JPH0718577B2 - 建物の空気調和装置 - Google Patents

建物の空気調和装置

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JPH0718577B2
JPH0718577B2 JP62334162A JP33416287A JPH0718577B2 JP H0718577 B2 JPH0718577 B2 JP H0718577B2 JP 62334162 A JP62334162 A JP 62334162A JP 33416287 A JP33416287 A JP 33416287A JP H0718577 B2 JPH0718577 B2 JP H0718577B2
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JP
Japan
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building
outdoor unit
air conditioner
air
air flow
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JP62334162A
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Inventor
敬正 志村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建物の空気調和装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の建物に設置される空気調和装置(エアコン)は、
室内機と室外機に分離されており、夏は冷房装置とし
て、冬は暖房装置として利用されている。この室外機
は、屋外に露出して設置されているのが一般的であっ
た。
しかし、この場合は、室外機が外見上から見苦しいとと
もにスペース的にも邪魔になっていた。
これを解決する技術として、特開昭59-122189号公報、
特開昭59-150278号公報に記載されているように、室外
機を建物の床下に設置するものが提案されている。この
技術は、床下に設置された室外機が床下内の空気を吸い
込み建物外に排出している。このため省スペースになる
とともに見栄えがよくなり、床下の換気が強制的に行え
て、建物の耐久性が向上するなどのメリットがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の室外機を床下に設置する技術
は、床下内の空気を吸い込み建物外に排出するために、
冬は室外機を通じて冷たい外気が床下に侵入し、部屋の
床温度を下げ、夏はその逆の現象が起こる。このため、
特に冬の部屋の暖房効果が損なわれる欠点があった。
この発明は上記の問題点を解消し、冷暖房の効率が向上
し、しかも省スペースになり、見栄えのよい建物の空気
調和装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記問題点を解決するためにその構成を、建
物の地下に気流路を設け、建物の床下に収納ボックスに
収納された空気調和装置の室外機を設け、上記気流管路
の上流端及び下流端を建物外に臨ませ、この気流管路と
室外機とを連通させ、収納ボックスに床下に面する開閉
蓋を設けてなることを特徴とする建物の空気調和装置と
した。
〔作用〕
この発明によれば、建物の床下に室外機が設置されてい
るから、室外機を風雨から保護することができる。そし
て、地下の気流路と室外機とが連通されているから、非
常に熱容量の大きい地熱が利用でき、冷暖房の熱交換効
率が向上する。しかも、気流路の上流端及び下流端が建
物外に臨んでいるから、床下空間を冬季に冷やすことが
ない。
〔実施例〕
次にこの発明の実施の一例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図において、1は地盤であり、この地盤1に基礎2
が構築され、この基礎2の上に建物3が設置されてい
る。
建物3の床下には空気調和装置の室外機41が設けられて
おり、建物3の部屋内には空気調和装置の室内機42が設
けられている。室外機41と室内機42とは冷媒ガス配管お
よび電気配線等で接続されている。
室外機41は、基礎2の開口に設けられた収納ボックス5
内に収納され、室外機41の排気が建物外になされる向き
に設置されている。
建物3の地下には気流路6が設けられており、この気流
路6に室外機41が連通されている。
気流路6は、建物3の床下の地盤1を深く堀り、大径の
ポリ塩化ビニル製パイプなどを埋設することにより形成
された配管61等からなっている。配管61は地表面から20
cm以上深く埋設されているのが、地熱を有効利用でき、
しかも床下空間を冷やすなどの悪影響がでなくなり好ま
しい。気流路6の上流端62は基礎2に設けられた開口に
連結されて建物外に臨まされている。気流路6の下流側
は前記収納ボックス5に配管61が連結され、下流端63が
建物外に臨むようになっている。
収納ボックス5には、開閉蓋51が設けられており、床下
空間と連通することもできるようになっている。開閉蓋
51を開いて床下空間と連通すると、室外機41の送風機を
利用して、床下空間の換気を行うことができる。この場
合は、基礎2に設けられた換気口21から建物外の空気を
導入し、室外機41のところから排出することになる。こ
の際、床下に温度と湿度のセンサーを設置しておき、開
閉蓋51をモータなどで自動開閉できる機構にし、センサ
ーと開閉蓋が連動できる構成にして、床下空間の温度や
湿度によって開閉蓋51のコントロールを自動的に行うよ
うにしてもよい。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
冬季に空気調和装置を作動させて暖房運転を行うと、室
内機42から温風が送出される。この時、室外機41はその
送風機によって気流路6から空気を吸入するとともに建
物外に排出して熱交換を行う。建物外から導入された気
流路6内の空気はこれよりも温度の高い地熱によって温
められて室外機に達し、効率のよい熱交換を行う。この
際、開閉蓋51を閉じておけば、床下空間を室外機41によ
って換気することがないので、床下空間が冷却されるこ
とはない。
夏季に冷房運転をする場合は、逆に外気よりも温度の低
い地熱を利用して効率のよい熱交換を行う。
床下空間の換気は、湿度の高い梅雨などに必要に応じて
開閉蓋51を開いて行えばよい。
次にこの発明の第2の実施例について、第2図を参照し
て説明する。
この実施例は、室外機41を基礎2の内側の床下に設置し
た例を示すものである。
収納ボックス5が基礎2の内側に設けられており、その
中に室外機41が設置されている。基礎2には開口22が設
けられており、この開口22と収納ボックス5とが連通さ
れている。地下の気流路6は前記実施例と同様に配管61
などから構成されている。この場合は、基礎2の開口22
が気流路6の下流端63となっている。冷暖房運転につい
ては、前記実施例と同様にして行えばよい。
この実施例の場合は、室外機41が基礎2の内側に設置さ
れているから、風雨からの保護がより確実に行える。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもこ
の発明に含まれる。例えば実施例では室外機41の収納ボ
ックス5を用いたが、これを用いずに、室外機の空気吸
入口、空気排出口に配管61を直接連結するようにしても
よい。
〔発明の効果〕
この発明の建物の空気調和装置は、上述の通りの構成と
されているので、床下空間を冬季に冷却したり、夏季に
加熱することがなく、しかも熱容量の大きい地熱が利用
できて冷暖房の熱交換効率が向上する効果がある。ま
た、省スペースになり、見栄えのよいものになるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施の一例を示す断面図、第2図は
この発明の第2の実施例を示す一部切欠断面図である。 1……地盤、2……基礎、3……建物、41……室外機、
42……室内機、5……収納ボックス、51……開閉蓋、6
……気流路、61……配管、62……上流端、63……下流
端。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の地下に気流管路を設け、建物の床下
    に収納ボックスに収納された空気調和装置の室外機を設
    け、上記気流管路の上流端及び下流端を建物外に臨ま
    せ、この気流管路と室外機とを連通させ、収納ボックス
    に床下に面する開閉蓋を設けてなることを特徴とする建
    物の空気調和装置。
  2. 【請求項2】室外機が気流管路の下流端に設けられたも
    のである特許請求の範囲第1項記載の建物の空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】室外機が気流管路の途中に設けられたもの
    である特許請求の範囲第1項記載の建物の空気調和装
    置。
JP62334162A 1987-12-28 1987-12-28 建物の空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0718577B2 (ja)

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