JPH07185975A - 板金加工装置 - Google Patents

板金加工装置

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JPH07185975A
JPH07185975A JP33525393A JP33525393A JPH07185975A JP H07185975 A JPH07185975 A JP H07185975A JP 33525393 A JP33525393 A JP 33525393A JP 33525393 A JP33525393 A JP 33525393A JP H07185975 A JPH07185975 A JP H07185975A
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JP
Japan
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speed
rotating mechanism
holder
cutting unit
sheet metal
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JP33525393A
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English (en)
Inventor
Akihiko Nagai
昭彦 永井
Nobuyuki Komazawa
信行 駒沢
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじの下穴加工を行うパンチ位置とタップ加
工を行う位置とを一致でき、これを簡単な機構で正確に
行えること。 【構成】 金型回転機構を有するパンチプレス機のホル
ダには、切削ユニット1が装着され、金型回転機構の回
転により外枠2が回転する。パンチプレス機から下降す
るハンマーヘッドには、ヘッド受け13が接し固定さ
れ、ヘッド受け13に対し外枠2が回転する。外枠2内
には増速機構としてのインナギヤ20,遊星ギア21,
センターギヤ22が設けられ、出力軸には切削工具とし
てのタップドリル50が設けられる。金型回転機構の回
転により増速機構で増速されタップドリル50は増速さ
れた高速回転して素材に対し切削加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチプレス機等の板
金加工装置に関し、特に、板素材に対するタップ加工を
行う板金加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】板金加工装置としてのパンチプレス機上
で板素材(以下素材という)にタップ加工を行う場合、
まずパンチ金型で素材にねじの下穴をあけ、その後下穴
にタップ加工を行うようになっている。このため、従来
のパンチプレス機では、パンチ加工する位置とは異なる
位置にタップ加工専用の電動ドリル形のユニット(以下
切削ユニット)を組み込んでいる。この方式のパンチプ
レス機でタップ加工する場合、X軸およびY軸方向に移
動可能なテーブルに素材を乗せ、素材を移動させて希望
する位置に下穴をあけた後、その下穴を切削ユニットの
位置まで移動させタップ加工するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のパン
チプレス機では、下穴をあける位置とタップ加工する位
置とがXY平面上で異なっていた。この方式の欠点はパ
ンチ可能なエリアとタップ加工可能なエリアとが完全に
一致しないため、下穴をあけてもタップ加工できないエ
リアが生ずることである。通常、XYテーブル上で素材
を移動させる場合は、素材をクランパで固定し、クラン
パをX軸及びY軸方向に移動させる機構を使う。従っ
て、パンチ加工範囲とタップ加工範囲を一致させるため
に素材のクランプ位置を最初の位置から換える、つまり
持ち替える作業を行う。しかし、この作業をすると計算
上の位置から僅かにずれるのは避けられない。最近の精
密板金加工の場合、このずれが致命的になることもあり
うる。また、持ち替える機能は複雑になる等の欠点もあ
る。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、ねじの下穴加工を行うパンチ位置とタ
ップ加工を行う位置とを一致させることができ、また、
通常の板金加工装置に特に大きな機能追加や従来の切削
ユニットを付加する事無くタップ加工を正確に行える板
金加工装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の板金加工装置は、上金型および下金型間の
素材をハンマーヘッド75の降下で打ち抜き加工し、か
つ、該上下の金型が回転自在な金型回転機構を有する板
金加工装置において、前記ハンマーヘッド75に接する
固定部13と、該金型回転機構の回転動力を受けて回転
する回転部2と、これら固定部13及び回転部2の相対
的な回転速度を増速する増速機構20,21,22と、
該増速機構20〜22の出力軸に取付けられた切削工具
50とからなる切削ユニット1を有し、該切削ユニット
1は、前記金型回転機構のホルダ63に装着自在なこと
を特徴としている。
【0006】
【作用】金型回転機構を有する板金加工装置のホルダ6
3には、打ち抜き加工時のポンチに代わり切削ユニット
1が着脱自在に装着される。切削ユニット1は、下降す
るハンマーヘッド75に接し固定される固定部13と、
金型回転機構により回転する回転部2を有し、固定部1
3に対し回転部2が相対的に回転する。回転部2内に
は、増速機構20,21,22が設けられ、出力軸の切
削工具50を増速して回転させる。
【0007】
【実施例】以下にその構造を詳細図によって説明する。
図1は、本発明の要部である切削ユニット1を示す側断
面図、図2は図1のA−A線断面図である。外枠2は、
インナギア20を持つ円筒形状である。この外枠2に
は、後述するパンチプレス機の金型ホルダーのキー溝と
かみ合うキー5を圧入固定したホルダーガイド3がネジ
止めされており、その反対側に軸受け蓋4がネジ止めさ
れている。また、円盤状の上及び下遊星ギアホルダ10
及び11の間にはインナギア20とかみ合う単数または
複数の遊星ギア21がベアリング30及び31を介して
組み込まれている。
【0008】更に、遊星ギアホルダ10および11の中
心部には遊星ギア21とかみ合うセンターギア22がベ
アリング32〜35を介して保持されている。なお、遊
星ギアホルダ10及び11は複数の支柱12で固定され
ており、その上部には突起14の付いたヘッド受け13
が取り付けられている。一方、センターギア22の下側
には、スプライン23が加工されており、これとかみ合
うタップホルダ41が組み込まれ、タップホルダ41に
は切削工具としてのタップドリル50がネジ止めされて
いる。又タップホルダ41はストッパー42に支えられ
ており、更にこれをはさむかたちでストッパ受43が組
み込まれている。
【0009】なお、タップホルダ41はストッパ42に
対して自由に回転できる。ストッパ42はガイド44を
スライド出来、圧縮バネ55及び56のバランスされた
位置に保持されている。
【0010】図3は、上記切削ユニット1が適用される
パンチプレス機70を示す斜視図である。プレス機本体
71には、平面扇形状のタレット台72が回動自在に軸
支されている。タレット台72には、複数対のポンチ7
3及びダイ74が一定間隔をおいて対向配置されてい
る。プレス機本体71には、ポンチ73の頭部上方にハ
ンマーヘッド75が設けられる。プレス機本体71の前
方には、素材100の位置決め装置77が設けられる。
位置決め装置77は、水平なX,Y方向に移動自在なキ
ャリッジ78を有しており、キャリッジ78には、クラ
ンプ手段79が設けられ、素材100が固定支持され
る。
【0011】そして、任意のポンチ73及びダイ74が
選択され、素材100がキャリッジ78により移動され
る。そして、ハンマーヘッド75下方の加工位置に打ち
抜き箇所が次々に設定され、この動作に合わせてハンマ
ーヘッド75が下降することにより、素材100にパン
チ穴を打ち抜き加工することができる。
【0012】そして、このパンチプレス機70は、実公
昭64−3546号公報に開示された金型回転機構を有
している。この金型回転機構を概略説明すると、プレス
機本体71には、サーボモータが設けられ、この駆動力
を回転軸および傘歯車を介して前記タレット台72上の
任意の一対の上金型および下金型のホルダを前記X,Y
方向に垂直なZ軸を中心として同一方向に回転させるも
のである。ホルダには、それぞれキー溝が設けられ、ポ
ンチ73およびダイ74にはこれに位置決めされるキー
が形成されており、ポンチ73およびダイ74同士の角
度を正確に合わせることができるようになっている。
【0013】また、このパンチプレス機70は、さらに
パンチ金型用のハンマーヘッドを任意の位置に停止出来
るかまたは任意の速度に制御可能となっている。そし
て、本発明では、金型回転機構が設けられたホルダに
は、前記ポンチ73,ダイ74に代わって前記切削ユニ
ット1が設けられるものである。図4は、パンチプレス
機70にこの切削ユニット1を装着した状態を示す断面
図である。
【0014】そして、本発明は前記金型回転機構を利用
してタップドリルを回転させ、ねじ切りによるZ軸方向
のタップドリルの移動をハンマーヘッドの動きで制御す
る。しかしながら、タップドリルを金型回転機構の回転
させる速度と同じにすると能率が悪い。なぜなら、本来
設けられるポンチ73とダイ74は、打ち抜き加工の精
度上、Z軸中心線のずれが厳しく規制されるので、回転
部の軸受けと軸の隙間は非常に小さく、しかも耐衝撃性
を高めるために滑り軸受けになっている。このような構
造は高速回転させると軸受けの焼付を起こし易いので低
速回転にならざるを得ない。本発明は、このような問題
も解決し、しかも通常使われるポンチ73,ダイ74と
同様に任意に取付取り外し出来るようにしてある。
【0015】次に、本装置を使用したネジ加工の例を説
明する。ホルダ63上部には、受板65が設けられ、受
板65は、ストッパ66及びバネ67によりホルダ63
に対し常時上方に付勢されいる。まず、素材100にあ
けられた所定の穴のZ軸センタを切削ユニット1のタッ
プドリル50のZ軸センタに一致させる。その後、プレ
ス機本体71のサーボモータを作動させ、ウォームギア
61を介してホルダ63を回転させる。
【0016】すると、ホルダ63のキー溝69と切削ユ
ニット1のキー5がかみ合っているため、本切削ユニッ
ト1全体が回転する。次に、突起14とかみ合うように
配置された凹部のあるハンマーヘッド75が徐々に下降
して突起14とかみ合い、ヘッド受13の回転を止め
る。
【0017】このことによって、金型回転機構による回
転は、固定部としてのヘッド受け13と回転部としての
外枠2との間で相対的に回転を生じる。そしてこの回転
は、外枠2内に設けられた増速機構により増速される。
増速機構は、ホルダ20に付属しているインナギヤ20
が回転し、遊星ギヤ21を介してセンタギヤ22を増速
する。すなわち、タップドリル50の回転は、センタギ
ア22の歯数をn、インナギア20の歯数をNとする
と、N/nの比率で増速されることとなる。したがっ
て、金型回転機構の回転速度を高速化せずに以前と同速
度でよく、切削ユニット1内に設けられた増速機構によ
り、タップドリル50に必要な回転数を得ることができ
る。
【0018】そして、ハンマーヘッド75が更に下降す
ると、タップドリル50は素材の穴に達しネジが加工さ
れる。その後、適当な時間でサーボモータを逆転させ同
時にハンマーヘッド75を上昇させる。なお、タップホ
ルダ141がZ軸方向に移動可能な構成により、ハンマ
ーヘッド75の速度とネジ加工時のタップドリル50の
速度と完全に一致しなくても不具合が生じることがな
い。
【0019】尚、上記切削工具としてのタップドリル5
0に代えて他の切削工具を設けることにより、パンチプ
レス機70による板金加工時にパンチ加工後のバリとり
又はエッジ面取り及びキリ穴加工にも応用することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、既存の金型回転機構を
有するパンチプレス機のホルダに切削ユニットを装着す
ることにより内蔵された増速機構により切削工具に必要
な回転数を得ることができる。パンチプレス機のホルダ
部分は、予め高精度に形成されているので、この切削ユ
ニットを装着するのみで精密に位置決めされた切削加工
を行うことができる。また、切削ユニットは増速機構を
内蔵した構成であるため、金型回転機構の速度を高速化
することなく切削工具の回転数を増速させることがで
き、ホルダ部分で用いられる滑り軸受けの焼付等の不具
合を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板金加工装置の要部である切削ユニッ
トを示す側断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】板金加工装置であるパンチプレス機を示す斜視
図。
【図4】パンチプレス機に切削ユニットを装着した状態
を示す図。
【符号の説明】
1…切削ユニット、2…外枠、13…ヘッド受け、20
…インナギヤ、21…遊星ギア、22…センターギヤ、
30,31…ベアリング、55,56…バネ、50…タ
ップドリル、63…ホルダ、70…パンチプレス機、7
5…ハンマーヘッド、100…素材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上金型および下金型間の素材をハンマー
    ヘッド(75)の降下で打ち抜き加工し、かつ、該上下
    の金型が回転自在な金型回転機構を有する板金加工装置
    において、 前記ハンマーヘッド(75)に接する固定部(13)
    と、該金型回転機構の回転動力を受けて回転する回転部
    (2)と、これら固定部及び回転部の相対的な回転速度
    を増速する増速機構(20,21,22)と、該増速機
    構の出力軸に取付けられた切削工具(50)とからなる
    切削ユニット(1)を有し、 該切削ユニットは、前記金型回転機構のホルダ(63)
    に装着自在なことを特徴とする板金加工装置。
JP33525393A 1993-12-28 1993-12-28 板金加工装置 Pending JPH07185975A (ja)

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