JPH07187582A - 分岐ケーブルを有するケーブルの巻取装置 - Google Patents

分岐ケーブルを有するケーブルの巻取装置

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JPH07187582A
JPH07187582A JP35212393A JP35212393A JPH07187582A JP H07187582 A JPH07187582 A JP H07187582A JP 35212393 A JP35212393 A JP 35212393A JP 35212393 A JP35212393 A JP 35212393A JP H07187582 A JPH07187582 A JP H07187582A
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Norimichi Murakami
訓通 村上
Eiji Hishinuma
栄司 菱沼
Atsuki Suzuki
厚樹 鈴木
Hirotsugu Kogure
洋次 小暮
Katashi Ono
確 小野
Takao Suzuki
隆男 鈴木
Minoru Tamura
稔 田村
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Japan Steel Works Ltd
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の分岐ケーブルが接続されたケーブルを
損傷させることなく巻き取れるようにする。 【構成】 巻取装置12のドラムは、二重ドラム状に構
成されている。第1ドラム20の外周側にこれと相対回
転可能に同心に配置された第2ドラム22には、第1ド
ラム20にケーブル60を案内可能な開口部22aが形
成されている。第1ドラムの回転軸と第2ドラムの回転
軸とはクラッチ28を介して連結されている。第1ドラ
ムの回転軸はモータ24の軸と連結されている。第1ド
ラム及び第2ドラムには、第1ドラムブレーキ30及び
第2ドラムブレーキ32がそれぞれ取り付けられてい
る。第2ドラムは、これの開口部22aが所定位置に位
置した状態で第2ドラムブレーキを作動させて回転停止
されることにより、ケーブル60が開口部を通って第1
ドラムに巻き取られるように案内可能である。なお、二
重ドラムの前方位置に、ケーブルなどの巻取物ごとの相
当直径に調整可能な可変のすきまを有する巻取案内装置
14を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分岐ケーブルを有する
ケーブルの巻取装置に関するものである。分岐ケーブル
を有するケーブルは、これの一端部が巻取装置に巻き掛
けられ、他端部に分岐コネクタを介して複数の分岐ケー
ブルが接続されており、分岐ケーブルごとに受波器など
の装置が取り付けられるものであり、装置が分岐ケーブ
ル及び分岐コネクタを介してケーブルにつながれた状態
で船舶上から海中に投入され、また作業終了後、ケーブ
ルなどとともに海中から引上げて回収されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の受波器などの装置は、1本のケー
ブルに1つだけ直接取り付けられていた。装置付きのケ
ーブルを海中から船舶に引上げる場合には、巻取案内装
置を介して巻取装置によって巻き取ることにより船舶に
引上げるようにしていた。海中から引上げられたケーブ
ルは、巻取案内装置の案内部を通って巻取装置に案内さ
れ、これのドラムに巻き取られるようになっている。こ
れによりケーブル及び装置を海中から船舶に引上げて収
納することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような1本のケ
ーブルに装置が1つだけ直接取り付けられているものの
場合には、従来の巻取装置によってケーブルを巻き取っ
ても、別に問題は生じない。ところで、最近、ケーブル
の端部に板状の分岐コネクタを連結し、分岐コネクタに
よってケーブルから複数の分岐ケーブルを分岐させ、分
岐ケーブルごとに装置を連結することにより、総合的な
能力を向上させることが検討されるようになっている。
しかしながら、このようなケーブルに分岐コネクタ及び
複数の分岐ケーブルを介して複数の装置が取り付けられ
たものを上記のような従来の巻取装置によって、海中か
ら引上げて巻き取る場合には、ケーブルの外側に分岐ケ
ーブルなどを乱雑に巻くことになるため、装置などが損
傷しやすいという問題点がある。すなわち、ケーブルに
続いて分岐コネクタ、複数の分岐ケーブル、及び複数の
装置が巻取装置のドラムに順次乱雑に巻き付けられてい
くので、分岐コネクタ、分岐ケーブル及び装置に部分的
に無理な力が掛かってこれらが損傷しやすくなる。本発
明は、上記のような課題を解決することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブルを巻
き取るとともに分岐コネクタを巻取最外層部に位置させ
る第1ドラムと、分岐ケーブル及び装置を巻き取る第2
ドラムとを設けるとともに、これらを二重ドラム状に配
置することにより上記課題を解決する。すなわち本発明
の分岐ケーブルを有するケーブルの巻取装置は、船舶
(10)に取り付けられるとともに巻取方向及び巻解方
向に回転可能なモータ(24)と、船舶(10)に固定
された支持部材(18)と、これらによって回転可能に
支持されるとともに軸部がモータ(24)とこれによっ
て駆動可能に連結された第1ドラム(20)と、第1ド
ラム(20)を制動可能な第1ドラムブレーキ(30)
と、を有しており、複数の分岐ケーブル(64)が一方
の端部にそれぞれ接続されたケーブル(60)の他方の
端部を第1ドラム(20)に固定して、モータ(24)
を巻取方向及び巻解方向に駆動することによりケーブル
(60)を第1ドラム(20)に巻き取り及び第1ドラ
ム(20)から巻き解くものを対象にしており、第2ド
ラム(22)と、クラッチ(28)と、第2ドラムブレ
ーキ(32)と、回転位置センサ(34)と、を有して
おり、第2ドラム(22)は、上記第1ドラム(20)
の外周を覆うように同心に配置されるとともに、これの
円筒状軸部が上記第1ドラム(20)の軸部に相対回転
可能にはめ合わされており、第2ドラム(22)には、
これの円筒外周部に軸方向の全長にわたって開口してお
り第2ドラム(22)が所定の回転位置に停止された状
態において上記ケーブル(60)を上記第1ドラム(2
0)に対して出し入れ可能な開口部(22a)が形成さ
れており、クラッチ(28)は、第1ドラム(20)の
軸部及び第2ドラム(22)の軸部間に設けられるとと
もに両軸部を締結及び解放可能とされており、クラッチ
締結状態で上記モータ(24)を巻取方向及び巻解方向
に駆動することにより第2ドラム(22)は複数の分岐
ケーブル(64)及び装置(66)を巻き取り及び巻き
解き可能であり、第2ドラムブレーキ(32)は、第1
ドラム(20)及び第2ドラム(22)を制動可能であ
り、回転位置センサ(34)は、第2ドラム(22)の
開口部(22a)が所定の回転位置に位置したことを検
知可能とされている。なお、ベース(56)と、これを
上記軸部の軸心と平行に駆動可能な第1駆動装置(7
2)と、ベース(56)に固定された固定台(40)
と、ベース(56)に載置された移動台(46)と、移
動台(46)を上記軸部の軸心と平行に固定台(40)
に近づく方向及びこれから遠ざかる方向に駆動可能な第
2駆動装置(54)と、固定台(40)に取り付けられ
た第1ローラ(44)と、移動台(46)に取り付けら
れた第2ローラ(50)と、を有する巻取案内装置が第
2ドラム(22)の前方に配置されており、ケーブル
(60)などの巻取物が第1ローラ(44)の外周部及
び第2ローラ(50)の外周部間を移動するように配置
されているとよい。また、上記第1ローラ(44)及び
第2ローラ(50)がそれぞれ段付き状に形成されてお
り、第1ローラ(44)の大径部は第2ローラ(50)
の小径部に対向するとともに第1ローラ(44)の小径
部は第2ローラ(50)の大径部に対向する配置とされ
ているとよい。なお、かっこ内の符号は実施例の対応す
る部材を示す。
【0005】
【作用】海中に投入されたケーブルなどを船舶に引上げ
る場合には、最初に外周側の第2ドラムの開口部を所定
位置に位置させた状態で第2ドラムブレーキを作動さ
せ、クラッチを解放状態とするとともに第1ドラムブレ
ーキを解除してモータを巻取方向に駆動することにより
内周側の第1ドラムのみを巻取方向に回転させる。これ
によりケーブルが第1ドラムに巻き取られる。次にケー
ブルに続いて分岐コネクタが第1ドラムに巻き取られた
時点で、第2ドラムブレーキを解除するとともにクラッ
チを締結状態として外周側の第2ドラムを第1ドラムと
一体の状態で巻取方向に回転させる。これにより分岐ケ
ーブル及び装置が第2ドラムに順次巻き取られる。ケー
ブルなどを船舶から海中に投入する場合には、上記と逆
の手順で装置及び分岐ケーブルを巻き解き、分岐コネク
タの放出に続いてケーブルを巻き解くことになる。こう
することによってケーブル、分岐コネクタ、分岐ケーブ
ル及び装置がいずれも損傷されることなく巻き取り及び
巻き解きされることが可能になる。ドラムの前方に巻取
案内装置を設けた場合には、複数の分岐ケーブルなどを
巻き取る場合であっても、乱巻きされることなくドラム
に巻き取られるように案内することができる。
【0006】
【実施例】図1〜3に本発明の実施例を示す。図1及び
2には、巻取装置12及び巻取案内装置14が示されて
いる。図2中巻取装置12の左側(前方)には巻取案内
装置14が配置されている。なお、図1は、図2におい
て巻取案内装置14の案内ブロック74を取り去って矢
印1方向から見た図を示し、また、図3は、図2におい
て巻取案内装置14を取り去って矢印3方向から見た図
を示す。図3に示すように、船舶10には、互いに対向
させた状態で2つの支持部材18が固定されている。軸
部20aを有する第1ドラム20は、両支持部材18に
よって回転可能に支持されている。第1ドラム20の外
方には、これの外周を覆うように第2ドラム22が同心
に配置されている。すなわち、第1ドラム20と第2ド
ラム22とは、二重ドラム状に配置されている。第2ド
ラム22は、第1ドラム20の軸部20aに、これと相
対回転可能に取り付けられている。図1に示すように、
第2ドラム22のドラム面には開口部22aが形成され
ている。船舶10には、図3中右側の支持部材18の右
方位置に、ブラケット26が固定されている。ブラケッ
ト26には、モータ24が取り付けられている。モータ
24の回転軸は第1ドラム20の軸部20aと連結され
ている。第1ドラム20の軸部20aには、クラッチ2
8が設けられている。クラッチ28は、解放位置におい
ては、第2ドラム22に対して第1ドラム20の相対回
転を許すが、締結位置においては、第2ドラム22と第
1ドラム20とを連結するようにしている。第1ドラム
20の軸部20aには、第1ドラムブレーキ30が取り
付けられており、また、第2ドラム22には、第2ドラ
ムブレーキ32が取り付けられている。第1ドラムブレ
ーキ30は、第1ドラム20の回転を制動可能であり、
また第2ドラムブレーキ32は、第1ドラム20及び第
2ドラム22の回転を制動可能である。図中右側の支持
部材18には、第2ドラム22の回転角度位置を検出可
能な回転位置センサ34が設けられている。これによ
り、第2ドラム22を図1に示す回転角度位置に停止さ
せた状態で、後述するケーブル60を第2ドラム22の
開口部22aを通って第1ドラム20に巻き取り可能で
ある。なお、図3は、第1ドラム20にケーブル60が
整列巻きされるとともに、これの外周部に後述する分岐
コネクタ62が位置されており、これから分岐した3本
の分岐ケーブル64及びこれらに接続された受波器アレ
イ66が第2ドラム22に3つずつまとめて整列巻きさ
れた状態が示されている。図示してない制御盤には、図
5にブロック図として示すように、モータ24、54及
び72の駆動を制御する信号を出力する制御器16が設
けられている。制御器16には、ケーブル60、分岐ケ
ーブル64、及び受波器アレイ66を指示するケーブル
種類信号、回転位置センサ34からの位置信号、及びク
ラッチ28の締結・解放状態を示す信号が入力されるよ
うになっている。第1ドラム20、第2ドラム22、モ
ータ24、クラッチ28、制御器16などによって巻取
装置12が構成されている。
【0007】図2に示すように、巻取案内装置14は、
幅方向案内機構36及び横進機構38から構成されてい
る。横進機構38は、船舶10に固定されたベッド5
8、これに載置された移動台車(ベース)56、移動台
車56に固定されためねじ部材68、これにねじ込まれ
たおねじ部材70、ベッド58に取り付けられるととも
に、おねじ部材70と連結されたモータ72を有してい
る。モータ72は、可変形のものとされており、これに
より、上述の巻取装置12に巻かれるケーブル60、分
岐ケーブル64などの巻取部直径寸法及び巻取速度の変
化に対応する横進速度(図1中左右方向の往復運動速
度)で巻取案内装置14を移動案内することが可能であ
る。なお、移動台車56上には、横進機構38を構成す
る部材ではないが、案内ローラ76及び案内ブロック7
4が取り付けられている。案内ローラ76及び案内ブロ
ック74は、後述するように、分岐ケーブル64やケー
ブル状の受波器アレイ66などの上下方向の移動を制約
する目的で配置されている。幅方向案内機構36は、横
進機構38の移動台車56に固定された固定台40、こ
れに固定された軸部材42、これに回転可能に支持され
ており大径部及び小径部が形成された第1段付きローラ
44(第1ローラ)、固定台40と対向する位置に配置
された移動台46、これに固定された軸部材48、これ
に回転可能に支持されており大径部及び小径部が形成さ
れた第2段付きローラ50(第2ローラ)、固定台40
にねじ込まれるとともに移動台46を貫通するねじ部材
52、及び移動台46に取り付けられるとともに、ねじ
部材52と連結されこれを駆動可能なモータ54を有し
ている。上述の第1段付きローラ44及び第2段付きロ
ーラ50は、同一形状のものを、互いに上下反対にして
対向配置されており、これらによって案内部が構成され
ている。モータ54を駆動して移動台46を介して第2
段付きローラ50を移動させることにより、図1に示す
案内部のすきま寸法sを変更可能である。これによりケ
ーブル60が案内部のすきまを通過する場合には、案内
部のすきま寸法sをケーブル60の直径寸法に対応した
寸法に設定可能であり、また、同様に後述する分岐ケー
ブル64が案内部のすきまを通過する場合には、案内部
のすきま寸法sを分岐ケーブル64の直径寸法に巻取本
数を掛けた合成直径寸法に対応した寸法に設定可能であ
る。幅方向案内機構36は、上述の横進機構38によっ
て、ケーブル60又は分岐ケーブル64のケーブル幅及
び巻取速度に対応した横進速度で移動されるようになっ
ている。
【0008】図4に本発明の巻取装置によって巻き取り
又は巻き出しされる受波器アレイ66を示す。信号線を
内蔵したケーブル60は、これの図中左端側が第1ドラ
ム20に巻き付けられるようになっており(図2参
照)、図中右端部には分岐コネクタ62が接続されてい
る。分岐コネクタ62には、この実施例の場合、信号線
を内蔵した3本の分岐ケーブル64がそれぞれ接続され
ている。分岐ケーブル64の図中右端部は、ケーブル状
の受波器アレイ66とそれぞれ接続されている。受波器
アレイ66は、分岐ケーブル64、分岐コネクタ62及
びケーブル60を介して信号を船舶10に送信可能であ
る。
【0009】次に、この実施例の作用を説明する。受波
器アレイ66は、巻取装置12に巻取収納されており、
また、巻取案内装置14の幅方向案内機構36の案内部
のすきま寸法sは、前回受波器アレイ66を巻取案内し
たときのままとされているものとする。また、ケーブル
状の受波器アレイ66の直径と、分岐ケーブル64の直
径とは等しい寸法のものであるとする。受波器アレイ6
6を海中に投入するには、まず制御器16の指示部にケ
ーブル種類、及び受波器アレイ66を指示するととも
に、モータ24の巻き解き及び横進機構36のモータ7
2の作動を指示する。これにより両ドラムブレーキ3
0、32が解放され、クラッチ28が締結された状態
で、モータ24が巻き解き方向に駆動される。すなわ
ち、第1ドラム20及び第2ドラム22は、一体の状態
で巻き解き方向に回転される。これにより第2ドラム2
2から受波器アレイ66及び分岐ケーブル64が巻き出
される。すなわち、3本の受波器アレイ66及び3本の
分岐ケーブル64は、第2ドラム22から巻き解かれな
がら幅方向案内機構36の案内部によって横並びに整列
された状態で巻き出される。この巻き出し動作に対応し
て横進機構38によって幅方向案内機構36が図1中た
とえば左方向→右方向→左方向に順次移動されることに
より、第2ドラム22から受波器アレイ66及び分岐ケ
ーブル64が円滑に巻き解かれていく。この状態で作業
員が、受波器アレイ66をそれぞれ海中に投入する。こ
れにより分岐ケーブル64も海中に投入されていく。分
岐ケーブル64が巻き解き終了直前になった状態で、制
御器16の指示部にモータ24停止を指示してモータ2
4及びモータ72をいったん停止させ、モータ24の微
速回転駆動を指示する。これによりモータ24及びモー
タ72は微速回転し、分岐ケーブル64が巻き解き終了
すると同時に、第2ドラムブレーキ32が作動して、第
2ドラム22を所定の回転位置(これの開口部22aか
ら第1ドラム20に巻かれているケーブル60を引出し
可能な位置)に停止させる。次にクラッチ28が解放状
態とされ、第1ドラム20が巻き解き方向に駆動され
る。これにより、分岐コネクタ62が案内部を通過す
る。次にモータ24が停止され、制御器16の指示部に
ケーブル60を指示する。これにより、幅方向案内機構
36のモータ54が駆動されて、移動台46が制御器1
6の記憶部に記憶されている移動量データに従って移動
され、幅方向案内機構36の案内部のすきま寸法sがケ
ーブル60の直径寸法に対応した寸法となる位置まで移
動されたときモータ54が停止される。続いてモータ2
4が駆動されることによりケーブル60が海中に投入さ
れていく。この場合もケーブル60の巻き解き動作に応
じて横進機構38によって幅方向案内機構36が横進動
作される。所定長さのケーブル60を海中に投入し終っ
たところで制御器16の指示部にモータ24の停止を指
示する。これによりモータ24、72が停止されるとと
もに両ドラムブレーキ30、32が作動して両ドラム2
0、22が停止される。この状態で船舶10により受波
器アレイ66を曳航し、所定の作業を行う。
【0010】作業が終了してケーブル60などを船舶1
0に引上げる場合は、巻取装置を上記の巻き解き動作と
は反対の順序で動作させる。すなわち、最初に制御器1
6の指示部にケーブル60を指示し、モータ24の巻取
を指示する。これにより第1ドラムブレーキ30が解放
されるとともに、モータ24及び横進機構36のモータ
72が作動し、ケーブル60が第1ドラム20に整列巻
取りされる。この場合、ケーブル60は、これの図2中
上下方向の位置が案内ブロック74、第1ローラ44の
段付き面、及び案内ローラ76の外周面によって規制さ
れながら幅方向案内機構36の案内部のすきまを通過し
ていくことになる。ケーブル60の巻取終了直前の状態
で、モータ24及び横進機構36のモータ72をいった
ん停止させ、制御器16の指示部に分岐ケーブル64
(受波器アレイ66)を指示し、幅方向案内機構36の
モータ54が駆動されて、移動台46が制御器16の記
憶部に記憶されている移動量データに従って移動され、
案内部のすきま寸法sが分岐ケーブル64の直径の3倍
の寸法に対応した寸法となったときモータ54が停止さ
れる。次にモータ24が微速回転され分岐コネクタ62
が案内部を通過して第1ドラム20に巻き付けられる。
次に第2ドラムブレーキ32が解放され、クラッチ28
が締結されて第1ドラム20及び第2ドラム22が一体
の状態で、モータ24及び横進機構36のモータ72が
駆動されることにより、第2ドラム22に分岐ケーブル
64及び受波器アレイ66が整列巻取りされる。受波器
アレイ66が巻き取り終了した時点で制御器16の指示
部にモータ24の停止を指示する。これによりモータ2
4、72が停止されるとともに両ドラムブレーキ30、
32が作動して両ドラム20、22が停止される。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば分
岐ケーブルやケーブルなどを損傷させることなく巻き取
り・巻き出しすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取装置を巻取案内装置とともに正面
から見た図である。
【図2】本発明の巻取装置を巻取案内装置とともに側面
から見た図である。
【図3】本発明の巻取装置を正面から見た図である。
【図4】受波器アレイを説明する図である。
【図5】制御器の接続関係を説明するブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 船舶 12 巻取装置 14 巻取案内装置 16 制御器 18 支持部材 20 第1ドラム 22 第2ドラム 22a 開口部 24 モータ 26 ブラケット 28 クラッチ 30 第1ドラムブレーキ 32 第2ドラムブレーキ 34 回転位置センサ 40 固定台 44 第1段付きローラ(第1ローラ) 46 移動台 50 第2段付きローラ(第2ローラ) 54 モータ(第2駆動装置) 56 移動台車(ベース) 60 ケーブル 62 分岐コネクタ 64 分岐ケーブル 66 受波器アレイ(装置) 72 モータ(第1駆動装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 訓通 神奈川県横浜市金沢区並木2丁目6番8号 102号室 (72)発明者 菱沼 栄司 神奈川県三浦市南下浦町金田1898番地 (72)発明者 鈴木 厚樹 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 小暮 洋次 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 小野 確 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆男 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内 (72)発明者 田村 稔 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目2番1号 株式会社日本製鋼所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶(10)に取り付けられるとともに
    巻取方向及び巻解方向に回転可能なモータ(24)と、
    船舶(10)に固定された支持部材(18)と、これに
    よって回転可能に支持されるとともに軸部がモータ(2
    4)とこれによって駆動可能に連結された第1ドラム
    (20)と、第1ドラム(20)を制動可能な第1ドラ
    ムブレーキ(30)と、を有しており、複数の分岐ケー
    ブル(64)が一方の端部に接続されたケーブル(6
    0)の他方の端部を第1ドラム(20)に固定して、モ
    ータ(24)を巻取方向及び巻解方向に駆動することに
    よりケーブル(60)を第1ドラム(20)に巻き取り
    及び第1ドラム(20)から巻き解くようにしたケーブ
    ルの巻取装置において、 第2ドラム(22)と、クラッチ(28)と、第2ドラ
    ムブレーキ(32)と、回転位置センサ(34)と、を
    有しており、第2ドラム(22)は、上記第1ドラム
    (20)の外周を覆うように同心に配置されるととも
    に、これの円筒状軸部が上記第1ドラム(20)の軸部
    に相対回転可能にはめ合わされており、第2ドラム(2
    2)には、これの円筒外周部に軸方向の全長にわたって
    開口しており第2ドラム(22)が所定の回転位置に停
    止した状態において上記ケーブル(60)を上記第1ド
    ラム(20)に対して出し入れ可能な開口部(22a)
    が形成されており、クラッチ(28)は、第1ドラム
    (20)の軸部及び第2ドラム(22)の軸部間に設け
    られるとともに両軸部を締結及び解放可能とされてお
    り、クラッチ締結状態で上記モータ(24)を巻取方向
    及び巻解方向に駆動することにより第2ドラム(22)
    は複数の分岐ケーブル(64)及び装置(66)を巻き
    取り及び巻き解き可能であり、第2ドラムブレーキ(3
    2)は、第1ドラム(20)及び第2ドラム(22)を
    制動可能であり、回転位置センサ(34)は、第2ドラ
    ム(22)の開口部(22a)が所定の回転位置に位置
    したことを検知可能とされている分岐ケーブルを有する
    ケーブルの巻取装置。
  2. 【請求項2】 ベース(56)と、これを上記軸部の軸
    心と平行に駆動可能な第1駆動装置(72)と、ベース
    (56)に固定された固定台(40)と、ベース(5
    6)に載置された移動台(46)と、移動台(46)を
    上記軸部の軸心と平行に固定台(40)に近づく方向及
    びこれから遠ざかる方向に駆動可能な第2駆動装置(5
    4)と、固定台(40)に取り付けられた第1ローラ
    (44)と、移動台(46)に取り付けられた第2ロー
    ラ(50)と、を有する巻取案内装置が第2ドラム(2
    2)の前方に配置されており、ケーブル(60)などの
    巻取物が第1ローラ(44)の外周部及び第2ローラ
    (50)の外周部間を移動するように配置されている請
    求項1記載の分岐ケーブルを有するケーブルの巻取装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第1ローラ(44)及び第2ローラ
    (50)がそれぞれ段付き状に形成されており、第1ロ
    ーラ(44)の大径部は第2ローラ(50)の小径部に
    対向するとともに第1ローラ(44)の小径部は第2ロ
    ーラ(50)の大径部に対向する配置とされている請求
    項2記載の分岐ケーブルを有するケーブルの巻取装置。
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JP2020158255A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 日本電気株式会社 線状体監視装置、線状体巻き取り装置、および線状体巻き出し巻き取り方法

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