JP2000265474A - 構築物の仮締切工法 - Google Patents
構築物の仮締切工法Info
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Abstract
切工法を提供する。 【解決手段】水底1上に構築物2を固定して設置するた
めの工法であって、板状に形成してあるとともに下縁に
止水用フラップ3を設けてあり、さらに浮体4を着脱可
能に設けた締切鋼殻5を用意し、この締切鋼殻5を所定
間隔で平行に向かい合わせて水底1上に立設する工程、
締切鋼殻5の内側から水底1に支持杭6を打設し、さら
にこの支持杭6と締切鋼殻5とを締着する工程、これら
支持杭6に沿って矢板7を水底1に夫々打設する工程、
この矢板7と締切鋼殻5との結合面周囲に止水モルタル
8を注入する工程、対向する矢板7間の排水を行うとと
もに露出した水底土を所定深度まで掘削する工程、この
掘削部分上に構築物2を設置するとともに、排水部分に
注水する工程、支持杭6及び矢板7の締切鋼殻5との結
合を切断する工程、及び締切鋼殻5を撤去する工程とを
含んでいる。
Description
に関し、更に詳細には比較的浅深度の水底に構築物を固
定する方法に関する。
度の水底に橋脚などの構築物(躯体)を設置する場合、
構築物が構築される部分の周囲を仮締切の板材で覆い、
内部を排水することで施工を容易にする仮締切工法が採
用されることがある。
に直接に仮締切を設置する。例えば地盤がある程度柔ら
かい場合には鋼矢板、鋼管矢板等を連続に打ち込むこと
が多く、また打ち込むのが不可能なほど硬い地盤では穿
孔機の補助による建て込みや重力式の仮締切を築造す
る。
へ掘削を行ったり構築物を構築する上で作業足場を兼ね
ることが多いため、その設置や撤去が容易であることが
望ましい。
水域(2)狭隘で陸地が作業用地として使用できない場
合(3)道路橋や鉄道橋等によって桁下空間に余裕がな
い場合(4)水底に汚染物質が存在していて解放水域で
の土砂掘削等ができない場合。等には施工の可否を左右
する問題となる。
切工法では仮締切の施工に、杭内船、土運船、クレーン
船、プラント船等の大型施工機械が必要となる。したが
って、水面上の高さは少なくとも10m程度は必要とな
り、また喫水も最低2m程度となる。
ような環境下では水路やボックスカルバートを施工でき
ないという問題がある。本発明はかかる従来の問題点を
解決するためになされたもので、水上に充分な空間が得
られないところや浅深度のところでも仮締切の設置や撤
去が容易な構築物の仮締切工法を提供することにある。
的課題を解決するために以下のような方法を採った。す
なわち、水底1上に構築物2を固定して設置するための
工法であって、板状に形成してあるとともに下縁に止水
用フラップ3を設けてあり、さらに浮体4を着脱可能に
設けた締切鋼殻5を用意する。
ルト締めするためのブラケットを設けてもよい。また、
締切鋼殻5全体を複数の部材に分割し、これらを結合し
て構成してもよい。なお、止水用フラップ3はゴム製が
好適であり、その幅や形状は漏水を防止するため水底の
状態によって決定するのがよい。
を所定間隔で平行に向かい合わせて水底1上に立設する
工程、双方の締切鋼殻5の内側から水底1に支持杭6を
打設し、さらにこの支持杭6と締切鋼殻5とを締着する
工程を有している。
底1に夫々打設する工程、この矢板7と締切鋼殻5との
結合面周囲に止水モルタル8を注入する工程、対向する
矢板7間の排水を行うとともに露出した水底土を所定深
度まで掘削する工程を有している。
荷重量あるいは水底1の強度等種々の条件により判断す
べきもので、必ずしも行う必要はない。なお、基礎構築
する際にはバケットによる掘削の他、ハンマーによる杭
打設も可能である。
面に固結改良体を注入することも可能である。これは、
地盤の状態が悪いとき、例えば、湧水に伴うボイリング
があるようなときに実施するのがよい。
もに、排水部分に注水する工程、支持杭6及び矢板7の
締切鋼殻5との結合を切断する工程、及び締切鋼殻5を
撤去する工程により本仮締切工法を利用した本体構造物
が完成する。
した構築物の築造方法を、図1ないし図9に示される実
施形態について更に詳細に説明する。なお、図10は施
工手順を示すフローチャート図である。
に構築物2を固定するために予め締切鋼殻5を水底1上
に設置する工程を示している。締切鋼殻5は無底無蓋の
箱形をなしており、下縁にゴム製の止水用フラップ3を
設けてある(ステップ50)。この止水用フラップ3は
2重になっており、水底1に密接して締切鋼殻5で囲ま
れた部分に浸水しないようになっている。
可能に設けられており、締切鋼殻5の水中での移動が容
易となるようになっている。締切鋼殻5の下部内側には
断面長方形のブラケット5aが溶接されている。このブ
ラケットにはボルト孔(図示せず)が穿設されている。
に示すように、締切鋼殻5の内側から水底1に支持杭6
を打設する(ステップ51)。完全に打設した状態で支
持杭6の上端をボルトでブラケット5aに締着する(ス
テップ52)。これにより土留めと地盤の安定が図られ
るようになっている。
って矢板7を水底1に夫々打設する(ステップ53)。
そして矢板7と締切鋼殻5との結合面周囲に止水モルタ
ル8を注入する(ステップ54)。ここで水底1の強度
が弱い場合には、図4に示すように、セメントなどの固
結改良体を地盤に注入する(ステップ55)。
まれた部分の水を抜き水位9を下げた後ドライアップを
実施する(ステップ56)。また、必要に応じて掘削及
び排土を行う(ステップ57)。続いて、この掘削部分
上に構築物2を設置(図6)するとともに(ステップ5
8)、排水部分に注水する(図7)(ステップ59)。
し支持杭6及び矢板7の締切鋼殻5との結合を解除す
る。このとき、止水モルタル8も同時に切断する(ステ
ップ60)。
び矢板7は地中に残り締切鋼殻5だけを取り外すことが
できる(ステップ61)。締切鋼殻5には損傷がなく繰
り返し使用することが可能である。
構築する際、締切鋼殻の設置や撤去が容易であり、大規
模な設備や広い空間が不要である。このため、水深が浅
く作業船が入れない水域や狭隘で陸地が作業用地として
使用できない場合、さらには道路橋や鉄道橋等によって
桁下空間に余裕がない場合でも仮締切工法の実施が可能
となった。
の第1段階を示す断面図である。
の第2段階を示す断面図である。
の第3段階を示す断面図である。
の第4段階を示す断面図である。
の第5段階を示す断面図である。
の第6段階を示す断面図である。
の第7段階を示す断面図である。
の第8段階を示す断面図である。
の第9段階を示す断面図である。
法の施工手順を示すフローチャート図である。
Claims (1)
- 【請求項1】水底上に構築物を固定して設置するための
工法であって、 板状に形成してあるとともに下縁に止水用フラップを設
けてあり、さらに浮体を着脱可能に設けた締切鋼殻を用
意し、この締切鋼殻を所定間隔で平行に向かい合わせて
水底上に立設する工程、締切鋼殻の内側から水底に支持
杭を打設し、さらにこの支持杭と締切鋼殻とを締着する
工程、これら支持杭に沿って矢板を水底に夫々打設する
工程、この矢板と締切鋼殻との結合面周囲に止水モルタ
ルを注入する工程、対向する矢板間の排水を行うととも
に露出した水底土を所定深度まで掘削する工程、この掘
削部分上に構築物を設置するとともに、排水部分に注水
する工程、支持杭及び矢板の締切鋼殻との結合を切断す
る工程、及び締切鋼殻を撤去する工程とを含むことを特
徴とする構築物の仮締切工法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP07455499A JP4206165B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 構築物の仮締切工法 |
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Publications (2)
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Family
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JP07455499A Expired - Fee Related JP4206165B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 構築物の仮締切工法 |
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JP (1) | JP4206165B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1999
- 1999-03-18 JP JP07455499A patent/JP4206165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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