JPH09256315A - 吊橋ケーブル用巻き付け位置自動調整機能付きラッピングマシン - Google Patents

吊橋ケーブル用巻き付け位置自動調整機能付きラッピングマシン

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Publication number
JPH09256315A
JPH09256315A JP6355796A JP6355796A JPH09256315A JP H09256315 A JPH09256315 A JP H09256315A JP 6355796 A JP6355796 A JP 6355796A JP 6355796 A JP6355796 A JP 6355796A JP H09256315 A JPH09256315 A JP H09256315A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
wrapping
cable
wire
traveling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6355796A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Matsuoka
徹郎 松岡
Hiroki Sadatsuka
広城 定塚
Takenori Watanabe
竹紀 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH09256315A publication Critical patent/JPH09256315A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的、かつ高品質にラッピングができる吊
橋ケーブル用ラッピングマシンを提供する。 【解決手段】 回転フレーム13の回転と走行フレーム
12の走行とを同期させながらラッピングワイヤ2を素
線を束ねた平行線ケーブル1に巻き付ける際に、ラッピ
ングワイヤ2の平行線ケーブル1への巻き付け位置を検
知するセンサ31a,31bを搭載し、センサによる検
知結果を基に回転フレーム13と巻き付け位置との相対
位置関係をラッピングワイヤ2の方向が平行線ケーブル
1の長手方向に対してほぼ直交するように、走行フレー
ムの走行速度を自動的に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吊橋のケーブル架設
工事におけるワイヤラッピング作業に使用するラッピン
グマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吊橋ケーブルの防食のため施され
るラッピングワイヤの巻付作用に用いられるラッピング
マシンには、実公平4−20861公報により公表され
ている方法で平行線ケーブル1上を自走するものがあ
る。これは、図8に示すように、平行線ケーブル1に支
持され移動可能とした固定フレーム11と、固定フレー
ム11上を走行する回転フレーム13を支持した走行フ
レーム12で構成されており、その移動方法は先ず固定
フレーム11を平行線ケーブル1に固定支持させ、走行
フレーム12を移動しながらラッピング作業を行い、走
行フレーム12が移動ストロークのエンドに達すると、
走行フレーム12を平行線ケーブル1に固定し、次に固
定フレーム11を平行線ケーブル1から離して、走行フ
レーム12に対して固定フレーム11を移動させ、以後
走行フレーム12と固定フレーム11とを尺取り状に相
対移動させるものである。
【0003】またラッピング作業自体は、走行フレーム
12上に設置され、回転フレーム13へピニオンギヤ1
4を介して回転力を伝達できるようになっている回転用
モータ15によって回転フレーム13を回転させラッピ
ングを行う。実際のラッピング作業においては、回転フ
レーム13の回転と走行フレーム12の移動とを同期さ
せることによって、平行線ケーブル1へラッピングワイ
ヤ2を螺旋状に隙間なく巻き付けていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記に示す従来のラッ
ピングマシンでは、平行線ケーブル1へラッピングワイ
ヤ2を隙間なく巻き付けるには、回転フレーム13の回
転と走行フレーム12の移動との同期のみに依存してい
るため、この同期にずれが生じた場合、ラッピングワイ
ヤ2が重ね巻き4a(図9(a))や隙間巻き4b(図
9(b))になってしまうという問題があった。本発明
は、前記の問題を解決し、自動的に、かつ隙間や重ね巻
が生じない高品質のラッピングができる吊橋ケーブル用
ラッピングマシンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転フレーム
13の回転と走行フレーム12の走行とを同期させなが
らラッピングワイヤ2を素線3を束ねた平行線ケーブル
1に巻き付ける際に、ラッピングワイヤ2の平行線ケー
ブル1への巻き付け位置を検知するセンサ31を搭載
し、センサ31による検知結果を基に回転フレーム13
と巻き付け位置との相対位置関係をラッピングワイヤ2
の方向が平行線ケーブル1の長手方向に対してほぼ直交
するように、走行フレーム12の走行速度を自動調整す
るようにしたことを特徴とする吊橋ケーブル用巻き付け
位置自動調整機能付きラッピングマシンにより構成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明はラッピングワイヤ2の重
ね巻きや隙間巻きを防止するものである。すなわち、図
1に示すセンサ31a,31bによって、ボビン32か
ら繰り出され巻き付けシーブ33を介して平行線ケーブ
ル1へ巻き付けられるラッピングワイヤ2の、巻き付け
シーブ33と平行線ケーブル1との間の基準位置61か
らの変位を検知し、検知結果を基にして走行フレーム1
2の移動速度を調節することによってラッピングワイヤ
2が常に基準位置61になるようにして、ラッピングワ
イヤ2の重ね巻きや隙間巻きを防止する。ここで基準位
置61はラッピングワイヤ2の方向が平行線ケーブル1
の長手方向に対しほぼ直交する位置である。
【0007】
【実施例】以下に、この発明を、図示の例により詳細に
説明する。図1は、本発明によるラッピングマシンの実
施例のラッピングマシン全体の側面図、図2、図3は回
転フレーム13の正面図及び側面図である。走行フレー
ム12は、多数の金属線を平行に集束した平行線ケーブ
ル1にまたがるような形で、平行線ケーブル1の長手方
向に移動自在に支持されており、左右の下部にそれぞれ
複胴キャプスタン16が設置されており、両端を平行線
ケーブル1の長手方向に固定されたガイドロープ17
が、複胴キャプスタン16とガイドロープ17との間の
スリップを防止するために張力を付与された状態で複胴
キャプスタン16に数回巻き付けられている。この複胴
キャプスタン16を走行用モータ18によって駆動する
ことにより、ラッピングマシン全体が平行線ケーブル1
の長手方向に対して自在に移動できるようになってい
る。
【0008】回転フレーム13は図2に示すように走行
フレーム12に対して旋回自在になるように外周に従動
歯車19を形成し、走行フレーム12に固定された回転
用モータ15の出力軸のピニオンギヤ14が従動歯車1
9と噛み合うことによって、回転用モータ15の回転を
回転フレーム13に伝達する構造になっている。走行フ
レーム12の移動と回転フレーム13の回転とは走行用
モータ18と回転用モータ15の回転数を調整すること
によって同期させ、均一なラッピングが行えるようにな
っている。
【0009】ラッピングワイヤ2の巻付機能は図2に示
す。回転フレーム13には、複数個(図面では2個)の
ボビン32が回転自在に設置されており、ボビン32か
ら繰り出されたラッピングワイヤ2は、張力装置34、
張力検出装置35によって案内され、最後に巻付シーブ
33を介して平行線ケーブル1に巻き付けられる。回転
フレーム13には本発明のセンサ31a,31bが、巻
き付けシーブ33と平行線ケーブル1間のラッピングワ
イヤ2を平行線ケーブル1の長手方向に挟むような形で
設置されている。センサ31a,31bはラッピングワ
イヤ2の基準位置61からの変位を検知するもので、機
械的なタッチセンサや非接触型の近接センサや変位セン
サ、又はCCDカメラなどの画像センサなどを採用する
ことができる。
【0010】ここで、ラッピングワイヤ2の基準位置6
1とはラッピングワイヤ2が重ね巻きや隙間巻きになら
ない位置であり、丸形ラッピングワイヤ4の場合は図7
(a)に示すように丸形ラッピングワイヤ4が平行線ケ
ーブル1の長手方向に対して直交(61a)または既に
巻き付けてある丸形ラッピングワイヤ4側へ若干傾いた
位置(61b)とする。隣り合う異形ラッピングワイヤ
5同士が噛み合う異形ラッピングワイヤ5の場合は図7
(b)に示すように異形ラッピングワイヤ5が平行線ケ
ーブル1の長手方向に対して直交(61a)または前後
に若干傾いた位置(61b,61c)である。
【0011】ラッピングワイヤ位置検知センサ31a,
31bは図6に示すように制御盤20を介して走行フレ
ームの走行モータ15の速度を調整するようにされてい
る。実際のラッピング作業においてラッピングワイヤ2
の巻付位置自動調整は以下のように行われる。走行フレ
ーム12の移動が回転フレーム13の回転に対して進み
過ぎた場合(図4(a))、ラッピングワイヤ2がセン
サ31aに接触し、進み過ぎの信号が制御盤20へ伝え
られる。この信号を受けて、制御盤20からはラッピン
グワイヤ2を基準位置61へ戻すように、走行モータへ
減速の司令が出され、走行フレーム12と巻き付け位置
との相対位置を(−Δ)分だけ調整し、基準位置61に
戻す(図4(b))。また、走行フレーム12の移動が
回転フレーム13の回転に対して遅れ過ぎた場合(図5
(a))、ラッピングワイヤ2がセンサ31bに接触
し、遅れ過ぎの信号が制御盤20へ伝えられる。この信
号を受けて、制御盤20からはラッピングワイヤ2を基
準位置61へ戻すように、走行モータへ加速の司令が出
され、走行フレーム12と巻き付け位置との相対位置を
(+Δ)分だけ調整する(図5(b))。
【0012】尚、走行フレーム12の移動が回転フレー
ム13の回転に対して著しく進み過ぎまたは遅れ過ぎた
場合、ラッピングワイヤ2が重ね巻きや隙間巻きになっ
てしまう前に走行フレーム12の移動と回転フレーム1
3の回転との両方を自動で停止させる機能を付加するこ
とも可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、走行フレーム12の移
動と回転フレーム13の回転との同期にずれが生じた場
合でも、自動調整したラッピングワイヤ2が重ね巻きや
隙間巻きになることを防止して高品質のワイヤラッピン
グを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラッピングマシン全体側面図。
【図2】回転フレーム正面図(図1 A−A矢視)。
【図3】回転フレーム側面図。
【図4】進み過ぎ調整方法説明図。
【図5】遅れ過ぎ調整方法説明図。
【図6】調整制御方法説明図。
【図7】基準位置説明図。
【図8】従来技術の説明図。
【図9】従来技術の問題点説明図。
【符号の説明】
1 平行線ケーブル 2 ラッピングワイヤ 3 素線 4 丸形ラッピングワイヤ 5 異形ラッピングワイヤ 11 固定フレーム 12 走行フレーム 13 回転フレーム 14 ピニオンギヤ 15 回転用モータ 16 複胴キャプスタン 17 ガイドロープ 18 走行用モータ 19 従動歯車 20 制御盤 31,31a,31b センサ 32 ボビン 33 巻き付けシーブ 34 張力装置 35 張力検出装置 61,61a,61b,61c 基準位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転フレーム13の回転と走行フレーム
    12の走行とを同期させながらラッピングワイヤ2を素
    線3を束ねた平行線ケーブル1に巻き付ける際に、ラッ
    ピングワイヤ2の平行線ケーブル1の巻き付け位置を検
    知するセンサ31を搭載し、センサ31による検知結果
    を基に回転フレーム13と巻き付け位置との相対位置関
    係をラッピングワイヤ2の方向が平行線ケーブル1の長
    手方向に対してほぼ直交するように、走行フレーム12
    の走行速度を自動で調整することを特徴とした吊橋ケー
    ブル用巻き付け位置自動調整機能付きラッピングマシ
    ン。
JP6355796A 1996-03-19 1996-03-19 吊橋ケーブル用巻き付け位置自動調整機能付きラッピングマシン Withdrawn JPH09256315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6355796A JPH09256315A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 吊橋ケーブル用巻き付け位置自動調整機能付きラッピングマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6355796A JPH09256315A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 吊橋ケーブル用巻き付け位置自動調整機能付きラッピングマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09256315A true JPH09256315A (ja) 1997-09-30

Family

ID=13232646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6355796A Withdrawn JPH09256315A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 吊橋ケーブル用巻き付け位置自動調整機能付きラッピングマシン

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JP (1) JPH09256315A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006846A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Soraana Techno:Kk C形断面ラッピングワイヤおよびそれを用いたケーブルラッピング構造と方法
CN109371832A (zh) * 2018-11-09 2019-02-22 江苏法尔胜材料分析测试有限公司 智能型缆索检测维护机器人及其使用方法
CN115352669A (zh) * 2022-08-30 2022-11-18 镇江蓝舶科技股份有限公司 桥梁主缆电动缠包带装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603