JPH07196288A - 巻取案内装置 - Google Patents

巻取案内装置

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JPH07196288A
JPH07196288A JP35283393A JP35283393A JPH07196288A JP H07196288 A JPH07196288 A JP H07196288A JP 35283393 A JP35283393 A JP 35283393A JP 35283393 A JP35283393 A JP 35283393A JP H07196288 A JPH07196288 A JP H07196288A
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JP
Japan
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cable
drum
winding
groove width
axis
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Application number
JP35283393A
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English (en)
Inventor
Tsuguo Iijima
紹男 飯島
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07196288A publication Critical patent/JPH07196288A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/28Other constructional details
    • B66D1/36Guiding, or otherwise ensuring winding in an orderly manner, of ropes, cables, or chains
    • B66D1/38Guiding, or otherwise ensuring winding in an orderly manner, of ropes, cables, or chains by means of guides movable relative to drum or barrel

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メインケーブルと複数の分岐ケーブルとを有
するケーブル、及び受波器アレイなどの装置を損傷させ
ないで巻取装置に巻き取れるように案内する。 【構成】 巻取案内装置は、移動台70を有する横進機
構駆動装置38と、流体圧シリンダ32を有する溝幅可
変プーリ装置44と、押さえローラ装置46と、ケーブ
ルの直径寸法及び本数を検出して検出信号を出力可能な
ケーブル径・本数検出器34及び36と、制御器16と
を有しており、移動台70上に溝幅可変プーリ装置、及
び押さえローラ装置が設けられている。回転するが軸方
向に移動しない固定円すい部材24に対向してこれに近
付く方向又はこれから遠ざかる方向に移動可能かつ回転
可能な可動円すい部材28が配置されており両円すい部
材によって案内面25が形成されている。可動円すい部
材は流体圧シリンダ32によって駆動される。押さえロ
ーラ装置はケーブルを案内面上に押し付け可能である。
制御器は、ケーブル径・本数検出器からの検出信号に基
づいて横進機構駆動装置の移動速度及び可動円すい部材
の位置を制御可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取案内装置に関する
ものである。巻取案内装置によって案内されるケーブル
は、メインケーブルの一端部に複数の分岐ケーブルが接
続され、分岐ケーブルごとに受波器アレイなどの装置が
取り付けられているものである。
【0002】
【従来の技術】従来の受波器アレイなどの装置は、1本
のメインケーブルに1つだけ直接取り付けられていた。
装置付きのメインケーブルを海中から船舶に引上げる場
合には、巻取案内装置を介して後続の巻取装置のドラム
に巻き取ることにより船舶に引上げるようにしていた。
巻取案内装置は、メインケーブルの直径寸法に対応した
固定すきまが形成された案内部及びこれをドラム軸心方
向に往復動させる横進機構駆動装置を有しており、海中
から引上げられたメインケーブルは、巻取案内装置の案
内部及び横進機構駆動装置によってドラムに案内される
ようになっている。すなわちメインケーブルは、案内部
の固定すきまを通過しながら横進機構駆動装置によって
ドラム軸心に沿って往復動されることによって、ドラム
のケーブル巻付位置が順次移動していくように、案内さ
れるようになっていた。これにより海中から船舶に引上
げられたメインケーブルがドラムに整列巻きされるよう
に案内される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような1本のメ
インケーブルに装置が1つだけ直接取り付けられている
ものの場合には、従来の巻取案内装置によってメインケ
ーブルを巻取装置に案内しても、ドラムに整列巻きする
のに特に問題は生じない。ところで、最近、1本のメイ
ンケーブルの一端部から分岐コネクタを介して複数の分
岐ケーブルを分岐させ、分岐ケーブルごとに装置を連結
することにより、総合的な装置能力を向上させることが
検討されるようになっている。しかしながら、このよう
なメインケーブル及び複数の分岐ケーブルを有するケー
ブルを上記のような従来の巻取案内装置によって、海中
から引上げて巻き取る場合には、ケーブルが損傷しやす
いという問題点がある。すなわち、メインケーブルに続
いて分岐コネクタ、複数の分岐ケーブル、及び複数の装
置が巻取装置のドラムに順次巻き付けられるが、複数の
分岐ケーブルをドラムに整列巻きするためには、それぞ
れの分岐ケーブルがドラム軸心方向に密着して横並べさ
れた状態でドラムに巻き取られる必要がある。通常、メ
インケーブルの直径寸法と、分岐ケーブルの直径に分岐
ケーブルの数を掛けて得られる寸法(ドラム軸心方向寸
法)とは、ドラム軸心方向寸法の方が大きい寸法にな
る。このため、たとえば巻取案内装置のケーブルが通過
する案内部の固定すきま寸法を、メインケーブルの直径
寸法に対応させた場合には、メインケーブルを巻取装置
のドラムに整列巻きさせるように案内することはできる
が、複数の分岐ケーブルは、互いに積み重なった状態で
案内部を通過するため、複数の分岐ケーブルがドラムに
整列巻きされずに、いわゆる乱巻きされることになる。
また、これとは反対に案内部を複数の分岐ケーブルが横
並べされた状態で通過するように、案内部の固定すきま
寸法をドラム軸心方向寸法に対応させた場合には、案内
部においてメインケーブルがドラム軸心方向に揺れ動い
てしまい、メインケーブルが整列巻きされずに、乱巻き
されることになる。また、分岐ケーブルも上下方向に好
き曲がる状態で案内部を通過することになるので、乱巻
きされる可能性があることになる。このためケーブルに
は、乱巻きにより部分的に無理な力が掛かることにな
り、ケーブルなどが損傷しやすいことになる。本発明
は、上記のような課題を解決することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻取案内装置
のケーブル案内面の溝幅寸法を溝幅可変プーリ装置によ
って変えることができるようにするとともに、押さえロ
ーラによってケーブルを溝幅可変プーリ装置の案内面に
向かって押し付けるようにすることにより上記課題を解
決する。すなわち本発明の巻取案内装置は、メインケー
ブル(60)及びこれの一端部に分岐コネクタ(62)
を介して接続された複数の分岐ケーブル(64)を有す
るケーブルを巻取装置(12)のドラム(20)の軸心
に沿って案内するものを対象にしており、横進機構駆動
装置(38)と、溝幅可変プーリ装置(44)と、押さ
えローラ装置(46)と、ケーブル径・本数検出器(3
4・36)と、制御器(16)と、を有しており、横進
機構駆動装置(38)は、移動台(70)と、これを巻
取装置(12)のドラム(20)の軸心に沿って移動さ
せる横進モータ(56)と、動力伝達機構(54)と、
を有しており、溝幅可変プーリ装置(44)は、横進機
構駆動装置(38)の移動台(70)上に設けられてお
り、巻取装置(12)のドラム(20)の軸心と平行に
軸心が配置された軸部材(22)と、これと一体に回転
し軸方向に移動しない固定円すい部材(24)と、軸部
材(22)のスプライン軸部(22a)によって一体回
転可能にかつ固定円すい部材(24)に近付く方向又は
これから遠ざかる方向に移動可能に支持された可動円す
い部材(28)と、巻取装置(12)のドラム(20)
の軸心と平行に軸心が配置された流体圧シリンダ(3
2)と、を有しており、流体圧シリンダ(32)は、こ
れのピストンロッドが溝幅可変プーリ装置(44)の可
動円すい部材(28)と連結されており、押さえローラ
装置(46)は、横進機構駆動装置(38)の移動台
(70)上に設けられており、巻取装置(12)のドラ
ム(20)の軸心と平行に軸心が配置された押さえロー
ラ(50)を有しており、押さえローラ(50)は、ケ
ーブルを溝幅可変プーリ装置(44)の案内面(25)
に押し付けるように配置位置が設定されており、ケーブ
ル径・本数検出器(34・36)は、ケーブルの直径寸
法及び本数を検出して検出信号を制御器(16)に入力
可能であり、制御器(16)は、ケーブル径・本数検出
器(34・36)からの検出信号に基づいて、溝幅可変
プーリ装置(44)の流体圧シリンダ(32)の駆動を
指令することにより固定円すい部材(24)及び可動円
すい部材(28)の案内面(25)におけるプーリ溝幅
寸法がケーブルのドラム軸心方向寸法に対応する大きさ
となるように可動円すい部材(28)の位置を位置決め
させるとともに、横進機構駆動装置(38)の横進モー
タ(56)の駆動を指令することにより移動台(70)
をこれの往復動速度が溝幅可変プーリ装置(44)の案
内面(25)を通過するケーブルのドラム軸心方向寸法
及び巻取速度に対応するように移動させる。なお、かっ
こ内の符号は実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】海中に投入されたケーブルなどを船舶に引上げ
る場合には、まず、巻取案内装置の案内面のプーリ溝幅
寸法が、初めに引き上げられてくるメインケーブルの直
径寸法に対応した寸法となるように、溝幅可変プーリ装
置を駆動して溝可変プーリを最初の設定位置に位置させ
る。この状態でメインケーブルが押さえローラによって
溝幅可変プーリ装置の案内面に押し付けられた状態で案
内面を通って巻取側に送られる。横進機構駆動装置の移
動台は、メインケーブルの通過中、溝幅可変プーリ装置
の案内面がドラムの巻取部と常に対向するように巻取装
置のドラム軸線に沿ってドラム幅全域にわたって所定の
速度で往復動される。メインケーブルの巻取完了直前
に、いったん巻取動作が停止され、溝幅可変プーリ装置
によって可動円すい部材が次の設定位置に移動されるこ
とにより、案内面のプーリ溝幅寸法が所定数の分岐ケー
ブルをドラム軸心に沿って横並べした状態で通過を許す
寸法に設定される。この状態で分岐ケーブルが互いに密
着して水平に並べられた状態で案内面を通って巻取側に
送られる。この場合も押さえローラによって分岐ケーブ
ルが溝幅可変プーリ装置の案内面に押し付けられた状態
で通過中、横進機構駆動装置の移動台は、案内面が巻取
部と常に対向するように分岐ケーブルのドラム軸心方向
寸法に対応する速度で往復動される。こうすることによ
ってケーブルが案内面及び押さえローラによって移動姿
勢を整えられた状態で巻取側に送り出されるので、ケー
ブルは、常に整列された状態で、損傷されることなくド
ラムに巻き取られる。
【0006】
【実施例】図1〜4に本発明の実施例を示す。船舶10
には、巻取案内装置14及び巻取装置12が取り付けら
れている。図1中巻取案内装置14の右方(後方)には
巻取装置12が配置されている。巻取装置12は、本発
明の巻取案内装置14とは、別の装置であるが、巻取案
内装置14の作動と関連しているので、後で説明する。
図1に示すように、巻取案内装置14は、横進機構駆動
装置38、溝幅可変プーリ装置44、及び押さえローラ
装置46を有している。船舶10にはベッド58が固定
されている。図2に示すように、横進機構駆動装置38
は、ベッド58に取り付けられており動力伝達機構54
を有する横進モータ56、これに動力伝達機構54を介
して連結されたおねじ部材68、おねじ部材68がねじ
込まれた移動台70、及び移動台70の移動を案内する
2本のガイド棒72を有している。各ガイド棒72は、
移動台70を貫通しており、両端側がブラケット74に
よって支持されている。移動台70上には、溝幅可変プ
ーリ装置44及び押さえローラ装置46が取り付けられ
ている。上述の横進機構駆動装置38の横進モータ56
は可変速モータとされている。これにより、巻取装置1
2に巻かれる後述のメインケーブル60と分岐ケーブル
64(以下、これらを特に区別しない場合は、単にケー
ブルという)の直径寸法(分岐ケーブル64の場合は密
着して横並べしたときのドラム軸心方向寸法)及び巻取
速度の変化に対応する横進速度(図2中左右方向の往復
動速度)で移動台70(及びこれに取り付けられた上述
の両装置44及び46)を図中実線で示す左端側位置と
図中仮想線で示す右端側位置との間を移動させることが
可能である。図1に示すように、ケーブル繰出し側のケ
ーブル径・本数検出器34は、横進機構駆動装置38の
後述する巻取装置12側に設けられており、また、ケー
ブル巻込み側のケーブル径・本数検出器36は、横進機
構駆動装置38の巻取装置12側とは反対側に設けられ
ている。図3に示すように、溝幅可変プーリ装置44
は、一対のブラケット42、これらにそれぞれ取り付け
られた軸受40、両軸受40によって回転可能に支持さ
れておりスプライン軸部22aが形成された軸部材2
2、これと一体に固定された固定円すい部材24、軸部
材22のスプライン軸部22aに軸方向移動可能にはめ
合わされるとともに溝部26aが形成された軸継手2
6、これと一体に固定された可動円すい部材28、軸継
手26の回転を妨げないように溝部26aにはめ合わさ
れた継手ブロック30、及び図中右側のブラケット42
に取り付けられた流体圧シリンダ32を有している。継
手ブロック30は、流体圧シリンダ32のピストンロッ
ドと連結されている。流体圧シリンダ32の固定部に
は、ピストンの位置を検出可能なピストン位置検出器5
3が設けられている。流体圧シリンダ32を操作してピ
ストンロッドを伸縮させることにより、継手ブロック3
0及び軸継手26を介して可動円すい部材28を図中左
右方向に移動可能である。すなわち、ケーブルを案内す
る案内面25のプーリ溝幅を変えることが可能である。
押さえローラ装置46は、一対のブラケット48、これ
らにそれぞれ取り付けられた軸受51、両軸受51によ
って回転可能に支持された軸部材49、及びこれと一体
に取り付けられた押さえローラ50を有している。押さ
えローラ50は、ケーブルを可動円すい部材28の案内
面25に向かって押圧可能である。すなわち、押さえロ
ーラ50は、ケーブルの移動経路の上限位置を規制可能
である。図示してない制御盤には、図6にブロック図と
して示すように、制御器16が設けられている。制御器
16には、ケーブル径・本数指示器18からメインケー
ブル60、分岐ケーブル64、受波器アレイ66を指示
する指示信号ケーブル径・本数検出器34及び36から
の検出信号、及びピストン位置検出器53からの位置信
号が入力されるようになっている。制御器16は、これ
らの信号及び後述する巻取装置12のケーブル長検出器
52からの信号に基づいて、横進モータ56、流体圧シ
リンダ32、及び巻取装置12のモータ78にそれぞれ
制御信号を出力可能である。
【0007】次に巻取装置12について説明する。船舶
10の甲板には、図2に示すように、互いに対向させた
状態で2つのブラケット74及び76がそれぞれ固定さ
れている。軸部20aを有するドラム20は、両ブラケ
ット74及び76によって回転可能に支持されている。
ブラケット74には、モータ78が取り付けられてい
る。モータ78の回転軸はドラム20の軸部20aと連
結されている。ドラム20の軸部20aには、ドラムブ
レーキ80が取り付けられている。ドラムブレーキ80
は、ドラム20の回転を制動可能である。なお、図2
は、ドラム20にメインケーブル60が整列巻きされた
状態が仮想線で示されている。ドラム20の軸部20a
には、図1に示すように、これの回転位置(回転数及び
回転角度)に基づいてケーブル長を検出可能なケーブル
長検出器(ロータリエンコーダ)52が設けられてい
る。上述のように、ケーブル長検出器52からは、制御
器16にケーブル長の信号を出力可能である。ドラム2
0、モータ78、ドラムブレーキ80などによって巻取
装置12が構成されている。
【0008】図5に本発明の巻取案内装置によって巻き
取り又は巻き出しを案内される受波器アレイ66を示
す。信号線を内蔵したメインケーブル60は、これの図
中左端側が巻取装置12のドラム20に巻き付けられる
ようになっており、図中右端部には分岐コネクタ62が
接続されている。分岐コネクタ62には、この実施例の
場合、信号線を内蔵した3本の分岐ケーブル64がそれ
ぞれ接続されている。分岐ケーブル64の図中右端部
は、ケーブル状の受波器アレイ66とそれぞれ接続され
ている。受波器アレイ66は、分岐ケーブル64、分岐
コネクタ62及びメインケーブル60を介して信号を船
舶10に送信可能である。
【0009】次に、この実施例の作用を説明する。受波
器アレイ66は、巻取装置12のドラム20に巻取収納
されており、また、巻取案内装置14の溝幅可変プーリ
装置44の案内面25の溝寸法(幅寸法)は、前回受波
器アレイ66を巻取案内したときのままとされている。
受波器アレイ66を海中に投入するには、まず制御器1
6の指示部に、受波器アレイ66を指示するとともに、
巻取装置12のモータ78の巻き解き、及び巻取案内装
置14の横進機構駆動装置38の横進モータ56の作動
を指示する。すなわち、巻取装置12のドラムブレーキ
80が解放され、また、モータ78が巻き解き方向に駆
動される。これによりドラム20から受波器アレイ66
及び分岐ケーブル64が巻き出される。すなわち、3本
の受波器アレイ66及び3本の分岐ケーブル64は、ド
ラム20から巻き解かれながら溝幅可変プーリ装置44
の案内面25及び押さえローラ50によって横並びに整
列された状態で巻き出される。この巻き出し動作に対応
して巻取案内装置14の横進機構駆動装置38によって
移動台70が図2中たとえば左方向→右方向→左方向に
順次ドラム20の幅全域にわたって移動されることによ
り、ドラム20から受波器アレイ66及び分岐ケーブル
64が円滑に巻き解かれていき、海中に投入されてい
く。巻き解き工程中、巻込み側のケーブル径・本数検出
器36からの信号はキャンセルされ、繰出し側のケーブ
ル径・本数検出器34が、3本の分岐ケーブル64のド
ラム軸心方向の寸法を測定して制御器16に寸法信号を
出力し続けている。分岐ケーブル64に続いて分岐コネ
クタ62が巻き解かれてケーブル径・本数検出器34が
分岐コネクタ62の寸法を検出すると、制御器16から
の指令信号によりモータ78及び横進モータ56が通常
回転速度から微速回転速度に切換えられる。分岐コネク
タ62が溝幅可変プーリ装置44の案内面25を通過し
終ると、モータ78及び横進モータ56が停止され、制
御器16からの指令信号により、溝幅可変プーリ装置4
4の流体圧シリンダ32が駆動されて(これのピストン
位置はピストン位置検出器53によって検出され、位置
信号が制御器16に入力されている)、可動円すい部材
28が制御器16の記憶部に記憶されている移動量デー
タに従って移動され、溝幅可変プーリ装置44の案内面
25の溝寸法がメインケーブル60の直径寸法に対応し
た寸法となる位置まで可動円すい部材28が移動された
とき流体圧シリンダ32が停止される。続いてモータ7
8が通常回転速度で駆動されることによりメインケーブ
ル60が海中に投入されていく。この場合もメインケー
ブル60の巻き解き動作に応じて移動台70が横進動作
される。ケーブル長検出器52は、メインケーブル60
の巻き解き長さの信号を制御器16に出力し続けてお
り、制御器16は、これからの信号に基づいて所定長さ
のメインケーブル60を海中に投入し終ったことを確認
し、モータ78の停止を指示する。これにより横進モー
タ56及びモータ78が停止されるとともにドラムブレ
ーキ80が作動してドラム20が停止される。この状態
で船舶10により受波器アレイ66を曳航し、所定の作
業を行う。
【0010】作業が終了してメインケーブル60などを
船舶10に引上げる場合は、巻取装置を上記の巻き解き
動作とは反対の順序で動作させる。すなわち、モータ7
8及び横進機構駆動装置38の横進モータ56が作動
し、メインケーブル60がドラム20に整列巻取りされ
る。すなわち、メインケーブル60は、これの図1中上
下方向の位置が溝幅可変プーリ装置44の案内面25、
及び押さえローラ50の外周面によって規制されながら
案内面25を通過していくことになる。ケーブル長検出
器52は、メインケーブル60の巻き込み長さの信号を
制御器16に出力し続けており、制御器16は、これか
らの信号に基づいて所定長さのメインケーブル60を巻
き取ったことを確認し、分岐コネクタ62などの巻取り
制御に移行する。この場合、上述の巻き解きの場合とは
反対に、繰出し側のケーブル径・本数検出器34からの
信号はキャンセルされ、巻込み側のケーブル径・本数検
出器36が、3本の分岐ケーブル64のドラム軸心方向
の寸法を測定して制御器16に寸法信号を出力すること
になり、ケーブル径・本数検出器36が分岐コネクタ6
2の寸法を検知すると、制御器16からの指令信号によ
り、モータ78及び横進モータ56がいったん停止さ
れ、流体圧シリンダ32が駆動されて、可動円すい部材
28が制御器16の記憶部に記憶されている移動量デー
タに従って移動され、案内面25におけるプーリ溝幅寸
法が分岐ケーブル64(受波器アレイ66)の直径の3
倍の寸法に対応した寸法となったとき流体圧シリンダ3
2が停止される。次にモータ78及び横進モータ56が
微速回転され、分岐コネクタ62が案内面25を通り過
ぎると、再びモータ78及び横進モータ56が通常の速
度で回転され、分岐ケーブル64及び受波器アレイ66
が案内面25を通過してドラム20に整列巻取りされ
る。受波器アレイ66が巻き取り終了した時点で制御器
16の指示部にモータ78の停止を指示する。これによ
りモータ78、及び横進モータ56が停止されるととも
にドラムブレーキ80が作動してドラム20が停止され
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればメ
インケーブルや分岐ケーブルなどを損傷させることなく
巻き取り・巻き出しするための案内をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の巻取案内装置を巻取装置とと
もに側面から見た図である。
【図2】巻取案内装置及び巻取装置の平面図である。
【図3】本発明の巻取案内装置の正面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】受波器アレイを説明する図である。
【図6】制御器の接続関係を説明するブロック図であ
る。
【符号の説明】
12 巻取装置 14 巻取案内装置 16 制御器 18 ケーブル径・本数指示器 20 ドラム 22 軸部材 24 固定円すい部材 26 軸継手 28 可動円すい部材 30 継手ブロック 32 流体圧シリンダ 34 ケーブル径・本数検出器 36 ケーブル径・本数検出器 38 横進機構駆動装置 44 溝幅可変プーリ装置 46 押さえローラ装置 50 押さえローラ 53 ピストン位置検出器 54 動力伝達機構 56 横進モータ 58 ベッド 60 メインケーブル(ケーブル) 62 分岐コネクタ 64 分岐ケーブル(ケーブル) 66 受波器アレイ(装置) 70 移動台 78 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインケーブル(60)及びこれの一端
    部に分岐コネクタ(62)を介して接続された複数の分
    岐ケーブル(64)を有するケーブルを巻取装置(1
    2)のドラム(20)の軸心に沿って案内する巻取案内
    装置において、 横進機構駆動装置(38)と、溝幅可変プーリ装置(4
    4)と、押さえローラ装置(46)と、ケーブル径・本
    数検出器(34、36)と、制御器(16)と、を有し
    ており、 横進機構駆動装置(38)は、移動台(70)と、これ
    を巻取装置(12)のドラム(20)の軸心に沿って移
    動させる横進モータ(56)と、動力伝達機構(54)
    と、を有しており、 溝幅可変プーリ装置(44)は、横進機構駆動装置(3
    8)の移動台(70)上に設けられており、巻取装置
    (12)のドラム(20)の軸心と平行に軸心が配置さ
    れた軸部材(22)と、これと一体に回転し軸方向に移
    動しない固定円すい部材(24)と、軸部材(22)の
    スプライン軸部(22a)によって一体回転可能にかつ
    固定円すい部材(24)に近付く方向又はこれから遠ざ
    かる方向に移動可能に支持された可動円すい部材(2
    8)と、巻取装置(12)のドラム(20)の軸心と平
    行に軸心が配置された流体圧シリンダ(32)と、を有
    しており、流体圧シリンダ(32)は、これのピストン
    ロッドが溝幅可変プーリ装置(44)の可動円すい部材
    (28)と連結されており、 押さえローラ装置(46)は、横進機構駆動装置(3
    8)の移動台(70)上に設けられており、巻取装置
    (12)のドラム(20)の軸心と平行に軸心が配置さ
    れた押さえローラ(50)を有しており、押さえローラ
    (50)は、ケーブルを溝幅可変プーリ装置(44)の
    案内面(25)に押し付けるように配置位置が設定され
    ており、 ケーブル径・本数検出器(34・36)は、ケーブルの
    直径寸法及び本数を検出して検出信号を制御器(16)
    に入力可能であり、 制御器(16)は、ケーブル径・本数検出器(34・3
    6)からの検出信号に基づいて、溝幅可変プーリ装置
    (44)の流体圧シリンダ(32)の駆動を指令するこ
    とにより固定円すい部材(24)及び可動円すい部材
    (28)の案内面(25)におけるプーリ溝幅寸法がケ
    ーブルのドラム軸心方向寸法に対応する大きさとなるよ
    うに可動円すい部材(28)の位置を位置決めさせると
    ともに、横進機構駆動装置(38)の横進モータ(5
    6)の駆動を指令することにより移動台(70)をこれ
    の往復動速度が溝幅可変プーリ装置(44)の案内面
    (25)を通過するケーブルのドラム軸心方向寸法及び
    巻取速度に対応するように移動させることを特徴とする
    巻取案内装置。
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