JPH0827765A - 道路占用物件の埋設工法及び占用物件保護装置 - Google Patents

道路占用物件の埋設工法及び占用物件保護装置

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JPH0827765A
JPH0827765A JP6170120A JP17012094A JPH0827765A JP H0827765 A JPH0827765 A JP H0827765A JP 6170120 A JP6170120 A JP 6170120A JP 17012094 A JP17012094 A JP 17012094A JP H0827765 A JPH0827765 A JP H0827765A
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Japan
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stabilizer
lid
road
groove
concrete
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JP6170120A
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Tsutomu Honma
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋戻し材料として使用される天然資源の節減
と、残土処理に伴う諸問題の軽減が可能な占用物件埋設
工法及び同工法に用いる占用物件保護装置を提供する。 【構成】 占用物件埋設位置を掘削して溝2を形成し、
溝の底部にコンクリート製の安定板3,4を設置し、安
定板の両側の上にコンクリート製縦壁を起立固定させ、
その占用物件の両外側であって前記安定板その縦壁の内
側の前記占用物件の周囲及び上方に保護材8を充填し、
前記両縦壁の上端部にコンクリート製蓋10を装着し、
前記両縦壁の外側に埋戻し復旧を行うようにした。保護
装置は、いずれもコンクリート製の短尺安定板3と、長
尺安定板4と、縦壁5と、蓋10とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路を掘削し、その中
に水管、下水道管、ガス管、その他の類似物などの道路
占用物件を埋設する工法及び同工法に用いられる占用物
件保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路を掘削し、その中に水管、下
水道管、ガス管、通信ケーブル管、その他の類似物(本
明細書では、占用物件という)を埋設する場合は、掘削
工事に関して掘削幅及び掘削工事施工方法を規制し、復
旧工事に関して復旧工事の時期、復旧工事施工方法(復
旧範囲、埋戻し施工方法、施工管理、埋戻し材料及び使
用部分、舗装工事)などを規制する道路占用工事要綱
が、地方自治体ごとに制定されている。
【0003】その道路占用工事要綱に従って、道路に占
用物件を埋設する工事を行う場合は、まず、図6(イ)
に示すように、道路61を掘削して溝62を形成し、同
図(ロ)に示すように、溝底部に適当な間隔をもって枕
63を置き、その枕に占用物件64を載せた後に、占用
物件の周囲とその上端の所定距離内には、所定の材質及
び品質の埋戻し材料65を充填しなければならないとさ
れている。そして、充填後、占用物件の保護等を考慮し
て、突き棒や電動式振動締固め機械等を併用して十分締
固めを行うことが要請されている。
【0004】埋戻し材料は、埋戻し位置によって、占用
物件の保護のため、砂利、砕石、砂、良質土、改良土等
の、規格に適合する指定材料を使用すべきことが規定さ
れており、掘削残土を使用することは規制されている。
【0005】また、埋戻し後、舗装体の復旧工事をする
場合は、その前に、合格基準の締固め度が得られるよう
に、図6(ハ)に示すように、埋戻し材料65の上に砂
利又は砕石による仮舗装66を行って一定期間放置し、
通行車両の荷重により十分な締固めを行ってから、舗装
体の復旧工事を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、道路を走行する車両等の荷重からの占用物件の保護
を確実に行うため、掘削する溝を十分深くし、占用物件
により占められた部分を除く全空間に、指定の埋戻し材
料を充填しなければならないので、大量の埋戻し材料を
消費する。一方、国内での砂、砂利、砕石等の天然資源
の発掘量、生産量が少なくなり、価格高騰や原材料の埋
蔵量の枯渇も懸念されている状態である。
【0007】他方、発掘により生じる残土は、埋戻し材
料として使用できないため、その貯蔵場所又は処理場所
まで輸送する必要があり、輸送コストがかかるばかりで
なく、輸送により道路に損傷を与え、沿道の建物に振動
を与えるなどの社会問題を引き起こしており、また、環
境変化により貯蔵又は処理場所の確保が益々困難になっ
ている。
【0008】さらに、占用物件の老化、径変更に伴う交
換を行う場合は、その都度、当初と同一の掘削、埋戻し
工事を行う必要があるので、同じ工期とコストがかかる
という問題があるばかりでなく、工事の繰返により路盤
及び路面が劣化するという問題があった。
【0009】さらに、従来は、埋設した占用物件からの
液洩れや埋設物の沈下を点検することが容易にできない
という問題があった。
【0010】本発明は、上記の点に鑑み、埋戻し材料と
して使用される天然資源の節減と、残土処理に関連する
諸問題(輸送に伴う問題、貯蔵又は処理場所の確保の困
難性)を軽減することが可能な占用物件の埋設工法及び
同工法に用いる占用物件保護装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明による占用物件の埋設工法は、道路の占用物
件埋設位置を掘削して溝を形成する工程、その溝の底部
にコンクリート製の安定板を設置する工程、前記安定板
の両側にコンクリート製の縦壁を立設する工程、前記縦
壁の間において前記安定板上に占用物件を固定する工
程、前記縦壁の内側の前記占用物件の周囲及び上方に粒
状保護材を充填する工程、前記両縦壁の上端部にコンク
リート製蓋を装着する工程、及び前記両縦壁の外側に埋
戻し復旧を行う工程からなることを特徴としている。
【0012】また、本発明の占用物件の埋設工法は、蓋
の装着後に、両縦壁の外側に埋戻し復旧を行い、その埋
戻し復旧跡及び前記蓋の上面に舗装を行うことを特徴と
している。
【0013】そして、本発明による占用物件保護装置
は、いずれもコンクリート製の短尺安定板と、長尺安定
板と、縦壁と、蓋とからなり、前記短尺安定板は、水
管、下水道管、ガス管、その他の類似物の埋設位置に設
けられた溝の底部に静置され、短冊状の基部と、その基
部の上面中央部において上方に突出し、中央部分に前記
管を嵌合させて支持する管支持部と、その管支持部の両
端面に設けられた縦壁固定手段とを有するものであり、
前記長尺安定板は、前記短尺安定板の間において前記溝
の底部に、前記短尺安定板の基部と共通の平面上に静置
されるものであり、前記縦壁は、下端部の中間部が前記
長尺安定板の上面に載置され、下端部の両端部が、隣接
する前記短尺安定板の基部の上面に載置されるととも
に、前記縦壁固定手段により前記短尺安定板に固定され
るものであり、前記蓋は、幅方向両端部に前記両縦壁の
上端部に嵌合係止される係止手段を有するものであるこ
とを特徴としている。
【0014】また、本発明による占用物件保護装置は、
蓋にマンホール又はマンホール接続口を設けたことを特
徴としている。
【0015】
【作用】掘削により形成した溝の底部に安定板を設置
し、上に占用物件を固定し、安定板の上の両側に縦壁を
立設し、その縦壁の内側の前記占用物件の周囲及び上方
に粒状保護材を充填し、前記両縦壁の上端部に蓋を装着
し、前記両縦壁の外側に埋戻し復旧を行うことにより、
掘削と占用物件の埋設と掘削跡の復旧が終了する。占用
物件は、安定板、両縦壁、蓋及び粒状保護材により土圧
及び車両などの荷重から保護される。
【0016】また、蓋の装着後に、両縦壁の外側に埋戻
し復旧を行い、その埋戻し復旧跡及び前記蓋の上面に舗
装を行うことにより、道路舗装体が短期に、かつ、容易
に復旧される。
【0017】溝の底部に短尺安定板と長尺安定板を交互
に静置し、短尺安定板及び長尺安定板の幅方向両端部上
に縦壁の下端部を載せ、その縦壁を短尺安定板の縦壁固
定手段により固定すると、上面開口コ字形の溝が形成さ
れる。その溝内に占用物件を収容し、管支持部の上面に
嵌合静置し、占用物件の周囲に粒状保護材を充填し、縦
壁の上端部に蓋を嵌合係止すれば、短尺安定板、長尺安
定板、縦壁、蓋は、いずれもコンクリート製であるの
で、占用物件が十分に保護される。そして、縦壁の両外
側に残土を埋戻して締固めすれば、掘削跡が復旧され
る。蓋及び締固めした残土の上に、直ちに舗装して、復
旧工事が終了する。蓋にマンホール又はマンホール接続
口が設けられた場合は、マンホールを開放して、埋設物
の沈下又は埋設物からの漏洩の点検を容易に行うことが
できる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を、管を埋設する場合の実施例
について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の
占用物件埋設工法の一実施例における工程を簡略的に説
明する説明図である。
【0019】本発明の工法においては、第一の工程とし
て、図1(a)に示すように、道路1の占用物件埋設位
置に、所定の工事要綱に従った掘削工事により溝2を形
成し、その溝の底部2aを締固めて平坦にする。
【0020】第二の工程として、図1(b)及び図2に
も示すように、前記溝2の底部に、短尺安定板3を所要
の間隔をもって静置し、各短尺安定板3の間に長尺安定
板4を静置する。すなわち、溝2の底部に短尺安定板3
と長尺安定板4を交互に敷設する。
【0021】短尺安定板3は、鉄筋コンクリート製であ
って、長尺安定板4の幅及び厚みと等しい幅及び厚みを
有する基部3aと、その基部の中央部の上面に突出する
管支持部3bとを一体に有する。そして、管支持部3b
は上面に中央部が最低となる凹面3cを有し、また、そ
の両側端部に縦壁固定手段3d、例えば、ボルトをねじ
込むための複数個のねじ孔が設けられ、又は複数本のボ
ルトが植設されている。凹面3cは、埋設される管の外
周と合致して嵌合できるように、管の径に対応する曲率
の凹面が設定される。
【0022】長尺安定板4は、短尺安定板3と同様に鉄
筋コンクリート製であり、短尺安定板と長尺安定板が敷
設された場合に、前者の基部の両側の上面と後者の上面
が共通の平面を構成する。
【0023】続いて、第三の工程として、図3に示すよ
うに、前記安定板3,4の両側端部付近に縦壁5を起立
させ、その下端部を前記各安定3,4の上面に載せ、各
縦壁5を前記短尺安定板3の縦壁固定手段3dにより直
立状態に固定する。この固定方法の一例を述べれば、各
縦壁の長手方向端部3bにボルト貫通孔を設け、その貫
通孔からボルトを貫通して、前記管支持部3bのボルト
ねじ込み孔にねじ込み、又は、管支持部3bに植設した
ボルトを縦壁の孔に貫通して、そのボルトの先端にナッ
トを締め付けるなどして、各縦壁の長手方向端部を連続
する状態で固定する。
【0024】これにより、図3に示すように、溝2内
に、鉄筋コンクリート製の上方開口コ字形の溝6が構成
され、その溝6の底面に管支持部3bが溝の長手方向に
所要の間隔をもって突出する。
【0025】さらに、第四の工程として、前記コンクリ
ート溝6内に占用物件である水管、下水道管、ガス管又
は通信ケーブル管など(以下、単に管という場合があ
る)7Aが収容され、その管の底部を前記短尺安定板3
の管支持部3bの凹面3cに嵌合して固定する。その管
7Aの隣にも、同様にして管7Bを収容し固定して、隣
接する管の端部同志を既知の接続方法、例えば、各管の
端部に形成したフランジ同志をその間にパッキン等を介
在させて当接し、ボルトナットにより締結するなどし
て、接続する。
【0026】第五の工程として、図1(c)に示すよう
に、前記コンクリート溝6の中に埋戻し材料として、指
定された粒状保護材8、例えば砂(サンドクッション
材)をそのコンクリート溝の上部開口面まで充填して、
占用物件7の周囲及びその上方を被覆する。
【0027】この埋戻しを終了したコンクリート溝の部
分の外側、すなわち、図1(c)に示すように、両縦壁
5の外側面と掘削溝2の内壁面との間の空隙に、先に掘
削により生じた残土9を投入して埋め戻す。そして、コ
ンクリート溝内の保護材8と、コンクリート溝外の残土
9とを、占用物件の保護等を考慮して、突き棒や電動式
振動締固め機械等を併用して十分締固めを行う。
【0028】最後の第六の工程として、図1(c)示す
ように、コンクリート溝6の保護材8の充填及び締固め
を終了した部分の縦壁5の上端部に、コンクリート製の
蓋10を装着して固定する。この蓋は、幅方向の両端部
下面に下方に開口する嵌合溝11を有しており、その溝
に縦壁5の上端部を嵌合することにより、溝6を遮蔽す
ると同時に、残土9及び/又は保護材8から縦壁に水平
方向に加わる圧力から縦壁5を保護する。
【0029】本工法の上記の各工程は、上記順序に制限
されるものではない。すなわち、上述の例では、安定板
3の上に縦壁5を立設固定した後、占用物件7を収容し
たが、安定板の上に占用物件を固定した後に、縦壁を立
設固定してもよい。また、コンクリート溝6内への保護
材8の充填と、残土9の充填と、蓋10の装着の時間的
前後関係は、とくに制限されない。しかし、保護材8の
充填及び残土9の充填後に締固めを行う場合は、締固め
の際の振動5の縦壁に対する影響が少ないので、好まし
い。保護材8の充填後に蓋10を装着し、その後に残土
9の充填・締固めを行い、その後に、蓋10を開けて保
護材の締固めを行い、再び蓋装着を行っても良い。ある
いは、保護材と残土を充填し、保護材の締固め後に蓋を
し、残土を十分締固めするようにしてもよい。いずれの
場合も、蓋が縦壁を補強する。
【0030】このようにして、一定距離ごとに、掘削
と、コンクリート溝形成と、占用物件の収容・固定・連
結と、埋戻し材料8,9の充填・締固めと、蓋装着とを
順次行って、掘削跡が復旧され、占用物件の埋設工事が
行われる。
【0031】保護材・残土の締固め・蓋装着が行われた
状態では、コンクリート安定板3,4、縦壁5、及び蓋
10により復旧路面が十分な締固め度を有するので、図
1(c)に示すように、直ちにその復旧路面の上に所要
の舗装工事により舗装12を行うことができる。この時
も、蓋10が両縦壁5に支持されているので、舗装材料
の締固めの際に加わる荷重に対して蓋が十分な強度を備
えており、蓋10と両縦壁5と、保護材8と、安定板3
とにより、占用物件が十分に保護される。
【0032】図5は、本発明の保護装置の他の実施例を
示す断面図である。この実施例では、蓋10の所要の位
置に、マンホール接続口10hが形成され、そのマンホ
ール接続口に開口枠13を連結し、その開口枠に蓋14
を嵌合して、点検口となる既知のマンホールを取付けて
ある。図示の例に代えて、蓋10自体にマンホールを取
付けるようにすることも可能である。
【0033】このようなマンホールを所定区間単位に設
けた場合は、蓋14を開けて、保護材8の上面の状況か
ら、埋設物の沈下の有無や埋設物からの液洩れやガス洩
れ等の漏洩の有無を容易に確認することができる。そし
て、万一、埋設物の沈下又は漏洩が発見された場合は、
当該区間の管の使用を止め、当該区間の埋設位置の舗装
体のみを剥離し、コンクリート蓋10を開放し、保護材
8を吸引ポンプにより吸い出し、管の交換を行う。管の
径の変更を行う場合も同様である。そして、管の交換を
終えた後は、再び、同一の保護材の充填をし、蓋10を
閉め、舗装工事を行うことにより、短い工期と低コスト
で改修工事又は交換工事を終了することができる。
【0034】本発明における工法においては、保護材と
して、上記砂のほかに、砂利、良質土又は改良土などの
占用工事要綱により指定されているものを使用すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】上記のように、本発明の工法によれば、
掘削した溝内にコンクリート製の安定板と縦壁とでコン
クリート溝を形成して、その中に占用物件を収容固定
し、占用物件の周囲及びその上方に保護材を充填し、コ
ンクリート製の蓋を装着するので、占用物件の保護強度
が著しく大きいため、次の効果が得られる。すなわち、
埋設物が路面を走行する車両の荷重等から十分保護され
るので、占用物件の埋設位置を浅くすることができる。
従って、掘削工事が容易になる。また、占用物件の地
震、振動などによる損傷が防止される。また、保護材の
使用量を削減することが可能であるから、天然資源の節
減効果が大きい。さらに、縦壁の外側に残土を使用する
ことも可能になるので、従来工法による残土の処理に関
連して、輸送に伴う問題及び貯蔵場所又は処理場所の確
保の問題などが著しく軽減される。さらに、安定板、縦
壁及び蓋の強度が大きく、かつ、耐久性が良いので、埋
設物の増設、交換又は変更のために、路盤を劣化させず
に掘削と埋設と復旧工事を反復して行うことが可能であ
る。加えて、保護材がコンクリート溝内に収容保持され
るので、大雨時に地盤に亀裂が生じても、保護材が流失
することが防止される。
【0036】また、本発明の保護装置によれば、コンク
リート溝の組立て、管の収容連結、保護材の充填、蓋の
装着などが容易迅速にできるので、占用物件の埋設工事
を短い工期で行うことができる。
【0037】さらに、蓋にマンホール又はマンホール接
続口を設けた場合は、埋設物の劣化や埋設物からの漏洩
の点検が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による工法の工程を簡略的に説明する工
程図である。
【図2】掘削された溝の底部に敷設された安定板を示す
斜視図である。
【図3】安定板の両側に縦壁が固定されて、溝が構成さ
れた状態を示す斜視図である。
【図4】溝内に管が収容され、一部に蓋が装着された状
態を示す斜視図である。
【図5】本発明装置の他の実施例を示す断面図である。
【図6】従来の占用物件埋設工事の手順を説明する工程
図である。
【符号の説明】
1 道路 2 道路に掘削により形成された溝 3 短尺安定板 3a 基部 3b 管支持部 3c 凹面 3d 縦壁固定手段 4 長尺安定板 5 縦壁 7 管(占用物件) 8 保護材 9 埋戻し材料 10 蓋 12 舗装 13,14 マンホール
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 1/024

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路の占用物件埋設位置を掘削して溝を形
    成する工程、その溝の底部にコンクリート製の安定板を
    設置する工程、前記安定板の両側にコンクリート製の縦
    壁を立設する工程、前記縦壁の間において前記安定板上
    に占用物件を固定する工程、前記縦壁の内側の前記占用
    物件の周囲及び上方に粒状保護材を充填する工程、前記
    両縦壁の上端部にコンクリート製蓋を装着する工程、及
    び前記両縦壁の外側に埋戻し復旧を行う工程からなる道
    路占用物件の埋設工法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の道路占用物件の埋設工法に
    おいて、コンクリート製蓋の装着後に、両縦壁の外側に
    埋戻し復旧を行い、その埋戻し復旧跡及び前記蓋の上面
    に舗装を行うことを特徴とする道路占用物件の埋設工
    法。
  3. 【請求項3】いずれもコンクリート製の短尺安定板と、
    長尺安定板と、縦壁と、蓋とからなり、 前記短尺安定板は、水管、下水道管、ガス管、その他の
    類似物の埋設位置に設けられた溝の底部に静置され、短
    冊状の基部と、その基部の上面中央部において上方に突
    出し、中央部分に前記管を嵌合させて支持する管支持部
    と、その管支持部の両端面に設けられた縦壁固定手段と
    を有するものであり、 前記長尺安定板は、前記短尺安定板の間において前記溝
    の底部に、前記短尺安定板の基部と共通の平面上に静置
    されるものであり、 前記縦壁は、下端部の中間部が前記長尺安定板の上面に
    載置され、下端部の両端部が、隣接する前記短尺安定板
    の基部の上面に載置されるとともに、前記縦壁固定手段
    により前記短尺安定板に固定されるものであり、 前記蓋は、幅方向両端部に前記両縦壁の上端部に嵌合係
    止される係止手段を有するものであることを特徴とする
    占用物件保護装置。
  4. 【請求項4】蓋にマンホール又はマンホール接続口を設
    けたことを特徴とする請求項3記載の占用物件保護装
    置。
JP6170120A 1994-06-29 1994-06-29 道路占用物件の埋設工法及び占用物件保護装置 Pending JPH0827765A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1325829C (zh) * 2002-07-30 2007-07-11 王书理 用软体气囊连续浇制输送管道的方法
CN102943945A (zh) * 2012-12-07 2013-02-27 中国石油集团工程设计有限责任公司 穿越断裂带的管道工程减震防护方法
CN106764060A (zh) * 2016-12-22 2017-05-31 温州全晟市政园林工程有限公司 一种市政道路管线保护结构及其施工方法
CN108591680A (zh) * 2018-05-23 2018-09-28 北京市燃气集团有限责任公司 一种地库上方埋地燃气管道防腐结构及施工方法

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