JPH0718716B2 - 集合メーターボックス用基礎ブロック及びその埋設構造 - Google Patents

集合メーターボックス用基礎ブロック及びその埋設構造

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JPH0718716B2
JPH0718716B2 JP20493891A JP20493891A JPH0718716B2 JP H0718716 B2 JPH0718716 B2 JP H0718716B2 JP 20493891 A JP20493891 A JP 20493891A JP 20493891 A JP20493891 A JP 20493891A JP H0718716 B2 JPH0718716 B2 JP H0718716B2
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武 金子
慎司 合田
寛 河合
一郎 桜井
猛 石川
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近畿コンクリート工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集合メーターボックス用
基礎ブロック及びその埋設構造に関する。さらに詳しく
は、無電柱化及び地中化により、電気、電話、ケーブル
テレビ、ガス等のメーター類を集合して宅地の隅等に設
置するための集合メーターボックスの基礎ブロック及び
その埋設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気、電話、ケーブルテレビ、ガ
ス等のメーター類は住宅の屋外の壁面に個々にバラバラ
に取付けられていたが、近年経済社会の進展などを背景
に、住宅の外観を損なわず高いグレードの街並とマッチ
させるために、新規開発の戸建住宅地区においては、無
電柱化に伴うケーブル等の地中化と共に、上記メーター
類を集合させた集合メーターボックスが採用されるよう
になってきた。 上記集合メーターボックスは、地中に
埋設した基礎の上に載置固定されるもので、この基礎の
構造は、底面のあるボックス型のコンクリート製のもの
が使用されている。
【0003】しかしながら、このようなボックス構造で
はケーブルや管路の新設や取り替えにあたり、ボックス
側壁又は底面のコンクリートを切り欠かねばならず、ま
た深さの異なる管路に対応するにはある程度ボックスそ
のものに高さが必要であることから、高さの異なるボッ
クスを幾種類か作製しておかねばならず、施工や基礎作
製は常に煩雑さが伴うものであった。またボックスその
ものには管路固定の手段がなく、ボックス内では管路群
は乱雑で不安定な状態であり、補修や故障時に支障をき
たすものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の解決し
ようとする課題は、どのような深さの管路やケーブルに
対しても対応でき、これら管路やケーブルの新設及び取
り替え工事の施工を簡略化することができる集合メータ
ーボックス用基礎ブロック及びその埋設構造を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』の発明によれば、『両側壁(2)(3)と後壁(4)を備え
た断面コ字状の本体ブロック(5)と、この本体ブロック
(5)の前面上部に着脱可能に取り付けられる前面ブロッ
ク(6)とからなり、上記本体ブロック(5)の上端コ字状面
(51)は、各種電気及びガスメーター類を集合した集合メ
ーターボックスを着脱可能に載置固定するよう構成され
ると共に、該本体ブロック(5)の少なくとも後壁(4)に
は、上記各種メーター類のケーブル及び配管用の通孔(4
1)が設けられてなる集合メーターボックス用基礎ブロッ
ク(1)』が提供される。
【0006】本発明の基礎ブロック(1)は底面及び前面
下部が開放され、さらに本体ブロック(5)の後壁(4)に通
孔(41)が設けられている構造を基本とするものである。
この基本構造ではまず上部前面への前面ブロック(6)の
取付けによって強度を確保すると共に、配管の取り替え
や増管及び配置換えを容易にする構成である。また『請
求項2』に示すように、後壁(12)のみならず両側壁(13)
(14)にも通孔(42)(43)(44)を設けた本体ブロック(11)を
用いた基礎ブロック(10)とすることにより、該基礎ブロ
ック(10)内へのケーブルや管路群出し入れが簡単にな
り、配管の取り替えや増管及び配置換えをさらに容易に
する点で好ましいものである。
【0007】また本発明の『請求項3』に示す基礎ブロ
ック(16)のように、本体ブロック(17)の両側壁(18)(19)
に、該壁厚より薄い厚さで本体ブロック(17)と一体構成
された破壊可能な通孔形成用壁部(48)(49)が設けられて
いてもよい。このようにすることにより、不必要に通孔
を設けていないので、ブロックの強度が増すことは勿
論、該ブロック内への水の侵入を阻止する点でも好まし
いものである。
【0008】上記のように、要時に通孔を開口する構成
としては、『請求項4』にかかる基礎ブロック(15)のよ
うに、予め設けられた通孔(42)(43)(44)が、挿脱可能な
蓋体(23)(24)(25)で閉塞する構成を挙げることができ
る。
【0009】本発明の基礎ブロック(1)(10)(15)(16)
は、上述した基本構造が、『請求項5』に示すように、
本体ブロックの上端コ字状面が集合メーターボックス本
体の低面と略同等の大きさに形成され、該本体ブロック
の下面面積がその上面面積よりも大きく設定されること
が、外観上及び安定性の点で好ましい構造である。
【0010】さらに本発明の基礎ブロックは、『請求項
6』に示すように、本体ブロック内壁に、各種ケーブル
及び配管固定用の係止手段(7)が設けられることが、配
管及びケーブル類を整然と収納できて補修時や故障時に
点検し易く、かつ安定度が増す点で好ましい構造であ
る。上記係止手段(7)としては、本体ブロック後壁に着
脱可能な支持板(71)と、この支持板(71)に対して所定間
隔で突出して設けられる複数の支持腕(72)と、各支持腕
(72)に管路やケーブルを固定するバンド等の係止具(73)
から構成されるものを挙げることができる。
【0011】本発明の基礎ブロックの施工に際しては、
『請求項7』に示すように、本体ブロック(5)の少なく
とも集合メーターボックス載置面及び前面ブロック取付
け面に、水膨張パッキン(52)(61)を介して集合メーター
ボックス及び前面ブロック(6)を取付けることが、止水
効果の点で好ましいものである。
【0012】本発明の基礎ブロック(1)は地中に埋設さ
れて用いられるが、このとき少なくとも通孔(41)が露出
しないように埋設される。好ましくは該ブロックの上端
部が地表からわずかに露出する程度に深く埋設されるこ
とが、外観上及び安定性の点から好ましい。これについ
ては後述する実施例の記載が参照される。
【0013】また、埋設に際しては、基礎ブロック(1)
内を上下方向に複数層に分けて客土し、このうち本体ブ
ロック(5)と前面ブロック(6)とで囲まれる客土層に、耐
塩性吸水性樹脂を含有した客土層を中間層(b)として設
けることが、止水効果の点から好ましい埋設構造とな
る。上記耐塩性吸水性樹脂としては、例えばアクアリッ
RCS(日本触媒化学工業株式会社)等の名で入手で
きるポリアクリル系のものが好ましいがこれに限定され
ない。
【0014】
【作用】『請求項1』によれば、基礎ブロック(1)の前
面下部及び底面が開放されているので、径の大きさや硬
度の相違によってさまざまな曲率をもって立ち上がる管
路やケーブル群に対して高さを調節する必要がなく、地
面に固定されたまま該ブロック(1)内に誘導することが
容易となる。また前面ブロック(6)は本体ブロック(5)に
対して着脱可能であるので、本体ブロック(5)を埋設し
た状態で管路やケーブル群の増設、取り替えが容易とな
る。またさらに前面ブロック(6)を取り外せば、上面、
前面、底面の3面が開放されるので、管路やケーブル群
の配置換えが容易となる。本体ブロック(5)の少なくと
も後壁(4)には通孔(41)があるので、開放された前面下
部と該通孔(41)とによって少なくとも相対する2方向か
らの管路やケーブル群をブロック内に誘導することが容
易となる。さらに、本体ブロック(5)の前面上部には前
面ブロック(6)が取付けられるので、ボックス構造とな
って集合メーターボックスを支持するに十分な強度、及
び管路やケーブル群を保護するに十分な強度が確保され
ることとなる。
【0015】『請求項2』の基礎ブロック(10)によれ
ば、本体ブロック(11)の両側壁(13)(14)と後壁(12)に通
孔(42)(43)(44)が設けられているので、4方向からの管
路やケーブル群をブロック内に誘導することが容易とな
り、設置方向が固定されているときでも対処可能とな
る。
【0016】『請求項3』の基礎ブロック(16)によれ
ば、本体ブロック(17)の両側壁(18)(19)に、該壁厚より
薄い厚さで本体ブロックと一体構成された破壊可能な通
孔形成用壁部(48)(49)が設けられているので、相対する
2方向からの管路やケーブル群を誘導するときは不必要
な通孔が設けられず、強度が確保されるばかりか止水効
果も増すこととなる。また必要に応じて通孔を簡便に設
けることができるので、管路やケーブル群の増設や配置
換えが容易となる。
【0017】『請求項4』の基礎ブロック(15)によれ
ば、通孔(42)(43)(44)が、挿脱可能な蓋体(24)(25)(26)
で閉塞されているので、必要な方向からの管路やケーブ
ル群に対してのみ開放すればよいので、強度が確保され
る。
【0018】『請求項5』によれば、基礎ブロック(1)
の本体ブロック(5)の上端字状面は集合メーターボック
ス本体の底面と略同等の大きさに形成され、かつ該本体
ブロック(5)の底面積がその上端コ字状面の面積よりも
大きく設定されているので、安定化が稼げると共に基礎
ブロックの不等沈下が防がれることになる。
【0019】『請求項6』によれば、基礎ブロック(1)
の本体ブロック(5)内壁に、各種ケーブル及び配管固定
用の係止手段(7)が設けられているので、該ブロック内
で各管路及びケーブルは整然と配置されることとなる。
【0020】『請求項7』によれば、基礎ブロック(1)
は集合メーターボックスを水膨張パッキン(52)を介して
載置し、かつ前面ブロック(6)は水膨張パッキン(61)を
介して本体ブロック(5)に取付けられるので、集合メー
ターボックス近傍への止水効果が図れることとなる。
【0021】『請求項8』によれば、少なくとも通孔が
露出しないように地中に埋設された本発明の基礎ブロッ
ク(1)内では、上下方向に複数層に分けて客土され、こ
のうち本体ブロック(5)と前面ブロック(6)とで囲まれる
客土層には、耐塩性吸水性樹脂を含有した客土層が中間
層(b)として設けられているので、止水効果が図れるこ
ととなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 図1は本発明の『請求項1』にかかる集合メーターボッ
クス用基礎ブロックの一例の分解斜視図である。同図に
おいて、集合メーターボックス用基礎ブロック(1)(以
下単に基礎ブロックという)は、両側壁(2)(3)と後壁
(4)を備えた断面コ字状の本体ブロック(5)と、この本体
ブロック(5)の前面上部に着脱可能に取り付けられる前
面ブロック(6)とから主として構成される。上記後壁(4)
には同図に示すように、各種メーター類ケーブル及び配
管用の通孔(41)が設けらると共に、該通孔(41)の上部に
は、後述する管路サポート(7)取付用のインサート(42)
が設けられている。また、各側壁(2)(3)において、本体
ブロック(5)を構成する前面上部はいずれも前面ブロッ
ク(6)取付け用の切欠(21)(31)が形成されており、その
各端面にはボルト収納用インサート(22)(32)が設けられ
ている。この実施例において、本体ブロック(2)に前面
ブロック(6)を取付けた基礎ブロック(1)の上端面積は、
『請求項5』に示すように、図示しない集合メーターボ
ックスの底面積と略同等に形成されている。そして上記
切欠(21)(31)はいずれも前面ブロック(6)の厚さ以上に
深い切り込みを確保するものとなっており、従って本体
ブロック(5)が占める低面積は上記上端面積よりも大き
く設定されている。また上記本体ブロック(5)の上端コ
字状面(51)には、図示しない集合メーターボックスを固
定するインサート(23)(33)が設けられている。
【0023】上記基礎ブロック(1)には、『請求項6』
に示すように、例えば図2に示すような管路サポート
(7)が取付けられることが好ましい。この管路サポート
(7)は例えばボルト等の適当な固定手段でもって着脱可
能に取付けることができる。この管路サポート(7)の構
成例としては、後壁(4)に取付けられる支持板(71)と該
支持板(71)から垂直方向に伸びる適当な本数の支持腕(7
2)と、各支持腕(72)に設けられるケーブルや管路を係止
する締付バンド(73)等からなるものを挙げることができ
る。なお、基礎ブロック(1)の上端面及び本体ブロック
(5)と前面ブロック(6)との介面には、いずれも水膨張パ
ッキン(52)(61)が用いられている。
【0024】次に上記図1の基礎ブロック(1)に、図2
の管路サポート(7)を備えたものを例として、この基礎
ブロックの施工方法について図3〜7を参照して説明す
る。 まず図3に示すように、据付位置において、基礎ブロ
ック(1)の通孔(41)が露出しないように考慮して、所定
の深さを掘削する。次いでその底部に、例えば、栗石
(イ)を所定の厚さに敷詰めた後ランマーで締め固め、そ
の上に目つぶし砂(ロ)を所定の厚さに敷詰め、ランマー
又は水締めで転圧して、ブロック設置用基礎を作る。 次いで図4に示すように、上記本体ブロック(5)を例
えばユニック車で吊り込み据付けた後、レベル調整を行
う。 レベル調整された本体ブロック(5)に対して、図5に
示すように、その底面開放部及び後壁(4)の通孔(41)よ
り各管路(ハ)を引き込んで各天端部を本体ブロック(5)の
上端に揃え、管路サポート(7)の個々の支持腕(72)にそ
れぞれ分配すると共に締付バンド(73)等にて固定する。
このとき各管路(ハ)の天端部には防水キャップを設ける
ことが好ましい。またこのとき、さらに管路の配管位置
に邪魔にならないよう接地棒を打ち込み、アースをとっ
ておくことが好ましい。その後、上記本体ブロック(5)
に前面ブロック(6)をボルトにて取付ける(図6参
照)。 次に、基礎ブロック(1)内に、例えば上層(a)・中層
(b)・下層(c)の3層構成に分けて埋戻しを行う(図7参
照)。下層(c)は、表面水の少ない砂(例えば粒度0.3〜
5mm)を用いるのが好ましく、例えば前面ブロック(6)下
まで埋める。中層(b)は、例えば乾燥ケイ砂(粒度0.15
〜1.2mm)に耐塩性吸水性樹脂粒(粒度1〜2mm程度)を
混合(重量比 1:0.1程度)して用いる事が止水効果の点
から好ましく、前面ブロック(6)と本体ブロック(5)とで
囲まれた空間のうち、例えば管路係止部まで埋める。な
お、上記耐塩性吸水性樹脂粒としては、通常市販されて
いるポリアクリル系のものが好ましい。上層(a)は、乾
燥砕砂(粒度0.3〜5mm程度)を用いるのが好ましく、基
礎ブロック(1)上端から所定の間隙(ニ)(例えば100mm程
度)を残すように埋める。上記各層の客土は、水締めを
行う。その後、基礎ブロック(1)外の埋戻しを行う。
【0025】以上のようにして埋設された本発明の基礎
ブロック(1)では、以下に示す効果が奏される。基礎ブ
ロック(1)の前面下部及び底面が開放されているので、
径の大きさや硬度の相違によってさまざまな曲率をもっ
て立ち上がる管路やケーブル群に対して高さを調節する
必要がなく、地面に固定されたまま該ブロック(1)内に
容易に誘導することができる。後壁(4)には通孔(41)が
あるので、開放された前面下部と該通孔(41)とによって
相対する2方向からの管路やケーブル群を基礎ブロック
(1)内に容易に誘導することができる。基礎ブロック(1)
の本体ブロック(5)の上面面積よりも底面積の方が大き
く設定されているので、安定化が稼げると共に基礎ブロ
ック(1)の不等沈下を防ぐことができる。基礎ブロック
(1)の本体ブロック(5)内壁に、管路サポート(7)を設け
ることにより、基礎ブロック(1)内で各管路及びケーブ
ルを整然と配置できる。通孔(41)が露出しないように地
中に埋設され、本体ブロック(5)と前面ブロック(6)とで
囲まれる客土層には、耐塩性吸水性樹脂を含有した中層
(b)が設けられているので、止水効果が良好である。
【0026】実施例2 図8に本発明の『請求項2』にかかる基礎ブロック(10)
の構成例を示す。同図の基礎ブロック(10)において、本
体ブロック(11)の後壁(12)及び両側壁(13)(13)のいずれ
もに通孔(42)(43)(44)が設けられている以外は実施例1
と同様に構成されており、従って同構成のところには同
一の番号を付し、これらの説明は省略する。この基礎ブ
ロック(10)では、本体ブロック(11)の後壁(12)と両側壁
(13)(14)に通孔(42)(43)(44)が設けられているので、設
置方向が固定されているときでも常に4方向からの管路
やケーブル群を容易に基礎ブロック(10)内に誘導するこ
とができる。また、上記基礎ブロック(10)の変形例とし
て、図9に示すように、基礎ブロック(10)の各通孔(42)
(43)(44)に対して挿脱可能に閉塞する蓋体(24)(25)(26)
を設けた基礎ブロック(15)を挙げることができる。この
基礎ブロック(15)では、必要な方向からの管路やケーブ
ル群に対してのみ通孔を開放し、使用しない通孔に対し
ては蓋体により閉塞できるので、強度を確保することが
できる。
【0027】実施例3 図10に本発明の『請求項3』にかかる基礎ブロック(1
6)の構成例を示す。同図の基礎ブロック(16)において、
本体ブロック(17)の両側壁(18)(19)のいずれもに通孔は
形成されておらず、その代わり通孔形成用壁部(48)(49)
が設けられている以外は実施例1と同様に構成されてお
り、従って同構成のところには同一の番号を付し、これ
らの説明は省略する。上記通孔形成用壁部(48)(49)はい
ずれも本体ブロック(17)の厚みよりも薄く破壊可能に構
成されている。この基礎ブロック(16)では、必要な方向
からの管路やケーブル群に対してのみ通孔形成用壁部を
破壊して通孔が形成できるので、本体ブロック(17)自身
の強度が確保されるばかりか止水効果も増すこととな
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の基礎ブロックによれば、前面下
部及び底面が開放されているので、径の大きさや硬度の
相違によってさまざまな曲率をもって立ち上がる管路や
ケーブル群に対して高さを調節する必要がなく、地面に
固定されたままブロック内に誘導することが容易にでき
る。また前面ブロックは本体ブロックに対して着脱可能
であるので、本体ブロックを埋設した状態で管路やケー
ブル群の増設、取り替えが容易にできる。またさらに前
面ブロックを取り外せば、上面、前面、底面の3面が開
放されるので、管路やケーブル群の配置換えが容易にで
きる。本体ブロックの少なくとも後壁には通孔があるの
で、開放された前面下部と該通孔とによって少なくとも
相対する2方向からの管路やケーブル群をブロック内に
誘導することが容易である。さらに、本体ブロックの前
面上部には前面ブロックが取付けられるので、ボックス
構造となって集合メーターボックスを支持するに十分な
強度、及び管路やケーブル群を保護するに十分な強度が
確保される。またさらに、本体ブロック内壁に、各種ケ
ーブル及び配管固定用の係止手段を設けることができ、
該ブロック内で各管路及びケーブルを整然と配置するこ
とができる。さらにまた、集合メーターボックスの載置
面及び前面ブロックとの境界面にはそれぞれ水膨張パッ
キンが取付けることにより、集合メーターボックス近傍
への止水効果を向上させる事ができる。
【0029】本発明の基礎ブロックによれば、本体ブロ
ックの両側壁と後壁に通孔が設けられた場合、4方向か
らの管路やケーブル群をブロック内に誘導することが容
易となり、設置方向が固定されているときでも容易に対
処できる。本発明の基礎ブロックによれば、本体ブロッ
クの両側壁に、該壁厚より薄い厚さで本体ブロックと一
体構成された破壊可能な通孔形成用壁部が設けられてい
るので、相対する2方向からの管路やケーブル群を誘導
するときは不必要な通孔が設けられず、強度が確保され
るばかりか止水効果も増すこととなる。また必要に応じ
て通孔を簡便に設けることができるので、管路やケーブ
ル群の増設や配置換えが容易となる。本発明の基礎ブロ
ックによれば、通孔を、挿脱可能な蓋体で閉塞すること
ができるので、必要な方向からの管路やケーブル群に対
してのみ開放すればよく、強度が確保される。本発明の
基礎ブロックによれば、その上端面積よりも底面積の方
が大きく設定されているので、安定化が稼げると共に基
礎ブロックの不等沈下を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の『請求項1』にかかる基礎ブロックの
一例の分解斜視図
【図2】管路サポートの一例の概略図
【図3】基礎ブロック埋設用基礎の断面構成説明図
【図4】本体ブロックの据え付けを説明する側面構成
図。
【図5】本体ブロックへの管路取付けを説明する側面説
明図
【図6】基礎ブロック内での管路のサポートを説明する
平面構成図
【図7】基礎ブロックの埋設構造を説明する断面概略図
【図8】本発明の基礎ブロックの他の例の図1相当図
【図9】本発明の基礎ブロックのさらに他の例の図1相
当図
【図10】本発明の基礎ブロックのさらに他の例の図1
相当図
【符号の説明】
(1)(10)(15)(16)…基礎ブロック (2)(3)(13)(1
4)(18)(19)…側壁 (4)(12)…後壁 (5)(11)(17)…
本体ブロック (6)…前面ブロック (7)…管路サポ
ート (21)(31)…前面ブロック取付用切欠 (22)(32)…ボ
ルト収納用インサート (23)(33)…集合メーターボックス取付用インサート (41)(42)(43)(44)(45)(46)(47)…通孔 (48)(49)…通孔形成用壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 一郎 大阪府大阪市北区西天満5丁目14番地10号 近畿コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 石川 猛 大阪府大阪市北区西天満5丁目14番地10号 近畿コンクリート工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側壁と後壁を備えた断面コ字状
    の本体ブロックと、この本体ブロックの前面上部に着脱
    可能に取り付けられる前面ブロックとからなり、 上記本体ブロックの上端コ字状面は、各種電気及びガス
    メーター類を集合した集合メーターボックスを着脱可能
    に載置固定するよう構成されると共に、該本体ブロック
    の少なくとも後壁には、上記各種メーター類のケーブル
    及び配管用の通孔が設けられてなる集合メーターボック
    ス用基礎ブロック。
  2. 【請求項2】 本体ブロックの後壁及び両側壁の
    いずれにも、各種メーター類のケーブル及び配管用の通
    孔が設けられてなる請求項1記載の集合メーターボック
    ス用基礎ブロック。
  3. 【請求項3】 本体ブロックの両側壁に、該壁厚
    より薄い厚さで本体ブロックと一体構成された破壊可能
    な通孔形成用壁部が設けられてなる請求項1記載の集合
    メーターボックス用基礎ブロック。
  4. 【請求項4】 通孔が、挿脱可能な蓋体で閉塞さ
    れてなる請求項1又は3記載の集合メーターボックス用
    基礎ブロック。
  5. 【請求項5】 本体ブロックの上端面積は集合メ
    ーターボックス本体の低面積と略同等に形成されてな
    り、該本体ブロックの下面面積がその上面面積よりも大
    きく設定されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の集
    合メーターボックス用基礎ブロック。
  6. 【請求項6】 本体ブロック内壁に、各種ケーブ
    ル及び配管固定用の係止手段が設けられてなる請求項1
    〜5のいずれかに記載の集合メーターボックス用基礎ブ
    ロック。
  7. 【請求項7】 本体ブロックの少なくとも集合メ
    ーターボックス載置面及び前面ブロック取付け面に、水
    膨張パッキンが貼付されてなる請求項1〜6のいずれか
    に記載の集合メーターボックス用基礎ブロック。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の
    集合メーターボックス用基礎ブロックを、少なくとも通
    孔が露出しないように地中に埋設すると共に、該ブロッ
    ク内を上下方向に複数層に分けて客土し、このうち本体
    ブロックと前面ブロックとで囲まれる客土層に、耐塩性
    吸水性樹脂を含有した客土層を中間層として設けた集合
    メーターボックス用基礎ブロックの埋設構造。
JP20493891A 1991-07-19 1991-07-19 集合メーターボックス用基礎ブロック及びその埋設構造 Expired - Fee Related JPH0718716B2 (ja)

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