JPH07186125A - タイルの湿式押出用成形型 - Google Patents

タイルの湿式押出用成形型

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JPH07186125A
JPH07186125A JP35234393A JP35234393A JPH07186125A JP H07186125 A JPH07186125 A JP H07186125A JP 35234393 A JP35234393 A JP 35234393A JP 35234393 A JP35234393 A JP 35234393A JP H07186125 A JPH07186125 A JP H07186125A
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
support bar
tile
molding
mounting block
Prior art date
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Pending
Application number
JP35234393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuo Nakano
徳夫 中野
Tsutomu Takaguchi
勉 高口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07186125A publication Critical patent/JPH07186125A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タイルの湿式押出用成形型において、外型の成
形開口内に位置させられる複数の中型の取付作業性を良
くするとともに取付誤差をなくし、タイルを高精度で成
形できるようにする。 【構成】タイルの断面形状に対応した成形開口を有する
外型と、先端側の成形部が該成形開口内に位置させられ
るとともに基端部が支持バーにて支持された複数の中型
とを有し、含水状態の坏土を該成形開口を通過させるこ
とによって所定のタイル形状に成形するタイルの湿式押
出用成形型であって、複数の中型16とこれを基端部に
おいて支持する支持バー24とを一体成形加工するとと
もに、更に支持バー24より前方に延び出す支柱26を
これらとともに一体成形し、支柱26の前端部を取付ブ
ロックを介して取付プレート30,外型14の基部32
に固定する。また支柱26の前後方向位置を調節可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタイルの湿式押出用成
形型に関する。
【0002】
【従来の技術】タイルの湿式押出用成形型は、一般にタ
イルの断面形状に対応した成形開口を有する外型と、先
端側の成形部がその成形開口内に位置させられるととも
に基端部が支持バーに固定されて支持される複数の中型
とを有し、含水状態の坏土をその成形開口を通過させる
ことによって所定のタイル形状に連続成形するようにな
っている。
【0003】図4はこの成形型の一例を示している。こ
の図において100は成形開口を有する外型で、102
は先端側の成形部を成形開口内に位置させるように配置
された複数の中型である。
【0004】中型102は、基端側において支持バー1
04にボルト106にて固定されてかかる支持バー10
4により支持されている。また支持バー104は、これ
と別体を成す支柱108にて所定の固定部材、ここでは
成形型の取付プレートに対して固定されている。
【0005】中型102は、この例ではタイルを裏面側
において2枚合せ状態に押出成形するに際し、各タイル
の裏面に裏足を成形するものであり、後において成形し
たタイルを焼成後に分離するための切込みを入れる爪1
10が一体に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図に示して
いるように従来の成形型にあっては複数の中型102の
1つ1つがそれぞれ別体を成していて、それぞれが個別
にボルト106にて支持バー104に固定されるように
なっており、このことから、各中型102を支持バー1
04に固定する際の作業が面倒でしかもその際に取付誤
差を生じ易く、このことがタイルの成形精度に悪影響を
及ぼす問題が生じていた。
【0007】また各中型102は片持状態で支持バー1
04により支持されており、而して中型102の基端部
が支持バー104に対して十分強固に固定されていない
と、タイルの押出成形の際に中型102の先端側の成形
部に作用する圧力によって中型102ががたつきを生じ
るおそれがあった。更に各中型102は、何れも前後方
向の位置調節が不能である不具合があった。
【0008】前述したようにタイルを2枚合せ状態で成
形した場合、後においてこれを1枚ごとに分離すること
となる。その強制分離の際、各タイルは良好に分離して
くれることが必要であり、また一方その前の工程では各
タイルが良好に2枚合せ状態に固着していることが必要
で、強制分離工程の前に各タイルが部分的に分離してし
まうと工程上トラブルの原因となる。
【0009】上記中型102の前後位置はこれらタイル
の固着力に重大な影響を及ぼすものであるが、従来の成
形型の場合その位置調節ができず、2枚合せ状態のタイ
ルの固着力,必要な分離力を適正にコントロールするこ
とができなかったのである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものである。而して本願の発
明の成形型は、タイルの断面形状に対応した成形開口を
有する外型と、先端側の成形部が該成形開口内に位置さ
せられるとともに基端部が支持バーにて支持された複数
の中型とを有し、含水状態の坏土を該成形開口を通過さ
せることによって所定のタイル形状に成形するタイルの
湿式押出用成形型であって、前記支持バー及び複数の中
型が一体成形加工されているとともに、該支持バーより
前方に延び出すように設けられ、その前端部において所
定の固定部材に固定される支柱がそれら支持バー及び複
数の中型と一体成形加工されていることを特徴とする
(請求項1)。
【0011】本願の別の発明の成形型は、前記支柱の前
端部が取付ブロックにて保持され、該取付ブロックを介
して前記固定部材に固定されるとともに、該取付ブロッ
クによる保持位置の変化によって該支柱及びこれと一体
の前記支持バー及び複数の中型全体が前後方向に位置調
節可能とされていることを特徴とする(請求項2)。
【0012】本願の更に別の発明の成形型は、前記取付
ブロックに嵌入溝が形成され、該嵌入溝に前記支柱にお
ける前端部が嵌入された上、ボルト等固定具にて該取付
ブロックに固定され、且つ該前端部の該嵌入溝への嵌入
量の変化によって前記支柱,支持バー及び複数の中型全
体が前後方向に位置調節可能とされていることを特徴と
する(請求項3)。
【0013】
【作用及び発明の効果】以上のように請求項1の発明に
おいては複数の中型及びこれを支持する支持バー,支柱
が一体成形加工されており、従って本発明によれば、複
数の中型を個別に支持バーに取り付けるといった面倒が
なく、また個々の中型の取付けに際して取付誤差が生
じ、これがタイルの成形精度に悪影響を与えるといった
問題を解消することができる。
【0014】また各中型が支持バーに対して強固に固定
されなかった場合において、押出成形操作の際に中型が
がたつきを生じるといったおそれも無くすことができ
る。
【0015】請求項2の発明は、複数の中型,支持バー
及び支柱を前後方向に位置調節可能としたもので、本発
明によれば各中型を常に適正な位置(前後方向位置)に
位置させておくことができる。
【0016】これによりタイルを2枚合せ状態に成形す
る場合において、強制分離の際にこれらを良好に分離す
ることができ、またそれ以前の工程では各タイルが部分
的に分離するといったことを防止することができる。
【0017】請求項3の発明は、支持バーより前方に延
び出す支柱の前端部を取付ブロックの嵌入溝内に嵌入さ
せ、その嵌入量を変化させることによって中型の前後方
向位置を調節するように成したもので、本発明によれば
中型の前後位置を容易に調節でき、しかも溝側面で支柱
の前端部を挟持することによりこれを強固に保持するこ
とができる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は湿式押出成形機であっ
て、先端に成形型12が取り付けられている。この湿式
押出成形機10は、所定含水状態の坏土をオーガの回転
により前進移動させた上、成形型12の成形開口より連
続押出し、所定タイル形状に成形する。
【0019】成形型12は、図3に示しているように外
型14と複数の中型16とを含んでいる。外型14には
タイルの断面形状に対応した成形開口18が形成されて
おり、そしてこの成形開口18内において上記複数の中
型16における先端側の成形部20が左右1列に配置さ
れている。
【0020】これら成形部20には、2枚合せ状態に成
形したタイル21(図2参照)を後において1枚ごとに
分離するための切込みを入れる爪22が一体に形成され
ている。
【0021】各中型16は、基端部が左右方向に延びる
支持バー24にて支持されている。また支持バー24の
両端部からは支柱26が前方に延び出しており、その前
端部が図1に示しているように取付ブロック28を介し
て成形型12の取付プレート30,外型14における基
部32に固定されている。ここで複数の中型16,支持
バー24,支柱26は金属材を一体成形加工して成るも
のである。
【0022】前記取付ブロック28は、図1に示してい
るように一対の挟持部34と、それらの間に形成された
嵌入溝36とを有している。一方、支柱26の前端部に
は長穴38が設けられている。而して支柱26は、その
前端部を嵌入溝36内に嵌入させた状態で、長穴38を
挿通するボルト40の締込みにより取付ブロック28の
挟持部34により挟持されている。
【0023】支柱26は、この長穴38に沿ってボルト
40による締付位置を変化させることにより、即ち支柱
26の前端部の嵌入溝36への嵌入量を変化させること
により、支持バー24及び複数の中型16とともに前後
方向に位置調節可能とされている。
【0024】上記取付プレート30には、取付ブロック
28に対応する形状の凹陥部41が形成されている。そ
してこの凹陥部41に取付ブロック28が嵌め込まれた
上、ボルト42にて外型14における基部32に締結さ
れている。
【0025】以上の説明から明らかなように、本例の成
形型12においては複数の中型16及び支持バー24,
支柱26が一体成形されており、従って成形型12の取
付けに際して従来のように各中型16を個別にボルト等
で取り付けていく必要がなく、支柱26を取付ブロック
28を介して固定するだけで、複数の中型16を同時且
つ一挙に取り付けることができる。
【0026】従って中型16の取付作業が極めて簡単化
するとともに、各中型16ごとに取付位置の誤差ないし
ばらつきを生じるといったことも無く、各中型16を正
確に所望の定位置に位置させることができる。これによ
りタイルを高精度で成形できるようになる。
【0027】本例の成形型16は、支柱26が取付ブロ
ック28の嵌入溝36内に嵌入した状態で、かかる取付
ブロック28により保持されており、且つこの嵌入溝3
6への嵌入量を変化させることによって支柱26,支持
バー24,複数の中型16の全体の前後方向位置が調節
可能である特徴を有する。
【0028】これにより、タイルを2枚合せ状態で成形
する場合において、各タイルの固着力を適正なものとす
ることができ、強制分離工程以前の工程で各タイルが部
分的に離れてしまったりせず、しかもその強制分離工程
において良好に各タイルを分離することができる。
【0029】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である成形型の中型及びその
周辺部の分解斜視図である。
【図2】タイルの湿式押出成形機の要部を図1の成形型
を取り付けた状態で示す斜視図である。
【図3】その成形型の正面断面構成及び平面断面構成を
示す図である。
【図4】従来の成形型における中型の構成とその不具合
を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 湿式押出成形機 12 成形型 14 外型 16 中型 18 成形開口 20 成形部 21 タイル 24 支持バー 26 支柱 28 取付ブロック 30 取付プレート 36 嵌入溝 38 長穴 40 ボルト 41 凹陥部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイルの断面形状に対応した成形開口を
    有する外型と、先端側の成形部が該成形開口内に位置さ
    せられるとともに基端部が支持バーにて支持された複数
    の中型とを有し、含水状態の坏土を該成形開口を通過さ
    せることによって所定のタイル形状に成形するタイルの
    湿式押出用成形型であって前記支持バー及び複数の中型
    が一体成形加工されているとともに、該支持バーより前
    方に延び出すように設けられ、その前端部において所定
    の固定部材に固定される支柱がそれら支持バー及び複数
    の中型と一体成形加工されていることを特徴とするタイ
    ルの湿式押出用成形型。
  2. 【請求項2】 前記支柱の前端部が取付ブロックにて保
    持され、該取付ブロックを介して前記固定部材に固定さ
    れるとともに、該取付ブロックによる保持位置の変化に
    よって該支柱及びこれと一体の前記支持バー及び複数の
    中型全体が前後方向に位置調節可能とされていることを
    特徴とする請求項1に記載のタイルの湿式押出用成形
    型。
  3. 【請求項3】 前記取付ブロックに嵌入溝が形成され、
    該嵌入溝に前記支柱における前端部が嵌入された上、ボ
    ルト等固定具にて該取付ブロックに固定され、且つ該前
    端部の該嵌入溝への嵌入量の変化によって前記支柱,支
    持バー及び複数の中型全体が前後方向に位置調節可能と
    されていることを特徴とする請求項2に記載のタイルの
    湿式押出用成形型。
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