JPH10118723A - パンチプレス - Google Patents

パンチプレス

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JPH10118723A
JPH10118723A JP27500096A JP27500096A JPH10118723A JP H10118723 A JPH10118723 A JP H10118723A JP 27500096 A JP27500096 A JP 27500096A JP 27500096 A JP27500096 A JP 27500096A JP H10118723 A JPH10118723 A JP H10118723A
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Yoshito Inotsume
吉人 猪爪
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のパンチ,ダイを搭載し、ラム装置が各
パンチのセンタを常に打撃せしめてパンチのかじりを防
止するようにする。 【解決手段】 パンチホルダ21とダイホルダ17内に
位置決め可能なパンチガイド107とダイガイド127
を回動自在に設け、このパンチガイド107とダイガイ
ド127に複数個のパンチPとダイDを碁盤状に装着
し、このパンチPの直上にラムを上下動せしめる油圧シ
リンダ31を直交2軸方向(U,V軸方向)へ移動自在
に設けて構成した。したがって、多数のパンチPとダイ
Dをパンチガイド107とダイガイド127に搭載で
き、パンチPの直上へ油圧シリンダ31を位置決めでき
るのでパンチPのかじりを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチプレスに
係り、更に詳細には、パンチ,ダイホルダに回動自在に
装着したパンチ,ダイガイドに複数個のパンチ,ダイを
装着し、このパンチ,ダイを押圧するラム装置を直交2
軸方向へ移動位置決め自在にしたパンチプレスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば41/2 吋のマルチツール金
型を備えたパンチプレスは、3トラック方式のため、4
1/2 吋オートインデックスを使用して、パンチヘッドか
らオフセットしたパンチを打つ型式である。
【0003】より詳細には、図7を参照するに、パンチ
ヘッド201にて所定量L寸法オフセットした位置に設
けた複数個のパンチ203を打撃する型式のものであ
る。
【0004】また、特開平5−212462号公報で知
られている型式のものは、マルチツールホルダ上をスト
ライカがX,Y軸の2方向にシフトシリンダによって移
動するようになっている。
【0005】更に、実公平3−4411号公報で知られ
ている型式のものは、複数行、複数列のノーマル金型の
選択のため、ラムシリンダ自体が直交する2方向へ移動
可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチプレスでは、図7に示した型式の3トラック
方式では、オフセットしたパンチ203をパンチヘッド
201にて打撃するので、オフセット分だけ偏荷重がか
かりパンチ203がかじるという問題があった。
【0007】また、特開平5−212462号公報で知
られている型式では、ストライカのみの移動であり、ラ
ムは移動しないので、ラム,ストライカ間にオフセット
量が生じ、それにより偏荷重が生ずるという問題があっ
た。
【0008】更に、実公平3−4411号公報で知られ
ている型式では、ノーマル金型のみ使用する範囲ではオ
フセット量,偏荷重の問題はないが、マルチツール金型
を使用した場合の対策は何ら講じられていない。
【0009】この発明の目的は、多数のパンチ,ダイを
搭載し、ラム装置が各パンチのセンタを常に打撃せしめ
てパンチのかじりを防止するようにしたパンチプレスを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のパンチプレスは、フレーム
の長手方向に、複数のパンチを備えたパンチホルダと複
数のダイを備えたダイホルダを1軸方向へ移動位置決め
可能に設け、前記パンチホルダとダイホルダ内に位置決
め可能なパンチガイドとダイガイドを回動自在に設け、
パンチガイド,ダイガイド内に複数のパンチ,ダイを収
容し、前記これらのパンチの上方に上下動可能なラム装
置を直交2軸方向へ移動自在に設けてなることを特徴と
するものである。
【0011】したがって、パンチホルダとダイホルダに
装着した複数のパンチを備えたパンチガイドと、複数の
ダイを備えたダイガイドとを回動位置決め自在とし、各
パンチのセンタを打撃するラム装置を直交2軸方向へ移
動自在に設けたことにより、所望のパンチのセンタをラ
ムにて打撃することができ、パンチのかじりを防止でき
る。また、パンチガイド、ダイガイドを大径とすること
ができ、多数のパンチ,ダイを搭載できる。更に、従来
例と比べてもラム装置の移動による制御軸数は増加する
ことがない。
【0012】請求項2によるこの発明のパンチプレス
は、請求項1のパンチプレスにおいて前記複数個のパン
チとダイは多数行、多数列に碁盤状に配設してなること
を特徴とするものである。
【0013】したがって、碁盤状にパンチとダイをパン
チガイドとダイガイドに設けることにより、オフセット
量の単純化により制御系への入力を容易とし、パンチセ
ンタへの位置決めが容易となる。
【0014】請求項3によるこの発明のパンチプレス
は、請求項1のパンチプレスにおいて、前記複数個のパ
ンチのうち適宜箇所のパンチを角パンチとすることを特
徴とするものである。
【0015】したがって、丸形状以外の角形状のパンチ
ング加工が可能となり、角穴の方向を変えた加工ができ
る。
【0016】請求項4によるこの発明のパンチプレス
は、請求項1のパンチプレスにおいて、前記ラム装置が
油圧シリンダからなり、この油圧シリンダをラムキャリ
ヤに設けた駆動モータで直交2軸のうち1軸方向へ移動
自在に、前記ラムキャリヤをパンチホルダに設けた駆動
モータで直交2軸のうち他の1軸方向へ移動自在に設け
てなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、ラム装置である油圧シリンダ
は直交2軸方向へ移動自在となり、所望するパンチのセ
ンタ直上に位置決めすることができ、パンチのかじりを
防止するこができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】まず、理解を容易とするためにパンチプレ
スと付帯設備の全体的構成について概略的に説明する。
【0020】図3および図4を参照するに、パンチプレ
ス1は立設された門型形状の本体フレーム3を備えてお
り、この本体フレーム3は下部フレーム5と上部フレー
ム7とがサイドフレーム9でもって一体化されている。
前記本体フレーム3を構成する下部フレーム5と上部フ
レーム7には図3に示されているごとく、下部フレーム
5上にガイドレール11がY軸方向(図3において左右
方向、図4において上下方向)へ延伸して敷設されてい
る。また、上部フレーム7の下面にもガイドレール13
がY軸方向へ延伸して設けられている。
【0021】前記ガイドレール11上にはガイド15を
介してダイホルダ17がY軸方向へ移動自在に設けら
れ、また、前記ガイドレール13にはガイド19を介し
てパンチホルダ21がY軸方向へ移動自在に設けられて
いる。そして、ダイホルダ17とパンチホルダ21はU
字形状の連結部材23によって一体的に連結されて移動
体25が構成されている。前記パンチホルダ21はナッ
ト部材(図示省略)を介してY軸方向へ延伸したボール
ネジ27に螺合し、このボールネジ27の片端にはY軸
駆動モータ29が連結され、Y軸駆動モータ29は前記
本体フレーム3に固着されている。なお、ダイホルダ1
7とパンチホルダ21には複数個のダイDとパンチPが
装着されている。
【0022】前記パンチホルダ21の内部には、図3に
示されているごとく、ラム装置である油圧シリンダ31
がガイド33を介してラムキャリア35に設けたガイド
レール37上をU軸方向(図3において図面に直交する
方向)へ移動自在に設けられている。なお、符号39は
U軸駆動モータであり前記ラムキャリア35に固着さ
れ、ボールネジ,ナットを介して油圧シリンダ31をU
軸方向へ移動自在とするものである。
【0023】前記ラムキャリア35はガイド41を介し
て前記ガイドレール13に装着されていて、ボールネジ
45,ナット部材(図示省略)を介してV軸方向(図3
において左右方向)へV軸駆動モータ47の駆動により
移動自在に設けられている。なお、V軸駆動モータ47
は前記パンチホルダ21に固着されている。
【0024】上記構成により、パンチホルダ21とダイ
ホルダ17はY軸駆動モータ29の駆動によりY軸方向
へ移動自在となると共に、パンチPを打撃する油圧シリ
ンダ31はU軸駆動モータ39とV軸駆動モータ47と
を適宜駆動せしめることにより、所望するパンチPのセ
ンタ直上に位置決めすることができる。そして、油圧シ
リンダ31の作動によりパンチPを打撃してダイDとの
協働によりワークWに所望のパンチング加工を施すこと
ができる。
【0025】前記本体フレーム3の両側にはフロント,
リアテーブル49,51が設けられている。このフロン
ト,リアテーブル49,51にはそれぞれ第1,第2ワ
ーク移動位置決め装置53,55が設けられている。前
記フロントテーブル49の一側(図4において下側)に
は第1ワーク移動位置決め装置53のうちのクランプベ
ース57が設けられており、このクランプベース57上
にはX1 軸(図4において左右方向)方向へ延伸したX
1 軸用ボールネジ59が設けられている。
【0026】このX1 軸用ボールネジ59の右部には前
記クランプベース57上に設けられた軸受61に回転自
在に支承されていると共に、X1 軸用ボールネジ59の
左部は前記下部フレーム5に設けられた軸受63に回転
自在に支承されている。
【0027】前記X1 軸用ボールネジ59の右端には、
サーボモータなどのX1 軸用駆動モータ65が連結され
ている。また、前記X1 軸用ボールネジ59にはX1
用ナット部材67が螺合されており、このX1 軸用ナッ
ト部材67には第1ワーククランプ装置69としてのワ
ーククランプ71A,71Bを備えたX1 軸用キャレッ
ジ73が一体化されている。
【0028】上記構成により、X1 軸用駆動モータ65
を駆動せしめると、X1 軸用ボールネジ59が回転され
るから、X1 軸用ナット部材67、X1 軸用キャレッジ
73を介して第1ワーククランプ装置69のワーククラ
ンプ71A,71BがX1 軸方向へ移動し、ワーククラ
ンプ71A,71Bにて把持したワークWがX1 軸方向
へ移動されることになる。
【0029】前記リアテーブル51の一側(図4におい
て下側)には第2ワーク移動位置決め装置55のうちの
クランプベース75が設けられており、このクランプベ
ース75上にはX2 軸方向(図4において左右方向)へ
延伸したX2 軸用ボールネジ77が設けられている。こ
のX2 軸用ボールネジ77の左部は前記クランプベース
75に設けられた軸受79に回転自在に支承されている
と共に、X2 軸用ボールネジ77の右部は前記下部フレ
ーム5に設けられた軸受81に回転自在に支承されてい
る。
【0030】前記X2 軸用ボールネジ77の左端にはサ
ーボモータなどのX2 軸用駆動モータ83が連結されて
いる。また、前記X2 軸用ボールネジ77にはX2 軸用
ナット部材85が螺合されており、このX2 軸用ナット
部材85には第2ワーククランプ装置87としての複数
のワーククランプ89A,89Bを備えたX2 軸用キャ
レッジ91が一体化されている。
【0031】上記構成により、X2 軸用駆動モータ83
を駆動せしめると、X2 軸用ボールネジ77が回転され
るから、X2 軸用ナット部材85、X2 軸用キャレッジ
91を介して第2ワーククランプ装置87のワーククラ
ンプ89A,89BがX2 軸方向へ移動し、ワーククラ
ンプ89A,89Bにて把持したワークWはX2 軸方向
へ移動されることになる。なお、ワーククランプ89
A,89Bは図示を省略したがワークWをクランプ,ア
ンクランプ自在となり、位置を調節する位置調節機構を
備えて位置を調節できるようになっている。
【0032】次に、この発明の実施の形態の例としての
主要部であるパンチPを打撃するラムであるシリンダ3
1の移動機構について更に詳細に説明する。
【0033】パンチホルダ21には複数箇所に設けたベ
アリング93を介して回転支持部材95が回動自在に装
着されている。この回転支持部材95の外周にウォーム
ホイール97が形成され、このウォームホイール97に
噛合するウォームギヤ99は動力伝達部材101を介し
て駆動モータ103に連結されている。
【0034】上記構成により、駆動モータ103を駆動
せしめると、動力伝達部材101よりウォームギヤ99
が回転し、このウォームギヤ99に噛合したウォームホ
イール97を介して回転支持部材95は回動する。
【0035】前記回転支持部材95には、キー105を
介してパンチガイド107が上下方向へ移動自在に設け
られ、このパンチガイド107には図2に示されている
ごとく、複数個(本実施の形態の例では9個)のパンチ
Pが多数行、多数列に碁盤状に配設されている。
【0036】前記パンチガイド107に装着されたパン
チPは、パンチボディ109の下端に丸型あるいは角型
の打抜き部109Aが形成され、パンチボディ109の
上端にはパンチヘッド109Bが例えばネジなどにより
一体的に固定されている。また、前記パンチヘッド10
9Bとパンチガイド107の上面との間に、ワークWに
打抜き加工を施した後、パンチPをワークWから抜き取
るため外方へ付勢したストリップスプリング111が介
装されている。更に、前記パンチガイド107の上部に
形成したフランジ107Aと前記回転支持部材95の上
面との間に、パンチガイド107をワークWより浮かす
ため外方へ付勢したリフトスプリング113が介装され
ている。
【0037】一方、ダイホルダ17には、複数箇所に設
けたベアリング115を介して回転支持部材117が回
動自在に装着されている。この回転支持部材117の外
周にウォームホイール119が形成され、このウォーム
ホイール119に噛合するウォームギヤ121は動力伝
達部材123を介して駆動モータ125に連結されてい
る。
【0038】上記構成により、駆動モータ125を駆動
せしめると、動力伝達部材123よりウォームギヤ12
1が回転し、このウォームギヤ121に噛合したウォー
ムホイール119を介して回転支持部材117は回動す
る。なお、駆動モータ125は前述した回転支持部材9
5を回動せしめる駆動モータ103と同期して回転する
よう制御されている。
【0039】前記回転支持部材117には、ダイガイド
127が装着されていて、このダイガイド127に前記
パンチPと相対してダイDが複数個碁盤状に配設されて
いる。
【0040】前記パンチホルダ21の上端にはガイド1
9が設けられ、このガイド19は上部フレーム7の下面
にY軸方向(図1において左右方向)へ延伸して敷設さ
れたガイドレール13に装着されている。また、前記ガ
イドレール13にガイド41を介してラムキャリア35
が吊り下げられている。
【0041】ラムキャリア35にはU軸方向(図1にお
いて図面に直交する方向)へ延伸した複数のガイドレー
ル37が設けられ、このガイドレール37にガイド33
を介して油圧シリンダ31が装着されている。この油圧
シリンダ31に固着したナット部材129にU軸方向へ
延伸したボールネジ131が螺合し、ボールネジ131
の一端に従動プーリ133が設けられている。一方、前
記ラムキャリア35に固着したU軸駆動モータ39には
駆動プーリ135が装着され、この駆動プーリ135と
前記従動プーリ133とにタイミングベルト137が掛
回されている。
【0042】上記構成により、U軸駆動モータ39を駆
動せしめると、駆動プーリ135,タイミングベルト1
37,従動プーリ133を介してボールネジ131は回
転し、このボールネジ131に螺合したナット部材12
9を介して油圧シリンダ31はU軸方向へ移動されるこ
とになる。
【0043】前記ラムキャリア35にはナット部材(図
示省略)が設けられ、このナット部材に螺合したボール
ネジ45がV軸方向(図1において左右方向)へ延伸し
て設けられている。ボールネジ45の片端(図1におい
て右側)にはV軸駆動モータ47が連結され、このV軸
駆動モータ47は前記パンチホルダ21の側壁に固定さ
れている。
【0044】上記構成により、V軸駆動モータ47を駆
動せしめると、ボールネジ45が回転し、ナット部材を
介してラムキャリア35がV軸方向へ移動自在となるの
で、ラムキャリア35に設けた油圧シリンダ31もV軸
方向へ移動されることになる。
【0045】前記油圧シリンダ31にはピストン139
が内蔵され、このピストン139に一体的に形成された
ピストンロッド141にてパンチPを打撃する。
【0046】上述したごとく、U軸駆動モータ39とV
軸駆動モータ47を駆動せしめることにより、所望する
パンチPのセンタ直上に油圧シリンダ31を位置決めす
ることができ、油圧シリンダ31の作動により所望のパ
ンチPを打撃し、ダイDとの協働によりワークWにパン
チング加工が施される。
【0047】より詳細には、図2に示されたパンチPに
対して、原点からのパンチPのオフセット量Lをあらか
じめNC装置(図示省略)へ入力しておき、オフセット
量Lに応じた位置に油圧シリンダ31を移動してパンチ
ング加工を行うものである。
【0048】また、丸以外のパンチPsを方向を変えて
加工したい時は、図5および図6に示されているごと
く、まず、図5の状態は角形状のパンチPsにて加工を
行なう場合で、オフセット量Lに応じた位置に油圧シリ
ンダ31をV軸方向へ移動させてパンチング加工を施
す。
【0049】上記状態より45度傾けて角形状のパンチ
Psにて加工を行なう場合は、図6に示されているごと
く、パンチガイド107を図示を省略したが駆動モータ
103の駆動によりθ度(45度)回動する。そして、
油圧シリンダ31をV軸方向へオフセット量L×Cos
θ移動させると共に、U軸方向へオフセット量L×Si
nθ移動させることにより、油圧シリンダ31は角形状
のパンチPsの直上に位置決めできてパンチング加工が
施される。
【0050】したがって、油圧シリンダ31をV軸,U
軸方向に移動させることにより、所望のパンチPのセン
タ直上に油圧シリンダ31を位置決めしてパンチング加
工を行なうことができるので、パンチPのカジリを完全
に防止することができる。また、パンチガイド107,
ダイガイド127を大径のものにすることができ、多数
のパンチP,ダイDを搭載できる。更に、従来例で説明
した実公平3−4411号公報に記載された構成と比
べ、パンチガイド107,ダイガイド127を回転させ
ても油圧シリンダ31の移動はパンチP,ダイDの選択
と同じ機構で済み、制御軸数は増えない。
【0051】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行なうこと
により、その他の態様で実施し得るものである。例え
ば、パンチガイド107,ダイガイド127内のパンチ
P,ダイDの配列は千鳥状で良く、キー付にすれば角パ
ンチでも良い。また、パンチガイド107,ダイガイド
127内に入れるパンチP,ダイDのサイズは自由であ
る。
【0052】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例の説明より
理解されるように、請求項1によるこの発明によれば、
パンチホルダとダイホルダに装着した複数のパンチを備
えたパンチガイドと、複数のダイを備えたダイガイドと
を回動位置決め自在とした。また、パンチを打撃する上
下動可能なラム装置を直交2軸方向へ移動自在に設けた
ことにより、所望のパンチのセンタをラムにて打撃する
ことができ、パンチのかじりを防止することができると
共に、パンチガイド、ダイガイドを大径とすることがで
きるので、多数のパンチ,ダイを搭載できる。更に、従
来例と比べてもラム移動による制御軸数は増加すること
がない。
【0053】請求項2によるこの発明によれば、碁盤状
にパンチとダイをパンチガイドとダイガイドに設けたこ
とにより、オフセット量の単純化により制御系への入力
を容易とし、パンチセンタへの位置決めが容易となる。
【0054】請求項3によるこの発明によれば、丸形状
以外の角形状のパンチング加工が可能となり、角穴の方
向を変えた加工が可能となる。
【0055】請求項4によるこの発明によれば、ラム装
置を上下動せしめる油圧シリンダは直交2軸方向へ移動
自在となり、所望するパンチの直上に正確に位置決めす
ることができ、パンチのかじりを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、図3におけるI矢視
部の拡大断面図である。
【図2】図1におけるパンチガイドの平面図である。
【図3】この発明のパンチプレスの正面説明図である。
【図4】図3における平面説明図である。
【図5】角形状パンチを組込んだパンチガイドの平面説
明図である。
【図6】図5における作用説明図である。
【図7】従来例を示し、パンチの断面説明図である。
【符号の説明】
1 パンチプレス 3 本体フレーム 17 ダイホルダ 21 パンチホルダ 31 油圧シリンダ(ラム装置) 35 ラムキャリア 39 U軸駆動モータ 47 V軸駆動モータ 107 パンチガイド 127 ダイガイド P パンチ Ps 角パンチ D ダイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの長手方向に、複数のパンチを
    備えたパンチホルダと複数のダイを備えたダイホルダを
    1軸方向へ移動位置決め可能に設け、前記パンチホルダ
    とダイホルダ内に位置決め可能なパンチガイドとダイガ
    イドを回動自在に設け、パンチガイド,ダイガイド内に
    複数のパンチ,ダイを収容し、前記これらのパンチの上
    方に上下動可能なラム装置を直交2軸方向へ移動自在に
    設けてなることを特徴とするパンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記複数個のパンチとダイは多数行、多
    数列に碁盤状に配設してなることを特徴とする請求項1
    記載のパンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記複数個のパンチのうち適宜箇所のパ
    ンチを角パンチとすることを特徴とする請求項1記載の
    パンチプレス。
  4. 【請求項4】 前記ラム装置が油圧シリンダからなり、
    この油圧シリンダをラムキャリヤに設けた駆動モータで
    直交2軸のうち1軸方向へ移動自在に、前記ラムキャリ
    ヤをパンチホルダに設けた駆動モータで直交2軸のうち
    の他の1軸方向へ移動自在に設けてなることを特徴とす
    る請求項1記載のパンチプレス。
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Cited By (4)

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