JPH0314937Y2 - - Google Patents

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JPH0314937Y2
JPH0314937Y2 JP1984195986U JP19598684U JPH0314937Y2 JP H0314937 Y2 JPH0314937 Y2 JP H0314937Y2 JP 1984195986 U JP1984195986 U JP 1984195986U JP 19598684 U JP19598684 U JP 19598684U JP H0314937 Y2 JPH0314937 Y2 JP H0314937Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車の窓および天井に設け
られるガラス等の開閉を行なうための動力源等と
して使用される電動装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば自動車の天井に設けられるガラスを開閉
させる従来の電動装置が第3図に示されている。
同図中1はカバー2で覆われたモータフレーム
で、その内面にはマグネツト3が取付けられてい
る。モータフレーム1には端板4を挟んで機構ハ
ウジング5がねじ止めされている。また、図中6
は回転子であり、その回転子軸、つまり駆動軸7
は、上記フレーム1および機構ハウジング5に設
けられた合計3個の軸受8にわたつて回転自在に
支持されている。なお、上記モータフレーム1、
マグネツト3、および回転子6は電動部を形成し
ている。そして、駆動軸7の機構ハウジング5内
に位置する部位にはウオーム9が一体に形成して
あるとともに、このウオーム9に噛み合うウオー
ム歯車10が上記ハウジング5に内蔵されてい
る。これら機構ハウジング5、ウオーム9、およ
びウオーム歯車10等はウオーム歯車機構を形成
している。また、図中11はウオーム歯車10を
支持する出力軸、12は駆動軸7のスラスト調整
を行なうための調整ねじである。
このような構造の電動装置は、電動部に対する
通電により回転子6を正回転または逆回転させる
ことに伴つて、その駆動軸7のウオーム9とウオ
ーム歯車10との噛み合いにより、駆動軸7の回
転を減速して出力軸11に伝え、これにより自動
車の天井に取付けたガラスを開閉するようになつ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記ガラス等を開閉するには可成り
大きな出力軸トルクを必要とする。
しかし、以上のような電動装置においては、電
動部の回転をウオーム歯車機構のみで減速する構
造であるから、電動部に比較的回転数が低いもの
を使用しなければならない。しかしながら、電動
装置の厚みを規定する電動部の直径は、回転数が
低いもの程大きいから、従来の電動装置は全体と
して厚く大形であつた。このため、例えば自動車
の天井内部等の狭いところに設置する場合に問題
となることがあつた。
なお、従来の構造において電動部に高回転のも
のを使用すると、ウオーム歯車機構での減速だけ
では、必要とする大きさの出力軸トルクを得るこ
とができなかつた。
また、従来の構造では駆動軸7がウオーム軸を
兼ねているから、駆動軸7が長い。このため、駆
動軸7に曲がりや振れ等を生じ易く、軸7の加工
が面倒であつた。
しかも、従来ではウオーム歯車機構をそのまま
にして出力軸トルクが異なる電動装置を得るに
は、電動部を交換する以外に方法がない。このた
め、種々の出力軸トルクを有する電動装置を製造
する場合に多種類の電動部を用意しなければなら
ないから、製造価格が高くなるという問題があつ
た。
また、上記電動装置はその駆動軸を正逆回転さ
せるものであるから、その回転方向の切換え時に
与えられるスラストにより駆動軸が軸方向に動く
と、騒音を発生する原因となる。したがつて、こ
のようなことを防止するために、スラスト調整用
の調整ねじ12およびこのねじ12を調整位置に
保持するためのナツトなどを必要とし、構成が複
雑で組立てが面倒であるという問題もあつた。
本考案の目的は、安価に製造できるとともに、
薄形化と軸の加工性の向上とを図ることができる
とともに、簡単な構成により騒音を少なくできる
電動装置を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の電動装置
においては、駆動軸を備えこの駆動軸を正逆回転
させる電動部に、ウオーム歯車機構を連結し、こ
のウオーム歯車機構のウオームを設けたウオーム
軸を、上記電動部の駆動軸とは別にして、この駆
動軸に対し平行に設けるとともに、これら両軸を
減速伝動機構を介して連結し、上記ウオーム軸の
両端部を支持する軸受を夫々板ばね製の軸受押え
で固定し、これら軸受押えのうち上記電動部側に
位置された軸受押えに、上記駆動軸の上記ウオー
ム歯車機構側先端に当接して上記駆動軸にスラス
ト荷重を加えるスラスト受部を一体に設けたもの
である。
〔作用〕
本考案の電動装置は、その電動部に通電して動
作させると、電動部の駆動軸の高速回転は、ま
ず、減速伝動機構によつて一次減速されてウオー
ム軸に伝えられ、次にウオーム歯車機構で二次減
速されて出力軸に伝えられる。したがつて、この
ような二段の減速により、電動部に高回転のもの
を用いることができる。これにより、必要とする
大きさの出力軸トルクを確実に得て、電動装置全
体の薄形化を実現できるものである。そして、軸
が従来のように長い一本の軸ではなく、二本に別
れているから、これらを容易に加工することがで
きる。しかも、減速伝動機構の減速化を変えるだ
けで、電動部およびウオーム歯車機構をそのまま
にして出力軸トルクを変えることができるから、
多種類の電動装置を製造するに場合に安価に製造
することができる。また、正逆回転される駆動軸
のウオーム歯車機構側先端には、板ばね製のスラ
スト受部に当接させたから、この受部のばね性に
より駆動軸にスラスト荷重を加えることができ
る。したがつて、正逆回転の切換え時に駆動軸が
軸方向に動いて騒音を生じることを少なくでき
る。しかも、スラスト受部はウオーム軸用の軸受
を固定する板ばね製の軸受押えと一体であるか
ら、特別にスラスト対策用の部品を必要とするこ
とがなく、したがつて、構成が簡単で組立てを容
易にできる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
を参照して説明する。
例えば自動の天井内部に設置されるとともに天
井に取付けたガラスを開閉するのに使用される電
動装置21は、第1図に示すように電動部22に
ウオーム歯車機構23を連結して形成されてい
る。
電動部22について説明すれば、第1図中24
はヨークで、これは連結ねじ軸25で連結された
端板26,27で挟着されている。ヨーク24の
内面にはマグネツト28が固定されているととも
に、ヨーク24の内部には回転子29が収納され
ている。回転子29の回転子軸、つまり駆動軸3
0は、上記端板26,27に夫々取付けられた軸
受31,32に回転自在に支持されているととも
に、端板27側の軸端部は軸受32を貫通して電
動部22外に突出されている。
上記ウオーム歯車機構23は、機構ハウジング
33に、ウオーム34を設けたウオーム軸35を
内蔵するとともに、ウオーム34に噛み合うウオ
ーム歯車36等を内蔵して形成されている。ウオ
ーム歯車36の中心部には図示しない軸受を介し
て機構ハウジング33に支持された出力軸37が
取付けられており、この出力軸37は機構ハウジ
ング33外に突出されて上記ガラス等の負荷側に
接続されている。そして、このウオーム歯車機構
23は、その機構ハウジング33を上記端板27
にねじ止めされて電動部22に連結されている。
また、38,39は機構ハウジング33に内蔵
された軸受であり、これらは上記ウオーム軸35
を回転自在に支持している。これらの軸受38,
39は夫々板ばね製の軸受押え40,41で機構
ハウジング33内に固定されている。そして、上
記電動部22側に位置された軸受38用の軸受押
え40には、上記駆動軸30の軸受32を貫通し
た軸端部の先端に当接して、駆動軸30を付勢し
てスラスト荷重を与えるスラスト受部42が一体
に折曲げられている。
そして、上記駆動軸30とウオーム軸35とは
減速伝動機構43を介して連結されている。この
機構43は、本実施例の場合駆動軸30の上記軸
端部に固定した駆動小歯車44と、ウオーム軸3
5に固定されるとともに上記歯車44に噛み合う
従動大歯車45とから形成されている。
以上の構成の電動装置は、その電動部22の回
転子29に通電することにより、この回転子29
を正回転または逆回転できる。したがつて、この
回転子29の回転は減速伝動機構43によつて一
次減速されて、駆動軸30とは別のウオーム軸3
5に伝えられ、次にウオーム34とウオーム歯車
36との噛み合いにより更に二次減速されてウオ
ーム歯車36および出力軸37を回転させる。そ
して、この出力軸37の回転により負荷が動作さ
れるものである。
以上のように電動装置21は二段階の減速を行
なうから、その電動部22に高回転のものを使用
することができるとともに、それにも拘らず出力
軸37を所定の低い回転で駆動して必要な出力軸
トルクを得ることができる。
このようにして、電動部22に高回転のものを
使用するから、電動部22を小径にでき、つまり
電動装置21全体の厚みを薄くすることができる
とともに、同時に電動部22の長さも短くできる
ものである。したがつて、このような小形化の実
現により例えば自動車の天井等の狭い部位にも容
易に内蔵することができる。
しかも、駆動軸30とウオーム軸35とを同軸
上ではなく平行に位置をずらして設けたから、そ
の位置ずれ寸法Lに相当する分、電動装置21全
体の幅Aも狭くすることができる。
そして、上記の動作時に回転子29に対して流
れる電流方向によつて、駆動軸30は左方向また
は右方向に移動しようとするスラストを発生する
が、駆動軸30には上記軸受押え40のスラスト
受部42のばね力によりスラスト荷重が加えられ
ているので、駆動軸30の軸方向の動きに基づく
騒音を少なくすることができる。そして、これと
ともに、スラスト受部42は軸受押え40と一体
であるから、従来のように特別にスラスト対策用
の部品を必要とすることがなく、部品点数を削減
でき、従つて組立て工数も減らすことができる。
また、電動装置21に使用する軸は、電動部2
2の駆動軸30と、ウオーム歯車機構23のウオ
ーム軸35とに分けられているので、これら各軸
30,35の軸長が短く、したがつて、その加工
が簡単である。
しかも、以上の構造の電動装置21を製造する
に当つては、電動部22とウオーム歯車機構23
とを分離して夫々別に製造して、後で連結すれば
よいから、容易に製造することができる。これと
ともに、製造に当り減速伝動機構43にその減速
比が異なるものを使用することにより、出力軸ト
ルクを種々に変えることができ、多用な性能の電
動装置21を得ることができる。そして、これら
各種の電動装置において、その電動部22および
ウオーム歯車機構23はいずれも共通部品となる
から、製造性がよく安価に製造できるものであ
る。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案において減速伝動機構43には、歯車
に変えてベルト・プーリを使用する構成のものを
使用してもよく、これを採用する場合には騒音を
より少なくできる。また、駆動軸30とウオーム
軸35とは同軸上に配設して実施してもよい。さ
らに、この電動装置21の用途は自動車に使用さ
れるいわゆる電装用に制約されるものではなく、
種々の用途に使用できることは言うまでもない。
その他、本考案の実施に当つては、考案の要旨
に反しない限り、電動部、駆動軸、ウオーム歯車
機構、ウオーム軸、減速伝動機構、軸受、軸受押
え、スラスト受部等の具体的な構造、形状、位
置、材質等は、上記一実施例に制約されるもので
はなく、種々の態様に構成して実施できることは
勿論である。
〔考案の効果〕
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案によれば、電動部に高回転のもの
を使用できるとともに必要な出力軸トルクを得
て、全体を薄形化でき、そして、軸の加工を容易
にでき、しかも、出力軸トルクが異なる種々の性
能の電動装置を製造する場合に、電動部およびウ
オーム歯車機構を共通化して安価に製造すること
ができ、その上、駆動軸の正逆回転の切換えの際
に、この軸の軸方向の動きを防止して騒音を少な
くできるとともに、そのためのスラスト受部を軸
受押えに一体に形成したから、構成が簡単で組立
てを容易化できる等の実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
し、第1図は一部を断面するとともに機構ハウジ
ングの一部を取外して示す平面図、第2図は駆動
軸と軸受押えとの関係を示す側面図である。第3
図は従来例を一部断面するとともに機構ハウジン
グの一部を取外して示す平面図である。 21……電動装置、22……電動部、23……
ウオーム歯車機構、30……駆動軸、34……ウ
オーム、35……ウオーム軸、38……軸受、4
0……軸受押え、42……スラスト受部、43…
…減速伝動機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動軸を備えこの駆動軸を正逆回転させる電動
    部に、ウオーム歯車機構を連結してなる電動装置
    において、 上記ウオーム歯車機構のウオームを設けたウオ
    ーム軸を、上記電動部の駆動軸とは別にして、こ
    の駆動軸に対し平行に設けるとともに、これら両
    軸を減速伝動機構を介して連結し、上記ウオーム
    軸の両端部を支持する軸受を夫々板ばね製の軸受
    押えで固定し、これら軸受押えのうち上記電動部
    側に位置された軸受押えに、上記駆動軸の上記ウ
    オーム歯車機構側先端に当接して上記駆動軸にス
    ラスト荷重を加えるスラスト受部を一体に設けた
    ことを特徴とする電動装置。
JP1984195986U 1984-12-26 1984-12-26 Expired JPH0314937Y2 (ja)

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JP1984195986U JPH0314937Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

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JPS61114965U JPS61114965U (ja) 1986-07-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57167551A (en) * 1981-04-06 1982-10-15 Daihen Corp Rotation driving device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57133275U (ja) * 1981-02-13 1982-08-19

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JPS57167551A (en) * 1981-04-06 1982-10-15 Daihen Corp Rotation driving device

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JPS61114965U (ja) 1986-07-21

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