 試料レースにおける
柄と地糸部とのコントラストを肉眼により相対評価す
る。
【0036】レース地の風合、外観: 試料レースの表
面タッチ、柄の乱れ、柔らかさ等を肉眼と手触りによる
官能検査による相対評価でもって示す。
【0037】レース地の表面感触: 試料レースの表面
タッチを手触りによる官能検査による相対評価でもって
示す。
【0038】
【実施例】
[実施例1]AH塩に対して、それぞれ、0、1、3、
5、10、そして13重量%のε−カプロラクタムを配
合し、常法によって重合し、98重量%硫酸相対粘度が
2.71〜2.74のナイロン66系共重合体(酸化チ
タンを含有せず)を得た。
【0039】これらポリマをエクストルーダ型紡糸機を
用い、280℃で溶融紡糸した後、引き続き3.5倍に
延伸して、変形度1.5の三葉断面の70デニール、4
0フィラメントのナイロン66フィラメント糸を得た。
【0040】得られたナイロン66フィラメント糸をレ
ースの柄糸に用い、また、30デニール10フィラメン
トの未変性ナイロン66フィラメント糸を地糸に用い
て、通常の方法でラッセルレースを編成した。
【0041】得られたレース地を、“Kayanol
Milling BlueGW”(日本化薬(株)製)
の染料を用い、1%owf、浴比1:30、105℃で
40分染色した。
【0042】柄糸用生糸の繊維特性、染色レース地の特
性を評価し、表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】結晶化温度が190〜210℃である本発
明のレース柄糸用ナイロン66糸は、ソフトでかつ透明
性が高く、染色後の色の鮮明性がよく、この結果、染色
レース地の柄の際立ち性に優れ、レース外観やソフト感
触も良好であった。
【0045】これに対し、結晶化温度が210℃を越え
る共重合ポリマの場合は( No.2)、未変性ナイロン6
6ポリマの場合( No.1)と同様に、レース柄の鮮明性
が劣り、風合、外観も劣っていた。
【0046】逆に、結晶化温度が190℃未満の場合
は、沸騰水収縮率が高過ぎるので布帛の収縮のためにそ
の柄部分の外観が著しく悪いレース地であった。
【0047】[実施例2]AH塩に、それぞれ、4重量
%の共重合成分:ε−カプロラクタム(CLと略す)、
イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンとの塩(6Iと
略す)、そしてアジピン酸とメタキシリレンジアミンと
の塩(MXD6と略す)を配合し、常法によって重合し
98重量%硫酸相対粘度がそれぞれ2.72〜2.75
のナイロン66共重合体(酸化チタンを含有せず)を得
た。
【0048】得られたポリマを実施例1と同様の製糸方
法で溶融紡糸、延伸して、変形度1.6の三葉断面もし
くは円形断面の70デニール、48フィラメントのナイ
ロン66フィラメント糸とした。
【0049】得られたフィラメント糸を柄糸とし、ま
た、実施例1と同じ地糸を用いて、通常の方法でラッセ
ルレースを編成した。
【0050】柄糸の繊維特性そしてレース地の特性を表
2に示した。
【0051】
【表2】
【0052】共重合成分がラクタム、他のアミドと異な
っていても、結晶化温度が本発明で特定した範囲内であ
る場合( No.8〜11)は、染色後の鮮明性に優れ、レ
ース柄も鮮やかに発現していた。
【0053】なかでも、三葉断面フィラメント糸は、同
じ条件で染色したときのL値と鮮明度が円形断面フィラ
メント糸よりも優れ、レースの柄の鮮明性は非常に良好
であった。
【0054】[実施例3]共重合成分として、ヘキサメ
チレンジアミンとイソフタル酸とからのナイロン塩を4
重量%配合し、重合度調節剤の酢酸の添加量を調整して
98重量%硫酸相対粘度が2.77のナイロン66系共
重合体(酸化チタンを含有せず)を得た。
【0055】得られたナイロン66系共重合体を用い
て、実施例1と同様な製糸方法で製糸し、繊維断面が変
形度1.4の5葉、糸条繊度が70デニール、ただしフ
ィラメント数は150、98、52、そして24と異な
るナイロン66フィラメント糸を製造した。得られたフ
ィラメント糸の結晶化温度は、178〜181℃の範囲
内であった。
【0056】得られたフィラメント糸を柄糸に用い、3
0デニール、6フィラメントの未変性ナイロン66フィ
ラメント糸を地糸に用いて通常の方法でリバーレースを
編成した。
【0057】得られたレース地を実施例1と同様に染色
して評価した。
【0058】
【表3】
【0059】得られたレース地のレース柄はいずれも鮮
明であったが、フィラメント数が150と単糸繊度が細
過ぎた場合( No.12)は、レース編成中に糸切れが頻
発し連続生産が困難であった。逆に、フィラメント数が
24と単糸繊度が太過ぎた場合( No.15)は、得られ
たレース地が硬くソフトさが不足していた。
【0060】[実施例4]共重合成分としてイソフタル
酸を4重量%配合し、重合度調節剤の酢酸の添加量を変
えて、98重量%硫酸粘度が2.55〜3.90と重合
度の異なるナイロン66系共重合体(酸化チタンを含有
せず)を得た。
【0061】得られたポリマを用いて、実施例1と同様
の製糸方法で溶融紡糸、延伸して、70デニール、52
フィラメントの変形度1.7の4葉断面形状のフィラメ
ント糸を製造した。
【0062】得られたフィラメント糸を柄糸に用いて、
実施例3と同様にリバーレースを編成した。柄糸の繊維
特性そしてレース編成時の生産性を表4に示した。
【0063】
【表4】
【0064】得られたレース地のレース柄はいずれも鮮
明であったが、硫酸相対粘度が2.55と低過ぎた場合
( No.16)は、糸強度が低いので、レース編成中の糸
切れが多く連続生産が困難であった。逆に、硫酸相対粘
度が3.90と高過ぎた場合( No.19)は、溶融紡糸
時の糸切れが多く、又、レース編成時に毛羽が多発し連
続生産が困難であった。
【0065】
【発明の効果】本発明のレース柄糸用ナイロン66フィ
ラメント糸は、透明性に優れかつ染色時の色の鮮明性に
優れているので、レース柄を際立たせるのに大きな効果
をもっている。この効果は、色の鮮明さが低下し易い単
糸デニールが2〜0.7デニールのような極細糸の場合
でも失われることはないので、ナイロン66レース地
は、柄鮮明性とともに、ソフトな感触を具備することが
できる。
【0066】さらに、実質的にナイロン66からなるの
で、寸法安定性や耐熱性等も良好である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶化温度が190〜210℃である
    ナイロン66系共重合体からなり、かつ、単糸繊度が
    0.7〜2デニールであることを特徴とするレース柄糸
    用ナイロン66フィラメント糸。
  2. 【請求項2】 ナイロン66系共重合体が、ヘキサメ
    チレンアジパミド単位90〜97.5重量%と、ヘキサ
    メチレンアジパミド以外のアミド単位2.5〜10重量
    %からなることを特徴とする請求項1記載のレース柄糸
    用ナイロン66フィラメント糸。
JP33544493A 1993-12-28 1993-12-28 レース柄糸用ナイロン66フィラメント糸 Pending JPH07189029A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0893479A1 (de) * 1997-07-21 1999-01-27 Basf Aktiengesellschaft Statistische Copolyamide enthaltende Formmassen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0893479A1 (de) * 1997-07-21 1999-01-27 Basf Aktiengesellschaft Statistische Copolyamide enthaltende Formmassen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
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