JP2985063B2 - ケーソンプレハブ人孔およびその施工法 - Google Patents

ケーソンプレハブ人孔およびその施工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に送電線、配
電線、通信線等を埋設する際に使用される地中線管路の
起点、会点、交叉点、分岐点等の箇所に設置し、点検や
修理等のための出入口となる人孔に係るもので、さらに
詳しくは、工場で完全な品質管理のもとで製作したプレ
ハブブロックを用いるケーソン式の人孔およびその施工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、送電線、配電線、通信線等を埋設
する時に用いられる地中線管路の起点等では人孔が設け
られている。その人孔としては、図20,21に示すよ
うな特公平1−49857号公報に記載のプレハブ地下
構造物が提案されている。このプレハブ地下構造物は、
積重ねられる最下部のプレハブブロック40の内部に垂
直定着金具41と傾斜定着金具42を埋設し、該最下部
のプレハブブロック40の内部に丁度挿入される大きさ
の底板プレハブブロック43を該最下部のプレハブブロ
ック40の内に防水処理44を施して嵌合すると共に、
該最下部のプレハブブロック40の上面側と内側面側よ
りボルト45,46を挿入し、上記定着金具41,42
に螺合して、最下部プレハブブロック40に底板プレハ
ブブロック43を水密性を確保して取付けたものであ
る。
【0003】このプレハブ地下構造物は、底板プレハブ
ブロック43を固着する時に、ボルト46を傾斜孔47
に挿通して傾斜定着金具42と螺合するのであるが、傾
斜定着金具42が見えないので、ボルト46を傾斜定着
金具42に螺合させるのがむつかしく、取付けに時間が
かかり作業性が悪く、特に湧水等により泥、砂が傾斜孔
47に入り込むと充分に締付けられなく組立不能になる
ことがある。また、最下部のプレハブブロック40がそ
の上に載るブロック48より大きいため、ブロック40
の外側土の緩みが発生するので薬液を注入して外側土を
固化させる必要がある。さらに、ボルトの強度のみに依
存する構造であるため、耐久性に不安があった。取付け
た後においては、底板プレハブブロック43にかかる反
力の全てがボルト46にかかり底板プレハブブロック4
3のボルト定着部のコンクリートが引っ張りにより破損
する虞れがあった。
【0004】一方、ケーソンプレハブ人孔を施工する場
合、地盤の土質によっては湧水が発生してその対策が必
要となるが、従来の湧水対策としては、薬液を注入し
て水を止める薬液注入工法。ケーソン人孔内に圧縮空
気を送って水を止める圧気工法。水中掘削して、水中
硬化コンクリートを打設し、仮底板を作って水を止める
水中コンクリート工法。ケーソン人孔の回りに吸水管
を打ち工事区域の水位を下げるウエルポイント工法等を
行なっているが、いずれも特殊な設備、工具が必要とな
り建設費の増大と工事期間が大幅に長くなると言った問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決することを課題として開発されたもので、底板ブ
ロックを、容易に且つ確実に強固に固着できて工事期間
の短縮化が図れると共に、建設コストの低減ならびに湧
水箇所での施工においても、簡易に行なうことができる
ケーソンプレハブ人孔およびその施工法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明では、内側から外
側に傾斜する傾斜面を内面に有すると共に、外側から内
側に小角度で傾斜する傾斜面を外面に有する先端形状の
持つ筒状の刃口ブロックの上面に、少なくとも1個の筒
状ブロックを載せて刃口ブロックと一体に連結固定し、
周面が下方に向かって拡がる傾斜面の底板ブロックを刃
口ブロックの下部内に挿嵌し、その底板ブロックの周辺
と刃口ブロックの下部周面とで形成される楔状の開口部
に防水処置を施すと共に、四角部を除いてアングル材か
らなる連結金具を底板ブロックの上面の周縁に載置し、
底板ブロックおよび刃口ブロックに埋め込んだ埋設金具
と螺合するボルトを、連結金具の垂直面に穿設した横長
のボルト挿通孔と、水平面に穿設した縦長のボルト挿通
孔から挿通して底板ブロックを固着するように構成した
ケーソンプレハブ人孔を開発し、採用した。
【0007】また、本発明では、地盤に所定大きさの立
孔を掘削して、該立孔内に内側から外側に傾斜する傾斜
面を内面に有すると共に、外側から内側に小角度で傾斜
する傾斜面を外面に有する先端形状の持つ筒状の刃口ブ
ロックを据置き、その上面に少なくとも1個の筒状ブロ
ックを載せて刃口ブロックと一体に連結固定し、筒状ブ
ロックの内部から底部の土を掘削しながら自重により所
定の位置まで沈下させ、底部地面を平らにして砕石を入
れ転圧し、その後、砂を入れ充分転圧して水平面とし、
この作業において湧水が生じるとポンプにより湧水を外
部に排出させ、少なくとも2分割された周面が下方に向
って拡がる傾斜面の底板ブロックをその内部に挿嵌し、
底板ブロックの四角部を除いてアングル材からなる連結
金具を周縁に載置し、底板ブロックおよび刃口ブロック
に埋め込んだ埋設金具と螺合するボルトを、連結金具の
垂直面に穿設した横長のボルト挿通孔と、水平面に穿設
した縦長のボルト挿通孔から挿通して底板ブロックを固
着すると共に、底板ブロックの四角部の連結金具のない
空隙部から膨脹性モルタルを圧入して周辺に形成された
楔状開口部に充填することを特徴とするケーソンプレハ
ブ人孔の施工法を開発し、採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付の図面に基づいて説明すれば、1は平面形状が矩形の
筒状プレハブ刃口ブロックで、図4に拡大図示するよう
に、先端部には沈下時に受ける衝撃力を充分に受け止め
られるように鋼板1aにてコンクリートを被覆してある
と共に、先端部を沈下しやすくするため、刃口の内側面
を内側から外側に約55°〜65°の角度で傾斜する傾
斜面1bに形成してある。また、小石等の多い土質で
も、刃口の外側土の緩みを防ぎ隙間をなくすために、刃
口の外側面を外側から内側に約5°の角度で内方に傾斜
する傾斜面1cに形成して先鋭状に形成してある。
【0009】2は刃口ブロック1の下部内側周面の所定
間隔毎に穿設された凹所3に埋め込んだ埋設金具で、上
下に2個埋設してあり、後述する連結金具を取り付ける
ボルトと螺合するものである。
【0010】4は刃口ブロック1の上面に載置する筒状
ブロックで、刃口ブロック1と同じプレハブ製で同形同
大のものである。刃口ブロック1と筒状ブロック4は、
図1、図3及び図5に示すように、刃口ブロック1の上
端面の所定箇所に穿設されたボルト孔5,5,5…と筒
状ブロック4の下端面の所定箇所に穿設されたボルト孔
6,6,6…を合致させ、その接合面に設けた陥部7か
らボルト9を挿通して陥部8からナット10を螺合する
ことにより一体的に接合されている。11は刃口ブロッ
ク1および筒状ブロック4の両側壁面に穿設された地中
線管路の端部を差し込むための円形孔である。
【0011】12は刃口ブロック1の下部内側面に嵌る
矩形状のプレハブ底板ブロックで、左ブロック12aと
右ブロック12bに2分割されていて、図4及び図6に
示すように、その左右ブロック12a,12bの周面は
下方に向かって拡がる傾斜面13に形成されていると共
に、周辺部に適宜間隔毎で丸穴14が穿設されており、
その丸穴14内に埋設金具15が埋め込まれている。
【0012】16は右ブロック12bの一側端寄りに設
けた下面になるほど小径となるテーパー円形孔の集水壺
で、湧水が生じた時に、この集水壺16に図11に例示
したような排水ポンプ17が設置され、排水できるよう
になっている。また湧水が生じなかったり、湧水が生じ
て排水した後においては、集水壺16に台形状の集水壺
蓋板18を嵌め、その集水壺蓋板18と集水壺16の周
側面とで形成される開口部19に水膨脹パッキン19a
と膨脹性モルタル19bを充填して防水処理をした後、
さらに押さえモルタル20で封鎖している。
【0013】21は刃口ブロック1の下部内周面と底板
ブロック12の周辺部とで形成される開口部で、この開
口部21は楔状になっていて、開口部21の下方に集水
壺16の防水と同じように、水膨脹パッキン21aを押
し入れると共に、膨脹性モルタル21bを充填して防水
処置を施してある。
【0014】22は横長のアングル材からなる連結金具
で、底板ブロック12と刃口ブロック1を連結固着させ
るものである。この連結金具22は、図7に示すよう
に、正面中央部と背面中央部と両側部に用いる所定間隔
毎にリブ22a,22bを設けた短いものと、正面部の
左右部と背面部の左右に用いるリブ22a,22b,2
2cを設けた長いものとがあり、底板ブロック12の周
辺上に置かれるが、四角部には連結金具22のない空隙
部23が生じていて、その空隙部23から膨脹性モルタ
ル21bが充填される。そして、それぞれのリブ22
a,22b,22cの位置の水平面24に縦長のボルト
挿通孔24aと垂直面25に横長のボルト挿通孔25
a,25aがそれぞれ穿設されていて、該ボルト挿通孔
24a,25a,25aからボルト26,27,27を
挿通して前述の埋設金具2,15と螺合するようになっ
ている。
【0015】つぎにその施工法を図12〜19について
説明すると、予め人孔築造箇所に水道管、下水管、ガス
管等地下埋設管の存在確認のため手掘りで立孔28を試
験堀りをしておく。試験掘りに先立って軽量鋼矢板29
が立孔28の周囲に打ち込まれており、その鋼矢板29
の上端部が地表より若干深く打ち込まれている。試験掘
りの立孔28の大きさは、ケーソンプレハブ人孔の深
さ、長さ、幅より若干大きく掘られている。この立孔2
8はその後埋戻し土(良質土)30で埋戻されるが、そ
の時に前述のように鋼矢板29の上端部が路面に出ない
ので、設置時の時間短縮、工費の節減が図れる。
【0016】埋戻しておいた箇所の埋戻し土30を、再
度試験掘りされた所まで掘り除いて立孔28に刃口ブロ
ック1を据付ける。その刃口ブロック1の上面に筒状ブ
ロック4を載置させ、刃口ブロック1と筒状ブロック4
の接合面の所定位置に穿設した各ボルト5,6を合致さ
せ、陥部7からボルト9を挿通して陥部8からナット1
0を螺合して一体的に接合する。(図1参照)。
【0017】接続一体化された刃口ブロック1と筒状ブ
ロック4の内側から底部の土を掘削機で掘削しながら自
重にて所定の位置まで沈下させ、底部の地面を平らにし
て砕石31を入れ転圧する。この時に、刃口ブロック1
の刃口部の方を多く転圧して所定位置まで埋める。その
後、砂32を入れ充分転圧して水平面とする。この作業
時において湧水が生じると、水中ポンプ(図示せず)を
筒状ブロックの内部に入れて湧水を外部に排出させる。
【0018】その後、2分割された左右の底板ブロック
12a,12bを刃口ブロック1の下部内周面に収める
のであるが、2分割されていて小さくなっているのでク
レーン車でなくてもバックホウで対応できる便利さがあ
る。左右の底板ブロック12a,12bは周面が下面に
向って拡がる傾斜面13に形成されているので、刃口ブ
ロック1の下部内周面とで形成される隙間が楔状の開口
部21になり、その開口部21の先端に水膨パッキン
21aを押し込む。(図1、図4参照)。
【0019】その後、連結金具22を底板ブロック12
の周辺に置き、底板ブロック12の周辺の丸穴14に埋
めた埋設金具15と合致する位置に連結金具22の水平
面24に穿設したボルト挿通孔24aを合致させると共
に、刃口ブロック1の下部内周面の凹所3に埋めた埋設
金具2と合致する位置に連結金具22の垂直面25に穿
設したボルト挿通孔25a,25aを合致させ、ボルト
26,27,27を挿通して埋設込金具2,2,15と
螺合して固着するものである。この時、水平面24に穿
設したボルト挿通孔24aが縦長で、垂直面25に穿設
したボルト挿通孔25a,25aが横長孔であることか
ら上下左右の移動調整ができ埋設金具2,15との位置
を合致させやすくボルト26,27,27の螺合が容易
となる。
【0020】連結金具22が固着されると、底板ブロッ
ク12の四角部の連結金具22のない空隙部23から膨
脹性モルタル21bを圧入して周辺に形成された開口部
21に充填して接合する。
【0021】湧水がまだ生じているようであれば、排水
ポンプ17を集水壺16に収め、下部に形成した吸込口
17aから吸込み、ホース取付け口17bにホース17
cを介して湧水を排水する。湧水が生じなかったり、湧
水が生じていても僅かな量になると、集水壺16に嵌っ
ている排水ポンプ17を外し、集水壺蓋板18の上面に
取り付けた着脱自在の把手部18a,18aを持って集
水壺16に嵌合する。
【0022】集水壺蓋板18は前述した通り、台形状に
形成されているので、集水壺板16に挿嵌されると、集
水壺蓋板18と集水壺16の内側面との間に楔状開口部
19が形成され、その楔状開口部19に水膨脹パッキン
19aと膨脹性モルタル19bを充填して防水処理処置
が施され、その集水壺蓋板18の上面に押さえモルタル
20を充填して封鎖する。その後、筒状ブロック4の上
面に頂板ブロック33を載せ、首座ブロック34を取り
付ければ人孔が完成する。
【0023】なお、前記実施の形態においては、刃口ブ
ロックと筒状ブロックの2個からなる例で説明し、また
底板ブロックも2分割した例で説明したが、これらの実
施の形態に限定されるものでなく、発明の目的を達成で
き、且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変
更が可能であることは当然である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1のケー
ソンプレハブ人孔によれば、底板ブロックの周側辺と刃
口ブロックの下部内周面とで形成される開口部が楔状
で、その楔状開口部に防水処置を施したので、充分な防
水力が得られると共に、その部分をアングル材の連結金
具で押さえて固着するので、底板ブロックの固着が容易
になるばかりでなく、固着力が強く底板ブロックに強い
反力が得られる。また、この反力は、楔効果により、刃
口ブロックの下部内側周面に伝わり連結金具およびボル
トにかかる力を軽減すると共に、止水力を向上する。
【0025】また、刃口の先端部は内外側面を傾斜面に
形成してあるから、沈下しやすく、施工場所が小石の多
い土質等の緩みの発生のしやすい所であっても、刃口の
外側土の緩みを防ぎ緊密になることから、十分な支持力
が得られる。
【0026】さらに、埋設金具と螺合するボルトは、接
続金具の水平面に穿設した縦長のボ ルト挿通孔と垂直面
に穿設した横長のボルト挿通孔を介して螺合するので、
上下左右の移動調整ができ埋設金具との位置を合致させ
やすくボルトの螺合が容易となる。
【0027】また、請求項のケーソンプレハブ人孔の
施工法によれば、湧水箇所でも容易に排水、止水ができ
て底板ブロックの設置工事を容易、確実に行うことがで
き、長さ4m、幅1.7m、高さ2.4m、土かぶり2mの
地中人孔が6時間で据付けられ、埋め戻しができ、準
備、後始末を入れても工期は1日で完了し大幅に短縮化
でき、工事費も半減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーソンプレハブ人孔の縦断正面図で
ある。
【図2】図1のA−A線矢視平面図である。
【図3】本発明のケーソンプレハブ人孔の縦断側面図で
ある。
【図4】本発明の要部の拡大縦断正面図である。
【図5】図1のB部の拡大断面図である。
【図6】底板ブロックの平面図である。
【図7】連結金具の正面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】集水壺蓋板の平面図である。
【図10】集水壺蓋板の正面図である。
【図11】排水ポンプの正面図である。
【図12〜図19】施工例を示す説明図である。
【図20】従来例の縦断正面図である。
【図21】従来例の要部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 刃口ブロック 2,15 埋設金具 4 筒状ブロック 12 底板ブロック 13 傾斜面 16 集水壺 17 排水ポンプ 21 開口部 21a 水膨パッキン 21b 膨脹性モルタル 22 連結金具 24 水平面 24a,25a ボルト挿通孔 25 垂直面 26,27,27 ボルト 28 立孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大江 宏生 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 木村 勝利 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 小林 一郎 大阪市北区西天満5丁目14番10号 近畿 コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 仲田 靜弘 大阪市北区西天満5丁目14番10号 近畿 コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 宮武 昭廣 大阪市北区西天満5丁目14番10号 近畿 コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 薄刃 吉久 大阪市北区西天満5丁目14番10号 近畿 コンクリート工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−304228(JP,A) 特開 平6−336745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側から外側に傾斜する傾斜面を内面に
    有すると共に、外側から内側に小角度で傾斜する傾斜面
    を外面に有する先端形状の持つ筒状の刃口ブロックの上
    面に、少なくとも1個の筒状ブロックを載せて刃口ブロ
    ックと一体に連結固定し、周面が下方に向かって拡がる
    傾斜面の底板ブロックを刃口ブロックの下部内に挿嵌
    し、その底板ブロックの周辺と刃口ブロックの下部周面
    とで形成される楔状の開口部に防水処置を施すと共に、
    四角部を除いてアングル材からなる連結金具を底板ブロ
    ックの上面の周縁に載置し、底板ブロックおよび刃口ブ
    ロックに埋め込んだ埋設金具と螺合するボルトを、連結
    金具の垂直面に穿設した横長のボルト挿通孔と、水平面
    に穿設した縦長のボルト挿通孔から挿通して底板ブロッ
    クを固着するように構成したケーソンプレハブ人孔。
  2. 【請求項2】 地盤に所定大きさの立孔を掘削して、該
    立孔内に内側から外側に傾斜する傾斜面を内面に有する
    と共に、外側から内側に小角度で傾斜する傾斜面を外面
    に有する先端形状の持つ筒状の刃口ブロックを据置き、
    その上面に少なくとも1個の筒状ブロックを載せて刃口
    ブロックと一体に連結固定し、筒状ブロックの内部から
    底部の土を掘削しながら自重により所定の位置まで沈下
    させ、底部地面を平らにして砕石を入れ転圧し、その
    後、砂を入れ充分転圧して水平面とし、この作業におい
    て湧水が生じるとポンプにより湧水を外部に排出させ、
    少なくとも2分割された周面が下方に向って拡がる傾斜
    面の底板ブロックをその内部に挿嵌し、底板ブロックの
    四角部を除いてアングル材からなる連結金具を周縁に載
    置し、底板ブロックおよび刃口ブロックに埋め込んだ埋
    設金具と螺合するボルトを、連結金具の垂直面に穿設し
    た横長のボルト挿通孔と、水平面に穿設した縦長のボル
    ト挿通孔から挿通して底板ブロックを固着すると共に、
    底板ブロックの四角部の連結金具のない空隙部から膨脹
    性モルタルを圧入して周辺に形成された楔状開口部に充
    することを特徴とするケーソンプレハブ人孔の施工
    法。
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