JPH0718625U - バックル - Google Patents

バックル

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JPH0718625U
JPH0718625U JP5532393U JP5532393U JPH0718625U JP H0718625 U JPH0718625 U JP H0718625U JP 5532393 U JP5532393 U JP 5532393U JP 5532393 U JP5532393 U JP 5532393U JP H0718625 U JPH0718625 U JP H0718625U
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buckle
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JP5532393U
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由四郎 杉山
Original Assignee
モミジヤ鞄材有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易な取扱い操作によって、ベルトBをバッ
クルAに対して、締付け状態とし、あるいはバックルB
をバックルAから解放し得るようにしたバックルAの提
供。 【構成】 回動自在に枢支されている環状枠1と、この
環状枠1に対して、回動可能に取付けられ、且つ先端側
2bが、該取付け部2a側の枠部1cに向き合っている
該環状枠1の枠部1aに対して、当接可能とされている
杆2とを備えたバックルA。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ショルダーベルトなどの各種の帯状物の連結などに用いられるバ ックルの提供に関し、より詳細には、ベルトなどの長尺状の帯状物の任意の部分 をループ状とし、このループ状とした帯状物部分を直接バックルに装着し、ある いは、バックルに装着されている帯状物の捲回部分をループ状とすることによっ て、当該帯状物を装着バックルから脱装し得るようにしたバックルの提供に関す る。
【0002】
【従来の技術】
ショルダーベルトなどの各種の帯状物を、当該帯状物の取付け長さを調節でき るようにして、例えばランドセルなどの背負い鞄、ショルダーバッグ、ハンドバ ッグなどの鞄、袋物に対して取付けるために種々のバックル類が用いられている 。 また、かゝるショルダーベルトなどの各種の帯状物相互を、当該帯状物の使用 長さを調節できるように連結する手段として、各種のバックル類が用いられてい る。
【0003】 かゝるショルダーベルトなどの帯状物の連結などの手段として用いられるバッ クルとして、例えば、当該ショルダーベルトなどの帯状物の捲回、又は該帯状物 の屈曲、圧摺接に供される棒状物を中仕切り状に備えた方形の枠状体からなるバ ックルが多方面に亘って広く用いられている。
【0004】 この種のバックルは、構成がいたって簡素であることから、製作コストが割安 であり、しかも、該バックルにおける中仕切り状の棒状物と平行な一つの枠部を 、例えば、ベルトの側端などに対して、回動可能な状態に取付けることで、直ち にバックルとして用い得ることから、取付けコストも割安であるなどの特長を有 し、鞄、あるいは各種の袋物などのショルダー用、あるいはハンディ用のベルト の取付け手段として、あるいはベルト相互の連結の手段などとして、汎用的に用 いられてきている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のバックルにおいては、当該バックルに対して、ベルト を挿通使用する場合、当該バックルにおける中仕切状の棒状物と、当該バックル の枠部との間におけるスリットから該ベルトの端部を所要締込み位置まで挿通し た後、該ベルト端を、更に該バックルにおける他方のスリットに挿通し、これを 所要締込み位置まで挿通、引き締める必要があった。
【0006】 また、この種のバックルの締込み量を調整する場合、当該バックルにおける中 仕切状の棒状物を挾んで設けられている夫々のベルト挿通スリットに挿通される ベルトを、当該スリット間にある部分を、ループ状に引き出すようにした後、こ のループ状に引き出されているベルトの長さ相当分に見合って、当該ベルトの再 引締め、あるいは緩み出し処理をなす必要があった。
【0007】 また、更に、この種のバックルを解放する場合、バックルに挿通されているベ ルトを前記の方法で、逐一ループ状に緩ませながら、これを当該バックルから引 き抜く必要があり、これらバックルの挿通、締込み、並びに調整再締込み、緩み 出し調整並びに緩み出し解放の各操作のいずれもが煩雑且つ多くの手間を要する などの不都合を有していた。
【0008】 本考案に係るバックルは、叙上における従来バックルの不都合に鑑み、取扱い 操作が容易であると共に、ワンタッチ操作でベルトをバックルに対して締付け状 態とし、あるいは当該ベルトをワンタッチ操作でバックルから解放し得るように したバックルの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るバックルAは、叙上における諸目的を達成するものとして、請求 項1の考案に係るバックルAを、回動自在に枢支されている環状枠1と、この環 状枠1に対して、回動可能に取付けられ、且つ先端側2bが、該取付け部2aに 向き合っている該環状枠1の枠部1aに対して、当接可能とされている杆2とを 備えた構成としている。
【0010】 次いで、請求項2の考案に係るバックルAを、前記請求項1に係る考案のバッ クルAにおいて、該バックルAにおける杆2が、該杆2の先端側2bを、前記環 状枠1の枠部1aに接した状態において、該環状枠1の枢支軸線y−yに対して 平行となるように構成している。
【0011】
【作用】
バックルAが、回動自在に枢支される環状枠1と、この環状枠1に回動自在に 取付けられていると共に、その先端側2bが、該環状枠1における該取付け部2 aと向き合っている枠部1aに当接可能とされている杆2とによって構成されて いることから、 当該環状枠1に対して、ループ状にしたベルトBの当該屈曲側Baを挿通し、 この環状枠1に挿通されたベルトBのループ状部Bb内に杆2を回動させながら 割込ませて、当該杆2の先端側2bを枠部1aに当接させ、この状態でベルトB を絞り込むことによって、バックルAに対するベルトBの装着ができる。
【0012】 バックルAに装着されているベルトBは、当該バックルAにおける杆2を引き 起すと共に、該ベルトBのループ状部Bbにおける屈曲位置を、該ベルトBの締 込み方向、又は緩み出し方向にずらせた後、当該杆2を枠部1aに当接させ、こ の状態において、ベルトBを絞り込むことによって、装着ベルトBの長さ調節が できる。
【0013】 バックルAに装着されているベルトBは、当該バックルAにおける杆2を引き 起し、当該杆2をベルトBのループ状部Bbから外方に引き出すと共に、ベルト BをバックルAから引き抜くことによって、当該装着ベルトBのバックルAから の脱装ができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案に係るバックルの典型的な一実施例を詳細に説明する。 図1〜図4は、本考案に係るバックルAの典型的な実施例を示すものであり、 図1〜図3は、当該バックルAに対するベルトBの装着状態をその装着段階別に 示しており、図4は、当該バックルAを適宜の、例えば鞄などに取付けた典型的 な取付け状態を断面として示している。 図5及び図6は、当該バックルAを手提げ鞄兼背負い鞄Hに取付けて用いてい る状態を示すものであり、図5は、当該手提げ鞄兼背負い鞄Hの背部分を、また 、図6は、当該手提げ鞄兼背負い鞄Hの底部分が分り易いように示している。 図7及び図8は、当該バックルAを手提げ鞄兼背負い鞄Hに取付けて用いてい る他の実施例を示すものであり、図7は、当該手提げ鞄兼背負い鞄Hの背部分を 、また、図8は、当該手提げ鞄兼背負い鞄Hの底部分が分り易いように示してい る。 図8及び図10は、前記手提鞄兼背負い鞄Hに用いられている背環Dを示すも のであり、図9は、これを斜視の状態で、図10は、これを断面として示してい る。 図11〜図13は、当該背環Dに対する背負い紐としてのベルトBの装着状態 を、その装着段階別に示したものである。
【0015】 先ず、典型的な実施例としての図1〜図4に示すバックルAについて説明する 。 ここで構成されるバックルAは、環状枠1と、当該環状枠1に対して回動可能 に取付けられている杆2と、この環状枠1を、取付け対象物Eに対して回動自在 に枢支する取付け手段Fとで構成してある。
【0016】 ここで、環状枠1を回動自在に枢支する取付け手段Fは、取付け座3に対して 、回転自在に中空リベット4によって取付けられる取付け金具5を備えた構成と してあり、取付け対象物Eの一方の側に対して、取付け座3を添装し、この添装 取付け座3上に取付け金具5を添装すると共に、取付け対象物Eの一方の側に対 して、取付け座3を添装し、この添装取付け座3上に取付け金具5を添装すると 共に、取付け対象物Eの他方の側に裏座金6を添装し、これらの取付け座3及び 裏座金6と共に、当該取付け金具5を取付け対象物Eに対して前記中空リベット 4を用いて取付けた構成としている。
【0017】 ここで用いられる取付け座3は、長方形状をなす板状の略中央に円板状部3a を設けてあり、この円板状部3aを、下面開口の皿状に構成することによって、 取付け金具5の回転自在な取付けに適する座面としている。 また、この取付け座3は、取付け対象物Eに対して回動することなく、ネジ、 リベットなどによって止着するための孔3b、3bを備えており、前記中空リベ ット4により取付けとは別段に、取付け対象物Eに対して固着された構成として ある。
【0018】 この取付け座3における円板状部3aに対して、回動自在に装着、枢着される 取付け金具5は、折り返して重ね合せ状態に構成されている表板部5aと、裏板 部5bとよりなり、この表板部5aと、裏板部5bとの折曲げ部に前記環状枠1 の枠部1bの収まる軸受部5cが湾曲状に構成してある。 また、この取付け金具5の表板部5aは、前記軸受部5cに連設されている側 を除いた周側に、垂下突壁5dが構成してあり、この垂下突壁5dを、前記取付 け座3における円板状部3aに接して取付けた際に、この垂下突壁5d内に、前 記裏板部5bが収まる構成としてあると共に、当該表板部5aに設けられている 凹陥状部5cの下面側が前記取付けに際して、前記円板状部3aに接する構成と してある。
【0019】 叙上で構成された取付け金具5の軸受部5cに対して、環状枠1の枠部1bを 収めた状態で、この取付け金具5における表板部5a及び裏板部5bにおける取 付け穴5fを、取付け座3における取付け穴3cに合せ、且つ、これらの穴5f 、3cが、取付け対象物Eの穴eに連通するようにして、これに中空リベット4 を挿通し、この挿通された中空リベット4に対して裏座金6を外嵌状に装着する と共に、該中空リベット4を圧潰、変形することで、環状枠1の回動自在な取付 けがなされる。
【0020】 ここで、取付け手段Fによって、取付け対象物Eに対して枢着されるバックル Aは、略長方形状をなす環状枠1と、この環状枠1の対向している枠部1a、1 c間に亘るように、当該一方の枠部1cに対して回動自在に取付けられた杆2と で構成してある。
【0021】 ここにおいて、バックルAを構成する環状枠1は、金属材あるいはプラスチッ ク材などの適宜の素材で構成され、例えば、本実施例では断面が略円形の比較的 太い金属線を、略長方形状に折り曲げた構成としてあり、当該枠体を構成する長 辺とされている枠部の一方の枠部1bの略中央で、この折り曲げられた金属線の 端部1b’端が互に当接する構成としてあると共に、この端部1b’が、これに 向き合っている枠部1dに対して平行、且つ該枠部1dに対して離れる側に、当 該枠部1bから段差状に屈曲した構成とされ、この枠部1bにおける夫々の端部 1b’、1b’が、前記取付け金具5における軸受部5c内に取り込まれる構成 としてある。
【0022】 次いで、当該環状枠1に枢着される杆2は、当該環状枠1における短辺となる 枠部の一方の枠部1cに対して、回動自在に取付けられているものであって、細 長い板状をなす杆2の一方端を環状に屈曲し、これを取付け部2aとし、この取 付け部2aによって環状枠1の枠部1cを捲回状に包むようにしてある。 また、この杆2の先端側1bには、湾曲状のフック部2b’が設けてあり、当 該フック部2b’内に、当該杆2の取付け部2a側の枠部1cに向き合っている 枠部1aが収まり、係合される構成としてある。
【0023】 尚、ここで、枠部1cに対向して、回動自在に取付けられる杆2は、当該杆2 の先端側2bにあるフック部2b’を係合した状態で、前記軸受部5c内に取り 込まれている環状枠1における端部1b’、1b’のなす枢支軸線y−yに対し て平行となるように構成してある。
【0024】 かくして構成されるバックルAにおける杆2を、図1に示すように、枠部1a との係合を解いて、環状枠1の枠部よりその先端側2bが外方に出るように回動 させると共に、この環状枠1に対して、ループ状にしたベルトBの屈曲側Baを 挿通する。 次いで、この環状枠1に対して挿通されたベルトBの屈曲側Baにおけるルー プ状部Bb内を通り抜けるように、前記の杆2を回動し、この杆2における先端 側2bにあるフック部2b’を、環状枠1における枠部1aに対して、図2に示 すように係合させる。 かゝる状態で、図3に示すように、ベルトBの一方、または両方を引き絞るこ とによって、ベルトBをバックルAに対して装着することができ、このベルトB の屈曲側Baがループ状部Bbとなるように、当該ベルトBを挿通した環状スト ッパーGを、前記バックルAの側に押動することによって、当該バックルAに対 するベルトBの確実な止着状態を作り出す。
【0025】 かくして、バックルAに装着されたベルトBは、環状枠1が、取付け金具5に 対して回動自在とされていると共に、当該取付け金具5が、取付け座3に対して 回動自在に組付けられていることから、略全方位に向けて変位可能としてあり、 取付け対象物Eに対する当該ベルトBの捻れ、よじれ等を生ずることがない。
【0026】 次いで、前記バックルAに対して装着状態にあるベルトBは、前記と逆に、即 ち、環状ストッパーGをバックルBから引き離し、バックルAに対して、当該バ ックルAにおける杆2を側方に引き出し可能なループ状部BbをベルトBに作り 出し得るようになし(図3参照)、バックルAからベルトBの屈曲側Baを引き 抜くようになすと共に、この屈曲側Baに、バックルAの係合状態から回動され る前記杆2が、該ベルトBから外方に導き出されるに充分なループ状部Bbを作 り出す(図2参照)。 かゝる状態で、枠部1aに係合されている杆2を回動して、当該ベルトBのル ープ状部Bbの外方に導き出し(図1参照)、当該ベルトBを環状枠1から引き 抜くことによって、バックルAと、ベルトBとの係合状態を解き、または、この 状態で、ベルトBの屈曲位置を変更して、再度、この屈曲位置を変更したベルト Bの屈曲側Baを当該環状枠1に差し込み、前記の手法によって、当該ベルトB をバックルAに装着することによって、ベルトBの再締込み、または緩め出し処 理をなすことができる。
【0027】 図5及び図6は、前記で構成されたバックルAをランドセルなどの手提げ鞄兼 背負い鞄Hの背負い紐としてのベルトBの係着の手段として用いた状態を示して おり、背負い鞄Hの背環Dに挿通されたベルトBの夫々の端部を折返し状とし、 夫々の端部にループ状部Bbを、当該ベルトBに装着した環状ストッパーGによ って構成してある。 かかるループ状部BbとされたベルトBの屈曲側Baを、手提げ鞄兼背負い鞄 Hの底Haに装着したバックルAに対して、前記の方法で装着(図6における左 側にあるベルトBの取付け部参照)、または装脱(図6における右側にあるベル トBの取付け部参照)する。
【0028】 尚、図示の手提げ鞄兼背負い鞄Hは、手下げ鞄としても利用できるようにカブ セHbの頂部に下げ手10を備えた構成としてあると共に、背Hcに取付けられ ている背環Dに対して、背負い紐としてのベルトBが脱装し得る構成としてある 。 尚、図において、11は、カブセHbの先端に設けたバンド12の係着に用 いられるバックルを示しており、当該手提げ鞄兼背負い鞄Hの底Haにおける前 記バックルAの内側に位置して設けられている。
【0029】 図7及び図8は、前記で構成されたバックルAを、ランドセルなどの手提げ鞄 兼背負い鞄Hの背負い紐としてのベルトBの係着手段として用いると共に、当該 ベルトBの背負い長さを、当該ベルトの係着状態においてなし得るようにした状 態を示している。
【0030】 即ち、この図7及び図8で示されるバックルAに装着されるベルトBは、一方 端が、前もって、ループ状をなすように、折り捲げられ、且つ、折り捲げ端を縫 着13した構成としてあり、構成されるループ状部Bbを、前記バックルAに装 着した際に、装着ベルトBが、当該バックルAから擦り出し状に抜け出さない構 成としてある。 また、ベルトBにおける他方端にはバックル14が、当該ベルトBの折り返し 縫着部分に取付けてあると共に、レンジャク状の連結ベルト15に設けた環16 に当該ベルトBの端部が折返し状に挿通されて、当該部分にループ状部Bcが構 成してあり、前記バックル14をベルトBに対して移動することによって、この ベルトBにおけるバックル14と、環16との間のループ状部Bcの長さ調節を 可能とし、結果的に、背負い紐として機能している当該ベルトBにおける背負い 長さの調節を可能としている。 また、連結ベルト15は、ループ状に構成されており、これが、環状ストッパ ーGに挿通されていると共に、一方端が、前記環16に対して巻返し状に装着し てあり、他方端が、前記と同様に、バックルAに対する挿通、係合用のループ状 部Bbとして構成してある。
【0031】 尚、この図7及び図8で示される手提げ鞄兼背負い鞄Hは、叙上で説明された 以外の構成を、前記図5及び図6に示されている背負い鞄Hの構成と同一、また は実質的に同一としてあり、同一、または実質的に同一の構成部分には同一の番 号を付して説明を省略する。
【0032】 図9〜図13は、前記実施例に係る手提げ鞄兼背負い鞄Hにおいて、ベルトB の中間部を保持するために用いた背環Dの典型例を示すものであって、当該手下 げ鞄兼背負い鞄Hから、これに装着されている背負い紐としてのベルトBを、前 記バックルAと共に、容易、且つ手早く取り外して、これを手下げ鞄として用い 、または、当該手下げ鞄兼背負い鞄Hに対して、当該ベルトBを随時装着するこ とによって、これを背負い鞄として用い得るようにした背環Dを示すものである 。
【0033】 ここに示されている背環Dは、背環Dの取付け手段として、マンジュウに相当 する取付け板20と、この取付け板20に回動自在に装着された一対の環状をな す保持枠21及び止枠22とで構成してあり、リベット24などを用いて手提げ 鞄兼背負い鞄Hにおける背Hcに取付け用いられる。
【0034】 ここで用いられる取付け板20は、折返し部に湾曲状の軸受部20cを設けた 重ね合せ状の金属板あるいはプラスチック板などから構成されており、表面板部 20aと、裏面板部20bとが、前記軸受部20cの湾曲部で折り返されて、略 密着した状態にあり、この表面板部20aと、裏面板部20bとに連通する穴2 3a、23bが、前記リベット24などの挿通手段として開設されている。
【0035】 かくして構成される取付け板20における軸受部20cに対して、前記保持枠 21の枠部21cと、止枠22における枠部22cとを、組込む構成としてあり 、この際、回動される当該保持枠21及び止枠22の上方に向けた回動時(図1 0参照)に、止枠22が、保持枠21よりも前方、即ち、保持枠21が、手提げ 鞄兼背負い鞄Hの背Hcの側に位置するように組付ける。
【0036】 次いで、この取付け板20に装着される保持枠21及び止枠22は、共に、断 面が円形状の金属線などで構成されており、概ね方形状、即ち、長方形状、また は正方形状の枠体からなるものであって、保持枠21に対して、止枠22が当該 保持枠21の内側に収まる大きさに構成してあると共に、止枠22の先端には、 当該止枠22の先端側枠部22bの延長線上に、当該止枠22から側方に突き出 すストッパー部22dが、この止枠22を構成する枠部の折り曲げ突部として、 当該止枠22における側枠部22aに直交する状態で構成してある。
【0037】 また、保持枠21は、前記の枠部21cに対向している先端側枠部21bが、 前記止枠22における先端側枠部22bよりも外方に突き出す構成としてあり、 この先端側枠部21bを含めた当該保持枠21の先端側が、これに添装状態にお かれる止枠22に対して、漸次離れるように、当該保持枠21における側枠部2 1aの先端側が、前記止枠22と離れる側に突き出し状に傾斜した傾斜枠部21 dとしてある。 この結果、止枠22は、保持枠21の内側にあって、当該保持枠21の側枠部 21aに対して側枠部22aが、添設状態において交差状に組付けられる特長を 有している。
【0038】 図11〜図13は、叙上の背環Dを、手提げ鞄兼背負い鞄Hの背Hcに取付け 、且つ、これに、背負い紐としてのベルトBを挿通する状態を示したものであっ て、当該背環Dを起立した際に(図10参照)、当該背環Dにおける保持枠21 が、前記の背Hcの側となるように、この背環Dが、手提げ鞄兼背負い鞄Hに取 付けられている。
【0039】 先ず、当該背環Dにおける保持枠21と、止枠22とを、図11に示すように 大きく引き離し、前もって折り曲げ2用意したベルトの折り曲げ端を、この止枠 22から引き離されている保持枠21に挿通し、次いで、この保持枠21に挿通 されたベルトBにおけるループ状部Bd内に、前記の止枠22を図12に示すよ うに導き入れると共に、ベルトBを図13に示すように引き絞ることで、当該ベ ルトBを背環Dに止着することができる。
【0040】 また、背環Dに止着されているベルトBを緩ませて、その取付け位置を変更し たり、あるいは背環Dより取り外す場合、前記手法と逆に、即ち、先ず図13の 状態にあるベルトBを、図12に示すように、その折り曲げ端を引き出し、止枠 22が余裕をもって回動できる大きさのループ状部Bdを作り出すと共に、この ループ状部Bdを利用して、このループ状部Bdから前記止枠22を図11に示 すように外方に引き出し、次いで、保持枠21からベルトBを抜き出すことで、 当該操作をなすことができる。
【0041】 本考案に係るバックルAは、叙上の構成、即ち、回動自在に枢支されている環 状枠1と、この環状枠1に対して、回動可能に取付けられ、且つ、先端側2bが 、この取付け部2a側の枠部1cに向き合っている該環状枠1の枠部1aに対し て、当接可能とされている杆2とを備えた構成としてあれば良く、従って、環状 枠1は、必ずしも、長方形状、正方形状などの方形に構成される必要はなく、例 えば、楕円形状、円形状、台形状など、いかなる形状とされていても良い。
【0042】 また、この環状枠1に装着される杆2は、この杆2の取付け部2a側の枠部1 cに向き合っている環状枠1の枠部1aに当接可能とされていれば良く、必ずし も直杆状である必要がなく、例えば曲杆状、屈曲杆状に構成されていても良く、 さらに、棒状、中空棒状、平板状、C型チャンネル状など、いかなる形状とされ ていても良い。
【0043】
【考案の効果】
本考案に係るバックルAは、叙上における特長ある構成、特に、バックルAが 、回動自在に枢支される環状枠1と、この環状枠1に回動自在に取付けられてい ると共に、その先端側2bが、該環状枠1における該取付け部2aと向き合って いる枠部1aに当接可能とされている杆2とによって構成されていることから、 当該環状枠1に対して、ループ状にしたベルトBの当該屈曲側Baを挿通し、 この環状枠1に挿通されたベルトBのループ状部Bb内に杆2を回動させながら 割込ませて、当該杆2の先端側2bを枠部1aに当接させ、この状態でベルトB を絞り込むことによって、バックルAに対するベルトBの容易、且つ迅速な装着 ができる特長を有している。
【0044】 さらに、バックルAに装着されているベルトBは、当該バックルAにおける杆 2を引き起すと共に、該ベルトBのループ状部Bbにおける屈曲位置を、該ベル トBの締込み方向、又は緩み出し方向にずらせた後、当該杆2を枠部1aに当接 させ、この状態において、ベルトBを絞り込むことによって、装着ベルトBの長 さ調節が容易、且つ迅速になし得る特長を有している。
【0045】 さらに、また、バックルAに装着されているベルトBは、当該バックルAにお ける杆2を引き起し、当該杆2をベルトBのループ状部Bbから外方に引き出す と共に、ベルトBをバックルAから引き抜くことによって、当該装着ベルトBの バックルAからの脱装が容易、且つ、迅速になし得る特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な実施例としてのバックルAに対するベ
ルトBの装脱操作の状態を示す斜視図
【図2】典型的な実施例としてのバックルAに対するベ
ルトBの装脱操作の状態を示す斜視図
【図3】典型的な実施例としてのバックルAに対するベ
ルトBの装脱操作の状態を示す斜視図
【図4】バックルAを取付け対象物Eに取付けた状態を
示す断面図
【図5】バックルAを手提げ鞄兼背負い鞄Hに用いた状
態を示す斜視図
【図6】同要部斜視図
【図7】バックルAを、ベルトBを異にする手提げ鞄兼
背負い鞄Hに用いた状態を示す斜視図
【図8】同要部斜視図
【図9】背環Dの斜視図
【図10】同断面図
【図11】背環Dに対するベルトBの装脱操作を示す斜
視図
【図12】背環Dに対するベルトBの装脱操作を示す斜
視図
【図13】背環Dに対するベルトBの装脱操作を示す斜
視図
【符号の説明】
1 環状枠 1a 枠部 1b 枠部 2 杆 2a 取付け部 2b 先端側 A バックル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在に枢支されている環状枠と、 この環状枠に対して、回動可能に取付けられ、且つ先端
    側が、該取付け部に向き合っている該環状枠の枠部に対
    して当接可能とされている杆とを備えていることを特徴
    とするバックル。
  2. 【請求項2】 前記環状枠に取付けられている杆が、該
    杆の先端側を該環状枠の枠部に接した状態において、該
    環状枠の枢支軸線に対して平行とされていることを特徴
    とする請求項1記載のバックル。
JP5532393U 1993-09-20 1993-09-20 バックル Pending JPH0718625U (ja)

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