JPH07186796A - 電動シート制御装置 - Google Patents

電動シート制御装置

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Publication number
JPH07186796A
JPH07186796A JP33769393A JP33769393A JPH07186796A JP H07186796 A JPH07186796 A JP H07186796A JP 33769393 A JP33769393 A JP 33769393A JP 33769393 A JP33769393 A JP 33769393A JP H07186796 A JPH07186796 A JP H07186796A
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JP
Japan
Prior art keywords
reclining
motor
seat back
generating means
signal
Prior art date
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Application number
JP33769393A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Furuse
瀬 隆 久 古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の走行中におけるシートバック傾斜時の
違和感を与えないようにするとともに、再走行に際して
は、確実にシートバックを所定の位置に戻すように制御
を行う電動シート制御装置を提供する。 【構成】 停止中は、シートバックが所定のリクライン
グ位置を越えて後傾側にリクライニング移動したとき、
所定のリクライニング位置を少し越えてからワーニング
ランプを点灯させ、ワーニングランプが点灯中にシート
バックが所定のリライニング位置を越えて前起側に移動
した際に、所定のリクライニング位置を越えたと同時
に、点灯時に対するヒシテリシスをもってワーニングラ
ンプ5を消灯させるヒステリシス駆動信号発生手段11
1を備えたコントローラ100をそなえている電動シー
ト制御装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のシートを自
動的に駆動させる電動シート装置に関し、特にシートバ
ックを駆動させるのに利用される電動シート制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のシートを自動的に駆動さ
せる電動シート装置においてシートバックを駆動させる
電動シート制御装置としては、車両が走行中、シートバ
ックが前傾位置から後傾側にリクライニング移動してい
る際に、シートバックのシートクッションに対する傾斜
角度が所定の値を越えたと同時にリクライニングの位置
を検出するポジションスイッチがオンするため、コント
ローラはポジションスイッチのオンを認識してリクライ
ニングモータを停止させるとともにワーニングランプを
点灯させてシートバックの傾斜位置が好ましくない位置
にあることの警告を乗員に対して行ってシートバックを
後傾させすぎないように促している。コントローラは、
車両が走行中にポジションスイッチがオフしている範囲
に相当する調整可能範囲内でリクライニング移動を可能
とするとともにポジションスイッチのオンに応答してリ
クライニング移動を不可能とし、車両が停止中は全範囲
でリクライニング移動を可能とするとともに、ワーニン
グランプはシートバックが走行中の調整可能範囲より後
傾側に移動した場合には点灯するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した電動シート制
御装置では、走行中にポジションスイッチのオフに応答
してリクライニングモータを作動可能とし、ポジション
スイッチのオンに応答してリクライニングモータを作動
不可能としている構造であり、走行中にシートバックを
リクライニング移動させて調整可能範囲内の最後傾位置
まで移動させた際に、ワーニングランプを点灯させるも
のであり、ワーニングランプが点灯してしまうことで乗
員に違和感を与えかねないという問題点があり、前記問
題点を解決することが課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わる電動シート制御装置
は、車両の走行中におけるシートバックの後傾時の違和
感を与えないようにするとともに、再走行に際しては確
実にシートバックを所定の位置に戻すように促す制御を
行う電動シート制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電動シ
ート制御装置は、シートバックを前傾位置から後傾位置
までのあいだでリクライニング移動させるリクライニン
グモータと、リクライニングモータを駆動させるモータ
駆動手段と、モータ駆動手段を作動させるマニュアル信
号を発生するリクライニングマニュアルスイッチと、リ
クライニングモータの駆動に対応してパルス信号を発生
するモータパルス発生手段と、シートバックが前傾位置
と後傾位置とのあいだでの所定のリクライニング位置を
越えて後傾した際に位置信号を発生するリクライニング
位置信号発生手段と、シートバックのリクライニング移
動に応答して点灯するワーニングランプと、車両が走行
している際に走行信号を発生する走行信号発生手段と、
走行信号発生手段よりの走行信号が存在していない際
に、リクライニングモータによりシートバックが後傾側
に移動されてリクライニング位置信号発生手段より位置
信号が発生したとき、モータパルス発生手段よりのパル
ス数が予め定められた値を越えてからワーニングランプ
を点灯させ、且つリクライニングモータによりシートバ
ックが前傾側に移動されてワーニングランプが点灯中に
前記リクライニング位置信号発生手段より位置信号が消
滅したときから、点灯時に対するヒシテリシスをもって
ワーニングランプを消灯させるヒステリシス駆動信号発
生手段を備えたコントローラとをそなえている構成とし
たことを特徴としており、必要に応じて採用される実施
態様においてコントローラは、走行信号発生手段よりの
走行信号が存在している際に、リクライニング位置信号
発生手段より位置信号が発生したとき、リクライニング
モータに対する電流供給を中止することとしており、必
要に応じて採用される他の実施態様においてコントロー
ラは、モータパルス発生手段よりのパルス数を予め定め
られた値までカウントするポジションカウンタを有する
こととしており、必要に応じて採用される他の実施態様
においてコントローラは、リクライニングモータにより
シートバックが後傾側に移動されてリクライニング位置
信号発生手段が位置信号を発生している際、モータパル
ス発生手段よりのパルス数が予め定められた値に到達す
る以前にリクライニングモータを停止して、さらにリク
ライニングモータによりシートバックが前傾側に移動さ
れてモータパルス発生手段よりのパルス数に変化があっ
たとき、ポジションカウンタにより既にカウントしてい
るカウント数を減算することとしている。
【0007】
【発明の作用】この発明に係わる電動シート制御装置
は、停止中に、シートバックが所定のリクライング位置
を越えて後傾側にリクライニング移動すると、モータパ
ルス発生手段よりのパルス数が予め定められた値を越え
てからワーニングランプが点灯し、ワーニングランプが
点灯中にシートバックが所定のリライニング位置を越え
て前傾側に移動すると、リクライニング位置信号発生手
段よりの位置信号が消滅したときから点灯時に対するヒ
シテリシスをもってワーニングランプが消灯する。それ
故、停止中に、ワーニングランプはシートバックが所定
のリライニング位置を越えたと同時に点灯せずに、シー
トバックが所定のリクライニング位置を越えて少しだけ
後傾側に移動してから点灯し、ワーニングランプが点灯
している際に、シートバックが前傾側に移動して所定の
リクライニング位置を越えると同時にワーニングランプ
は消灯するものとなる。
【0008】
【実施例】図1ないし図6には、この発明に係わる電動
シート制御装置の一実施例が示されている。図1は電動
シート制御装置の機能ブロック図、図2は電動シート制
御装置の具体的回路図、図3,図4は電動シート制御装
置の制御動作を説明するフローチャート、図5は電動シ
ート制御装置の時間を追った制御動作を説明するタイミ
ングチャート、図6は電動シート制御装置の制御動作を
シートバックの傾斜角度によって示した説明図である。
【0009】図示する電動シート制御装置1には、主と
して、シフトスイッチ2、リクライニングマニュアルス
イッチ3、ワーニングランプ5、コントローラ100が
備えられており、コントローラ100内にはマイクロコ
ンピュータ(制御機能)101とシフトスイッチ検出手
段102とマニュアルスイッチ検出手段103とモータ
駆動手段104とモータパルス検出手段105とランプ
駆動手段107とポジションスイッチ検出手段108と
が内蔵されていて、マイクロコンピュータ101にはポ
ジションカウンタ110とヒステリシス駆動信号発生手
段111とを備えている。
【0010】シフトスイッチ2は走行信号発生手段に相
当し、図示しないオートマチックトランスミッションが
走行ポジションを選択されていると、図2に示すよう
に、接地された可動接点2aがマイクロコンピュータ1
01のシフトスイッチ入力ポート101aに接続された
常開固定接点2bに接続されて前記シフトスイッチ入力
ポート101aをローレベルにするため、図示しない入
力インターフェイスを介してシフトスイッチ検出手段1
02によってマイクロコンピュータ101内の所定のア
ドレスに信号が置き換えられて書き込まれる。前記オー
トマチックトランスミッションが走行ポジションを選択
されていないと、可動接点2aは常開固定接点2bに接
続されないのでシフトスイッチ入力ポート101aをロ
ーレベルとせずに前回と同じ状態を保っているため、マ
イクロコンピュータ101内の所定のアドレスへの書き
込みは行われない。
【0011】リクライニングマニュアルスイッチ3は図
6に示すシート20の側部に取付けられており、前傾側
となるアップ側に乗員によってオン操作されると、図2
に示すように、マイクロコンピュータ101のアップ入
力ポート101bに接続されたアップ側常開固定接点3
bに、接地された可動接点3aが接続されてアップ入力
ポート101bをローレベルにするため、図示しない入
力インターフェイスを介してマニュアルスイッチ検出手
段103によってマイクロコンピュータ101内の所定
のアドレスに信号を置き換えて書き込まれる。また、前
傾側に相反する後傾側となるダウン側に乗員によってオ
ン操作されると、マイクロコンピュータ101のダウン
入力ポート101cに接続されたダウン側常開固定接点
3cに可動接点3aが接続されてダウン入力ポート10
1cをローレベルにするため、図示しない入力インター
フェイスを介してマニュアルスイッチ検出手段103に
よってマイクロコンピュータ101内の所定のアドレス
に信号を置き換えて書き込まれる。
【0012】モータ駆動手段104は、主として、アッ
プ側リレーRL1,ダウン側リレーRL2,アップ側ス
イッチングトランジスタTR1,ダウン側スイッチング
トランジスタTR2からなる電源接続手段である。
【0013】モータ駆動手段104は前記リクライニン
グマニュアルスイッチ3がアップ側にオン操作される
と、第1のダイオードD1を介して電源50の電流がア
ップ側リレーRL1のリレーコイルRL1−1に供給さ
れてリレーコイルRL1−1が励磁され、リレー可動接
点RL1−2が、接地されたリレー常閉固定接点RL1
−3からリレー常開固定接点RL1−4に接続されるた
め、電源50の電流をリクライニングモータ6の一方の
ブラシ端子6aから他方のブラシ端子6bに流してリク
ライニングモータ6のモータシャフト6cを正回転させ
る。
【0014】また、モータ駆動手段104は前記リクラ
イニングマニュアルスイッチ3がダウン側にオン操作さ
れると、第2のダイオードD2を介して電源50の電流
がダウン側リレーRL2のリレーコイルRL2−1に供
給されてリレーコイルRL2−1が励磁され、リレー可
動接点RL2−2が、接地されたリレー常閉固定接点R
L2−3からリレー常開固定接点RL2−4に接続され
るため、電源50の電流をリクライニングモータ6の他
方のブラシ端子6bから一方のブラシ端子6aに流して
リクライニングモータ6のモータシャフト6cを逆回転
させる。
【0015】そして、モータ駆動手段104は、マイク
ロコンピュータ101のアップ出力ポート101dがハ
イレベルになることによって図示しない出力インターフ
ェイスを介して発生するアップリレー出力信号によりア
ップ側スイッチングトランジスタTR1がオンするた
め、アップ側リレーRL1が作動してリクライニングモ
ータ6に電源50の電流を正方向に供給し、リクライニ
ングモータ6のモータシャフト6cを正方向に回転さ
せ、マイクロコンピュータ101のダウン出力ポート1
01eがハイレベルになることによって図示しない出力
インターフェイスを介して発生するダウンリレー出力信
号によりダウン側スイッチングトランジスタTR2がオ
ンするため、ダウン側リレーRL2が作動してリクライ
ニングモータ6に電源50の電流を逆方向に供給し、リ
クライニングモータ6のモータシャフト6cを逆方向に
回転させる。
【0016】ここで、シート20には前記リクライニン
グモータ6と、モータパルス発生手段7と、リクライニ
ング位置信号発生手段となるポジションスイッチ8とが
設けられている。
【0017】リクライニングモータ6は図6により明ら
かなように、シートクッション21に対して回動可能に
取付けられているシートバック22にモータシャフト6
cが結合されているため、正方向の電流が供給されるこ
とによってモータシャフト6cが正回転するとシートバ
ック22をシートクッション21に対する前傾リミット
位置Aと後傾リミット位置Bとのあいだの移動ストロー
ク内を前傾リミット位置Aまで移動させ、逆方向の電流
が供給されることによってモータシャフト6cが逆回転
するとシートバック22を移動ストローク内で後傾リミ
ット位置Bまで移動させる。リクライニングモータ6の
モータシャフト6cはモータパルス発生手段7に連結さ
れている。
【0018】モータパルス発生手段7は図2に示すよう
に、リクライニングモータ6のモータシャフト6cに取
付けられた図示しないマグネットの近傍に配置されたリ
ードスイッチであって、一端が接地され、他端がマイク
ロコンピュータ101のモータパルス入力ポート101
fに接続されているため、リクライニングモータ6のモ
ータシャフト6cが回転することによってモータシャフ
ト6cの回転数に対応してパルス信号を発生する。パル
ス信号はモータシャフト6cが正回転しても、逆回転し
ても発生する。モータパルス発生手段7が発生したパル
ス信号は図示しない入力インターフェイスを介してモー
タパルス検出手段105により置き換えられてマイクロ
コンピュータ101内のポジションカウンタ110によ
ってカウントされて所定のアドレスに書き込まれる。ポ
ジシヨンカウンタ110は後述するポジションスイッチ
8がオフ状態からオン状態になったときにカウントを開
始し、カウント数が予め定められたn個になったらカウ
ントを終了する。
【0019】ポジションスイッチ8は図2に示すよう
に、マイクロコンピュータ101のポジション入力ポー
ト101gに接続されたコンタクタ8aがシートバック
22の傾斜にともなって移動するようになっており、こ
のコンタクタ8aは接地されたコンタクトプレート8b
に対して接触可能となっている。コンタクトプレート8
bの導通範囲は図6に示すように、シートクッション2
1に対するシートバック22の傾斜がほぼ起立状態とな
る所定のリクライニング位置に相当するニュートラル位
置Nから後傾リミット位置Bまでに相当しているため、
ポジションスイッチ8は、シートバック22が前傾リミ
ット位置Aから後傾リミット位置Bに向けて移動される
際にニュートラル位置Nに到達するとオン状態となって
位置信号を発生し、シートバック22が後傾リミット位
置Bから前傾リミット位置Aに向けて移動される際に前
記ニュートラル位置Nを通過するとオフ状態となって前
記位置信号の発生を中止する。
【0020】前記ポジションスイッチ8がオン状態とな
っていると、マイクロコンピュータ101のポジション
入力ポート101gをローレベルにするため、図示しな
い入力インターフェイスを介してポジションスイッチ検
出手段108によってマイクロコンピュータ101内の
所定のアドレスに信号を置き換えて書き込まれ、ポジシ
ョンスイッチ8がオフ状態となっていると前回と同じ状
態を保っているため、マイクロコンピュータ101内の
所定のアドレスへの書き込みは行われない。
【0021】ワーニングランプ5は運転席のインストル
メントパネル上に設置されている。
【0022】ワーニングランプ5は一端が電源50に接
続され、他端がワーニングランプスイッチングトランジ
スタTR3のコレクタに接続され、ワーニングランプス
イッチングトランジスタTR3はエミッタが接地され、
ベースがマイクロコンピュータ101のワーニングラン
プ駆動出力ポート101iに接続されているため、ワー
ニングランプ5は図示しない出力インターフェイスを介
してランプ駆動手段107によってワーニングランプ点
灯出力が発生することによってワーニングランプスイッ
チングトランジスタTR3がオンすると点灯してシート
バック22が倒れ過ぎていることを乗員に警告する。
【0023】一方、マイクロコンピュータ101は読出
し専用メモリ(ROM)および随時書込み読出しメモリ
(RAM)によって構成されており、書き込まれている
プログラムに従い、シフトスイッチ検出手段102によ
って書き込まれている走行状態入力データ、マニュアル
スイッチ検出手段103によって書き込まれているアッ
プ側のスイッチ入力データ、マニュアルスイッチ検出手
段103によって書き込まれているダウン側のスイッチ
入力データ、ポジションカウンタ110に書き込まれて
いるパルス信号数、ポジションスイッチ検出手段108
によって書き込まれているポジション入力データからな
る外部データを取り込み、前記シフトスイッチ検出手段
102による走行状態入力データが書き込まれていて、
ポジションスイッチ検出手段108によるポジション入
力データが書き込まれると、モータ駆動手段104をオ
フ状態に保持する。
【0024】また、マイクロコンピュータ101は走行
状態入力データが書き込まれておらず、且つマニュアル
スイッチ検出手段103によるダウン側のスイッチ入力
データが書き込まれていて、且つポジションスイッチ検
出手段108によるポジション入力データが書き込まれ
ている際に、ポジションカウンタ110に書き込まれて
いるパルス信号数が予め定められたn個を越えると同時
にヒステリシス駆動信号発生手段111によってランプ
フラグをセットし、ランプフラグによってランプ駆動手
段107がワーニングランプ点灯出力を発生する。
【0025】そして、マイクロコンピュータ101は走
行状態入力データが書き込まれておらず、且つマニュア
ルスイッチ検出手段103によるアップ側入力データが
書き込まれていて、且つポジションスイッチ検出手段1
08によるポジション入力データが書き込まれている際
に、ポジションスイッチ検出手段108によるポジショ
ン入力データが入力されなくなったと同時に、ヒステリ
シス駆動信号発生手段111によりセットされたランプ
フラグをリセットするため、ランプ駆動手段107のワ
ーニングランプ点灯出力をカットオフする。
【0026】そしてまた、マイクロコンピュータ101
は走行状態入力データが書き込まれておらず、且つマニ
ュアルスイッチ検出手段103によるダウン側のスイッ
チ入力データが書き込まれていて、且つポジションスイ
ッチ検出手段108によるポジション入力データが書き
込まれている際に、ポジションカウンタ110に書き込
まれているパルス信号数が予め定められたn個を越える
以前にマニュアルスイッチ検出手段103によるダウン
側のスイッチ入力データの入力がなくなり、マニュアル
スイッチ検出手段103によるアップ側のスイッチ入力
データが書き込まれたとき、そのときまでポジションカ
ウンタ110に書き込まれたパルス信号数を以後のパル
ス信号数で減算する。この際の減算によってポジション
カウンタ110はシートバック22のニュートラル位置
Nを基点としたカウント数に狂いを生じない。
【0027】このような構成をなす電動シート制御装置
1は、図3および図4に示すフローチャートに基づいて
動作を行い、図5に示すタイムチャートに基づいて時間
的な動作を行う。
【0028】電源50の電流が供給されると、プログラ
ムが開始され、車両が停止していて、リクライニングマ
ニュアルスイッチ3がオン操作されていないと、ステッ
プ60においての走行状態であるか否かの判別でステッ
プ61に移行し、ステップ61においてポジションスイ
ッチ8がオン状態である否かの判別がなされ、ポジショ
ンスイッチ8はオン状態ではないのでステップ62に移
行し、ステップ62においてポジションカウンタ110
のカウント数のリセットがなされてステップ63に移行
し、ステップ63においてランプフラグをリセットして
ステップ64に移行し、ステップ64においてランプ駆
動手段107のワーニングランプ点灯出力をオフ状態と
して次のルーチンに移行する。
【0029】その後に車両が走行を開始し、シートバッ
ク22がニュートラル位置Nよりも前傾側にある際に、
図5に示す時刻Cにおいてリクライニングマニュアルス
イッチ3がダウン側にオン操作されると、ステップ60
においての判別でステップ65に移行し、ステップ65
においてポジションスイッチ8がオン状態か否かの判別
がなされ、ポジションスイッチ8はオフ状態にあるため
ステップ66に移行し、ステップ66においてアップ側
のリレー出力もダウン側のリレー出力もオフ状態として
ステップ61に移行し、ステップ61においての判別で
ポジションスイッチ8はオン状態ではないのでステップ
62に移行し、ステップ62においてポジションカウン
タ110のカウントのリセットがなされてステップ63
に移行し、ステップ63においてランプフラグをリセッ
トしてステップ64に移行し、ステップ64においてラ
ンプ駆動手段107のワーニングランプ点灯出力をオフ
状態として次のルーチンに移行する。走行中はワーニン
グランプ点灯出力は発生しない。
【0030】リクライニングマニュアルスイッチ3がダ
ウン側にオン操作されたことによってモータ駆動手段1
04のダウン側リレーRL2が作動するため、リクライ
ニングモータ6はモータシャフト6cが逆回転してシー
トバック22を後傾側にリクライニング移動させる。
【0031】シートバック22は後傾側にリクライニン
グ移動されてニュートラル位置Nを越えると、ポジショ
ンスイッチ8が時刻Dにおいてオン状態となるため、ス
テップ60においての判別でステップ65に移行し、ス
テップ65においての判別でポジションスイッチ8はオ
ン状態であるため、ステップ67に移行し、ステップ6
7においての判別でリクライニングマニュアルスイッチ
3はダウン側にオン操作されているのでステップ68に
移行し、ステップ68においてモータ駆動手段104の
アップ側リレーRL1およびダウン側リレーRL2を同
時に作動させることによりリクライニングモータ6をア
ーマチュアショートさせてモータシャフト6cを制動し
シートバック22をニュートラル位置Nで停止させる。
【0032】車両が走行中はリクライニングマニュアル
スイッチ3を後傾側にオン操作し続けてもシートバック
22がニュートラル位置Nに到達することによってポジ
ションスイッチ8がオン状態となったと同時にシートバ
ック22は停止され、ニュートラル位置Nを越えて後傾
側に移動することはできない。
【0033】時刻Dの以後の時刻Eにおいてリクライニ
ングマニュアルスイッチ3はオフ操作され、時刻Eの以
後の時刻Fにおいて車両が停止し、時刻Eの以後の時刻
Fにおいてリクライニングマニュアルスイッチ3がダウ
ン側にオン操作されると、ステップ60においての判別
でステップ61に移行し、ステップ61においての判別
でポジションスイッチ8はオン状態にあるため、ステッ
プ69に移行し、ステップ69においての判別でランプ
フラグはセットされていないのでステップ70に移行
し、ステップ70においての判別でリクライニングマニ
ュアルスイッチ3はダウン側にオン操作されているので
ステップ71に移行し、ステップ71においての判別で
ポジションカウンタ110のパルス変化の有無が監視さ
れ、ポジションカウンタ110のカウントがn回になる
まではステップ72に移行してポジションカウンタ11
0のカウントに変化があるか否かが判別されて次のルー
チンに移行し、ステップ71においての判別でポジショ
ンカウンタ110のカウントがn回になるまでのあいだ
でパルスに変化があるとステップ72からステップ74
に移行してポジションカウンタ110のカウントをイン
クリメントしておいてから次のルーチンに移行し、シー
トバック22がニュートラル位置Nから後傾側に移動し
て時刻Hにおいてポジションカウンタ110のカウント
が予め定められたn回(2回)となると、ステップ71
においての判別でステップ73へ移行するため、ステッ
プ73においてランプフラグをセットして次のルーチン
に移行する。ランプフラグがセットされたことによっ
て、つぎの回のルーチンでステップ60からステップ6
1に移行し、ステップ61からステップ69に移行し、
ステップ69においての判別でステップ75に移行し、
ステップ75においてヒステリシス駆動信号発生手段1
11によってランプ駆動手段107よりワーニングラン
プ点灯出力が発生するため、時刻Hにおいてワーニング
ランプ5を点灯させて乗員にシートバック22が傾斜し
過ぎていることの警告を行う。
【0034】時刻Hの以後の時刻Iにおいてリクライニ
ングマニュアルスイッチ3はオフされ、時刻Iの以後の
時刻Jにおいてリクライニングマニュアルスイッチ3が
アップ側にオン操作されると、モータ駆動手段104の
アップ側リレーRL1が作動するため、リクライニング
モータ6はモータシャフト6cが正回転してシートバッ
ク22を前傾側にリクライニング移動させる。
【0035】シートバック22が前傾側にリクライニン
グ移動されてニュートラル位置Nを時刻Kにおいて越え
ると、ポジションスイッチ8も同時にオフ状態となり、
ステップ60においての判別でステップ61に移行し、
ステップ61においての判別でステップ62に移行して
ポジションカウンタ110をクリアしてステップ63に
移行し、ステップ63においてランプフラグをリセット
してステップ64に移行し、ステップ64においてヒス
テリシス駆動信号発生手段111によってランプ駆動手
段107よりのワーニングランプ点灯出力の発生を中止
するため、時刻Kにおいてワーニングランプ5を消灯さ
せる。
【0036】ポジションスイッチ8が時刻Kにおいてオ
フ状態となるのに同期してワーニングランプ5は消灯
し、リクライニングマニュアルスイッチ3が時刻Kの以
後の時刻Lにおいてオフ操作されると、モータ駆動手段
104のアップ側リレーRL1は作動を中止されるので
リクライニングモータ6はモータシャフト6cが回転を
停止し、リクライニングマニュアルスイッチ3がオフ操
作されたときの位置にシートバック22を停止させるも
のとなる。
【0037】そして、車両が停止中に、シートバック2
2がニュートラル位置Nを越えて後傾側に移動されてい
る際に、ポジションカウンタ110のカウントがn回に
到達する以前にリクライニングマニュアルスイッチ3の
ダウン側へのオン操作が中止されると、ステップ60に
おいての判別でステップ61に移行し、ステップ61に
おいての判別でステップ69に移行し、ランプフラグは
セットされていないのでステップ70に移行し、リクラ
イニングマニュアルスイッチ3はダウン側にオン操作さ
れていないのでステップ76に移行し、ステップ76に
おいての判別でリクライニングマニュアルスイッチ3が
オフ操作されていると次のルーチンに移行し、ステップ
76においての判別でリクライニングマニュアルスイッ
チ3がアップ側にオン操作されているとステップ77に
移行し、ステップ77においてポジションカウンタ11
0のカウントに変化があるか否かが判別されて次のルー
チンに移行し、ステップ77においての判別でポジショ
ンカウンタ110のカウントがn回になるまでのあいだ
でパルスに変化があるとステップ77からステップ78
に移行してポジションカウンタ110のカウントをデク
リメントしておいてから次のルーチンに移行するため、
シートバック22がニュートラル位置Nを越えて後傾側
に移動されている際に、ポジションカウンタ110のカ
ウントがn回に到達する以前にリクライニングマニュア
ルスイッチ3のダウン側へのオン操作が中止され、アッ
プ側へのオン操作が行われたときに、ポジションカウン
タ110により既にカウントしているカウントを減算す
ることによってポジションカウンタ110のカウントの
基点となるニュートラル位置Nを零カウントに設定する
ものとなる。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる電動シート制御装置は上述した構成を有することか
ら、停止中はワーニングランプの点灯及び消灯の方法
を、後傾側の移動に際しては、シートバックが所定のリ
クライニング位置に到達しても点灯させずに、さらに、
シートバックが所定のリクライニング位置を超えて少し
だけ後傾側に移動してから点灯させ、前傾側の移動に際
しては、シートバックが所定のリクライニング位置を越
えたときに消灯させるようにしたので、走行中にシート
バックをリクライニング移動させて調整可能範囲内の最
後傾位置まで移動させた際にはシートバックの傾斜位置
が好ましくない位置にあることの警告であるワーニング
ランプを点灯させないようにして乗員に違和感を与えな
いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電動シート制御装置の一実施
例の機能ブロック図である。
【図2】図1に示した電動シート制御装置の具体的回路
図である。
【図3】図1に示した電動シート制御装置の制御動作を
説明するフローチャートである。
【図4】図1に示した電動シート制御装置の制御動作を
説明するフローチャートである。
【図5】図1に示した電動シート制御装置の時間を追っ
た制御動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】図1に示した電動シート制御装置の制御動作を
シートバックの傾斜角度によって示した説明図である。
【符号の説明】
1 電動シート制御装置 2 走行信号発生手段 3 リクライニングマニュアルスイッチ 4 走行信号発生手段 5 ワーニングランプ 6 リクライニングモータ 7 モータパルス発生手段 8 リクライニング位置信号発生手段 22 シートバック 100 コントローラ 104 モータ駆動手段 111 ヒステリシス駆動信号発生手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックを前傾位置から後傾位置ま
    でのあいだでリクライニング移動させるリクライニング
    モータと、 前記リクライニングモータを駆動させるモータ駆動手段
    と、 前記モータ駆動手段を作動させるマニュアル信号を発生
    するリクライニングマニュアルスイッチと、 前記リクライニングモータの駆動に対応してパルス信号
    を発生するモータパルス発生手段と、 前記シートバックが前傾位置と後傾位置とのあいだでの
    所定のリクライニング位置を越えて後傾した際に位置信
    号を発生するリクライニング位置信号発生手段と、 前記シートバックのリクライニング移動に応答して点灯
    するワーニングランプと、 車両が走行している際に走行信号を発生する走行信号発
    生手段と、 前記走行信号発生手段よりの走行信号が存在していない
    際に、リクライニングモータによりシートバックが後傾
    側に移動されて前記リクライニング位置信号発生手段よ
    り位置信号が発生したとき、モータパルス発生手段より
    のパルス数が予め定められた値を越えてからワーニング
    ランプを点灯させ、且つリクライニングモータによりシ
    ートバックが前傾側に移動されて前記ワーニングランプ
    が点灯中に前記リクライニング位置信号発生手段より位
    置信号が消滅したときから、点灯時に対するヒシテリシ
    スをもってワーニングランプを消灯させるヒステリシス
    駆動信号発生手段を備えたコントローラとをそなえてい
    ることを特徴とする電動シート制御装置。
  2. 【請求項2】 コントローラは、走行信号発生手段より
    の走行信号が存在している際に、リクライニング位置信
    号発生手段より位置信号が発生したとき、リクライニン
    グモータに対する電流供給を中止する請求項1に記載の
    電動シート制御装置。
  3. 【請求項3】 コントローラは、モータパルス発生手段
    よりのパルス数を予め定められた値までカウントするポ
    ジションカウンタを有する請求項1、2のいずれかに記
    載の電動シート制御装置。
  4. 【請求項4】 コントローラは、リクライニングモータ
    によりシートバックが後傾側に移動されてリクライニン
    グ位置信号発生手段が位置信号を発生している際、モー
    タパルス発生手段よりのパルス数が予め定められた値に
    到達する以前にリクライニングモータを停止して、さら
    にリクライニングモータによりシートバックが前傾側に
    移動されてモータパルス発生手段よりのパルス数に変化
    があったとき、ポジションカウンタにより既にカウント
    しているカウント数を減算する請求項3に記載の電動シ
    ート制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011042293A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Aisin Seiki Co Ltd シート状態変更装置
JP2011050321A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd トラクタ
JP2011050323A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd トラクタ

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JP2011050321A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd トラクタ
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