JPH07186072A - 軸駆動機構 - Google Patents

軸駆動機構

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JPH07186072A
JPH07186072A JP34601693A JP34601693A JPH07186072A JP H07186072 A JPH07186072 A JP H07186072A JP 34601693 A JP34601693 A JP 34601693A JP 34601693 A JP34601693 A JP 34601693A JP H07186072 A JPH07186072 A JP H07186072A
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JP
Japan
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shaft member
shaft
side wall
drive mechanism
housing
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JP34601693A
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English (en)
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Kenkichi Suzuki
兼吉 鈴木
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KILONY SANGYO KK
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KILONY SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角パイプ状の軸部材と該軸部材がその軸方向
に移動自在に挿通されると共に軸部材を移動自在に支持
する複数のローラを備えたハウジングから成る軸駆動機
構であって、軸部材内に軸部材を軸方向に移動させるた
めの駆動機構を収納することによって、軸駆動機構の外
観をコンパクトにし、しかも構造を簡素化して製造コス
トをも低減することができるようにする。 【構成】 角パイプ状の軸部材20と該軸部材がその軸
方向に移動自在に挿通されると共に、軸部材を移動自在
に支持する複数のローラ11、11、・・・を備えたハ
ウジング3とから成る軸駆動機構であって、前記軸部材
の内部に軸部材を移動させるための駆動機構21を収納
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な軸駆動機構に関す
る。詳しくは、角パイプ状の軸部材と該軸部材がその軸
方向に移動自在に挿通されると共に軸部材を移動自在に
支持する複数のローラを備えたハウジングから成る軸駆
動機構であって、軸部材内に該軸部材を軸方向に移動さ
せるための駆動機構を収納することによって、軸駆動機
構の外観をコンパクトにし、しかも構造を簡素化して製
造コストをも低減することができるようにした新規な軸
駆動機構を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の軸駆動機構aを2つ直交さ
せて組み合せて成る2軸駆動機構bを示すものである。
【0003】a1は第1の一軸駆動部、a2は第2の一
軸駆動部であり、それぞれ角パイプ状をした軸部材cと
該軸部材cをその軸方向に移動自在に支持したハウジン
グdを備えている。
【0004】そして、ハウジングd内には8個1組のロ
ーラe、e、・・・を備えた転がり支持部fが軸方向に
離間して2ヶ所に設けられ、軸部材cの4つの外側面そ
れぞれに各転がり支持部において2個づつのローラe、
eが転動自在に当接して軸部材cを支持している。
【0005】尚、このような転がり支持部f、fはハウ
ジングdの一つの内面に軸方向に離間した2ヶ所に設け
られている。
【0006】g、gは軸駆動機構a1及びa2のハウジ
ングdの外側面にそれぞれ固定された駆動部であり、各
軸駆動部gはモータhと減速器iとを備え、減速器iの
出力軸にはピニオンギアjが固定されている。
【0007】また、軸部材dの4つの外側面のうちの1
つには、ラック部材kが固定されており、該ラック部材
kの1つの側面にはラックギアlが形成されている。
【0008】そして、上記ピニオンギアjが軸部材cの
ラックギアlと噛合している。
【0009】しかして、モータhが駆動されると、減速
器iを介してピニオンギアjが回転されてラックギアl
を送るので、ラック部材kが固定されている軸部材cが
モータhの回転方向に応じた方向へ移動されることにな
り、このような1軸駆動部a1とa2とを直角に組み合
せて固定して、2軸駆動機構bが形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した2
軸駆動機構bにあっては、駆動部g、gやラックギア
l、lがハウジングd、dや軸部材c、cの外側面に固
定されており、これら駆動部g、gやラックギアl、l
は形状も大きく、しかも、外部に突出しているためにデ
ザイン的にも好ましくなく、構造的にも複雑でコストが
高くなってしまうという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明軸駆動機
構にあっては、上記した問題を解決するために、角パイ
プ状の軸部材と該軸部材がその軸方向に移動自在に挿通
されると共に、軸部材を移動自在に支持する複数のロー
ラを備えたハウジングとから成る軸駆動機構であって、
前記軸部材の内部に該軸部材を移動させるための駆動機
構を収納するようにしたものである。
【0012】
【作用】従って、本発明軸駆動機構にあっては、軸部材
の内部に軸部材を移動させるための駆動機構を収納する
ようにしたので、軸駆動機構の外観が突出物がなくてデ
ザイン的にもすっきりとし、全体的にコンパクト化する
ことができ、しかも、軸部材には特殊なものが必要では
なく、一般的に市販されている角パイプを使用すること
が可能であるので、コスト的にも安価に製造することが
できる。
【0013】更に、軸部材内に駆動機構が収納されてい
るので、防塵性にも優れている。
【0014】
【実施例】以下に、本発明軸駆動機構の詳細を図示した
実施例に従って説明する。
【0015】1は直交型2軸駆動機構であり、2つの1
軸駆動部2Aと2Bとが直角に組み合わされて成る。
【0016】各1軸駆動部2は、軸部材と該軸部材をそ
の軸方向に移動自在に支持したハウジングを備えてい
る。
【0017】3はハウジングであり、金属板により略正
方形の断面形状をした短い角筒状に形成され、その1の
側壁部4aから該側壁部4aに隣接した側壁部4b、4
dにかけて切欠5が形成されている。
【0018】該切欠5はハウジング3の軸方向における
大きさがハウジング3の軸方向の長さの略半分に形成さ
れ、深さは側壁部4b、4dの幅の略3分の1強に形成
されている。
【0019】6、6はハウジング3の両端に固定された
端板であり、該端板6、6には後述する軸部材が挿通さ
れる大きさの略正方形状の挿通孔7、7が形成されてい
る。
【0020】8、8は取付フラップであり、上記切欠5
の長さ方向における両端から切欠5の反奥方向へ突出さ
れ、該取付フラップ8、8にはボルト挿通孔9、9、・
・・が形成れている。
【0021】また、ハウジング3の内部の両端寄りの位
置にはそれぞれ転がり支持部10、10が設けられてい
る。
【0022】尚、2つの転がり支持部10、10は同じ
構成になっているので、その一方についてのみ詳細に説
明する。
【0023】転がり支持部10はそれぞれ8個のローラ
11、11、・・・を備えており、これらローラ11、
11、・・・は2個1組を為し、合計4組のローラがあ
り、そのうち2組は固定ローラに、残りの2組は可動ロ
ーラになっている。
【0024】12は1軸駆動部2A又は2Bのハウジン
グ3内において端板6に接した位置で且つ切欠5が形成
された側壁部4aと反対側に位置した側壁部4cの内面
と近接した位置でハウジング3に固定されたローラ支持
ブロックである。
【0025】該ローラ支持ブロック12は端板6に外側
から挿通されたボルト13、13がその端板6内面に接
した面に螺合されてハウジング3内の上記した位置に固
定されている。
【0026】そして、ローラ支持ブロック12の互いに
対向した側に突設された軸にそれぞれローラ11、11
が回転自在に支持され、この状態でこれらローラ11、
11はその一部がローラ支持ブロック12の反側壁部4
c側の端部から稍中心側に突出するようにされている。
【0027】14は1軸駆動部2A又は2Bのハウジン
グ3内において端板6に接した位置で且つ切欠5が形成
された側壁部4aに隣接した側壁部4bの内面と近接し
た位置でハウジング3に固定されたローラ支持ブロック
である。
【0028】該ローラ支持ブロック14は、端板6の幅
方向に離間した位置を外側から挿通されたボルト13、
13がローラ支持ブロック14の端板6の内面に接した
面に螺合されて上記した位置に固定される。
【0029】そして、ローラ支持ブロック14の側壁部
4bの幅方向における互いに反対側に位置した端面から
突設された軸にそれぞれローラ11、11が回転自在に
支持され、その状態でこれらローラ11、11はその一
部がローラ支持ブロック14の反側壁部4b側の端部か
ら稍中心側に突出するようにされている。
【0030】15は1軸駆動部2A又は2Bのハウジン
グ3の切欠5が形成された側壁部4aの内面に近接した
位置で端板6に固定されたローラ支持ブロックである。
【0031】該ローラ支持ブロック15は、側壁部4の
幅方向における長さが上記ローラ支持ブロック12及び
14のそれと略同じであり、側壁部4に垂直な方向にお
ける厚みが上記ローラ支持ブロック12及び14のそれ
より稍小さく形成されている。
【0032】更に、該ローラ支持ブロック15は端板6
の幅方向に離間した位置を外側から挿通されたボルト1
3、13がローラ支持ブロック15の端板6内面に接し
た面に螺合され、これによって、ローラ支持ブロック1
5がハウジング3内の所定の位置に固定される。
【0033】16は側壁部4aの内面の内ローラ支持ブ
ロック15に対向した位置に固定された支持板であり、
ハウジング3の側壁部4の厚みより大きな厚みを有する
金属板で形成されており、側壁部4aの内面に溶接等に
よって固定されている。
【0034】そして、該支持板16にはその両端寄りの
位置に側壁部4aに形成されたボルト挿通孔と一致した
位置に螺孔が形成されている。
【0035】17、17は調整ボルトであり、これら調
整ボルト17、17は側壁部4aに外側から挿通され、
且つ、上記支持板16の螺孔に螺合されてその先端が上
記ローラ支持ブロック15の側壁部4aの内面に対向し
た面に当接されている。
【0036】18、18は止めナットであり、上記調整
ボルト17、17の側壁部4aから突出した部分の根元
に螺合され、調整ボルト17、17の位置を固定してい
る。
【0037】そして、該ローラ支持ブロック15の側壁
部4aの幅方向における互いに反対側に位置した端面か
ら突設された軸にそれぞれローラ11、11が回転自在
に支持され、この状態でこれらローラ11、11はその
一部がローラ支持ブロック15の反側壁部4a側の端部
から稍中心側に突出するようにされている。
【0038】19は1軸駆動部2A又は2Bのハウジン
グ3の上記ローラ支持ブロック14が固定された側壁部
4bに対向した側壁部4dの内面に近接した位置で端板
6に固定されたローラ支持ブロックである。
【0039】該ローラ支持ブロック19は上記ローラ支
持ブロック15と略同じ大きさに形成されている。
【0040】更に、ローラ支持ブロック19は、端板6
の幅方向に離間した位置を外側から挿通されたボルト1
3、13がローラ支持ブロック19の端板6の内面に接
した面に螺合され、これによって、ローラ支持ブロック
19がハウジング3内の所定の位置に固定される。
【0041】また、この側壁部4dの内面の内ローラ支
持ブロック19に対向した位置にも上記支持板16と同
様の支持板16が固定されている。
【0042】そして、調整ボルト17、17が側壁部4
dを外側から挿通され、且つ、上記支持板16の螺孔に
螺合されて、その先端が上記支持ブロック19の側壁部
4dの内面に対向した面に当接される。
【0043】更に、該ローラ支持ブロック19の側壁部
4dの幅方向における互いに反対側に位置した端面から
突設された軸にそれぞれローラ11、11が回転自在に
支持され、この状態でこれらローラ11、11はその一
部がローラ支持ブロック19、19の反側壁部4dの側
の端部から稍中心側に突出するようにされている。
【0044】20は金属製の軸部材であり、例えば、型
引き抜き法によって角筒状に成形されて成る。そして、
該軸部材20は端板6、6に形成された挿通孔7、7を
通してハウジング3に挿通される。
【0045】尚、20a、20b、20c及び20dは
上記軸部材20の4つの側面壁である。
【0046】該軸部材20の内部には、後述するよう
に、ギアードモータ22、スクリューシャフト23、リ
ミットスイッチ24、24等から成る駆動機構21が収
納されている。
【0047】ギアードモータ22は、モータと減速機構
が一体化されたものであり、22aはその一端部から突
出した回転軸である。
【0048】スクリューシャフト23は、後述するよう
にして軸部材20を移動させる場合の移動ストロークに
見合った長さを有するものであり、本実施例において
は、軸部材20の長さの略半分の長さを有しており、一
端部23a付近を除いて略全体の8割に螺溝が形成され
ている。
【0049】そして、図示したように、軸部材20の内
部において、軸方向の一端部寄りには、適宜な方法によ
りギアードモータ22が固定されており、このギアード
モータから軸部材20の他端部の方向へ突出した回転軸
22aにカップリング25を介してスクリューシャフト
23が連結され、これが他端部の方向に延びている。
【0050】また、スクリューシャフト23には、カッ
プリング25によって回転軸22aと連結された部分よ
り稍他端部側に寄った位置がベアリング26によって軸
部材20に回転自在に支持される。そして、該ベアリン
グ26は、軸部材20の側面壁20a、20b、20c
及び20dの内面に固定されたベアリングハウジング2
7内に保持されている。
【0051】そして、軸部材20の4つの側面壁20
a、20b、20c及び20dのうち相対向する2つの
側面壁20b、20dには、それぞれに対応した位置、
即ち、軸部材20の軸方向における略中間の部分には、
軸方向に長い長孔28、28が形成されている。尚、該
長孔28、28の軸方向の長さは、軸部材20の長さの
略3分の1の長さとされている。
【0052】29は軸部材20の側面壁20bの内面に
沿って配設された検知レバーであり、金属板を加工して
成り、その帯板状をした主部29aには長孔29bが穿
設されており、そして、主部29aの一端から作用片2
9cが略90度の角度で突出されて全体形状として略L
字状を為すものである。尚、主部29aの長さ及び長孔
29bと作用片29cとの位置関係は、軸部材20の長
孔28とリミットスイッチ24、24との位置関係に適
合するようにされており、また、長孔29bは長孔2
8、28と比較して長手方向の長さが稍短く上下の幅が
稍広くされている。
【0053】そして、リミットスイッチ24、24はそ
れぞれのスイッチ片24a、24aが対向するようにし
て軸部材20のギアードモータ22が固定されている側
とは反対側の端部の側面壁20cに固定され、上記作用
片29bは通常状態では、この2つのスイッチ片24
a、24aの間に挟まれ中立位置に保たれている。尚、
リミットスイッチ24、24の電気的配線は特に限定さ
れるものではなく、適宜な方法によって為されればよ
い。
【0054】30は円柱状のナット部材であり、その軸
方向と直交する方向に螺孔30aが貫設され、長手方向
の両端部30b、30bは稍径が細く、即ち、検知レバ
ー29の長孔29bの上下の幅と略同じ直径を有してい
る。
【0055】また、該端部30b、30bの端面30
c、30cの中心部にはナット部材30の長手方向にお
ける長さの略3分の1の深さを有する固定ピン挿入穴3
0d、30dが形成されている。
【0056】尚、ナット部材の形状は上記のような円柱
状に限定されるものではなく適宜な形状とすることが可
能であり、また、ナット部材にスクリューシャフト23
と螺合する螺孔を直接に貫設せずに、別部材に螺孔を設
け、この別部材を固定ピン挿入穴が形成された部材と組
み合わせて一体化したナット部材としてもよい。
【0057】そして、軸部材20の内部において、ナッ
ト部材30は側面壁20bと20dとによって挟まれる
ように配置され、この時側面壁20bの側においては、
前記検知レバー29の長孔29bと一方の端部30bと
が摺動自在に係合し、この状態で、前記スクリューシャ
フト23が上記螺孔30aに螺合される。
【0058】また、1軸駆動部2A又は2Bのハウジン
グ3の対向した側壁部4b及び4dの内面の左右上下の
略中央部には転がり支持部10、10のローラ支持ブロ
ック14、14及びローラ支持ブロック19、19に挟
まれるようにしてその間に、支持ブロック31、31が
溶接若しくはボルト止め等でそれぞれ固定されており、
側壁部4bと支持ブロック31、側壁部4dと支持ブロ
ック31を共に貫通してそれぞれ対向して全く同じ位置
に貫通孔32、32が穿設されている。
【0059】しかして、上述したように軸部材20の内
部に駆動機構21を内蔵させ、これをハウジング3に挿
通する。
【0060】この時、ハウジング3の側壁部4a、4
b、4c、4dと軸部材20の側面壁20a、20b、
20c、20d、特に、側壁部4b、4d及び側壁部2
0b、20dの位置関係に注意する必要がある。
【0061】即ち、ハウジング3の端板6、6に設けら
れた挿通孔7、7の一方から側壁部4bと側面壁20b
(又は20d)、側壁部4dと側面壁20d(又は20
b)とが対向するような向きで位置を合わせて軸部材2
0を挿入する。
【0062】そして、ハウジング3の側壁部4b及び4
d及び支持ブロック31、31の貫通孔32、32とナ
ット部材30の固定ピン挿入孔30d、30dとの位置
を合わせ、貫通孔32、32に固定ピン33、33を挿
入して側壁部4bと支持ブロック31、側壁部4dと支
持ブロック31を貫通させ、更に、この先端部を軸部材
20の側面壁20b及び20dの長孔28、28を挿通
させてナット部材30の固定ピン挿入孔30d、30d
に嵌入して固定する。
【0063】従って、ナット部材30はハウジング3に
その位置が固定され、このナット部材30の螺孔30a
に、ギアードモータ22の回転軸22aと連結されたス
クリューシャフト23が螺合され、回転軸22aの回転
によってナット部材30へスクリューシャフト23が捩
じ込まれ、あるいは捩じ戻される。
【0064】すると、ギアードモータ22とナット部材
30との間隔が縮まったり、あるいは広まったりし、上
述したようにナット部材30はハウジング3に固定さ
れ、ギアードモータ22は軸部材20に固定されている
ために、相対的に軸部材20の長孔28、28が設けら
れた範囲内でナット部材30の位置が移動することにな
り、ハウジング3の内部にて転がり支持部10、10の
ローラ11、11、・・・に支持されて軸部材20が移
動することになる。
【0065】34、34はハウジング3の端板6、6と
軸部材20の両端部にかけて適宜な方法で装着された防
塵用の蛇腹であり、35、35は軸部材20の両端部の
開口部を塞ぐエンドプレートである。
【0066】尚、この時、ギアードモータ22等の保護
のために軸部材20の移動範囲の両終端部においてこれ
を検知する必要がある。
【0067】従って、長孔28、28の端部までナット
部材30が移動した時、前述しように側面壁20bの内
面に配設された検知レバー29の長孔29bは長孔28
の長手方向の長さよりもやや短いために該検知レバー2
9の長孔29bの開口端と主部29aの一部が側面壁2
0bの長孔28の長手方向の両端部に露出しており、ナ
ット部材30によって長孔28内での移動範囲の両端部
でこれが押圧されるため、同時に作用片29cも移動し
てリミットスイッチ24、24の一方のスイッチ片24
aを押圧する。
【0068】これによって、リミットスイッチ24より
発せられた信号を図示しない制御装置が検知して軸部材
20の移動範囲の終わりの位置を検知するのである。
【0069】上記実施例においては、軸部材20の移動
に関しナット部材30とスクリューシャフト23の螺合
部が作用点と為るわけであるが、このナット部材30は
軸部材20内に配設され、しかも上記螺合部である螺孔
30aが軸部材20の軸中心の中心線に沿って位置して
いるために、軸部材20の移動が安定し、またスムーズ
に行えるという利点を有する。
【0070】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明軸駆動機構は、角パイプ状の軸部材と該軸部
材がその軸方向に移動自在に挿通されると共に、軸部材
を移動自在に支持する複数のローラを備えたハウジング
とから成る軸駆動機構であって、前記軸部材の内部に該
軸部材を移動させるための駆動機構を収納したことを特
徴とする。
【0071】従って、本発明軸駆動機構にあっては、軸
部材の内部に軸部材を移動させるための駆動機構を収納
するようにしたので、軸駆動機構の外観が突出物がなく
てデザイン的にもすっきりとし、全体的にコンパクト化
することができ、しかも、軸部材には特殊なものが必要
ではなく、一般的に市販されている角パイプを使用する
ことが可能であるので、コスト的にも安価に製造するこ
とができる。
【0072】更に、軸部材内に駆動機構が収納されてい
るので、防塵性にも優れている。
【0073】尚、上記実施例において示した具体的な構
造や形状は本発明を実施するに際してのほんの一例を示
したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲
が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軸駆動機構の実施の一例を示す水平断面
図である。
【図2】正面図である。
【図3】側面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】要部を概略的に示す斜視図である。
【図6】従来の軸駆動機構を一部を切り欠いて示す側面
図である。
【符号の説明】
1 直交型2軸駆動機構(軸駆動機構) 3 ハウジング 11 ローラ 20 軸部材 21 駆動機構 22 ギアードモータ 23 スクリューシャフト 30 ナット部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角パイプ状の軸部材と該軸部材がその軸
    方向に移動自在に挿通されると共に、軸部材を移動自在
    に支持する複数のローラを備えたハウジングとから成る
    軸駆動機構であって、前記軸部材の内部に該軸部材を移
    動させるための駆動機構を収納したことを特徴とする軸
    駆動機構。
  2. 【請求項2】 駆動機構がギアードモータ、スクリュー
    シャフト及びナット部材を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の軸駆動機構。
JP34601693A 1993-12-24 1993-12-24 軸駆動機構 Pending JPH07186072A (ja)

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JP34601693A JPH07186072A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 軸駆動機構

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JP34601693A JPH07186072A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 軸駆動機構

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JPH04189482A (ja) * 1990-11-20 1992-07-07 Daikin Ind Ltd 直光モジュール

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