JPH07186164A - しぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴムシートの連続的製造方法 - Google Patents

しぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴムシートの連続的製造方法

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JPH07186164A
JPH07186164A JP34811693A JP34811693A JPH07186164A JP H07186164 A JPH07186164 A JP H07186164A JP 34811693 A JP34811693 A JP 34811693A JP 34811693 A JP34811693 A JP 34811693A JP H07186164 A JPH07186164 A JP H07186164A
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JP
Japan
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sheet
synthetic resin
grain pattern
releasable
resin sheet
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Pending
Application number
JP34811693A
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English (en)
Inventor
Kyojiro Shimoda
京二郎 下田
Shigehisa Sonegawa
滋久 曽根川
Kenji Watanabe
健治 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 補強用熱可塑性合成樹脂シート2上に製造す
べき熱硬化性合成樹脂又はゴムシート8の硬化温度以上
の軟化点を有し、表面にしぼ模様4が形成された離型性
熱可塑性合成樹脂シート3を積層してなる複合シート1
を連続的に移動させると共に、この複合シート1上に液
状の熱硬化性合成樹脂又はゴム組成物を連続的に供給
し、この組成物をその硬化温度以上の温度に加熱して、
硬化し、次いで、この熱硬化性合成樹脂又はゴムシート
8を上記離型性合成樹脂シート3より連続的に剥離する
ことにより、しぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴ
ムシートを連続的に製造する。 【効果】 しぼ模様を有する熱硬化性樹脂又はゴム製の
大型シートを連続して得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、しぼ模様を有する熱硬
化性合成樹脂又はゴムシートを連続して製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
しぼ模様を有する塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂シー
トを製造する場合、エンボスロールを用いて連続的に製
造することが行われている。
【0003】一方、ポリウレタンゴムやシリコーンゴム
のような熱硬化性樹脂又はゴムでしぼ模様を有するシー
トを製造する場合は、エンボスロールの代わりに金型を
使用し、熱プレスすることによってしぼ模様を形成する
ことが一般に行われているが、この場合、得られるしぼ
模様シートは500mm×500mm程度の大きさが限
度であり、しぼ模様を有する熱硬化性樹脂又はゴム製大
型シートを得ることができないという問題がある。ま
た、この方法ではしぼ模様を有する熱硬化性樹脂又はゴ
ムシートを連続的に形成し得ない。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
しぼ模様を有する熱硬化性樹脂又はゴム製の大型シート
を連続して得ることができる熱硬化性合成樹脂シートの
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため、補強用熱可塑性合成樹脂シート上
に製造すべき熱硬化性合成樹脂又はゴムシートの硬化温
度以上の軟化点を有し、表面にしぼ模様が形成された離
型性熱可塑性合成樹脂シートを積層してなる複合シート
を連続的に移動させると共に、この複合シートの上記離
型性熱可塑性合成樹脂シート上に液状の熱硬化性合成樹
脂又はゴム組成物を連続的に供給し、この組成物をその
硬化温度以上の温度に加熱して、上記離型性合成樹脂シ
ート上にこのシートのしぼ模様に対応したしぼ模様を裏
面に有する熱硬化性合成樹脂又はゴムシートを硬化、形
成し、次いで、この熱硬化性合成樹脂又はゴムシートを
上記離型性合成樹脂シートより連続的に剥離することを
特徴とするしぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴム
シートの連続的製造方法を提供する。
【0006】上記方法によれば、上記した複合シートを
用い、そのしぼ模様を有する離型性樹脂シート上に液状
樹脂又はゴム組成物を供給し、これを加熱硬化すること
により、上記しぼ模様に対応したしぼ模様を有する熱硬
化性樹脂又はゴムシートを簡単かつ確実に製造し得、こ
の場合、上記複合シートは公知の熱可塑性樹脂にしぼ模
様を形成する方法で容易にしかも長尺状に形成し得、こ
の長尺複合シートを連続的に移動させつつ、これに上記
液状樹脂又はゴム組成物を供給することで、長尺の樹脂
又はゴムシートを得ることができ、しぼ模様を有する大
型シートの製造が可能である。
【0007】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のしぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴ
ムシートの連続的製造方法は、まず図1に示したよう
に、補強用熱可塑性合成樹脂シート2上に製造すべき熱
硬化性合成樹脂又はゴムシートの硬化温度以上の軟化点
を有し、表面にしぼ模様4が形成された離型性熱可塑性
合成樹脂シート3を積層してなる複合シート1を得る。
【0008】ここで、上記補強用熱可塑性合成樹脂シー
ト2としては、EVA,EA,EP,EMMA等の非結
晶性熱可塑性樹脂が好ましいが、特に塩化ビニル樹脂が
安価で加工性が良く、クッション性に優れており、好適
に用いられる。この場合、このシートにはガラスクロス
などを混合することにより更に補強性を増強することが
できる。このシートは、上記離型性熱可塑性合成樹脂シ
ートを補強、支持するもので、その厚さは0.5〜10
mm、特に2〜5mmとすることが好ましい。
【0009】一方、離型性熱可塑性合成樹脂シート3と
しては、離型性を有し、またこのシートに形成されるし
ぼ模様が熱硬化性樹脂又はゴムシートに良好に転写され
得るためにある程度の伸びを有することが必要である点
から、ポリオレフィン系樹脂シートが好ましく、特に微
細な炭酸カルシウムやタルク等の無機粉末を混合した軟
化点70℃以上の高密度ポリオレフィン系樹脂シートが
好適に用いられる。このようなポリオレフィン系樹脂と
しては、(株)タツノ化学製タフパーTKPS(商標)
などが使用される。なお、かかるポリオレフィン系樹脂
と補強性樹脂シートとして塩化ビニル樹脂とを用いる場
合は、両者の密着性が良く、しぼ模様を有する熱硬化性
樹脂シートを得るための複合シートとして優れた性能を
発揮する。
【0010】上記離型性樹脂シートの表面は、コロナ放
電処理等の表面処理を行うことができ、また該シートの
表面に直接、好ましくはコロナ放電処理等の表面処理し
た上に剥離紙用シリコーン離型剤等で処理することが好
ましい。
【0011】上記離型性樹脂シートの厚さは10〜50
0μm、特に50〜200μmとすることが好ましく、
これに形成される凹凸状のしぼ模様の凹部深さは0.1
〜10mm、特に0.5〜2mmとすることが好まし
い。
【0012】この離型性樹脂シート3の表面に凹凸状し
ぼ模様4を形成する方法としては、熱可塑性合成樹脂シ
ートにしぼ模様を形成する公知の方法が採用されるが、
特に図2に示すように、補強用樹脂シート2と離型性樹
脂シート3とを積層したシート1’を離型性樹脂シート
3の軟化点以上の温度に加熱し、これを圧着ロール(バ
ックアップロール)5としぼロール6との間に離型性樹
脂シート3をしぼロール5側にして通過させる方法が簡
単にかつ連続的に上記複合シート1を得ることから好適
に採用される。なお、図示していないが、シート1’側
に予熱炉が配設され、複合シート1側に冷却ロールが配
設されている。また、図中7は温調媒体出入口を示す。
【0013】本発明において、上記複合シートの上記離
型性熱可塑性合成樹脂シート上に液状の熱硬化性合成樹
脂又はゴム組成物を連続的に供給する。
【0014】ここで、本発明法が適用される熱硬化性合
成樹脂又はゴムは必ずしも制限されないが、本発明は特
にポリウレタンゴムやシリコーンゴムシートの製造に好
適に採用される。なお、かかるポリウレタンゴムやシリ
コーンゴムシートを得るための液状組成物としては公知
の組成でよいが、特に液状シリコーンゴム組成物にあっ
ては加熱により硬化する付加反応型のシリコーンゴム組
成物が好ましい。
【0015】なお、液状組成物を複合シートに供給する
方法としては、特に制限されず、例えばコーターなどを
用いて複合シートにコーティングすることができる。
【0016】次いで、このように複合シート上に供給さ
れた液状組成物は、その硬化温度以上の温度に加熱し
て、上記離型性合成樹脂シート上にこのシートのしぼ模
様に対応したしぼ模様を裏面に有する熱硬化性合成樹脂
又はゴムシートを硬化、形成し、次いで、この熱硬化性
合成樹脂又はゴムシートを上記離型性合成樹脂シートよ
り連続的に剥離するものである。図3に得られたしぼ模
様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴムシート8の一部省
略断面図を示す。
【0017】この場合、上記加熱は、加熱乾燥炉などを
用いて行うことができる。また、本発明によって得られ
る熱硬化性合成樹脂又はゴムシートの大きさは種々選定
されるが、本発明によれば幅500mm以上で長尺のシ
ートを簡単にかつ確実に製造することができる。
【0018】このようにして得られた熱硬化性樹脂又は
ゴムシートは、各種滑り防止用材料、キーボードなどの
材料として好適に使用され、また、スポンジ等と貼り合
わせてなる複合材料は、孔版印刷のクッション材などと
して有用である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、しぼ模様を有する熱硬
化性合成樹脂又はゴム製の大型シートを連続して得るこ
とができ、得られた熱硬化性合成樹脂又はゴムシートは
種々の用途に有用である。
【0020】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0021】[実施例1]DOP(ジオクチルフタレー
ト)60部(重量部、以下同じ)が混合された厚さ2m
mの軟質塩化ビニル樹脂シートに、両面がコロナ放電処
理され、更にその片面が剥離用シリコーン離型剤で処理
された厚さ0.1mmのオレフィン系シート(タフパ
ー,(株)タツノ化学製)をシリコーン処理されていな
い面で重ね、公知のラミネートエンボッサーにかけ、上
記オレフィン系シートに0.5mmの凹凸を有するしぼ
付き複合シートを作製した。この場合、しぼ付け温度は
100℃とした。
【0022】次に、ポリオール(MN−3050,三井
東圧化学(株)製)100部、トリレンジイソシアネー
ト(80/20)7部、触媒としてオクチル酸錫0.5
部を配合した液状熱硬化性ポリウレタンゴム組成物を上
記で得られた複合シートのしぼ付き面にコーティング
し、次いで100℃で加熱硬化することで、0.5mm
の凹凸状しぼ模様を有するウレタンゴムシートを連続加
工した。得られたシートは忠実なしぼ模様であり、複合
シートから容易に剥離した。
【0023】[実施例2]付加反応硬化型の液状シリコ
ーンゴム組成物(KE−1300LTV,信越化学工業
(株))100部に対し、硬化剤(C−1300,信越
化学工業(株)製)10部を添加した混合液を上記複合
シートのしぼ付き面にコーティングし、100℃で加熱
硬化することによってしぼ模様のついたシリコーンゴム
シートを連続加工した。得られたシートは忠実なしぼ模
様であり、複合シートと容易に剥離した。これは、医療
器具のトレーシートとして好適なものである。
【0024】[比較例1]実施例1において複合シート
の代わりにPETフィルム又はこの発泡フィルムで同様
にウレタンゴムシートを連続加工したが、剥離が重く、
しぼ模様も忠実に形成されなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法に用いる複合シートの一例を示す一部
省略断面図である。
【図2】同複合シートの製造法の一例を説明する概略断
面図である。
【図3】得られたしぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又
はゴムシートの一部省略断面図である。
【符号の説明】 1 複合シート 2 補強用熱可塑性合成樹脂シート 3 離型性熱可塑性合成樹脂シート 4 しぼ模様 8 しぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴムシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強用熱可塑性合成樹脂シート上に製造
    すべき熱硬化性合成樹脂又はゴムシートの硬化温度以上
    の軟化点を有し、表面にしぼ模様が形成された離型性熱
    可塑性合成樹脂シートを積層してなる複合シートを連続
    的に移動させると共に、この複合シートの上記離型性熱
    可塑性合成樹脂シート上に液状の熱硬化性合成樹脂又は
    ゴム組成物を連続的に供給し、この組成物をその硬化温
    度以上の温度に加熱して、上記離型性合成樹脂シート上
    にこのシートのしぼ模様に対応したしぼ模様を裏面に有
    する熱硬化性合成樹脂又はゴムシートを硬化、形成し、
    次いで、この熱硬化性合成樹脂又はゴムシートを上記離
    型性合成樹脂シートより連続的に剥離することを特徴と
    するしぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴムシート
    の連続的製造方法。
JP34811693A 1993-12-24 1993-12-24 しぼ模様を有する熱硬化性合成樹脂又はゴムシートの連続的製造方法 Pending JPH07186164A (ja)

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JP (1) JPH07186164A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1323525A2 (de) * 2001-12-21 2003-07-02 Heinrich J. Kesseböhmer KG Verfahren zur Herstellung eines plattenförmigen Trägers

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1323525A2 (de) * 2001-12-21 2003-07-02 Heinrich J. Kesseböhmer KG Verfahren zur Herstellung eines plattenförmigen Trägers

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