JPH0718677Y2 - 塗膜転写具 - Google Patents

塗膜転写具

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JPH0718677Y2
JPH0718677Y2 JP8805790U JP8805790U JPH0718677Y2 JP H0718677 Y2 JPH0718677 Y2 JP H0718677Y2 JP 8805790 U JP8805790 U JP 8805790U JP 8805790 U JP8805790 U JP 8805790U JP H0718677 Y2 JPH0718677 Y2 JP H0718677Y2
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浩一 若杉
奈緒子 稲葉
勝彦 木村
勇三 直井
安都夫 岡本
智継 岡田
克郎 富永
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被転写面に転写可能な塗膜を備えた転写テー
プを使用して、記録紙等の被転写面に形成された文字や
画像を簡易に被覆除去したり、或いは、被転写面に文
字、画像、糊在を簡易に転写形成する場合等に用いられ
る塗膜転写具に関する。
より詳しくは、ハウジングに所定の姿勢で着脱自在に収
納されるカートリッジに、転写塗膜を備えた転写テープ
を巻き掛けてある繰出コアと、この繰出コアから繰出さ
れる転写テープを巻き取る巻取コアと、前記繰出コアか
ら巻取コアへのテープ移動経路途中において、前記転写
テープの転写塗膜を被転写面に転写する転写ヘッドと、
前記両コアに対する同一側面側からの軸と係合操作を許
容する軸挿入口とが設けれているとともに、前記ハウジ
ングには、前記軸挿入口を通して前記両コアの夫々に係
合する一対の駆動軸と、前記転写ヘッドを外部に臨ませ
る開口部とが設けられてなる塗膜転写具に関する。
〔従来の技術〕
この種の塗膜転写具としては、例えば特開昭63−235256
号公報で開示された構造のものが一般に良く知られてい
る。
即ち、第12図及び第13図に示すように、前記ハウジング
(H)は、前記カートリッジ(C)を着脱自在に保持す
る保持部材(H1)と、この保持部材(H1)の全体を格納
するケース部材(H2)とから構成されている。
前記保持部材(H1)には、前記カートリッジ(C)にコ
ア回転軸線方向から嵌合して、当該カートリッジ(C)
のコア回転軸線方向に対する二次元方向(左右上下方
向)での移動を接当阻止する凹部(60)が前記カートリ
ッジ(C)の輪郭形状に沿って形成されている。
この凹部(60)内には、前記カートリッジ(C)の軸挿
入口(58),(59)を通して繰出コア(51)及び巻取コ
ア(54)に係合する一対の駆動軸(52),(55)と、前
記巻取コア(54)による転写テープ(T)の巻取速度が
前記繰出コア(51)による転写テープ(T)の繰出速度
よりも大となる状態で前記両駆動軸(52),(55)同士
を連動する大小一対のギヤ(53),(56)とが設けら
れ、更に、前記大径ギヤ(53)と繰出コア(51)側の駆
動軸(52)との間には、前記繰出速度と巻取速度との速
度差をスリップにより吸収する爪クラッチ(57)が介装
されている。
また、前記保持部材(H1)とケース部材(H2)とは、そ
れらの嵌合部分にコア回転軸線方向から貫通させた連結
ピン(61)を介して出し入れ操作自在に枢支連結されて
いて、前記保持部材(H1)の凹部(60)内に保持された
カートリッジ(C)の前記コア回転軸線方向での抜出し
移動を、当該カートリッジ(C)を保持した前記保持部
材(H1)をケース部材(H2)内に格納することにより阻
止するように構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕 この従来の塗膜転写具では、前記転写テープ(T)がハ
ウジング(H)に対して着脱自在なカートリッジ(C)
内に収納されているから、転写テープ(T)の補給作業
や色彩の異なる転写テープ(T)への交換作業等を容易
に行うことができる利点を有するものの、まだ次のよう
な問題を有していた。
即ち、前記保持部材(H1)の凹部(60)は、前記カート
リッジ(C)の輪郭形状に沿って形成されているため、
この凹部(60)内にカートリッジ(C)を装着する場
合、当該凹部(60)の周壁形状とカートリッジ(C)の
輪郭形状とを正確に合致させなければならず、しかも、
前記凹部(60)内には、前記カートリッジ(C)の両コ
ア(51),(54)に係合する一対の駆動軸(52),(5
5)が設けられているため、前記凹部(60)に装着され
るカートリッジ(C)が少しでも傾くと、前記両コア
(51),(54)のボス部周縁が前記駆動軸(52),(5
5)に引っ掛かり易くなり、全体として、カートリッジ
(C)の着脱作業に手間取り易いものであった。
しかも、前記保持部材(H1)とケース部材(H2)との枢
支連結構造の一部が外部に常に露出しているため、外部
のゴミやホコリなどの悪影響を受け易い問題もあった。
本考案の目的は、ハウジングに対するカートリッジの着
脱作業の容易化を図るとともに、ヒンジ部に塵埃が付着
することに起因する回動不良も同時に改善する点にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による塗膜転写具の特徴は、前記ハウジングが、
前記開口部に対して転写ヘッドを挿抜する方向でのカー
トリッジの出し入れを許容する装着口を備えたハウジン
グ本体と、前記装着口を開閉する開閉蓋とからなり、前
記開閉蓋の内面には、前記駆動軸が取付けられ、更に、
前記開閉蓋から前記装着口を通してハウジング本体内に
延出された支持アームは、前記ハウジング本体の内面に
開閉自在に枢着されているとともに、前記支持アームに
は、当該支持アームがカートリッジ装着口の周縁に衝突
する前に前記ハウジング本体の内面に接当して支持アー
ムのそれ以上の開き方向への移動を阻止するストッパー
が設けられている点にある。
〔作用〕
前記ハウジング本体の装着口からカートリッジを所定位
置にまで挿入するだけで、当該カートリッジの転写ヘッ
ドをハウジング本体の開口に所定姿勢で臨ませることが
できるばかりでなく、このハウジング本体に挿入された
カートリッジの両コアと前記開閉蓋に設けられた一対の
駆動軸との係合位置関係が確定するから、前記開閉蓋を
閉じ操作するだけで、前記一対の駆動軸をカートリッジ
に形成された軸挿入口を通して両コアに確実に係合させ
ることができる。
また、前記開閉蓋を開き操作することによって、前記ハ
ウジング本体の装着口を開放すると同時に、前記両駆動
軸と両コアとの係合を解除することができるから、前記
カートリッジを前記転写ヘッドの挿抜方向に自由に抜き
出すことができる。
しかも、前記開閉蓋からカートリッジ装着口を通してハ
ウジング本体内に延出された支持アームが、前記ハウジ
ング本体の内面に開閉自在に枢着されているから、この
枢支部に塵埃が付着することを抑制することができる。
その上、前記支持アームに設けたストッパーにより、蓋
開動時に前記支持アームがカートリッジ装着口の周縁に
衝突することを防止することができるから、前記支持ア
ームとカートリッジ装着口の周縁とが繰り返し衝突する
ことに起因する該装着口周縁部分のヘタリ変形を回避す
ることができる。
〔考案の効果〕
従って、従来の塗膜転写具に比してハウジングに対する
カートリッジの脱着作業を容易に行うことができ、しか
も、前記ハウジング本体と開閉蓋とをハウジング本体内
で枢支連結して、当該枢支連結部に塵埃が付着すること
に起因する開閉蓋の開閉不良を抑制しながらも、このよ
うに枢支連結部を内部に設けることに伴って派生する不
都合、つまり、前記開閉蓋から延出した支持アームがカ
ートリッジ装着口の周縁に繰り返し衝突することによる
該装着口周縁部分のヘタリ変形、及び、それに起因する
開閉蓋の閉じ不良をも回避することができるに至った。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は塗膜転写具の一例である印字修正具
を示し、これは、合成樹脂製のハウジング(H)と、こ
のハウジング(H)内に所定姿勢で着脱自在に収納され
る合成樹脂製のカートリッジ(C)とを主要構成として
備えている。
前記カートリッジ(C)は、第5図及び第7図に示すよ
うに、一対の半割状ケース(1A),(1B)に、白色の感
圧式転写塗膜(T2)がフィルム状基材(T1)の片面に形
成されてなる転写テープ(T)をロール状に巻き掛けて
ある繰出コア(2)と、使用済み転写テープ(T)をロ
ール状に巻き取る巻取コア(3)と、前記繰出コア
(2)から繰出される転写テープ(T)を所定のテープ
移動経路に沿って巻取コア(3)にまで移動案内する複
数個のガイドローラ(4)及び弧状のガイド板(5)
と、前記テープ移動経路途中において、前記転写テープ
(T)の転写塗膜(T2)を記録紙等の被転写面(a)に
押圧することによって転写する合成樹脂製の三角形状の
転写ヘッド(6)とを設けて、前記転写ヘッド(6)の
被転写面(a)に沿う押圧転写状態での走行操作に連れ
て前記転写テープ(T)が繰出コア(2)から順次繰出
供給されるように構成されている。
前記繰出コア(2)のボス部内周面及び前記巻取コア
(3)のボス部内周面には夫々、半径方向内方に向かっ
て突出する複数個の係止突起(2a),(3a)が形成され
ている。
前記転写ヘッド(6)は、当該転写ヘッド(6)と相似
形の大きな三角形を形成する状態で前記半割状ケース
(1A),(1B)の台形部分の先端に突設されている。
また、第3図に示すように、前記半割状ケース(1A),
(1B)の一方には、前記両コア(2),(3)に対する
同一側面側からの軸の係合操作を許容する軸装入口
(7),(8)が形成されている。
前記ハウジング(H)は、第6図及び第7図に示すよう
に、ハウジング本体(9)に、前記カートリッジ(C)
の転写ヘッド(6)を外部に突出させるための開口部
(10)と、この開口部(10)に対して前記転写ヘッド
(6)を挿抜する第1方向でのカートリッジ(C)の出
し入れを許容する装着口(11)とを形成するとともに、
前記装着口(11)を開閉する揺動操作自在な開閉蓋(1
2)には、前記巻取コア(3)による転写テープ(T)
の巻取速度が前記繰出コア(2)による転写テープ
(T)の繰出速度よりも大となる状態で当該繰出コア
(2)から巻取コア(3)へトルク伝達する連動機構
(A)を設け、更に、前記連動機構(A)中には、前記
繰出速度と巻取速度との差をスリップにより吸収するク
ラッチ部(B)を構成してある。
前記連動機構(A)は、第3図及び第4図に示すよう
に、前記開閉蓋(12)の内面側に突設した直径の異なる
二つの受け軸(12a),(12b)のうち、大径側の受け軸
(12a)に、前記半割状ケース(1A)の一方の軸装入口
(7)を通して前記巻取コア(3)のボス部内に係合す
る第1駆動軸(13)を回転自在に外嵌保持させるととも
に、前記小径側の受け軸(12b)には、前記第1駆動軸
(13)に形成した小径ギヤ(13a)に噛合連動する大径
ギヤ(14a)を備えた中間回転体(14)と、前記半割状
ケース(1A)の他方の軸装入口(8)を通して前記繰出
コア(2)のボス部内に係合する筒状の第2駆動軸(1
5)とを、コア回転軸芯方向から相対回転自在に摺接す
る状態で同軸芯上に外嵌保持させてある。
前記第1駆動軸(13)及び中間回転体(14)には夫々、
前記開閉蓋(12)の内面に線接触する環状リブ(13
b),(14b)が一体形成されている。
前記クラッチ部(B)は、前記中間回転体(14)の構成
部材で、前記ボス部(14c)の先端に嵌合固定された受
け部(14d)と前記第2駆動軸(15)の内周面に連設さ
れた環状突起(15a)との間に、前記中間回転体(14)
と第2駆動軸(15)との摺接面同士を互いに圧接状態に
移動付勢する付勢具の一例であるコイルスプリング(1
6)を介装して構成されている。
前記コイルスプリング(16)は、当該コイルスプリング
(16)に対してそれの軸線方向への圧縮力を付与する回
転方向(イ)と前記スリップ発生時の第2駆動軸(15)
の回転方向(ロ)とが互いに逆になる状態で組み付けら
れている。
そして、第5図に示すように、前記転写ヘッド(6)を
押圧転写状態で被転写面(a)に沿って走行操作する
と、前記転写テープ(T)の繰出供給に連れて繰出コア
(2)が回転し、この回転力が当該繰出コア(2)のボ
ス部に係合している第2駆動軸(15)及びこれに摺接し
ている中間回転体(14)に伝達され、これら三者
(2),(15),(14)が一体的に回転する。
更に、前記中間回転体(14)の大径ギヤ(14a)に噛合
連動する小径ギヤ(13a)を介して第1駆動軸(13)及
びこれに係合している巻取コア(3)が一体的に回転さ
れるから、当該巻取コア(3)による転写テープ(T)
の巻取速度が前記繰出コア(2)による転写テープ
(T)の繰出速度よりも大となり、その結果、前記繰出
コア(2)から繰出供給された転写テープ(T)が弛み
の無い状態で巻取コア(3)に巻き取られることにな
る。
このような繰出速度と巻取速度との速度差によって、前
記繰出コア(2)側に係合連動する第2駆動軸(15)と
前記巻取コア(3)側に連動する中間回転体(14)との
間のトルク差が設定トルク以上に達すると、前記第2駆
動軸(15)の摺接面と中間回転体(14)の摺接面との間
でスリップが発生し、前記の速度差が吸収される。
また、前記のスリップ発生時に、前記繰出コア(2)側
の第2駆動軸(15)が矢印方向(ロ)に回転すると、こ
の第2駆動軸(15)の環状突起(15a)に接触するコイ
ルスプリング(16)に、前記第2駆動軸(15)との間に
働く摩擦力によって当該コイルスプリング(16)を軸線
方向に引き伸ばす方向の力が作用することになる。
その結果、前記コイルスプリング(16)に対して軸線方
向の圧縮力を付与する回転方向とスリップ発生時の第2
駆動軸(15)の回転方向(ロ)とが同一方向となる状態
で当該コイルスプリング(16)を組み付けてある場合に
比して、第2駆動軸(15)とコイルスプリング(16)と
の間に働く静止摩擦抵抗が小さくなり、前記第2駆動軸
(15)と中間回転体(14)とを所定の設定トルクで確実
にスリップさせることができる効果がある。
また、第1図及び第2図に示すように、前記ハウジング
本体(9)には、前記カートリッジ装着口(11)から挿
入されたカートリッジ(C)に接当して、前記第1方向
に対して直交する二次元方向でのカートリッジ(C)の
相対移動を阻止する支え部(17)が設けられている。
この支え部(17)は、前記カートリッジ(C)に連設さ
れた突起(18)に対して前記転写ヘッド(6)の挿抜方
向である第1方向から接当することにより、当該カート
リッジ(C)の第1方向での挿入位置を規制する突起
(17a)と、前記半割状ケース(1A),(1B)の台形部
分の両外面に夫々接当して、前記カートリッジ(C)を
それの厚み方向、換言すれば、前記両コア(2),
(3)に対して両駆動軸(13),(15)を挿抜する第2
方向の両側から位置規制する複数対の突条(17b),(1
7c)とを備え、更に、前記半割状ケース(1B)のうち、
前記巻取コア(3)のボス部の一端を保持する軸受け部
(1b)を外方に膨出形成して、当該軸受け部(1b)の外
面を前記ハウジング本体(9)の内面に接当させること
により、前記カートリッジ(C)を前記の第2方向の一
側から位置規制するように構成してある。
また、前記軸受け部(1b)の外面は、カートリッジ
(C)の挿入時の移動案内面にも兼用構成されている。
更に、第6図及び第7図に示すように、前記開閉蓋(1
2)の内面のうち、前記開口(10)が存在する側の一端
部で、かつ、前記の第1方向と第2方向とに対して夫々
90度異なる第3方向にカートリッジ(C)の挿入を許容
するだけの間隔を隔てた部位に、前記カートリッジ装着
口(11)を通して前記ハウジング本体(9)内に延出さ
れる一対のほぼLの字状の支持アーム(19),(19)を
連設するとともに、この支持アーム(19),(19)の先
端部には夫々、前記ハウジング本体(9)の内面に形成
した筒状の軸受部(20),(20)に対して前記の第3方
向から回転自在に係入する揺動支点突起(21),(21)
を形成し、もって前記開閉蓋(12)とハウジング本体
(9)とを、前記転写ヘッド(6)の挿抜方向である第
1方向と前記両コア(2),(3)に対して両駆動軸
(13),(15)を挿抜する第2方向とがほぼ90度相違す
る状態で連結するヒンジ構造を構成してある。
また、前記開閉蓋(12)の他端部とこれに相対向するハ
ウジング本体(9)の端部には、前記開閉蓋(12)を閉
じ姿勢に切り替えたときに互いに係合する係合部(12
c),(9a)が形成されている。
前記支持アーム(19),(19)には、第9図乃至第11図
に示すように、前記開閉蓋(12)が閉じ位置から開き位
置に揺動したとき、前記ハウジング本体(9)の成形時
にそれの内面に一体形成したTの字状の弾性抵抗体(2
2)を乗り越える突起(23)と、前記支持アーム(19)
がカートリッジ装着口(11)の周縁に衝突する前に、前
記ハウジング本体(9)の内面に接当して支持アーム
(19)のそれ以上の開き方向への揺動を阻止するストッ
パー(24)とが一体形成されている。
前記弾性材抵抗体(22)と突起(23)は、前記開閉蓋
(12)を閉じ位置と開き位置とで係止保持する機能を有
する。
〔別実施例〕
〔I〕上述の実施例では、前記転写ヘッド(6)を被転
写面(a)側に押しつけた状態での走行操作に伴う転写
テープ(T)の繰出供給により、前記繰出コア(2)を
介して第2駆動軸(15)を駆動すべく構成したが、前記
ハウジング本体(9)に、転写時に前記被転写面(a)
上を転動するローラを設け、このローラの回転を前記第
2駆動軸(15)に伝達すべく構成してもよく、更に、前
記ローラの回転を前記両駆動軸(15),(13)に各別に
伝達すべく構成してもよい。
また、前記両駆動軸(15),(13)の少なくとも一方を
強制的に駆動する電動モータを設けて実施してもよい。
要するに、前記両駆動軸(15),(13)の駆動方法は、
各種条件に応じて適宜選択するとよい。
〔II〕上述の実施例では、塗膜転写具を感圧転写形式に
構成したが、感熱性転写テープ(T)を用いる感熱転写
形式に構成して実施してもよい。
〔III〕また、前記両コア(2),(3)としては、前
記転写テープ(T)を巻き取ることのできるものであれ
ば、如何なる構造のものを用いてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本考案に係る塗膜転写具の実施例を
示し、第1図は全体の縦断面図、第2図は全体の水平断
面図、第3図は要部の拡大縦断面図、第4図は要部の分
解斜視図、第5図は転写状態を示す要部の拡大断面図、
第6図はハウジング全体の縦断面図、第7図はハウジン
グの要部の分解図、第8図はカートリッジ全体の水平断
面図、第9図乃至第11図は夫々開閉蓋のヒンジ構造を示
す要部の拡大断面図である。また、第12図及び第13図は
従来構造を示す分解斜視図と使用時の全体側面図であ
る。 (H)……ハウジング、(C)……カートリッジ、
(a)……被転写面、(T)……転写テープ、(T2)…
…転写塗膜、(2)……繰出コア、(3)……巻取コ
ア、(6)……転写ヘッド、(7),(8)……軸挿入
口、(9)……ハウジング本体、(10)……開口、(1
1)……装着口、(12)……開閉蓋、(13),(14)…
…駆動軸、(24)……ストッパー。
フロントページの続き (72)考案者 稲葉 奈緒子 東京都中央区新川2丁目4番7号 株式会 社内田洋行本社内 (72)考案者 木村 勝彦 東京都中央区新川2丁目4番7号 株式会 社内田洋行本社内 (72)考案者 直井 勇三 東京都中央区新川2丁目4番7号 株式会 社内田洋行本社内 (72)考案者 岡本 安都夫 東京都中央区新川2丁目4番7号 株式会 社内田洋行本社内 (72)考案者 岡田 智継 東京都中央区新川2丁目4番7号 株式会 社内田洋行本社内 (72)考案者 富永 克郎 東京都中央区新川2丁目4番7号 株式会 社内田洋行本社内 (56)参考文献 特開 平1−122870(JP,A) 特開 昭63−235256(JP,A) 特開 平2−19238(JP,A) 実開 昭55−109642(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング(H)に所定の姿勢で着脱自在
    に収納されるカートリッジ(C)に、転写テープ(T)
    を巻き掛けてある繰出コア(2)と、この繰出コア
    (2)から繰出される転写テープ(T)を巻き取る巻取
    コア(3)と、前記繰出コア(2)から巻取コア(3)
    へのテープ移動経路途中において、前記転写テープ
    (T)の転写塗膜(T2)を被転写面(a)に転写する転
    写ヘッド(6)と、前記両コア(2),(3)に対する
    同一側面側からの軸の係合操作を許容する軸挿入口
    (8),(7)とが設けられているとともに、前記ハウ
    ジング(H)には、前記軸挿入口(8),(7)を通し
    て前記両コア(2),(3)の夫々に係合する一対の駆
    動軸(15),(13)と、前記転写ヘッド(6)を外部に
    臨ませる開口部(10)とが設けられてなる塗膜転写具で
    あって、前記ハウジング(H)は、前記開口部(10)に
    対して転写ヘッド(6)を挿抜する方向でのカートリッ
    ジ(C)の出し入れを許容する装着口(11)を備えたハ
    ウジング本体(9)と、前記装着口(11)を開閉する開
    閉蓋(12)とからなり、前記開閉蓋(12)の内面には、
    前記駆動軸(15),(13)が取付けられ、更に、前記開
    閉蓋(12)から前記装着口(11)を通してハウジング本
    体(9)内に延出された支持アーム(19)は、前記ハウ
    ジング本体(9)の内面に開閉自在に枢着されていると
    ともに、前記支持アーム(19)には、当該支持アーム
    (19)が前記装着口(11)の周縁に衝突する前に前記ハ
    ウジング本体(9)の内面に接当して支持アーム(19)
    のそれ以上の開き方向への揺動を阻止するストッパー
    (24)が設けられている塗膜転写具。
JP8805790U 1990-08-22 1990-08-22 塗膜転写具 Expired - Lifetime JPH0718677Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8805790U JPH0718677Y2 (ja) 1990-08-22 1990-08-22 塗膜転写具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8805790U JPH0718677Y2 (ja) 1990-08-22 1990-08-22 塗膜転写具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0446070U JPH0446070U (ja) 1992-04-20
JPH0718677Y2 true JPH0718677Y2 (ja) 1995-05-01

Family

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