JPH0718819A - 平滑面へのタイルの接着方法 - Google Patents

平滑面へのタイルの接着方法

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JPH0718819A
JPH0718819A JP15917793A JP15917793A JPH0718819A JP H0718819 A JPH0718819 A JP H0718819A JP 15917793 A JP15917793 A JP 15917793A JP 15917793 A JP15917793 A JP 15917793A JP H0718819 A JPH0718819 A JP H0718819A
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JP
Japan
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tile
smooth surface
adhesive
base material
wall
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JP15917793A
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English (en)
Inventor
Junzo Makino
純三 牧野
Yukio Komaba
幸雄 駒場
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Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 建築物における壁材又は下地材の平滑面、例
えば金属面やプラスチック面などの平滑な壁面に対し
て、ずれや滑りをおこすことなくタイルを確実に接着す
ることができるようにする。 【構成】 壁材又は下地材2の平滑面に接着性を有する
材料と細骨材6からなる組成物を該壁材又は下地材の平
滑面に塗付し該平滑面の凹凸面を形成する工程と、該凹
凸面に接着剤を介してタイルを接着する工程とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物における壁材又
は下地材の平滑面に対してタイルをずれることなく確実
に接着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年建築用材料、例えば壁材又は下地材
等は多種多様化し、壁面にもいろいろな材料、例えば金
属やプラスチック等の平滑面を有する材料が使用される
ようになった。この金属やプラスチック等の平滑面を有
する材料を用いる場合には、壁面の化粧、保護等を目的
として金属面やプラスチック面等の平滑面にタイルを接
着する必要がある。そこで、金属やプラスチック等から
なる壁材又は下地材の平滑面に接着剤を塗付してタイル
を貼付け、接着することとなるが、金属面やプラスチッ
ク面は表面が平滑なため、タイルの自重でずれや滑りが
おこり、うまく接着できない場合が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点に着目してなされたもので、建築物にお
ける壁材又は下地材の平滑面、例えば金属面やプラスチ
ック面などの平滑な壁面に対して、ずれや滑りをおこす
ことなくタイルを確実に接着することができる平滑面へ
のタイルの接着方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の平滑面へのタイルの接着方法は、壁材又は
下地材の平滑面に接着性を有する材料と細骨材からなる
組成物を該壁材又は下地材の平滑面に塗付し該平滑面に
凹凸面を形成する工程と、該凹凸面に接着剤を介してタ
イルを接着する工程とから構成される。
【0005】また、本発明方法は、壁材又は下地材の平
滑面に接着性を有する材料からなる組成物を該壁材又は
下地材の平滑面に塗付する工程と、該組成物が硬化する
前に該組成物面に細骨材を付着せしめ該平滑面に凹凸面
を形成する工程と、該凹凸面に接着剤を介してタイルを
接着する工程とから構成することもできる。
【0006】本発明における平滑面を有する壁材又は下
地材としては、金属やプラスチック材料等がある。さら
に、本発明の前処理組成物は、上記した方法に用いら
れ、金属面やプラスチック面等の平滑面に対して接着性
を有する材料と細骨材とから構成され、該平滑面に対し
て塗付又は付着して使用される。
【0007】本発明において用いられる壁材又は下地材
の平滑面に接着性を有する材料としては、金属やプラス
チックなどの壁材又は下地材に接着性のあるものであれ
ば、特別の制限はないが、一般に塗料や接着剤に用いら
れる合成樹脂材料やゴム材料等を挙げることができる。
【0008】この種の合成樹脂材料としては、エポキシ
系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、変成シリ
コーン系樹脂、ポリサルファイド系樹脂、ポリエステル
系樹脂、アクリル系樹脂等を挙げる事が出来る。
【0009】また、ゴム材料としては、クロロプレンゴ
ム系接着剤〔例えば、セメダイン575(セメダイン
(株)製、クロロプレンゴム系接着剤)〕等をあげるこ
とができる。
【0010】本発明で使用する細骨材としては、珪砂な
どのシリカ、炭酸カルシウムなどの無機材料の他、樹脂
粉砕品、ゴムチップ等の有機材料も用いることができ
る。また、中空のいわゆるバルーン、例えばシラスバル
ーン、シリカバルーン、ガラスバルーン、樹脂バルーン
等を用いることができる。
【0011】上記の細骨材は適宜に一種又は二種以上混
合して用いることができる。これらの細骨材の粒子径は
特に制限されないが20〜5000μm程度が好まし
く、より好ましくは40〜1000μm程度である。細
骨材の粒子径が小さすぎると凹凸面の形成が充分でな
く、又大きすぎると接着剤の塗付が困難となる。
【0012】これらの細骨材は合成樹脂材料及び/又は
ゴム材料と事前に配合してもよいが、合成樹脂材料及び
/又はゴム材料を塗付した後、吹きつけることもでき
る。
【0013】本発明における合成樹脂材料及び/又はゴ
ム材料と細骨材との割合は、合成樹脂材料及び/又はゴ
ム材料100重量部に対して10〜900重量部が好ま
しい。10重量部以下であると凹凸面の形成が不充分
で、タイルのずれや滑りを防止する効果が充分でなく、
900重量部以上であると壁材又は下地材及びタイル接
着用の接着剤との接着性が充分でない。
【0014】本発明の前処理組成物には、上記構成成分
の他に、触媒、硬化剤、溶剤、可塑剤、充填剤、その他
の添加剤などを適宜配合することもできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明方法について、添付図面に基づ
いて実施の態様を説明する。
【0016】図1において、符号2は金属やプラスチッ
ク等の平滑面を有する材料からなる壁材又は下地材であ
る。該壁材又は下地材2はその表面が平滑面である。接
着性を有する材料4、例えば合成樹脂材料及び/又はゴ
ム材料、及び細骨材6からなる前処理組成物を該壁材又
は下地材2の平滑表面に塗付する。この段階では、該壁
材又は下地材2の平滑面は前処理組成物に含まれる細骨
材6の存在により、図1に示すように、該壁材又は下地
材2の表面は凹凸面となっている。
【0017】なお、前処理組成物として、合成樹脂材料
及び/又はゴム材料4に細骨材6を事前に配合して調製
しておくことの他に、合成樹脂材料及び/又はゴム材料
4だけを該壁材又は下地材2の平滑表面に最初に塗付
し、次に細骨材6を該塗付した合成樹脂材料及び/又は
ゴム材料4の表面に吹きつける手順を採用しても、図1
とほぼ同様の凹凸面を形成することができる。
【0018】次いで、図2に示すように、タイル接着用
の接着剤、例えばセメダインEP−410〔セメダイン
(株)製エポキシ樹脂系接着剤〕を該凹凸面に塗付し接
着剤層8を形成する。この接着剤層8を介してタイル1
0を接着し、該タイル10は該壁材又は下地材2の表面
にずれることなく確実に固着される。
【0019】さらに、本発明方法の実施の具体例につい
て、実施例を挙げる。 実施例1 壁材又は下地材:ステンレス板(SUS304) 合成樹脂材料及び/又はゴム材料:セメダインEPプラ
イマー〔セメダイン(株)製エポキシ樹脂系プライマ
ー〕100g 細骨材:珪砂5号200g 接着剤:セメダインEP−410〔セメダイン(株)
製、エポキシ樹脂系接着剤〕 タイル:INAXユーゲンモザイクタイルYM−255
〔(株)INAX製〕
【0020】上記した条件(合成樹脂材料及び/又はゴ
ム材料と細骨材は混合した状態で使用)で、前記手順に
従ってタイルを接着、固着した。タイルはずれることな
く、確実に壁材又は下地材に固着された。
【0021】実施例2 合成樹脂材料及び/又はゴム材料だけを最初に壁材又は
下地材に塗付し、ついで細骨材を吹きつけて凹凸面を形
成した以外は、実施例1と同様にしてタイルを接着、固
着した。タイルはずれることなく、確実に壁材又は下地
材に固着された。
【0022】実施例3 壁材又は下地材:ABS板 合成樹脂材料及び/又はゴム材料:セメダインPM−2
00〔セメダイン(株)製変成シリコーン樹脂系接着
剤〕100g 細骨材:珪砂5号200g 接着剤:セメダインEP−410〔セメダイン(株)
製、エポキシ樹脂系接着剤〕 タイル:INAXユーゲンモザイクタイルYM−255
〔(株)INAX製〕
【0023】上記条件で、実施例1と同様にしてタイル
を接着、固着した。タイルはずれることなく、確実に壁
材又は下地材に固着された。
【0024】実施例4 壁材又は下地材:ABS板 合成樹脂材料及び/又はゴム材料:リコダック158B
QT〔昭和高分子(株)製不飽和ポリエステル樹脂〕1
00g 細骨材:珪砂5号200g 接着剤:セメダインEP−410〔セメダイン(株)
製、エポキシ樹脂系接着剤〕 タイル:INAXユーゲンモザイクタイルYM−255
〔(株)INAX製〕
【0025】上記条件で、実施例2と同様にしてタイル
を接着、固着した。タイルはずれることなく、確実に壁
材又は下地材に固着された。
【0026】実施例5 壁材又は下地材:ステンレス板(SUS304) 合成樹脂材料及び/又はゴム材料:セメダイン575
〔セメダイン(株)製クロロプレンゴム系接着剤〕10
0g 細骨材:珪砂5号200g 接着剤:セメダインEP−410〔セメダイン(株)
製、エポキシ樹脂系接着剤〕 タイル:INAXユーゲンモザイクタイルYM−255
〔(株)INAX製〕
【0027】上記条件で、実施例1と同様にしてタイル
を接着、固着した。タイルはずれることなく、確実に壁
材又は下地材に固着された。
【0028】比較例1 合成樹脂材料及び/又はゴム材料と細骨材の不使用以外
は、実施例1と同様にして、タイルを接着、固着した。
タイルは接着中にずれてしまい、非常に体裁の悪い状態
で固着された。
【0029】
【発明の効果】本発明の平滑面へのタイルの接着方法
は、建築物における壁材又は下地材の平滑面、例えば金
属面やプラスチック面などの平滑な壁面等に対して、ず
れや滑りをおこすことなくタイルを確実に接着すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって、平滑面に凹凸面を形成し
た状態を示す説明図である。
【図2】本発明方法によって、図1の凹凸面の形成状態
からさらにタイルを接着、固着した状態を示す図面であ
る。
【符号の説明】 2 壁材又は下地材 4 合成樹脂材料及び/又はゴム材料 6 細骨材 8 接着剤層 10 タイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁材又は下地材の平滑面に接着性を有す
    る材料と細骨材からなる組成物を該壁材又は下地材の平
    滑面に塗付し該平滑面に凹凸面を形成する工程と、該凹
    凸面に接着剤を介してタイルを接着する工程とからなる
    ことを特徴とする平滑面へのタイルの接着方法。
  2. 【請求項2】 壁材又は下地材の平滑面に接着性を有す
    る材料からなる組成物を該壁材又は下地材の平滑面に塗
    付する工程と、該組成物が硬化する前に該組成物面に細
    骨材を付着せしめ該平滑面に凹凸面を形成する工程と、
    該凹凸面に接着剤を介してタイルを接着する工程とから
    なることを特徴とする平滑面へのタイルの接着方法。
  3. 【請求項3】 前記壁材又は下地材が金属又はプラスチ
    ック等の平滑面を形成する材料から構成されることを特
    徴とする請求項1又は2記載の平滑面へのタイルの接着
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載した方法に用
    いられ、壁材又は下地材の平滑面に対して接着性を有す
    る材料と細骨材とから構成される上記平滑面に対する前
    処理用組成物。
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